JPS6313470Y2 - - Google Patents

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JPS6313470Y2
JPS6313470Y2 JP2875081U JP2875081U JPS6313470Y2 JP S6313470 Y2 JPS6313470 Y2 JP S6313470Y2 JP 2875081 U JP2875081 U JP 2875081U JP 2875081 U JP2875081 U JP 2875081U JP S6313470 Y2 JPS6313470 Y2 JP S6313470Y2
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JP
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dynamometer
absorption torque
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電気式シヤーシダイナモメータの走
行抵抗制御装置に関し、特に水ダイナモメータの
機能を持つ走行抵抗の自動設定回路に関する。
〈従来の技術〉 自動車の排気ガス試験用ダイナモメータとして
水の抵抗を利用した水ダイナモメータが原機とし
て使用される。
第1図は水ダイナモメータを示し、供試自動車
1の駆動輪が乗せられるローラ2を仮想道路と
し、該ローラを動力伝達部として該ローラ2には
自動車1の等価慣性力を得るためのフライホール
3及び水抵抗を利用した動力吸収装置4が結合さ
れる。動力吸収装置4は水流量Qの制御によつて
吸収トルクが調整され、試験目的に応じて自動車
1に対して各速度での走行抵抗や定トルクによる
動力吸収を行う。
ここで、動力吸収装置4の吸収トルク特性は排
気ガス試験に必要とする第2図に実線で示す特性
に設計され、吸収トルクPSは水流量Q1,Q2
Q3,Q4において回転速度(自動車の走行速度)
Vとの間が PS=AV〓 の関係にされる。この特性から、動力吸収装置4
は排気ガス試験時に水流量Q1〜Q4のパラメータ
が選択されて各速度に対する吸収トルクが取出さ
れる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来の水ダイナモメータでは、水流
量Qの選択で速度に対する吸収トルクが一義的に
決められるため、第2図に破線で示す走行抵抗特
性のように、水流量Q1〜Q4の速度−吸収トルク
特性と異なる特性が要求されるときには速度に応
じて水流量Qの調節を必要とする。ここで、自動
車の速度Vの変化が一定又は緩やかに変化する試
験では何ら問題にならないが、加減速度の高い排
気ガス試験には吸収トルク制御系の応答性が悪
く、精度良い試験を難しくする問題があつた。
一方、直流機等を使用した電気式ダイナモメー
タではトルク制御の応答性に優れるが、水ダイナ
モメータのように水流量の選択のみで必要な二次
曲線特性を得るのが難しくなる問題があつた。
本考案の目的は、水ダイナモメータと同じ速度
−吸収トルク特性を容易に得ることができる電気
式シヤーシダイナモメータを提供するにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するため、供試自動
車の動力吸収装置としての回転機の吸収トルクを
回転機速度に応じて設定する走行抵抗指令部と、
供試自動車の試験に必要な速度−吸収トルク特性
を設定するための定数設定部と、この定数設定部
の設定値から各速度区間における吸収トルクのテ
ーブルを作成し該テーブルデータを上記走行抵抗
指令部に設定値として与える座標作成部とを備え
たものである。
〈作用〉 こうした構成により、定数設定部に水ダイナモ
メータの速度−吸収トルク特性の定数を設定する
ことで座標作成部が各速度区間における吸収トル
クデータを自動的に作成及び走行抵抗指令部に自
動設定する。
〈実施例〉 第3図は本考案の一実施例を示す要部回路図で
ある。供試自動車1が乗せられるローラ2にはフ
ライホイールのほかに動力吸収装置としての回転
機5、動力吸収トルク検出のためのトルクメータ
6、速度検出のための速度検出器7が結合され
る。回転機5の吸収トルクを制御する制御部8
は、走行抵抗指令部9からの速度に応じた走行抵
抗設定値を目標値としてトルクメータ6の検出出
力に機械補償した信号をフイードバツク量とした
自動制御系に構成される。機械損設定値を出力す
る機械損指令部10は、走行抵抗指令部9と同様
に速度検出器7の検出速度に応じて設定値が制御
される。機械損指令部10の設定出力は、自動車
1から回転機5までの機械損を補償するもので、
速度に応じた設定値を得るために機械損検出部1
1を具える。機械損検出部11は、惰行運転状態
で時間測定部12で検出する各速度区間毎の時間
測定値から算出、又は時間測定値とトルクメータ
6のトルク検出値を利用して検出し、検出した速
度区間毎の機械損を機械損指令部10の各速度毎
の設定値として該指令部10に記憶させる。時間
測定値からの機械損検出は、回転機5が駆動力を
持たない場合に適用でき、自動車1による最高速
度までの駆動状態から走行抵抗指令部9の設定値
を例にした惰行を行わせ、第4図に示すように高
速から低速(停止)までの惰行において速度区間
△V毎の惰行時間T1,T2,……を時間測定部1
2が検出し、この速度区間と惰行時間から下記(1)
式により各速度についての機械損FMを算出す
る。
FM=IW/g×△V/3.6t ……(1) ここで、IWはダイナモメータの機械系が有す
