JP3206350U - ミニ変形レスプレス型スライドレール - Google Patents
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Abstract
【課題】板金プレス型のレールを用いた小型でコンパクトなスライドレールであり、変形がなく塵埃除去も確実に出来るミニ変形レスプレス型スライドレールを提供する。【解決手段】モータ1とこれと対抗する受け具2間にはリードスクリュー5に螺合して移動するか又はベルトにより移動する部材移動体4が板金プレス型のレールに沿って移動し、必要な部材を移動運送することが出来る。板金プレス型のレール3の下面には取り付け体に固定するためのねじとその回りに横U字型スリットが設けられ、全体の変形を防止する。また、カバーと支持台8の面取り部により塵埃の浸入防止と除去が出来る。【選択図】図1
Description
本考案は、小型でコンパクトに板金プレス材を用いて形成されカバーとにより塵埃除去も出来、剛体の取り付け体に固定しても変形がなく、上面を覆う前記カバーの脱着も可能であるミニ変形レスプレス型スライドレールに関する。
スライドレールとしては各種各形式のものが従来より開示されているがその全てが剛性のある鉄材を精密加工したものからなり、スライド部分等を板金でプレス加工したものは見当らない。この理由はこのスライドレールを剛体の取り付け体に固定した場合に歪等の変形を防止するためであり、スライドレール等を板金でプレス加工したものは変形の可能性がある。前者の一例として「特許文献1」が挙げられる。また、スライドレールの変形を防止するための手段を有するものとして、例えば「特許文献2」が挙げられ、ストレス防止等として、例えば「特許文献3」が挙げられる。
「特許文献1」の「実用新案登録第3107184号」の「スライドレール収納定位装置」はその代表図面にあるように鉄材を精密加工したものからなり本考案のように板金プレス型のものから作製されたものではない。
また、「特許文献2」の「特開2014−91490号」の「衝撃吸収スライドレール及び車両用シート」はレール本体に切欠部が多数形成されたものであり、衝撃防止や変形防止に機能するものと想定されるがこれ等も本考案のように板金プレス型のスライドレールには適用されない。
また、「特許文献3」の「特開2007−59542号」の「配線固定構造」は配線の導通芯材の半田固定部にストレスが加わらないように工夫したものであり、本考案のようにスリットを形成して変形防止をしたものとは相違する。
また、「特許文献2」の「特開2014−91490号」の「衝撃吸収スライドレール及び車両用シート」はレール本体に切欠部が多数形成されたものであり、衝撃防止や変形防止に機能するものと想定されるがこれ等も本考案のように板金プレス型のスライドレールには適用されない。
また、「特許文献3」の「特開2007−59542号」の「配線固定構造」は配線の導通芯材の半田固定部にストレスが加わらないように工夫したものであり、本考案のようにスリットを形成して変形防止をしたものとは相違する。
本考案は、以上の各種の開示技術と相違し、板金プレス型のスライドレール等を使用し、全体をコンパクトに、かつ軽量にまとめたものであり、かつ板金プレス型による変形を防止すると共に塵埃除去手段を設けたミニ変形レスプレス型スライドレールを提供する事を目的としたものである。
本考案は、以上の目的を達成するために請求項1の考案は、一端側に配設されるモータと他端側に配設される受け具と、両者間に介設される板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記モータと前記受け具間に介設され前記部材移動体に螺合するリードスクリューとを有するスライドレールであって、前記部材移動体は前記リードスクリューに螺合する螺合部を形成する樹脂製摺動体及びこの上面にテフロン板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、細長の板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記レールの一端側に前記レールと直角方向に配設されるモータと、前記レールの他端側に配置される受け軸と、前記モータの回転軸と前記受け軸との間に介設され前記部材移動体を移動させるためのベルトとを有するベルト式のスライドレールであって、前記部材移動体は前記ベルトに固定されると共に前記レールに摺動自在に支持される樹脂製摺動体及びこの上面にテフロン板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記部材移動体の前記支持台は、移動方向のコーナ部にホコリ除去のための面取り部が形成されることを特徴とする。
