JPS6315661B2 - - Google Patents

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JPS6315661B2
JPS6315661B2 JP57096905A JP9690582A JPS6315661B2 JP S6315661 B2 JPS6315661 B2 JP S6315661B2 JP 57096905 A JP57096905 A JP 57096905A JP 9690582 A JP9690582 A JP 9690582A JP S6315661 B2 JPS6315661 B2 JP S6315661B2
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JP
Japan
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optical
case
optical component
optical axis
leaf spring
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JP57096905A
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JPS58215739A (ja
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Kuniaki Oohashi
Toshio Sugyama
Masatake Myagawa
Koichi Noto
Shinichiro Mogi
Yoshihiro Saeki
Masataka Shiba
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS58215739A publication Critical patent/JPS58215739A/ja
Publication of JPS6315661B2 publication Critical patent/JPS6315661B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光学的情報再生用ピツクアツプの改
良に係り、光学部品を組込むためのケースの製作
を容易ならしめ、光学部品の組込みを簡略化する
と共に、光学部品の再調整をなくした光学的情報
再生用ピツクアツプに関する。
光学的情報再生用ピツクアツプは、複数個の光
学部品から成つており、これら光学部品の光軸を
厳密に一致させる必要がある。
従つて、それぞれの光学部品、及びこれら光学
部品を組込むためのケースは、精度の高い工作が
要求される。
又、ケースに複数の光学部品を組込むに際して
も、厳密な精度が要求される。
以下、第1図に光学的情報再生用ピツクアツプ
の代表例を示し、その概略を説明する。
光学的情報ピツクアツプは、レーザダイオード
1、集光レンズ2、回折格子3、偏向プリズム
4、λ/4板5、ミラー6、アクチユエータ7、
シリンドリカルレンズ9、デイテクタ10の光学
部品をケース11に組込まれ構成される。
レーザダイオード1で発光したレーザ光は、レ
ーザダイオード1の点光源からある広がりをもつ
て集光レンズ2に入射し、この集光レンズ2に入
射したレーザ光は、平行光線となつて回折格子3
を通り、偏向プリズム4に至る。この偏光プリズ
ム4に入射した光は、そのまゝ透過するように、
レーザダイオード1部で発光するレーザ光は、予
め特定方向に偏光するように設定されている。
このようにして、偏向プリズム4を透過してき
た光は、λ/4板5にて直線偏光から円偏光に変
換され、さらにミラー6によつて光軸が90゜曲げ
られ、アクチユエータ7に入射される。この光ビ
ームはアクチユエータ7に設置されている対物レ
ンズ8を介して、デイスク面12に照射される。
このデイスク面12には、トラツク間隔数μm、
深さλ/4(λ=トラツク方向へのレーザ光波長)
のピツトが設けられており、このピツトの有無を
