JPS63141676A - メタリツク仕上げ方法 - Google Patents

メタリツク仕上げ方法

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JPS63141676A
JPS63141676A JP28765286A JP28765286A JPS63141676A JP S63141676 A JPS63141676 A JP S63141676A JP 28765286 A JP28765286 A JP 28765286A JP 28765286 A JP28765286 A JP 28765286A JP S63141676 A JPS63141676 A JP S63141676A
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Japan
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metallic
refractive index
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resin
solvent
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Application number
JP28765286A
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English (en)
Inventor
Akira Sugimura
杉村 曜
Yukinobu Hoshina
保科 幸信
Masahiro Endo
正浩 遠藤
Isao Mizuno
功 水野
Motoshi Yabuta
藪田 元志
Toru Hirayama
徹 平山
Akira Kasari
加佐利 章
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1叉上mυυL 本発明はメタリック仕上げ方法に関し、さらに詳しくは
、リン片状のメタリック顔料を含む塗膜にトップフート
塗膜を介して外部から入射する光を、該トップフート塗
膜を形成する非水系ディスパーツランの芯fflS分と
連続相間に屈折率の差を設けることにより適度に散乱せ
しめ、それによって、メタリック塗膜本末の色調と相俟
って美粧性にすぐれた独特のメタリック感を有する塗膜
を形成するメタリック仕上げ方法に関する。
米  の  I  輝L メタリック塗膜は、塗膜中に含有せしめたリン片状のメ
タリック顔料に外部からの入射光が反射してキラキラと
輝き、該塗膜の各種色調と相俟って変化に富んだ美粧性
にすぐれた独特の外観をもっており、特に自動車、オー
トバイなどの外板に多く施されている。このようなメタ
リック塗膜を形成せしめる方法として、被塗物に直接も
しくは硬化した中塗々膜面に、メタリック顔料を配合し
てなるメタリック塗料を塗装し、それを加熱硬化する1
コ一ト1ベイク方式(I CI B >、メタリック塗
料をm装し、それを加熱硬化せしめ、さらに透明塗膜を
形成するクリヤー塗料を塗り重ね、再び加熱硬化する2
コ一ト2ベイタ方式(2C2B)、該両塗料を上記順序
で塗り重ね1回の加熱で両塗膜を同時に硬化せしめる2
コ一ト1ベイタ方式(2CIB)、該2CI Bによっ
て形成せしめた塗面にさらにクリヤー塗料を塗り重ね、
再度加熱硬化する3コ一ト2ベイタ方式(3C2B)な
どが知られており、これらのうち、塗装工程数、仕上り
メタリック外観、塗膜性能などを総合的に判断しで、2
CI Bによるメタリック仕上げ方法が最も多く採用さ
れている。
一方、メタリックムラのない均一なメタリック感を有し
、かつ光σく鮮映性のすぐれたメタリック塗膜は、リン
片状のメタリック顔料が塗面に討して平付に、かつ被塗
物全面に均一に規則的に配向し、しか6メタリツク塗料
自体の塗面の平滑性がすぐれていることによって形成す
るとされている。
これらの要件を満たしたメタリック塗膜の反射光は、塗
膜中に含有せしめた着色顔料から帰ってくる選択吸収を
すませた特定色光とメタリック顔料で反射される光と混
在している。これら2者の光の間に干渉の現象が生じる
為に、メタリック塗膜の色は入射する光量や反射角度に
よって、反射光の構造がかなり異なり、多彩なキラメキ
をみせる。
塗面にほぼ垂直の方向からm寮の角度を増していくと、
明るさは減少し、しばしば色度の変化を伴なうことがあ
る。このような色の変化は“「10p″又は”two 
tone”といわれる。塗面に対してほぼ垂直方向から
見られる色は“face color″と呼ばれ、垂直
方向から離れた大きな角度で見られる色は“flopc
olor″と呼ばれる。”face e、olor″が
メタリック顔料からの反射光の大部分を含むのに対して
“f’1opcolor”はメタリック顔料からの反射
光がほとんど含まれていない。従来のメタリック仕上げ
において、カラーデザインの価値としては曲面をちった
被塗物にメタリック塗料を塗布したときの“facec
olor″のキラキラした輝きをともなった彩やかな発
色に比較して、”flop color’の発色が著し
く劣るという問題があった。