本考案の請求項1及び請求項2のミニ変形レスプレス型スライドレールによれば、構造主体のレールが板金プレス型のものからなり、軽量で製作が容易であると共に取り付け時における変形防止手段としてスリットを設け、また、塵埃防止としてカバーや部材移動体の支持台にホコリ除去用の面取り部を形成し、部材移動体の主体部を樹脂製摺動体から形成し、軽量化を図るようにした点においても特徴を有するものである。
また、部材を固定する支持台と樹脂製摺動体の間にテフロン板を設け滑り性の向上を図るようにしている。
また、部材を固定する支持台と樹脂製摺動体の間にテフロン板を設け滑り性の向上を図るようにしている。
また、本考案の請求項3のミニ変形レスプレス型スライドレールによれば、部材移動体の支持台の移動方向のコーナ部に面取り部を形成し、レール上の塵埃を除去する効果を上げることが出来る。
以下、本考案のミニ変形レスプレス型スライドレールの実施の形態を図面を参照して詳述する。
まず、図1により本考案のねじ式のミニ変形レスプレス型スライドレールの全体構造を説明する。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレール100は図1及び図2乃至図3,図4に示すように一端側(図1では左端)に配設されているモータ1と、他端側(図1では右端)に配設されている受け具2と、両者間に介設されているレール3と、レール3に摺動自在に支持されている部材移動体4と、モータ1と受け具2間に介設され部材移動体4に螺合しているリードスクリュー5と、図2によく示すように部材移動体4の樹脂製摺動体6と、この上面にテフロン板7を介して搭載され、図略の移動用の部材を固定搭載するための支持台8と、レール3の上面全体を覆い支持台8内に収納されているカバー9等とからなる。モータ1の駆動により回転するリードスクリュー5によりこれに螺合している樹脂製摺動体6を有する部材移動体4が図3や図4に示すように移動し、支持台8上の図略の部材を移動させる事になる。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレール100は図1及び図2乃至図3,図4に示すように一端側(図1では左端)に配設されているモータ1と、他端側(図1では右端)に配設されている受け具2と、両者間に介設されているレール3と、レール3に摺動自在に支持されている部材移動体4と、モータ1と受け具2間に介設され部材移動体4に螺合しているリードスクリュー5と、図2によく示すように部材移動体4の樹脂製摺動体6と、この上面にテフロン板7を介して搭載され、図略の移動用の部材を固定搭載するための支持台8と、レール3の上面全体を覆い支持台8内に収納されているカバー9等とからなる。モータ1の駆動により回転するリードスクリュー5によりこれに螺合している樹脂製摺動体6を有する部材移動体4が図3や図4に示すように移動し、支持台8上の図略の部材を移動させる事になる。
部材移動体4は図2に示すように板金プレス型のレール3に摺動自在に支持されている樹脂製摺動体6とテフロン板7を介して樹脂製摺動体6上に搭載されている支持台8等とからなる。なお、樹脂製摺動体6にはリードスクリュー5と螺合するねじ孔10(図2(b)に示す)が形成されている。また、樹脂製摺動体6とテフロン板7及び支持台8はねじ11により固定されている。また、支持台8上に搭載される図略の部材は支持台8上にねじ12により固定される。
以上の構造により支持台8上の図略の部材はモータ1の駆動により図3及び図4に示すようにレール3に沿って移動される。
また、図3に示すように支持台8には移動方向のコーナ部に面取り部13が形成され部材移動体4の移動によりレール3の上面に堆積している塵埃を取除きする役目を果す。
以上の構造により支持台8上の図略の部材はモータ1の駆動により図3及び図4に示すようにレール3に沿って移動される。
また、図3に示すように支持台8には移動方向のコーナ部に面取り部13が形成され部材移動体4の移動によりレール3の上面に堆積している塵埃を取除きする役目を果す。
前記のようにレール3は板金プレス型のものからなりミニ変形レスプレス型リードスクリュー100を図6に示すように剛体の取り付け体にねじ14により固定する場合に変形し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体を変形させる不具合が発生する可能性がある。
