JP3263530B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JP3263530B2 JP15294094A JP15294094A JP3263530B2 JP 3263530 B2 JP3263530 B2 JP 3263530B2 JP 15294094 A JP15294094 A JP 15294094A JP 15294094 A JP15294094 A JP 15294094A JP 3263530 B2 JP3263530 B2 JP 3263530B2
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    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
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    • G01N29/0645Display representation or displayed parameters, e.g. A-, B- or C-Scan
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波検査映像装置
に関し、詳しくは、専門的な知識のない検査者(測定
者)であっても、焦点合わせやゲート設定が容易にでき
るような音響レンズ付きの焦点形水浸探触子(プロー
ブ)を使用して表面直下の探傷映像を表示する超音波映
像検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響レンズ付きのプローブを使ってIC
等の電子部品を超音波により検査する場合には、まず、
オシロスコープを観察しながら、試料−プローブ間距離
を調節して検査対象となる面に焦点合わせをする。それ
は、オシロスコープ上で観察面のエコーが最大になるよ
うにプローブの高さを調整するものであるが、オシロス
コープ上では、検査したい信号である試料表面のエコー
や試料内部のエコーの外に、多数のレンズ内の反射エコ
ー(レンズエコー)が観察される。
【0003】オシロスコープ上で観察されるレンズエコ
ーの一例を図6に示す。ここで、オシロスコープ画面右
側から2番目にあるエコーが試料エコー20で、他の2
1,22,23はレンズエコーである。そして、オシロ
スコープ画面左側にあるTは送信波である。レンズエコ
ー21,22,23は、多重反射エコーとしてさらに多
数観察されているが、プローブ3内の圧電素子とレンズ
エコーを発生させるレンズ各所との位置関係は、それぞ
れのプローブに固有で、かつ、固定であるため、定在波
となっている。すなわち、送信波Tを基準とすれば、レ
ンズエコーは、定まった時間に、定まった時間幅で発生
している。
【0004】例えば、図6では、送信波Tの発信時をt
=0とすると、ほぼt1 =1.9μs,△t1 =0.2
μs,t2 =3.0μs,△t2 =0.1μs,t3 =
3.7μs,△t3 =0.2μs・・・となっている。
測定者がこれら不必要なエコーも含めてエコーを観察し
ながら、プローブの試料に対する高さを調整すると、得
られる試料からのエコーがオシロスコープの時間軸上を
左右に移動(通常、距離を近付けると左に、遠ざけると
右に移動)する。この場合に先のレンズエコーは、移動
せずに定在波として観察されるが、実際上は、どのエコ
ーがレンズエコーでどのエコーが試料のエコーであるか
判別し難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】測定者は、試料−プロ
ーブ間距離の調節作業を行いながら、試料エコーとレン
ズエコーを識別して、試料エコーが観察に最適となる距
離を求めるとともに、さらに、ゲート設定においては、
ゲート内にレンズエコーが入らぬようレンズエコーを外
してゲートを設定しなければならない。このような設定
には測定者が熟練者であることが要求される。また、図
6に示すように、レンズエコーは、多重反射により、反
射レベルが減衰されながらオシロスコープの時間軸上で
繰り返し何回も観察されす試料エコーと混在することに
