JPS6315446Y2 - - Google Patents

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JPS6315446Y2
JPS6315446Y2 JP15277379U JP15277379U JPS6315446Y2 JP S6315446 Y2 JPS6315446 Y2 JP S6315446Y2 JP 15277379 U JP15277379 U JP 15277379U JP 15277379 U JP15277379 U JP 15277379U JP S6315446 Y2 JPS6315446 Y2 JP S6315446Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば店舗サツシあるいはサンル
ーム等のように建屋に開設した開口部の屋外側に
単位壁体を多角形状に連続して立設した屈曲壁体
に関し、その目的は組立が容易な屈曲壁体であつ
て、屈曲形状を自由に設定することのできる屈曲
壁体を提供することにある。
次に、本考案の一実施例を図にしたがつて説明
すると、図中1は壁体に開口した開口部Wの屋外
側へ膨出状に附設されたサンルームの全体であつ
て、開口部Wの鴨居より屋外方向へ所定の傾斜角
αで下傾して張出す多角形状(本例では略三角形
状に例示した)の屋根枠体2と、同屋根枠体2の
左右の斜辺縁を支持してV形状の側壁部を形成す
る屈曲壁体Kとより構成されている。この屈曲壁
体Kは側壁部を形成するため方立目板21を介し
てV形状に連結される左右の側窓枠体3と、この
左右の側窓枠体3の連結V形状に沿つて開口部の
全面床面上に敷設して左右の側窓枠体3を立設す
るための補助下枠25とより構成されている。
この左右の側窓枠体3は同一枠部材が使用され
て左右対称に形成され、開口部Wの左右の縦柱3
1より所定の張出角θ(この場合屋根枠体2の斜
辺縁の平面傾斜角度である。)に沿つて垂設され、
三角頂点部において方立目板21を介して連設さ
れている。また、この側窓枠体3の支柱3A,3
B,3Cは縦方向に分割された複合支柱であつ
て、側窓枠体3は上下に窓部4A,4Bを有する
単位窓枠体4(以下単に単位枠という)と、上部
に窓部14Aを有し下部に片開き状に扉11を装
着した出入口14Bを備えた単位窓枠体14(以
下単に単位枠という)とにより分離可能に構成さ
れている。なお、側窓枠体3は同一枠部材が使用
されて対称形状に形成されているので図示右側の
側窓枠体3について詳述する。また、本例におい
て例示する枠部材はアルミニウム等の軽合金材の
押出型材により全て形成されている。
まず、単位枠4は上枠(図示せず)、下枠5お
よび左右の縦枠6,7と両縦枠6,7間に横架さ
れる無目枠8とにより枠組み形成されている。
6は単位枠4の図示左側の縦枠であつて方立目
板21とにより側窓枠体3の複合支柱3Aを構成
するもので、その断面において、6Aはウエブで
あつて鉛直状に設けられ、このウエブ6Aの屋外
側には内片6C、外片6Dおよび側片6Eとによ
り断面コ字形状の補強枠6Bが一体に形成され、
この補強枠6Bの外片6Dの端部には断面コ字型
の係合片6Fが形成されている。また、ウエブ6
Aの図示右側面には抑え枠10を係着する断面か
ぎ型状の突片6Gが突設され、また、同ウエブ6
Aの屋内端には図示左側へ断面かぎ形状の突片6
Hが突設されている。なお、6Jは縦枠6の長手
方向に沿つて形成されたビス受けである。
このように形成された左縦枠6のウエブ6Aに
突設した突片6Gに断面略C型状の抑え枠10を
その長手方向に沿つて係着すると同枠10と補強
枠6Bとの間にはガラス板あるいは合成樹脂等の