発明が ′ しようとする Me−L 本発明は、前記した情況に鑑みメタリック塗膜のfac
e color″のキフキラ感を極力411わないで、
“flop color”の反射光量を増やすことによ
ってflop color”の発色が者しく劣るという
従来のメタリック仕上げ系における問題を解決すること
を目的とする6のである。
肌AA山U穎犬t Z ?Q WゾυL閃本発明者らは
、前記した問題点を解決するため鋭意研究を重ねた結果
、メタリック顔料を含む水性熱硬化性塗料(以ド、これ
を1メタリツクベースコート」ということがある)の上
に塗布される上塗塗料に非水系ディスバージ謄ン型塗料
を用い、且つ非水系ディスパーシラン粒子の芯部分と連
続相部分の屈折率(n賃)に特定範囲の差を付与せしめ
ることによって解決できることを見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。
かくして、本発明に従えば、メタリック顔料を含む水性
熱硬化性塗料を塗装し、次いで顔料を含まない非水系ア
クリルポリマーディスバージョン型熱硬化性上塗り塗料
を塗り重ねて一@腺を同時に加熱6史化せしめるメタリ
ック仕上げ方法において、該上塗り塗料中の非水系アク
リルボリマーディスパーノヨン粒子の芯部分の屈折率(
nW)と連続相部分の屈折率(II付)が0.010〜
0.200の範囲内の差を有することを特徴とするメタ
リック仕上げ方法が提供される。
本発明の特徴は、顔料を含まない上塗り塗料に用いられ
る結合剤u4脂として非水系ディスパーツシン州脂(以
下「NADPA脂」ということがある)を用い、しかも
、そのNAD樹脂の芯の部分と連続相部分との間に、L
記の特定範囲内の屈折率差を設けたことにある。しかし
て、かかる上塗り塗料を塗装し硬化せしめると、メタリ
ック塗膜に入射した光はNAl)樹脂の芯部分と連続相
との間の屈折率差により散乱し、屈折、透過などのvi
雑な尤に変換され、さらに入射した光の一部はメタリッ
ク顔料に達して反射されてまた散乱、屈折、3!i過な
どを繰返し複雑な光に変換される。かかる現象が生じる
ことにより、本発明の方法により形成されるメタリック
塗膜は、該塗膜の各種色調と相俟って、従来のものより
さらに変化に′ざんだ美粧性にすぐれた独得の外観を呈
する6 以ドに本発明において使用する塗料およびこれらを用い
るメタリック塗装仕上げ方法についてさらに説明する。
(1) メタリック顔料を含む水性熱硬化性塗料二本塗
料はメタリック顔料を含有するそれ自体すでに公知の熱
硬化性塗料(以下、1メタリツクベースコート1という
ことがある)であり、より具体的には水溶性熱砂化性u
411ff組成物又は水分散型熱峡化性樹III?組成
物、メタリック顔料、水にエリ溶なイf欣溶剤および脱
イオン水を主成分とし、さらに必要に応じて着色顔料、
体質顔料、粘度調整剤、塗面調整剤などを配合してなる
塗料である。水溶性又は水分散型熱令史化性樹脂組成物
としては、例えばアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、セルロース系樹脂などから選ばれた基体樹
脂を水0f溶性及び/又は水分散性にしたものと、例え
ば水可溶性アミ7樹脂、架橋剤とからなるものが好適で
あり、これらの基体1(脂、架橋剤は、それ自体すでに
公知のものが使用できる。
また、メタリック顔料としては、それ自体既知の水性ベ
ースコートに適したものが使用でき、例えば、アルミニ
ウム、銅、真鋳、雲母状酸化鉄、■銅、ステンレススチ
ールなどの鱗片状メタリック粉末があげられ、さらには
酸化チタンや酸化鉄で被覆された雲母片もメタリック顔
料として使用しうるにれらの配合量は一般に、熱種化性
樹脂組成物の固形分100重量部あたり、1〜50爪喰
部の範囲内が好ましい。
本発明において、上記メタリックベースフートは、被塗
物に直接塗装することもできるが、従来から公知の電着
塗料(アニオン型、カナオン型)などのプライマーおよ
1熱硬化性中塗り塗料を塗装し、これらの塗膜を硬化さ
せたのちに塗装することが好ましい、塗装機としては霧
化式塗*Wを用いることが好ましく、たとえば、エアー
スプレー塗幻しエアレススプレー塗装慨およびエアーn
化式もしくは回転式#′i′11M装へなどがあげられ
、塗装時の塗料粘度は、7オードカツプ#4で10〜4
0秒、特に11〜20秒(20℃)の範囲内に調整して
おくことが好ましく、また、@牧膜厚は加熱硬化膜厚に
基いて一般に2〜30μ、特に5〜25μの範囲内が適
している。
本発明では、上記メタリックベースコートを塗装後、顔
料を含まない非水系アクリルポリマーディスパーツタン
型熱硬化性上塗り塗料がa装される。
(2)顔料を含まない非水系アクリルポリマーディスバ
ージコン型熱硬化性上塗り塗料(以下1゛トツプコート
jと略称する)ニ トップコートはメタリック塗膜面に最上層塗膜として塗
装し、半透明である塗膜を形成しうる塗料である。した
がって、該トップフートは、光it<。
自1候性、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐温水性
などに優れた塗膜を形成することが好ましい。
具体的には、芯部分と連続相部分を構成するアクリルI
f tiltの屈折率の差が0.010〜0.200で