図5及び図6に示す横U字型スリット15はそれを防止するためのものである。この横U字型スリット15はねじ14のまわりにこれに近接して設けられるスリットであり、その幅は数mmの狭巾のものからなる。この横U字型スリット15の存在によるこの部位の変形によりミニ変形レスプレス型スライドレール100を剛性の取り付け体に取り付けた場合に板金プレス型のレール3の変形を防止し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体の変形を防止する効果を果すことが出来る。
図5及び図6に示す横U字型スリット15はそれを防止するためのものである。この横U字型スリット15はねじ14のまわりにこれに近接して設けられるスリットであり、その幅は数mmの狭巾のものからなる。この横U字型スリット15の存在によるこの部位の変形によりミニ変形レスプレス型スライドレール100を剛性の取り付け体に取り付けた場合に板金プレス型のレール3の変形を防止し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体の変形を防止する効果を果すことが出来る。
図7(a),(b)はカバー9の取り付け状態[(a)に示す]と取り外した状態[(b)に示す]を示すものである。
図7(a)に示すように、カバー9はその一端側をモータ1側にスプリング16を介して挿入され他端側を受け具2間に挿入した形で取り付けられている。カバー9はミニ変形レスプレス型スライドレール100の上面全体を覆うためミニ変形レスプレス型スライドレール100の内部への塵埃の挿入を防止する役目を果す。
一方、ミニ変形レスプレス型スライドレール100の全体を清浄化する場合にはカバー9を取り外す必要がある。この場合には図7(b)に示すようにカバー9をモータ1側に押し付けてスプリング16を圧縮させることにより受け具2側に挿入されている端部が受け具2より解放できカバー9を取り外すことが出来る。
図7(a)に示すように、カバー9はその一端側をモータ1側にスプリング16を介して挿入され他端側を受け具2間に挿入した形で取り付けられている。カバー9はミニ変形レスプレス型スライドレール100の上面全体を覆うためミニ変形レスプレス型スライドレール100の内部への塵埃の挿入を防止する役目を果す。
一方、ミニ変形レスプレス型スライドレール100の全体を清浄化する場合にはカバー9を取り外す必要がある。この場合には図7(b)に示すようにカバー9をモータ1側に押し付けてスプリング16を圧縮させることにより受け具2側に挿入されている端部が受け具2より解放できカバー9を取り外すことが出来る。
図8及び図9はベルト式のミニ変形レスプレス型スライドレール100Aを示すものである。
「実施例1」ではモータはレール3の一端側にレール3の形成方向に沿って取り付けられていたが、「実施例2」ではモータ1aはレール3の形成方向と直角方向にその一端側に配設されるものからなる。このモータ1aの回転軸とレール3の他端側に配置されている受け軸18との間にはベルト17が介設される。
「実施例2」では部材移動体4aは「実施例1」の部材移動体4とほぼ同一の構造のものからなり同一の構成部品についての重複説明は省略するが樹脂製摺動体6aの構造が「実施例1」の樹脂製摺動体6と相違し、その構造が図9に示されている。この樹脂製摺動体6aはベルト17に固定され、ベルト17の移動に伴って移動する。
また、「実施例2」ではカバー9aの構造が「実施例1」のカバー9と相違しレール3のほぼ全体を覆う構造からなる。
以上の構造によりモータ1aの駆動により部材移動体4aがベルト17の移動に伴ってレール3に沿って移動することになる。
「実施例1」ではモータはレール3の一端側にレール3の形成方向に沿って取り付けられていたが、「実施例2」ではモータ1aはレール3の形成方向と直角方向にその一端側に配設されるものからなる。このモータ1aの回転軸とレール3の他端側に配置されている受け軸18との間にはベルト17が介設される。
「実施例2」では部材移動体4aは「実施例1」の部材移動体4とほぼ同一の構造のものからなり同一の構成部品についての重複説明は省略するが樹脂製摺動体6aの構造が「実施例1」の樹脂製摺動体6と相違し、その構造が図9に示されている。この樹脂製摺動体6aはベルト17に固定され、ベルト17の移動に伴って移動する。
また、「実施例2」ではカバー9aの構造が「実施例1」のカバー9と相違しレール3のほぼ全体を覆う構造からなる。
以上の構造によりモータ1aの駆動により部材移動体4aがベルト17の移動に伴ってレール3に沿って移動することになる。
本考案は以上の説明の内容のものからなるがその内容は以上の説明に限定するものではなく同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレールは比較的コンパクトの場所に設置出来、軽量であり、変形もなく、部材の移動を必要とする全ての場所に適用可能であり、その利用範囲は広く、比較的安価に形成されるため使用範囲は極めて広い。
