JPS6340503Y2 - - Google Patents

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JPS6340503Y2
JPS6340503Y2 JP15293480U JP15293480U JPS6340503Y2 JP S6340503 Y2 JPS6340503 Y2 JP S6340503Y2 JP 15293480 U JP15293480 U JP 15293480U JP 15293480 U JP15293480 U JP 15293480U JP S6340503 Y2 JPS6340503 Y2 JP S6340503Y2
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JP
Japan
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absorbing material
sound absorbing
sound
insulating case
plate
Prior art date
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JP15293480U
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JPS5775010U (ja
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として、自動車騒音、鉄道騒音、
工場騒音等の騒音問題を解消するために、道路、
橋梁、鉄道の両サイドや、ビル屋上、清掃工場の
クーリングタワー、発電所の変圧器等の周りに構
築される防音壁の主材として用いられる吸遮音パ
ネルで、詳しくは、断面形状がコの字形又はほぼ
コの字形で、かつ、前面が開放する遮音ケースを
主体として、吸音材を組付けて成る構造のものに
関する。
従来一般の吸遮音パネルは第8図に示すよう
に、遮音ケース3内に、グラスウール等を保形で
きる程度の低密度に圧縮成形して成る厚肉吸音材
4′を、前記遮音ケース3の開口部全体を閉塞す
る状態で、かつ、遮音ケース3の底板部との間に
低周波吸収用の空気層6′を残す状態で充填する
とともに、前記遮音ケース3の開口部側に、吸音
材4′表面の、他物との接当による局部的なへこ
み変形や孔明き、或いは、解繊防止のためにアル
ミパンチング板やエキスパンドメタル等の有孔保
護板aを吸音材4′表面被覆状態に止付けて構成
していた。しかし、これによるときは、所期の防
音、遮音性能を維持するために、定期的、或い
は、不定期的に吸音材を取替えるに際して、
一々、前記有孔保護板を脱着しなければならず、
メンテナンスの面での作業性に欠け、しかも、有
孔保護板の存在によつて、全体が重くなつて、運
搬や建付け等の取扱い面で不利であつた。
本考案は、かかる実状に鑑み、吸音材の定期
的、不定期的な取替え等、メンテナンスを容易、
迅速に行なえ、しかも、全体が軽量で取扱い性に
勝れた吸遮音パネルを提供しようとする点に目的
を有する。
本考案による吸遮音パネルは、断面形状がコの
字形又はほぼコの字形の遮音ケースの前面開口部
全体を吸音材で閉塞してある吸遮音パネルにおい
て、前記吸音材を、96Kg/m3ないし140Kg/m3
密度を有するグラスウール等の無機繊維の高密度
圧縮成形品であり、かつ上下両端から前記遮音ケ
ース内方に向う折曲げ辺を一連一体に有する十分
な吸音性能を有するのみならず、十分な機械的強
度をも持つ板状吸音材で構成するとともに、前記
遮音ケースの開口部側の上下両端に下方及び上方
に向う突出縁をそれぞれ設け、かつ、この遮音ケ
ース内に前記板状吸音材の内側を固定するととも
に遮音ケース3と前記板状吸音材4との間に空気
層6を形成するスペーサーを設けて、板状吸音材
の上下両端部外側が遮音ケースの上下両突出縁の
内面に、板状吸音材の内側がスペーサーに弾性的
に押し付けられる状態で板状吸音材を固定したこ
とを特徴とする。
従つて、本考案によれば、吸音材に対する表面
保護板が不要となり、吸音材の定期的、不定期的
な取替え等のメンテナンスに当り、吸音材のみを
脱着するだけで良くて、所期メンテナンスを非常
に容易、迅速に行なえ、しかも、全体を軽量にし
て施工面での取扱でも有利であり、その上、コス
トダウンも達成できるに至つた。また、前記板状
吸音材を前記突出縁とスペーサーとで実質的に挾
持する形を採つているので、板状吸音材をビス等
で止め付けるにしても、主要箇所のみを止め付け
るだけで必要な固定力が得られ、結果として前記
脱着が一層容易である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図に示すように、適宜間隔を隔てて立
設した複数本の断面形状H形支柱1…の隣接間
夫々に吸遮音パネル2を、上下複数段の積層状態
に差込み固定保持させて構成する防音壁における
前記吸遮音パネル2であつて、これは、第2図、
第3図に示すように、断面形状がほぼコの字形で
前面に開放するとともに、その開口部側の上下両
端に下方及び上方に向う突出縁3a,3aが一体
連設された遮音ケース3(亜鉛鉄板の曲加工品)
に、ガラス繊維を高密度に圧縮成形してなる板状
吸音材4を、前記遮音ケース3の上下突出縁3
a,3aの内面にその上下両端部を当付けて遮音
ケース3の前面開口部全体を閉塞する状態に固定
するとともに、前記遮音ケース3の両側開口部を
閉塞するサイドカバー5,5を取付けて、内部に
密閉空気層6を形成する状態に構成されている。
前記吸音材4は、曲げに対する剛性をもたせる
ためにその上下両端から前記遮音ケース3内方に
向つてその肉厚lの2倍以上の長さLをもつて突
出するグラスウールの圧縮成形時に同時成形され
た折曲げ片4a,4aを一連一体に有し、この吸
音材4の遮音ケース3への固定構造は、前記突出
縁3a,3a内面に接当する吸音材4の上下両端
部近傍箇所を吸音材4の弾性に坑してやや外方に
