JP2899264B2 - 摺動部の保護装置 - Google Patents

摺動部の保護装置

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JP2899264B2 JP9305546A JP30554697A JP2899264B2 JP 2899264 B2 JP2899264 B2 JP 2899264B2 JP 9305546 A JP9305546 A JP 9305546A JP 30554697 A JP30554697 A JP 30554697A JP 2899264 B2 JP2899264 B2 JP 2899264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械などのよう
に相互に摺動関係にある2つの部材の摺動部を保護する
摺動部の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークつまり被加工物の不要な部分を切
断や研削その他の方法によって除去してワークを所要の
寸法に加工するための工作機械には、旋盤、ボール盤、
中ぐり盤、研削盤、マニニングセンタなど種々のものが
ある。
【0003】これらの工作機械は、ベースとこれに形成
された摺動部に沿って移動するテーブルなどのように、
相互に摺動つまりスライドし得る関係となる部材を有し
ている。摺動部は2つの移動部材が面で直接接触して滑
り合う構造のものと、直動型ベアリングなどを介して接
触し得る構造のものがあり、摺動部にゴミ、切り粉、研
削異物、切削液、研削液などの異物が入り込むと、工作
機械の円滑な作動を確保することができなくなる。
【0004】そこで、ベースの摺動部に接触するように
テーブルにワイパー、シール材などを取り付けて摺動部
を保護するようにしたり、ベースとテーブルとの間に摺
動部を覆うようにカバーを取り付けて摺動部を保護する
ようにしている。
【0005】このカバーとしては、多段式あるいは蛇腹
式のものがあるが、多段式のテレスコカバーにあって
は、カバーを構成する部材相互の摺動隙間から切り粉な
どの異物が入り込むのを防止するために、フェルト、ゴ
ム、あるいは金属などからなるワイパーが通常では用い
られている。金属製のワイパーとしては、たとえば、特
開平8-61509 号公報に記載されるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このワイパーはその先
端が摺動部に常に接触しており、摺動部に付着した切り
粉などの異物に絶えずさらされているので、摩耗するこ
とになる。このため、ワイパーは消耗品として扱われて
おり、使用頻度に応じて頻繁に交換することが余儀なく
されている。
【0007】工作機械などが設置されている工場内でワ
イパーを交換することは、治工具などの道具を使用して
専門技術を有する者が行わなければならず、その作業は
容易ではない。また、ワイパーはボルトなどによって固
定されており、工作機械の稼働中における振動によって
ボルトが抜けることがあり、取付品質を維持することが
大変難しい。さらに、工作機械を専門工場に搬送して、
ワイパーの交換作業を行っていたのでは、運送費、管理
費および組立工数から見て、コストが合わず、結局は新
品を購入することになることが多い。
【0008】本発明の目的は、金属性のワイパーを容易
に交換し得るようにした摺動部の保護装置を提供するこ
とにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の摺動部の保護装置は、
相互に相対移動関係にある第1移動部材および第2移動
部材のうち前記第2移動部材に形成された摺動部を保護
する摺動部の保護装置であって、前記第1移動部材の第
1支持部材とにより前記相対移動方向に開口側から所定
の幅を有するワイパー支持用スリットを形成する第2支
持部材とを有し、前記第1支持部材と前記第2支持部材
の前記開口部が相互に開閉するように、前記第1支持部
材と前記第2支持部材とを前記開口部から所定の距離離
れた位置で固定し、前記第1支持部材と前記第2支持部
材との一方に他方に向けて突出する突起部を設け、他方
に前記突起部が入り込む収容部を設け、前記ワイパー支
持スリット内に入り込む取付部と前記摺動面に接触する
シール部とを有し金属製薄板からなるワイパーを、前記
突起部と前記収容部とにより係合させた状態で前記ワイ
パー支持用スリットに取り付け、前記第1支持部材と前
記第2支持部材とを相互に開閉させることにより、前記
ワイパーを前記ワイパー支持用スリット内に着脱自在に
装着するようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明にあっては、摺動面に摺動接触する
ワイパーが2つの支持部材の間に形成されたスリット内
に着脱自在となっており、ワイパーはそれぞれの支持部
材に設けられた突起部と収容部とにより係合されること
になり、ワイパーは所定の位置に確実に固定することが
できる。また、両方の支持部材を広げることにより、容
易にワイパーを支持部材から取り外すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の摺動部の保護装置が適用さ
