JPS63157085A

JPS63157085A - 車輌用後方警戒器

Info

Publication number: JPS63157085A
Application number: JP61304872A
Authority: JP
Inventors: Mineo Okamoto; 峰雄岡本
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1986-12-20
Filing date: 1986-12-20
Publication date: 1988-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、超音波送受波器などを用いて車輌後方の障害
物を検知し運転者に警告する車輌用後方警戒器に関する
。

（従来技術）従来から、車輌の後方の障害物を検出するために、超音
波送波器により超音波を車輌の後方へ送波し、障害物か
らの反射波を超音波受波器により受波し、運転者に警告
するようにした車輌用後方警戒器は、例えば特開昭５９
−４０１８２号公報に示されるように知られている。

このような車輌用後方警戒器においては、通常、電源が
投入されたとき、そのシステム自体が正常に動作してい
るかどうか、電源投入後の一定時間、確認するような構
成を備える。ところが、仮にそのシステムが正常であっ
ても、車輌が後進（バック）するときは必ずしも直進す
るとは限られず、カーブしながら、バックすることも多
い。このとき、後進動作直後にカーブしようとするなら
ば、カーブしようとする方向の障害物をも予め確認でき
るようにしておけば、後進動作に入ったときの安全性は
さらに高められる。ここで、障害物検知領域（エリア）
を常に広くしておくと、車輌が狭い所をバックするとき
、常に警報を発して使用上、問題があるので、後進スタ
ート時の一瞬の短い時間だけ（後進スタート直前もしく
はその直後）検知エリアを広げ、車輌が後方への移動状
態となったときに通常の検知エリアに戻すといった対策
が必要となる。

（発明の目的）本発明は、上記背景に基づきなされたもので、車輌がバ
ックするとき、僅かの時間だけ車輌後方の障害物検知領
域を拡げることにより、発進直後にカーブすることがあ
っても、そのカーブ方向における障害物の存在を確実に
認識することが可能な車輌用後方警戒器を提供すること
を目的とする。

（発明の構成）本発明は、車輌後方域に障害物検知用の信号を送受波し
障害物の存在を検知する手段を有し、車輌が後方に移動
するとき車輌後方の障害物を検知し運転者に警告するよ
うにした車輌用後方警戒器において、車輌が後方に移動
する態勢になった直後の所定時間、前記送受波信号によ
る障害物検知領域を拡大する構成とした車輌用後方警戒
器にある。

この構成により、車輌が後方に移動するとき、車輌が移
動開始直後にカーブするときであっても、そのカーブ方
向における障害物の検知が確実になされ、また、その一
定時間後には通常の障害物検知領域に戻るものである。

（実施例）第１図、第２図は本発明の一実施例として超音波送受波
器を用いた後方警戒−を車輌の後方に装備した場合の検
知エリア等を示す。これらの図において、１は車輌、２
は車輌１の後方のバンパー、３はバンパー２に装着され
た超音波による後方警報器、４は置物などの障害物、５
は後方警報器３による通常の検知エリア、６は本発明の
特徴とするところの拡大された検知エリアで、これは、
車輌が後方に移動する態勢になった直後の所定時間だけ
とり得るように構成されている。

この拡大された検知エリア６をとる時間は、車輌１のギ
ヤがバックに入り、車が未だ発進していないか、極く僅
かの距離しか進んでいない所定のチェック時間を設定す
ればよい。この拡大された検知エリア６により、通常の
エリア５では検出できない障害物４を検出できる。した
がって、運転者が第１図の矢印のように車を進行させよ
うにするとき、発進時に障害物が存在することを予め確
認することができる。そして、上記チェック□時間”が
終り、通常のエリアの戻ったとき、運転者はそのエリア
に基づき警戒しながら車を運転することができる。

次□に、後方警報器３の具体回路構成例を第３図により
説明する。第３図において、積分回路（Ｉ）１１は、電
源投入と同時に積分を始め、その電位が成るレベルに達
すると次段の単安定マルチ（１”）１２を駆動し、この
単安定マルチ（１）１２の信号により積分された電荷は
ズイツチング回路（Ｉ”）１３により放電される。

前記単安定マルチ（１）１２は、積分回路（１）１１の
信号を受けて一定時間、ゲート回路１４、スイッチング
回路（１）１３および単安”定マルチ（■）１５を駆動
する信号を出力する。前゛記ゲー・ト回路１４は、単安
定マルチ（１）１２への信号を受けて一定時間後、信号
を出力し、その信号を後記積分回路（Ｉｉ）２３に送る
ものでいわゆる検出の距離を決定する。

前記単安定マルチ（ＩＩ）１５は、単安定マルチ（１）
１２の信号を受けて一定時間信号を出力する。この信号
は送受波器１８に印加する駆動の時間本決定する。また
、この信号でフリップ・フロップ回路２４Ｇ′リセツト
する。

発振回路１６は、単安定マルチ（ＩＩ）１−５の信号を
受けて単安定マルチ（ｎ）１５で決められた時間、送受
波器１８を駆動するための高周波信号を作る。

ドライバー１７は発振回路１６で作られた高周波信号を
送受波器１８を駆動するために必要なし□ベルの信号に
する。

送受波器１８はドライバー１７からの送波信号により超
音波を送波し、障害物１９からの反射波を受波し、受波
信号を得るものである。この送受波器１８は送波と受波
とが別体の部材により行なわれるものであってもよい。

