JPS6315358B2 - - Google Patents
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- JPS6315358B2 JPS6315358B2 JP57196931A JP19693182A JPS6315358B2 JP S6315358 B2 JPS6315358 B2 JP S6315358B2 JP 57196931 A JP57196931 A JP 57196931A JP 19693182 A JP19693182 A JP 19693182A JP S6315358 B2 JPS6315358 B2 JP S6315358B2
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Description
本発明は上層のZn−Ni系合金めつきよりNi含
有量の高いZn−Ni系合金めつきをあらかじめ鋼
板に下層めつきすることにより加工部耐食性を向
上させるZn−Ni系めつき鋼板の製造法に関する。 近年電気亜鉛めつき鋼板は自動車用鋼板を中心
に一層耐食性の高いものが要求されるようにな
り、その一環としてZn−Ni系合金めつき鋼板が
開発されている。しかしながらZn−Ni系合金め
つきは非常に硬く、かつもろいため軽度の加工に
より容易に微細なクラツクが発生し、しかもクラ
ツクが発生した場合ガルバニツク作用が小さいた
め鋼素地より赤錆が短期間に発生してしまう。こ
のためZn−Ni系合金めつき鋼板は加工すると耐
食性が低下し、従来加工部耐食性は平坦部の約1/
4にも低下するのが一般的であつた。 本発明はZn−Ni系合金めつき鋼板の製造法の
うち、とくに浴中の金属比がNi2+/(Zn2++
Ni2+)=0.65〜0.75未満であるめつき浴を用いる
方法において、加工部材耐食性の優れためつき鋼
板を得ることができる方法を提供するものであ
る。 上記方法により得られるめつき鋼板の場合めつ
き層Ni含有量は約10〜12Wt%で、その加工部耐
食性は上述の如く悪いものであつたが、本発明者
らの検討によれば、その加工部耐食性はそのめつ
き層よりNi含有量が1〜75Wt%高いZn−Ni系合
金をあらかじめ0.05〜1.0μmの厚さの下層めつき
しておくことにより改善可能であることが判明し
た。 すなわち上記のような極薄の下層めつきを施し
ておくと、上層のZn−Ni系合金めつき層に微細
なクラツクが発生しても下層の極薄Zn−Ni系合
金めつき層までクラツクは到達せず、しかも下層
は上層より貴で、鋼素地より卑となつているの
で、その溶出は上層により抑制され、かつ鋼素地
よりの赤錆発生を防止する。 しかしながら上記のような下層めつきはめつき
浴の金属比が従来の範囲であるとNi含有量を高
めることができず、また金属比のみを調整するこ
とによりNi含有量を高めてもその含有量分布に
ばらつきが生じ、均一な下地めつきが行えないも
のであつた。 本発明はかかる点に鑑み、上層のめつき層より
Ni含有量が1〜75Wt%高く、かつその分布も均
一である下層めつきを可能にしたZn−Ni系合金
めつき鋼板の製造法を提供するもので、本発明を
実施するための条件はNiSO4とNa2SO4とを含有
し、浴中金属比がNi2+/(Zn2++Ni2+)=0.70〜
0.85で、Na2SO4含有量がNiSO41モル/当り
0.4〜1.0モル/であるめつき浴を用いて浴温55
〜80℃電流密度2〜40A/dm2以下で0.05〜
1.0μmの厚さの下層めつきを施すことを特徴とし
ている。以下本発明を詳細に説明する。 本発明においてはまず鋼板に前処理を施して表
面を清浄にした後Ni2+供給源としてのNiSO4を
含有し、かつ浴中金属比がNi2+/(Zn2++Ni2+)
=0.70〜0.85である浴を用いてZn−Ni系合金の下
層めつきを電気めつきする。ここでこの浴中金属
比が0.70未満であるとNi含有量を上層めつきより
1Wt%以上高く維持するのが困難になり、逆に
0.85を越えるとわずかなめつき条件(浴温、電流
密度等)の変動によりめつき層中のNi含有量が
変動し易く、安定したNi含有量の下層めつきを
行うことが困難となる。 しかしながら浴中金属比を上記範囲にしただけ
では下層めつき中のNi含有量を上層めつきより
1〜75Wt%高くするのに不十分である。このた
め本発明においては浴温を55〜80℃にして電気め
つきを行う。この浴温はめつき層中のNi含有量
を一定にする都合上浴中金属比と組合せて管理す
るのが好ましく、浴中金属比が0.70〜0.77の領域
においては65〜80℃に、また浴中金属比が0.77を
越え0.85以内の領域においては55〜65℃に管理す
るのが好ましい。 本発明の場合この浴温を55℃未満にすると浴中
金属比を0.77を越え0.85と高くしても下層めつき
中のNi含有量を上層めつき中のそれより1Wt%
以上高くすることは難しくなる。一方浴温を80℃
より高くした場合浴中金属比を0.70〜0.77と低く
しても下層めつき中のNi含有量は浴温に比例し