1 モータ
2 受け具
3 レール
4 部材移動体
4a 部材移動体
5 リードスクリュー
6 樹脂製摺動体
6a 樹脂製摺動体
7 テフロン板
8 支持台
9 カバー
9a カバー
10 ねじ孔
11 ねじ
12 ねじ
13 面取り部
14 ねじ
15 横U字型スリット
16 スプリング
17 ベルト
18 受け軸
100 ミニ変形レスプレス型スライドレール
100A ミニ変形レスプレス型スライドレール
2 受け具
3 レール
4 部材移動体
4a 部材移動体
5 リードスクリュー
6 樹脂製摺動体
6a 樹脂製摺動体
7 テフロン板
8 支持台
9 カバー
9a カバー
10 ねじ孔
11 ねじ
12 ねじ
13 面取り部
14 ねじ
15 横U字型スリット
16 スプリング
17 ベルト
18 受け軸
100 ミニ変形レスプレス型スライドレール
100A ミニ変形レスプレス型スライドレール
本考案は、小型でコンパクトに板金プレス材を用いて形成されカバーとにより塵埃除去も出来、剛体の取り付け体に固定しても変形がなく、上面を覆う前記カバーの脱着も可能であるミニ変形レスプレス型スライドレールに関する。
スライドレールとしては各種各形式のものが従来より開示されているがその全てが剛性のある鉄材を精密加工したものからなり、スライド部分等を板金でプレス加工したものは見当らない。この理由はこのスライドレールを剛体の取り付け体に固定した場合に歪等の変形を防止するためであり、スライドレール等を板金でプレス加工したものは変形の可能性がある。前者の一例として「特許文献1」が挙げられる。また、スライドレールの変形を防止するための手段を有するものとして、例えば「特許文献2」が挙げられ、ストレス防止等として、例えば「特許文献3」が挙げられる。
「特許文献1」の「実用新案登録第3107184号」の「スライドレール収納定位装置」はその代表図面にあるように鉄材を精密加工したものからなり本考案のように板金プレス型のものから作製されたものではない。
また、「特許文献2」の「特開2014−91490号」の「衝撃吸収スライドレール及び車両用シート」はレール本体に切欠部が多数形成されたものであり、衝撃防止や変形防止に機能するものと想定されるがこれ等も本考案のように板金プレス型のスライドレールには適用されない。
また、「特許文献3」の「特開2007−59542号」の「配線固定構造」は配線の導通芯材の半田固定部にストレスが加わらないように工夫したものであり、本考案のようにスリットを形成して変形防止をしたものとは相違する。
また、「特許文献2」の「特開2014−91490号」の「衝撃吸収スライドレール及び車両用シート」はレール本体に切欠部が多数形成されたものであり、衝撃防止や変形防止に機能するものと想定されるがこれ等も本考案のように板金プレス型のスライドレールには適用されない。
また、「特許文献3」の「特開2007−59542号」の「配線固定構造」は配線の導通芯材の半田固定部にストレスが加わらないように工夫したものであり、本考案のようにスリットを形成して変形防止をしたものとは相違する。
本考案は、以上の各種の開示技術と相違し、板金プレス型のスライドレール等を使用し、全体をコンパクトに、かつ軽量にまとめたものであり、かつ板金プレス型による変形を防止すると共に塵埃除去手段を設けたミニ変形レスプレス型スライドレールを提供する事を目的としたものである。
本考案は、以上の目的を達成するために請求項1の考案は、一端側に配設されるモータと他端側に配設される受け具と、両者間に介設される板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記モータと前記受け具間に介設され前記部材移動体に螺合するリードスクリューとを有するスライドレールであって、前記部材移動体は前記リードスクリューに螺合する螺合部を形成する樹脂製摺動体及びこの上面に樹脂板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、細長の板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記レールの一端側に前記レールと直角方向に配設されるモータと、前記レールの他端側に配置される受け軸と、前記モータの回転軸と前記受け軸との間に介設され前記部材移動体を移動させるためのベルトとを有するベルト式のスライドレールであって、前記部材移動体は前記ベルトに固定されると共に前記レールに摺動自在に支持される樹脂製摺動体及びこの上面に樹脂板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記部材移動体の前記支持台は、移動方向のコーナ部にホコリ除去のための面取り部が形成されることを特徴とする。
