JPH1190318A - メタリツク塗膜形成方法 - Google Patents

メタリツク塗膜形成方法

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JPH1190318A
JPH1190318A JP31156197A JP31156197A JPH1190318A JP H1190318 A JPH1190318 A JP H1190318A JP 31156197 A JP31156197 A JP 31156197A JP 31156197 A JP31156197 A JP 31156197A JP H1190318 A JPH1190318 A JP H1190318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白く、金属光沢感にすぐれ、しかもフリップ
フロップ性の強い、ノンリーフィングアルミニウムフレ
ーク顔料を用いたメタリック塗膜の形成方法を提供する
こと。 【解決手段】 未硬化の塗面に、ノンリーフィングアル
ミニウムフレークおよび有機溶剤を含有する組成物
(B)を塗装し、ついでクリヤ塗料(C)を塗装するこ
とを特徴とするメタリック塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野 本発明は、ノンリーフィングアルミニウムフレーク顔料
を用いた新規なメタリック塗膜形成方法に関する。
【0002】従来の技術とその課題 アルミニウムフレーク含有メタリック塗料を塗装し、つ
いでクリヤ塗料を塗装してメタリック塗膜を形成するこ
とはすでに知られており、自動車外板などの上塗塗装に
広く使用されている。このメタリック塗膜はキラキラと
した光輝感があり意匠性にすぐれている。 しかし、該
メタリック単独塗膜は、主に樹脂成分、ノンリーフィン
グアルミニウムフレークおよび着色顔料で構成されてお
り、このうちアルミニウムフレークは、塗膜内において
塗面に対して平行に配向していることが理想であるが、
実際は不規則に配向することが多いため、アルミニウム
フレークが本来的に有している、白くかつ金属光沢感に
すぐれ、しかもフリップフロップ性の強いメタリック塗
膜を形成させることを困難にしている。
【0003】課題を解決するための手段 本発明の目的は、ノンリーフィングアルミニウムフレー
ク顔料を用いたメタリック塗膜形成方法に関し、特に、
アルミニウムフレークを平行に配向せしめ、このフレー
クが本来有している、白く、金属光沢感にすぐれ、しか
もフリップフロップ性の強いメタリック塗膜を形成させ
る新規な方法を提供することである。その特徴は、未硬
化塗面にノンリーフィングアルミニウムと有機溶剤との
混合液を塗布して、アルミニウムフレークを該塗面に平
行に配向せしめるところにある。
【0004】しかして本発明によれば、未硬化の塗面
に、ノンリーフィングアルミニウムおよび有機溶剤を含
有する組成物(B)を塗装し、ついでクリヤ塗料(C)
を塗装することを特徴とするメタリック塗膜形成方法
(以下、本発明方法という)が提供される。
【0005】本発明方法において、「未硬化の塗面」
は、組成物(B)を塗装するための基体表面に相当し、
例えば、基体樹脂、架橋剤および有機溶剤を含むベース
塗料(A)を塗装することにより形成することができ
る。
【0006】ベース塗料(A)における基体樹脂として
は、例えば、水酸基などの架橋性官能基を有する、ポリ
エステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹
脂などの樹脂があげられ、また、架橋剤としては、これ
らの官能基と架橋反応する、例えば、メラミン樹脂、ブ
ロックされていてもよいポリイソシアネート化合物など
があげられる。さらに、有機溶剤としては、炭化水素
系、エステル系、エーテル系、アルコール系、ケトン系
などの通常の塗料用溶剤を使用することができる。ベー
ス塗料(A)における基体樹脂と架橋剤との配合比率
は、これらの合計固形分重量を基準にして、基体樹脂は
50〜90%、特に60〜80%、そして架橋剤は50
〜10%、特に40〜20%の範囲内が適している。
【0007】ベース塗料(A)には、後記の組成物
(B)を塗装して形成される塗膜との付着性を向上させ
るために、さらに、りん酸基含有樹脂組成物を配合して
おくことが好ましい。
【0008】「りん酸基含有樹脂組成物」としては、例
えば、下記に示すものがあげられる。
【0009】(P−1) りん酸基含有不飽和単量体単
位および水酸基含有不飽和単量体単位を構成成分として
含有する1分子中にりん酸基および水酸基を含有する重
合体。
【0010】(P−2) 高分子分散安定剤の有機溶剤