なる。そこで、測定の熟練者はそれらの判別ができる
が、熟練者でなければ、事実上、音響レンズ付き水浸型
プローブによる超音波測定は非常に困難である。 一
方、部品検査などでは、必ずしも熟練者でない人が検査
にたずさわることが多く、熟練者でなくても焦点合わせ
やゲート設定が簡単にできるような装置開発の要請が強
い。この発明の目的は、このような要請に応え、前記の
従来技術の問題点を解決するものであって、専門的な知
識のない測定者であっても、焦点合わせやゲート設定が
容易にできる超音波検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の超音波検査装置の特徴は、測定に使
用される超音波探触子のレンズエコー発生位置を記憶し
たメモリと、レンズエコーの発生位置データに基づき採
取された測定データからレンズエコーの発生位置に対応
するデータ部分を排除したAスコープ像および排除した
位置とを表示する手段とを備えるものである。さらに他
の発明としては、所定の周期でサンプリングされた測定
波形データを順次記憶する波形データメモリと、測定に
使用される超音波探触子のレンズエコー発生位置を送信
波からの時間情報として記憶するレンズエコーデータメ
モリと、このメモリに記憶されたレンズエコー発生位置
に基づき波形データメモリ内のレンズエコーに対応する
時間位置のデータを所定の値に書換える第1の書換手段
と、ゲート位置データとして波形データメモリの測定デ
ータの時間系列に対応するデータを生成するゲートデー
タ生成手段と、レンズエコー発生位置に基づきゲートデ
ータのうちからレンズエコーに対応する時間位置のデー
タをゲートがない状態に書換える第2の書換手段とを備
えていて、第1および第2の書換手段により書き換えら
れたデータに基づきAスコープ像とゲートとを表示する
ものである。
【0007】
【作用】このように、波形データメモリに採取した測定
データのうちからレンズエコーに相当する位置の測定デ
ータを排除したデータにより測定データをディスプレイ
上に表示することにより観察波形が試料エコーのみにな
る。しかも、プローブの試料に対する位置調整中にレン
ズエコーの位置と試料エコーの位置とが重なったときに
は、レンズエコーの位置を示す識別表示がある。そこ
で、測定者が熟練者でなくてもレンズエコーに惑わされ
ずに試料エコーに従って焦点合わせがエコーの誤認をせ
ずにできる。また、ゲート位置設定のときには、レンズ
エコーの位置が表示されているので、そこを避けて適正
なゲートの設定が容易にできる。さらに、前記他の発明
にあっては、レンズエコーの位置に対応してゲートの選
定状態が表示されるので、適正なゲートの設定が容易に
できる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の超音波検査装置を適用し
た一実施例の超音波映像検査装置のブロック図であり、
図2は、その焦点合わせとゲート位置設定処理のフロー
チャート、図3は、そのエコー表示状態の説明図、図4
は、そのエコー波形とゲート幅との関係を示す説明図、
図5は、レンズエコー発生状態の説明図である。レンズ
エコーと試料エコーとの関係を解析してみると、図5
(a),(b)に示すように、ある測定プローブ16に
ついてディスプレイ上で観測されるレンズエコーは、プ
ローブの内部での直接の反射エコーaと、側面等で反射
して得られるレンズエコーb〜fと、エコーaの多重反
射エコーa’などであって、これらエコーがさらに多重
反射により繰り返される。そこで、レンズエコーの発生
位置は、それぞれ測定プローブ16の形状あるいは構造
に応じて決定され、その発生時間位置は送信波Tを基準
とすれば固定している。そこで、送信波Tの位置からレ
ンズエコーの位置とその幅とをあらかじめ各測定プロー
ブに応じて測定し、あるいはレンズエコーの発生位置を
設計時に計算によって求めておき、その時間情報のデー
タを測定プローブ16に対応してその識別コードに応じ
て記憶した図5(c)のレンズエコー位置テーブル7a
を図1のメモリ7に記憶しておく。
【0009】図1において、10は、超音波映像検査装
置であって、1は、その探傷器部である。この探傷器部