デイスク面12に対し相対的にトラツク方向にピ
ツクアツプを送ることにより、デイスク面12よ
り信号を読み出す。
デイスク面12が回転している時は、デイスク
面12の平面度誤差によつて、対物レンズ8とデ
イスク面12との間の間隙が変動する。この間隙
の変動を一定にするためにアクチユエータ7部は
常に光軸方向(フオーカス方向)にサーボがかけ
られ、デイスク面12のピツト記録面に対し常に
レーザビームが約1μm径に集光するよう調節され
る。
又、アクチユエータ7は、上記フオーカス方向
以外に、デイスク面12に数μピツチで並んで刻
まれているトラツクに対し、ジツタ方向(接線方
向)とトラツキング方向(トラツクの半径方向)
にも移動可能になつており、検出している特定の
トラツクから前記レーザビーム集光が外れないよ
うになつている。
上述したアクチユエータ7のフオーカス方向、
ジツタ方向及びトラツキング方向の三次元移動制
御は、フオーカス方向についてはアクチユエータ
7によつて行ない、他のジツタ方向とトラツキン
グ方向については、二個の振動ミラーによつて行
なうか或は、電気処理と振動ミラーとの組合せに
よつて行なう等各種の制御方法が考えられてい
る。
このようにして、アクチユエータ7を三次元方
向に移動させ、デイスク面12の平面度の誤差、
デイスク面12に刻まれたトラツクの偏心に対し
て追従移動させ、レーザビーム光を常に検出して
いる特定のトラツクに約1μmの径で集光させ、デ
イスク面12に記録されている情報を安定して取
出すものである。
デイスク面12から反射したレーザ光は、光速
の進む方向が180゜変換されるため入射光とは逆廻
りの円偏光となつて、入射光と同一光路を戻つて
λ/4板5に入射し、レーザダイオード1から出
た偏光ビームに対して直線偏光の向がλ/2に変
換された直線偏光となる。
この直線偏光は、偏光プリズム4によつて90゜
曲げられ、アクチユエータ7のフオーカス方向制
御のために設けられたシリンドリカルレンズ9を
介してデイテクタ10に至る。
このようにレーザダイオード1からデイテクタ
10までの光路に介在されたそれぞれの光学部品
は、光軸方向に対して特定の位置に配設され、且
つそれらの部品は、光軸に対し直角平面乃至は特
定の角度を持つた平面内(以下これを光学部品の
光軸面という。)に高精度にケースに配設固定さ
れている。
従来の光学部品の組込みは、第1図乃至第5図
に示すようにして行なわれていた。
即ち、第1図に示すように、光軸l―lに配設
される光学部品であるレーザダイオード1、集光
レンズ2、回折格子3、偏光プリズム4、λ/4
板5、ミラー6及び光軸g―gに配設される偏光
プリズム4、シリンドリカルレンズ9、デイテク
タ10の各光学部品の寸法と形状、光軸方向に対
する各光学部品の位置と光学部品の光軸面に合せ
て、ケース11には、各光学部品に対応した組込
み部が設けられていた。
又ケース11の組込み部は、横断面して示した
第2図に見るように、光学部品とケース11の組
込み部が、ある一定の機械的嵌合公差をもつて組
込まれるように、高精度の機械仕上げが必要であ
る。即ち、a面〜n面及びp面のように一定の表
面仕上げを行ない、光軸l―lに対し、各光学部
品の光軸l―l方向の位置及び光軸面が高精度に
配設されるように、例えばb面とc面との間の面
間距離、n面から光軸l―lまでの距離を高精度
に仕上げる必要がある。
又、これら光学部品をケース11に取付けるの
は、第3図に示すように、それぞれの光学部品に
対し用意された止めネジ1―1,1―2,〜9―
1,9―2、によつて取付けられる。又偏光プリ
ズム4とミラー6は、ケース11の組込み部に面
接触され、接着剤によつて固定される。
さらに第4図と第5図によつて、光学部品組込
みの詳細を説明する。
先ず、回折格子3の組込みについて例示した第
4図において、詳細に説明する。この回折格子3
は、格子縞の角度を特定角度に位置決めする必要
がある。この例の場合は、格子縞の角度調整を無
調整にしたものであつて、回折格子3は、回折格
子板22と、ホルダー23と、取付プレート20