増幅回路２０は、送受波器１８からの微弱な反射の受波
信号を一定レベルまで増幅する。検波回路２１は増幅さ
れた反射波受波信号の周波数の高周波成分を取り去った
包路線のみを検出する。

レベル検出回路２２は、検波回路２１の出力成分のレベ
ルが所定のレベルまで達しているかどうか判定する。

積分回路（ｎ）２３は、所定のレベルに達した入力信号
の時間的な幅が所定の時間幅があるかどうか判定するも
ので、この時間が所定幅より短いと電気ノイズなど検知
物体の反射波でないと判断される。ここで、前記ゲート
回路１４からゲート信号が印加され、入力波が所定の時
間内（ゲート内）にあるかどうかの判定も行なわれる。

フリップ・フロップ回路２４は、積分回路（ｎ）２３に
おいて所定の時間幅があり、ゲート内にあると判断され
る入力波があるとき、その信号によりフリップ・フロッ
プ回路駆動することにより、その信号の存在をメモリー
する。そのメモリーは単安定マルチ（ＩＩ）１５により
、リセットされ、反射波（入力波）がなくなればメモリ
ーされなくなる。

スイッチング回路■２５は、フリップ・フロップ回路２
４のメモリー信号が存在する間、表示器２６を駆動する
ための回路であり、表示器２６はＬＥＤやブザー等を用
いて運転者に目や耳で警戒を与えるためのものである。

タイマー回路２７は、車のギヤをバックに投入すると警
戒器に電源スィッチ２８を通して電源が供給されると同
時に、所定時間、利得可変回路２９を駆動する信号を出
力し、利得可変回路２９は、前記タイマー回路２７の働
いている間（これが上述チェック時間となる）増幅回路
２０の利得を高めて、送受波器１８による障害物の検知
エリアを拡大する機能を有するものである。

前記増幅回路２０、利得可変回路２９の具体例を第４図
に示す。同図に示すように、利得可変回路２９のトラン
ジスタＴｒｉにより増幅回路２０のトランジスタＴｒ２
の負荷抵抗Ｒを短絡してやることにより、増幅回路２０
の利得を高めることができる。

前記第３図に示す構成でなる後方警報器の動作のタイム
チャートは第５図に示すごとくなる。同図において、タ
イマー回路２７の出力時間ｔがチェック時間に相当し、
この時間内は増幅回路２０の増幅率は高くなる。したが
って、増幅回路２０の出力波形をみると、障害物４（第
１図）の反射波のうち、タイマ一時間を内の２回の反射
波Ｓｌ。

Ｓ２は十分大きくなり（破線で示す）、３回目の反射波
Ｓ３はタイマ一時間外であるため小さくなる。この結果
、先の２回の反射波Ｓｌ、Ｓ２はレベル検出回路２２の
スレッショルドレベル（しきい値）Ａを越えて、したが
ってスイッチング回路（ｎ）２５を駆動し、表示器２６
を働らかせることができる。一方、３回目の反射波Ｓ３
はスレッショルドレベルＡを越えないため、表示器２６
を働かすことはできない。なお、タイマ一時間ｔの後に
は、第５図の反射波Ｓ４に示すように通常の検知エリア
に入った障害物を検出するようになる。

このように増幅回路２０の増幅率を高めることで、障害
物が通常の検知エリアより若干、外側に位置していても
、その反射波レベルが上がるため、一定のレベル検出を
行なうしきい値を越えて障害物の存在が検知され、実質
的に検知エリアが拡大されたことになる。

なお、−書物の検知エリアを拡大するための手段として
、上記実施例では利得可変回路２９を用いて増幅回路２
０の増幅率を高めるものを示したが、このような構成の
他に、送受波器１８自身の検知エリアを物理的に拡大し
得るように構成することも考えられる。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、車両が後方に移動する態
勢になった直後の所定時間だけ、障害物検知領域を拡大
するようにしたものであるので、後方移動（バック）を
始めると同時にカーブしようとする場合などにおいて、
移動開始前にその方向に障害物が存在しないかどうかを
確認することができ、後方警戒機能が向上し、運転者が
より一層、安全な運転を行なうことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による車輌用後方警戒器を備
えた車両の上面図、第２図は同側面図、第３図は同警戒
器の一構成例を示す回路ブロック図、第４図は同回路に
おける増幅回路および利得可変回路部の一具体例を示す
回路図、第５図は同警戒器の動作のタイムチャートであ
る。１・・・車輌、３・・・後方警戒器、１８・・・送受波
器、２０・・・増幅回路、２６・・・表示器、２７・・
・タイマー回路、２９・・・利得可変回路。特許出願人　　　　　　松下電工株式会社代　理　人　
　　　　　弁理士　小谷悦司同　　　　　　　　弁理士
　長１）正量　　　　　　　　弁理士　板谷康夫第１図第２１２］

Claims

【特許請求の範囲】

１、車輌後方域に障害物検知用の信号を送受波し障害物
の存在を検知する手段を有し、車輌が後方に移動すると
き車輌後方の障害物を検知し運転者に警告するようにし
た車輌用後方警戒器において、車輌が後方に移動する態
勢になった直後の所定時間、前記送受波信号による障害
物検知領域を拡大する構成としたことを特徴とする車輌
用後方警戒器。