JPS63150666A - 超音波探傷器の測定範囲選択装置 - Google Patents

超音波探傷器の測定範囲選択装置

Info

Publication number
JPS63150666A
JPS63150666A JP61296717A JP29671786A JPS63150666A JP S63150666 A JPS63150666 A JP S63150666A JP 61296717 A JP61296717 A JP 61296717A JP 29671786 A JP29671786 A JP 29671786A JP S63150666 A JPS63150666 A JP S63150666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cursor
display
address
measurement range
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61296717A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0614028B2 (ja
Inventor
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Eiki Izumi
和泉 鋭機
Shigenori Aoki
茂徳 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP61296717A priority Critical patent/JPH0614028B2/ja
Publication of JPS63150666A publication Critical patent/JPS63150666A/ja
Publication of JPH0614028B2 publication Critical patent/JPH0614028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波探傷器において、被検査物体における測
定範囲を表示部に表示し、その測定範囲内の特定領域を
カーソルにより選択する超音波探傷器の測定範囲選択装
置に関する。
〔従来の技術〕
超音波探傷器は、物体内部の傷の存在の有無を当該物体
を破壊することな(検査する装置として良く知られてい
る。この超音波探(u器を図により説明する。
第14図は従来の超音波探傷器のブロック図である。図
で、■は被検査物体、1fは被検査物体1内に存在する
欠陥を示す。2は被検査物体1内に超音波を放射すると
ともに、反射してきた超音波に比例した電気信号を出力
する超音波探触子である。3は超音波探傷器であり、超
音波探触子2に対して超音波発生パルスを出力し、かつ
、超音波探触子2からの信号を受信し、この信号の波形
を表示する。
超音波探傷器3は次の各要素で構成されている。
即ち、4は超音波探傷器3の動作に時間的規制を与える
信号電圧を発生する同期回路、5は同期回路4の信号に
より超音波探触子2に超音波発生のためのパルスを出力
する送信部である。6は超音波探触子2からの信号を受
信する受信部であり、抵抗器で構成される分圧器の組合
せより成る減衰回路6a、および増幅回路6bで構成さ
れる。7は増幅回路6bからの信号を整流する検波回路
、8は垂直軸増幅回路である。
9は同期回路4からの同期信号により三角波を発生する
掃引回路、10は掃引回路9の三角波信号を増幅する増
幅回路である。1)は超音波探触子2からの信号波形を
表示する表示部であり、横軸は増幅回路10から出力さ
れる三角波で定まる時間軸とされ、縦軸は垂直軸増幅回
路8から出力される信号の大きさとされる。表示部1)
としては陰極線管が用いられ、その表面にはスケールが
表示されている。12は被検査物体lにおいて、その表
面からの検査すべき範囲(測定範囲)を設定する測定範
囲設定部である。13は掃引開始信号に遅れ時間をもた
せて表示部1)に表示される波形の位置を平行移動させ
る遅延時間設定部である。
次に、上記従来の超音波探傷器の動作の概略を説明する
。同期回路4からの信号電圧により送信部5からパルス
が出力されると、超音波探触子2はこのパルスにより励
起されて被検査物体lに対して超音波を放射する。放射
された超音波の一部は被検査物体1の表面から直ちに超
音波探触子2に戻り、他は被検査物体l内を伝播し、被
検査物体1の底部に達し、ここで反射されて超音波探触
子2に戻る。一方、被検査物体lに欠陥1fが存在する
と、超音波は当該欠陥1fにおいても反射されて超音波
探触子2に戻る。これら超音波探触子2に戻った超音波
は超音波探触子2をその大きさに比例して励起し、超音
波探触子2からはこれに応じた電気信号が出力される。
この信号は減衰回路6aに入力され、処理に適した大き
さに調節され、増幅回路6bを経て検波回路7に人力さ
れる。検波回路7は表示部1)の表示を片振り指示とす
るため、入力信号を整流する。この際、当該信号に混入
している雑音成分も除去される。検波回路7の出力信号
は垂直軸増幅回路8を経て表示部1)に入力され、その
大きさが表示部1)の縦軸に表される。一方、掃引回路
9は同)す1回路4の同期信号により三角波電圧を発生
し、この電圧は増幅回路10を経て表示部1)(陰極線
管)の偏向電極に印加され、電子ビームを掃引する。こ
の掃引と前記垂直軸増幅回路8からの入力信号により、
表示部1)には超音波探触子2に戻った反射波の波形が
表示される。
このような超音波探傷器3を用いた探傷において、表示
部1)に表示される反射波の波形は、被検査物体1と超
音波探触子2との接触状態の如何によって変化する。こ
れを避けるため、通常、水浸法が採用されている。第1
5図は当該水浸法を説明する断面図である。図で、1は
被検査物体、l「は欠陥、2は超音波探触子であり、こ
れらは第14図に示すものと同じである。15は水槽、
16は水槽15内の水を示す。被検査物体lは水槽15
に沈められ、超音波探触子2は被検査物体lと水16を
介して対向〜已しめられる。超音波探触子2からの超音
波は水16を経て被検査物体1に射入し、被検査物体l
の各部からの反射波は水16を経て超音波探触子2に入
力されるので、表示部1)には安定した波形が表示され
ることになる。
第16図は表示された反射波の波形図である。
図で、横軸は時間、縦軸は反射波の大きさを示す。
Tは超音波探触子2から超音波が送信されたときに直ち
に反射される送信反射波、Sはは被検査物体1の表面か
らの反射波、Fは欠陥l「からの反射波、Bは被検査物
体1の底面からの反射波、B。
は水槽15の底面からの反射波である。なお、被検査物
体1内における超音波の音速は一定であるので、横軸(
時間軸)は距離を表すことになり、この波形図から欠陥
