JPS63145248A - アルコ−ルの酸化によるカルボニル化合物の製造法 - Google Patents

アルコ−ルの酸化によるカルボニル化合物の製造法

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JPS63145248A
JPS63145248A JP29274586A JP29274586A JPS63145248A JP S63145248 A JPS63145248 A JP S63145248A JP 29274586 A JP29274586 A JP 29274586A JP 29274586 A JP29274586 A JP 29274586A JP S63145248 A JPS63145248 A JP S63145248A
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JP
Japan
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alcohol
acid
carbonyl compound
ketone
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP29274586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sugiyama
仁 杉山
Isao Uchiyama
功 内山
Yuji Kajita
梶田 裕司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルコールヲ酸化してカルボニル化合物を製
造する方法に関する。
詳しくは、本発明は、第一級アルコール又は第二級アル
コールを酸化して対応するアルデヒド又はケトンを製造
する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、第一級アルコール又は第二級アルコールを酸化し
て対応するアルデヒド又はケトンを製造する方法として
は多くの方法が提案されている。例えば、 ■ RuCl3触媒存在下、酸化剤として次亜塩素酸ナ
トリウムを用いて90〜9j%の収率でシクロヘキサノ
ールからシクロヘキサノンが祷られる。
(J、C1S、、 Chem、 C!ommun、、 
/ 970. (2/ )、 /4t20 )■ Ru
O2触媒存在下、酸化剤として過ヨウ素酸ナトリウムを
用いて、第二級アルコールがら■ PtO2又はpt 
−c触媒存在下、酸素による酸化で、第一級アルコール
からアルデヒド又はカルボン酸が、第二級アルコールか
らケトンが得られる。
(Tetrahedron、 / 9乙o、i、乙2)
〔本発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の技術では、触媒としてRu 、 
Pt等の高価な青金族の存在が必要不可欠である。その
ため、製造コストが高くなること。
また場合によっては、触媒成分の除去工程が必要となる
こと等の問題がある。
本発明は、従来のアルコールの酸化によるカルボニル化
合物の製造法の欠点を改善し、工業的に有利な製造方法
を提供しようとするものである。
即ち、Ru 、 Pt等の高価な青金族触媒を使用する
ことなしに、第一級アルコール又は第二級アルコールを
酸化して対応するアルデヒド又はケトンを製造する方法
に関するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記実情に鑑み、鋭意検討した結果、酸
化剤として次亜ハロゲン酸又は次亜・・ロゲン酸塩を用
いてアルコールの酸化反応を行なわせる際に、液相を酸
性に保つことによシ。
Ru 、 Pt等の青金族触媒が存在しなくても、対応
するアルデヒド又はケトンが高収率で1Mられることを
見出し、本発明を完成した。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で原料として使用するアルコールとしては第−級
又は第二級アルコールが用いられる。
第一級アルコールとしては、通常、炭素a−2θ以下の
アルコール例えば、/−ヘプタツール、/−オクタツー
ル等が用いられる。
第二級アルコールとしては、通常、炭素数2θ以下のア
ルコール例えば、インプロピルアルコール、シクロヘキ
サノール、/、クーシクロヘキサンジオールが用いられ
る。
本発明では、酸化剤として次亜ハロゲン酸、又は次亜ハ
ロゲン酸塩が用いられる。
次亜ハロゲン酸としては、例えば、次亜臭素酸、次亜ヨ
ウ素酸、次亜塩素酸等が挙げられる。又次亜ハロゲン酸
塩としては、上記次亜ハロケン酸のアルカリ金属塩又は
アルカリ土類金属塩が用いられ、具体的には次亜塩素酸
ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸マグネシ
ウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム、次
亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウム等が挙げら
れる。
このうち、をり扱い易さ、入手し易さ、コスト等から次
亜塩素酸ナトリウムが特に好ましい。
使用する次亜塩素酸すl−+Jウムの濃度としては、主
に♂〜/2重量パーセントのものが好適に使用でれる。
これ以外の濃度の次亜塩素酸ナトリウムを用いても反応
的には何ら問題はないが、高濃度の次亜塩素酸すI−I
Jウムを使用する場合には安全性面で問題があり、低濃
度の次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合には、g量が
増加し、廃水が増加するので、望ましくない。
本発明において、液相のPH調節に使用する酸としては
、塩酸、硫酸等の鉱酸、 p−トルエンスルホン酸等・
の有機酸が挙げられる。
反応は通常、回分式、半回分式及び流通式のいずれでも
採用でき、例えば原料のアルコールに酸を添加して酸性
とした後、該液相に酸化剤(例えば次亜塩素酸すトリウ
ム)の滴下速度と酸の滴下速度を適切に制御しながら同
時に滴下することにより、液相のPHを酸性に保つこと
によりアルコールの酸化反応を実施する。
液相のPHとしてはPH(4が、好ましくはPH(りが
、特に好ましくは/〜2のPH領領域選ばれる。
PH≧2では、目的とするアルデヒド又はケトンはほと
んど伺られない。
反応温度としてはθ℃〜20℃が好ましく、20℃〜4
to℃が特に好ましい。
反応圧力は1通常、常圧で実施する。減圧あるいは加圧
状態でも反応は実施できるが箱に有利な点はない。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する力;、
本発明は以下の実施例シて限定されるものではない。
実施例/ !00 at ’1つロフラスコに、/、クーシクロヘ
キサンジオール10.♂’j (9L2 mmol )
と水29i?を仕込み、少量の20 % HClを加え
てPHを汽!に調整した。
十分な攪拌状態で次亜塩素酸ナトリウム水溶′F!(1
0,/重量パーセント) 33 j t (Na(JO
として41 ! 41 mmol )を7t分間(3t
 at/= )かけて滴下した。この時、−!θ%HC
L/27?を同時に滴下し、液相のPHを/〜コに保っ
た。
反応温度は、フラスコを時々氷水につけて冷却すること
により30℃に保った。
反応液をaCで分析した結果、/、グーシクロヘキサン
ジオールの転化率は100%であり、/Iヌク−クロヘ
キサンジオンの収率は69.6%であった。
実施例コ 実施例/と同様に操作し、ただし次亜塩素酸ナトリウム
水溶′1gL(りy N ft バーセント)2 r 
7 ? (−NaC1oとしてE & 2mmo1) 
′f、/ s /分間(/、1 ml/m )かけて滴
下した。この時、20%HCl77?を同時に滴下し、
液相のPHを/〜2に保った。
反応液をGC分析した結果、/、クーシクロヘキサンジ
オールの転化率は700%であり、/、グーシクロヘキ
サンジオンの収率は♂3.♂係であった。
実施例3 実施例2と同様に操作し、ただし、液相のPHを3〜4
tに保って反応を実施した。使用した次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液(9,6重量パーセント)は、300 ? 
(NaCl0として3J’jmmo1)であり、20%
HCIタワ2を同時に滴下した。
反応液をaC分析した結果、/、グーシクロヘキサンジ
オールの転化率は100チであり。
/、クーシクロヘキサンジオールの転化率は700%で
あり、/、クーシクロヘキサンジオンの収率はにg、!
チであった。
実施例グ 実施例コと同様に操作し、たたし/ 0 % H2SO
4を イ更用 L二ζ  PHk  l 〜2+:  
J、、j、。
l使用した次亜塩素酸ナトリウム水溶液(9,2重量パ
ーセント)は3グ32(ググ7 mmol )であり、
10チH2SO429r fを同時に滴下した。
反応液をGC分析した結果、/、クーシクロヘキサンジ
オールの転化率は100チであり、/、グーシクロヘキ
サンジオンの収率は7r、3%であった。
比較例 実施例2と同様に操作し、ただし比較のなめに、酸無添
加で反応を実施した。
使用した次亜塩素ナトリウム水溶液(ワ、グ重量パーセ
ント)は22 ! ? (?JaC10として2!!m
mo1)であった。
液相のPHは/2〜/3であった。
反応液をGC分析した結果、/、グーシクロヘキサンジ
オールの転化率は、g /1 %であり、/、グーシク
ロヘキサンジオンは全く生成しなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、Ru、Pt等の高価な貴金族触媒を使
用することなしに、アルコールを酸化してアルデヒド又
はケトンが司られるためコスト面で有利であり、また、
触媒成分の除去工穆が必要ないため、工業的に格段に有
利となる。
出 願 人  三菱化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用  − はが/名