とで構成されており、回折板22は、ホルダ23
の収納溝部24に一定の嵌合公差をもつて一定角
度に挿入される。
即ち、巾c1長さb1をもつて作られた回折格子板
22は、ホルダ23に形成された間隙c2と長手方
向間隔b2に対し一定嵌合公差をもつて挿入され
る。この寸法間係を式で表わすと、b2=b1+Δ1
c2=c1+Δ2公差Δ1,Δ2は共に正数でありΔ1,Δ2
0である(以下Δ1,Δ2を回折格子板の公差と
いう)。
このようにして、ボルダ23に回折格子板22
を挿入した後、ホルダ23の上面に設けた突起2
6と取付プレート20に穿設した孔21とを嵌合
させ、取付プレート20をホルダ23の上面に固
定して、回折格子板22をホルダ23に固定し、
回折格子3が形成される。
このようにして形成された回折格子3は、ケー
ス11に設けられた取付スタンド27に一定嵌合
公差をもつて取付けられる。
即ち、ホルダ23に設けられたガイドピン25
―1,25―2,25―3、で形成される間隔d2
と、取付スタンド27の厚さd1及びホルダ23の
巾a1と取付スタンド27間の寸法a2との間である
一定の嵌合公差をもつて嵌合される。
この寸法間係を式で表わすと、 d2=d1+Δ3、a2=a1+Δ4、公差Δ3,Δ4は正数
であり、Δ3,Δ40である(以下Δ3,Δ4を回折
格子公差という)。
このように回折格子3を嵌入した後、止めネジ
28によつて回折格子3を取付スタンド27に固
定する。
次に第5図によつて、調整機構を備えた集光レ
ンズの組込みを例示し、説明する。
図において、41は集光レンズホルダであり、
複数又は単数のレンズ系が収容されており、この
レンズ系の光軸が、集光レンズホルダ41の中心
に位置するよう、高精度にレンズ系が集光レンズ
ホルダ41に収容されている。
この集光レンズホルダ41は、収納ブロツク3
1に設けられた溝孔34に嵌入されブツシユ42
によつて固定される。又収納ブロツク31には、
板バネ挿入部33が設けられ、取付プレート30
に形成した板バネ30―1を板バネ挿入部33に
挿入した状態で止ネジ39をネジ孔35に螺合さ
せて取付プレート30を収納ブロツクに固定し、
集光レンズ2を構成する。
このように構成された集光レンズ2は、ケース
11に設けられた組付スタンド36―1と36―
2に一定の嵌合公差をもつて嵌入され、止ネジ3
7,40によつて、組付スタンド36―1,36
―2に固定される。
即ち、収納ブロツク31に設けたガイドピン3
2―1によつて形成される間〓f1と組付スタンド
36―1の厚さf3、及びガイドピン32―2によ
つて形成される間〓f2と組付スタンド36―3の
厚さf4との間で一定嵌合公差をもつて嵌入され
る。
これを式で表わすと、 f1=f3+Δ5、f2=f4+Δ6 公差Δ5,Δ6は正数で
あり、Δ5,Δ60である(以下これを集光レン
ズ公差という)。
図中の寸法e1とe2の関係は、取付プレート30
が、止ネジ37によつて組付スタンド36―1に
固定された状態において、取付プレート30の調
整ネジ40側が組付スタンド36―2の頂部との
間に一定間隙を有するような寸法関係になつてい
る。従つて、調整ネジ40のネジ込み深さによつ
て、集光レンズ2は、止めネジ37を固定点とし
て取付プレート30の弾性力に抗して移動する。
又調整ネジ38のネジ込み深さによつて収納ブロ
ツク31は板バネ30―1の付け根を固定点とし
て板バネ30―1の弾性力に抗して移動する。こ
の時、収納ブロツク31は、ガイドピン32―
1,32―2によつて組付スタンド36―1,3
6―3に沿つてガイドされる。
以上のように構成した従来の光学部品組込構造
において、光学部品の個々の部品に対応した組込
部をケースに設け、それぞれの組込み部について
高精度の機械加工を行なう必要があり、例えば第
2図に示すように、a面〜i面の垂直面(光軸方
向の位置決めに影響する面)、これに対しj,n
面のような水平面(各光学部品の光軸を一致させ
るのに影響する面)及び、p面のような一定の傾
斜をもつた面(例えば、回折格子板とかミラーに
対する面)があり、これら各面について高精度に
