JPH0495873A - 超音波探査映像装置の焦点合わせ方法およびこの方法を用いる超音波探査映像装置 - Google Patents

超音波探査映像装置の焦点合わせ方法およびこの方法を用いる超音波探査映像装置

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JPH0495873A
JPH0495873A JP2214765A JP21476590A JPH0495873A JP H0495873 A JPH0495873 A JP H0495873A JP 2214765 A JP2214765 A JP 2214765A JP 21476590 A JP21476590 A JP 21476590A JP H0495873 A JPH0495873 A JP H0495873A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波探査映像装置の焦点合わせ方式に関
し、詳しくは、超音波測定に慣れていない人でも焦点型
の超音波探触子(以下プローブ)を所定の深さの検査位
置に容易に焦点合わせすることができるような超音波探
査映像装置の焦点合わせ方式に関する。
[従来の技術] 超音波測定装置の1つである超音波映像探査装置は、被
検体の内部映像としてBスコープ像やCスコープ像を表
示することが可能である。この種の映像装置では、より
鮮明な映像を採取するために、プローブの音響特性やそ
の温度による媒体、被検体内部での音速等の各種の測定
条件に応じて被検体内の所望の深さにプローブの焦点を
設定する焦点合わせ作業が必要である。
その操作として従来は、オシロスコープ等を使用して被
検体からの反射波形(Aスコープ像)を観察し、その観
察波形から測定したい深さ、検出ゲート幅等を設定する
ほか、測定したい深さに焦点を合わせるために、さらに
所望の反射エコーが最大となるように焦点型のプローブ
を被検体に対して上下移動させてその高さを決める処理
(Z方向の位置決め)が行われている。
また、これとは別に被検体の音速等の音響特性値やプロ
ーブの水中焦点距離、測定したい深さ、検出ゲート幅時
間等を制御装置に入力すると、測定したい深さに焦点が
合うように演算がなされ、その結果に基づく焦点位置に
焦点型のプローブが移動するというような装置もある。
しかし、いずれの場合も超音波測定技術に関する知識や
被検体材料の音響特性に関する知識、さらにはオシロス
コープ等の操作を含めた電子計測に関する知識が必要で
あり、専門家である測定エンジニア以外、この種の超音
波測定装置を使用することが難しいのが現状である。
[解決しようとする課題] 最近では、各種の検査に超音波映像探査装置が使用され
、携帯可能な装置も製造されいる。その結果、超音波測
定に熟練していない人が検査装置としてこの種の装置を
利用する場合が多くなり、誰でも使用でき、操作のし易
いものを、という要請がある。
超音波探査映像装置では、各種の操作についてあらかじ
めデータを設定することが可能であるが、操作のうち特
に被検体に応じて行う焦点合わせについてはあらかじめ
設定することができない。そこで、従来、被検体の音響
特性、材質等を理解している技術者が電子計測器を使用
して、必要に応じて被検体内部における超音波の状態を
映像表示して観察しながら測定条件等を考慮して焦点合
わせをしている。
この発明は、前記のような要請に応え、この種の問題点
を解決するものであって、超音波測定に慣れていない人
とか、一般の人が容易に焦点合わせができる超音波探査
映像装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの発明の超音波探査
映像装置の構成は、被検体の深さ方向と前記被検体の面
に沿った方向の二次元でエコー発生部分に対応する表面
を含む範囲において所定の測定ピッチで前記被検体を走
査し、深さ方向の各走査位置における面に沿った方向で
の測定点対応に超音波探触子の焦点位置に対応するエコ
ーのピーク値を測定データとして得て、得られた測定デ
ータをその最大のピーク値の測定データを基準にして正
規化し、この正規化した測定データについて最大ピーク
値から所定の割合にあるピーク値の測定データにおける
面に沿った方向での測定点の間の距離を算出し、この距
離が最小の深さ方向の走査位置に超音波探触子を位置決
めすることによりエコー発生部分に対する焦点合わせを
するものである。
[作用] このように、被検体の深さ方向と面方向とに従う二次元
