JPS63135656A - リツプシ−ル装置 - Google Patents

リツプシ−ル装置

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JPS63135656A
JPS63135656A JP61278992A JP27899286A JPS63135656A JP S63135656 A JPS63135656 A JP S63135656A JP 61278992 A JP61278992 A JP 61278992A JP 27899286 A JP27899286 A JP 27899286A JP S63135656 A JPS63135656 A JP S63135656A
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JP
Japan
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lip seal
seal
lip
adhesion force
sealed
Prior art date
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Application number
JP61278992A
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English (en)
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JPH0532634B2 (ja
Inventor
Satoshi Asahi
聡 朝日
Akira Takenaka
章 竹中
Keiichi Shimazaki
島崎 敬一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP61278992A priority Critical patent/JPS63135656A/ja
Publication of JPS63135656A publication Critical patent/JPS63135656A/ja
Publication of JPH0532634B2 publication Critical patent/JPH0532634B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、軸に摺接されるリップシールを備えたリップ
シール装置に関し、より詳しくは少なくとも2枚のリッ
プシールを備えたリップシール装置に関する。
「従来の技術」 従来、複数枚のリップシールを備えたリップシール装置
が知られている。この種のリップシールは、通常、円筒
状のケースと、それぞれ外周部が上記ケースに取付けら
れ、かつ内周部が密封流体側に湾曲されて上記ケースを
貫通する軸の外周面に摺接された第1リップシールと第
2リップシールとを備えており、上記第1リップシール
を第2リップシールよりも密封流体側に配置し、この第
1リップシールを漏洩した密封流体を上記第2リップシ
ールでシールするようにしている。
そして従来は、上記第1リップシールと第2リップシー
ルとを実質的に同一に構成し、各リップシールの内周部
をそれぞれ実質的に同一の密着力で上記軸に摺接させる
ようにしていた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、密封流体側に位置する第1リップシール
はその両面の流体圧力差が大きいので大きな密着力で軸
に摺接させる必要があるが、その第1リップシールより
も外側に位置する第2リップシールは第1リップシール
を漏洩した密封流体をシールするだけでよいので、それ
ほど大きな密着力で軸に摺接させる必要がない。
したがって従来は第29ツブシールについては必要以上
の密着力で軸に摺接させており、その結果として回転方
向の摺動抵抗が増大するとともに、相対的に第2リップ
シールの耐久性を低下させていた。
U問題点を解決するための手段」 本発明はそのような事情に鑑み、上記構成のリップシー
ル装置において、上記第2リップシールの上記軸への密
着力を、第1リップシールの密着力よりも小さく設定し
たものである。
「作用」 そのような構成によれば、第2リップシールによる充分
なシール性能を確保した上で、従来に比較して回転方向
の摺動抵抗を低減することができ、また相対的に第2リ
ップシールの耐久性の向上を図ることが可能となる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1図に
おいて、リップシール装置は基本的構成部品としてハウ
ジング1に固定した円筒状のケース2と、2枚の第1リ
ップシール3と第2リップシール4とを備えており、各
リップシール3.4の内周部分を半径方向から密封流体
側すなわち軸方向左方にそれぞれ湾曲させ、各先端を上
記ケース2を貫通する回転軸5の外周面に自己の弾性に
より摺接させて各摺接部をシールするようにしている。
図示実施例では、上記第1リップシール3と第2リップ
シール4とを同一の材質から、例えばPTFEに15w
t%のグラファイトを添加した材料から製造してあり、
かつ自然状態における第2リップシール4の内径D2を
第1リップシール3の内径D1よりも犬きくして、第2
リップシール4の軸5への密着力を第1リップシール3
の密着力よりも小さく設定している。
また、第1リップシール3の回転軸5との摺接面に円周
方向の環状溝3aを形成し、その環状溝3aより先端部
を均一に回転軸5に密着させることによって、特に回転
停止時の密封流体の漏洩を良好に防止するようにしてい
る。
すなわち上記環状溝3aを形成しない場合には、第1リ
ップシール3の回転軸5との摺接面は、その摺接面の軸
方向長さが円周方向でバラツキを生じるようになり、そ
れによって円周方向の密着力にバラツキが生じるように
なる。そのような密着力のバラツキは、特に回転停止時
の密封流体の漏洩に繋がる虞があるが、上述したように
環状溝3aを形成することによってそれよりも先端部を
均一に回転軸5に密着させることができるので、密封流
