JP4698956B2 - 精密加工機の本体カバー - Google Patents

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Description

本発明は、精密金型や光学部品などの加工を行う精密加工機に係り、特に、精密加工機の機械本体に直接取り付ける形式の本体カバーに関する。
工作機械では、必要な領域を囲んだり、保護するためにいろいろなカバーが用いられている。このうち、本体カバーは、機械本体に取り付けて、切屑や切削剤が飛散するのを防止したり、塵埃の進入を防止することを目的としているカバーである。
従来、工作機械の本体カバーには、鋼板を材料とするカバー部材が用いられており、切削剤等を周囲に飛び散らさないようにすればよいため、機械本体を取り囲むように鋼板製のカバー部材をボルトなどで直接ベースに取り付けた構造になっている。この種の本体カバーの構造は、工作機械の種類、大型機、小型機であるかを問わずほぼ共通したものになっている。
ところで、工作機械が設置される加工現場では、各種動力装置や搬送装置などが設置されている。これらの装置は、振動発生源となり得るもので、これらの振動発生源で発生した振動は床または空気中を伝播して工作機械に伝わり、加工精度に大きな影響を与える。このため、精密な加工を行う工作機械では、外部振動の加工精度への影響を抑制する対策が必要不可欠となる。
従来、外部振動の影響を少なくするために工作機械に適用されてきた従来技術としては、例えば、ベースと機械本体との間に振動の伝わりを防ぐ防振機構を設けるものがある(特許文献1参照)。
特開平11−70428号公報
精密加工機のように超精密加工を目的とする加工機では、外部振動の影響が加工精度の低下に即直結してしまう。例えば、鋼板でできている本体カバーの場合、構造自体が膜振動が生じ易い構造をもっている。そして膜振動が外部振動と共振する現象が起こると、精密加工機では加工精度を大きく低下させる原因となる。
精密加工機の本体カバーは、取り外しできるようになっているのが普通で、膜振動が問題となる加工では本体カバーを取り外して加工を行えるようにしている。しかし、本体カバーの着脱のための部品が不可欠となるとともに、取り外した本体カバーを置いておくスペースを設置スペースにあらかじめ確保しておかなければならない。
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、本体カバーに膜振動が発生し難い構造を採用し、本体カバーを機械本体に取り付けた状態でも、外部振動の影響を受けることなく高精度の加工をできるようにした精密加工機の本体カバーを提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、精密加工機の機械本体を取り囲むように該機械本体の基台に直接固定される本体カバーであって、前記本体カバーは、多数の穴が散在する金属製板材からなる外側カバー部材と、軟質塩化ビニル系樹脂製板材からなる内側カバー部材と、前記外側カバー部材と内側カバー部材を重ねて保持し前記基台に固定される枠体とからなることを特徴とするものである。
本発明によれば、機械本体に直接固定した本体カバーを膜振動が発生し難くい構造とすることができるので、外部振動による本体カバーの共振が抑制され、本体カバーを機械本体から取り外すことなく、加工精度への悪影響の原因を除去できる。
以下、本発明による精密加工機の本体カバーの一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る本体カバーが適用される精密加工機の正面を示す図で、図2は同精密加工機の側面を示す図である。この精密加工機は、レンズ部品などを研削、旋削する超精密加工を行うための加工機である。図3は、本体カバーをはじめとするカバー類が取り付けられていない裸の機械本体を示す正面図である。
図1乃至図3において、参照番号10は、精密加工機の基台であるベッドを示す。このベッド10の上面には、水平案内面として直交する2方向に超精密高剛性のころがり案内が設けられており、第1テーブル11、第2テーブル12がそれぞれころがり案内に沿って移動可能に設置されている。第1テーブル11に搭載されているのがコラム13で、このコラム13の側面には垂直案内面が設けられている。研削主軸14は、空気静圧スピンドルからなり、垂直案内面に沿って昇降可能に設置されている。第2テーブル12には、同じく空気静圧スピンドルからなるワーク主軸15が搭載されており、このワーク主軸15はモータ16により駆動される。
