JP2009119573A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主軸モータの回転による主軸ヘッドの振動や騒音を低減しワークの加工精度を向上させること、高精度で加工できる主軸モータの回転使用領域を広くすること。
【解決手段】 工作機械は、主軸モータ8のモータフランジ9と主軸ヘッド5のフランジ部7との間に挟着された弾性部材11と、弾性部材11を介してモータフランジ9をフランジ部7に締結する4本のボルト部材12とを備え、モータフランジ9のボルト穴9aはボルト部材12の外径よりも大径に形成され、弾性部材11のボルト穴11aにボルト部材12を外遊嵌するカラー13が内嵌装着され、モータフランジ9の下端と主軸ヘッド5との間にカラー13を挟持するようにボルト部材12を締結することにより、弾性部材11を圧縮状態に保持した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工具を装着可能な主軸を有した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの上部に固定され前記主軸を回転させる主軸モータと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持するコラムとを備えた工作機械において、特に主軸モータの回転により発生する主軸ヘッドの振動や騒音を低減するように構成したものに関する。
従来、工作機械は、基台に立設されたコラムと、コラムに対して昇降可能な主軸台(本願の主軸ヘッド)と、この主軸台の上部に装備された主軸モータとを有している。
このような工作機械では、加工プログラムに基づいて、工具が装着された主軸を主軸モータにより回転駆動しながら、X軸モータとY軸モータによりテーブルをXY方向に移動させると共にZ軸モータにより主軸台を上下に移動させることで、ワークにタップ加工や孔開け、座ぐり加工等多種の加工を施している。
通常、主軸モータの主軸台に対する固定は、複数のボルト部材の締結により行われている。例えば、特許文献1に記載のマシニングセンタにおいては、複数のボルト部材によって、主軸モータのモータフランジが主軸台の側壁に固定された工具交換装置の上端に締結されている。
特開平11−277357号公報
特許文献1のマシニングセンタにおいては、ワークを加工する際、主軸モータの回転により発生する振動が主軸台に伝達され、主軸台が主にX方向に振動する。
さらに、主軸モータの回転により主軸台の固有振動数と等しい振動数の振動が主軸台に伝達されたとき、主軸台が共振し振動や騒音が大きくなる。
主軸モータの回転数を、主軸台の共振振動数に対応する回転数にして加工を行うと、主軸台が共振し大きな振動が発生して加工精度が低下するうえ、機械の損傷につながる虞がある。このため、共振振動数に対応する回転数では加工を行わないようにする必要がある。加工時に通常使用される主軸モータの回転使用領域(80〜160Hz)に主軸台の共振点がある場合、実際に高精度で加工できる回転使用領域が狭くなり、使用上の制約が大きくなる。
本発明の目的は、工作機械において、主軸モータの回転による主軸ヘッドの振動や騒音を低減しワークの加工精度を向上させること、高精度で加工できる主軸モータの回転使用領域を広くすること、等である。
請求項1の工作機械は、工具を装着可能な主軸を有した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの上部に固定され前記主軸を回転させる主軸モータと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持するコラムとを備えた工作機械において、前記主軸モータのモータフランジと前記主軸ヘッドとの間に挟着された弾性部材と、前記弾性部材を介して前記モータフランジを前記主軸ヘッドに締結する複数のボルト部材とを備えたことを特徴とする。
この工作機械では、主軸モータのモータフランジと主軸ヘッドの間に弾性部材が挟着され、この弾性部材を介して複数のボルト部材によりモータフランジが主軸ヘッドに締結されている。この工作機械においてワークを加工する際、主軸モータの回転により振動が発生するが、このときの振動エネルギーが弾性部材により吸収され、主軸ヘッドへ伝達される振動エネルギーが低減する。これにより、主軸ヘッドの共振を抑制することができるので、主軸ヘッドの振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。