溶液中に重合体粒子が分散してなり、該重合体粒子がり
ん酸基含有不飽和単量体単位を構成成分として含有する
重合体粒子であるりん酸基含有非水分散液。
【0011】重合体(P−1)の調製に使用されるりん
酸基含有不飽和単量体は、重合性不飽和結合および下記
式(I)で示されるりん酸基を1分子中にそれぞれ少な
くとも1個ずつ併有する化合物である。
【0012】 −OPO(OH)(R1 ) (I) [式中、R1 は水酸基、フェニル基または炭素数1〜2
0のアルキル基である] かかるりん酸基含有不飽和単量体としては、例えば、
(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフェー
ト、(2−メタクリロイルオキシエチル)アシッドホス
フェート、(2−アクリロイルオキシプロピル)アシッ
ドホスフェート、(2−メタクリロイルオキシプロピ
ル)アシッドホスフェート、10−アクリロイルオキシ
デシルアシッドホスフェート、10−メタクリロイルオ
キシデシルアシッドホスフェートなどの(メタ)アクリ
ロイルオキシアルキル(炭素数2〜20)アシッドホス
フェートなどがあげられる。さらに、グリシジル(メ
タ)アクリレートとモノアルキル(炭素数1〜20)リ
ン酸との等モル付加物もりん酸基含有不飽和単量体とし
て使用することができる。
【0013】また、重合体(P−1)の調製に使用され
る水酸基含有不飽和単量体は、1分子中に水酸基および
重合性不飽和結合を有する化合物であり、例えば、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレートなどの炭素数2〜20のグリコールと(メ
タ)アクリル酸とのモノエステルなどがあげられる。
【0014】重合体(P−1)は、上記のりん酸基含有
不飽和単量体および水酸基含有不飽和単量体を必須成分
とし、さらに必要に応じてその他の単量体および/また
はN−アルコキシメチルアミド基含有単量体などを共重
合せしめることにより製造することができる。
【0015】重合体(P−1)の製造に際して必要に応
じて用いられるその他の単量体は、上記のりん酸基含有
不飽和単量体、水酸基含有不飽和単量体および下記のN
−アルコキシメチルアミド基含有単量体以外の重合性不
飽和化合物であって、例えば、(メタ)アクリル酸と炭
素数1〜22の1価アルコールとのモノエステル化物、
オレフィン、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸などがあげられる。
【0016】上記N−アルコキシメチルアミド基含有単
量体は、1分子中にN−アルコキシメチルアミド基およ
び重合性不飽和結合を有する化合物であり、例えば、N
−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メ
タ)アクリルアミドなどがあげられる。
【0017】重合体(P−1)は、以上に述べた単量体
をそれ自体既知の方法、例えば溶液重合によって共重合
することにより製造することができる。その際のりん酸
基含有単量体と水酸基含有単量体との使用比率は、該両
単量体の合計重量に基いて、前者は10〜90%、特に
20〜80%、そして後者は90〜10%、特に80〜
20%の範囲内が好ましい。また、その他の単量体の使
用量は、該両単量体の合計100重量部あたり、100
0重量部以下、特に10〜500重量部の範囲内、ま
た、N−アルコキシメチルアミド基含有単量体の使用量
は500重量部以下、特に10〜300重量部の範囲内
が適している。
【0018】重合体(P−1)は、水酸基価が5〜15
0、特に10〜100mmKOH/g、りん酸基に基づ
く酸価が10〜150、特に20〜130mmKOH/
g、そして数平均分子量が1000〜100000、特
に3000〜50000の範囲内にあることが好まし
い。この重合体(P−1)は、N−アルコキシメチルア
ミド基含有単量体を併用することにより自己架橋性とす
ることができる。
【0019】分散液(P−2)における重合体粒子は、
りん酸基含有不飽和単量体を、必要に応じてその他の単
量体と共に重合することにより製造することができる。
【0020】重合体粒子の構成成分であるりん酸基含有
不飽和単量体としては、例えば、重合体(P−1)で説
明した、式(I)で示されるりん酸基および重合性不飽
和結合を併有する化合物を使用することができる。
【0021】また、下記の式(II)で示される化合物
もりん酸基含有不飽和単量体として使用することができ
る。
【0022】 CH2 =CX−CO−(YO)n−OPO(OH)2 (II) [式中、Xは水素原子またはメチル基であり、Yは炭素
数2〜4のアルキレン基であり、nは3〜30の整数で