この精密加工機では、研削主軸14を前後に送るために第1テーブルを移動させる軸がX軸、研削主軸14を上下に送る軸がY軸、ワーク主軸15を左右に送るために第2テーブル12を移動する軸がZ軸である。ワーク主軸15の回転軸がC軸である。参照番号17はX軸サーボモータ、18はY軸サーボモータ、19はZ軸サーボモータである。
以上のような精密加工機には、図1、図2に示されるように、ベッド10の四方は本体カバー20で覆われ、実際の加工が行われる加工エリアは囲い板21で取り囲まれるようになっている。
本体カバー20は、多数穴の開いた板状構造を有するパネル22を構成単位として4枚
のパネル22からなるカバーである。このパネル22は、金属製の四方枠ある枠体24
を用いて、多数の穴が開口しているカバー部材を保持した構造をもっており、枠体24は
ベッド10にボルト等を用いて直接固定されている。
図4に示すように、この実施形態において、カバー部材としては、外側カバー部材25
と内側カバー部材26とを2枚重ねにした構造となっており、このうち、外側カバー部材
25は、多数の穴が散在する金属製板材からなり、好ましくは、多数の穴が打ち抜かれて
いる打抜鋼板が用いられている。内側カバー部材26には、軟質樹脂の樹脂板からなり
、好ましくは、軟質塩化ビニル系樹脂を材質とする樹脂版が用いられている。
なお、図1に示すように、囲い板21は、穴のない通常の金属製板材が用いられており
、必要なところには、ワークを出し入れしたり、加工状況を外からみられるように窓付き
の扉27が取り付けられている。
次に、以上のように構成される本実施形態の作用並びに効果について説明する。
精密加工機では、1nmオーダーの精度での加工が行われるので、外部振動の影響を受け、本体カバー20に共振が生じたりすると、即、加工精度が低下してしまう。これに対して、本体カバー20は、多数の穴の開口している外側カバー部材25と軟質塩化ビニル系樹脂の樹脂板からなる内側カバー部材26とからなり、このうち外側カバー部材25は多数の穴が散在していることで平面連続性がなく膜振動が生じ難い構造をもっており、内側カバー部材26の方は、柔軟な材質のために膜振動が生じ難くなっている。これにより、本体カバー20には、膜振動が外部振動と共振する現象が発生し難く、外部振動の影響を受けて加工精度を低下させる原因とならない。
さらに、外側カバー部材25と内側カバー部材26を併用することより、外側カバー部材25の穴から塵埃等の異物が進入しようとしても内側カバー部材26により遮断することができる。さらに、内側カバー部材26に軟質塩化ビニル系の樹脂板を用いた場合には外観が悪くなるが、外側のカバー部材26に打抜き鋼板を用いれば、見栄えがするようになる。このように、外側カバー部材25と内側カバー部材26は、短所とするところを互いに補完し合う関係にあり、外観も良好で異物の進入を防止した上で、共振抑制効果を発揮するカバーを構成できる。
以上のようにして、本実施形態による本体カバー20は、機械本体に直接取り付けた状態のまま問題なく加工を続けられるので、従来のカバーのように加工時に適宜に取り外す必要がなくなるので、カバーの着脱のための部品が不要とり、また、機械の周辺に取り外したカバーを置いておくスペースを確保しておくことも不要となり、機械の設置面積を可及的に小さくすることができる。
本発明の一実施形態による本体カバーが取り付けられた精密加工機の正面図。 同精密加工機の側面図。 本体カバーの取り付けられていない状態での精密加工機の正面図。 本体カバーを構成するパネルの要部を示す斜視図。
符号の説明
10 ベッド(基台)
11 第1テーブル
12 第2テーブル
13 コラム
14 研削主軸
15 ワーク主軸
20 本体カバー
21 囲い板
22 パネル
24 枠体
25 外側カバー部材
26 内側カバー部材

Claims (2)

  1. 精密加工機の機械本体を取り囲むように該機械本体の基台に直接固定される本体カバーであって、前記本体カバーは、多数の穴が散在する金属製板材からなる外側カバー部材と、軟質塩化ビニル系樹脂製板材からなる内側カバー部材と、前記外側カバー部材と内側カバー部材を重ねて保持し前記基台に固定される枠体とからなることを特徴とする精密加工機の本体カバー。
  2. 前記金属製板材は、打抜き鋼板からなることを特徴とする請求項1に記載の精密加工機の本体カバー。
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