透過部材9を嵌着する溝部6Kが形成される。
7は単位枠4の右縦枠であつて、単位枠14の
左縦枠16とにより側窓枠体3の複合支柱3Bを
構成するもので、その断面において、7Aはウエ
ブであつて、そのほぼ中央には左縦枠6に形出し
た溝部6Kと対応して透過部材9を嵌着する溝部
7Bがその長手方向に沿つて形成され、ウエブ7
Aの両端より図示右側方向へ平行状に突設した側
片7C,7Cの端部には単位枠14の左縦枠16
と係合する断面かぎ型状の突片7Dがそれぞれ突
設され、この右縦枠7の断面形状はほぼ弓字形状
に形成されている。
8は上記した無目枠であつて、その断面形状は
上縁8Aと下縁8gおよび内縁8Nと外縁8Pと
により中空部8Rを一体に形成する略密封箱型状
に形成されている。この上縁8Aは窓部4A側を
形成するもので、水平状に設けられた屋内ウエブ
8Bとその屋外側上位にあつて屋外側へやや下斜
して張出す屋外ウエブ8Dが設けられ、両ウエブ
8B,8Dは屋内ウエブ8Bの屋外端より直角状
に垂設した上垂片8Cを介して一体に接合されて
上縁8Aは段差状に形成されている。また、屋内
ウエブ8Bの上面屋内端および同上面ほぼ中央に
は屋外方向へ向つて断面かぎ型状の係合突片8
E,8Fがその長手方向に沿つて突設され、上縁
8Aの屋内端は内縁8Nの上端と、また、同屋外
端は外縁8Pの上端とそれぞれ接合されている。
8Gは無目枠8の下縁であつて、この下縁8Gは
窓部4B側を形成するもので上縁8Aの屋内ウエ
ブ8Bと対応して水平状に屋内ウエブ8Hとその
屋外側下位には上縁8Aの屋外ウエブ8Dと対応
して水平状に屋外ウエブ8Jが設けられ、両ウエ
ブ8H,8Jは屋内ウエブ8Hの屋外端より直角
状に下方へ折曲する垂下片8Kを介して一体に接
合されて、下縁8Gは段差状に形成されている。
また、屋内ウエブ8Hの下面屋内端および同下面
ほぼ中央には屋外方向へ向つて断面かぎ型状の係
合突片8L,8Mがその長手方向に沿つて突設さ
れ、下縁8Gの屋内端は内縁8Nの下端と、ま
た、同屋外端は外縁8Pの下端とそれぞれ接合さ
れて無目枠8には中空部8Rが一体に形成され、
また、同枠8の屋外側上面には上垂片8C、屋外
ウエブ8Dおよび外縁8Pとにより補強凸部8T
が、また、同下面には垂下片8K、外側ウエブ8
Jおよび外縁8Pとにより補強凸部8Uがそれぞ
れの長手方向に沿つて形出されている。
次に、下枠5について説明すると、その断面形
状は段差状の上縁5Aと屋外側へやや下傾する下
縁5Gおよび内縁5Jと外縁5Kとよりなり中空
部5Lを一体に形成する略密封箱型状に形成さ
れ、上記した無目枠8の内外幅寸法より若干短い
幅寸法に形成されている。この下枠5の上縁5A
は無目枠8の下縁8Gの屋内ウエブ8Hと対応し
て水平状に設けられた屋内ウエブ5Bとその屋外
側上位にあつて屋外側へやや下傾して張出す屋外
ウエブ5Dとが設けられ、両ウエブ5B,5Dは
屋内ウエブ5Bの屋外端より直角状に垂設しかつ
無目枠8の下縁8Gの垂下片8Kと対向する上垂
片5Cを介して一体に接合されて段差状に形成さ
れている。また、屋内ウエブ5Bの上面屋内端お
よび同上面ほぼ中央には屋外方向へ断面かぎ型状
の係合突片5E,5Fがその長手方向に沿つて突
設され、上縁5Aの屋内端は内縁5Jの上端と、
また、同屋外端は外縁5Kの上端とそれぞれ接合
されている。5Gは下枠5の下縁であつて、内縁
5Jの下端部の一部より屋外側へやや下傾して張
出す傾斜部5G′とその先端部は若干の水平部5
Hとが形成されて外縁5Kの下端部に接合され
て、下枠5には中空部5Lが一体に形成されてい
る。なお、内縁5Jおよび外縁5Kは下縁5Gと
の接合部より下方へ延設されて脚片5M,5Nが
形成され両脚片5M,5Nの対向する面には係止