1[の位置が判明する。
ところで、一般に、被検査物体lを探傷する場合、必ず
しもその表面から底面まで全体を検査する必要はなく、
被検査物体1内のある深さ範囲(測定範囲)を表示部1
)に表示し、この範囲を検査すればよい場合が多い。こ
の場合には、測定範囲設定部12の粗調用つまみおよび
微調用つまみを操作して波形の拡張、縮小を行い、又、
遅延時間設定部13のつまみを操作して波形の移動を行
うことにより第16図に示す波形図のうちの所望の測定
範囲を表示部1)に表示する。又、表示された測定範囲
内において、さらにある特定の領域を注意して観察する
必要がしばしば生じる。この場合には、表示部1)に表
示された波形のうちの当該領域が明確になるように表示
部1)の陰極線管の表面上にその領域を挟むように2本
の線を描いたり、又は、陰極線管の表面に沿って左右に
移行する2木のカーソールを設け、この2木のカーソル
で当J亥領域を挟むようにする。これにより検査者は注
意して検査すべき領域を明確かつ容易に観察することが
でき、検査に要する時間や労力を軽減することができ、
より正確な検査を実施することができる。
〔発明が解決しようとする問題点] 上記従来例においては、前記領域を明確にするため、上
述のように陰極線管面上に線を描いたり、陰極線管表面
上でカーソルを移行させたりするが、前者の手段は極め
て面倒であり、また、後者の手段はカーソルが表示部1
)の表面に突出するので好ましくない。しかも、前記領
域の位置は必ずしも明確でなく、特に、表示部1)に表
示された測定範囲に表面反射波Sと底面反射波Bが現れ
ない場合、前記領域の位置のみならず、欠陥1rの位置
を正確に知ることもできない。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、カー
ソルを描いたり、又は機械的なカーソルを用いたりする
ことなく、カーソル自体を表示部に表示することができ
るとともに、このカーソルにより測定範囲内の所望の領
域を容易に、かつ、正確に選択することができる超音波
探傷器の測定範囲選択装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は、超音波探触子に
対して所定のパルスを出力する送信部と、超音波探触子
からの信号を受信する受信部と、この受信部で受信され
た信号に基づいてその信号の波形を表示する表示部とを
備えた超音波探傷器において、波形メモリを設けて受信
部で受信された人力信号を所定のサンプリング周期で当
該波形メモリにそのアドレス順に順次記憶させ、又、波
形メモリとは別に表示部に表示するデータを記憶させる
表示メモリを設け、表示部に表示すべき測定範囲に応し
て前記波形メモリのアドレスを選択して前記表示メモリ
のアドレスに対応させ、選択された波形メモリのアドレ
スに記憶されているデータを対応する表示メモリのアド
レスに移送し、さらに、カーソル入力部から選択すべき
測定範囲が指示されたとき、この指示に基づいて表示メ
モリのアドレスを演算し、演算されたアドレスのデータ
をカーソル表示データに変更し、表示メモリの各アドレ
スからデータをとり出して表示部に表示するようにした
ことを特徴とする。
〔作 用〕
被検査物体からの超音波の反射波は超音波探触子に戻り
、超音波探触子からはこの反射波に応じた信号が出力さ
れる。受信部ではこの信号を受信し、受信部からの出力
信号は所定のサンプリング周期で波形メモリに順に記憶
される。この状態で、表示すべき測定範囲の波形メモリ
のアドレスが所定の手段で選択されて表示メモリのアド
レスと対応せしめられ、そのデータが対応する表示メモ
リのアドレスに入力される。又、カーソル入力部により
、どの位置にカーソル表示を行うかが指示されると、当
該位置に対応する表示メモリのアドレスの演算を行って
アドレスを決定し、決定されたアドレスにカーソル表示
を行うデータを記憶させる。表示メモリの各アドレスに
記憶されたデータは表示制御手段により表示部に表示さ
れ、波形とともに所定位置にカーソルが表示される。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る超音波探傷器のブロック
図である。図で、第14図に示す部分と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
21は本実施例の超音波探傷器を示す。この超音波探傷
器21は次の各要素により構成されている。
即ち、22は受信部6の出力信号をディジタル値に変換
するA/D変換部、23はA/D変換部22で変換され
た値を記憶する波形メモリ、24は波形メモリ23の各
アドレスを順に指定してゆくアドレスカウンタである。
25はタイミング回路であり、送信部5、A/D変換部
22およびアドレスカウンタ24へそれぞれ起動信号を
与える。
このタイミング回路25の発振には水晶発振子が用いら
れる。
26は所要の演算、制御を行うCPU (中央処理装置
)、27は演算のためのパラメータやデータ等を一時記
憶するRAM (ランダム・アクセス・メモリ)、28
はCPU26の処理手順を記憶するROM (リード・
オンリ・メモリ)である。
29は所望の測定範囲を入力する測定範囲設定部、30
は被検査物体l内を超音波が伝播する速度(音速)その
他の値を入力するキーボード入力部である。31は液晶
表示部、32はCPU26の演算、制御の結果得られた
データに基づいて液晶表示部31の表示を制御する表示
部コントローラである。32mは表示部コントローラ3
2に設けられた表示メモリであり、この表示メモリ32
mには液晶表示部31に表示するデータが格納される。
表示メモリ32mのアドレスの数は、液晶表示部31に
おける横方向に配列された液晶ドツトの数と同数である
。33は原点設定部であり、被検査物体1内の位置を定
めるための原点の設定に用いられる。この原点設定部は
第2図を用いてさらに後述する。34は表示部にカーソ
ルを表示する場合、当該カーソルの始点位置を定めるカ
ーソル始点設定部、35は当該カーソルの幅を指示する
カーソル幅設定部である。
第2図は第1図に示す原点設定部におけるキースイッチ
の配置図である。本実施例において、原点設定部30の
キースイッチは、θ〜9までの10個の数字キースイッ
チ30a、r原点」の表示がある原点キースイッチ30
b、および「セット」の表示があるセツチキースイッチ
30Cで構成されている。原点キースイッチ30bは原
点位置を求める処理動作を起動する機能を有し、又、セ
ットキースイッチ30cは入力終了の信号を出力する機
能を有する。
次に、本実施例の動作を説明する。まず最初に波形メモ
リ23へのデータの格納動作を第3図に示す反射波の波
形図、第4図に示す波形メモリ23のブロック図を参照
しながら説明する。タイミング回路25から送信部5ヘ