ある] 上記式(II)で示される化合物の具体例としては、例
えば、アシッドホスホキシヘキサ(もしくはドデカ)
(オキシプロピレン)モノメタクリレートなどがあげら
れる。
【0023】りん酸基含有重合性不飽和単量体と共重合
可能な他の単量体としては、1分子中に少なくとも1個
の重合性不飽和結合を有する化合物を用いることがで
き、具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸のC
1〜18アルキルエステル類;(メタ)アクリル酸グリシ
ジルエステル;(メタ)アクリル酸のC2〜8アルケニル
エステル類;(メタ)アクリル酸のC2〜8ヒドロキシア
ルキルエステル類;(メタ)アクリル酸のC3〜18アル
ケニルオキシアルキルエステル類;(メタ)アクリル酸
のC2〜8ヒドロキシアルキルエステル類とカプロラクト
ンとのエステル類;グリコールと(メタ)アクリル酸と
のジエステル類;ビニル芳香族化合物;α,β−エチレ
ン性不飽和酸;(メタ)アクリル酸アミド類;(メタ)
アクリロニトリル、ビニルプロピオネート、イソシアネ
ートエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、N−メチル−p−スチ
レンスルホンアミド、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシランなどがあげられる。
【0024】非水分散液(P−2)における重合体粒子
を調製するためのりん酸基含有重合性不飽和単量体とそ
の他の共重合可能な単量体との使用比率は、両単量体の
合計を基準にして、前者は0.1〜100重量%、特に
0.5〜50重量%、さらに特に3〜30重量%、そし
て後者は99.9〜0重量%、特に99.5〜50重量
%、さらに特に97〜70重量%の範囲内とするのが好
ましい。
【0025】非水分散液(P−2)は、高分子分散安定
剤の有機溶剤溶液中で上記単量体成分を粒子状に重合せ
しめることにより調製することができ、その結果、高分
子分散安定剤の有機溶剤溶液中に単量体成分に由来する
重合体粒子が分散してなる非水分散液が得られる。
【0026】高分子分散安定剤は、重合体粒子を安定に
分散せしめるためのものであり、該分散液中の有機溶剤
とは相溶するが、併存するりん酸基含有重合性不飽和単
量体単位を構成成分とする重合体粒子とは殆ど相溶しな
いものが用いられる。
【0027】かかる高分子分散安定剤としては、1)1
2−ヒドロキシステアリン酸などの水酸基含有脂肪酸の
自己縮合ポリエステル樹脂に、(メタ)アクリル酸グリ
シジルエステルを付加して重合性不飽和結合を導入した
ポリエステルマクロモノマー(1a)、およびこのマク
ロモノマー(1a)に重合性単量体を重合させてなるポ
リマー(1b);2)上記マクロモノマー(1a)に、
(メタ)アクリル酸グリシジルエステルを含む単量体を
重合し、さらにこの重合体中のグリシジル基にエチレン
性不飽和酸を付加して重合性不飽和結合を導入したポリ
マー;3)水酸基含有アクリル樹脂;4)重合性不飽和
結合を導入した水酸基含有アクリル樹脂;5)ミネラル
スピリット許容率の高いアルキルエーテル化メラミン樹
脂;6)油変性アルキド樹脂や重合性不飽和結合を導入
した油変性アルキド樹脂;7)重合性不飽和結合を有す
るセルロースアセテートブチレートなどがあげられる。
【0028】これらの分散安定剤は一般に約1,000
〜約50,000、特に約3,000〜約20,000の
範囲内の重量平均分子量を有していることが好ましい。
【0029】これらの分散安定剤のうち、脂肪族炭化水
素のような低極性有機溶剤に容易に溶解しかつ耐候性な
ども良好な上記3)、4)などに示したアクリル樹脂系
のもの特に好ましい。
【0030】また、非水分散液(P−2)の調製に用い
られる有機溶剤は、高分子分散安定剤を溶解しかつ重合
体粒子を実質的に溶解することなく分散せしめることの
できるものであり、例えば、沸点が約150℃以下の炭
化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコ
ール系溶剤、エーテル系などの溶剤などがあげられる。
【0031】非水分散液(P−2)は、前記の高分子分
散安定剤を有機溶剤に溶解し、ついで、りん酸基含有重
合性不飽和単量体を含有する単量体成分を分散重合する
ことにより調製することができる。非水分散液(P−
2)において、りん酸基含有重合性不飽和単量体を含有
する単量体成分に由来する重合体粒子の平均粒径は、通
常、0.01〜1μmの範囲内にあることが好ましい。
【0032】高分子分散安定剤の有機溶剤溶液中におけ
る分散重合は、既知のラジカル重合法などの重合法によ