1は、パルサ1aと、レシーバ、ゲート回路等から構成
される受信部1b等で構成され、マイクロプロセッサ
(MPU)5からバス11を介して制御信号を受けて、
この制御信号に応じて制御される。
【0010】パルサ1aは、送信端子12からプローブ
16にパルス駆動による送信波Tを発生し、受信部1b
は、プローブ16からエコー受信信号を受信端子13で
受けてそれをそのレシーバで増幅し、検波する。さら
に、検波された信号のうち設定されたゲート範囲のもの
がここで抽出され、それがA/D変換回路2に送出され
る。ここで、プローブ16は、例えば、中心周波数が2
00KHz程度の焦点型プローブであり、XYZ走査機
構15により支持されていて、被検体18は、例えば、
電子部品の1つであるICであって、水槽17の中に浸
漬されている。
【0011】A/D変換回路2は、MPU5からの制御
信号に応じて探傷器部1から得られる欠陥波、底面波等
についてエコー受信信号の包絡線検波信号(RF信号を
検波して得られるビデオ信号、ただし、サンプリング周
波数によってはRF信号のままでも可)を、例えば、1
00MHz程度の高い周波数で500点程度サンプリング
し、これによりアナログの検波出力をデジタル値に変換
して波形データメモリ3に順次送出する。
【0012】波形データメモリ3は、A/D変換回路2
によりサンプリングされたデータを順次そのアドレスを
更新(インクリメント)しながら記憶していく。そし
て、A/D変換回路2によりサンプリングされたデータ
数が所定の最終アドレスまで記憶されると、言い換えれ
ば、前記500点のサンプリングデータを記憶すると、
MPU5にサンプリング終了信号を送出する。これによ
り波形データメモリ3には測定データが採取される。
【0013】MPU5は、波形データメモリ3からサン
プリング終了信号を受けるとA/D変換回路2のサンプ
リング処理を停止してバス11を介して波形データメモ
リ3に採取した測定データを参照して、例えば、その最
大ピーク値を得て、それを表示データに展開して表示し
たり、後述するように、レンズエコーのデータを消去し
たデータを読み込む。
【0014】4は、ゲインダイヤル,カーソルダイヤ
ル,表示位置指定つまみ,シートキー等を有する操作パ
ネルであって、バス11に接続されている。MPU5
は、この回路からバス11を介してダイヤルにより設定
される設定値及びギャップ測定機能キー等、各種のキー
入力信号を受ける。ゲインダイヤルにより受信部1bの
レシーバに対するゲイン設定値(調整値)が入力される
と、MPU5は、受信部1bのレシーバ(その高周波増
幅器)のゲイン(増幅率)を制御し、ゲインダイヤルに
より入力されたゲイン設定値に対応するゲインになるよ
うにレシーバのゲインを設定する。
【0015】6は、RAMであって、バス11に接続さ
れ、A/D変換されたエコー受信信号についてのデジタ
ルの表示データと外部からロードされた各種のアプリケ
ーション処理プログラムと入力キーにより指定された探
傷モードを示すフラグ等の各種の情報や種々のデータが
格納される。このRAM6には採取条件パラメータや測
定プローブの識別コード等を記憶したパラメータ等記憶
領域62、そして波形データ記憶領域63とが設けられ
ている。
【0016】7は、ROMであり、これにはMPU5が
実行する、A,B,Cスコープ画像等演算処理プログラ
ム71,レンズエコーデータ消去プログラム72、ゲー
ト位置設定プログラム73、レンズエコー位置/測定デ
ータ表示プログラム74等と、各種の基本プログラムが
記憶されている。なお、これらプログラムは、RAM6
の記憶領域に外部からロードされてもよいし、このRO
M7は、RAM領域として設けられていてもよい。ディ
スプレイ(CRT)8は、測定画像等のほか、測定条件
設定の際にオシロスコープなどに表示する送信波から欠
陥波までのエコーである、いわゆるAスコープ像や各種
の測定値を表示し、内蔵のビデオメモリインタフェース
を介してバス11に接続されている。スキャンコントロ
ーラ14は、バス11を介してMPU5に接続され、M
PU5からの制御に応じてXYZ走査機構15を駆動
し、プローブ16を測定位置に設定する。