トリガ信号が出力されると、送信部5は超音波探触子2
にパルスを出力し、超音波探触子2から被検査物体1内
に超音波が放射される。この超音波の反射波は超音波探
触子2により電気信号に変換され、この信号は受信部6
で受信される。受信部6は、受信した反射波信号を以後
の処理に適した値として出力する。
この出力された反射波信号は、所定のサンプリング周期
毎にA/D変換部22においてディジタル値に変換され
、この変換された値は順次波形メモリ23に記憶される
。この記憶は、アドレスカウンタ24が波形メモリ23
のアドレスを順次指定することによりなされる。反射波
信号のサンプリング、波形メモリ23のアドレ指定はタ
イミング回路25から出力される起動信号により実行さ
れる。このような反射波信号のサンプリングと、そのデ
ィジタル値の波形メモリ23への収容を第3図および第
4図により説明する。
第3図は反射波信号の波形図である。図で、横軸には時
間が、縦軸には反射波信号の大きさく電圧)がとっであ
る。T、Fは第16図に示すものと同じ反射波を示す。
なお、第3図では横軸のみが極端に拡大して描かれてい
る。次に、第4図は波形メモリ23のブロック図である
。縦列に並べて示された各ブロックは波形メモリ23に
おけるデータの収容部を意味し、各収容部に記載された
D tor、 D +1).・・・・・・・・・D (
n−1)+ D (n)+ D fn++1 ・++・
・・・・はA/、D変換部22でディジタル値に変換さ
れた反射波信号のデータである。これらデータを一般形
としてDLL、で表わす。又、各収容部の左側に記載さ
れた符号AM+all All+Il+・・・・・・・
・・AM+1l−IllA□71.A□o、1.・・・
・・・・・・は対応する収容部のアドレスを示す。これ
らアドレスを一般形としてA、4(□。
で表わす。
今、第3図に示す時刻t0において、タイミング回路2
5からA/D変換部22およびアドレスカウンタ24に
起動信号が出力されると、A/D変換部22ではそのと
きの反射波Tの電圧をA/D変換してデータD(。)を
得る。又、アドレスカウンタ24は波形メモリ23のア
ドレスA□。、を指定する。この結果、データD(。)
 は波形メモリ23のアドレスA1゜、に収容される。
次いで、時間τ、経過後の時刻1.において、タイミン
グ回路25から再びA/D変換部22およびアドレスカ
ウンタ24に起動信号が出力されると、同じくそのとき
の反射波Tの電圧がA/D変換部22で変換されてデー
タD(1) が得られ、アドレスカウンタ24は次のア
ドレスA□、を指定するので、波形メモリ23のアドレ
スA M + l 1にデータD tnが収容される。
この場合、時間τ5がサンプリング時間(例えば50n
s)となる。以下、同様にして反射波T、S、F、B、
・・・・・・・・・のデータが波形メモリ23に記憶さ
れることになる。
以上、反射波のデータを波形メモリ23に格納する動作
について説明した。次に、原点設定部33により原点が
設定される。この原点設定の動作を第5図に示すフロー
チャートおよび第6図(a)。
(b)に示す表示された波形図を参照しながら説明する
。原点を設定する場合には、まず、原点設定部30の原
点キースイッチ30bを押す。CPU26は常時この原
点キースイッチ30bが押されたか否かを判断しており
(第5図に示す手順P、)、これが押されたことを判定
することにより原点設定処理を行う。即ち、最初に、波
形メモリ23に記4.1されているデータに基づいて、
各反射波T。
F、B、BSのピーク値を検索し、そのピーク値を格納
しているアドレスを求める(手順P2)。
次に、各反射波形T、S、F、B、BSを液晶表示部3
1に表示する(手順P3)。この表示の概略について説
明する。液晶表示部31は横方向においである数の液晶
ドツトが配列されており、又、表示部コントローラ32
には前述のように当該配列の数と同数のアドレスを有す
る表示メモリ32mが設けられている。今、仮に液晶ド
ツトの配列の数を200とすると、表示メモリ32mの
アドレス(これをALlj+で表す)の数は、アドレス
AL(。。
からアドレスAL+1991までの200となる。一方
、波形メモリ23のアドレスA10.のうち、反射波T
、S、F、B、B、までが格納されているアドレスの数
を例えば1000とする。一方、表示メモリの数は20
0であるので、全ての領域を表示するためには、表示す
るデータを間引く必要がある。
そこで、上記1000のアドレス(アドレスA、!(。
)〜AM<991)1)のうち5番目毎のアドレス(ア
ドレスA M (。)+ AM+51) A□、。、・
・・・・・・・・・・・AM+99゜、)を表示メモリ
32mのアドレスAL(jlに対応させ、そのデータを
表示メモリ32mの当該アドレス転送し、表示部コント
ローラ32によりこれらのデータを液晶表示部31に表
示すれば各反射波T〜B、を表示することができる。
次に、第6図(a)に示すように液晶表示部31に表示
された波形のピーク値のすべてに番号を付与表示すると
ともに、それらのピーク値のうち原点位置とすべきピー
ク値の選択を指示する原点位置選択表示を行う(手順P
4)。なお、これらの番号は手順P2で得られた各ピー
ク値に対して予め順に付与されている。第6図(a)に
示す場合、反射波T、S、F、B、BSのピーク値にそ
れぞれ順に番号O〜4が付与され、又、原点位置選択表
示として「ゲンテンイチヲシジシナサイ」という表示が
なされている。オペレータはこの指示にしたがって、反
射波Sのピーク値の番号「1」を原点設定部30の数字
キースイッチ30aのうち数字rlJが表示されたもの
を押圧し、次にセットキースイッチ30cを押圧して入
力の終了を報せる。
CPU26はキーボード入力部30からの指示をみて、
これが番号rlJであることから、手順P2で求めたア
ドレスのうちの反射波Sのピーク値を記憶するアドレス
(このアドレスをA M (S)とする)を取出す(手
順ps)。このようにしてアドレスA□8.が定められ
ると、このアドレスAM(S)は表示部コントローラ3
2の表示メモリ32mの最初のアドレス(液晶表示部3
1の最左端に表示されるデータを記憶するアドレス)A
L+。、に対応せしめられる(手順P6)。そして、液
晶表示部31における表示には、第6図(b)に示すよ
うに反射波Sのピーク値が最左端に表示され、これが原
点となる。なお、第6図(b)に示すような波形表示(
第6図(alの波形表示の平行移動)を行うには、第6
図(alに示す波形を表示している波形メモリ23の各
アドレスに対して、これに対応する表示メモリのアドレ
スを、第6図(alの表示の対応から、1番のピーク値
の表示メモリのアドレスの数だけ滅じたアドレスとすれ
ばよい。
上記原点とされたピーク値を記憶するアドレスA□5.