請求項2の工作機械は、請求項1の発明において、前記モータフランジのボルト穴径は、前記ボルト部材の外径よりも大径に形成され、前記弾性部材のボルト穴に前記ボルト部材を外遊嵌するカラーが内嵌装着され、前記モータフランジの下端と前記主軸ヘッドとの間に前記カラーを挟持するように前記ボルト部材を締結することにより、前記弾性部材を圧縮状態に保持したことを特徴とする。
請求項3の工作機械は、請求項1又は2の発明において、前記弾性部材は、合成樹脂材料又はゴム材料でもって構成されたことを特徴とする。
請求項4の工作機械は、工具を装着可能な主軸を有した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの上部に固定され前記主軸を回転させる主軸モータと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持するコラムとを備えた工作機械において、前記主軸モータのモータフランジを前記主軸ヘッドに締結する複数のボルト部材と、前記モータフランジの複数のボルト穴に夫々装着され且つボルト部材の外径よりも大きな内径を有する複数のカラーとを備え、前記ボルト部材を前記カラーに挿通させて前記主軸ヘッドに締結した状態において、前記ボルト部材の頭部はカラーに当接し且つ前記頭部と前記モータフランジの間に隙間を有するように構成したことを特徴とする。
この工作機械では、モータフランジの複数のボルト穴に、ボルト部材の外径よりも大きな内径を有する複数のカラーが夫々装着され、複数のボルト部材をカラーに夫々挿通させて主軸ヘッドに締結したとき、ボルト部材の頭部がカラーに当接し且つ頭部とモータフランジの間に隙間が形成される。即ち、主軸モータの主軸ヘッドに対する、ボルト部材の軸方向及び軸方向と直交する方向への移動の自由度を確保するものである。
この工作機械においてワークを加工する際、主軸モータの回転により振動が発生するが、主軸ヘッドに対して主軸モータのボルト部材の軸方向及び軸方向と直交する方向への移動を許すことで振動エネルギーを吸収することができるため、主軸ヘッドへ伝達される振動エネルギーが低減する。これにより、主軸ヘッドの共振を抑制することができるので、主軸ヘッドの振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。
請求項1の発明によれば、主軸モータのモータフランジと主軸ヘッドの間に挟着された弾性部材と、弾性部材を介してモータフランジを主軸ヘッドに締結する複数のボルト部材とを備えたので、主軸モータの回転により発生する振動エネルギーを弾性部材によって吸収し、主軸ヘッドへ伝達される振動エネルギーを低減させることができる。
これにより、主軸ヘッドの共振を抑制することができるので、主軸ヘッドの振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。
さらに、主軸ヘッドの共振を抑制することで機械の損傷を防止することができ、主軸モータの回転使用領域を広くすることができるので、使用上の制約が小さくなる。
請求項2の発明によれば、モータフランジのボルト穴径はボルト部材の外径よりも大径に形成され、弾性部材のボルト穴にボルト部材を外遊嵌するカラーが内嵌装着され、モータフランジの下端と主軸ヘッドとの間にカラーを挟持するようにボルト部材を締結することにより、弾性部材を圧縮状態に保持したので、弾性部材を適度の圧縮状態に保持することができ、弾性部材により加工精度が低下するのを抑制することができ、弾性部材による所期の振動エネルギー吸収性能を発揮することができる。
また、弾性部材を適度の圧縮状態に保持することで、主軸ヘッドの共振点を低振動数側へ移動させることができるので、主軸モータの回転使用領域に共振点が現れなくなり、高精度で加工できる主軸モータの回転使用領域が広くなる。
請求項3の発明によれば、弾性部材は、合成樹脂材料又はゴム材料でもって構成されたので、製作コストを安価にできる。
請求項4の発明によれば、複数のボルト部材と複数のカラーとを備え、ボルト部材をカラーに挿通させて主軸ヘッドに締結した状態において、ボルト部材の頭部はカラーに当接し且つ頭部とモータフランジの間に隙間を有するように構成したので、主軸モータの主軸ヘッドに対する、ボルト部材の軸方向及び軸方向と直交する方向への移動の自由度を確保することができる。そのため、主軸ヘッドに対して主軸モータのボルト部材の軸方向及び軸方向と直交する方向への移動を許すことで振動エネルギーを吸収することができる。