で走査をして各深さ方向の走査位置においてピーク値を
面方向の距離対応に採取することで、焦点合わせ部分に
対応する上部表面位置で最大となるような特性の測定デ
ータを得て、かつ、その測定データを最大ピーク値を基
準として正規化して最小幅の特性の測定データを得るプ
ローブ高さ(Z座標)を求めるので、その特性がもっと
も急峻となる合焦点位置のプローブの高さ(Z座標)を
検出できる。そこで、これにより得たプロ−ブの高さに
プローブを位置決めすることで自動的に焦点合わせがで
きる。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例について図面を用いて詳細に
説明する。
第1図は、この発明の一実施例の超音波探査映像装置の
ブロック図であり、第2図は、その焦点合わせ処理のフ
ローチャート、第3図(a)〜(d)は、その焦点合わ
せの原理についての説明図である。
第1図において、20は、超音波探査映像装置であって
、■は、XYZ移動機構を有するその走査機構である。
焦点型のプローブ3は、この走査機構1に取付られてい
て被検体16をX方向に主走査をし、X方向に副走査し
、Z方向には焦点合わせのための副走査をする。超音波
探査映像装置20は、このXY定走査よりそれぞれの測
定点でAスコープ像を得て、これに基づいてBスコープ
像の測定データやCスコープ像の測定データを生成し、
Bスコープ像やCスコープ像を表示する機能を有してい
る。そして、被検体16には、表面からある深さ位置に
測定対象あるいは検査対象となるような、例えば、欠陥
や接合個所等のエコー発生部分が存在している。
走査機構1は、スキャン制御装置2により制御され、ス
キャン制御装置2は、インタフェース7を介して画像処
理装置10により制御される。
プローブ3は、超音波探傷器4に接続され、超音波探傷
器4は、パルサー・レシーバ等から構成され、画像処理
装置110からの制御信号に応じて送信端子からプロー
ブ3に所定の測定周期でパルス信号を送り、パルス信号
の発生に対応して得られるプローブ3からのエコー受信
信号を受信端子で受けてそれを増幅し、さらに検波して
ピーク検出回路5に送出する。
ピーク検出回路5は、検波されたエコー受信信号から所
定の位置にゲートをかけて必要なエコー部分のピーク値
を検出する。それをA/D変換回路6に出力する。ゲー
ト位置は、インタフェース7を介して画像処理装置10
から設定信号とじて受ける。ピーク検出回路5は、この
設定信号に応じて、例えば、表面エコーを検出して時間
カウントをする。そのための回路がここに内蔵されてい
る。
A/D変換回路6は、画像処理装置10からの制御信号
に応じて得られたピーク値のアナログ信号を、例えば、
8ビツト256段階でデジタル値に変換し、画像処理装
置10のマイクロプロセッサ(MPU)8が処理できる
入力データ値にしてバス13に送出する。
その結果、被検体16をプローブ3でX方向に走査した
各測定点ごとにピーク検出回路5でピーク値が検出され
、それがMPU8に渡される。MPU8は、これらピー
ク値のデータを各測定点対応に順次メモリ9に記憶して
いく。
バス13には、マイクロプロセッサ8のほかに、操作パ
ネル(図示せず)、各種プログラムやデータを記憶した
メモリ9、画像メモリ11、ディスプレイ12、そして
、キーボード(図示せず)等が接続されている。また、
メモリ9にはXZ走査プログラム9aと正規化プログラ
ム9b1焦点合わせプログラム9C1表示処理プログラ
ム等とが格納されている。そして、そのパラメータ記憶
領域9dには、測定時に入力されたXZ定走査ためのX
方向の距離とX方向、Z方向(プローブの高さ方向)の
測定ピッチのデータが記憶されていて、焦点合わせデー
タ記憶領域9eには、XZ走査プログラム9aにより得
られたピーク値がZ座標の位置対応でかつ各測定点対応
に記憶される。
XZ走査プログラム9aは、MPU8がこれを実行する
ことにより、特に初期位置指定がされていないときには
、あらかじめ操作パネルから入力されたプローブ3の焦
点距離と被検体16との位置関係(通常、所定の水槽の
底部に被検体16は配置されているので、その厚み等が
操作パネルから入力されることで位置関係が決定される
。)に応して測定開始点において、まず、被検体16の
表面直下に焦点が位置付けられるようにプローブ3のZ
座標位置(高さ)を算出してプローブ3を位置決めする
処理を行う。この位置が通常のXZ走査の中心位置ある
いは基準位置となる。そして、測定開始とともにX方向
に走査してX方向の測定点をパラメータ記憶領域9dに