あるN AD l(脂と、必要に応じて用いられる連続
相部分と同一もしくは類似組成の溶液型アクリル樹脂と
を基体!4脂とし、これに例えばアミノ樹脂、インシア
ネート樹脂(ブロックしたものも含む)などから選ばれ
る架v4MLf)組介せよりなる熱硬化性樹脂組成物を
ビヒクル成分とする非水分散液型の塗料であり、さらに
、紫外線吸収剤、着色剤などを適宜配合することもでき
る。
ここで、NAD樹脂の芯の部分(粒子相又は分散相とも
いう)と連続相部分の屈折率は両相のポリマーを形成す
る不飽和卑拭体の市電基準での平均屈折率(+1)であ
り、連続相8分はNΔDの分散安定剤の他に溶液型アク
リル樹脂および架橋剤を含むこともできる。
また、該トップコートのビヒクル成分は、メタリックベ
ースコート上に塗布した際にメタリックムラ発生防止の
観点から、メタリックベースコートに含まれる水性熱碩
化性樹脂組成物との相溶性の劣るものを使用することが
好ましい。例えば、アクリル樹脂を基体樹脂とする系に
ついては、該トップコートのアクリシム4脂のソリビリ
ティ−パラメーター(SP値)がメタリック塗料のアク
リルリ(屈に比べて約0.1〜1.0だけ低いことが好
ましい。
前記したトップコートに用いられるN A D ?!I
(Ilftは、不飽和ビニル系+11量体は溶解するが
、それから形成される重合体を溶解しない下記組成の有
磯混合溶媒、すなわち、 (a)  tf4解性パラメーター(SP値)が’/、
0−8゜2及び沸点60〜130℃の炭化水素溶媒50
〜75重量%と、 (b)fI#解性パラメーター(SP値)が8.3以上
で且つ前記(a)よりも沸点が少なくとも10℃商い芳
香族溶!i¥6しくは極性有機溶媒50〜25重量% との有機混合溶媒中で、該混合溶媒に室温(25℃)で
は殆んど溶解しないが50℃以上で溶解することができ
且つ構成単紙体の重量基壁での謬均オI(折率(ofS
′)が1.4950以下であるアクリル系高分子分散安
定剤の存在下で、ホ量基準での平均屈折率(off)が
1.505.0以上である不飽和ビニル系1411体混
合物を共重合せしめ、ついで加熱ド又は減圧下において
前記混合溶媒中の炭化水素溶媒(a)を一部もしくは全
部除去することによって製造される。
1有機混合溶媒J 本発明の方法で用いる有機混合溶媒を構成する炭化水素
溶媒(a)は、SP値が7.0−8.2、好、ましくは
′1.2〜8.()の範囲内にあり且つ沸点が60〜1
30℃、好ましくは70〜120’Cの範囲内にある、
脂肪族系、7IN?環式系、ナフテン系などの炭化水素
溶媒であり、より具体的には下記表へに示す溶媒を挙げ
ることができる。
ヘキサン         7.27   69へブタ
ン        7,50    98.4オクタン
         7,54    125.64−メ
チルへブタン    7.37    3+3.:Jl
−ヘプテン        7,47     93,
61−オクテン        7.6     12
1,2シクロヘキ七ン     8,1980.7メチ
ルシクロヘキサン   7.94    100.5ツ
メチルシクロヘキサン 7.86    118.4エ
チルシクロヘキサン   7.96    129.9
VM & Pf7す7,6   100−130上記し
た溶媒は単独で使用することができ、または2種以上混
合して用いることもできる。
また、本発明における有機混合溶媒を構成するもう一方
の成分である芳香族溶媒もしくは極性溶媒(b)は、S
P値が8.3以上で、且つ前記溶媒(a)よりも沸点が
10℃以上商い芳()族溶媒、ケトン系溶媒、エステル
系溶媒、エーテル系溶媒、アルコール系溶媒などであり
、具体的には下記表旧こ示す溶媒を挙げることができる
芳香族系溶媒; ベンゼン        9.16    1(0,1
トルエン        8.93    110.6
キシレン        8.92   137〜14
0極性溶媒; (ケトン系溶媒) メチルエチルケトン   9,45    82.5メ
チルイソブチルケトン L5)1    119.5シ
クロヘキサ/ン   10,42    152.5グ
イ7セトンアルコ・−ル 8.06    188イン
ホaン       8.5    159.1メチル
ブナルケトン   8,63    127.5エチル
ブチルケトン   8.52    147.6(エス
テル、エーテル系溶媒) ブチル7セテート  ・ 8.69    1287ミ
ルアセテート    8.4    135セロソルブ
      10.7    131セロソルブアセテ
ート  9.35    154プチルセロンルブ  
  9.87    172カービトールアセテート 
9.48    ・210ペンチルアセテ−)    
8.65    146メチルセロソルブ アセテート       9.90    145メチ
ルセロソルブ    11,68    124(アル
コール系溶媒〕 エチルフルコール   12.78    78.5プ
ロパ/−ル     11,582 イソプロピルアルコール11,44    83n−ブ
チルアルコール  11.60    117.52−
エチルヘキシル アルコール       10.15    184.