【0017】次に、図2のフローチャートに従ってその
動作について説明する。操作パネル4からあらかじめ使
用プローブの識別コードが入力されて測定条件設定の機
能キーが入力されると、各種の測定条件の設定が行われ
る。その1つとして、焦点合わせやゲート位置設定の項
目に入ると、これらを設定するための測定があらかじめ
設定されたゲート位置とAスコープ像を採取する広いゲ
ート幅で超音波検査装置10により行われる。なお、入
力された使用プローブの識別コードは、RAM6のパラ
メータ等記憶領域62に記憶される。焦点合わせ/ゲー
ト位置設定の割り込み処理の開始により、そのステップ
(1)で測定波形がA/D変換回路2を経て波形メモリ
3に採取され、原波形がデジタル化されて記憶される。
これにより図5に示されるような超音波信号が、原波形
としてデジタイズされる。
【0018】ステップ(2)では、A,B,Cスコープ
画像等演算処理プログラム71により、Aスコープ画像
の採取処理が行われ、デジタイズされた原波形が波形デ
ータメモリ3から読込まれて波形データ記憶領域63に
記憶される。このとき、この波形データ記憶領域63の
先頭アドレスには、送信波Tの先頭データが格納され、
送信波T以後の各測定データが、順次、デジタイズされ
たサンプル間隔に対応して各アドレスに格納されてい
く。これにより、デジタイズ周波数が100MHzであ
れば、サンプル間隔は10nsになるので、先頭から2
0アドレス後のデータは、送信波Tの後、20×10n
s=200ns(0.2μs)後のデータを表すことに
なる。
【0019】ステップ(3)では、レンズエコーデータ
消去プログラム72が実行され、パラメータ等記憶領域
62から識別コードが読込まれてレンズエコー位置テー
ブル7aが検索される。ここで、コードに一致したレン
ズエコー位置のデータが呼び出され、波形データ記憶領
域63のレンズエコーの位置に対応するアドレスの波形
データがクリアされる。なお、この場合、テーブルに記
憶された時間位置情報と時間幅のいずれか、あるいは双
方において対応したアドレスが算出できない場合には、
最も近いアドレスを含む前後のアドレス位置のデータが
消去される。
【0020】ここでは、100MHzを例に採っている
ので、図6の例でこれを説明すると、図6において、第
1のレンズエコーは、t1 =1.9μsで0.2μsの
幅であるから、波形データ記憶領域63の190アドレ
スから20アドレスについてのデータが“0”に書き換
えられてクリアされる。同様にして、第2,第3のレン
ズエコーが消去され、最終的にステップ(4)におい
て、全てのレンズエコーが除去されたデータが波形デー
タ記憶領域63に波形データとして記憶される。次に、
ステップ(5)において、レンズエコー位置/測定デー
タ表示プログラム74が実行され、波形データ記憶領域
63のレンズエコーが除去された波形データから表示デ
ータが生成され画像メモリ部61に転送されてディスプ
レイ8上に表示される。図3に示すように、このとき、
消去された時間位置に対応して特定の表示データが別途
設定され、この表示データによりレンズエコーの位置で
あるマークMが同時に表示される。
【0021】次のステップ(6)では、焦点合わせのた
めのプローブ位置調整か否かの判定に入る。ここで、調
整であるときには、YES条件が成立してステップ(6
a)へと移行して、プローブの位置が新しく設定され、
位置が決定されたところで、ステップ(1)へと戻り、
再び、ステップ(1)からステップ(5)の処理が行わ
れる。これにより被検体18とのプローブ16との距離
を変化させて最適な波形を得る。すなわち、プログラム
高さを調整する度に前記の処理が実行される。このと
き、試料エコーがレンズエコー位置に移動するとレンズ
エコーデータ消去プログラム72の処理によってディス
プレイ8の表示においてエコーが消えることになるが、
この実施例においては、レンズエコー位置が識別できる
ように、マークMがある。これは、カラー表示の場合に
は、マークMに対応する時間軸上の位置を波形の表示色
とは異なる色で表示し、その範囲、つまり△t1 の範囲
を示すようにしてもよい。この場合には、マークMは不
要である。