れた工作機械としてのマシニングセンターを示す正面図
であり、ベース11にはこれの水平面に沿ってテーブル
12が水平方向(X軸方向)に往復動自在に設けられて
いる。テーブル12に隣接させてコラム13が取り付け
られており、このコラム13にはこれの垂直面に沿って
主軸台14が上下方向(Y軸方向)に往復動自在に設け
られており、主軸台14にはワークを加工するための工
具が装着される主軸15が設けられている。このベース
11に設けられた摺動部を保護するために、その摺動部
には多段式のテレスコカバー16が設けられ、コラム1
3に設けられた摺動部を保護するために、その摺動部に
も多段式のテレスコカバー17が設けられている。
【0015】図2は図1に示したテレスコカバー16を
拡大して示す断面図であり、図3はテレスコカバー16
の一部を拡大して示す斜視図であり、図4は図3におけ
る4−4線に沿う断面図である。
【0016】このテレスコカバー16は、テーブル12
を水平方向に摺動自在に案内する摺動部18を覆って、
この摺動部18にゴミや切り粉などの異物が入り込まな
いように設けられている。図1に示すように、テレスコ
カバー16は、順次サイズが相違する複数のカバー部材
19により構成され、小型サイズのカバー部材が大型サ
イズのカバー部材の中に入り込んで摺動するようになっ
ている。
【0017】それぞれのカバー部材19は、摺動部18
の主面を覆う部分と左右の側面を覆う部分とを有する断
面コの字形状となっており、図2に示すように、符号1
9aで示す最も大型サイズのカバー部材が、そのフラン
ジ部でテーブル12に対してボルト20により取り付け
られ、符号19nで示す最も小型サイズのカバー部材が
摺動部18の端面に取り付けられている。
【0018】これらのカバー部材19a,19nの間に
は、複数のカバー部材19b・・・が取り付けられてお
り、テーブル12側から摺動部18の端部側に向かうに
従って、順次、カバー部材のサイズが小さくなり、小型
サイズのカバー部材がそれに隣り合うそれよりも大型サ
イズのカバー部材の中に入り込み、全体的に多段式のテ
レスコカバー16となっている。
【0019】図5は図2〜図4に示された相互に隣接す
る2つのカバー部材19a,19bの部分を拡大して示
す断面図である。一方のカバー部材19aと他方のカバ
ー部材19bは、相互に相対移動関係にあり、カバー部
材19aが第1移動部材となり、カバー部材19bが第
2移動部材となっている。第2移動部材としてのカバー
部材19bの外表面を摺動面Sとして、この中にカバー
部材19aの先端側から切り粉などの異物が入り込むこ
とが防止される。
【0020】カバー部材19aの先端側部分は、第1支
持部材21を構成しており、この内面には第2支持部材
22が固定されるようになっている。第1支持部材21
と第2支持部材22との間に形成されるワイパー支持用
スリット23には、金属性の薄板からなるワイパー24
が取り付けられるようになっている。
【0021】ワイパー24は、図4に示すように、カバ
ー部材19bの主面を保護するワイパー24aと、左右
の側面を保護する2つのワイパー24bとにより構成さ
れており、ワイパー24aはそれぞれのカバー部材19
a,19bの相対移動方向に対して直角方向をなすとと
もに水平の方向に所定の長さL1 を有し、ワイパー24
bは同様に直角方向をなすとともに垂直の方向に所定の
長さL2 を有している。それぞれのワイパー24a,2
4bは、図5に示されるように、相対摺動方向に所定の
幅寸法Wを有している。
【0022】したがって、スリット23は、ワイパー2
4に対応してカバー部材19bの摺動面Sに沿うととも
に両者の相対移動方向に対して直角方向に延びる長さを
有し、開口部25側から所定の幅寸法Dを有している。
【0023】ワイパー24は、図示する場合には、たと
えば、0.05〜0.2mm程度の厚みを有する鋼性の薄板
により形成されており、2つの支持部材21,22の間
に形成されるスリット23はワイパー24の厚みに対応
した隙間寸法となっている。
【0024】第1支持部材21と第2支持部材22は、
スリット23の開口部25からの幅寸法Dよりも離れた
位置にスポット溶接することにより相互に固定されてい
る。このように、両方の支持部材21,22は所定の間
隔毎にスポット溶接することによって相互に固定される
ことになるが、スポット溶接する際にスリット23が形
成されるように、ワイパー24あるいはワイパー24の
厚みに対応した厚みの薄板状の治具をスリット23の部
分に介在させ、その状態でスポット溶接することによ
り、所定の厚み寸法のスリット23が両方の支持部材2
1,22の間に形成されることになる。ただし、スリッ
ト23と同様の厚みのスペーサを両方の支持部材21,
22のスポット溶接部の間に介在させた状態でスポット
溶接するようにしても良い。図4にあっては、スポット
溶接された部分が符号26により示されている。
【0025】第2支持部材22に対して外側となった第
1支持部材21には、第2支持部材22に向けて突出し
たほぼ半球形状の突起部27が複数個所定の間隔毎に設
けられており、図示する場合には、それぞれの突起部2
7はプレスを用いてエンボス加工することにより形成さ
れている。一方、第2支持部材22にはそれぞれの突起