〜ペンシルアルコール  12.05    200ヘ
キシレングリコール 11.64    196上記し
た溶媒は単独でもしくは2種以上混合して使用すること
ができる。
なお、本発明において特定する前記溶媒のSP値及び沸
点は、J ournal  of  P aint  
′I” echnology  421,541J76
−102(1970)’NewValues   of
   the   5olubility   Par
ametersf row  V apor  P r
essure  D ata”に記載された数値に基づ
くものである。
ギ1記したif#媒(a)と溶媒(b)の混合割合は、
溶媒(a)50〜゛15重量%、好ましくは60〜70
重檄%に対し、溶媒ω)50〜25重量%、好ましくは
40〜30重祉%の割合である。該混合溶媒中の溶媒(
a)が50重量%未満、すなわち溶媒6)が50重竜%
を超えると、重合体微粒子を形成すると柊の溶剤の平均
のSP値が肖くなりすぎて、極性の低い単量体を多量に
用いたNAD粒子は膨潤して着しく粒径の大きなものと
なり凝集体(ブッ)を形成する可能性がある。他方、溶
a (a)が75重量%を超えると、50℃以上に加熱
しても分散安定剤は、通常溶解せず、重合体微粒子形成
の際の粒子間の凝集を避けるための立体反撥層となり得
す、系全体が大きな凝集体となる可能性がある。
本発明において溶媒(a)として好適に用いられるもの
は、例えばヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどで
あり、他方、溶媒υ)として好適に用いられるものは、
例えばキシレン、メチルイソブチルケトン、エチルブチ
ルケトン、セロソルブ、ブチルセロソルブ、n−ブチル
アルコール、2−エチルヘキシルアルコールなどである
。また、溶媒(a)と山)の好適な組合せ系は、例えば
ヘプタン/n−ブチルアルコール系へブタン/ブチルセ
ロソルブ系、ヘプタン/キシレン系などを挙げることが
できる。
本発明の方法において用いられるビニル系高分子分散安
定剤は、前記した有機混合溶媒には室温で殆んど溶解し
ないが、50℃以上で溶解することが可能なものであっ
て、且つ構成単量体の重量基準での平均屈折率(nM)
が1.4950以下のものである。そのようなビニル系
高分子分散安定剤の好適な例は、(メタ)アクリル酸の
(ヒドロキシ)アルキルエステル系単量体[例えば、後
記(イ)のメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ
)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートなど]を少なくとも50重量%、好ましくは
60〜80重量%含有する数平均分子量が2゜500〜
50,000、好ましくは3,000〜3o、oooの
ビニル系共重合体である。該ビニル系共重合体に後記(
イ)の単量体単位以外に(ロ)〜に)単量体も含有する
ことができる。
前記ビニル系高分子分散安定剤には、分散重合体粒子と
の化学的結合を生じさせるために分子内に平均して約1
.0個の重合性二重結合を導入することが好ましい。分
散安定剤と分散重合体粒子とを化学的に結合させること
によって分散安定剤が粒子表面から脱着して、NADを
凝集、沈降させるという問題を完全に除くことができる
ビニル系高分子分散安定剤への重合性二重結合の導入は
、ビニル系共重合体をa製する際に共重合成分として水
酸基、カルボキシル基等の官能基含有不飽和単量体を使
用して共重合体に予め水酸基、カルボキシル基等の官能
基を導入しておき、この官能基にグリシジル(メタ)ア
クリレートや、イソシアネート基含有不飽和単量体(例
えば、インシアネートメチル7クリレート、インシアネ
ートエチルメタクリレート、ジイソシアネートとヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレートとの等モル付加物な
ど)を反応させることによって行なうことができる1重
合性二重結合の導入量は1分子当り平均して約1.0個
であって、それ以上の導入はNADの製造中に反応系全
体がゲル化する恐れがあるので避けるべきである。
なお、前記したビニル系高分子分散安定剤の数平均分子
量が2,500より着しく低いと、塗膜性能面で劣るこ
とは勿論、得られるNAD粒子が凝集したり、粗大粒子
になりやすいという欠点がある。他方、数平均分子量が
50,000を超えると、50℃以上に加熱しても有機
混合溶媒中に溶解せず分散安定剤の役割を果せなくなる
また、本発明により得られるNADを7ミノ樹脂、ポリ
イソシアネート、ポリエポキシド等の硬化剤と一緒に熱
硬化型塗料に適用する場合、ビニル系高分子分散安定剤
中に水酸基、カルボキシル基などの官能基を導入するこ
とが通常有利である。
硬化剤としては一般に7ミノ樹脂及びポリイソシアネー
トが用いられるため、ビニル系高分子分散安定剤中には
通常水酸基を導入することが望ましい。このためビニル
系高分子分散安定剤を調製する際のビニル系単量体成分
として、水酸基含有(メタ)アクリレート系単量体(例
えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート)を全
単量体の5〜40重量%、好適には10〜20重量%使
用するのが好都合である。
さらに、高屈折率を有するNADを調製するには、NA
Dの芯の部分と連続相の部分とでその屈折率を異なるよ
うにしなければならず、好適には、両者間の平均屈折率
(nH)の差を少なくとも0.010、特にo、o i
 o〜0,200の範囲に調整することが重要である1
本発明の好適態様においては、NADの芯の部分には通
常スチレン等の高屈折率を有する単量体が使用されるた
め、連続相を形成するビニル系高分子分散安定剤の屈折
率を芯よりも低くしなければならず、具体的にはビニル
系高分子分散安定剤を構成する単量体の重量基準での平
均屈折率が1.4950以下、好ましくは1.4950
〜1.3900の範囲になるように調整される。
以上述べたビニル系高分子分散安定剤及び有機混合溶媒
の存在下に重合せしめられる不飽和ビニル系単量体は、
単量体混合物の重量基準での平均屈折率が1.5050
