JPS646560Y2 - - Google Patents

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JPS646560Y2
JPS646560Y2 JP13614182U JP13614182U JPS646560Y2 JP S646560 Y2 JPS646560 Y2 JP S646560Y2 JP 13614182 U JP13614182 U JP 13614182U JP 13614182 U JP13614182 U JP 13614182U JP S646560 Y2 JPS646560 Y2 JP S646560Y2
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JP
Japan
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frame
surface protection
absorbing material
protection plate
box
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JP13614182U
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JPS5941400U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は騒音防止用パネルの構造に関するもの
であり、製法簡単かつ軽量で、しかも外観良好
な、繊維強化コンクリート製防音パネルの提供を
目的としている。
従来、屋外用防音パネルとしては、吸音材を保
持するための外枠がアルミニウム製、鋼板製、ス
レート製等、種々のものがあるが、強度、耐候性
の点からコンクリート製のものが好適とされてお
り、中でも耐アルカリ性のガラス繊維、アスベス
ト等の繊維材で強化されたコンクリートによるも
のが軽量であり、従つて施工が容易である。通常
この種のものの構造は、コンクリート箱に、ガラ
ス繊維、岩綿等の無機質繊維で形成された吸音材
が充填され、パンチングメタル等の孔あき板で蓋
をして前面からの風圧等に耐えられるようにされ
ている。
この場合、該孔あき板(以下表面保護板と称
す)の取付け方によつて2種類の構造がある。即
ち第5図に示されるように、吸音材イが充填され
たコンクリート箱ロの前面に、表面保護板ハがリ
ベツトニによつて取付けられた構造のものと、第
6図に示されるように、表面保護板ハがコンクリ
ート箱ロの開口部に設けられた額縁状の縁部ホで
固定された構造のものとであり、前者がコンクリ
ート箱ロを形成した後に吸音材イを充填して表面
保護板ハを取付けるのに対し、後者はそれぞれを
一体成形するもので、工程が簡単である反面、額
縁状の縁部ホが箱体の強度メンバーをも構成して
いるため厚肉となる重量も大となる欠点がある。
しかも上記両者は、共に表面保護板ハが平板状で
あるため、コンクリート箱ロの経時変化によつて
生ずる歪の影響を受け易く、表面保護板に波打ち
歪を生ずるのである。
本考案は上記の点に鑑み、多数の孔を有する金
属製表面保護板の四辺を鈍角に折り曲げて断面形
状梯形の枠に形成し、この枠内に吸音材を組込ん
で、該枠を内枠としてコンクリート箱と一体成形
したもので、表面保護板からなる内枠がコンクリ
ート枠体の強度メンバーとなるのでコンクリート
箱の肉厚を薄くすることができ、軽量化を図り得
られるばかりでなく、コンクリート歪の影響も小
さくなり、外観を良好に保持できる点が特色であ
る。
以下、本考案の構成を図面に基いて説明する。
第1図は本考案防音パネルの外観を示す斜視図
で、通常、縦1m、横2m、厚さ100mmの寸法を
有している。第2図は第1図中−線における
断面図で、第1実施例を示している。図中1はガ
ラス繊維強化コンクリート製箱体、2は多数の孔
3を有するステンレス製パンチングメタルからな
る表面保護板、4は撥水処理されたロツクウール
板による吸音材である。
パンチングメタル即ち表面保護板2は四辺が鈍
角に折り曲げられて断面形状梯形の内枠5を形成
し、その内部にロツクウール板による吸音材4が
組込まれている。一方、箱体1の外郭を形成せし
める養生用外枠6の底部には、箱体1の底板1a
を形成する繊維強化コンクリートが流し込まれ、
続けて該底板1a上に、吸音材4が組込まれた内
枠5を載置して、該内枠5と養生用外枠6との間
に繊維強化コンクリートを流し込んで、一体成形
したものである。このようにすると、パンチング
メタルの孔3にもコンクリートが食い込み、しか
も内枠5は梯形であるためコンクリート箱体1か
ら離脱する憂いは毫もない。
第3図は第2実施例であり、材料、構成は上記
第1実施例と同じであるが、表面保護板2が鈍角
に折り曲げ形成された内枠5の四辺のうち、長手
方向の両端縁を、さらに内側に折り曲げて断面形
状L字形のリブ5aを設け、該リブ5aの端面
と、表面保護板2との間に吸音材4を挿入保持さ
せた構造としたものである。
このように構成すると、箱体1の長手方向の強
度を一層増大させると共に、吸音材4とコンクリ
ート箱体1の底面との間に空隙が生じ、ここに空