る設定等価惰性重量、gは重力加速度、tは時間
測定値(I1,I2……)。
回転機5が駆動力を持つ場合の機械損検出は、
図示しない速度設定器から制御部8に各速度区間
になる速度指令を段階的に与えて回転機5と速度
検出器7によるフイードバツク制御をなし、各速
度区間におけるトルクメータ5の出力を機械損と
して測定する。
次に、走行抵抗指令部9の各速度区間毎の走行
抵抗設定は、定数設定部13と座標作成部14と
により行われる。定数設定部13は、水ダイナモ
メータの吸収トルク特性、即ち吸収トルクPSと
回転速度Vが下記(2)式の関係になることから、 PS=A・V〓 ……(2) 定数A・αが設定される。これら定数は水ダイ
ナモメータメータを使用した試験に必要とする特
性に合わせて設定される。座標作成部14は定数
設定部13に設定される定数を使用して上記(2)式
の演算をなし、各速度区間における吸収トルク
PSのテーブルを作成し、この吸収トルクPSトル
クPS(PS1,PS2,……)のデータを走行抵抗指
令部9を各速度に対応づけた走行抵抗設定値とし
て与え、走行抵抗指令部9に記憶させる。これに
より、走行抵抗指令部9は速度検出器7の検出速
度に対応する走行抵抗指令を制御部8に与え、自
動車1の排気ガス試験における吸収トルク特性を
水ダイナモメータ特性に一致させて与えることが
できる。
本実施例において、水ダイナモメータとは異な
る速度−吸収トルク特性とするには、定数設定部
13、座標作成部14の機能拡張又は別個の定数
設定部、座標作成部を切換できるようにすること
で汎用性の高い電気式シヤーシダイナモメータを
実現できる。
〈考案の効果〉 以上のとおり、本考案によれば、水ダイナモメ
ータと同じ速度−吸収トルク特性を持つた電気式
シヤーシダイナモメータを実現でき、排気ガス試
験にしか使用できない従来の水ダイナモメータに
比して種々の走行性能試験に利用できるという汎
用性の高いダイナモメータになる効果がある。ま
た、走行抵抗設定及び機械損設定を自動化するこ
とも可能で、種々の試験時間を大幅に短縮できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は水ダイナモメータの概念図、第2図は
水ダイナモメータの特性を説明するための図、第
3図は本考案の一実施例を示す回路図、第4図は
第3図における機械損算出方法を説明するための
図である。 1……供試自動車、2……ローラ、3……フラ
イホイール、5……回転機、6……トルクメー
タ、7……速度検出器、8……制御部、9……走
行抵抗指令部、10……機械損指令部、11……
機械損検出部、12……時間測定部、13……定
数設定部、14……座標作成部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供試自動車の動力吸収装置としての回転機の吸
    収トルクを回転機速度に応じて設定する走行抵抗
    指令部と、供試自動車の試験に必要な速度−吸収
    トルク特性を設定するための定数設定部と、この
    定数設定部の設定値から各速度区間における吸収
    トルクのテーブルを作成し該テーブルデータを上
    記走行抵抗指令部に設定値として与える座標作成
    部とを備え、上記定数設定部に水ダイナモメータ
    の速度−吸収トルク特性の定数を設定することで
    該水ダイナモメータと同じ動力吸収機能に持たせ
    たことを特徴とする電気式シヤーシダイナモメー
    タの走行抵抗制御装置。
JP2875081U 1981-03-02 1981-03-02 Expired JPS6313470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2875081U JPS6313470Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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JP2875081U JPS6313470Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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Publication Number Publication Date
JPS57142344U JPS57142344U (ja) 1982-09-07
JPS6313470Y2 true JPS6313470Y2 (ja) 1988-04-16

Family

ID=29826383

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JP2875081U Expired JPS6313470Y2 (ja) 1981-03-02 1981-03-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3427560B2 (ja) * 1995-04-10 2003-07-22 株式会社明電舎 シャシーダイナモメータにおけるメカロス設定方法

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Publication number Publication date
JPS57142344U (ja) 1982-09-07

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