以上、好ましくは1.5100〜1.6700になるよ
うな範囲で適宜選択される。平均屈折率が1.5050
以上である不飽和ビニル系単量体としては、例えばスチ
レン、tert−ブチルスチレン、オルトクロロスチレ
ン等のスチレン及VW1換スチレン類;シクロヘキシル
メタクリレート、2ニジクロヘキシル−シクロへキシル
メタクリレート等のジクロフルキルメタクリレート類;
フェニルメタクリレート、p−ブロモフェニルメタクリ
レート、ベンノルメタクリレート、ペンタクロロフェニ
ルメタクリレ−)、O−す7チルメタクリレート、0−
とフェニルツタクリレート等の芳香族環を有するメタク
リレート類;ビニルピロリドン、ビニルピリジン等の含
窒素複索環を有するビニル系単量体;その他イソボロニ
ルメタクリレートなどを挙げることができる。
前記した高屈折率を有する不飽和ビニル系単量体の中で
もスチレン、オルトクロルスチレン、フェニルメタクリ
レート、ベンノルメタクリレート、0−ビフェニルメタ
クリレートなどが好適である。
また、前記した1、5050以上の高屈折率を有する不
飽和ビニル系単量体以外のラジカル重合性不飽和IlL
量体も単量体混合物の平均屈折率が1゜5050以上を
維持する限り特に制限もなく各種のものを併用すること
ができ、その代表的なものを例示すれば以下のとおりで
ある。
(イ) アクリル酸又はメタクリル酸のエステル;例え
ば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(ツタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸インプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
ア、クリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル等のアクリル酸またはメタ
クリル酸のC1〜、。
アルキルエステル;グリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレ−F;アリルアクリレート、アリルメタク
リレート;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)7クリレート等のアクリル酸
又はメタクリル酸の02〜.ヒドロキシアルキルエステ
ルなど。
(ロ) ビニル芳香族化合物:例えばa−メチルスチレ
ン、ビニルトルエンなど。
(ハ) a、β−エチレン性不飽和酸:例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸など。
に) その他:7クリロニトリル、/タクリロニトリル
、メチルインプロペニルケトン;酢酸ビニル、ベオバモ
ノマ−(シェル化学製品)、ビニルプロピオネート、ビ
ニルビバレートなど。
これらの単量体の中で特に好適なものは、アクリル酸又
はメタクリル酸のエステルである。
前記した重合に供される単量体のうち、1.5050以
上の高屈折率を有する不飽和ビニル系単量体を全単量体
の少なくとも30重量%、好ましくは45〜70重量%
使用することが高屈折率の粒子を提供するという点から
望ましい、また、重合に供される単量体として少量の多
ビニル単量体(例工ばノビニルベンゼン、エチレングリ
コールノアクリレートなど)を使用するか又はグリシジ
ル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸の組合せ
の如く相互に反応することがで終る単量体を使用して重
合体分散粒子の形成終了と同時に粒子内部を架橋させる
ことができる。このような手段を用いれば、NADの製
造において低沸点溶媒が除去されて極性溶媒の占める割
合が大きくなっても生成した重合体分散粒子が破壊され
ることがないので有効である。
勿論、粒子内部を架橋させなくても、溶媒山)の選択や
溶媒(、)の回収割合をコントロールすることによって
も安定な分散液を得ることができる。
前記した多ビニル単量体の使用量は全単量体の0.1〜
5.0重量%、好ましくは0.5〜2.0重量%の範囲
内が適当であり、他方、後者のグリシツル(メタ)アク
リレートと(メタ)アクリル酸の組合せの使用量は、そ
れぞれ0.5〜10.0重量%、好ましくは0.5〜5
.0の重量%の範囲内が好都合である。
上記単量体の重合はラジカル重合開始剤を用いて行なわ
れる。使用可能なラジカル重合開始剤としては、例えば
、2.2−7ゾイソブチロニトリル、2.2’−アゾビ
ス(2,4−ツメチルバレロニトリルなどのアゾ系開始
剤;ベンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシド、
tert−ブチルパーオクトエートなどの過酸化物系開
始剤が挙げられ、これら重合開始剤は一般に、重合に供
される単量体100重量部当1)0.5〜10重量部、
好ましくは0.5〜5重量部の範囲内で使用することが
できる。
また、前記の高分子分散安定剤の使用量は、一般には、
重合すべき単量体と高分子分散安定剤の総量を基準にし
て3〜70重1%、好ましくは5〜45重景%重量囲内
が好都合である。
さらに、溶媒(a)を回収する前または溶媒ω)を追加
する前の前記有機液体中における単量体と高分子分散安
定剤の合計濃度は一般に30〜60重量%、好ましくは
30〜50重量%であるのが望ましい。
重合はそれ自体既知の方法で行なうことができ、重合時
の反応温度としては一般に60〜160℃の範囲内の温
度を用いることができ、通常1〜15時間で反応を終ら
せることができる。
ついで、反応系を室温まで冷却させた場合においても、
分散安定剤が充分に溶解しで、粒子間の凝集を防ぐに充
分な大きさの立体反撥層を形成することができる溶解力
を示す混合溶媒となるまで低極性溶媒[溶媒(a)]奈
回収することにより、有機混合溶媒中の溶媒(b)の割
合を高める。この場合の最終固形分濃度は一般に50〜
70重量%である。
他方、前記のように低極性溶媒を回収するがわりに、分
散安定剤を溶解する極性有機溶媒[溶媒(b)]を反応
系に添加することによっても重合体粒子の安定性を高め
ることもできる。
かくして製造されるNADは、その平均粒子径が、o、
oi〜1,0μの範囲内のものであるが、殆んどは0.