は、例えばRAM27の所定番地に記憶され、以後の反
射波形の表示処理(例えば測定範囲の設定処理、カーソ
ル処理等)がどのようになされても、当該アドレスA□
9は原点のアドレスとして保持されることになる。した
がって、原点の設定が容易、正確になされるばかりでは
なく、原点設定後にどのような処理が行われても原点が
変動することはない。
以上、原点設定の動作について説明した。次に、所望の
測定範囲の波形表示の動作を第7図に示す波形図および
第8図に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第7図で、T、S、F、B、B。
は第16図に示すものと同じ反射波の波形である。
一点鎖線で囲まれている部分31Bは液晶表示部31に
表示される測定範囲である。又、測定範囲31Aは液晶
表示部31のうち波形表示をする領域である。さらに、
Cs、Ctはそれぞれ液晶表示部31に表示される前カ
ーソルおよび後カーソルである。31Bはこれら前カー
ソルC3と後カーソルC6とで挟まれる領域を示し、測
定範囲31A内において選択される。X+、Xzは後述
する距離β、とIRとを画面上に表示する位置を示す。
これら前カーソルC3および後カーソルCEについては
後述する。第7図に示される状態は、両カーソルC,,
C,に挾まれた領域31Bをはさんでその両側近辺の部
分の測定範囲eRの領域が液晶表示部31に表示されて
いる状態を模式的に示したものである。ここで、図示さ
れている寸法(距離)について述べる。
β5 :原点(本例では、表面からの反射波Sのピーク
位置)から測定範囲31A左端までの距離 lR:測定範囲31Aの幅と対応する距離1)cs:測
定範囲31Aの左端から前記カーソルC3までの距離 l、ド測定範囲31Aの左端から後カーソルC1までの
距離 A、I :萌カーソルC8と後カーソルC1との間の領
域31Bの幅(カーソル幅) 液晶表示部31に上記第7図に示すような波形表示を行
う場合の動作を以下に説明する。最初に、キーボード入
力部30に被検査物体l内を超音波が伝播する音速(こ
の音速を■、とする)を人力し、又、測定範囲設定部2
9に原点から測定領域左端までの距離l、及び測定範囲
31Aの幅lRを入力する。又、前記表示メモリ32m
のアドレスA L 、=、の数は液晶表示部31に応じ
て定められた値であり、予め記憶されている。このアド
レスA+、+i+のB(前記原点設定の説明では200
個として例示されている)をに、で表す。
次に、CP U 26 ハP OM 28 ニ3己土1
!さレテイる手順にしたがって、まずキーボード入力部
30に入力された音速vS+ および測定範囲設定部2
9に設定された距離439幅β8、ならびに数KLを順
次読み込む(第8図に示す手順P1.)。
次いで、液晶表示部31の測定範囲314の範囲に波形
を表示するには、波形メモリ23に記憶されているデー
タをどのようにとり出せばよいかが演算により求められ
る(手順P、2)。
以下、この演算について説明する。
波形メモリ23には、前述のように反射波T以下の反射
波のデータが記憶されている。しかし、この中で必要と
されるのは、これら測定範囲3IA内のデータであり、
これら測定範囲31A内のデータを液晶表示部31に表
示すればよいことになる。そこで、上記演算は、測定範
囲31A内のデータを液晶表示部31に表示するには、
波形メモリ23における測定範囲内のデータを記憶する
アドレスをどのように選択すればよいかを決定するため
の演算であるということになる。
例えば、被検査物体1の表面と底面との距離即ち反射波
Sと反射波Bとの距離をり0、その間のデータを格納す
る波形メモリ23のアドレスの数をΔK、反射波Sが交
信されてから反射波Bが受信されるまでの時間をtとす
ると次式が成立する。
2Lss°V、  −t=vS ・ ΔK ・τs  
−”・”(1)Vs  −τS 即ち、被検査物体1の距離り。のデータを格納する波形
メモリ23のアドレスの数Δには上記(2)式で表され
ることになる。したがって、距離IRの測定範囲31A
におけるアドレスの数Δに′はVs   −τS となる。この(3)式で、2 / v s  ・τ、=
βとすると、 ΔK”  =βl、l          ・・・・・
・・・・・・・(4)となる。
測定範囲31Aを液晶表示部31いっばいに表示するに
は、波形メモリ23における上記アドレスの数ΔA′を
構成する各アドレスから表示メモリ23mのアドレスの
数KLだけ選択して表示メモリ23mのアドレスAL(
J)に対応させてやればよい。そこで、数Δに′ と数
KLの比率αをとると、 Δに’     2 lえ となる。即ち、波形メモリ23のアドレスA□、2から
l/α毎に選択して表示メモリ32mのアドレスALL
4.に対応させればよい。
一方、反射波Sのピーク点(原点)から距離!、にある
測定領域の左端の波形メモリ23のアドレスは、当8亥
ピーク点のアドレスがA18.であること、および距R
ls間にあるアドレスの数が(4)式よりβl、である
ことから、A□8.βIs>であることが判る。したが
って、測定範囲31Aを表示するためには、波形メモリ