て高くなるので上層めつきより1Wt%以上高くす
ることができるものの、浴温を80℃より高くする
ことは工業的規模で実施する際めつき槽の耐熱、
耐食上管理が難しく、実用上困難である。 以上のような浴組成およびめつき条件で下層め
つきを行えば下層めつき中のNi含有量を上層よ
り1〜75Wt%高くすることができるのであるが、
しかし下層めつき中のNi含有量はめつき液の流
速分布の影響を受け、流速の低い部位が高くなつ
て模様となつて現れる。このためめつき中はめつ
き液の流速を全体的に均一にする必要があるが、
工業的規模のめつき槽においてめつき液の流速を
均一にすることは困難である。そこで本発明にお
いてはかかる欠点を解消するためNa2SO4を
NiSO41モル/当り0.4〜1.0モル/添加して全
体のNi含有量を均一にする。このNa2SO4の添加
はNiSO41モル/当り0.4モル/未満であると
Ni含有量は均一にならず、若干模様となつて現
れる。一方NiSO41モル/当り1.0モル/より
多く添加してもその効果は小さく、実質上意味が
ない。なおこのNa2SO4の添加によりNi含有量が
均一になるのは流速の強弱部において、ZnとNi
の各分極電位を一層接近せしめ、Ni電析量の変
化を小さくするためと推定される。 かくしてNa2SO4を添加してめつきするとNi含
有量の均一な下層めつきを行うことができるので
あるが、この下層めつきは上層めつきよりNi含
有量が1〜75Wt%高くなるようにする。これは
上層めつきとの差が1Wt%未満であると上層と下
層の腐食電位が等しくなるためと思われるが、加
工部耐食性の向上は認められない。一方75Wt%
をこえると、下層の腐食電位がめつき原液である
鉄のそれに限りなく近接し、上層と下層の腐食電
位が、上層とめつき原板とのそれに等しくなる
か、又は逆転して下層めつきの効果が消失するた
めと思われるが、加工部耐食性の向上はほとんど
認められない。このように、本発明の浴組成及び
めつき条件において下層めつきを行うが、電流密
度については2〜40A/dm2が適当であり、
2A/dm2未満ではNi含有量が上層のそれより
75Wt%を越えて高くなり、また、40A/dm2を
こえた電流密度では、Ni含有量の上層との差が
1Wt%未満となる。 次に、めつき厚みは耐食上0.05〜1.0μmになる
ようにする。めつき厚みが0.05μm未満であると
下層めつきにはピンホールの存在が多くなり、上
層めつきにクラツクが生じた場合鋼素地を十分保
護することができず、1.0μmを越えると加工の際
クラツクが生じ、従来のZn−Ni系合金めつき鋼
板のようになつてしまう。 以上のようにして鋼板に下層めつきを施した後
従来のめつき浴組成で上層めつきを行う。 実施例 板厚0.8mmの冷延鋼板を常法により脱脂、酸洗
した後第1表に示す浴組成のめつき液およびめつ
き条件により下層めつきおよび上層めつきを行つ
てZn−Ni系合金めつき鋼板を製造した。その後
この鋼板に2t折曲げ加工を施し、その加工部を
JIS・Z・2371により塩水噴霧試験し、加工部耐
食性を調査した。第2表にこの耐食性調査結果と
めつき層の組成を示す。
有量の高いZn−Ni系合金めつきをあらかじめ鋼
板に下層めつきすることにより加工部耐食性を向
上させるZn−Ni系めつき鋼板の製造法に関する。 近年電気亜鉛めつき鋼板は自動車用鋼板を中心
に一層耐食性の高いものが要求されるようにな
り、その一環としてZn−Ni系合金めつき鋼板が
開発されている。しかしながらZn−Ni系合金め
つきは非常に硬く、かつもろいため軽度の加工に
より容易に微細なクラツクが発生し、しかもクラ
ツクが発生した場合ガルバニツク作用が小さいた
め鋼素地より赤錆が短期間に発生してしまう。こ
のためZn−Ni系合金めつき鋼板は加工すると耐
食性が低下し、従来加工部耐食性は平坦部の約1/
4にも低下するのが一般的であつた。 本発明はZn−Ni系合金めつき鋼板の製造法の
うち、とくに浴中の金属比がNi2+/(Zn2++
Ni2+)=0.65〜0.75未満であるめつき浴を用いる
方法において、加工部材耐食性の優れためつき鋼
板を得ることができる方法を提供するものであ
る。 上記方法により得られるめつき鋼板の場合めつ
き層Ni含有量は約10〜12Wt%で、その加工部耐
食性は上述の如く悪いものであつたが、本発明者
らの検討によれば、その加工部耐食性はそのめつ
き層よりNi含有量が1〜75Wt%高いZn−Ni系合
金をあらかじめ0.05〜1.0μmの厚さの下層めつき
しておくことにより改善可能であることが判明し
た。 すなわち上記のような極薄の下層めつきを施し
ておくと、上層のZn−Ni系合金めつき層に微細
なクラツクが発生しても下層の極薄Zn−Ni系合
金めつき層までクラツクは到達せず、しかも下層
は上層より貴で、鋼素地より卑となつているの
で、その溶出は上層により抑制され、かつ鋼素地
よりの赤錆発生を防止する。 しかしながら上記のような下層めつきはめつき
浴の金属比が従来の範囲であるとNi含有量を高
めることができず、また金属比のみを調整するこ