機械加工を行なうことは困難を極め、その結果と
してケースの製作工数が多くなるばかりでなく、
さらには、多少の製作誤差が免れ得ず、光学部品
の位置決めを困難にするという欠点があつた。
又、光学部品の個々の部品は、ケースに対し、
止めネジ又は接着剤によつて固定していたので、
ネジ止め工数、接着工数、及び接着固化時間が大
きいなど、組込みに要する工数が非常に大きく、
結局製造コストを大巾に増大させ、製品価値を低
下させるという欠点があつた。
又接着力のバラツキ、接着剤の流れ込み等によ
つて、製品の信頼性を低下させる外に、接着塗布
に係わる付帯設備、接着剤の管理、接着のための
デイスペンサ目づまり等の生産管理や生産技術面
に幾多の問題があり、接着剤を使用することは、
量産化する上で大きな障害となつていた。
又個々の光学部品を、ケースに組込むに際し
て、それぞれの部品は、一担ホルダに収容され、
このホルダをケースに取付けていたので、各部品
とホルダとの嵌合公差例えば回折格子板公差など
及びホルダとケースとの間の嵌合公差例えば回折
格子公差や集光レンズ公差などが集積され、さら
には、各光学部品の公差とケースの製作誤差が総
合され、光軸方向に対する各光学部品の調整や光
学部品の光軸を一致させるための調整が必ず必要
であり、この調整は、非常に困難であるという欠
点があつた。
又、上記調整が必要であるので、光学部品のそ
れぞれには、調整機械が必要であり、機構が複雑
となり、部品点数も増加し、製作、組立、調整工
数をさらに増加させ、製作価値をますます低下さ
せるという欠点があつた。
本発明は製作、組立を簡略化し、且つ調整を不
要にし、製品価値を向上させると共に信頼性をも
向上した光学的情報再生用ピツクアツプを提供せ
んとするものである。
即ち本発明は、ケースに光軸に平行した同一水
平面と、同一垂直面の二つの基準面を設け、一方
それぞれの光学部品は、それぞれの光学部品の光
軸面を同一寸法の正方向乃至は同一直径の円筒形
に成形し、これら光学部品をケースの二つの基準
面に密接させて配設することにより、それぞれの
光学部品の光軸を一致させると共に光軸方向に対
してそれぞれの光学部品を位置決め治具によつて
位置決めした後、保持部材によつて、これら光学
部品をケースに設けた二つの基準面に密着した状
態で保持して成ることを特徴とするものである。
以下本発明の実施例について、詳細に説明す
る。
先ず本願実施例の概略を説明する。ケース11
の部品組入部は、光軸l―lとg―gに沿つて
溝状に形成されており、この溝は、光軸l―l
とg―gに平行した同一垂直基準面AとCをもつ
ており(第8図参照)又第9図,10図,22図
に示すように光軸l―l,g―gに平行な同一水
平基準面Bをもつている。一方それぞれの光学部
品は、例えば、第9図と第10図に示すように、
直径D2の円筒状に成形された集光レンズ102
と、高さH4、巾D4の正方形に成形された偏光プ
リズム104のように、それぞれ光軸が中心を通
り、且つD2,D4,H4がそれぞれ等しい寸法Dに
形成されている。即ち光学部品の光軸を含む光軸
面は、同一正方形乃至は同一直径の円筒形に成形
されている。
これら光学部品は、第9図,第10図に示すよ
うに、ケース111に形成された垂直基準面A,
Cと水平基準面Bに密接して組込まれることによ
りそれぞれの光学部品の光軸l―l,g―gが一
致する。この光学部品を垂直基準面A,Cと水平
基準面Bに密着状態で保持する部材は、第7図に
示すように板バネ112を切欠き成形して抜け防
止用ツメ部203―1,203―2,202―
2,202―1,201―2,201―1,20
4―1,204―2,205―1,205―2
と、光学部品の形状に合せて屈曲させた水平方向
クランプ板バネ206,207―1,207―
2,208,209、(第7図,第9図,第10
図参照)を一体成形し、この板バネ112をケー
ス111に設けた溝内に嵌入することによつ
て、板バネ112は、該溝に抜止防止用ツメの
弾性力によつて嵌着されると同時に光学部品を水
平基準面B面に密着させると共に、水平方向クラ
