JPS63137063A - ステアリングロツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、ステアリングロック装置、特にステアリン
グロック装置のステアリングコラム部への固定構造に関
する。

〈従来の技術とその問題点〉 ステアリングロック装置は、キーの操作に応してロック
シャフトがステアリングシャフトの方向に出没し、突出
した時にステアリングシャフトに係合してステアリング
シャフトの回動を不能にするものであり、一般に、固定
用のセットカバーとステアリングロック装置のボデーと
の間にステアリングコラム部を挟持し、セットカバーを
ボデーにねじ止めすることにより、ステアリングコラム
部に強固に固定される。

従来、セットカバーはその両端をそれぞれセットボルト
でねじ止めする構造となっており、セットボルトを多く
必要とし、またその分だけねじ止め作業が必要となり、
コスト低減を妨げる一因となっていた。

この発明はこのような問題点に着目し、少ないセットボ
ルトで固定できるステアリングロック装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。

く問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この発明では、一端に環
状保持部を、他端にねじ挿通穴をそれぞれ形成したセッ
トカバーを用い、このセットカバーの環状保持部にステ
アリングロック装置のボデーを嵌挿させた状態でセット
カバーとボデーとの間にステアリングコラム部を挟持し
、ねじ挿通穴に挿通したセットボルトをボデーに螺合す
ることにより、ステアリングコラム部に固定するように
している。

く作用〉 上記のように構成されているため、この発明のステアリ
ングロック装置は、セットカバーの一端が環状保持部に
よってボデーに固定されることになり、従来の半数のセ
ットボルトでステアリングコラム部への固定が行われる
。

〈実施例〉 次に図示の実施例について説明する。

第１図乃至第４図（ａ）は第１の実施例を示したもので
ある。

図において、１は錠穴を有するシリンダインナ、２はシ
リンダインナ１を回動可能に保持するシリンダアウタ、
３はシリンダアウタ２を固定したステアリングロック装
置のボデーであり、シリンダインナ１とシリンダアウタ
２とで周知のシリンダ錠が構成されている。４はシリン
ダインナ１に連結されたカムであって、カム４はキーを
シリンダインナ１に挿入して回動させることにより、共
に回動してボデー３の他端に設けられたロータリスイッ
チ部５内の回転子を回転させ、所定の開閉操作が行なわ
れる。

７はボデー３をステアリングコラム（図示せず）に取付
けるための取付枠部、８はばね９の付勢力によって取付
枠部７内に突出するようにボデー３に支持されたロック
シャフトであり、ロック位置でキーを抜くと、ロックシ
ャフト８はばね９で押されて取付枠部７内に突出し、ス
テアリングシャフトがロックされるように構成されてい
る。

以上の構成はステアリングロック装置として従来から知
られている一般的な構造である。

１１は取付枠部７に対応して設けられたこの発明に係る
セットカバー、１２は固定用のセットボルトである。セ
ットカバー１１は例えば鉄板のプレス加工によって製作
されたものであり、第４図（ａ）に示すように、ステア
リングコラムに対する押圧部となる湾曲部１３を備え、
一端には環状保持部１４が、また他端にはねじ挿通穴１
５がそれぞれ形成されており、環状保持部１４の上部に
は切欠部１６が設けられている。１７は輪郭部に沿って
形成された補強リブである。なお、第４図（ａ）に示す
３１は次に述べる第２の実施例において必要となる係止
穴であり、この実施例には関係ない。

一方、ボデー３のシリンダインナ１が収納されている部
分の外周には、シリンダアウタ２をボデー３に固定する
ためのローレットピン１８の取付部分に、突部１９が形
成されている。

ステアリングコラムへの取付けに際しては、まずセット
カバー１１とボデー３をその切欠部１６と突部１９が同
じ側に来るような姿勢で組合せ、環状保持部１４にボデ
ー３のキー挿入側を嵌挿して、突部１９が切欠部１６を
通過した位置で一方を１８０度反転させる。そしてセッ
トカバー１１のねじ挿通穴】、５が設けられている方の
端部を持ち上げ、セットカバー１１の湾曲部１３と取付
枠部７の間にステアリングコラムを挿入する。この時の
セットカバー１１の端部の持ち上げは、ボデー３に環状
保持部１４の内縁下部に対する逃げ溝３ａを形成しであ
るので、容易に行うことができる０次に、ねじ挿通穴１
４に挿通したセットボルト１２をボデー３のねじ穴３ｂ
に螺合して締め付けを行えばよく、これによってステア
リングコラムへのステアリングロック装置の取付けは完
了する。なお、容易に取外しができないようにするため
に、締め付は後にセットボルト１２の頭部を最も細い部
分で折除しておく。