突片5M′,5N′がそれぞれ突設されている。ま
た、上縁5Aの屋内ウエブ5Bの上垂片5Cと係
合突片5Fとの間にはその長手方向に沿つて所定
の間隔で取付ボルト27を挿通する孔5Pが貫設
され、また、下縁5G側にも孔5Pと対応して所
定の間隔で取付ボルト27を挿通する孔5P′が貫
設されている。また、上記のように形成された下
枠5の上面屋外側には上垂片5C、屋外ウエブ5
Dおよび外縁5Kとにより補強凸部5Rが長手方
向に沿つて形出されている。なお、5Tは下枠5
の長手方向に沿つて形成したビス受けである。
このようにして形成された左右の縦枠6,7は
それぞれ屋根枠体2の支持長さに形成されるとと
もにその上端面は屋根枠体2の傾斜角αに沿つて
斜状に形成されて、両縦枠6,7の上端部間には
上枠が傾斜角αに沿つて強固に結合され、また両
縦枠7,8の下端部間には下枠5がビス受け5T
を介してビス等により強固に結合されてほぼ方形
状の枠組み体に形成され、同枠組み体のほぼ中央
部には無目枠8が横架されて窓部4A,4Bを区
画形成した単位枠4が形成されている。また、こ
の無目枠8および下枠5にはそれぞれ断面C型状
の抑え枠10A,10B,10Cがそれぞれ係着
されて透過部材9を嵌着する溝部8V,8V′お
よび溝部5Uが形成される。
次に、単位枠14について説明すると、この単
位枠14は上枠(図示せず)、下枠15および左
右の縦枠16,17と両縦枠16,17間に横架
される無目枠18とにより枠組み形成され、この
うち右縦枠17および無目枠18は単位枠4の左
縦枠6および無目枠8と同一断面形状の型材がそ
れぞれ使用されているのでその説明は省略する。
15は単位枠14の下枠であつて、その断面に
おいて、15Aはウエブであつて屋外側へやや下
傾状に形成され、その屋外端は下方へ折曲されて
脚片15Bが形成され、同ウエブ15Aの屋内端
には上垂片15Cが垂設されて同片15Cの屋外
側には気密部材30を嵌着するあり溝15Dが形
成されている。また、この上垂片15Cの上端に
は屋内側へやや下傾して張出すウエブ15Eが設
けられ、その内端はさらに屋内側へ延設されて係
止片15Fが形成され、また、ウエブ15Eの屋
内端には下方へ突片15Gそ突設されている。ま
た、ウエブ15Aの下面の一部にはその長手方向
に沿つて水平面15Jを有する支台15Hが形成
されている。なお、15Kは下枠15の長手方向
に沿つて形成したビス受けである。
16は単位枠14の左縦枠であつて、単位枠4
の右縦枠7とにより側窓枠体3の中央の複合支柱
3Bを構成するもので、その断面において、16
Aはウエブであつて単位枠4の右縦枠7のウエブ
7Aと対応する幅を有し、そのほぼ中央には右縦
枠7の溝部7Bと対応して溝部16Bが凹設さ
れ、同溝部16Bの底部16Cの図示外側面ほぼ
中央には右縦枠7と結合するため長手方向に沿つ
てねじ受け溝16Dが形成されている。また、ウ
エブ16Aの両端より図示左方向へ平行状に突設
した側片16E,16Eの端部には右縦枠7の突
片7D,7Dと嵌合する嵌合溝16F,16Fが
それぞれ形成されている。このようにして形成さ
れた左縦枠16の断面形状はほぼ弓字形状に形成
されている。
かくして左縦枠16および右縦枠17はそれぞ
れ屋根枠体2の支持長さに形成されるとともにそ
の上端面は屋根枠体2の傾斜角αに沿つて斜状に
形成されて、両縦枠16,17の上端部間には上
枠が傾斜角αに沿つてビス受けを介してビス等に
より強固に結合され、また、両縦枠16,17の
下端部には下枠15がビス受け15Kを介してビ
ス等により強固に結合されてほぼ方形状の枠組み
体に形成され、また、両縦枠16,17間には単
位枠4に横架した無目枠8と同位に無目枠18が