体の漏洩を良好に防止できるようになる。
次に、上記円筒状のケース2は大径部2aと小径部2b
とを備えており、小径部2bの末端すなわち第1図の右
端を半径方向外方に折曲げてフランジ部2Cを形成する
と同時に、このフランジ部2C1小径部2b、および上
記大径部2aと小径部2b間の段部2dとによってケー
ス2の外周に環状溝6を形成している。そしてこの環状
溝6内にシール部材7を嵌合して上記ハウジング1とケ
ース2との間をシールさせている。
また、上記大径部2aの左端部を半径方向内側に折曲げ
てカシメ部2eを形成し、このカシメ部2eと上記段部
2dとによって軸方向に対向する係合端面2f、2gを
形成している。そして上記係合端面2f、2g間に、カ
シメ部2C側から順に、スペーサ8、上記第1リップシ
ール3、筒状スペーサ9および上記第2リップシール4
を介在させ、それらを上記係合端面2f、2gで一体的
に連結させている。
上記スペーサ8は金属から製造されて上記係合端面2f
に当接する半径方向部分8aと軸方向左方に延びる筒状
部8bとを備えており、この筒状部8bは、自然状態に
おいて上記ケース2のフランジ部2eよりも軸方向外方
に突出している第1リップシール3の先端を覆って、リ
ップシール装置の組立時や搬送時に第1リップシール3
の先端が破損されるのを防止している。
また上記筒状スペーサ9は金属から構成され、筒状部9
aと、この筒状部9aの右端に形成した半径方向外方に
延びるフランジ部9bと、上記筒状部9aの左端に形成
した半径方向内方に延びるフランジ部9Cとを備えてお
り、かつ上記筒状部9aの外周面と上記ケース2の内周
面との間に形成した空隙15内にシール部材16を配設
している。
上記シール部材16は、上記ケース2の内周面と筒状部
9aの外周面との間で圧縮されるとともに、第1リップ
シール3の外周部端面とフランジ部9bとの間で圧縮さ
れてそれらの部分をシールし、それによってケース2と
スペーサ8との間隙、第1リップシール3とスペーサ8
との間隙、および第1リップシール3とケース2との間
隙を洩れてくる密封流体をシールしている。
以上の構成によれば、密封流体は第1ソツプシール3と
シール部材16とによってシールされ、特に第1リップ
シール3の内周部は充分な密着力で回転軸5に密着して
いるので、その部分での漏洩を充分良好に阻止すること
ができる。
そして第1リップシール3とシール部材16とを漏洩し
た僅かな密封流体は、次に第2リップシール4によって
シールされるようになる。この際、第2リップシール4
は第1ソツプシール3の密着力よりも小さな密着力で回
転!1idI5に密着されているが、第1リップシール
3を越えた密封流体の圧力は低圧となるので、第2リッ
プシール4の小さな密着力でもその密封流体の漏洩を充
分良好に阻止することができる。
また上記第1リップシール3とシール部材16とを漏洩
した密封流体は、第2リップシール4と筒状スペーサ9
との間隙、および第2リップシール4とケース2との間
隙を介しても漏洩しようとするが、上述したように第1
リップシール3を越えた密封流体の圧力は低圧であるの
で、第2リップシール4と筒状スペーサ9との密着面、
および第2リップシール4とケース2との密着面によっ
て、やはりその密封流体の漏洩を充分良好に阻止するこ
とができる。
このように、第2リップシール4の回転軸5への密着力
を、第1リップシール3の密着力よりも小さく設定すれ
ば、第2リップシール4による充分なシール性能を確保
したままで、従来に比較して回転軸5の回転方向の摺動
抵抗を低減することができることは明らかであり、また
小さな密着力は相対的に第2リップシール4の耐久性を
向上させる。
第2図は本発明の他の実施例を示したもので、上記実施
例にダストシール10を追加したものである。このダス
トシールlOは、ケース2の小径部2bの内周面から保
合端面2gの部分に加硫若しくは接着剤によって接着さ
れており、かつその内周面右端部に回転@5の外周面に
摺接するダストリップ10aを備えている。
本実施例によれば、上記ダストリップ10aによって大
気中の塵埃が第2リップシール4と回転軸5との慴動面
に侵入することを防止でき、またダストシール10の上
記係合端面2gに沿う半径方向部分lObによって、そ
の部分を漏洩しようとする密封流体を確実にシールする
ことができる。
なお、上記ダストシール10は必ずしもケース2に接着
する必要はなく、例えば上記係合端面2gに沿う半径方
向部分10bを小径部2bの内径よりも僅かに大きな径
で切断し、その切断部の内側のダストシールを小径部2
b内に着脱自在に嵌着するようにしてもよい。この場合
、切断された半径方向部分20bを省略することができ
ることは勿論である。
また、上記実施例では自然状態における第2リップシー
ル4の内径D2を第1リップシール3の内径D1よりも
大きくして、第2ソツプシール4の軸5への密着力を第
1リップシール3の密着力よりも小さく設定しているが
、第2リップシール4の材質を第1リップシール3の材
質よりも柔らかな材質として、第2リップシール4の密
着力を第1リップシール3の密着力よりも小さくするこ
とも可能である。
一例としては、第1リップシール3を上述したPTFE
に15wt%のグラファイトを添加した材料から製造し
、第2リップシール4についてはPTFHに添加するグ
ラファイトの量を5〜lowt%に減少させることによ
り、第2リップシール4を第1リップシール3よりも柔
らかく製造することができる。
「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、第2リップシールによ
る充分なシール性能を確保した上で、従来に比較して回
転方向の摺動抵抗を低減することができ、また相対的に
第2リップシールの耐久性の向上を図ることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は他の
実施例を示す断面図である。 2・・・ケース    3・・・第1リップシール5・
・・回転軸    4・・・第2リップシールDi 、
 D2−・・内径 第  1  図 第  2  回