ンプ板バネによつて光学部品を垂直基準面A,C
面に密着保持する。
又光軸方向に対する光学部品の位置決めは、第
21図に示すように、ケース111に設けた溝
の底部に、光学部品の配列に合せて貫通孔71―
1,71―2,74―1,74―2,76―1,
76―2,79―1,79―2、を設け、一方、
光学部品の配列と寸法に合せて一対のピンと板バ
ネ(第26図99―1,99―2、第27図91
―1,91―2,94―1,94―2,96―
1,96―2、)を立設して位置決め治具100
を構成し、ケース111の底部に設けた上記貫通
孔に一対のピンと板バネを挿通しながら、ケース
111の裏面に設けたアクチユエータ取付穴60
(第22図)に、位置決め治具100に設けた突
起61を嵌合させ(第27図)、この嵌合部を中
心に位置決め治具100を回動して、位置決め治
具100に設けたストツパ80の側壁80―1に
ケース111の側面を密接させることにより、位
置決め治具100とケース111との相対位置関
係を保ち、然る後に一対のピンと板バネとの間に
光学部品を、板バネの弾性力で挾持することによ
つて、ケース111に対して光軸方向に光学部品
の位置決めが行なわれる。
このようにして光学部品が光軸方向に対して位
置決めされ、ケース111の水平基準面B面と垂
直基準面A,C面に保持部材によつて密着保持さ
れた後、光軸方向に対する位置決め治具100
は、取り除かれ、ケース111に光学部品を装着
するようにしたものである。
このように構成することによつて、ケース11
1の機械仕上面は、垂直基準面A,Cと水平基準
面B面だけでよくしかもこれら基準面は、同一平
面をなすので、ケース111の機械仕上が簡略化
される。又光学部品の光軸面は、それぞれ同一寸
法の正方形乃至は、同一直径の円筒形として、上
記基準面に密着せしめることにより、それぞれの
光学部品の光軸は、一致し、光学部品の調整が不
要となる。又光学部品の保持は、保持部材によつ
て行なうので、光学部品のケース111への組込
みが簡略化される。
以下、その詳細をさらに詳しく説明する。第6
図は、光学的情報再生用ピツクアツプの部品構成
を示す。図において光軸l―lの方向にレーザダ
イオード101、光軸面が直径D3の円形に成形
された円筒状の集光レンズ102、光軸面が高さ
D5に成形された回折格子103、光軸面が高さ
D6巾D9に成形された偏光プリズム104、光軸
面が高さD7に成形されたλ/4板105及び光
軸面が高さD8巾D10に成形されたミラー106が
相互に規定距離離間して配列されている。又光軸
g―gの方向には、デイテクタ10と、光軸面が
直径D4に成形された円筒状のシリンドリカルレ
ンズ109と、光軸面が高さD6巾D9に成形され
た偏光プリズム104が規定距離離間して配列さ
れている。
この光学部品の中で、ケース111の端面に組
込まれるレーザダイオード101と、デイテクタ
110の光軸面は、ケース111に設けられた垂
直基準面A,Cと水平基準面B(第8図,第9図
参照)に関係がなく、従つて寸法制限はない。
又部品の厚さが薄くケース111に設けた垂直
基準面A,C及び水平基準面Bでは位置決めでき
ない回折格子103とλ/4板105は、第8図
に示すようにケース111に光軸に直交する長溝
103―1と131―1を設け、この長溝130
―1,131―1の垂直面により位置決めするよ
うになつており、従つて巾方向に対する寸法制限
はない。
これら光学部品の光軸面寸法関係は、高さ寸法
D3,D5,D6,D7,D8がいずれも等しい寸法Dと
なつている。又集光レンズ102、偏光プリズム
104、ミラー106の光軸面は、高さと巾の寸
法を等しくした正方形又は円形になつている。さ
らにこれら光学部品の光軸は、光軸面の中心を通
るように成形されている。
次に第7図に示すようにケース111に設けた
垂直基準面A,Cと水平基準面Bに対し、光学部
品を密着保持する保持部材112は、抜け防止用
ツメ201―1,201―2,202―1,20
2―2,203―1,203―2,204―1,