【0022】そこで、レンズエコーの位置を避けて焦点
合わせが行われる。プローブ16と被検体16との距離
が定まると、ステップ(6)でNO条件となり、ステッ
プ(7)へと移行する。ステップ(7)では、ゲート位
置設定に入る。操作パネルから入力されたゲート位置指
定のデータに応じて、探傷部1に対するゲート位置情報
として、波形データ記憶領域63に記憶された波形デー
タに対応して、その送信波Tを基準として同様に1アド
レスをデジタイズ間隔に対応させて、ゲート期間に対応
するアドレスだけを“1”、他を“0”としたゲート位
置データを生成してこれをパラメータ等記憶領域62に
記憶する。
【0023】このゲートデータは、ゲート位置が送信波
Tの後、2.8μsの位置でここから1.0μsの幅で
設定されるとすれば、280アドレスから100アドレ
スについて“1”で、他のアドレスは“0”となる。ス
テップ(8)では、再び、レンズエコー位置テーブル7
aが検索され、コードに一致したレンズエコー位置のデ
ータが呼び出され、ステップ(3)のときと同様にゲー
トデータについて、レンズエコーの位置に対応するアド
レスのゲートデータ“1”を“0”にクリアする。すな
わち、ゲートデータについては、波形データ記憶領域6
3に記憶された波形データの280アドレスから100
アドレスについて“1”であったものが、第2のレンズ
エコーt3 =3.0μs,△t3 =0.1μs、および
第3のレンズエコーt3 =3.7μs,△t3 =0.2
μsがクリアされるため、結果として、280アドレス
から20アドレスと310アドレスから370アドレス
までの60アドレスが“1”となって残ることになる。
【0024】これがステップ(9)において、ゲートデ
ータ波形とともにディスプレイ8上に表示される。その
結果、図4に示すように、データ“1”の連続する位置
が2ヶ所となる。そこで、前記の2ヶ所がゲート位置と
して表示される。ここで、ステップ(10)でゲートデ
ータが2カ所か否かの判定がゲートデータのうち“1”
のデータ状態を検出することで行われる。この判定の結
果、ゲート位置が2カ所となっているときには、1ヶ所
とするよう、ステップ(10a)で注意メッセージが出
力されて、ステップ(7)へと戻る。
【0025】測定者(検査者)が、探傷部1に対するゲ
ート設定を変更し、ディスプレイ8上のゲート位置が1
ヶ所になるまでステップ(7)からステップ(10a)
までの処理が繰り返される。ゲート位置が1ヶ所になる
と、例えば、ゲート始点を送信波後3.0μsに変更す
ると、パラメータ等記憶領域62に記憶されたゲートデ
ータは、310アドレスから60アドレスのみ“1”と
なるので、ステップ(11)に移る。
【0026】ステップ(11)では、パラメータ等記憶
領域62に記憶されたゲート位置のデータに基づき、探
傷部1に対するゲード情報を生成して超音波探傷部1に
送出してゲートを送信波後、3.1μsから0.6μs
の幅に設定変更する。
【0027】以上説明してきたが、実施例では、測定画
像を表示するディスプレイ8にAスコープ像を表示して
いるが、アナログデータに変換して従来通り、探傷器
(探傷部1に対応する)に接続されたオシロスコープ
(図示せず)に表示データを送出して表示するようにし
てもよい。また、実施例では、レンズエコー発生部分の
測定データを消去しているが、このデータは、そのまま
とし、表示の際にマスクして表示データから排除するよ
うにしてもよい。さらに、このような処理は、波形デー
タメモリの測定データに対して直接なされてもよい。ま
た、波形データメモリのレンズエコーに相当するデータ
を“0”に書き換えているが、これは、一定値、例え
ば、“1”とか、“1111”とかの一定値であっても
よい。このような値であっても、エコー波形とは異なる
波形となるので区分けは可能である。特に、レンズエコ
ーのマークが挿入されているので見誤りはほとんどな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にあって
は、作業中、測定者あるいは検査者は、ディスプレイ上
において、試料エコーとレンズエコーの位置あるいはゲ
ート位置表示だけを見ることになるので、従来あったよ