本考案の請求項1及び請求項2のミニ変形レスプレス型スライドレールによれば、構造主体のレールが板金プレス型のものからなり、軽量で製作が容易であると共に取り付け時における変形防止手段としてスリットを設け、また、塵埃防止としてカバーや部材移動体の支持台にホコリ除去用の面取り部を形成し、部材移動体の主体部を樹脂製摺動体から形成し、軽量化を図るようにした点においても特徴を有するものである。
また、部材を固定する支持台と樹脂製摺動体の間に樹脂板を設け滑り性の向上を図るようにしている。
また、部材を固定する支持台と樹脂製摺動体の間に樹脂板を設け滑り性の向上を図るようにしている。
また、本考案の請求項3のミニ変形レスプレス型スライドレールによれば、部材移動体の支持台の移動方向のコーナ部に面取り部を形成し、レール上の塵埃を除去する効果を上げることが出来る。
以下、本考案のミニ変形レスプレス型スライドレールの実施の形態を図面を参照して詳述する。
まず、図1により本考案のねじ式のミニ変形レスプレス型スライドレールの全体構造を説明する。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレール100は図1及び図2乃至図3,図4に示すように一端側(図1では左端)に配設されているモータ1と、他端側(図1では右端)に配設されている受け具2と、両者間に介設されているレール3と、レール3に摺動自在に支持されている部材移動体4と、モータ1と受け具2間に介設され部材移動体4に螺合しているリードスクリュー5と、図2によく示すように部材移動体4の樹脂製摺動体6と、この上面に樹脂板7を介して搭載され、図略の移動用の部材を固定搭載するための支持台8と、レール3の上面全体を覆い支持台8内に収納されているカバー9等とからなる。モータ1の駆動により回転するリードスクリュー5によりこれに螺合している樹脂製摺動体6を有する部材移動体4が図3や図4に示すように移動し、支持台8上の図略の部材を移動させる事になる。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレール100は図1及び図2乃至図3,図4に示すように一端側(図1では左端)に配設されているモータ1と、他端側(図1では右端)に配設されている受け具2と、両者間に介設されているレール3と、レール3に摺動自在に支持されている部材移動体4と、モータ1と受け具2間に介設され部材移動体4に螺合しているリードスクリュー5と、図2によく示すように部材移動体4の樹脂製摺動体6と、この上面に樹脂板7を介して搭載され、図略の移動用の部材を固定搭載するための支持台8と、レール3の上面全体を覆い支持台8内に収納されているカバー9等とからなる。モータ1の駆動により回転するリードスクリュー5によりこれに螺合している樹脂製摺動体6を有する部材移動体4が図3や図4に示すように移動し、支持台8上の図略の部材を移動させる事になる。
部材移動体4は図2に示すように板金プレス型のレール3に摺動自在に支持されている樹脂製摺動体6と樹脂板7を介して樹脂製摺動体6上に搭載されている支持台8等とからなる。なお、樹脂製摺動体6にはリードスクリュー5と螺合するねじ孔10(図2(b)に示す)が形成されている。また、樹脂製摺動体6と樹脂板7及び支持台8はねじ11により固定されている。また、支持台8上に搭載される図略の部材は支持台8上にねじ12により固定される。
以上の構造により支持台8上の図略の部材はモータ1の駆動により図3及び図4に示すようにレール3に沿って移動される。
また、図3に示すように支持台8には移動方向のコーナ部に面取り部13が形成され部材移動体4の移動によりレール3の上面に堆積している塵埃を取除きする役目を果す。
以上の構造により支持台8上の図略の部材はモータ1の駆動により図3及び図4に示すようにレール3に沿って移動される。
また、図3に示すように支持台8には移動方向のコーナ部に面取り部13が形成され部材移動体4の移動によりレール3の上面に堆積している塵埃を取除きする役目を果す。
前記のようにレール3は板金プレス型のものからなりミニ変形レスプレス型リードスクリュー100を図6に示すように剛体の取り付け体にねじ14により固定する場合に変形し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体を変形させる不具合が発生する可能性がある。