204―2,205―1,205―2と、光学部
品の形と配列に合せて屈曲させた水平方向クラン
プ板バネ206,207―1,207―2,20
8,209、とを備えている。本実施例では、保
持部材112は、1板の鉄板を打ち抜き成形した
一体形になつているが、例えば、光軸l―lと光
軸g―gの二つに分割してもよくこれに限定され
ない。又水平方向クランプ板バネの巾寸法D20
は、第16図乃至第18図に示すように、ケース
111に設けた溝巾D31よりも広い目になつて
おり、又その形状は、平坦のみではなく、抜けな
いような形状に成形されるものである。又この保
持部材112には、上記抜け防止用ツメと水平方
向クランプ板バネ以外に、第19図に示すよう
に、回折格子103と、λ/4板105をケース
111に設けた長溝130―1,130―2,1
31―1,131―2のα面とβ面(光軸方向基
準面)に固定するための光軸方向クランプ板バネ
161―1,161―2,162―1,162―
2、が設けられている。光軸面が円形と正方形に
対する水平方向クランプ板バネとして第9図と第
10図にその一例を示す。
第8図において、垂直基準面A面は、光軸l―
lに対し平行であり、且その面は、面一にして同
一平面となつている。
又垂直基準面C面も同様に光軸g―gに平行で
且つ同一平面となつている。一方水平基準面B
は、第9,10及び14図に示すように光軸l―
l,g―gに平行であり、それぞれの面は面一に
した同一平面になつている。
次に光軸方向の位置決めについて説明する。第
21乃至24図において、ケース111の底部に
は、光学部品の配列に合せて一対の貫通孔71―
1,71―2,74―1,74―2,76―1,
76―2,79―1,79―2、が穿設されてい
る。図中141は集光レンズ102,144は偏
向プリズム104,146はミラー106の組込
み部であり、例えば、集光レンズ102を光軸方
向に挾む位置に一対の貫通孔71―1,71―2
が穿設されている。又ケース111の裏面には、
光軸方向に対する位置決め治具100と、ケース
111との相対的な位置関係を保つためのアクチ
ユエータ取付穴60(第22図)が設けられてい
る。
即ち、位置決め治具100に設けた突起61
(第27図)を上記アクチユエータ取付穴60に
嵌合し、位置決め治具100に設けたストツパ8
0の側壁80―1(第26図)にケース111の
側面を密接させることにより、ケース111と位
置決め治具100との相対位置を保持する。この
ようにアクチユエータ取付穴60に突起61を嵌
合し、ケース111と位置決め治具100との相
対位置関係を決める際に、上記アクチユエータ取
付穴60に突起61を嵌合させた状態で、該嵌合
部を中心にしてケース111又は位置決め治具1
00を回動させて行うので、この相対位置関係合
せを行い易くするために、位置決め治具100に
設けた突起81の側壁81―1とケース111の
側面との間にクリアランスを設けており(第26
図)、Z1>Z2としている。
又位置決め治具100には、第26図及び第2
7図に示すように、一対のピンと板バネが立設さ
れている。
即ち、ピン99―1と板バネ99―2、ピン9
1―1と板バネ91―2、ピン94―1と板バネ
94―2、及びピン96―1と板バネ96―2の
ようにピンと板バネを一対に相対向して立設さ
れ、このピンと板バネとの間の間隔d4,d1,d2
d3は、装着されるそれぞれの光学部品の長さDに
対して、d4,d1,d2,d3,<Dの関係を持つてお
り、ピンと板バネの間に嵌装された光学部品が、
板バネの弾性力によつてピンに押し付けられクラ
ンプされるようになつている。
以上のように構成した本実施例の作用を次に説
明する。
先ず、光軸方向の位置決め治具100に立設し
たピンと板バネとを、ケース111の底部に設け
た貫通孔に挿通しながら、アクチユエータ取付穴
60に突起61を嵌合させ、ストツパ80の側面
80―1とケース111の側面とを密接させなが
ら、ケース111と位置決め治具100との相対
位置関係が保たれ、ケース111の光軸方向の所
定位置に一対のピンと板バネが突出される(第2