横架されて窓部14Aおよび出入口14Bを区画
形成した単位枠14が形成されている。
次に、上記した側窓枠体3を開口部Wの縦柱3
1より屋根枠体25の斜辺縁の平面傾斜角θに沿
つて取付ける基縦枠20、三角頂点部において、
左右の側窓枠体3を連設する方立目板21および
側窓枠体3を立設するための補助下枠25につい
て説明する。
この基縦枠20は単位枠14の右縦枠17とに
より単位枠14の複合支柱3Cを構成するととも
に側窓枠体3を屋根枠体2の平面傾斜角θに沿つ
て縦柱31に取付けるもので、その断面におい
て、20Aはウエブであつて、同ウエブ20Aは
取付片20B,20Cを介して平面傾斜線に対し
直交状に設けられている。またウエブ20Aの図
示左側面には右縦枠17の係合片17Fおよび突
片17Hと係合する断面かぎ型状の突片20D,
20Eが設けられるとともにウエブ20Aのほぼ
中央には右縦枠17と締結するためのねじ溝20
Fが一体に形成されている。
このようにして形成された基縦枠20は単位枠
14の右縦枠17に対しその突片20D,20E
が係合片17Fおよび突片17Hに係合されると
ともにねじ受け溝20Fを介してねじ29Bによ
り分離可能に一体状に結合されて中空部を形出し
た複合支柱3Cが形成されている。また、この単
位枠14の左縦枠16には単位枠4の右縦枠7の
突片7Dが嵌合溝16Fに嵌合されるとともにね
じ受け溝16Dを介してねじ29Cにより分離可
能に一体状に連設されて中空部を形出した複合支
柱3Bが形成されて側窓枠体3が形成される。ま
た、左側の側窓枠体3も同様に連設形成される。
次に、上記のように形成された左右の側窓枠体
3を屋根枠体2の平面傾斜角θに沿いかつ頂角β
にて連結可能に立設するための補助下枠25につ
いて説明すると、その断面において、25Aはウ
エブであつて、このウエブ25Aの屋内端は若干
の水平部25Bが形成され、さらに屋外側へ下傾
して傾斜部25Cが形成され、その屋外側には若
干の水平部25Dが形成され、このウエブ25A
の張出し幅は側窓枠体3の各縦枠部材の幅寸法よ
り若干大きく形成されている。また、ウエブ25
Aの屋外端には脚片25Eが垂設され、同脚片2
5Eの一部には屋内側へ突出する突片25Fが設
けられて溝部25Gが形成されている。また、ウ
エブ25Aの屋内端には脚片25Hが形成され、
その一部には脚片25Eに突設した突片25Fと
対向して突出する突片25Jが突設されている。
また、ウエブ25Aの屋内端には上方へ鉛直状に
立上る上垂片25Kが設けられ、同片25Kの一
部には所定の張出幅で屋外側へ水平状に張出す係
止片25Lが形成され、その上面側にはその長手
方向に沿つて切込み溝25Mが凹設されている。
また、ウエブ25Aの上面側には断面略かぎ型状
の係合片25N,25Pおよび係止片25Rがそ
の長手方向に沿つて所定の間隔で並設され、屋外
側の係合片25Nは単位枠4とはその下枠5の脚
片5Nと係止突片5N′とに当接係合され、単位
枠14とはその下枠15の支台15Hの水平面1
5Jに当接され、また、屋内側の係合片25Pは
単位枠4とはその下枠5の脚片5Mと係止突片5
M′とに当接係合される。また、係止片25Rの
頂片25Tの長手方向には下枠5に所定の間隔で
貫設した孔5P,5P′と対応しかつ整合する取付
孔25Uがその長手方向に沿つて貫設されてい
る。また、係合片25N,25Pおよび係止片2
5Rのウエブ25Aとの接合基部側にはその長手
方向に沿つて所定の間隔で水抜き孔(図示せず)
が相互に千鳥状に貫設されている。
このように形成された補助下枠25は左右の側
窓枠体3を平面傾斜角θに沿つて立設するため所
定の長さに形成されるとともにその頂角部側の端
