JPS631357Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS631357Y2 JPS631357Y2 JP6270180U JP6270180U JPS631357Y2 JP S631357 Y2 JPS631357 Y2 JP S631357Y2 JP 6270180 U JP6270180 U JP 6270180U JP 6270180 U JP6270180 U JP 6270180U JP S631357 Y2 JPS631357 Y2 JP S631357Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- sound
- plate
- absorbing
- soundproofing
- recesses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 21
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、防音性能が優れかつ保守ならびに清
掃が容易な防音体に関するものである。
掃が容易な防音体に関するものである。
最近は騒音公害規制の見地から各種の防音材あ
るいは吸音材が開発され、実用化されている。と
ころで、従来のこの種防音材料は、一般に防音、
吸音のみを追求したものがほとんどで、透視性に
ついて検討されたものは少なかつた。透視性を有
する防音材料は、透視性を損ねることなく防音性
げ発揮しうるため、騒音と同時に日照被害を受け
易い高架道路や高架鉄道の防音材料としてきわめ
て好都合であり、また工場内に設置した場合も騒
音源となる装置あるいは設備を外部より監視でき
る利点があり、その実用化が強く望まれている。
るいは吸音材が開発され、実用化されている。と
ころで、従来のこの種防音材料は、一般に防音、
吸音のみを追求したものがほとんどで、透視性に
ついて検討されたものは少なかつた。透視性を有
する防音材料は、透視性を損ねることなく防音性
げ発揮しうるため、騒音と同時に日照被害を受け
易い高架道路や高架鉄道の防音材料としてきわめ
て好都合であり、また工場内に設置した場合も騒
音源となる装置あるいは設備を外部より監視でき
る利点があり、その実用化が強く望まれている。
このような要求に対処するものとして、既に特
開昭53−36201号の吸音構体が提案されている。
この吸音構体は凹凸状の板状材料の凹部に低密度
の吸音材料を取付けた構造のもので、音は板状材
料によつて偏向されて吸音材料の中に吸収され、
これによつて吸音効果を発揮させようとしたもの
であり、板状材料として透明材料を採用すること
によつて十分透視性が保持しうるようになつてい
る。ところでこの吸音構体は、独得の吸音作用を
採用しておりかつ透視性を備えたものであること
から、上述の要求をほとんど満足するものである
が、これを屋外等で使用する際未だ問題が残され
ていた。すなわち、この吸音構体は板状材料に対
して吸音材料が取付けられているため、吸音材料
が外部に露出された状態となつており、このため
自動車の排気ガスや風雨あるいは日光に直接さら
されることとなり、吸音材料の劣化が起り易いこ
と、油分、炭化物、塵埃等が付着し易いこと、ま
た吸音材料が低密度のものであるため洗浄装置等
で洗浄ができないこと等の難点があつた。
開昭53−36201号の吸音構体が提案されている。
この吸音構体は凹凸状の板状材料の凹部に低密度
の吸音材料を取付けた構造のもので、音は板状材
料によつて偏向されて吸音材料の中に吸収され、
これによつて吸音効果を発揮させようとしたもの
であり、板状材料として透明材料を採用すること
によつて十分透視性が保持しうるようになつてい
る。ところでこの吸音構体は、独得の吸音作用を
採用しておりかつ透視性を備えたものであること
から、上述の要求をほとんど満足するものである
が、これを屋外等で使用する際未だ問題が残され
ていた。すなわち、この吸音構体は板状材料に対
して吸音材料が取付けられているため、吸音材料
が外部に露出された状態となつており、このため
自動車の排気ガスや風雨あるいは日光に直接さら
されることとなり、吸音材料の劣化が起り易いこ
と、油分、炭化物、塵埃等が付着し易いこと、ま
た吸音材料が低密度のものであるため洗浄装置等
で洗浄ができないこと等の難点があつた。
本考案はこのような状況に鑑みてなされたもの
であつて、その要旨とするところは、繰返し状に
凹部と凸部が形成された板状基材11の少なくと
も一方の面の凹部に吸音材12が配設されている
吸音構造体1と、他の板状材2と、枠材3とから
なり、前記吸音構造体1の吸音材12が配設され
ている面に他の板状材2を対設し、両者1,2を
枠材3によつて固着したことを特徴とする防音体
にある。
であつて、その要旨とするところは、繰返し状に
凹部と凸部が形成された板状基材11の少なくと
も一方の面の凹部に吸音材12が配設されている
吸音構造体1と、他の板状材2と、枠材3とから
なり、前記吸音構造体1の吸音材12が配設され
ている面に他の板状材2を対設し、両者1,2を
枠材3によつて固着したことを特徴とする防音体
にある。
以下、本考案を実施例の図面に従つてさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本考案の防音体の斜視図を示すもの
で、1が吸音構造体、2が他の板状材料、3が枠
材である。1の吸音構造体は、凹部と凸部が繰返
し状に形成された板状基材11と、この板状基材
11の少なくとも一方の面の凹部に配設された吸