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルコールを酸化してカルボニル化合物を製造す
    る方法において、酸化剤として次亜ハロゲン酸又は次亜
    ハロゲン酸塩を用い、且つ反応系の液相を酸性に保つた
    ままアルコールを酸化反応させることを特徴とするアル
    コールの酸化によるカルボニル化合物の製造法。
  2. (2)アルコールが第1級アルコールで且つ、生成する
    カルボニル化合物がアルデヒドである特許請求の範囲第
    1項の方法。
  3. (3)アルコールが第2級アルコールで且つ生成するカ
    ルボニル化合物がケトンである特許請求の範囲第1項の
    方法。
JP29274586A 1986-12-09 1986-12-09 アルコ−ルの酸化によるカルボニル化合物の製造法 Pending JPS63145248A (ja)

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JP29274586A JPS63145248A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 アルコ−ルの酸化によるカルボニル化合物の製造法

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JP29274586A Pending JPS63145248A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 アルコ−ルの酸化によるカルボニル化合物の製造法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0444287A1 (de) * 1990-02-25 1991-09-04 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Cycloalkanonen
US5194606A (en) * 1990-02-08 1993-03-16 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Preparation process of aminoketones

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5194606A (en) * 1990-02-08 1993-03-16 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Preparation process of aminoketones
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