6図,27図)。このピンと板バネとの間に所定
の光学部品を嵌入することによつて、ケース11
1の光軸方向所定位置に各光学部品は位置決めさ
れクランプされる。例えば、第27図において、
集光レンズ102をピン91―1と板バネ91―
2で位置決めされ、板バネ91―2弾性力によつ
てクランプされる。
このようにして、それぞれの光学部品は、ケー
ス111の光軸方向所定位置に配列される。
このように、各光学部品が光軸方向の所定位置
に配列された後に、板バネ112をケース111
の溝部に嵌め込む(第8図参照)。この嵌め込
みに際して、第16図乃至第18図に示すよう
に、例えば抜け防止用ツメ201―1,201―
2は、ケース111と設けた溝の両壁間に圧入
され、この圧入によつて発生する抜け防止用ツメ
201―1,201―2或は板バネ112の弾性
力によつて、光学部品を水平基準面Bに圧接保持
する。又これと同時に、例えば第9図と第10図
に示すように、水平方向クランプ板バネ206或
は207―1,207―2によつて光学部品は垂
直面A或はC面に圧接保持される。
このように各光学部品が水平基準面Bと垂直基
準面A,Cに圧接保持された状態では、各光学部
品の光軸は一致しており、位置決め治具100
は、下方向に除去される。
又同時に回折格子103とλ/4板105は、
第19図に示すようにケース111に設けられた
長溝131―1,131―2、及び130―1,
130―2の基準面αとβ面に光軸方向クランプ
板バネ161―1,161―2,162―1,1
62―2に圧接されると共に水平基準面B面に圧
接保持される。
レーザダイオード101、アクチユエータ7及
びデイテクタ110は、それぞれ光軸を合せ、ケ
ース111の外側に取付けられる。
以上詳述した通り、本発明の光学的情報再生用
ピツクアツプによれば、ケースに水平基準面と垂
直基準面を設け、一方光学部品を統一した寸法に
成形し、これら光学部品を垂直基準面と水平基準
面に密着させるようにしたので、各光学部品の光
軸を一致させることができ、光学部品の調整が不
要となる。
又、垂直基準面と水平基準面を設け、且つこれ
らの面は、面一にして、同一面としたので、光学
部品が組込まれる面の機械加工面を単純化するこ
とができ、高精度の仕上面を容易に得ることがで
きると共に、機械加工に要する工数を大巾に低減
させることができる。
さらに、保持部材によつて、部品を保持するよ
うにしたので、ケースへの部品組込みが簡略化さ
れ、組込み工数を大巾に低減させると共に、部品
点数を大巾に削減することができる。
このようにして、光学部品を従来のようなホル
ダを用いることなく、直接ケースに取付け、且つ
ケースの仕上面を高精度に仕上げられる相乗効果
により、高精度の組込みが可能となつて、製品の
信頼性を向上させ、又、光学部品の調整、機械加
工の簡略化、組込みの簡略化、及び部品点数の削
減など、製品コストの大巾な低減を計り、製品価
値を向上させ、又生産管理面においても容易とな
り、量産が可能となるなど大多な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、従来例であり、第1図
は、光学的情報再生用ピツクアツプの全体構成を
示した斜視図、第2図はケースを光軸l―lに沿
つて横断面して示した横断面図、第3図は、光学
部品の組込み方を示した斜視図、第4図及び第5
図は、光学部品の組込み方をさらに詳細に示した
斜視図である。第6図乃至第27図は、本願実施
例であり、第6図は、光学的情報再生用ピツクア
ツプの全体構成を示した斜視図、第7図は、主に
保持部材を示した斜視図、第8図は、光学的情報
再生用ピツクアツプの平面図、第9図乃至第15
図は、第8図の要部断面図、第16図乃至第18
図は、板バネに設けた抜け防止用ツメの実施例を
示す断面図、第19図は、回折格子とλ/4板部
と板バネとの関係を主に示す平面図、第20図は
第19図を光軸l―lに沿つて断面した横断面
図、第21図は、ケースの平面図、第22図は、
第21図を光軸l―lに沿つて断面した横断面
