JPS63138501A - 磁気記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気カードを利用したキャッシュレス・システ
ム等に用いる偽造や変造を行いにくくすることの出来る
磁気記録方法に関するものである。

〔従来の技術〕

磁気カードを利用したキャッシュレス・システムは近年
広く利用されるようになってきている。

そして、このようなシステムに用いる磁気カードには磁
気記録用のトラックに必要なデータを磁気記録し、これ
を読み出して利用する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の磁気記録ヘッドはシングルギャップの
ものが普通であり、ヘッドギャップが記録用のトラック
方向に対して直角方向に沿う形で成される。従って、興
なるシステムの磁気記録媒体でも、類似のリーダ／ライ
タにより比較的容易にデータの解読や書替えを行うこと
が出来、偽造や変造により不正に使用され易い欠点があ
った。

そこでこの発明の目的とするところは、磁気記録内容を
解読や書替えを行うことが簡単には出来ないようにして
、偽造や変造を防止できるようにした磁気記録方法を提
供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は次のようにする。す
なわち、ヘッドギャップ方向をそれぞれラドギャップ方
向を変えて磁気記録させるべく磁気記録時には各磁気ヘ
ッドを所望の順序で選択し、再生時には記録時の順序で
各磁気ヘッドを選択する。

（作　用） このように、ヘッドギャップ方向をそれぞれ異磁気ヘッ
ドを所望の順序で選択し、記録を実行して行く。このよ
うにすると、所望の順序でヘッドヘッドを記録時と同様
の順序で選択←芒弄會待肴する。

この結果、トラックに記録されるデータはそのヘッドギ
ャップ方向が種々の方向に混在し、通常の形では記録内
容の読み出しや書き込みが出来ない。しかも、多種のヘ
ッドギャップ方向を使い分けて記録するというプロテク
トであるから、ヘッドギャップ方向が一致しなければデ
ータを読み出すことは不可能であり、使用しているヘッ
ドギャップ方向すべてを持つリーダ／ライタは偽造が難
しく、仮に手に入ったとしても使い分けの順序を知り、
それに合せて書き込みゃ読み出しを行うことは難しいか
ら、安全性が極めて高い。

従って、本発明によれば、磁気記録内容を解読や書替え
を行うことが簡単には出来ないので、偽造や変造を防止
できるようになり、不正使用がより確実に防止できる。

（実施例〕 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

磁気データを記録−再生する場合、記録ヘッドのギャッ
プ方向に対して再生ヘッドのギャップ方向が傾くと再生
レベルが減衰し、ついには隣接ビットの干渉を生じて読
取り不能にすることは周知の通りである。

本発明はこの現象を逆に利用したもので、記録及び再生
用の磁気ヘッドにはギャップ方向の異なる複数の磁気ヘ
ッドを利用して、予め、７０グラムされた順序に従って
、磁気ヘッドを順に選択し、ギャップ方向を時分割切替
えする形でデータを記録しておき、再生ヘッドでデータ
を読取る時も記録時と同様の順序で再生ヘッドを時分割
選択してゆく方法をとることにより、従来のギャップ方
向が磁気トラックに対して垂直となるヘッドではピット
干渉を起して解読を不能にし、且つ、仮に解読しても従
来の磁気ヘッドではこのような斜角記録や斜角パターン
の異なる記録を困難にし、従来のような偽造、変造を抑
制できるようにするもので、以下、その詳細を説明する
。

第１図は本発明によるデュアルギャップ斜角配置型の磁
気ヘッド本体Ｈ（記録用及び再生用とも同一の配置構成
となる）の正面図であり、第２図はその平面概略図であ
る。因に示すように磁気ヘッド本体Ｈは２つの磁気ヘッ
ドＨ１，Ｈ２を極めて近接させて一つの筐体に収納保持
させ構成している。

Ｇｌ　、Ｇ２は磁気ヘッドＨ１、Ｈ２のそれぞれギャッ
プ部であり、各磁気ヘッドＨ１、Ｈ２はそのギャップ部
Ｇ１．Ｇ２をトラックライン方向に沿うＩＧＯに対する
垂直線に対し、一方は一Δθ、他方は＋Δθなる傾きを
持たせて配設しである。

第３図は本発明の磁気ヘッドにより記録された磁気デー
タのパターン例を示す概念図である。Ｔは磁気トラック
であり、矢印は磁気カードの移動方向を示す。０１．０
２．Ｇ３．Ｇ４・　、Ｄｎは磁気トラックＴ上に記録さ
れたデータブロックである。先頭のデータブロックＤ１
はギャップＧ１を一Δθ度斜角配置した磁気ヘッドＨ１
で記録されたデータであり、次のデータブロックＤ２は
ギャップＧ２を＋Δθ度斜角配置した磁気ヘッドＨ２を
用いて記録したものである。

ギャップＧ１　、Ｇ２の切替え順序は予めプログラムさ
れており、このプログラムによる指令順に選択してデー
タの記録に用いることで行い、また、読み出しは記録時
と同様の順序でギャップＧ１゜Ｇ２の切替えを行いなが
ら実施する。これも書き込みと同様にプログラムに基づ
いて行う。

