JPS6315843A - カメラ部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は寸法精度、剛性に優れ、特に外観の優れたポリ
カーボネート製のカメラ部品に関する。

［従来技術］ カメラの組立て用部品は精密性９寸法安定性。

適度の剛性が要求される。この要求を満足する成形材料
として黒色に着色されたガラス繊維強化芳香族ポリカー
ボネー１へ樹脂が使用されてきたが、近年カメラは機能
と同時にアクセサリ−としての装飾性が要求されるよう
になり、従ってその組立て用部品は精密性９寸法安定性
、適度の剛性、並びに外％（２の美しさが要求されるよ
うになった。

黒色に着色された芳香族ポリカーボネート樹脂で成形さ
れたカメラ部品は、精密性、外観は優れる寸法安定性が
不充分であり、黒色に着色されたガラス繊維強化芳香族
ポリカーボネート樹脂で成形されたカメラ部品は精密性
１寸法安定性、剛性は優れるが外観に問題がある。これ
を解決するためにガラスのミルドファイバーを単独で又
はチョツプドストランドと併用して用い、黒色に着色さ
れたガラス繊維強化芳香族ポリカーボネー１〜樹脂でカ
メラ部品が成形されたが、外観の問題を解決するために
は不充分である。

［発明の目的］ 本発明は寸法精度、剛性に優れ、特に外観の優れた、芳
香族ポリカーボネート製のカメラ部品を提供覆ることを
目的とする。

本発明におけるカメラ部品とは通常樹脂化されている部
品であり、代表的な例としてはボディー。

前カバー、裏ブタ、底カバーなとがあげられる。

し発明の構成コ 本発明は芳香族ポリカーボネート９９．５〜９５．０重
量％とアクリル系弾性重合体０．５〜５．０重間％から
成る混合物１００重帛含酸、ガラスｍ１ｆｔ５〜５０重
石部及びカーボンブラック１〜３重量部とが配合された
組成物を成形して得られたカメラ部品である。

本発明において使用する芳香族ポリカーボネートは、２
価フェノールより誘導される平均分子量１０．０００〜
１００，０００．好ましくは１５．０００〜６０，００
０のポリカーボネートであり、通常２ｉｌｌｌｉフエノ
ールとカーボネート前駆体との溶液法あるいは溶融法で
製造される。２１ｉｆ［ｉフェノールの代表的な例を挙
げるとビスフェノールＡ　［２，２−ビス（４−ヒドロ
キシフェニル）プロパン］、ビス（４−ヒドロキシフェ
ニル）メタン、１．１−ビス（４−ヒドロキシフェニル
）エタン、２．２−ビス（４−ヒドロキシ−３−メチル
フェニル）プロパン等がある。好ましい２価フェノール
はビス（４−ヒドロキシフェニル）アルカン系化合物、
特にビスフェノールＡである。２価フェノールは単独で
、あるいは２種以」二混合して使用することができる。

また前記力−ボネー１へ前駆体としては、カルボニルハ
ライド、カーボネートあるいはハロポルメート等を挙げ
ることができる。

代表的な例としては、ホスゲン、ジフェニルカーボネー
１〜，２価フェノールのジハロポルメート及びこれらの
混合物があげられる。

芳香族ポリカーボネートの製造に際しては適当な分子量
調整剤１分岐剤、触媒等も使用できる。

本発明において用いられるアクリル系弾性重合体は、ア
クリル酸エステルを主成分とするメタクリル酸エステル
、ブタジェン、スチレン、アクリロ二１〜リル等の如き
共重合上ツマ−との共重合体ぐあって、例えばアルキル
基の炭素数が２〜１２のアクリル酸アルキル（例えば２
−エチルへキシルアクリレート、ｎ−ブチルアクリレー
ト等）４０〜９５重量％とブタジェン５〜４０重量％と
メチルメチクリレートＯ〜３０Ｍ＠％及びｏ、ｏｉ〜３
重量％の一３＝ 架橋剤（例えばエチレンジメタクリレ−１〜等）から２
）る混合単量体を乳化重合し、これに凝集剤を添加して
得られる平均粒径０．１〜０，３μの架橋ゴム共重合体
５０〜８０重量部を含むラテックスに、まずスチレン２
０〜ｇｏ１１％とメチルメタクリレ−１〜２０〜５０重
量％とアクリロニトリル０〜６０重量％および架橋剤（
例えばエチレンジメタクリレート。

ジビニルベンゼン等）０．１〜２重量％の混合単量体１
０〜４０重吊部を添加重合した後、架橋剤（例えばエチ
レンジメタクリレート、ジビニルベンゼン等）０．１〜
４重量％を含むアルキル基の炭素数が１〜４のメタクリ
ル酸アルキル（例えばメチルメタクリレート等）５〜２
５重量部を更に添加重合して得られる多成分系樹脂であ
る。かかるアクリル系弾性重合体の具体例としては県別
化学工業■から製品名ＨＩＡ−１５として市販されてい
るものが例示される。

本発明において使用するガラス繊維は、通常ポリカーボ
ネートに使用されるものであれば差支えない。好ましい
ガラス繊維は径６〜２０μで、成形−４＝ 量中のガラスｉ１Ｍの長さは０．０５〜０．５Ｍである
。

又ガラス繊維は樹脂との親和性を向上させる目的で、シ
ランカップリング剤等の表面処理、取扱性を向上させる
目的でアクリル系樹脂、ウレタン樹脂等で集束処理が施
されてあっても良い。

本発明において使用するカーボンブラックは、通常ポリ
カーボネートに使用されるものであれば差支えない。具
体例としては三菱化成工業■のカーボンブラックＭＡ−
１００，ＭＡ−６００，ＭＡ〜９５０などを挙げること
ができる。