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状のケースと、それぞれ外周部が上記ケース
    に取付けられ、かつ内周部が密封流体側に湾曲されて上
    記ケースを貫通する軸の外周面に摺接された第1リップ
    シールと第2リップシールとを備え、上記第1リップシ
    ールを第2リップシールよりも密封流体側に配置し、こ
    の第1リップシールを漏洩した密封流体を上記第2リッ
    プシールでシールするようにしたリップシール装置にお
    いて、 上記第2リップシールの上記軸への密着力を、第1リッ
    プシールの密着力よりも小さく設定したことを特徴とす
    るリップシール装置。
  2. (2)自然状態における第2リップシールの内径を第1
    リップシールの内径よりも大きくして、第2リップシー
    ルの軸への密着力を第1リップシールの密着力よりも小
    さくしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のリップシール装置。
  3. (3)第2リップシールの材質を第1リップシールの材
    質よりも柔らかな材質として、第2リップシールの密着
    力を第1リップシールの密着力よりも小さくしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のリ
    ップシール装置。
JP61278992A 1986-11-22 1986-11-22 リツプシ−ル装置 Granted JPS63135656A (ja)

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JPS63135656A true JPS63135656A (ja) 1988-06-08
JPH0532634B2 JPH0532634B2 (ja) 1993-05-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017694A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 光洋シーリングテクノ株式会社 密封装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134147A (en) * 1977-04-27 1978-11-22 Fureiberu Pty Ltd Seal
JPS56171466U (ja) * 1980-05-23 1981-12-18
JPS56173190U (ja) * 1980-05-23 1981-12-21
JPS5939628A (ja) * 1982-08-27 1984-03-05 Nippon Steel Corp 円形長尺材の集束装置
JPS5954256U (ja) * 1982-10-01 1984-04-09 臼井国際産業株式会社 回転軸体用シ−ル

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JPH0532634B2 (ja) 1993-05-17

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