23のアドレス人□s+JZs+から1/α毎にアドレ
スを選択するばよい(手順P13)。即ち、波形メモリ
23のアドレスA、+i)において、選択すべきアドレ
スの番号iは次式で表される。
i=s+β(13+ j /α    ・・・・・・・
・・・・・(6)(6)式でjは表示メモリ32mのア
ドレスの番号であり、KL=200の場合、j=0〜1
99である。
(6)式の演算において、数j/αは整数でない場合が
生じるので、この場合には4捨5人等の適宜の手法によ
り数1は整数化される(手順P、4)。このようにして
波形メモリ23のアドレスのうち上記手段により選択し
たアドレスを表示メモリ32mの各アドレスに対応させ
、前者に記1.Qされているデータを後者に転送する(
手順P1.)。そして、表示部コントローラ32により
表示メモリ32mの各アドレスのデ′−夕を表示部1)
に表示する(手順P、6)ことにより所望の測定範囲3
1Aを表示させることができる。
次に、距離表示位置x+ l  X2に表示される距離
について説明する。距離表示位置x、に表示されるのは
原点からの距離1s、距離表示位置x2に表示されるの
は測定筒FM31Aの幅p、である。
ところで、前述のように、距離l、および幅lRは入力
された値であるから、距離表示位ZX+。
x2にはそれぞれ距離1.、l、がそのまま表示される
。例えば第6図(alではX、はOmm、Xtは125
龍と表示されており、図示していないがS波(番号l)
は50龍の位置にあるとすると、S波を原点とした結果
同図(blでは、Xlは0龍でS波のピークと一致する
ように表示される。
以上、測定範囲31Aの波形を表示部1)に表示させる
動作について説明した。次に、表示部1)にカーソルを
表示させる動作を、さきの第7図に示した波形図および
第9図に示すフローチャートを参照しながら説明する。
カーソル表示は前述したように被検査物体1において、
その測定範囲31A内における注意して観察すべき領域
31Bを明確にするために用いられる表示である。今、
第7図に示すような形態の表示がなされる場合、上記領
域31Bは前カーソルC8の位置(I!、 +1 cs
)〜後カーソルC6の位置<ls”1ct)である。以
下、このようなカーソル表示を行う場合について述べる
カーソル表示の実施はカーソル始点設定部34およびカ
ーソル幅設定部35を操作して行われる。
これらカーソル始点設定部34.カーソル幅設定部35
はいずれも0点が定められたロータリスイッチで構成さ
れ、その正方向の回動により数値(距離)が連続的に加
算され、負方向の回動により連続的に減算される。今、
カーソル始点設定部34で距離(lS +βcs)が、
又、カーソル幅設定部35で距離!!、が指示されてい
る場合、距離l、は既知であるから、−まず距離1c3
が演算される(第9図に示す手順Pz+)−次に値’C
5+  ’b*。
/R,に、が読込まれ(手順P2□)、表示メモリ32
mにおける距離I!。に該当するアドレス、即ち前カー
ソルC8のアドレスと、距離lc、に該当するアドレス
、即ち後カーソルCEのアドレスが演算により求められ
る(手順P2.)。これらのアドレスは、表示メモリ3
2mにおけるアドレスの総数KLに対する両カーソルの
アドレスの比を、距離r、lに対する両カーソルの距離
の比に等しくすることにより得られる。即ち、前カーソ
ルC3のアドレスをAL(C9>1後カーソルCEの7
ドレスをA L (。、とすると、これら各アドレスは
、AL(es)*。
AL(Cり*を用いて R C1 R で表される(7)、 (8)式のAt+cs+’に、 
 At+ct+’kを整数化しく手順P24)、これに
より表示メモリ23mにおける前カーソルC3のアドレ
スAL+cs+ および後カーソルC1のアドレスA 
L (CEI が決定する。これら各アドレスには、既
に波形データが記憶されているが、このデータはカーソ
ルを意味する破線表示のデータに変更される(手順P2
5)。
次いで、表示部コントローラ32を駆動して、アドレス
AL(C5)IAいCEI のデータを表示する(手順
P2.)と、表示部1)に第7図に示すカーソルC,,
GEが表示されることになる。
以上、カーソル表示の動作を説明したが、本来、カーソ
ルは注意して観察したい領域を見易(するものであり、
一方、観察したい個所は同一個所に限定されないのが一
般的であるので、通常の便用態様においてはカーソル表
示はカーソル始点設定部34およびカーソル幅設定部3
50ロークリスイツチを連続的に回動させて移動させる
ことが多い。そこで、以下、このようなカーソル表示の
移動について、第10図、第12図に示すフローチャー
ト、および第1)図(a) 〜(gl 、第13図(a
) 〜(e)に示す波形図を参照しながら説明する。
最初に前カーソルC5と後カーソルCFの幅(18)は
変化せず、この幅を保持しながら両カーソルCs、Ct
を左右に移動させる場合の動作について説明する。この
場合には、カーソル始点設定部3のロークリスイッチが
操作される。CPU26はこのロークリスイッチが操作
されたか否かを監視しく第10図の手1)13P3.)