面は頂部βで突合せ状に連結するため所定の角度
で切欠き施工されて頂角βの角度に形成されたジ
ヨイント部材26を介して連結されている。この
ジヨイント部材26は補助下枠25のウエブ25
Aの下面に重合状に沿うウエブ26Aを主体と
し、同ウエブ25Aの先端部は補助下枠25の溝
部25Gに係合しかつ同端部寄り下面には補助下
枠25の突片25Fに当接する脚片26Bが形成
されている。また、ウエブ26Aの屋内端には補
助下枠25の脚片25Hの内側面に当接し、か
つ、同突片25Jに当接する脚片26Cが一体に
形成され頂角βに沿う略V型状に折曲形成されて
いる。このように形成されたジヨイント部材26
を介してねじ29Eにより左右の補助下枠25は
頂角βに沿つてV型状に連結されるとともに開口
部Wに対し平面傾斜角θに沿つて床面32の所定
の高さ位置にアンカー部材33を介して敷設され
ている。この敷設された補助下枠25に対し左右
の側窓枠体3は開口部Wの左右の縦柱31にその
基縦枠20の取付片20B,20Cを介して取付
けられるとともにその下枠5にあつてはその脚片
5M,5Nおよび係止突片5M′,5N′が補助下
枠25の係合片25N,25Pと当接係合され、
また、下枠5に貫設された孔5P,5P′より取付
ボルト27が挿通されて、同ボルト27は補助下
枠25の係止片25Rに貫設した取付孔25Uに
対しねじ溝を螺設して固定される。なお、この取
付ボルト27には2個のナツト28が螺合され
て、そのねじ部27Aの所定の位置に締付け固定
されて下枠5を補助下枠25に固定した際ナツト
28は、下枠5の下縁5Gに当接されている。ま
た、下枠15にあつてはねじ29Aにより補助下
枠25の取付孔25Uにねじ溝を螺設して固定さ
れ、左右の側窓枠体3は補助下枠25上に所定の
平面傾斜角θに沿つて立設されている。このよう
にして立設された左右の側窓枠体3の三角形頂点
に位置した縦枠6,6は方立目板21を介して相
互に連結されている。
この方立目板21は左右の縦枠6と結合され複
合支柱3A,3Aを構成しかつ左右の側窓枠体3
を所定の頂点角度βに連結する主方立22とジヨ
イント目板23との二部材より構成されている。
まず、主方立22の断面において、22Aは主受
け片であつて、この主受け片22Aは頂点角βを
2等分する線分に沿つて設けられるとともにその
図示屋内端には二股状のねじ受け溝22Bがその
長手方向に沿つて形成されている。また、主受け
片22Aの屋外端には平面傾斜角θに沿いかつ左
右の縦枠6のほぼ中心部へ向つて張出すウエブ2
2Cが対称に設けられている。また、この左右の
ウエブ22Cの端部にはほぼ直角状に屋外方向へ
張出す取付片22Dが一体に設けられ、その屋外
端には縦枠6の係合片6Fと係合する断面かぎ型
状の突片22Eが形成され、また、同取付片22
Dの屋内端には縦枠6と締結するためのねじ受け
溝22Fがその長手方向に沿つて一体に形成され
てウエブ22C,22Cの屋外側には溝部22G
が形成されている。
23は上記したジヨイント目板であつて、左右
端縁には左右の縦枠6の屋内縁に当接する当り面
を有し、その中心部長手方向にはほぼ角形状の凹
部溝23Aを凹設した断面ほぼ皿形状に形成され
ている。また、この凹部溝23Aには所定の間隔
でねじ部材24を挿通する孔が貫設されている。
このように形成された方立目板21は、その主
方立22の左右の突片22Eが左右の縦枠6の係
合片6Fに係合されるとともにねじ受け溝22F
がそれぞれ左右の縦枠6のウエブ6Aに当接さ
れ、同ねじ受け溝22Fを介してねじ29Dによ
り結合され、さらに左右の縦枠6の屋内縁にジヨ
イント目板23が当接され、主方立22のねじ受
け溝22Bを介してねじ部材24を螺合すると左