押出す状態で受止め支持することにより、吸音材
4の上下両端部分を前記突出縁3a,3aの内面
に弾接保持させる上下一対のスペーサー7,7
(鋼板の曲加工品)を前記遮音ケース3側に固定
して構成されている。前記スペーサー7,7対
は、図示するように、パネル2全巾に亘る長尺物
であるが、これは、パネル巾方向に適宜間隔を隔
てて位置するいわゆる、ピースであつても良い。
尚、吸音材4の遮音ケース3への固定構造とし
ては、上記実施例の構造の他、次に列挙する構造
を採用できる。
第4図に示すように、実施例構造において、
吸音材4をスペーサー7,7にビス8…を介し
て固定する構造。
前記スペーサー7,7をバネ板材からピース
として構成するとともに、第5図に示すよう
に、ビース状スペーサー7,7の吸音材受止め
支持部を、遮音ケース3の突出縁3a,3aに
重合する位置にまで延出した構造。
第6図イ,ロに示すように、上下方向の中間
部にスペーサー7を設け、吸音材4の上下両端
部の内面に鉄板等の硬質板材9,9を当付けた
状態で、吸音材4の上下両端部を突出縁3a,
3aにビス10(又はリベツト)を介して止付
ける構造。尚、硬質板材9は、第6図イに示す
ように扁平板であつても良いが、第6図ロに示
すように吸音材4の上下両端部内面に沿つたL
字形の屈折板であつても良い。
第7図に示すように、前記吸音材4上下両端
の折曲げ片4a,4aの突出長さLを、遮音ケ
ース3の深さに匹敵するような長さに構成し、
吸音材4の上下方向中間部を、吸音材4の弾性
に坑してやや外方に押出す状態で受止め支持す
ることにより、吸音材4の上下両端部を突出縁
3a,3aの内面に弾接保持させるスペーサー
7を遮音ケース3側に取付けた構造。
又、吸遮音パネル2の標準巾W×高さHは、
夫々、2000mm×500mm程度であり、遮音ケース3
の標準的な板肉厚は、1.6mm程度であり、吸音材
4の密度及び肉厚は夫々、96Kg/m3〜140Kg/m3
4〜8mm程度である。
なお、屋外で使用する場合、吸音材4の表面に
被覆材としてガラスクロスを一体貼着して使用す
るのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る吸遮音パネルの実施例を示
し、第1図は吸遮音壁の正面図、第2図はパネル
の一部切欠き正面図、第3図は要部の縦断側面
図、第4図は、第5図、第6図イ,ロ及び第7図
は夫々、別の実施例を示す要部の縦断側面図、第
8図は従来パネルの縦断側面図である。 3……遮音ケース、4……板状吸音材、4a…
…折曲げ片、3a……突出縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面形状がコの字形又はほぼコの字形の遮音ケ
    ース3の前面開口部全体を吸音材で閉塞してある
    吸遮音パネルにおいて、前記吸音材を96Kg/m3
    いし140Kg/m3の密度を有する無機繊維の高密度
    圧縮成形品であつてその上下両端から前記遮音ケ
    ース3内方に向う折曲げ辺4a,4aを一連一体
    に有する板状吸音材4で構成するとともに、前記
    遮音ケース3の開口部側の上下両端に下方及び上
    方に向う突出縁3a,3aをそれぞれ設け、か
    つ、この遮音ケース3内に前記板状吸音材4の内
    側を固定するとともに遮音ケース3と前記板状吸
    音材4との間に空気層6を形成するスペーサー7
    を設けて、板状吸音材4の上下両端部外側が遮音
    ケース3の上下両突出縁3a,3aの内面に、板
    状吸音材4の内側がスペーサー7に弾性的に押し
    付けられる状態で吸音材4を遮音ケース3に固定
    してある吸遮音パネル。
JP15293480U 1980-10-25 1980-10-25 Expired JPS6340503Y2 (ja)

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JP15293480U JPS6340503Y2 (ja) 1980-10-25 1980-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS5775010U JPS5775010U (ja) 1982-05-10
JPS6340503Y2 true JPS6340503Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=29512211

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JP15293480U Expired JPS6340503Y2 (ja) 1980-10-25 1980-10-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054199U (ja) * 1983-09-22 1985-04-16 株式会社 栗本鉄工所 防音パネル
JPS6054200U (ja) * 1983-09-22 1985-04-16 株式会社 栗本鉄工所 防音パネル
JP2003195869A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Sasakura Engineering Co Ltd 吸音体

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JP2010236322A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyu Eco Support Co Ltd 懸架式防音壁構築構造

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JPS5775010U (ja) 1982-05-10

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