記憶されたX方向の測定ピッチに従って更新して行き、
それぞれの測定点の位置でエコーのピーク値を採取する
。これを、パラメータ記憶領域9dに記憶されたX方向
の距離分走査した時点で2方向のピッチを更新して今度
は逆方向にX方向の走査を行い、同しピッチで測定点を
更新し、各測定点対応にエコーのピーク値を得る。なお
、この場合に採取されるエコーは、プローブ3の焦点位
置にゲートを設定して得たゲート内にあるエコーである
第3図(a)は、この場合の測定杖態の説明図であって
、測定位置Bに欠陥Fや接合個所があるとする。この場
合、欠陥F等の上部表面を含むような形でX方向走査(
第3図(a)参照)をし、そのときのプローブ3の焦点
位置がAあるいはCの位置にあれば、欠陥Fからのエコ
ーのピーク値の測定データとX方向の距離との関係は、
欠陥Fの真上の位置を原点として表すと、同図(b)の
特性14に示すように、原点0を通る縦軸に対称でかつ
原点Oの位置にピークを持つ曲線となる。
また、B点の位置にプローブ3の焦点があるときには、
ピークがさらに大きくなり、同図の特性15に示すよう
に、その幅が狭い曲線となる。
これら特性14.15の相違から分かるように、プロー
ブ3の焦点が欠陥の位置に一致しているときには、ある
測定点と次の測定点とのピーク値の変化量が大きくなり
、原点Oを通る縦軸に対する特性曲線の幅は、最も狭く
なり、そのピークは、高く、細い。また、焦点位置から
離れるに従っである測定点と次の測定点とのピーク値の
変化量が小さくなり、特性曲線の幅は広いなり、そのピ
ークは低い。
これにより、このような特性のうち最も幅が狭い特性1
5が得られた位置が合焦点位置であることが判る。そこ
で、2方向走査における各座標位置に対応してこのよう
な特性のピーク値の測定データを採取するのが、先のX
z走査プログラム9aであり、得られたピーク値の測定
データは、そのプローブ3のZ座標に応じて焦点合わせ
データ記憶領域9eにX方向の測定点の順に順次記憶さ
れていく。
しかし、第3図(b)に示すような測定データが得られ
たとしても、その幅は、測定時の感度によって相違する
。また、これら図では、説明の都合上、はっきりと相違
させているが、合焦点位置に近づくにつれて見分は難く
なるのが実際である。
正規化プログラム9bは、XZ走査プログラム9aの実
行の後にMPU8により起動され、各測定データを正規
化することで、これらの幅の相違を明確にする。すなわ
ち、このプログラムをMPU8が実行することにより、
MPU8は、あるZ座標におけるX方向のピーク値の測
定データのうち、その最大値を検索して得る。そして、
検索した最大ピーク値を100%として、各測定データ
のピーク値を最大ピーク値からの割合のデータ変換して
焦点合わせデータ記憶領域9eの測定データを書換えて
いく。これにより、第3図(C)に点線で示すような幅
の広いデータがこれにより実線で示すようなデータに正
規化される。
焦点合わせプログラム9cは、正規化プログラム9bの
実行の後にMPU8により起動され、これをMPU8が
実行することにより、MPU8は、正規化された焦点合
わせデータ記憶領域9eの各Z座標において50%の位
置にあるデータの測定点を検索して、その測定点からそ
のX方向の座標XI 、X2を算出し、さらに、これら
の差ΔX=lX2−xtlの値を各2座標対応に算出し
て、それぞれの2座標対応に焦点合わせデータ記憶領域
9eに記憶する。この場合に得られたΔXについて、合
焦点位置を原点Oとして2方向の距離との関係を示すの
が第3図(d)であり、合焦点位置でその値が最小値に
なっている。そこで、このプログラムを実行することで
、MPU8は、前記ΔXが最小となるZ座標値を求めて
、それを焦点合わせ位置としてプローブ3をこのZ座標
に位置決めする。
次に、画像処理装置10の焦点合わせの全体的な処理に
ついて第2図に従って説明する。
まず、ステップ■で操作パネルからプローブ3の焦点距
離と被検体16の厚さ等の初期情報、そして、焦点合わ
せのためのXZ定走査おける走査開始座標やX方向の測
定ピッチPx1Z方向の測定ピッチPzs焦点合わせの
ためのX方向の測定距離Xm等を入力する。なお、この
ときには、焦点合わせを行うためにエコーを発生する欠
陥あるいは接合個所等の位置は前記の測定距離X−の内
部に含まれているものとする。また、超音波探傷器4の
送信パルスの発生周期やピーク検出回路5のゲート幅等
は、あらかじめ超音波探査映像装置として最もよく使わ
れる設定値になるように設定するデータがメモリ9の所