本発明のカメラ部品は前記４種の成分を混合したものを
成形することによって得られる。混合割合は、芳香族ポ
リカーボネート９９．５〜９５．０重間％、より好まし
くは９９．０〜９７．０重量％とアクリル系弾性重合体
０．５〜５．０重量％、より好ましくは１．０〜３．０
重量％から成る混合物１００重量部に対して、ガラス繊
Ｎ５〜５０重邑部、カーボンブラック１〜３重量部の範
囲である。

アクリル系弾性重合体の量が５．０重量％を越えると成
形品の剛性が不充分になり、０．５重量％未渦では外観
を満足するには不充分である。

ガラス繊維の量が５０重量部を越えると成形が困難にな
り外観も悪くなり、５重量部未満では剛性。

Ｍ法安定性が不充分である。

カーボンブラックの量が１．０重量部未満では光線もれ
を起こしやすく、３重量部を越える量は必要でない。

混合および成形には公知の方法を適用することができる
。例えば前記の４種成分をタンブラ−１Ｖ型ブレンダー
、ナウターミキザー等で混合し、そのまま或は押出機を
通してペレット化して後、主として射出成形によって成
形される。

更に本発明の目的を損わない範囲で混合時あるいは成形
時に有効発現量の安定剤、Ｗ型剤を添加しても良い。

［発明の効果コ かくして得られた本発明のカメラ部品は寸法精度、剛性
に優れ、特に外観に優れているので、これを使用して組
立てたカメラは顧客に充分な満足感を与えることができ
る。

［実施例］ １ス下に参考例及び実施例を挙げて本発明の詳細な説明
する。

参考例１〜５ 芳香族ポリカーボネート（帝人化成■：パンライトＬ−
１２５０）　　（表中ＰＣで示す）、アクリル系弾性重
合体（県別化学工業■：１−（ＴＡ−１５）、ガラス繊
維（日本紡績■）及びカーボンブラックＭΔ−１００（
三菱化成（（ル）を表−１の組成に示ず割合でブレンダ
ーで混合した後、３０＃φベント式押出機（ナカタニ銖
製：ＶＳＫ−３０）を用い、シリンダ一温度３００℃に
て押出し、ペレット化した。

このペレット　１２０℃で８時間乾燥した後、射出成形
機（住友サイキャップ３４８０／　１５０）を用い、シ
リンダ一温度３２０℃・金型温石１１０℃の条件で６．
４．　Ｘ　１２，７喘Ｘ　１２７ｍの曲げ試験片を成形
し、曲げ弾性率を測定した。また同じ条件で評価法に記
載の成形品を得て以下記載の評価法によって外観を評価
した。

結果を表−１に示す。

評価法 ガラス繊維の流れもよう： ゲート部付近に樹脂の流れを乱流にする穴付きの見本板
を成形しガラスｍｍの流れもようの目立ちにくさを目視
にて３段階に評価した。

○（目立ちにくい） △（少し目立つ） ×（目立つ） ガラスｔＪＡＮの浮き： ９０ＩＲＭｘ　５０．Ｍ　ｘ　２Ｈの角板を成型し表面
を目視にてガラスｌ１ｉｒ４の浮きを３段階に評価した
。

Ｏ（目立ちにくい △（少し目立つ） ×（目立つ） 参考例４ アクリル系弾性重合体を除いた以外は参考例１と同様の
方法によって、同様の成形品を得、測定した。結果を表
−１に示す。

参考例５ ガラス繊維を除いた以外は参考例１と同様の方法によっ
て同様の成形品を得、測定した。結果を表−１に示す。

実施例１〜３ 第１図のカメラの前カバーの成形金型を用いて、参考例
と同様の方法によって成形を行なって以下の記載の評価
法によって評価した。結果を表−２に示す。

評価法 ガラスの浮き： 表面を目視にてガラスの浮きを３段階に評価した。

○（目立ちにくい） △（少し目立つ） ×（目立つ） 成形収縮率： 三次元測定機（三豊■製「Ｊ−６０４）で寸法を測定し
評価した。

比較例１ アクリル系弾性重合体を除いた以外は実施例１と同様の
方法によって、同様の成形品を冑、測定した。結果を表
−２に示す。

比較例２ ガラスｍＨを除いた以外は実施例１ど同様の方法によっ
て同様の成形品を得、測定した。結果を表−２に示す。

これは外観は良好であるが剛性が不充分であるため、カ
メラ部品としては不適当であった。

表−２ 率

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のカメラ部品の一例である。 Ａ部はシボ加工（日本エツチングＨＮ−２１）であり、
Ｂ部はダイヤカットであり。イ１１ロ、ハそれぞれ１２
５ｍｍ、　１０馴、７５線である。 第１図 イ 手続補正書 昭和６１年１１月２タ日 ！１寺肖午庁長官煩Ｑ １、事ｆ１の表示 特願昭　６１−１５７７９７　　号 ２、発明の名称 カ　　メ　　ラ　　部　　品 ３、補正を１−る者 事件との関係　特許出願人 代表各　　山　　峡　　芳　　樹 ５、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ｌｌｌ１ｕｌｌ耶ＵｌｔｎＴＡ５１只＊＋ＤＩ−ＪＵノ
１Ｑ）Ｊ（ム３（〕Ｌ１’ＬＪｆ（２）明細出用８頁下
から第７行の１ペレツト　１２０°Ｃ−１を「ペレッｌ
−を１２０℃」と訂正する。 以」ニ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）芳香族ポリカーボネート９９．５〜９５．０重量
   ％とアクリル系弾性重合体０．５〜５．０重量％からな
   る混合物１００重量部と、ガラス繊維５〜５０重量部及
   びカーボンブラック１〜３重量部とが配合された組成物
   を成形して得られたカメラ部品。