って行うことができ、各成分の構成比率、例えば、高分
子分散安定剤と単量体成分との比率は、該両成分の合計
固形分重量を基準にして、高分子分散安定剤は0.1〜
70%、特に5〜50%、そして単量体成分は99.9
〜30%、特に95〜50%の範囲内にあるのが適して
いる。また、該分散安定剤と単量体成分との合計固形分
と有機溶剤との比率は、前者は5〜60%、そして後者
は95〜40%の範囲内にあるのが適している。
【0033】高分子分散安定剤および/または重合体粒
子の分子中に水酸基などの架橋性官能基が存在する場
合、非水分散液(P−2)に架橋剤を配合することによ
り、三次元に架橋した塗膜を形成することができる。
【0034】重合体粒子を調製するための単量体成分に
おいて、りん酸基含有重合性不飽和単量体と共に、1分
子中に重合性不飽和結合を2個以上有する単量体を併用
したり、N−アルコキシメチル化アクリルアミドのよう
な自己架橋反応性基を有する単量体を使用することによ
り、該重合体粒子を粒子内架橋性にすることができる。
【0035】「未硬化の塗面」を形成するために使用さ
れるベース塗料(A)は、上記のように、基体樹脂、架
橋剤および有機溶剤を含み、さらに好ましくはりん酸基
含有樹脂組成物を配合してなるものであり、りん酸基含
有樹脂組成物の配合量は、基体樹脂と架橋剤との合計固
形分100重量部あたり、70重量部以下、特に0〜5
0重量部、さらに特に5〜25重量部の範囲内が適して
いる。
【0036】ベース塗料(A)には、上記の成分以外
に、さらに必要に応じて、着色顔料、光輝性顔料、体質
顔料、硬化触媒、塗面調整剤、酸化防止剤、流動調整
剤、顔料分散剤などを適宜配合することができる。
【0037】本発明方法において、ベース塗料(A)
は、適当な基体、例えば金属製もしくはプラスチック製
の自動車外板に直接、または電着塗料などの下塗塗料お
よび中塗塗料などを塗装し硬化してなる塗面に塗装する
ことができる。
【0038】ベース塗料(A)は、これらの被塗面に、
静電塗装、エアレススプレー、エアスプレなどの方法
で、膜厚が硬化塗膜で5〜25μmになるよにして塗装
することが好ましい。
【0039】組成物(B)を塗装するための被塗面であ
る「未硬化の塗面」は、以上に述べたベース塗料(A)
の未硬化塗膜面であることができ、具体的には、ベース
塗料(A)を塗装し、その塗膜を室温で数分もしくはそ
れ以上の時間放置してなる塗膜であることが好ましい
が、その塗膜をさらに50〜100℃で1〜30分程度
強制乾燥(ゲル分率は60重量%以下、特に40重量%
以下)してなる塗膜面も「未硬化の塗面」に包含され
る。なお、ゲル分率はベース塗料(A)に使用される基
体樹脂、架橋剤及び有機溶剤のみからなる組成物をブリ
キ板に塗布し、強制乾燥後ブリキ板から剥離した塗膜を
300メッシュのステンレススチール製の網状容器に入
れ、アセトン/メタノール=1/1溶媒を用いて6時間
抽出させた後、次式に従ってゲル分率を計算した値であ
る。
【0040】ゲル分率(%)=(抽出後の試料の重量/
抽出前の試料の重量)×100 上記の「未硬化の塗面」に塗装される組成物(B)は、
ノンリーフィングアルミニウムフレークおよび有機溶剤
を含有する組成物である。
【0041】ノンリーフィングアルミニウムフレーク
は、例えば、金属アルミニウムをスタンプミル法、乾式
ボールミル法、湿式ボールミル法などにより機械的に粉
砕してフレーク状にしたものであり、その粉砕時にオレ
イン酸などの減磨剤を使用して、フレーク表面をこれら
で被覆することによりノンリーフィング型にすることが
できる。それ以外に、鉛や亜鉛などの金属の塩や極性溶
剤で処理することによってもノンリーフィング型にする
ことができる。このノンリーフィングアルミニウムフレ
ークの大きさは、一般に、長手方向寸法が2〜50μ
m、厚さが0.1〜2μmであることが好ましい。
【0042】組成物(B)で使用される有機溶剤は、塗
料用溶剤であれば特に制限されず、例えば、炭化水素系
溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶
剤、エーテル系溶剤などがあげられる。
【0043】組成物(B)におけるノンリーフィングア
ルミニウムフレークと有機溶剤との配合比率は、例え
ば、これら両成分の合計量を基準にして、前者は1〜5
0重量%、特に2〜7重量%、そして後者は99〜50
重量%、特に98〜93重量%の範囲内が好ましい。
【0044】組成物(B)は、ノンリーフィングアルミ
ニウムフレークを有機溶剤に混合分散せしめることによ
って調製することができるが、さらに必要に応じて、塗
料用樹脂、りん酸基含有樹脂組成物(P−1)、りん酸
基含有樹脂組成物(P−2)、沈降防止剤、静電助剤な