部27に対応させて、それぞれの突起部27が入り込む
収容部28が形成されている。図示する場合には、第2
支持部材22に貫通孔を形成することにより、貫通孔に
よりそれぞれの収容部28が形成されているが、貫通孔
に代えて、凹部を第2支持部材22に形成してそれを収
容部28とするようにしても良い。
【0026】ワイパー24は、それぞれの支持部材2
1,22の間に形成されたスリット23内に入り込む取
付部29と、摺動面に接触するシール部30とを有して
おり、シール部30は取付部29に対して折り曲げ加工
されており、ワイパー24は全体的に断面がくの字形状
となっている。
【0027】取付部29の幅寸法はスリット23の幅寸
法Dとほぼ同一あるいはそれよりも小さい寸法に設定さ
れており、ワイパー24をその取付部29でスリット2
3内に挿入して両方の支持部材21,22内に挟み込む
と、突起部27がワイパー24を介して収容部28内に
入り込み、ワイパー24の一部は弾性変形して収容部2
8に係合する係合部31が形成される。ただし、取付部
29に予め突起部27に対応した係合部31を形成して
おくようにしても良く、ワイパー24に貫通孔を形成す
ることにより、それを係合部とするようにしても良い。
【0028】第1支持部材21と第2支持部材22はそ
れぞれ鋼などのように弾性変形する部材により形成され
ており、第2支持部材22の幅方向の内側部が溶接部2
6により第1支持部材21に固定されているので、外側
部である開口部25の部分で第1支持部材21と第2支
持部材は相互に開閉自在となっている。ただし、第1支
持部材21と第2支持部材22の固定は、スポット溶接
によらず、他の溶接手段でもリベットやねじ部材を用い
るようにしても良い。
【0029】なお、図5に示すように、内側のカバー部
材19bの内方側にはストッパ32が設けられており、
カバー部材19bがカバー部材19aに対して相対移動
したときにカバー部材19aから抜け出されないよう
に、ストッパ32は支持部材22に当接するようになっ
ている。このように、支持部材22はストッパ32と当
接して抜け出しを防止する部材としても機能する。
【0030】図6はカバー部材19aにワイパー24を
装着する手順を示す図であり、第1支持部材21と第2
支持部材22の開口部25をドライバーなどの工具33
を用いて押し広げた状態のもとでワイパー24を挿入す
る。ワイパー24の取付部29の一部がスリット23内
に入った後に、ワイパー24をスリット23内に所定の
位置まで押し込むと、両方の支持部材21,22がワイ
パー24を介して密着することになり、ワイパー24に
は突起部27が食い込んで係合部31が形成され、この
係合部31が収容部28に入り込んでこれらが係合つま
り引っ掛かることになる。
【0031】これにより、ワイパー24はカバー部材1
9aに対して所定の位置に位置決めされた状態で確実に
固定されることになり、工作機械が作動してそれぞれの
カバー部材19が振動してもワイパー24は緩んだり外
れることがなく、所定の位置に確実に固定される。ま
た、ワイパー24のシール部30の先端が摩耗した場合
には、確実なシールが図られなくなるので、新たなワイ
パー24に交換することになるが、それを交換する場合
には、ワイパー24を装着する場合と同様の手順によっ
て両方の支持部材21,22の開口部を押し広げるだけ
で、容易にワイパー24を取り外して新たなワイパー2
4を装着することができる。ワイパー24の固定力は、
第1支持部材21に形成する突起部27の数とその高さ
とにより変更することができる。
【0032】図5はカバー部材19aに取り付けられた
ワイパー24を示すが、他のカバー部材19b〜19n
にも同様にしてワイパー24が取り付けられている。
【0033】図7は他のタイプの摺動部の保護装置を示
す図であり、この場合には、第2支持部材22に第1支
持部材21に向けて突出する突起部27を形成し、第1
支持部材21に突起部27が入り込む収容部28を形成
するようにしている。また、図示する場合には、第2支
持部材22を第1支持部材21の内側に固定するように
しているが、外側に固定するようにしても良い。
【0034】図7に示す場合には、第1支持部材21の
開口部25側の側面21aと、第2支持部材22の同様
の側面22aとが水平方向にずれている。これにより、
工具33を用いてスリット23の幅を広げる作業を容易
に行うことができる。
【0035】図示する場合には、テレスコカバー16を
構成する各々のカバー部材相互の摺動面Sを保護するよ
うにしているが、図1に示すテレスコカバー17を構成
する各々のカバー部材相互の摺動面の保護のためにも同
様のワイパー24を用いることができることは言うまで
もない。
【0036】上述した場合には、ワイパー24をテレス
コカバー16,17を構成する各々のカバー部材相互間
を保護するために適用した場合を示すが、テレスコカバ
ーを用いることなく、工作機械のベースにコラムやテー
ブルが摺動する摺動面を保護するためにワイパー24を
使用するようにしても良い。
【0037】図8は、テレスコカバーを用いることな
く、工作機械のベースやベットなどの支持側部材41
と、これに対して往復動自在となったテーブルなどの移
動側部材42が摺動する摺動面Sを保護するために、移
動側部材42にワイパー24を取り付けるようにした場