01〜0.05μの範囲に入る微粒子を主体とするもの
である。
本発明で用いられるトップコートは、前記したNADI
J(脂のみを基体樹脂として使用することもできるが、
一般には従来から公知の溶液型熱硬化性アクリル樹脂と
併用することが有利である。NAD樹脂とアクリル樹脂
の混合割合は固形分重量比で、前者/後者= 1001
0〜20/80の範囲である。また、NAD樹脂の粒子
相である芯部分のトップコート全固形分中に占める割合
は10〜70重量%であり、この粒子の含量は透過型電
子顕微鏡で確認することができる。
かくして得られるトップコートの塗装は、前記メタリッ
クベースコートと同様にして行なえ、塗装時の粘度を7
オードカツプ#4で15〜60秒(20℃)に調整し、
塗装膜厚は加熱硬化塗膜にもとづいて5〜50μが適し
ている。
本発明のメタリック仕上げは、上記したメタリックベー
スコートおよびトップコートを塗り重ね、約60〜18
0℃で約15〜45分加熱して、二層の塗膜を同時に硬
化させることによって行なうことができる。
作−札入」り1但 かくして仕上げたメタリック塗膜は、そのトップコート
塗膜が分散粒子の芯部分と連続相部分の屈折率が異なる
NAD樹脂からなっているため、外部から入射する光が
NAD樹脂の芯部分と連続相の界面で適度に散乱、透過
、屈折した反射光〔特に短い波長域(青領域)が分散粒
子によって散乱する〕を射出するので“flop co
lor”の場合においても優れた特有の発色をもたらす
ことがi′きる。
例えば青色メタリック仕上げの場合の“flopcol
or”においではより青味を強めた輝きをもつ発色が得
られ、他方、青色以外の着色メタリック仕上げではその
色と青味が混在した独得の発色が得られ美粧性に優れた
メタリック仕上げが得られる。
また、NAD樹脂からなるトップコートは前記した屈折
率の差により半透明であるため、メタリック感はシルキ
ーなやわらかいイメージのものとなり、さらに反射光の
干渉作用によりパール感の仕上げが可能となるあで従来
の耐候性、陰べいカの悪いパール顔料を用いたバール状
仕上げと置き変えることも可能である。さらに、トップ
コートは半透明であるため塗膜を劣化させる有害な紫外
線の大部分は分散粒子界面で散乱されてしまいクリヤー
塗膜の深部まで到達せずクリヤー自身の耐候性、層間剥
離等の問題に対して非常に有効である。
衷−JLJL 以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
。なお、部及び%は重量部及び重量%を示す。
メタリックベースコートのj11F スチレン             20部メタクリル
酸メチル        10部メタクリル酸ブチル 
       25部アクリルR2−エチルヘキシル 
  30部アクリルW12−ヒドロキシエチル  10
部アクリル酸             5s上記モノ
マー岨成でエチレングリコデルモノエチルエーテルを用
いて溶液重合を行ない、固形分70%、分子量約14.
000のアクリル樹脂を製造し、これをジメチルエタノ
ールアミンで当量中和して水溶化し、さらに脱イオン水
を加えて固形分55%の水溶液7クリルレジン(A−1
)を製造した。
この7クリルレノン(A−1)を使用して、下記のメタ
リックベースコート1を製造した。
アクリルレノン<A −1)       75.20
部アミ/樹脂(注1 )          10.2
8部アルミペースト(注2 )        12.
23部カーボンブラック顔料(注3 )     0.
04部透明酸化鉄(注4 )          0.