どを適宜配合することも可能である。
【0045】このうち、塗料用樹脂として、水酸基など
の架橋性官能基を有する、ポリエステル樹脂、アルキド
樹脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂などの基体樹脂と、メ
ラミン樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ
ート化合物などの架橋剤からなる組成物があげられる。
【0046】塗料用樹脂、りん酸基含有樹脂組成物(P
−1)およびりん酸基含有樹脂組成物(P−2)の配合
量は、それぞれ、ノンリーフィングアルミニウムフレー
ク100重量部あたり、300重量部以下、好ましくは
0.1〜200重量部、より好ましくは1〜100重量
部の範囲内が適している。
【0047】一方、沈降防止剤としては、例えば、脂肪
酸アマイドワックス、酸化ポリエチレンなどがあげら
れ、その配合量は、固形分比で、ノンリーフィングアル
ミニウムフレーク100重量部あたり、50重量部以
下、好ましくは1〜30重量部、より好ましくは5〜2
0重量部の範囲内が適している。
【0048】本発明方法によれば、ベース塗料(A)の
「未硬化の塗面」に、組成物(B)を静電塗装、エアレ
ススプレ、エアスプレなどの方法で塗装することがで
き、その塗装膜厚は、一般に、硬化塗膜(ノンリーフィ
ングアルミニウムフレークのみ、または他の固形分を含
むこともある)として0.5〜5μm、特に0.8〜2
μmの範囲内が適している。
【0049】「未硬化の塗面」にアルミニウムフレーク
および有機溶剤を含有する組成物(B)を塗装すると、
溶剤が下層の塗面に浸透したりまたは蒸発して、組成物
(B)の単独塗膜はアルミニウムフレーク濃度が高くな
るため、未硬化塗面に均一かつち密に平行(水平)方向
に配向しやすくなる。その結果、これまでのノンリーフ
ィングアルミニウムフレークを用いたメタリック塗膜に
はみられなかった、白く、金属光沢感にすぐれ、しかも
フリップフロップ性の強いメタリック塗膜を形成させる
ことができる。
【0050】本発明方法では、「未硬化の塗面」に組成
物(B)を塗装した後、室温放置して、または50〜1
00℃で1〜30分程度強制乾燥して、これらの塗膜が
未硬化の状態で、もしくは120〜160℃で10〜4
0分加熱してこれらの塗膜を硬化させた後に、これらの
塗面にクリヤ塗料(C)を塗装する。
【0051】クリヤ塗料(C)としては、一般に、基体
樹脂、架橋剤および有機溶剤を含有し、さらに必要に応
じて、ソリッドカラー顔料、メタリック顔料、干渉性顔
料、紫外線吸収剤などを配合してなる液状塗料であっ
て、このクリヤ塗膜を透して組成物(B)の塗膜のメタ
リック感を視認できる程度の透明性を有しているものが
使用される。
【0052】クリヤ塗料(C)に使用できる基体樹脂と
しては、例えば、水酸基、カルボキシル基、シラノール
基、エポキシ基などの架橋性官能基を含有する、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹
脂、ウレタン樹脂、シリコン含有樹脂などの樹脂があげ
られ、特に架橋性官能基含有アクリル樹脂が好ましい。
また、架橋剤としては、上記官能基と反応しうるメラミ
ン樹脂、尿素樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート化
合物、エポキシ化合物または樹脂、カルボキシル基含有
化合物または樹脂、酸無水物、アルコキシシラン基含有
化合物または樹脂などがあげられる。上記メラミン樹脂
としては炭素数1〜8の1価アルコールでエーテル化し
た部分もしくはフルエーテル化メラミン樹脂で、しかも
トリアジン核を1〜5個有するものが好ましい。イミノ
基含有メラミン樹脂も使用することができる。基体樹脂
と架橋剤との配合比率は、両成分の固形分合計にもとづ
いて、前者は50〜90重量%、特に65〜80重量
%、そして後者は50〜10重量%、特に45〜20重
量%の範囲内が適している。
【0053】本発明方法は、組成物(B)の未硬化塗面
もしくは硬化塗面に、塗装時の固形分濃度を一般に約3
0〜約80重量%に調整したクリヤ塗料(C)を、静電
方式またはスプレー方式などの方法で、硬化塗膜に基く
膜厚が5〜100μm、好ましくは20〜80μm程度
になるように塗装したのち、100〜180℃で10〜
40分加熱して、ベース塗料(A)、組成物(B)およ
びクリヤ塗料(C)の塗膜を同時に、もしくはクリヤ塗
料(C)の塗膜を硬化することにより達成される。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、以下に述べるような効