合を示している。ワイパー24を取り付けることができ
るのは、一方の部材に形成された摺動部に沿って他方の
部材が摺動する場合に限られず、両方の部材がともに摺
動する場合にも使用することができる。つまり、少なく
とも一方が他方に対して摺動するように相互に相対的に
摺動関係がある場合に本発明の保護装置を使用すること
ができる。
【0038】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】たとえば、図示する場合は、工作機械を構
成し相互に相対移動関係にある部材の保護のために本発
明を適用した場合を示すが、工作機械に限られず、相対
移動関係にある部材相互の摺動面を保護するためであれ
ば、組立機械や他の製造機械など種々の機器に使用する
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0041】(1).摺動面に接触するワイパーは移動部材
に対して所定の位置に固定され、移動の際に発生する振
動によって緩むことがない。
【0042】(2).ワイパーを取り外す際には、ワイパー
支持スリットを広げるように両方の支持部材を押し広げ
るだけで、容易にワイパーの取り外しを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摺動部の保護装置が適用された工作機
械を示す正面図である。
【図2】図1に示されたテレスコカバーの一部を示す拡
大断面図である。
【図3】図1に示されたテレスコカバーの一部を示す拡
大斜視図である。
【図4】図3における4−4線に沿う断面図である。
【図5】図2における要部を示す拡大断面図である。
【図6】ワイパーの取付手順を示す断面図である。
【図7】他のタイプの摺動部の保護装置における図5と
同様の部分を示す拡大断面図である。
【図8】他のタイプの摺動部の保護装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 ベース 12 テーブル 13 コラム 14 主軸台 15 主軸 16,17 テレスコカバー 18 摺動部 19,19a〜19n カバー部材 21 第1支持部材 22 第2支持部材 23 スリット(ワイパー支持用スリット) 24 ワイパー 25 開口部 27 突起部 28 収容部 29 取付部 30 シール部 31 係合部 S 摺動面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 11/08 F16J 15/16 F16J 15/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に相対移動関係にある第1移動部材
    および第2移動部材のうち前記第2移動部材に形成され
    た摺動部を保護する摺動部の保護装置であって、 前記第1移動部材の第1支持部材とにより前記相対移動
    方向に開口側から所定の幅を有するワイパー支持用スリ
    ットを形成する第2支持部材とを有し、 前記第1支持部材と前記第2支持部材の前記開口部が相
    互に開閉するように、前記第1支持部材と前記第2支持
    部材とを前記開口部から所定の距離離れた位置で固定
    し、 前記第1支持部材と前記第2支持部材との一方に他方に
    向けて突出する突起部を設け、他方に前記突起部が入り
    込む収容部を設け、 前記ワイパー支持スリット内に入り込む取付部と前記摺
    動面に接触するシール部とを有し金属製薄板からなるワ
    イパーを、前記突起部と前記収容部とにより係合させた
    状態で前記ワイパー支持用スリットに取り付け、 前記第1支持部材と前記第2支持部材とを相互に開閉さ
    せることにより、前記ワイパーを前記ワイパー支持用ス
    リット内に着脱自在に装着するようにしたことを特徴と
    する摺動部の保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の摺動部の保護装置におい
    て、前記第1移動部材は工作機械のテーブルなどの移動
    側部材であり、前記第2移動部材は前記移動側部材が摺
    動する前記摺動面が形成されたベースなどの支持側部材
    であることを特徴とする摺動部の保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の摺動部の保護装置におい
    て、前記第1移動部材および第2移動部材はそれぞれ相
    対移動関係の2つの部材の間に装着された多段式のテレ
    スコカバーであり、相互に相対移動関係に隣接した一方
    のカバー部材と他方のカバー部材との間に前記ワイパー
    を取り付けるようにしたことを特徴とする摺動部の保護
    装置。
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JP5977043B2 (ja) * 2012-02-27 2016-08-24 東京精密発條株式会社 工作機械のテレスコピックカバーに取り付ける極薄金属板の差込型ブレードおよびこの差込型ブレードの取付方法
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