95部赤色顔料(注5 >            1
.30部(注1)三井東圧化学(株)製 100%サイ
メル303 (注2) 東洋アルミ(株)製 アルペースト57ON (注3) 三菱化成工業(株)gl  三菱カーボンブ
ラックMA、−100 (注4) ヒルトンデービス社91TransOxid
e  Yellow  30−0544(注5)ヘキス
ト社製 Hostapenw  S carletO メタリックベースコート1を脱イオン水で粘度(7オー
ドカツプ#4.20℃、以下−ヒ)14秒に希釈した。
メタリックベースコートの ゛  2 7クリルレシン(A−1)を使用して下記のメタリック
ベースコート2を製造した。
7クリルレジン(A −1)       75.60
部アミノ樹脂(注1 )           10.
35部アルミペースト(注2 )        12
.92部カーボンブラック顔料(注3 )     0
.05部青色顔料−1(注6 )         0
.74部青色顔料−2(注7 )         0
.34fflS(注6) 山場色素(株)製 シアニン
ブルーG−314 (注7 )  Monolite  B Iue  3
 Rメタリックベースコート2を脱イオン水で粘度14
秒に希釈した。
NAD   のA或 1 (i)分散安定剤(A)の合成 キシレン100部を加熱し、120℃で下記の単量体及
び重合開始剤を3時間で滴下し、滴下後2時間熟成する
メチルメタクリレート10部 n−ブチルメタクリレート      57部ラうリル
メククリレート      101i2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート 20部メタクリルR3部 2.2−7ゾイソブチロニトリル    2部かくして
得られるアクリル樹脂フェスは不揮発分50%、粘度(
、Iy−ドナー粘度計、25℃)Ml及び数平均分子1
7,500(重量平均分子量16゜500)である、つ
いで前記フェスに グリシツルメタクリレート      1部44ert
−プチルピロ力テフール   0.02部ノメチルアミ
ノエタ/−ル      0.1部を加えて還流反応を
5時間行ない1分子当り0゜9個(樹脂酸価により測定
)の重合体二重結合を導入する。この高分子分散安定剤
の平均屈折率n廿は、1.4299である。
(ii)重合体微粒子分散液の合成: フラスコに、 ヘプタン            100部分散安定削
(A)液        86部を仕込み徐々に加熱し
約60℃で分散安定剤を透明に溶解せしめ、さらに98
℃のlll湯温度で加温して下記の単量体及び重合開始
剤を4時間かけで滴下する1滴下後さらに2時間熟成し
た後、減圧下で47.6gのへブタンを回収する。
スチレン              70部2−ヒド
ロキシエチルアクリレート  28部メタクリル酸  
          2g2.2−7ゾイソブチロニト
リル    0.7部かくして、不揮発分60.0%、
粘度N、粒径0.1〜0.25μ、(1子顕9に#!に
よる測定ンの白色の安定な低粘度重合体微粒子分散液が
得られる。
この分散微粒子の平均屈折率は1.5175である1分
散安定剤(J!!続相)と分散微粒子(芯)との割合は
20/80(重量比)であり、両者の屈折率の差は0.
0876である。
凡AJす1皿!ビー良倒」ユ フラスコに ヘプタン            137.0部50%
IIP故安定剤へ液      133.2部を仕込み
徐々に加熱し、約60℃で分散安定剤を透明に溶解せし
め、さらに98%の還流温度まで加温して下記の単量体
技V重合開始剤を4時間かけて滴下する。滴下終了後、
さらに2時間熟成したのち還流によって67.39のへ
ブタンを回収した。
スチレン             70部2−ヒドロ
キシエチルアクリレート28部メタクリル酸     
       1部グリシツルメタクリレート    
  1部2菅2−7ゾインプチロニトリル    0.