これにより、主軸ヘッドへ伝達される振動エネルギーを低減させることができ、主軸ヘッドの共振を抑制することができるので、主軸ヘッドの振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。さらに、主軸ヘッドの共振を抑制することで機械の損傷を防止することができ、主軸モータの回転使用領域を広くとることができるので、使用上の制約が小さくなる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、工作機械1は、基台(図示略)に立設されたコラム2と、コラム2において上下方向に移動可能に支持された主軸ヘッド5と、工具が装着される主軸を回転駆動する主軸モータ8と、主軸モータ8の回転により発生する振動を抑制する制振装置10等を備えている。
基台の内部には、基台に設けたテーブル(図示省略)をX方向に移動させるX軸モータ(図示省略)と、テーブルをY方向に移動させるY軸モータ(図示省略)が設けられている。
コラム2の上部には、主軸ヘッド5を上下方向に移動可能に支持する送りネジ軸3と1対のガイドレール4が夫々鉛直に配設され、コラム2の上端部には、主軸ヘッド5を上下方向に移動させるZ軸モータ14が設けられている。Z軸モータ14により送りネジ軸3が回転駆動され、主軸ヘッド5が1対のガイドレール4を介して上下方向に移動可能になっている。
図1〜図3に示すように、主軸ヘッド5は、コラム2より水平方向に延び、その上部に主軸モータ8を備えている。主軸ヘッド5の内部には、下端部に工具が装着される主軸が回転自在に垂直に配設されている。主軸ヘッド5の先端部の上端部には、主軸モータ8が固定されるフランジ部7が形成され、フランジ部7の4つの角部には、4つのボルト穴7aが夫々形成されている。主軸モータ8の下端部には、主軸ヘッド5に固定されるモータフランジ9が形成され、モータフランジ9の4つの角部には、後述のボルト部材12の外径よりも大径の4つのボルト穴9aが夫々形成されている。
次に、制振装置10について説明する。
図2〜図4に示すように、制振装置10は、主軸モータ8のモータフランジ9と主軸ヘッド5との間に挟着された合成樹脂製の弾性部材11と、弾性部材11を介してモータフランジ9を主軸ヘッド5に締結する4本のボルト部材12と、これらのボルト部材12を夫々外遊嵌する4つのカラー13とを有する。弾性部材11は、平面視にてほぼ矩形状で薄板状に形成され、弾性部材11の中央部には,主軸モータ8の駆動軸15が挿通される穴部11bが形成されている。弾性部材11の4つの角部には4つのボルト穴11aが夫々形成され、これらのボルト穴11aにカラー13が夫々内嵌装着されている。
図2、図3に示すように、主軸モータ8を主軸ヘッド5に固定する際、上方から4本のボルト部材12をモータフランジ9のボルト穴9aと、弾性部材11のボルト穴11aに装着されたカラー13の穴部13aと、フランジ部7のボルト穴7aに夫々挿通する。
図4に示すように、この状態で、ボルト部材12の頭部12aがモータフランジ9に当接するまでボルト部材12を締結すると、モータフランジ9の下端とフランジ部7との間でカラー13が挟持されて、弾性部材11が適度の圧縮状態に保持されている。
図4に示すように、主軸モータ8を主軸ヘッド5に締結した状態で、ボルト部材12の軸部12bとモータフランジ9のボルト穴9a及びボルト部材12の軸部12bとカラー13のボルト穴13aとの間に微小隙間を有しており、主軸モータ8の主軸ヘッド5に対する、ボルト部材12の水平方向(軸方向と直交する方向)に移動の自由度を確保している。
次に、工作機械1の作用、効果について説明する。
この工作機械1では、主軸モータ8のモータフランジ9と主軸ヘッド5のフランジ部7の間に弾性部材11が挟着され、この弾性部材11を介して4本のボルト部材12によりモータフランジ9がフランジ部7に締結されている。この工作機械1においてワークを加工する際、主軸モータ8の回転により振動が発生するが、このときの振動エネルギーが弾性部材11により吸収されるため、主軸ヘッド5へ伝達される振動エネルギーが低減する。その結果、実施例2の図8に示すように、実際の加工で使用される主軸モータ8の回転使用領域(80〜160Hz)において、主軸ヘッド5の共振を抑制することができるので、主軸ヘッド5の振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。