定領域に記憶されていて、それらのデータが参照されて
MPU8によりインタフェース7を介して設定される。
例えば、ピーク検出のゲート幅は、0.1μsから数μ
S程度の期間に設定されている。これらの設定値は何度
であるが、設定値を変えなくても機能上、問題はないの
で、特定の技術知識がない限り、設定操作の必要がない
。また、ゲート位置は、プローブ3の焦点位置に合わせ
て行われ、表面エコーを検出してからの時間として設定
される。設定される時間は、Z方向の走査に応じて各測
定位置(それぞれのZ座e4)から焦点位置を割出して
時間を算出するものであって、この処理がメモリ9に記
憶されているゲート設定処理プログラム(図示せず)に
従って行われ、MPU8によりインタフェース7を介し
て演算結果がピーク検出回路5に与えられる。
次のステップ■において、XZ走査プログラム9aが起
動され、焦点合わせを行う測定開始位置にまずプローブ
3が位置付けられ、MPU8は、このプログラムを実行
してプローブ3の高さ方向(Z方向)の基準位置として
プローブ3の焦点がその表面直下に来る距離と等しくな
るように被検体16とプローブ3との間隔を設定する。
ステップ■で、操作パネル上の測定開始キーの人力待ち
ループに入り、走査開始か否かをそのキー人力により検
出する。キーが入力されると、次のステップ■において
、入力された測定ピッチPX、測定ピッチPz、X方向
の測定距離x11に従って、XZ走査測定が開始され、
MPU8のXZ走査プログラム9aの実行により被検体
16は、X方向の測定点更新(測定位置の更新)ともに
Z方向にも走査される。その結果、各Z座標の位置にお
いてX方向の測定点対応にピーク値の測定データが得ら
れ、それが焦点合わせデータ記憶領域9eに記憶される
次に、ステップ■で正規化プログラム9bがMPU8に
より実行されて焦点合わせデータ記憶領域9eのピーク
値の測定データが正規化され、ステップ■で、正規化さ
れたピーク値の測定データのうちから50%のピーク値
おけるX方向の座標値の差ΔXが算出され、ステップ■
でその最小値の位置のZ座標にプローブ3が位置決めさ
れる。
この位置決めが終了した時点で焦点合わせが完rし、次
のステップ■で、操作パネル上の走査測定開始キーの入
力待ちループにより走査開始か否かを検出する。ここで
、測定開始キーが入力されると、次のステップ■におい
て平面走査プログラムが実行され、あらかじめ入力され
た測定条件に基づいて、MPU8は、前記の焦点合わせ
がされた高さに固定されたプローブ3により測定開始位
置から通常のXY定走査よる平面走査を行う。この平面
走査測定によって得られる平面映像は、測定したい深さ
に焦点に合った鮮明な映像になる。
そして、最後にステップ[相]で測定終了か否かを終r
キー人力等により判定する。
このようにして、ここでは、焦点合わせをしなくても、
被検体16の接合個所等のエコーが得られる位置に自動
的に焦点合わせができるので、オペレータは、焦点合わ
せの特別な操作をしなくても済む。したがって、超音波
や電子計測器等に関する特定の技術知識がなくても、極
めて簡単に超音波探査映像装置により欠陥検査やその他
の測定ができる。
ところで、ステップ■においては、自動的に50%のピ
ーク値おけるX方向の座標値の差ΔXが算出され、ステ
ップ■では、その最小値の位置のZ座標にプローブ3が
位置決めされるようになっていて自動焦点合わせができ
るが、第3図(d)のグラフをディスプレイ12の画面
上に表示して最小値のZ座標を表示することで、マニュ
アルにてプローブ3の位置を合焦点位置に位置決めして
もよい。また、前記のX方向の座標値の差ΔXを算出し
てディスプレイ12の画面上に表示するようにし、さら
に、XZ定走査うちZ方向の位置決メヲマニュアルで行
うようにして前記ΔXが最小になるようなプローブ3の
高さを求めてもよい。
以上説明してきたが、実施例では、焦点合わせにXz方
向で走査をしているが、これは、YZ方向であってもよ
いことはもちろんである。
また、実施例では、測定データに対して正規化した後、
50%の位置でX方向の座標値の差ΔXを算出するよう
にしているが、その割合は、50%に限定されるもので
はな(,0%と100%を除けば、理論的には、どのよ
うな割合を採ってもよい。また、%で示しているが、ピ
ーク値の最大値を100%とすることなく、100%に
対応する特定の値を設定してその値で各測定データを正
規化しても同様である。
実施例では、XY平面走査を前提としてXz定走査焦点