Ｂは各々のデータブロックＤＩ　、　Ｇ２　、０３　。

Ｇ４・・・の間のブランク（１Ｍ気記録のない空白部分
）であり、各々のブランクＢは２つの磁気ヘッドＨ１、
Ｈ２のヘッド間隔によって生じる記録の重複を防ぐため
のブランクである。

状でギャップ方向が同一角度のデュアルギャップヘッド
を用いる。この場合、ギャップ斜角の記録角度±Δθの
大きさの一つの条件は、異なる角度で再生した場合は隣
接ビット間で干渉を起して読取り不可能となる角度であ
り、且つ、従来の磁気ヘッド（Δθは一般に零である）
で記録されたデータも同様にビット干渉を起して読めな
いように、十分余裕のある角度とする。

これは従来の磁気ヘッドで偽造・変造された磁気カード
を読まないようにするためである。

以上述べた本発明の磁気ヘッドで仮に第３図の記録デー
タを再生すると、磁気ヘッドＨ１，磁気ヘッドＨ２では
それぞれ記録角度が合致したデータブロックしか再生で
きないが両方を合せると全データが再生できる。その状
態を第４図に示す。

すなわち、データブロックＯｆ、０３．Ｄ４・・・Ｄｎ
は斜角ギャップＧ１を持つＨｌなる磁気記録用の磁気ヘ
ッドで記録したものであり、これは斜角ギャップＧ１を
持つＨｌなる磁気再生用の磁気ヘッドでなければ読取れ
ない。また、データブロックＤ２　、　ＤＳ　、・・・
は斜角ギャップＧ２を持つＨ２なる磁気記録用の磁気ヘ
ッドで記録したものであり、これは斜角ギャップＧ２を
持つＨ２なる磁気再生用の磁気ヘッドでなければ読取れ
ない。

しかし、それぞれの磁気ヘッドの読み出しデータを合せ
れば記録されたすべてのデータを読み出すことが出来る
。

このように本発明は磁気ヘッド部を複数個、そのギャッ
プ方向角を異ならせて並設し、書き込み時にはプログラ
ムにより設定した所定の順序で磁気ヘッド部を選択使用
し、データブロックを単位に所定の順序でギャップ方向
角を異ならせてデータ記録するようにしたものである。

従って、従来の磁気ヘッド（リーダ）では解読できない
他、仮に出来たとしても従来のリーダ／ライタでは斜角
ギャップを有していないので、斜角パターンのデータは
記録出来ず、従って、複製やデータ書替え等の偽造が極
めて困難である。また、斜角パターンはプログラムに従
って行われるので、プログラム変更により斜角パターン
を変えることが出来るから、発行場所や期日等のｌｌｌ
歴を表わすデータに対応させておけば、仮に不正に複製
されたとしても不正使用の追跡データが残せるようにな
る等。

セキュリティが極めて高くなる。

クレジットカードに代表されるキャッシュレスサービス
カードとして、磁気カードが広く利用されていることは
周知の通りである。これらのカードは通貨に変わるもの
で、カードに記録された磁気情報が解読されると、偽造
や変造して不正使用され易（なり、社会問題になる。こ
のため、カードの互換性を無くしたり、真偽をチェック
したりする方法が種々工夫されているが、本発明の磁気
記録方法によれば、従来の磁気ヘッドを用いて解読した
り、データを書き変えたりすることが容易には出来ない
から、偽造や変造による不正使用の防止効果が極めて高
くなる。

尚、本発明は上記し且つ、図面に示す実施例に限定する
ことなく要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施し
得ることは勿論であり、例えば、上記実施例では異なる
２つの斜角ギャップにより記録する方式を説明したが、
異なる３つの斜角ギャップにより記録する方式やまた、
斜角ギャップと従来同様の垂直ギャップとの組合せによ
り記録する方式とすることも出来る。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように本発明によれば、磁気記録内容の
解読や書替えが簡単には出来ず、従って、偽造や変造を
効果的に防止できるようにした磁気記録方法を提供する
ことが出来る磁気記録方法を提供することが出来るよう
になる。

【図面の簡単な説明】

第３図は本発明の一実施例を示す磁気データの記録パタ
ーンの図、第４図は第３図の場合における磁気再生ヘッ
ドＨ１，Ｈ２の読取り状態を説明するための図である。 Ｈ・・・磁気ヘッド本体、Ｈｌ　、８２・・・磁気ヘッ
ド部、Ｇ１　、Ｇ２・・・ギャップ、ＣＯ・・・トラッ
クライン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘッドギャップ方向をそれぞれ異ならせた複数の各磁気
   ヘッドを有する磁気ヘッド本体を備えた磁気記録装置を
   用い、所望の順序でヘッドギャップ方向を変えて磁気記
   録させるべく磁気記録時には各磁気ヘッドを所望の順序
   で選択し、再生時には記録時の順序で各磁気ヘッドを選
   択することを特徴とする磁気記録方法。