とによりNi含有量を高めてもその含有量分布に
ばらつきが生じ、均一な下地めつきが行えないも
のであつた。 本発明はかかる点に鑑み、上層のめつき層より
Ni含有量が1〜75Wt%高く、かつその分布も均
一である下層めつきを可能にしたZn−Ni系合金
めつき鋼板の製造法を提供するもので、本発明を
実施するための条件はNiSO4とNa2SO4とを含有
し、浴中金属比がNi2+/(Zn2++Ni2+)=0.70〜
0.85で、Na2SO4含有量がNiSO41モル/当り
0.4〜1.0モル/であるめつき浴を用いて浴温55
〜80℃電流密度2〜40A/dm2以下で0.05〜
1.0μmの厚さの下層めつきを施すことを特徴とし
ている。以下本発明を詳細に説明する。 本発明においてはまず鋼板に前処理を施して表
面を清浄にした後Ni2+供給源としてのNiSO4を
含有し、かつ浴中金属比がNi2+/(Zn2++Ni2+)
=0.70〜0.85である浴を用いてZn−Ni系合金の下
層めつきを電気めつきする。ここでこの浴中金属
比が0.70未満であるとNi含有量を上層めつきより
1Wt%以上高く維持するのが困難になり、逆に
0.85を越えるとわずかなめつき条件(浴温、電流
密度等)の変動によりめつき層中のNi含有量が
変動し易く、安定したNi含有量の下層めつきを
行うことが困難となる。 しかしながら浴中金属比を上記範囲にしただけ
では下層めつき中のNi含有量を上層めつきより
1〜75Wt%高くするのに不十分である。このた
め本発明においては浴温を55〜80℃にして電気め
つきを行う。この浴温はめつき層中のNi含有量
を一定にする都合上浴中金属比と組合せて管理す
るのが好ましく、浴中金属比が0.70〜0.77の領域
においては65〜80℃に、また浴中金属比が0.77を
越え0.85以内の領域においては55〜65℃に管理す
るのが好ましい。 本発明の場合この浴温を55℃未満にすると浴中
金属比を0.77を越え0.85と高くしても下層めつき
中のNi含有量を上層めつき中のそれより1Wt%
以上高くすることは難しくなる。一方浴温を80℃
より高くした場合浴中金属比を0.70〜0.77と低く
しても下層めつき中のNi含有量は浴温に比例し
て高くなるので上層めつきより1Wt%以上高くす
ることができるものの、浴温を80℃より高くする
ことは工業的規模で実施する際めつき槽の耐熱、
耐食上管理が難しく、実用上困難である。 以上のような浴組成およびめつき条件で下層め
つきを行えば下層めつき中のNi含有量を上層よ
り1〜75Wt%高くすることができるのであるが、
しかし下層めつき中のNi含有量はめつき液の流
速分布の影響を受け、流速の低い部位が高くなつ
て模様となつて現れる。このためめつき中はめつ
き液の流速を全体的に均一にする必要があるが、
工業的規模のめつき槽においてめつき液の流速を
均一にすることは困難である。そこで本発明にお
いてはかかる欠点を解消するためNa2SO4を
NiSO41モル/当り0.4〜1.0モル/添加して全
体のNi含有量を均一にする。このNa2SO4の添加
はNiSO41モル/当り0.4モル/未満であると
Ni含有量は均一にならず、若干模様となつて現
れる。一方NiSO41モル/当り1.0モル/より
多く添加してもその効果は小さく、実質上意味が
ない。なおこのNa2SO4の添加によりNi含有量が
均一になるのは流速の強弱部において、ZnとNi
の各分極電位を一層接近せしめ、Ni電析量の変
化を小さくするためと推定される。 かくしてNa2SO4を添加してめつきするとNi含
有量の均一な下層めつきを行うことができるので
あるが、この下層めつきは上層めつきよりNi含
有量が1〜75Wt%高くなるようにする。これは
上層めつきとの差が1Wt%未満であると上層と下
層の腐食電位が等しくなるためと思われるが、加
工部耐食性の向上は認められない。一方75Wt%
をこえると、下層の腐食電位がめつき原液である
鉄のそれに限りなく近接し、上層と下層の腐食電
位が、上層とめつき原板とのそれに等しくなる
か、又は逆転して下層めつきの効果が消失するた
めと思われるが、加工部耐食性の向上はほとんど
認められない。このように、本発明の浴組成及び
めつき条件において下層めつきを行うが、電流密
度については2〜40A/dm2が適当であり、
2A/dm2未満ではNi含有量が上層のそれより
75Wt%を越えて高くなり、また、40A/dm2を
こえた電流密度では、Ni含有量の上層との差が
1Wt%未満となる。 次に、めつき厚みは耐食上0.05〜1.0μmになる
ようにする。めつき厚みが0.05μm未満であると
下層めつきにはピンホールの存在が多くなり、上
層めつきにクラツクが生じた場合鋼素地を十分保
護することができず、1.0μmを越えると加工の際
クラツクが生じ、従来のZn−Ni系合金めつき鋼
板のようになつてしまう。 以上のようにして鋼板に下層めつきを施した後
従来のめつき浴組成で上層めつきを行う。 実施例 板厚0.8mmの冷延鋼板を常法により脱脂、酸洗
した後第1表に示す浴組成のめつき液およびめつ
き条件により下層めつきおよび上層めつきを行つ