、操作されていない場合には、距離1!s、 lcs、
  x、、 Actを現在のままの値としく手順P。)
、さきに第9図に示すフローチャートを用いて説明した
カーソル表示処理を実行する(手順P32)。なお、第
10図および第12図に示すフローチャートにおいて、
カーソル表示を変更する前の各距離はダッシュを付して
<ls ’ 、 lcs’ 、 1w ’ 、 flc
t’ )表し、変更したときの各距離はダッシュを付さ
ずに(4s、lcs。
βw、NeF、)表す。
カーソル始点設定部34のロークリスイッチが操作され
ると、手順P31でこれが判断される。次いで、当該ロ
ークリスイッチが正方向に回動されたか負方向に回動さ
れたかが判断される(手順P34)。ロータリスイッチ
が正方向に回動された場合、即ち、カーソルC,,CE
を第7図で右方向に移動させる場合、ロークリスイッチ
の操作量が読込まれる(手順P3.)。以下、いずれの
方向の操作量もカーソルCs、Ctを距離Δl、移動さ
せる量として説明する。この距離Δ!、は現在の距離l
9.′に加算(12ct′  +Δ1))され、幅lR
と比較される(手順P、6)。
ここで、比較後の処理を第1)図(a)〜(d)に示す
波形図により説明する。各図(第1’ 1図(e)〜(
glも含む。)は液晶表示部31の表示面を示し、第7
図に示す部分と同一ののは同一符号が付されている。第
1)図(a)はカーソルCs、Ctが第7図に示す位置
と同じ位置にある状態を示し、これが現在位置とされ、
以後の説明はこの位置からのカーソルC,,Cえの移動
の説明となる。
手順Pj&で((CjICE’  +ΔA)<l!、)
 と判断された場合は、カーソルC,,CEが第1)図
(′b)に示す位置となる一場合であり、又((6CE
’+Δβ、)=l、l)と判断された場合は、カーソル
C,,CEが第1)図(C1に示す位置、即ち後カーソ
ルC4が測定範囲31Aの右端と一致する位置となる場
合である。これらの場合、距離1..1.はそのままで
あり、又、距離aC!は距離(7!、、’  +ΔA+
)に変更され、距離lcEは距離<Act′+Δ2+)
に変更される(手順P1.)。これらの距離に基づいて
カーソル表示処理がなされ(手順P33)、カーソルC
!1.CFは右方向へ移動して第1)図(b)。
(C)に示すようなカーソル表示が現れる。
手順Pff&で((j’cE’  十ΔZ+)>X*)
と判断された場合は、後カーソルCEが測定範囲31A
の右端からさらに右方へ外れる場合である。この場合に
は、距離1゜+’C1!はそのままとされ、距離l、は
距離((Js′+ (IIcE’  +Δj!+)  
A、l)に、又、距離ics距離(it−xw′)に変
更され(手順Pis)、その後手順P13の処理がなさ
れる。即ち、測定範囲31Aの左端は、後カーソルCE
が測定範囲31Aの右端から外れた距離に等しい距離だ
け右方へ移動せしめられる。このとき、後カーソルCE
は第1)図(dlに示すように測定範囲31Aの右端と
一致し、したがって距Hl c sは距離(z*   
Aw′)となる。このような移動は、第7図に示す波形
全体を、液晶表示部31の表示面において、左方へ移動
(スクロール)したと同一の結果となる。
さて、手順P34ではロークリスイッチが負方向に回動
された場合、即ちカーソルC3,CEを第7図で右方向
に移動させる場合、ロークリスイッチの操作量(距離Δ
N、)が読込まれ(手順P3.)、値(β6.′−ΔX
+)の正負が判断される(手順P4゜)。ここで、値(
Acs’ −Δ2+)が正であると判断される場合は、
カーソルCs、Ciが第1)図(elに示す位置となる
場合であり、値(βcs′−Δ1))が0であると判断
される場合は、カーソルCs、Ctが第1)図(f)に
示す位置、即ち前カーソルC5が測定範囲の左端と一致
する位置となる場合である。これらの場合、距離!!、
、1.はそのままであり、距離7!。、は距離(j! 
cs′−Δ1))に、距離1゜は距離(1)ct’  
十Δ1))に変更(手順P 41)された後、手順P3
ffの処理がなされ、カーソルCs、Ctは左方へ移動
して第1)図(e)。
(f)に示すようなカーソル表示が現れる。
手順P4゜で((zcs’−Δj!り<0)と判断され
た場合は、前カーソルC3が測定範囲31Aの左端から
さらに左方へ外れる場合である。この場合には、距離1
)−+、lCEはそのままとされ、距891゜は距離(
ls′−(Δ’+   lcs’))に、又、距M l
 c sは0に変更(手順P42)された後、手順P3
1の処理がなされる。即ち、測定範囲31Aの左端は、
前カーソルCsが外れた距離だけ左方へ移動せしめられ
て第1)図(glに示すように前カーソルC8と一致す
る。このような移動は、波形側からみると、第7図に示
す波形全体を、液晶表示部31の表示面内において右方
へ移動(スクロール)させたと同一の結果となる。
以上のような処理により、カーソル幅を変えずにカーソ
ルC3,CEを移動することができる。
次に、前カーソルC3と後カーソルC0の幅(測定範囲
の幅)を変更する場合の動作について説明する。この場
合には、カーソル幅設定部35のロータリスイッチが操
作される。CPU26はこのロータリスイッチが操作さ
れたか否かを監視しく第12図の手順P、1)、操作さ
れていない場合には、距# /l cs、 I W、 
l CEを現在の値のままとしく手順Ps□)、カーソ
ル表示処理を行う(手順P1.)。
カーソル幅設定部35のロークリスイッチが操作される
と、手順ps+でこれが判断され、次いでその操作方向
が判断される(手順P、4)。カーソル幅を正方向に拡
げるべくロークリスイッチが正方向に回動された場合、
ロータリスイッチの操作量が読込まれる(手順P1.)