果が得られる。
【0055】(1)ベース塗料(A)、組成物(B)お
よびクリヤ塗料(C)からなる3層塗膜において、ノン
リーフィングアルミニウムフレークおよび有機溶剤を主
成分とする該組成物(B)を使用としているので、該ア
ルミニウムフレークはベース塗料(A)の塗面全体に均
一かつ該塗面と平行方向に配向し、その結果、該アルミ
ニウムフレークを用いたメタリック塗膜に比べて、白
く、金属光沢感にすぐれ、しかもフリップフロップ性の
強いメタリック塗膜を形成させることができる。
【0056】(2)ベース塗料(A)にりん酸基含有樹
脂組成物を含有せしめることにより、ノンリーフィング
型アルミニウム面に由来する、白く、金属光沢感がすぐ
れ、しかもフリップフロップ性の強いという効果を低下
させることなく、ベース塗料(A)と組成物(B)との
層間付着性を改良することができる。
【0057】(3)本発明方法による複層塗膜は断熱性
が良好であり、自動車内部の温度が外気の状態によって
影響されにくい。
【0058】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明する。
【0059】1.試 料 1)被塗物 りん酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.8mmのダル鋼板
上に、熱硬化性エポキシ樹脂系カチオン電着塗料(「エ
レクロン9600」関西ペイント社製、商品名)を硬化
膜厚が約20μになるように電着塗装し、170℃で3
0分加熱し硬化させてから、自動車塗料用中塗塗料(熱
硬化性ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系有機溶剤系
「TP−37プライマーサーフェーサー」関西ペイント
社製、商品名)を硬化膜厚が約25μになるようにエア
ースプレー塗装し、140℃で30分加熱し硬化させて
試験用の被塗物とした。
【0060】2)ベース塗料(A) (A−1):水酸基含有アクリル樹脂(*1)75部、
ブチルエーテル化メラミン樹脂(*2)25部を「スワ
ゾール1000」(*3)に混合分散して、粘度13秒
/フォードカップ#4/20℃に調整した。
【0061】(*1)水酸基含有アクリル樹脂:メタク
リル酸メチル38%、アクリル酸エチル17%、n−ブ
チルアクリレート17%、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル7%、メタクリル酸ラウリル20およびアクリル酸1
%からなる重合体。数平均分子量50000、水酸基価
54mgKOH/g。
【0062】(*2)ブチルエーテル化メラミン樹脂:
ユーバン28−60(三井東圧社製、商品名) (*3)「スワゾール1000」:コスモ石油社製、商
品名、石油系芳香族炭化水素系溶剤。
【0063】(A−2):水酸基含有アクリル樹脂(*
1)75部、ブチルエーテル化メラミン樹脂(*2)2
5部、りん酸基および水酸基含有樹脂(*4)20重量
部を「スワゾール1000」に混合分散して、粘度13
秒/フォードカップ#4/20℃に調整した。
【0064】(*4)りん酸基および水酸基含有樹脂:
アシッドホスホオキシエチルメタクリレート5重量部、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート15重量部、N−
ブトキシメチルアクリルアミド15重量部、スチレン2
0重量部、ブチルメタクリレート15重量部および2−
エチルヘキシルメタクリレート30重量部をキシレンと
ブタノールとの等重量混合溶剤中で重合してなるりん酸
基、水酸基およびアルコキシメチルアミド基含有樹脂
(酸価21mgKOH/g、水酸基価72mgKOH/
g、数平均分子量11000)を有機溶剤(キシレン)
に混合した。
【0065】3)組成物(B) (B−1):ノンリーフィングアルミニウムフレーク
(*5)5部および「スワゾール1000」95部から
なる混合物。
【0066】(*5)ノンリーフィングアルミニウムフ
レーク:「アルペースト7680NS」(東洋アルミニ
ウム社製、商品名、長手方向寸法13μm、厚さ0.1
〜2μm)。
【0067】(B−2):ノンリーフィングアルミニウ
ムフレーク(*6)5部および「スワゾール1000」
95部からなる混合物。
【0068】(*6)ノンリーフィングアルミニウムフ
レーク:「アルペースト7620NS」(東洋アルミニ
ウム社製、商品名、長手方向寸法18μm、厚さ0.1
〜2μm)。
【0069】(B−3):ノンリーフィングアルミニウ
ムフレーク(*5)5部、「スワゾール1000」95
部、りん酸基および水酸基含有樹脂(*4)2.5部か
らなる混合物。