てZn−Ni系合金めつき鋼板を製造した。その後
この鋼板に2t折曲げ加工を施し、その加工部を
JIS・Z・2371により塩水噴霧試験し、加工部耐
食性を調査した。第2表にこの耐食性調査結果と
めつき層の組成を示す。
【表】
【表】
第2表より本発明の範囲内で製造しためつき鋼
板の加工部耐食性は優れていることがわかる。 以上の如く本発明によれば上層のZn−Ni系合
金めつきを施すにあたり、この上層めつきより
Ni含有量が高く、しかもその分布が均一なZn−
Ni系合金の下層めつきを施すことができるので、
加工部耐食性の向上したZn−Ni系合金めつき鋼
板を得ることができる。
板の加工部耐食性は優れていることがわかる。 以上の如く本発明によれば上層のZn−Ni系合
金めつきを施すにあたり、この上層めつきより
Ni含有量が高く、しかもその分布が均一なZn−
Ni系合金の下層めつきを施すことができるので、
加工部耐食性の向上したZn−Ni系合金めつき鋼
板を得ることができる。
Claims (1)
- 1 浴中金属比がNi2+/(Zn2++Ni2+)=0.65〜
0.75未満であるめつき浴において、浴温50〜55℃
未満、電流密度20A/dm2以上で鋼板にZn+Ni
系電気合金めつきを施すにあたり、あらかじめ
NiSO4とNa2SO4とを含有し、浴中金属比が
Ni2+/(Zn2++Ni2+)=0.70〜0.85でNa2SO4含有
量がNiSO41モル/当り0.4〜1.0モル/である
めつき浴を用いて浴温55〜80℃、電流密度2〜
40A/dm2以下で、上記Zn+Ni系電気合金めつ
きよりNi含有量が1〜75Wt%高いZn−Ni系電気
合金めつきを厚さ0.05〜1.0μm施すことを特徴と
する加工部耐食性を向上させるZn−Ni系合金め
つき鋼板製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19693182A JPS5985884A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 加工部耐食性を向上させるZn−Ni系合金めつき鋼板製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19693182A JPS5985884A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 加工部耐食性を向上させるZn−Ni系合金めつき鋼板製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985884A JPS5985884A (ja) | 1984-05-17 |
JPS6315358B2 true JPS6315358B2 (ja) | 1988-04-04 |
Family
ID=16366038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19693182A Granted JPS5985884A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 加工部耐食性を向上させるZn−Ni系合金めつき鋼板製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5985884A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62290895A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 電気亜鉛合金めつき鋼板 |
JPS62294198A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 自動車用防錆鋼板並びにその製造方法 |
JPH01316490A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-21 | Kawasaki Steel Corp | Zn−Ni合金めっき鋼帯の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5838517A (ja) * | 1981-09-01 | 1983-03-07 | 三洋電機株式会社 | 炊飯器 |
-
1982
- 1982-11-10 JP JP19693182A patent/JPS5985884A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5838517A (ja) * | 1981-09-01 | 1983-03-07 | 三洋電機株式会社 | 炊飯器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5985884A (ja) | 1984-05-17 |
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