気層7が形成されるので、低周波域の吸音率を高
め、吸音特性を一段と向上させ得る効果を奏する
のである。
第4図は第3実施例であり、上記第2実施例に
おいて、断面形状L字形のリブ5aに代わるもの
として、発泡スチロール製等の支持体8により、
吸音材4を支持させた構造としたもので、該構造
によつても第2実施例と同様の効果を奏し得る。
なお、第1〜第3実施例において、表面保護板
2の平板部を、対角線に沿つて折り曲げて表面を
中高の凸状と成すことにより、該表面保護板2の
剛性を一層増大させることも可能である。
上記構成において、コンクリート箱体1には、
耐アルカリ性ロツクウール、アスベストその他の
繊維材による強化コンクリートを、表面保護板2
には、アルミニウム板、亜鉛引き鋼板その他の金
属板に多数の孔をあけたものを、また吸音材4に
は撥水処理したガラスクロス表面張りロツクウー
ル板、あるいは撥水処理したガラスウール板その
他の無機質繊維板をそれぞれ使用することも可能
である。
本考案は上述のように構成したので、簡単な工
程で、表面保護板を防音パネルの強度メンバーと
することができ、しかも表面保護板は、折り曲げ
角部によりさらに剛性が増大されるので、軽量化
できるばかりでなく、コンクリートの経時変化に
よる収縮歪に起因する表面保護板の波打ちを防
げ、良好な外観を呈する防音パネルを得られる
等、幾多優れた効果を奏し得る。
また該表面保護板の端縁に簡単にリブが設けら
れ、防音パネルの強度を増加させると共に、該リ
ブにより空気層が形成され、吸音特性を一段と向
上させ得る等の利点を有する構造とすることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案防音パネルの外観を示す斜視
図、第2図は同上第1実施例を示す第1図中−
線における断面図、第3図は同上第2実施例を
示す断面図、第4図は同上第3実施例を示す断面
図、第5図および第6図は従来の防音パネルの断
面図である。 1:繊維強化コンクリート製箱体、2:金属製
表面保護板(パンチングメタル)、3:孔、4:
吸音材、5:内枠(枠)、5a:リブ、7:空気
層、8:支持体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 多数の孔を有する金属製表面保護板の四辺
    が、鈍角に折り曲げられて断面形状梯形の枠に
    形成され、その枠の内部に吸音材が組込まれて
    おり、該枠は繊維強化コンクリート製箱体の四
    方の内側面に密着された構造とされていること
    を特徴とする防音パネル。 2 断面形状梯形の枠の長手方向の両端縁に、断
    面形状L字形のリブが設けられ、該リブに保持
    された吸音材と、箱体の底面との間に、空気層
    が設けられた、実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の防音パネル。
JP13614182U 1982-09-08 1982-09-08 防音パネル Granted JPS5941400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13614182U JPS5941400U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 防音パネル

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JP13614182U JPS5941400U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 防音パネル

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JPS5941400U JPS5941400U (ja) 1984-03-16
JPS646560Y2 true JPS646560Y2 (ja) 1989-02-20

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JP13614182U Granted JPS5941400U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 防音パネル

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JP4019820B2 (ja) * 2002-06-28 2007-12-12 日本軽金属株式会社 吸音構造体
JP4698956B2 (ja) * 2004-02-16 2011-06-08 東芝機械株式会社 精密加工機の本体カバー
JP2016200695A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社クラレ 吸音パネルおよびそれを用いた吸音方法

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JPS5941400U (ja) 1984-03-16

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