【0070】(B−4):ノンリーフィングアルミニウ
ムフレーク(*5)5部、「スワゾール1000」95
部、アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量15
000)3部およびブチルエーテル化メラミン樹脂1部
からなる混合物。
【0071】(B−5):ノンリーフィングアルミニウ
ムフレーク(*5)5部、「スワゾール1000」95
部、沈降防止剤として「ディスバロン6900−20
X」(固形分含有率20%;楠本化成社製、商品名、脂
肪酸アマイドワックス)2.5部および「ディスバロン
4200−20」(固形分含有率20%;楠本化成社
製、商品名、酸化ポリエチレン)1.0部からなる混合
物。
【0072】(B−6):ノンリーフィングアルミニウ
ムフレーク(*5)5部、「スワゾール1000」95
部、りん酸基および水酸基含有樹脂(*4)2.5部、
アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量1500
0)3部、ブチルエーテル化メラミン樹脂1部、「ディ
スバロン6900−20X」2.5部および「ディスバ
ロン4200−20」1.0部からなる混合物。
【0073】4)クリヤ塗料(C) (C−1):カルボキシル基含有アクリル樹脂(*7)
50部、エポキシ基含有アクリル樹脂(*8)50部、
チヌビン900(チバガオギー製、商品名、紫外線吸収
剤)1部、テトラブチルアンモニウムブロマイドとモノ
ブチルリン酸の当量配合物2部、「BYK300」(ビ
ッグケミー製、商品名、表面調整剤)0.1部を「スワ
ゾール1000」に混合分散して、粘度20秒/フォー
ドカップ#4/20℃に調整した。
【0074】(*7)カルボキシル基含有アクリル樹
脂:無水マレイン酸のメタノールハーフエステル化物2
0%、アクリル酸4−ヒドロキシn−ブチル20%、n
−ブチルアクリレート40%およびスチレン20%から
なる重合体。数平均分子量3500、酸価86mgKO
H/g、水酸基価78mgKOH/g。
【0075】(*8)エポキシ基含有アクリル樹脂:グ
リシジルメタクリレート30%、アクリル酸4−ヒドロ
キシn−ブチル20%、n−ブチルアクリレート30%
およびスチレン20%からなる重合体。数平均分子量3
000、エポキシ基含有量2.12ミリモル/g、水酸
基価78mgKOH/g。
【0076】2.実施例および比較例 上記被塗物の硬化した中塗塗面に、ベース塗料(A)を
塗装し、硬化させることなく、組成物(B)を塗装し、
硬化させることなく、組成物(C)を塗装し、硬化させ
ることなく、さらにクリヤ塗料(C)を塗装した後、1
40℃で30分加熱して、これらの複層塗膜を同時に硬
化させた。
【0077】これらの塗装工程および得られた複層塗膜
の性能試験結果を表1に示す。
【0078】比較例におけるベース塗料(A−3)、
(A−4)および(A−5)の組成は下記のとおりであ
る。
【0079】(A−3):水酸基含有アクリル樹脂(*
1)75部、ブチルエーテル化メラミン樹脂(*2)2
5部およびノンリーフィングアルミニウムフレーク(*
5)10部を「スワゾール1000」(*3)に混合分
散して、粘度13秒/フォードカップ#4/20℃に調
整した。
【0080】(A−4):水酸基含有アクリル樹脂(*
1)75部、ブチルエーテル化メラミン樹脂(*2)2
5部およびノンリーフィングアルミニウムフレーク(*
5)30部を「スワゾール1000」(*3)に混合分
散して、粘度13秒/フォードカップ#4/20℃に調
整した。
【0081】(A−5):水酸基含有アクリル樹脂(*
1)75部、ブチルエーテル化メラミン樹脂(*2)2
5部およびノンリーフィングアルミニウムフレーク(*
6)15部を「スワゾール1000」(*3)に混合分
散して、粘度13秒/フォードカップ#4/20℃に調
整した。
【0082】
【表1】
【0083】IV値:関西ペイント社製のレーザー式メ
タリック感測定装置「アルコープLMR−200」を使
用して、受光角15度のY値を測定する。これは、塗膜
の明るさを示し、メタリック塗膜のハイライト部分の輝
度感を表す。この数値が大きくなるほど輝度感が良好で
あることを示す。
【0084】SV値:「アルコープLMR−200」を
使用して測定する。これは塗膜の光散乱性を表し、この
数値が小さいほど光散乱性が低いことを示す。これはア
ルミニウムフレークが水平に配向し拡散光が少ないこと
を意味する。
【0085】目視外観評価(意匠性):フリップフロッ
プ性(F/F)を観察する。○はF/Fが強い、△はF
/Fが弱い、×はF/Fが非常に弱いことを示す。
【0086】ここでF/Fとは、塗面を正面および斜め