以上のように、固定用のセットボルト１２は１本であっ
て部品点数が少なくなり、締め付けもこの１本だけでよ
いため、取付は作業を能率的に行うことができる。また
、環状保持部１４はボデー３の全体で保持される状態と
なり、応力が比較的広い部分に分散して保持強度が向上
されるという効果もある。このことは、ボデー３に金属
よりも低強度の材料を使用できるということであり、ボ
デー３を合成樹脂化して一層のコストダウンをはかるこ
とも可能となる。

第４図（ｂ）乃至第６図はボデー３を合成樹脂化した場
合に特に適した第２の実施例であり、ボデー３の取付枠
部７の表面を覆うブラケット２１を設けている。このブ
ラケット２１もセットカバー１１と同様に例えば鉄板の
プレス加工によって製作されたものであり、取付枠部７
の表面に適合する形状となっている。すなわち、第４図
（ｂ）に示すように、ステアリングコラムに対する押圧
部となる湾曲部２２を備え、一端には環状保持部２３が
、他端には係止片２４がそれぞれ形成されており、更に
セットボルト１２用のねじ穴２５が設けられ、湾曲部２
２の中心にはロックシャフトＳ用の貫通穴２６が設けら
れており、環状保持部２３の上部には切欠部２７が設け
られている。なお、ねじ穴２５の部分にはバーリング加
工が施されている。

一方、ボデー３のロータリスイッチ部５側の外周には、
上記の切欠部２７に対応させて突部３０が形成されてお
り、セットカバー】１の環状保持部１３の上部には、第
４図（ａ）に示すようにブラケット２１の係止片２４が
係止される係止穴３１が形成されている。

ステアリングコラムへの取付けに際しては、ブラケット
２１を先の実施例のセットカバー１１と同様な手順で切
欠部２７と突部３０の位置を合わせてボデー３に取付け
て反転し、同様にして取付けたセントカバー１１の係止
穴３１にブラケット２１の係止片２４を挿入する。これ
により、ボデー３の取付枠部７の表面はブラケット２１
で覆われる。なおこの実施例の場合には、ロータリスイ
ッチ部５はブラケット２１の取付は後にボデー３に取付
けられる。なお、第６図に示すように、ブラケット２１
の反転の際に干渉しないように、ボデー３の取付枠部７
の上面の片側は円弧状に丸み７ａを付け、またねじ穴２
５の部分のバーリング加工に対する逃げ溝７ｂを設けで
ある。

以後の手順は先の実施例と同様であり、セントカバー１
１の湾曲部１３とブラケット２１の湾曲部２２の間にス
テアリングコラムを挿入し、セットボルト１２をブラケ
ット２１のねじ穴２５とボデー３のねじ穴３ｂに螺合し
て締め付けを行えばよい。

このように、この実施例では取付枠部７の表面がブラケ
ット２１で覆われるので、ボデー３を金属よりも低強度
の材料で製作しても十分な取付は強度が得られ、ボデー
３の合成樹脂化により大幅にコストダウンすることが可
能となる。

〈発明の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この発明のステアリ
ングロック装置は、一端に環状保持部を。

他端にねじ挿通穴をそれぞれ形成したセットカバーを用
い、セットボルトのボデーへの螺合をセットカバーの片
側で行うようにしたものである。

従って、ステアリングコラム部への固定用のセットボル
ト数が半減されて部品点数が少なくなり、またその分だ
けねじ止め作業の工数も低減されてコスト低減ができ、
更に取付は部の強度が向上するので、ボデーを合成樹脂
化して一層のコストダウンをはかることも可能となる等
の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであり、第１図は第
１の実施例の一部破断側面図、第２図は開平面図、第３
図は同正面図、第４図（ａ）はセットカバーの斜視図、
第４図（ｂ）は第２の実施例のブラケッ１−の斜視図、
第５図は同実施例の一部破断側面図、第６図は組み付は
途中の段階における背面図である。 ３・・・ボデー、７・・・取付枠部、８・・・ロックシ
ャフト、１１・・・セットカバー、１２・・・πットボ
ルト、１４・・・環状保持部、１５・・ねじ挿通穴、２
１・・・ブラケット、１６．２７・・・切欠部、１９．
３０・・・突部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一端に環状保持部を、他端にねじ挿通穴をそれぞ
   れ形成したセットカバーを用い、このセットカバーの環
   状保持部にステアリングロック装置のボデーを嵌挿させ
   た状態でセットカバーとボデーとの間にステアリングコ
   ラム部を挟持し、ねじ挿通穴に挿通したセットボルトを
   ボデーに螺合することにより、ステアリングコラム部へ
   の固定を行うようにしたことを特徴とするステアリング
   ロック装置。