図5及び図6に示す横U字型スリット15はそれを防止するためのものである。この横U字型スリット15はねじ14のまわりにこれに近接して設けられるスリットであり、その幅は数mmの狭巾のものからなる。この横U字型スリット15の存在によるこの部位の変形によりミニ変形レスプレス型スライドレール100を剛性の取り付け体に取り付けた場合に板金プレス型のレール3の変形を防止し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体の変形を防止する効果を果すことが出来る。
図5及び図6に示す横U字型スリット15はそれを防止するためのものである。この横U字型スリット15はねじ14のまわりにこれに近接して設けられるスリットであり、その幅は数mmの狭巾のものからなる。この横U字型スリット15の存在によるこの部位の変形によりミニ変形レスプレス型スライドレール100を剛性の取り付け体に取り付けた場合に板金プレス型のレール3の変形を防止し、ミニ変形レスプレス型スライドレール100全体の変形を防止する効果を果すことが出来る。
図7(a),(b)はカバー9の取り付け状態[(a)に示す]と取り外した状態[(b)に示す]を示すものである。
図7(a)に示すように、カバー9はその一端側をモータ1側にスプリング16を介して挿入され他端側を受け具2間に挿入した形で取り付けられている。カバー9はミニ変形レスプレス型スライドレール100の上面全体を覆うためミニ変形レスプレス型スライドレール100の内部への塵埃の挿入を防止する役目を果す。
一方、ミニ変形レスプレス型スライドレール100の全体を清浄化する場合にはカバー9を取り外す必要がある。この場合には図7(b)に示すようにカバー9をモータ1側に押し付けてスプリング16を圧縮させることにより受け具2側に挿入されている端部が受け具2より解放できカバー9を取り外すことが出来る。
図7(a)に示すように、カバー9はその一端側をモータ1側にスプリング16を介して挿入され他端側を受け具2間に挿入した形で取り付けられている。カバー9はミニ変形レスプレス型スライドレール100の上面全体を覆うためミニ変形レスプレス型スライドレール100の内部への塵埃の挿入を防止する役目を果す。
一方、ミニ変形レスプレス型スライドレール100の全体を清浄化する場合にはカバー9を取り外す必要がある。この場合には図7(b)に示すようにカバー9をモータ1側に押し付けてスプリング16を圧縮させることにより受け具2側に挿入されている端部が受け具2より解放できカバー9を取り外すことが出来る。
図8及び図9はベルト式のミニ変形レスプレス型スライドレール100Aを示すものである。
「実施例1」ではモータはレール3の一端側にレール3の形成方向に沿って取り付けられていたが、「実施例2」ではモータ1aはレール3の形成方向と直角方向にその一端側に配設されるものからなる。このモータ1aの回転軸とレール3の他端側に配置されている受け軸18との間にはベルト17が介設される。
「実施例2」では部材移動体4aは「実施例1」の部材移動体4とほぼ同一の構造のものからなり同一の構成部品についての重複説明は省略するが樹脂製摺動体6aの構造が「実施例1」の樹脂製摺動体6と相違し、その構造が図9に示されている。この樹脂製摺動体6aはベルト17に固定され、ベルト17の移動に伴って移動する。
また、「実施例2」ではカバー9aの構造が「実施例1」のカバー9と相違しレール3のほぼ全体を覆う構造からなる。
以上の構造によりモータ1aの駆動により部材移動体4aがベルト17の移動に伴ってレール3に沿って移動することになる。
「実施例1」ではモータはレール3の一端側にレール3の形成方向に沿って取り付けられていたが、「実施例2」ではモータ1aはレール3の形成方向と直角方向にその一端側に配設されるものからなる。このモータ1aの回転軸とレール3の他端側に配置されている受け軸18との間にはベルト17が介設される。
「実施例2」では部材移動体4aは「実施例1」の部材移動体4とほぼ同一の構造のものからなり同一の構成部品についての重複説明は省略するが樹脂製摺動体6aの構造が「実施例1」の樹脂製摺動体6と相違し、その構造が図9に示されている。この樹脂製摺動体6aはベルト17に固定され、ベルト17の移動に伴って移動する。
また、「実施例2」ではカバー9aの構造が「実施例1」のカバー9と相違しレール3のほぼ全体を覆う構造からなる。
以上の構造によりモータ1aの駆動により部材移動体4aがベルト17の移動に伴ってレール3に沿って移動することになる。
本考案は以上の説明の内容のものからなるがその内容は以上の説明に限定するものではなく同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案のミニ変形レスプレス型スライドレールは比較的コンパクトの場所に設置出来、軽量であり、変形もなく、部材の移動を必要とする全ての場所に適用可能であり、その利用範囲は広く、比較的安価に形成されるため使用範囲は極めて広い。