方向から見たときのアルミニウムフレークによる白さの
変化のことであり、「強い」とは正面では白く、斜めで
は黒っぽく、その差が大きいことを意味し、非常に弱い
とは、正面では白さが劣り、斜め方向から見たときの色
との差が小さいことを意味する。
【0087】付着性:カッターで素地に達するようにカ
ット線を入れ、大きさ1×1mmのゴバン目を100個
つくり、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、それ
を急激に剥離した後の塗面を観察する。○はゴバン目塗
膜の剥離が全く認められない、△はゴバン目塗膜の剥離
が1〜2個認められる、×はゴバン目塗膜の剥離が10
個以上認められることを示す。
【0088】「初期」は、ベース塗料(A)、組成物
(B)およびクリヤ塗料(C)を塗装し、140℃で3
0分加熱して複層塗膜を同時に硬化させたのち、室温で
2時間大気中に放置した塗膜について試験した結果であ
り、「温水浸漬1」は80℃の温水に5時間浸漬したも
のを室温で試験した結果であり、「温水浸漬2」は80
℃の温水に24時間浸漬したものを室温で試験した結果
である。
【0089】貯蔵性:組成物Bを20℃で10日間密閉
貯蔵した後の状態を目視で観察する。○はアルミフレー
クは沈降していない、または沈降しても容易に再分散可
能である、△はアルミフレークは沈降し、再分散がやや
困難であることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 5/00 C09D 5/00 B 5/38 5/38 157/06 157/06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未硬化の塗面に、ノンリーフィングアル
    ミニウムフレークおよび有機溶剤を含有する組成物
    (B)を塗装し、ついでクリヤ塗料(C)を塗装するこ
    とを特徴とするメタリック塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 未硬化の塗面が、基体樹脂、架橋剤およ
    び有機溶剤を含有するベース塗料(A)を塗装すること
    により形成された塗面である請求項1記載のメタリック
    塗膜形成方法。
  3. 【請求項3】 ベース塗料(A)が、さらに、りん酸基
    含有樹脂組成物を含有する塗料である請求項2記載のメ
    タリック塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】 りん酸基含有樹脂組成物が、(P−1)
    りん酸基含有不飽和単量体単位および水酸基含有不飽和
    単量体単位を構成成分として含有する1分子中にりん酸
    基および水酸基を含有する重合体、または(P−2)高
    分子分散安定剤の有機溶剤溶液中に重合体粒子が分散し
    てなり、該重合体粒子がりん酸基含有不飽和単量体単位
    を構成成分として含有する重合体粒子であるりん酸基含
    有非水分散液である請求項3記載のメタリック塗膜形成
    方法。
  5. 【請求項5】 固形分比で、基体樹脂と架橋剤との合計
    100重量部あたり、りん酸基含有樹脂組成物を70重
    量部以下含有する請求項3記載のメタリック塗膜形成方
    法。
  6. 【請求項6】 組成物(B)が、ノンリーフィングアル
    ミニウムフレークと有機溶剤の合計量を基準にして、前
    者を1〜50重量%、後者を99〜50重量%含有する
    請求項1記載のメタリック塗膜形成方法。
  7. 【請求項7】 組成物(B)が、さらに、塗料用樹脂
    を、ノンリーフィングアルミニウムフレーク100重量
    部あたり、固形分で300重量部以下含有する請求項1
    記載のメタリック塗膜形成方法。
  8. 【請求項8】 組成物(B)が、さらに、顔料沈降防止
    剤を、ノンリーフィングアルミニウムフレーク100重
    量部あたり、固形分で50重量部以下含有する請求項1
    記載のメタリック塗膜形成方法。
  9. 【請求項9】 組成物(B)を0.5〜5μmの膜厚で
    塗装する請求項1記載のメタリック塗膜形成方法。
  10. 【請求項10】 ベース塗料(A)の未硬化塗面に組成
    物(B)を塗装し、ついで該塗面にクリヤ塗料(C)を
    塗装したのち、100〜180℃で10〜40分加熱し
    て、ベース塗料(A)、組成物(B)およびクリヤ塗料
    (C)の塗膜を同時に硬化させる請求項2記載のメタリ
    ック塗膜形成方法。
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