右の側窓枠体3はこの方立目板21により所定の
頂点角βで強固に連結されるとともに同頂点部に
は左右の縦枠6と方立目板21とにより中空部を
形出した2本の複合支柱3Aが形成されている。
このように、開口部Wの屋外側に略三角形状に張
出して垂設した左右の側窓枠体3にはその窓部4
A,4B,14Aに透過部材9が抑え枠10,1
0A,10B,10Cを介してそれぞれ嵌着され
るとともに窓部14Bには扉11が蝶番12を介
して片開き状に取付けられ、また、左右の側窓枠
体3の上部には屋根枠体2が取付けられてサンル
ーム1が形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例サンルーム1は開口部Wの屋外側に
左右の側窓枠体3を方立目板21を介して所定の
角度βで略V字形状に屈曲連結し、かつ開口部W
の前面に敷設した補助下枠25を介して立設する
屈曲壁体Kよりなるものであつて、補助下枠25
は左右の側窓枠体3の底部となる下枠5,15を
受承可能であつて、その幅厚を側窓枠体3の幅よ
り広く形成するとともに、該補助下枠25のウエ
ブ25Aの一部に屋外側へ下傾する傾斜部25C
を設け、かつ同ウエブ25Aには側窓枠体3を連
結支持する複数の係止片25Rおよび係合片25
N、25Pを設けて、相互の補助下枠25をジヨ
イント部材26を介して側窓枠体3の屈曲角度β
に沿つて敷設して左右の側窓枠体3を立設し、こ
の側窓枠体3相互の連結側縦枠6間には所定の屈
曲角度βで連結する主方立22と該主方立22と
対応して屋内側よりジヨイント目板23を連結し
てなる方立目板21により相互の縦枠6を挟着し
て屈曲連結する構成としたものである。したがつ
て、補助下枠25は側窓枠体3の幅厚より幅広に
形成したことにより、例えば側窓枠体3の屋内側
に発生する結露水は透過部材9および各枠部材を
伝つて下方へ流下しても、この補助下枠25によ
り受け止められるとともに、屋外側へ積極的に排
出されて屋内側の床面をぬらさないので好都合で
ある。また、このことは側窓枠体3の各枠部材の
仕口のメタルタツチ部のシールが不要となり、し
たがつて、例えば雨水等が枠部材を伝つて枠内へ
流入しても雨水は枠を伝つて流下し補助下枠25
により受け止められて屋外へ排出される。したが
つて、各枠部材の仕口のシール作業を省略するこ
とができ、側窓枠体3の枠組み施工も容易とな
り、また、各枠部材の仕口加工を簡易化すること
ができる。また、補助下枠25はジヨイント部材
26を介して左右の側窓枠体3の屈曲角度βに沿
つて連結敷設するものであるから、大きなユニツ
ト枠である側窓枠体3の立設はこの補助下枠25
を基準として載置して取付ボルト27,29Aで
止着することで取付調整を行うことなく所定の角
度βで略V形状に簡単に立設することができるの
で屈曲壁体Kの組立施工を極めて省力的に行うこ
とができるとともに、この補助下枠により左右の
側窓枠体3の屈曲角度βを自由に設定可能であ
る。
なお、本実施例においては屈曲壁体Kの屈曲形
状を略V字形状に形成したサンルーム1をがこれ
に限定するものではなく、例えば店舗サツシ等の
ように四辺形状、台形状および多角形状(円弧状
を含む)の屈曲壁体にも適用し得るものである。
さて、本考案は開口部の屋外側に複数枚の側窓
枠体を方立目板を介して所定の角度で屈曲連結
し、かつ前記開口部の前面に敷設した補助下枠を
介して立設する屈曲壁体であつて、前記補助下枠
は前記側窓枠体の底部を受承可能であつて、その
幅厚を前記側窓枠体の幅より広く形成するととも
に、該補助下枠のウエブの一部に屋外側へ下傾す
る傾斜部を設け、かつ同ウエブには前記側窓枠体
を連結支持する複数の係止片を設けて、相互の補
助下枠をジヨイント部材を介して前記側窓枠体の