。以下、いずれの方向の操作量もカーソル幅を距離Δ1
2変化させる量として説明する。次に、距離x ct”
に距離Δltを加算した値と距離2.lとが比較される
(手順P56)。
この比較は、後カーソルC1を右方向に移動させること
によりカーソル幅を右方向に拡げた場合、後カーソルC
1が測定範囲31Aの右端から外れるか否かを判断する
ためのものである。距離(ICE”  +Δ!2)が距
離lR以下、即ち後カーソルCtが測定範囲31Aの右
端から外れない場合には、距離IC!をそのままとし、
距離18を距離(1)′  +Δlt)に、距離7IC
Eを距離(/!ct’+ΔNz)にそれぞれ変更する(
手順P、7)。この場合が第13図(b)、 telの
波形図に示されている。
第13図(b)の波形図は距離(β。゛ +Δ12)が
距離!!、、1未満の場合、第13図(C)の波形図は
距離(l ct゛  +Δ12)が距離β3と等しい場
合の波形図である。なお、第13図(a)は第1)図(
alと同じ波形図である。
手順psaにおいて、後カーソルC1が測定範囲31A
の右端から外れると判断された場合には、さらに、距離
(l cs′(14ct’  +Δfz   j!*)
)が負か否かが判断される(手順P5.)。この判断は
、後カーソルCEが測定範囲31Aの右端から外れる距
離が距離1)cs以下(上記式が正又はO)か否かの判
断である。この外れる距離が距離1)cs以下のに場合
には、距離”C5を距離(7!cs′−(I CE’ 
 +Δxz−I!*))に、又、距離!!、を距離(j
!w’  +(IcE’  +Δ(lx−1*))に、
さらに距離”CEを距MiRにそれぞれ変更しく手順P
3.)、カーソル表示処理を行う(手順P S:l)。
手順PS9の処理は、第13図fd+に示すように、後
カーソルC5を測定範囲31Aの右端に位置せしめ、前
カーソルC8を、後カーソルCEが測定範囲31Aの右
端から外れる分だけ左方に移動させる処理である。
手順P、工で後カーソルCFが測定範囲31Aの右端か
ら外れている(手順PS1)の式が負である)と判断さ
れると、距離JC3はO1距離p、、、c、、は距gt
 i *とされ(手順Pb0)、カーソル表示処理を行
う(手順P、3)。この処理は、第13図(elに示す
ように前カーソルC3を測定範囲31Aの左端に、後カ
ーソルC6を測定範囲31Aの右端に位置せしめる処理
であり、測定範囲31AとカーソルCs、Ctで挟まれ
る領域31Bとが等しくなる。
一方、手順Psaでロークリスイッチの操作方向が負方
向、即ちカーソル幅を縮小する方向であると判断された
場合、その操作量が読込まれ(手順P61)、次いで、
距離l。゛から距離Δ12を減算した値が負か否かが判
断される(手順P、2)。この判断はロークリスイッチ
の操作!(距離Δ22)が現在のカーソル幅iい′を越
えるものであるか否かの判断である。手順P6□で距離
Δ12がカーソル幅!8′以下であると判断された場合
、距離icsはそのままとされ、距離I!、は距離(2
1′−Δiz)、距離β。は距離(10′ −Δ22)
に変更され(手順P−3)、カーソル表示処理がなされ
る。手順Pb3の処理は、後カーソルC1を距離Δ12
だけ左方へ移動させてカーソル幅を縮小する処理である
手順P6□で距離Δρ2がカーソル幅e1.I′ を超
える距離であると判断された場合には、距離j2 cs
l、5を距離l6.′とし、又、距昭18を0とし(手
順P 64)、カーソル表示処理を行う。手順P&4の
処理は後カーソルCtを前カーソルC8に重ねて1つの
カーソルだけの表示とする処理である。
このように、カーソル始点設定部34およびカーソル幅
設定部35のロークリスイッチを操作することにより、
カーソル位置を自由に移動させることができ、測定範囲
からさらに所望の領域を自由に選択することができる。
この場合、カーソルは表示メモリのアドレスにより定め
られることになるので、このアドレスによりカーソルの
原点からの距離を知ることができるのは明らかである。
そして、このことから、欠陥波にカーソルを一致させれ
ば、直ちにその欠陥波の位置を知ることができる。
以上、本実施例の各種の動作について述べた。
このように、本実施例では、受信されたデータを一旦波
形メモリに格納するようにしたので、波形のピーク値に
基づいて当該波形メモリのアドレスを選択することによ
り、容易に原点を設定することができ、一度設定した原
点は他のどのような処理によっても変動することはない
又、音速、表示メモリのアドレス数、および測定範囲設
定部の測定範囲指示値に基づいてアドレス演算を行うこ
とにより、所望の測定範囲を容易に表示部に表示するこ
とができる。
さらに、カーソル始点設定部およびカーソル幅設定部の
ロークリスイッチを操作することにより、カーソル表示
を自由に行うことができ、従来のようにカーソルを描く
面倒さや、機械的なカーソルを設けることによりカーソ
ルが表示部から突出する不都合をなくすことができる。
このカーソルにより、表示された測定範囲において選択
された領域を容易に限定することができるばかりでなく
、カーソル表示を欠陥波に一致させることにより欠陥の
位置を正確に知ることもできる。
さらに又、カーソル始点設定部のロークリスイッチの回
動量を大きくしてゆくことにより、表示面における波形
表示を順次移動(スクロール)させることができる。
又、従来の装置にあっては、遅延時間設定部および測定
範囲設定部は、抵抗とコンデンサで構成されており、こ
れらは温度の変化によりその値が変化し、結果として、
表示部に表示された波形にずれを生ぜしめ、正確な測定
が困難であったが、本実施例では、各波形データは波形
メモリおよび表示メモリの所定のアドレスに格納されて
いるので、温度変化による波形のずれは生じない。
なお、上記実施例の説明では、原点設定を波形のピーク
値に基づいて設定する例について説明したが、これをカ
ーソル表示により行うことができるのは明らかである。
又、原点は反射波Sのピーク点に限ることはな(、種々
の条件により他の適宜の点に設定することができる。さ
らに、測定範囲は全波形を測定範囲とし、これにカーソ
ル表示を行うことができるのは当然である。さらに又、
音速を演算により求めることができるのは、上記実施例
の説明から明らかである。父上記実施例の説明では、表
示部として液晶表示部を例示して説明したが、液晶表示
部に限ることはなく、通常の陰極線管、プラズマ表示器
等を用いることができるのは明らかである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、受信した反射波のデー
タを波形メモリに記憶させ、測定範囲に応じて表示メモ
リのアドレスに対応する波形メモリのアドレスを演算に
より求め、さらにカーソル入力部の指示に基づいて表示
メモリのアドレスを演算してそのアドレスのデータをカ
ーソル表示データに変更し、これら表示メモリのアドレ
スのデータを表示するようにしたので、測定範囲を極め
て容易、かつ、正確に設定することができ、又、カーソ
ルを容易に表示面に表示することができ、従来のような
カーソルを描く面倒さや、カーソルが表示部から突出す
る不都合をなくすことができる。そして、このカーソル
により当該測定範囲の所望の領域を自由に選択すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る超音波探傷器のブロック
図、第2図は第1図に示す原点設定部のキースイッチの
配置図、第3図は反射波の一部の波形図、第4図は第1
図に示す波形メモリのブロック図、第5図は原点設定の
動作を説明するフローチャート、第6図(a)、 (b
lは原点設定の表示波形図、第7図は測定範囲およびカ
ーソル表示を説明する波形図、第8図および第9図はそ
れぞれ測定範囲表示およびカーソル表示の動作を説明す
るフローチャート、第10図はカーソル位置処理を説明
するフローチャート、第1)図(at、 (bl、 (
cl、 (d)。 (el、 (f)、 (glはカーソル位置処理の場合
の表示波形図、第12図はカーソル幅処理を説明するフ
ローチャート、第13図(a)、 (bl、 (cl、
 !4カーソル幅処理の場合の表示波形図、第14図は
従来の超音波探傷器のブロック図、第15図は水浸法を
説明する断面図、第16図は反射波の波形図である。 1・・・・・・・・・被検査物体、if・・・・・・・
・・欠陥、2・・・・・・・・・超音波探触子、5・・