このように、主軸モータ8のモータフランジ9と主軸ヘッド5の間に挟着された弾性部材11と、弾性部材11を介してモータフランジ9を主軸ヘッド5に締結する4本のボルト部材12とを備えたので、主軸モータ8の回転により発生する振動エネルギーを弾性部材11によって吸収し、主軸ヘッド5へ伝達される振動エネルギーを低減させることができる。
これにより、主軸ヘッド5の共振を抑制することができるので、主軸ヘッド5の振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。さらに、主軸ヘッド5の共振を抑制することで機械の損傷を防止することができ、主軸モータ8の回転使用領域を広くとることができるので、使用上の制約が小さくなる。
本発明の工作機械1は、モータフランジ9のボルト穴9aの穴径をボルト部材12の外径よりも大径に形成し、弾性部材11のボルト穴11aにボルト部材12を外遊嵌するカラー13を内嵌装着し、モータフランジ9の下端と主軸ヘッド5との間にカラー13を挟持するようにボルト部材12を締結して、弾性部材11を圧縮状態に保持した。これにより、本発明の工作機械1は、適度の圧縮状態に保持された弾性部材11により振動エネルギーを吸収することができる。
また、弾性部材11を適度の圧縮状態に保持することで、主軸ヘッド5の共振点を低振動数側へ移動させることができるので、主軸モータ8の回転使用領域に共振点が現れなくなり、高精度で加工できる主軸モータ8の回転使用領域が広くなる。しかも、弾性部材11は、合成樹脂材料でもって構成されたので、製作コストを安価にできる。
次に、本発明の実施例2について、図5〜図8に基づいて説明する。但し、前記実施例と同一の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。
実施例2の工作機械1においては、弾性部材11を省略し制振装置10の構成を変更したものである。
図5〜図7に示すように、制振装置10は、主軸モータ8のモータフランジ9を主軸ヘッド5に締結する4本のボルト部材12と、モータフランジ9の4つのボルト穴9aに夫々装着された4つのカラー16とを有する。モータフランジ9の4つのボルト穴9aには、ボルト部材12の外径よりも大きな内径を有する4つのカラー16が夫々内嵌装着されている。
主軸モータ8を主軸ヘッド5に固定する際、上方から4本のボルト部材12をモータフランジ9のボルト穴9aに装着されたカラー16と、フランジ部7のボルト穴7aに夫々挿通する。図6、図7に示すように、この状態で、ボルト部材12の頭部12aがカラー16に当接するまでボルト部材12を締結すると、頭部12aとモータフランジ9の間に微小隙間が形成される。加えて、ボルト部材12の軸部12bとカラー16のボルト穴16aとの間に微小隙間が形成されており、主軸モータ8の主軸ヘッド5に対する、ボルト部材12の鉛直方向(軸方向)及び水平方向(軸方向と直交する方向)に移動の自由度を確保している。これにより、ワークを加工する際、主軸モータ8の回転により振動が発生するが、主軸ヘッド5に対して主軸モータ8が鉛直方向及び水平方向に微小距離だけ移動を許すことで、振動エネルギーを吸収することが可能となる。
次に、主軸ヘッド5の振動による振幅の測定結果について説明する。
図8は、実施例2と従来例における主軸ヘッドの振動による振幅の測定結果を示す線図であり、横軸が主軸モータ8の周波数(回転数)、縦軸が主軸ヘッド5の振幅である。
図8の実線に示すように、主軸モータ8の回転使用領域(80〜160Hz)において、従来例では、主軸モータ8の周波数が約80Hzと約140Hzのとき(これらが主軸ヘッド5の共振点である)、主軸ヘッド5が共振し大きく振幅したが、図8の破線に示すように、実施例2では、前記共振点で主軸ヘッド5の振幅が夫々約1/2に低減した。
このように、4本のボルト部材12と4つのカラー16とを備え、ボルト部材12をカラー16に挿通させて主軸ヘッド5に締結した状態において、ボルト部材12の頭部12aはカラー16に当接し且つ頭部12aとモータフランジ9の間に微小隙間を有するように構成したので、主軸モータ8の主軸ヘッド5に対する、ボルト部材12の鉛直方向及び水平方向への移動の自由度を確保することができる。そのため、主軸ヘッド5に対して主軸モータ8のボルト部材12の軸方向及び軸方向と直交する方向への移動を許すことで、振動エネルギーを吸収することができる。