1 モータ
2 受け具
3 レール
4 部材移動体
4a 部材移動体
5 リードスクリュー
6 樹脂製摺動体
6a 樹脂製摺動体
7 樹脂板
8 支持台
9 カバー
9a カバー
10 ねじ孔
11 ねじ
12 ねじ
13 面取り部
14 ねじ
15 横U字型スリット
16 スプリング
17 ベルト
18 受け軸
100 ミニ変形レスプレス型スライドレール
100A ミニ変形レスプレス型スライドレール
2 受け具
3 レール
4 部材移動体
4a 部材移動体
5 リードスクリュー
6 樹脂製摺動体
6a 樹脂製摺動体
7 樹脂板
8 支持台
9 カバー
9a カバー
10 ねじ孔
11 ねじ
12 ねじ
13 面取り部
14 ねじ
15 横U字型スリット
16 スプリング
17 ベルト
18 受け軸
100 ミニ変形レスプレス型スライドレール
100A ミニ変形レスプレス型スライドレール
Claims (3)
- 一端側に配設されるモータと他端側に配設される受け具と、両者間に介設される板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記モータと前記受け具間に介設され前記部材移動体に螺合するリードスクリューとを有するスライドレールであって、前記部材移動体は前記リードスクリューに螺合する螺合部を形成する樹脂製摺動体及びこの上面にテフロン板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とするミニ変形レスプレス型スライドレール。
- 細長の板金プレス型のレールと、該レールに沿って部材を移動させるために前記レールに摺動自在に支持される部材移動体と、前記レールの一端側に前記レールと直角方向に配設されるモータと、前記レールの他端側に配置される受け軸と、前記モータの回転軸と前記受け軸との間に介設され前記部材移動体を移動させるためのベルトとを有するベルト式のスライドレールであって、前記部材移動体は前記ベルトに固定されると共に前記レールに摺動自在に支持される樹脂製摺動体及びこの上面にテフロン板を介して搭載され前記部材を固定搭載するための支持台とからなり、前記樹脂製摺動体の上面には前記支持台の内部に配設されて前記レールの上面全体を覆って取り外し可能に配設されるカバーが配設され前記レールの下面には前記レールを剛体の取り付け体に固定するための取り付け孔が複数個設けられ、前記取り付け孔のまわりには前記取り付け孔を囲んで横U字型スリットが設けられることを特徴とするミニ変形レスプレス型スライドレール。
- 前記部材移動体の前記支持台は、移動方向のコーナ部にホコリ除去のための面取り部が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のミニ変形レスプレス型スライドレール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001991U JP3206350U (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | ミニ変形レスプレス型スライドレール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016001991U JP3206350U (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | ミニ変形レスプレス型スライドレール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3206350U true JP3206350U (ja) | 2016-09-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2016001991U Expired - Fee Related JP3206350U (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | ミニ変形レスプレス型スライドレール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3206350U (ja) |
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2016
- 2016-04-13 JP JP2016001991U patent/JP3206350U/ja not_active Expired - Fee Related
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