図、第23図は、ケースの所定個所に光学部品を
配置し、それぞれの光学部品と貫通孔との位置関
係を示す平面図、第24図は、第23図の光軸l
―lに沿つて断面した横断面図、第25図は、ケ
ースの貫通孔に光軸方向の保持部材を挿通した状
態を示す平面図、第26図は第25図の光軸g―
gに沿つて断面した横断面図、第27図は、第2
5図の光軸l―lに沿つて断面した横断面図であ
る。 101…レーザダイオード、102…集光レン
ズ、103…回折格子、104…偏光プリズム、
105…λ/4板、106…ミラー、107…ア
クチユエータ、109…シリンドリカルレンズ、
110…デイテクタ、111…ケース、112…
板バネ、201―1,201―2,202―1,
202―2,203―1,203―2,204―
1,204―2,205―1,205―2…抜け
防止用ツメ、206,207―1,207―2,
208…水平方向クランプ板バネ、161―1,
161―2,162―1,162―2…光軸方向
クランプ板バネ(第19図)、41―1,41―
2,44―1,44―2,46―1,46―2,
49―1,49―2…貫通孔(第21図)、43
―1,43―2,45―1,45―2…長溝(第
21図)、80,81…ストツパ、99―1…ピ
ン、99―2…板バネ、100…位置決め治具
(第26図)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一光軸の直線上に配置される複数個の光学
    部品を、ケースに装着して成る光学的情報再生装
    置において、前記ケースに、光軸に平行した同一
    水平基準面と同一垂直基準面の二つの基準面を形
    成し、一方それぞれの光学部品の光軸面を同一正
    方形乃至は、同一直径の円形に成形し、該光学部
    品を前記ケースに形成した水平基準面と垂直基準
    面に密着してそれぞれの光学部品の光軸を直線状
    に一致させると共に光軸方向に対してそれぞれの
    光学部品を位置決め治具によつて位置決めし、保
    持部材によつて水平基準面と垂直基準面に対し光
    学部品の密着を保持したことを特徴とする光学的
    情報再生装置用ピツクアツプ。 2 特許請求の範囲第1項に記載のピツクアツプ
    において、ケースに装着される光学部品の装着部
    を溝状に形成し、該溝巾に合せて成形した抜
    け防止用ツメ部と、光学部品の配列及び形状に合
    せて屈曲成形した水平方向クランプ板バネを一体
    に成形した板バネを、前記溝内に嵌着し、抜け
    防止用ツメ部と水平方向クランプ板バネの弾性力
    によつて、ケースに設けた水平基準面と垂直基準
    面に光学部品を密着保持するようにしたことによ
    つて前記保持部材を構成したことを特徴とする光
    学的情報再生装置用ピツクアツプ。 3 特許請求の範囲第1項に記載のピツクアツプ
    において、前記光軸方向に対してそれぞれの光学
    部品の位置決めを行なう位置決め治具は、光学部
    品の配列に合せて前記ケースの底部に貫通孔を設
    けると共に該ケースの外方が一定公差で嵌合する
    ストツパ及び光学部品の配列と光学部品の寸法に
    合せて一対のピンと板バネを立設してなる位置決
    め治具として形成し、前記ケースの底部に設けた
    貫通孔にピンと板バネを挿通して、板バネの弾性
    力によつて光学部品を挾持し、ストツパとケース
    の底部に設けたアクチユエータ取付穴とによつ
    て、ケースと光学部品との相対位置関係を保ちな
    がら光軸方向に対してそれぞれの光学部品を保持
    するように構成したものであることを特徴とする
    光学的情報再生装置用ピツクアツプ。
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JPS62187422U (ja) * 1986-05-20 1987-11-28
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