これにより、主軸ヘッド5へ伝達される振動エネルギーを低減させることができ、図8に示すように、主軸ヘッド5の共振を抑制することができるので、主軸ヘッド5の振動や騒音が低減しワークの加工精度を向上させることができる。さらに、主軸ヘッド5の共振を抑制することで機械の損傷を防止することができ、主軸モータ8の回転使用領域を広くとることができるので、使用上の制約が小さくなる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]実施例1において、弾性部材11は弾性力を有する材料であればよく、例えばゴム材料などで構成してもよい。また、種々の厚さの弾性部材11を適用可能である。
2]実施例1において、カラー13を省略することも可能である。
3]実施例1において、ボルト部材12とカラー13の個数は、フランジ部7とモータフランジ9と弾性部材11に形成されたボルト穴7a,9a,11aの個数に応じて夫々変更可能である。実施例2においても同様に、ボルト部材12とカラー16の個数は、フランジ部7とモータフランジ9に形成されたボルト穴7a,9aの個数に応じて夫々変更可能である。
本発明の実施例1に係る工作機械の主要部分の斜視図である。 制振装置(未締結状態)の斜視図である。 制振装置(未締結状態)の縦断面図である。 制振装置(締結状態)の要部の拡大縦断面図である。 実施例2の図2相当図である。 制振装置(締結状態)の縦断面図である。 制振装置(締結状態)の要部の拡大縦断面図である。 実施例2と従来例における主軸ヘッドの振動による振幅の測定結果を示す線図である。
符号の説明
1 工作機械
2 コラム
5 主軸ヘッド
8 主軸モータ
11 弾性部材
12 ボルト部材
13,16 カラー

Claims (4)

  1. 工具を装着可能な主軸を有した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの上部に固定され前記主軸を回転させる主軸モータと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持するコラムとを備えた工作機械において、
    前記主軸モータのモータフランジと前記主軸ヘッドとの間に挟着された弾性部材と、
    前記弾性部材を介して前記モータフランジを前記主軸ヘッドに締結する複数のボルト部材と、
    を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記モータフランジのボルト穴径は、前記ボルト部材の外径よりも大径に形成され、
    前記弾性部材のボルト穴に前記ボルト部材を外遊嵌するカラーが内嵌装着され、
    前記モータフランジの下端と前記主軸ヘッドとの間に前記カラーを挟持するように前記ボルト部材を締結することにより、前記弾性部材を圧縮状態に保持したことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記弾性部材は、合成樹脂材料又はゴム材料でもって構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 工具を装着可能な主軸を有した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの上部に固定され前記主軸を回転させる主軸モータと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持するコラムとを備えた工作機械において、
    前記主軸モータのモータフランジを前記主軸ヘッドに締結する複数のボルト部材と、
    前記モータフランジの複数のボルト穴に夫々装着され且つボルト部材の外径よりも大きな内径を有する複数のカラーとを備え、
    前記ボルト部材を前記カラーに挿通させて前記主軸ヘッドに締結した状態において、前記ボルト部材の頭部はカラーに当接し且つ前記頭部と前記モータフランジの間に隙間を有するように構成したことを特徴とする工作機械。
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