7部かくして得られるフェスは、不揮発分55%、粘度
L1粒径0.1〜07.2μの白色安定な分散液である
。この粒子は架橋しており、アセトン中に滴下しても粒
子は破壊されることがなかった。この分散液の分散安定
剤/分散粒子の割合は60/40である。
NAD   のへ成 3 粒子相(芯)を形成する単量体を下記のものに代えた以
外は合成例1と同様にして合成した。
スチレン             5i’flSメチ
ルメタクリレート        73部2−ヒドロキ
シエチルアクリレート  20部メタクリル酸    
        2部2.2−7ゾイソブチロニトリル
    0.7filSかくして得られるフェスは、不
揮発分60%、粘度■、粒子粒0.1〜0.2μの分散
aである。
粒子相の単量体平均の屈折率(nH)は1.4253で
あり分散安定剤(A)との屈折率の差は0.0046で
ある。
トップコートの製゛  1 下記配合 合成例1の60%NAD樹脂   64部アルデヒド樹
脂(注8)      55部(tll:′8)三井東
圧化学(株)ニーパン28SE、からなる組成物をスワ
ゾール#1000(丸首石油@製商品名)で粘度25秒
に粘度調整してトップコート1を製造した。このトップ
コートは白色半透明の高いツヤを有する塗膜を形成する
。塗膜中の粒子分は約29%である。
一トムプSヒ11!Jし【例」− トップコートの製造例1において、NAD樹脂及びアク
リル樹脂、フェスの代りに合成例2で得た55%NAD
a(111127部を用いる以外は同様にしてトップコ
ート2を製造した。このトップコートは白色(青味)半
透明である塗膜を形成する。
塗膜中の粒子分は約35%である。
トップコートの ゛  3 トップフートの製造例1において、合成例1の50%N
AD樹脂の代りに合成例3の60%NADflf脂64
部を用いる以外は同様にしてトップコート3を製造した
。このトップコートはつやのある透明な塗膜を形成する
実施例 1 リン酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.81のグル銅板上
にポリブタノエン系電着塗料を乾燥塗膜的20μとなる
よう電着塗装し170℃で20分間焼き付けた後#40
0のサンドペーパーで研ぎ、石油ベンジンで拭いて脱脂
する。ついで自動車用中塗りサー7ニーす−を乾燥塗膜
的25μとなるようエアースプレー塗装し、140℃で
30分間焼き付けた後、井400のサンドベーパーで水
研ぎし、水切り乾燥する。ついで石油ベンジンで脱脂し
試験用の素材とする。
その上に前記gl造例で得たメタリックベースコート1
をエアスプレーガン(岩田塗装機@製ワイダ−$71)
を用いて乾燥lI厚が10〜20μになる様に塗布しさ
らに常温で5分間放置した後前記製造例で得たトップコ
ート1を乾燥膜厚が35〜40μになろ様エアースプレ
ーにより塗布する。
そして10分間常温で放置した後電気熱風乾燥機で、1
40℃X30分間加熱硬化せしめメタリック塗膜を形成
した。
比較例 1 実施例1において、トップコート1の代りにトップコー
ト3を用いた以外は同様にしてメタリック塗膜を形成し
た。
実施例 2 実施例1において、メタリックベースコート1の代りに
メタリックベースコート2を用いた以外は同様にてメタ
リック塗膜を形成した。
比較例 実施例2においてトップコート1の代りにトップコート
3用いた以外は同様にしてメタリック塗膜を形成した。
前記実施例1、実施例2及び比較例1、比較例2て・得
たメタリック塗膜について島律製作所自記分光器RC−
330に変角装置GR−1を取付けた装置で、それぞれ
face Co1orとflopcolorを測定しそ
の結果を後記表−1、表−2、表−3、表−4に示す。
face colerの測定結果 酸化マグネシウムの白色板を標準として使用し、入射角
度/反射角度=−15°/45°で反射率を測定した。
なお、測定値XSY%Z及びL*Xa車、5本について
は2度視野、C光源の条件下す算出した値である。
表−1 表−2 floColo「の 酸化マグネシウムの白色板を標準として使用し、入射角
度/反射角度=25@/45°で測定した。
表−3 表−4 実施例 3 ベースコートとしてメタリックベースコート2を用い、
トップコートとしてトップコート2を用いる以外実施例
1と同様にしてメタリック塗膜を形成した。このメタリ
ック塗膜のflop colorにおいても実施例と遜
色のない発色性と意匠性のある塗膜が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はトップコートとして、粒子相と連続相聞の屈折
率を相違せしめたNAD樹脂を用いたメタリック塗膜(
実施例1)とトップコートとして粒子相と連続相間の屈
折率をほぼ等しくしたNAD樹脂を用いたメタリック塗
WA(比較例1)のfacecolorとflop e
olorの分光反射曲線図である。 第2図はトップコートとして、粒子相と連続相間の屈折
率を相違せしめたNAD樹脂を用いたメタリック塗wA
(実施例2)とトップフートとして粒子相と連続相間の
屈折率をほぼ等しくしたNAD樹脂を用いたメタリック
塗膜(比較例2)のfacecolorとflop  
eolorの分光反射曲線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メタリック顔料を含む水性熱硬化性塗料を塗装し、つい
    で顔料を含まない非水系アクリルポリマーディスパージ
    ョン型熱硬化性上塗り塗料を塗り重ねて両塗膜を同時に
    加熱硬化せしめるメタリック仕上げ方法において、該上
    塗り塗料中の非水系アクリルポリマーディスパージョン
    粒子の芯部分の屈折率(n^2^0_D)と連続相部分
    の屈折率(n^2^0_D)が0.010〜0.200
    の範囲内の差を有することを特徴とするメタリック仕上
    げ方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63240971A (ja) * 1987-03-28 1988-10-06 Nippon Paint Co Ltd 塗膜の形成方法
JP2008038104A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Kansai Paint Co Ltd 水性多彩模様塗料
CN102337059A (zh) * 2010-07-20 2012-02-01 星铂联制造公司 彩色体系
WO2013191143A1 (ja) * 2012-06-18 2013-12-27 関西ペイント株式会社 塗膜形成方法
CN109294412A (zh) * 2018-09-25 2019-02-01 天津科瑞达涂料化工有限公司 一种高固体金属涂料及其制备方法与应用

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