音材12とからなつていて、吸音材12は接着剤
等によつて固着されている。板状基材11は、コ
ンクリート等の不透明材料で構成することも可能
であるが、透視性にするためには透明プラスチツ
ク板を用いることが好ましい。この透明プラスチ
ツク板としては、板厚が例えば1〜10mm程度のメ
タクリル樹脂板やポリカーボネート樹脂板が用い
られ、第1図、第2図あるいは第4図、第5図の
ようにジグザグに凹凸部が繰返される角波板、ま
たは第3図のような丸波板に成形される。上記の
板状基材11の少なくとも一方の面の凹部に配設
される吸音材12は、ポリウレタン、グラスフア
イバー等の低密度吸音材を適宜板状に成形された
ものが用いられ、これが第2図に示すように板状
基材11の凹部に固着される。
で、1が吸音構造体、2が他の板状材料、3が枠
材である。1の吸音構造体は、凹部と凸部が繰返
し状に形成された板状基材11と、この板状基材
11の少なくとも一方の面の凹部に配設された吸
音材12とからなつていて、吸音材12は接着剤
等によつて固着されている。板状基材11は、コ
ンクリート等の不透明材料で構成することも可能
であるが、透視性にするためには透明プラスチツ
ク板を用いることが好ましい。この透明プラスチ
ツク板としては、板厚が例えば1〜10mm程度のメ
タクリル樹脂板やポリカーボネート樹脂板が用い
られ、第1図、第2図あるいは第4図、第5図の
ようにジグザグに凹凸部が繰返される角波板、ま
たは第3図のような丸波板に成形される。上記の
板状基材11の少なくとも一方の面の凹部に配設
される吸音材12は、ポリウレタン、グラスフア
イバー等の低密度吸音材を適宜板状に成形された
ものが用いられ、これが第2図に示すように板状
基材11の凹部に固着される。
2は、上記吸音構造体1に対設される他の板状
材で、板状基材11と同様、透視性を目的とする
ものにあつては、同様な透明プラスチツク板が用
いられる。他の板状材2は、一般に第2図、第3
図および第5図の如く平板が用いられるが、他の
適宜形状に賦形してもよく、あるいは第4図の如
く繰返し状に凹部と凸部が形成された透明プラス
チツク板状基材21の一方の面の凹部に吸音材2
2が配設された透視性吸音構造体2′を用いても
よい。この第4図の場合は、上記吸音構造体1が
向いあつて対設された恰好となる。3は、上記吸
音構造体1と他の板状材2とを固着する枠材で、
第2図の例では枠主体31とパツキン32および
バツクアツプ材33とからなつていて、両者1,
2を気密的に固着している。勿論この枠材3は他
の任意の形状のものが使用しうる。
材で、板状基材11と同様、透視性を目的とする
ものにあつては、同様な透明プラスチツク板が用
いられる。他の板状材2は、一般に第2図、第3
図および第5図の如く平板が用いられるが、他の
適宜形状に賦形してもよく、あるいは第4図の如
く繰返し状に凹部と凸部が形成された透明プラス
チツク板状基材21の一方の面の凹部に吸音材2
2が配設された透視性吸音構造体2′を用いても
よい。この第4図の場合は、上記吸音構造体1が
向いあつて対設された恰好となる。3は、上記吸
音構造体1と他の板状材2とを固着する枠材で、
第2図の例では枠主体31とパツキン32および
バツクアツプ材33とからなつていて、両者1,
2を気密的に固着している。勿論この枠材3は他
の任意の形状のものが使用しうる。
本考案の防音体は、以上のような構造となつて
いるため、防音体に向う音は一部他の板状材2を
通過し、板状基材11で偏向され、吸音材12で
吸収されることとなる。また、本考案の防音体は
吸音構造体1と他の板状材2によつて2重構造と
なつているため、両者1,2間に形成された空気
層の存在により遮音性が加味され、一層防音効果
が向上する。勿論、吸音材12は内部に封入され
た状態となるため、排気ガスや風雨によつて汚損
したり、太陽光による劣化を受けたりすることが
なく、たとえ防音体が汚れた場合でも洗浄は容易
に行なうことができる。なお、第5図の例は、吸
音構造体1として板状基材11の両方の面の凹部
に吸音材12を配設した例を示すもので、この場
合は他の板状材2はそれぞれの面に対設するよう
2枚用いられる。以上の例ではジグザグ状の波が
横方向に位置するように図示しているが、使用す
る場合はこれを縦方向に位置させても構わない。
屋外の高架道路や高架鉄道に本考案の防音体を設
置するときは、これを多数個連続して配置するこ
ととなるが、図示するようにジグザグ状の波を横
方向にしておくと、車輛の進行方向での視野が妨
げられず好都合である。
いるため、防音体に向う音は一部他の板状材2を
通過し、板状基材11で偏向され、吸音材12で
吸収されることとなる。また、本考案の防音体は
吸音構造体1と他の板状材2によつて2重構造と
なつているため、両者1,2間に形成された空気
層の存在により遮音性が加味され、一層防音効果
が向上する。勿論、吸音材12は内部に封入され
た状態となるため、排気ガスや風雨によつて汚損
したり、太陽光による劣化を受けたりすることが
なく、たとえ防音体が汚れた場合でも洗浄は容易
に行なうことができる。なお、第5図の例は、吸
音構造体1として板状基材11の両方の面の凹部
に吸音材12を配設した例を示すもので、この場
合は他の板状材2はそれぞれの面に対設するよう
2枚用いられる。以上の例ではジグザグ状の波が
横方向に位置するように図示しているが、使用す
る場合はこれを縦方向に位置させても構わない。
屋外の高架道路や高架鉄道に本考案の防音体を設
置するときは、これを多数個連続して配置するこ