合わせをしているが、R2Oの回転走査ではRZ定走査
るいはθZ定走査すればよく、この発明は、このような
走査でも同様に適用可能であって、走査の形態には限定
されない。
また、実施例では、欠陥の位置1点だけを指定してそこ
に焦点合わせをしているが、多数の欠陥や接合個所があ
った場合には、それぞれにおいてxz、yz定走査すれ
ば、被検体内部の深さ方向の複数個所において順次焦点
合わせを行うことができる。
[発明の効果コ 以上の説明から理解できるように、この発明にあっては
、被検体の深さ方向と面方向とに従う二次元で走査をし
て各深さ方向の走査位置においてピーク値を面方向の距
離対応に採取することで、焦点合わせ部分に対応する上
部表面位置で最大となるような特性の測定データを得て
、かつ、その測定データを最大ピーク値を基準として正
規化して最小幅の特性の測定データを得るプローブ高さ
(Z座標)を求めるので、その特性がもっとも急峻とな
る合焦点位置のプローブの高さ(Z座標)を検出できる
。そこで、これにより得たプローブの高さにプローブを
位置決めすることで自動的に焦点合わせができる。
その結果、超音波測定に熟知していない人であっても簡
単に焦点合わせができ、合焦点状態で正確な測定ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の超音波探査映像装置の
ブロック図であり、第2図は、その焦点合わせ処理のフ
ローチャート、第3図(a)、(b)、(c)及び(d
)は、それぞれその焦点合わせの原理についての説明図
である。 1・・・走査機構、2・・・スキャン制御装置、3・・
・プローブ、4・・・超音波探傷器、5・・・エコー幅
検出回路、6・・・時間計測回路、7・・・インタフェ
ース、8・・・マイクロプロセッサ(MPU) 、9・
・・メモリ、 9a・・・Xz走査プログラム、 9b・・・正規化プログラム、 9c・・・焦点合わせプログラム、 9d・・・パラメータ記憶領域、 9e・・・焦点合わせデータ記憶領域、10・・・画像
処理装置、11・・・画像メモリ、12・・・ディスプ
レイ、13・・・バス、16・・・被検体、20・・・
超音波測定装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の深さにエコー発生部分を有する被検体に対
    して前記エコー発生部分に焦点型の超音波探触子の焦点
    を合わせて探傷を行い、その映像を表示する超音波探査
    映像装置において、前記被検体の深さ方向と前記被検体
    の面に沿った方向の二次元で前記エコー発生部分に対応
    する表面を含む範囲について所定の測定ピッチで前記被
    検体を走査し、前記深さ方向の各走査位置における前記
    面に沿った方向での測定点対応に前記超音波探触子の焦
    点位置に対応するエコーのピーク値を測定データとして
    得て、得られた測定データをその最大のピーク値の測定
    データを基準にして正規化し、この正規化した測定デー
    タにおいて前記最大ピーク値から所定の割合にあるピー
    ク値の測定データにおける前記面に沿った方向での測定
    点の間の距離を算出し、この距離が最小の深さ方向の走
    査位置に前記超音波探触子を位置決めすることにより前
    記エコー発生部分に対する焦点合わせをすることを特徴
    とする超音波探査映像装置の焦点合わせ方式。
  2. (2)測定点の間の距離がディスプレイ上に表示され、
    表示された距離が最小となる深さ方向の走査位置が選択
    され、この選択された位置に前記超音波探触子を位置決
    めすることによりエコー発生部分に対して焦点合わせを
    することを特徴とする請求項1記載の超音波探査映像装
    置の焦点合わせ方式。
  3. (3)深さ方向の走査がマニュアルにて行われることを
    特徴とする請求項2記載の超音波探査映像装置の焦点合
    わせ方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112630306A (zh) * 2020-08-20 2021-04-09 中国科学院大学 一种基于超声显微镜点聚焦换能器的自动对焦方法和系统
CN112630306B (zh) * 2020-08-20 2023-08-01 中国科学院大学 一种基于超声显微镜点聚焦换能器的自动对焦方法和系统

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