うな、レンズエコーと試料エコーを見誤ったり、またレ
ンズエコーにゲートを設定して、試料映像とは違う誤っ
た映像を得るということが全くなくなり、かつ、極めて
容易にゲート設定ができる。その結果、専門知識がなく
ても試料エコーのみを観察することができる。また、試
料エコーのみが観察されるので、測定条件設定作業が容
易で、作業効率の向上が図れる。さらに、レンズエコー
をゲート内に設定することがなく、データの信頼性が向
上する。また、レンズエコーと試料エコーの識別が不要
なり、作業者の疲労も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の超音波検査装置を適用した
一実施例の超音波映像検査装置のブロック図である。
【図2】図2は、その焦点合わせとゲート位置設定処理
のフローチャートである。
【図3】図3は、図2の処理におけるそのエコー波形表
示状態の説明図である。
【図4】図4は、そのエコー波形とゲート幅との関係を
示す説明図である。
【図5】図5は、レンズエコーの発生状態の説明図であ
り、(a)は、プローブ内での反射の状態の説明図,
(b)は、その測定波形の説明図,(c)は、レンズエ
コー位置テーブルの説明図である。
【図6】図6は、従来の焦点合わせ等におけるオシロス
コープに表示されるレンズエコー等の説明図である。
【符号の説明】
1…超音波探傷器部、1a…パルサ、1b…受信部、2
…A/D変換回路、3…波形データメモリ、4…操作パ
ネル、5…マイクロプロセッサ(MPU)、6…RA
M、7…ROM、7a…レンズエコー位置テーブル、8
…ディスプレイ、16…プローブ、18…被検体、10
…超音波測定装置、61…画像メモリ部、62…パラメ
ータ等記憶領域、63…波形データ記憶領域、71…
A,B,Cスコープ画像等演算処理プログラム、72…
レンズエコーデータ消去プログラム、73…ゲート位置
設定プログラム、74…レンズエコー位置/測定データ
表示プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 健 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特開 平4−323556(JP,A) 特開 昭55−140149(JP,A) 特開 昭61−170654(JP,A) 特開 平2−80954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定に使用される超音波探触子のレンズエ
    コー発生位置を記憶したメモリと、前記レンズエコーの
    発生位置データに基づき、採取された測定データから前
    記レンズエコーの発生位置に対応するデータ部分を排除
    したAスコープ像および前記排除した位置とを表示する
    手段とを備える超音波検査装置。
  2. 【請求項2】所定の周期でサンプリングされた測定波形
    データを順次記憶する波形データメモリと、測定に使用
    される超音波探触子のレンズエコー発生位置を送信波か
    らの時間情報として記憶するレンズエコーデータメモリ
    と、このメモリに記憶された前記レンズエコー発生位置
    に基づき前記波形データメモリ内の前記レンズエコーに
    対応する時間位置のデータを所定の値に書換える第1の
    書換手段と、ゲート位置データとして前記波形データメ
    モリの測定データの時間系列に対応するデータを生成す
    るゲートデータ生成手段と、前記レンズエコー発生位置
    に基づき前記ゲートデータのうちから前記レンズエコー
    に対応する時間位置のデータをゲートがない状態に書換
    える第2の書換手段とを備えていて、前記第1および第
    2の書換手段により書き換えられたデータに基づきAス
    コープ像とゲートとを表示する超音波検査装置。
JP15294094A 1994-06-10 1994-06-10 超音波検査装置 Expired - Fee Related JP3263530B2 (ja)

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