JPS63151799A - 継目密閉リング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シールド尾部とタビング支保の間の継目密閉
リングに関する。

従来の技術 タビング支保の後のシールド尾部の圧縮は、従来満足に
は実施できなかった特に粘着性のゆるい地盤においてシ
ールド掘進する際の作業過程である。シールド尾部とは
ギャップのことであり、このギャップは、シールドを推
進する際シールド尾部の後に生じ、かつまわりの地盤お
よびタビング支保によって制限される。ギャップの厚さ
は、シールド尾部板、シールド尾部パツキンおよびシー
ルド尾部を保護する際のタビングの組込みのだめの空間
の厚さの加算によって決まる。１０ｃ！ＩＬの程度のこ
のギャップは、場合によってはシールドの推進と同時に
硬化材料によって圧縮し、地下水中にあるまわりの地盤
がギャップ中に侵入することを防止しなければならない
。トンネルのまわりの地盤がゆるむことは不利な作用で
あり、それによりライニングの設置が害され、かつトン
ネル上の地層が低下することは不利な作用である。

端面におけるシールド尾部継目を密閉するため、シール
ド周面の鋼板に固定的に結合された継目構造物が組込ま
れる。この継目構造物によって、場合によっては地下水
を含むゆるい地盤または圧縮材料がシールド内に侵入す
ることを防止するようにする。

従来圧縮材料は、トンネル軸に対して垂直なタビングセ
グメントの穴を通して、またはトンネル軸に対して平行
にシールド局面に配置された供給導管を通して、ギャッ
プ内に圧入さ終ている。しかし圧縮圧力が、地盤と地下
水からなる負荷により生じる圧力より確実に高いという
ことは保証できない。すなわちシールドを推進する際に
シールド尾部の後に生じる空間容積が、同時に圧縮材料
の容積によって確実に補償できるわけではない。

例えばピストン注入ポンプの間欠動作によりすでに小さ
な容積差が生じると、液体プレス材料に大きな圧力差が
生じる。その結果シールド尾部継目に地下水と地盤が侵
入し、それにより不規則な充填と設定が助長される。ポ
ンプの間欠的な容積増大を補償するため、同時に接続さ
れ駆動される複数の圧縮材料供給導管とガス貯蔵部の可
能な結合も、シールド尾部継目のリング空間における所
定の一定圧力を生じるようにはならない。なぜなら供給
導管の断面積は小さいので、単位時間あたりの材料供給
容積は、シールド推進により生じる容積増大に対して少
なすぎるからである。

発明の目的 本発明の課題は、液体圧縮材料の圧力を、まわりの地盤
と地下水からなる負荷による圧力に抗する圧力で、はぼ
一定に維持することにある。

発明の構成 本発明によればこの課雇は次のようにして解決される。

すなわち継目密閉リングが、シールド尾部とタピング支
保に対して相対的に自由に可動に、調節可能な支持ユニ
ットを介して掘進方向に弾性的に支持されており、かつ
一方において圧縮材料供給開口を有し、かつ他方におい
てシールド尾部の内側に接触可能な弾性外側パツキン、
およびタビング支保の外側に押付は可能な弾性内側パツ
キンを有する。

従って本発明による継目密閉リングは、もはやシールド
周面に固定的に結合されているのではなく、シールドの
長手方向に可動に配置されている。

その際この継目密閉リングは、可変のばね定数で弾性的
に支持されている。制御および調整部材は、継目構造物
がシールド軸に対して垂直な面に対して平行にだけ動く
ようにする。距離接点は継目密閉リングの遊び空間を制
限し、す／グの運動に依存して掘進方向を制御するパル
スを発生する。まわりの密閉は、ゴム弾性またはばね素
子によって、シールド尾部範囲の内側およびタビングか
らなるトンネル管の外側に押付けられる。それにより一
方において開口を通して密閉部内に押込まれた軟弾性の
硬化可能な充填物質の圧力密の制限が行われる。他方に
おいてトンネル掘進方向に自由に可動な密閉部の結合な
゛しゃ断するトンネル管軸とシールドの間において、場
所毎に不可逃の偏心を補償することができる。掘進シー
ルド、タビング支保および密閉リングの周にわたって分
散した複数の開口によるリング空間の連続的な圧縮の運
動によって、連続的に硬化可能な充填材料がリング空間
に圧入される。生じた圧力により、地盤、トンネル管お
よび密閉リングによる充填材料の迅速かつ連続的な支持
が行われる。従って本発明の主目的が、すなわちタピン
グから構成したトンネル管による地盤の設定の少ない浸
透が可能である。その際充填材料の特に迅速な硬化は間
層にならない。