ととなるが、図示するようにジグザグ状の波を横
方向にしておくと、車輛の進行方向での視野が妨
げられず好都合である。
本考案は以上詳述した如き構成からなるもので
あるから、吸音構造体と他の板状材とが対設さ
れ、防音材はその内部に封入された状態となつて
いるため、防音材を汚損や劣化から保護しその性
能を長期にわたつて保持でき、しかも保守が容易
で外部が汚れたときは容易に清掃でき、さらには
2重構造によつて遮音性能を向上して防音効果を
一層向上しうる利点がある。
あるから、吸音構造体と他の板状材とが対設さ
れ、防音材はその内部に封入された状態となつて
いるため、防音材を汚損や劣化から保護しその性
能を長期にわたつて保持でき、しかも保守が容易
で外部が汚れたときは容易に清掃でき、さらには
2重構造によつて遮音性能を向上して防音効果を
一層向上しうる利点がある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
防音体の斜視図、第2図は第1図−線の拡大
断面図、第3図ないし第5図は他の実施例を示す
もので、第3図は板状基材として丸い波板を用い
た場合の断面図、第4図は両方に吸音構造体を用
いた場合の断面図、第5図は板状基材の両方の面
の凹部に防音材が配設されている吸音構造体を用
いた場合の断面図である。 1……吸音構造体、11……板状基材、12…
…吸音材、2……他の板状材、3……枠材。
防音体の斜視図、第2図は第1図−線の拡大
断面図、第3図ないし第5図は他の実施例を示す
もので、第3図は板状基材として丸い波板を用い
た場合の断面図、第4図は両方に吸音構造体を用
いた場合の断面図、第5図は板状基材の両方の面
の凹部に防音材が配設されている吸音構造体を用
いた場合の断面図である。 1……吸音構造体、11……板状基材、12…
…吸音材、2……他の板状材、3……枠材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 繰返し状に凹部と凸部が形成された板状基材
11の少なくとも一方の面の凹部に吸音材12
が配設されている吸音構造体1と、他の板状材
2と、枠材3とからなり、前記吸音構造体1の
吸音材12が配設されている面に他の板状材2
を対設し、両者1,2を枠材3によつて固着し
たことを特徴とする防音体。 2 板状基材11として、ジグザグ状に凹凸部が
繰返されている透明プラスチツク波板を用いた
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の防音体。 3 他の板状材2として、透明プラスチツク平板
を用いたことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項または第2項記載の防音体。 4 他の板状材2として、繰返し状に凹部と凸部
とが形成された透明プラスチツク板状基材の一
方の面の凹部に吸音材が配設されている透視性
吸音構造体を用いたことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項または第2項記載の防音
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270180U JPS631357Y2 (ja) | 1980-05-08 | 1980-05-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270180U JPS631357Y2 (ja) | 1980-05-08 | 1980-05-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56164299U JPS56164299U (ja) | 1981-12-05 |
JPS631357Y2 true JPS631357Y2 (ja) | 1988-01-13 |
Family
ID=29656999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6270180U Expired JPS631357Y2 (ja) | 1980-05-08 | 1980-05-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS631357Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61286406A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-17 | 田村 忠彦 | 防音面 |
JPS62194347A (ja) * | 1986-02-19 | 1987-08-26 | 千葉建装株式会社 | 吸音壁装用ブロツク |
JP2018058305A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 小島プレス工業株式会社 | 複層樹脂ガラス |
JP7138576B2 (ja) * | 2019-01-15 | 2022-09-16 | Jfe建材株式会社 | 遮音パネル及び遮音壁 |
-
1980
- 1980-05-08 JP JP6270180U patent/JPS631357Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56164299U (ja) | 1981-12-05 |
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