屈曲角度に沿つて敷設して各側窓枠体を立設し、
この側窓枠体相互の連結側縦枠間には所定の屈曲
角度で連結する主方立と該主方立と対応して屋内
側よりジヨイント目板を連結してなる方立目板に
より前記相互の縦枠を挟着して屈曲連結する構成
としたことにより、例えば側窓枠体の屋内側に発
生する結露水は透過部材および各枠部材を伝つて
下方へ流下しても、この補助下枠により受け止め
られるとともに、屋外側へ積極的に排出されて屋
内側の床面をぬらさないので好都合である。ま
た、このことは側窓枠体の各枠部材の仕口のメタ
ルタツチ部のシールが不要となり、したがつて、
例えば雨水等が枠部材を伝つて枠内へ流入しても
雨水は枠を伝つて流下し補助下枠により受け止め
られて屋外へ排出される。また、各枠部材の仕口
のシール作業を省略することができ、側窓枠体の
枠組み施工も容易となり、また、各枠部材の仕口
加工を簡易化することができる。また、補助下枠
はジヨイント部材を介して側窓枠体の連結する屈
曲角度に沿つて連結敷設するものであるから、大
きなユニツト枠である側窓枠体の立設はこの補助
下枠を基準として載置して取付ボルトで止着する
ことで取付調整を行うことなく所定の角度で略V
形状に簡単に立設することができるので屈曲壁体
の組立施工を極めて省力的に行うことができると
ともに、この補助下枠により側窓枠体の連結する
屈曲角度を自由に設定することができるので、屈
曲壁体として極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は略体正
面図、第2図は略体平断面図、第3図は略体側面
図、第4図は第1図の−線拡大平断面図、第
5図は第1図の−線拡大縦断面図、第6図は
第1図の−線縦断面図である。 3……側窓枠体、4,14……単位窓枠体、
5,15……下枠、6,16……左縦枠、7,1
7……右縦枠、8,18……無目枠、20……基
縦枠、21……方立目板、25……補助下枠、3
2……床面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口部の屋外側に複数枚の側窓枠体を方立目板
    を介して所定の角度で屈曲連結し、かつ前記開口
    部の前面に敷設した補助下枠を介して立設する屈
    曲壁体であつて、前記補助下枠は前記側窓枠体の
    底部を受承可能であつて、その幅厚を前記側窓枠
    体の幅より広く形成するとともに、該補助下枠の
    ウエブの一部に屋外側へ下傾する傾斜部を設け、
    かつ同ウエブには前記側窓枠体を連結支持する複
    数の係止片を設けて、相互の補助下枠をジヨイン
    ト部材を介して前記側窓枠体の屈曲角度に沿つて
    敷設して各側窓枠体を立設し、この側窓枠体相互
    の連結側縦枠間には所定の屈曲角度で連結する主
    方立と該主方立と対応して屋内側よりジヨイント
    目板を連結してなる方立目板により前記相互の縦
    枠を挟着して屈曲連結する構成としたことを特徴
    とする屈曲壁体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835582U (ja) * 1981-09-01 1983-03-08 ワイケイケイ株式会社 出窓におけるパネル取付装置
JPS59171186U (ja) * 1983-04-30 1984-11-15 松下電工株式会社 出窓用パネル
JPS6125485U (ja) * 1984-07-23 1986-02-15 立山アルミニウム工業株式会社 出窓の縦枠装置

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