従ってその他の点で低いないし中間の強度を得るように
する組込むべきコンクリートは長い時間にわたってポン
プ送り可能である。使用する硬化剤のため供給導管が詰
まる危険はわずかである。例えば交換可能な束管を適当
な密閉リングの適当な浸透開口に挿入することにより、
密閉リングの範囲において圧縮過程を中断した際にコン
クリートにより供給導管が詰まることが防がれる。すで
に述べたように自由に可動の密閉リングの推進運動は、
ポンプ導管から加えられる充填材料内の圧力を維持した
ままシールドの運動とは完全に切離して行われる。掘進
方向への密閉リングの制御のため、圧力を安定化した支
持ユニットが使われる。

それ以外の構成のため多くの可能性がある。支持ユニッ
トはシリンダビストン装置からなると有利である。さら
に外側パツキンが半径方向に調節可能なゴムまたはプラ
スチックリングからなり、一方向側パッキンが追従ばね
板パツキンとして構成されている実際に有利な構成は望
ましい。

実施例 本発明の実施例を以下図面によって詳細に説明する。

図示した継目密閉リングは、シールド尾部１の後端部と
タビング支保２の前端部の間に配置されており、かつ圧
縮材料、例えばコンクリートを圧縮する途中にシールド
尾部継目３を密閉するために使われる。継目密閉リング
は、シールド尾部１とタピング支保２に対して相対的に
自由に可動に、シリンダビストン装置の形の調節可能な
支持ユニットを介して、掘進方向に弾性的に例えばシー
ルドに支持されている。図においてこれら支持ユニット
は詳細には図示されていない。第１図には複数の取付は
穴４のうち１つだけが示されており、これら取付は穴に
支持ユニットが取付けられている。同時に周にわたって
分散して継目密閉リングの前端面に、複数の圧縮材料供
給開口５が設けられている（第２図）。さらに継目密閉
リングは、弾性外側パツキン６および弾性内側パツキン
７を有する。弾性外側パツキン６はゴムまたはプラスチ
ックリングからなり、このリングは、シールド尾部ｌの
内側に接触可能であり、そのため適当な半径方向調節ね
じ８が設けられている。タピング支保２の外側に押付は
可能な内側パツキン７は、半径方向ねじ９によって継目
密閉リングに取付けられた追従板ばねパツキンからなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、継目密閉リングの断面図、第２図は、別の角
度位置における継目密閉リングを示す第１図に相応する
断面図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）シールド尾部とタビング支保の間の継目密閉リン
   グにおいて、 継目密閉リングが、シールド尾部（１）とタビング支保
   （２）に対して相対的に自由に可動に、調節可能な支持
   ユニットを介して掘進方向に弾性的に支持されており、
   かつ一方において圧縮材料供給開口（５）を有し、かつ
   他方においてシールド尾部（１）の内側に接触可能な弾
   性外側パッキン（６）、およびタビング支保（２）の外
   側に押付け可能な弾性内側パッキン（７）を有すること
   を特徴とする継目密閉リング。
2. （２）支持ユニットがシリンダビストン装置からなる、
   特許請求の範囲第１項記載の継目密閉リング。
3. （３）外側パッキン（６）が、半径方向に調節可能なゴ
   ムまたはプラスチックリングからなる、特許請求の範囲
   第１または２項記載の継目密閉リング。
4. （４）内側パッキン（７）が、追従ばね板パッキンから
   なる、特許請求の範囲第１〜３項の１つに記載の継目密
   閉リング。