・・・・・・・送信部、°6・・・・・・・・・受信部
、21・・・・・・・・・超音波探傷器、22・・・・
・・・・・A/D変換部、23・・・・・・・・・波形
メモリ、24・・・・・・・・・アドレスカウンタ、2
5・・・・・・・・・タイミング回路、26・・・・・
・・・・CPU、27・・・・・・・・・RAM、28
・・・・・・・・・ROM、29・・・・・・・・・測
定範囲設定部、30・・・・・・・・・キーボード入力
部、31・・・・・・・・・液晶表示部、32・・・・
・・・・・表示部コントローラ、32m・・・・・・・
・・表示メモリ、33・・・・・・・・・原点設定部、
34・・・・・・・・・カーソル始点設定部、35・・
・・・・・・・カーソル幅設定部。 第3図 第2図      第4図 1つ 第5図 第6図 (a) (b) 第7図 一一−lR−−− 第8図 第9図 第1)図 ((j〕 第13図 (C)                     (
d)(e) 第15図 第16図 T   S    F  B   Bs手続これ口正書
(自発) 昭和62年1り月/Z口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)超音波探触子に対して所定のパルスを出力する送
    信部と、前記超音波探触子からの信号を受信する受信部
    と、この受信部で受信された信号に基づいて当該信号の
    波形を表示する表示部とを備えた超音波探傷器において
    、前記受信部で受信された入力信号を所定のサンプリン
    グ周期で順次アドレスに記憶する波形メモリと、前記表
    示部に表示するデータを記憶する表示メモリと、前記表
    示部に表示すべき測定範囲に応じて前記波形メモリのア
    ドレスを選択する選択手段と、この選択手段により選択
    されたアドレスのデータを対応する前記表示メモリのア
    ドレスに移送するデータ移送手段と、前記測定範囲内に
    おいて選択すべき領域を指示するカーソル入力部と、こ
    のカーソル入力部の指示に基づいて前記表示メモリのア
    ドレスを演算する演算手段と、この演算手段により演算
    されたアドレスのデータをカーソル表示データに変更す
    るデータ変更手段と、前記表示メモリの各アドレスのデ
    ータを前記表示部に表示する表示制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする超音波探傷器の測定範囲選択装置。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項において、前記カーソ
    ル入力部は、カーソルの始点位置を設定する第1の入力
    部と、カーソルの幅を設定する第2の入力部とで構成さ
    れていることを特徴とする超音波探傷器の測定範囲選択
    装置。
JP61296717A 1986-12-15 1986-12-15 超音波探傷器の測定範囲選択装置 Expired - Lifetime JPH0614028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61296717A JPH0614028B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 超音波探傷器の測定範囲選択装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61296717A JPH0614028B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 超音波探傷器の測定範囲選択装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63150666A true JPS63150666A (ja) 1988-06-23
JPH0614028B2 JPH0614028B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=17837171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61296717A Expired - Lifetime JPH0614028B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 超音波探傷器の測定範囲選択装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614028B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02236159A (ja) * 1988-08-24 1990-09-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波探傷器の波形表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52108872A (en) * 1976-03-10 1977-09-12 Hitachi Ltd Ultrasonic flaw detector
JPS61146248A (ja) * 1984-12-20 1986-07-03 松下電器産業株式会社 超音波診断装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52108872A (en) * 1976-03-10 1977-09-12 Hitachi Ltd Ultrasonic flaw detector
JPS61146248A (ja) * 1984-12-20 1986-07-03 松下電器産業株式会社 超音波診断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02236159A (ja) * 1988-08-24 1990-09-19 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波探傷器の波形表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0614028B2 (ja) 1994-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3792613A (en) Pulse-echo ultrasonic test apparatus with cathode ray tube digital display
US6397681B1 (en) Portable ultrasonic detector
JPS63150666A (ja) 超音波探傷器の測定範囲選択装置
WO2020110500A1 (ja) 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法
JP2003028846A (ja) 超音波探傷装置
JPS63150664A (ja) 超音波探傷器の欠陥測定装置
JPS6246174B2 (ja)
JPH0614027B2 (ja) 超音波探傷器の測定範囲設定装置
JPH01136065A (ja) 超音波探傷器のマーク表示装置
JPS63150667A (ja) 超音波探傷器の原点設定装置
JPS63177056A (ja) 超音波検査方法
JPH0373846A (ja) 超音波測定装置
JPH0561589B2 (ja)
JPH0561588B2 (ja)
JPH0515542A (ja) 超音波断層装置
JPH0535988B2 (ja)
JP2612351B2 (ja) 超音波検査装置
JP2513882B2 (ja) 超音波探傷器のゲ―ト回路
JPH0371664B2 (ja)
JPS62245107A (ja) 超音波厚さ計
JPH02298863A (ja) 超音波探傷器のゲート回路
JPS61266907A (ja) 表面状態検出装置
JPH0862191A (ja) 超音波開口合成方法及びその装置
JPS61245011A (ja) 超音波厚さ計
JPH0495873A (ja) 超音波探査映像装置の焦点合わせ方法およびこの方法を用いる超音波探査映像装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term