JPS63133890A - 誘導負荷駆動回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＤＣモータをなどの誘導負荷を駆動するた
めの誘導負荷駆動回路に関し、特にフルブリッジ回路構
成の誘導負荷駆動回路に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図はフルブリッジ回路構成による従来の誘導負荷駆
動回路を示す。図において、１は高電位側電源端子、２
は低電位側（通常は接地）電源端子で、これら高電位側
電源端子１と低電位側電源端子２との間には第１のＮＰ
Ｎトランジスタ３と第２のＮＰＮトランジスタ４とから
なる直列回路と、第３のＮＰＮトランジスタ５と第４の
ＮＰＮトランジスタ６とからなる直列回路とが並列に接
続されている。すなわち、第１．第３のＮＰＮトランジ
スタ３．５のコレクタはともに高電位側電源端子１に、
また第１のＮＰＮトランジスタ３のエミッタは第２のＮ
ＰＮトランジスタ４のコレクタに、また第３のＮＰＮト
ランジスタ５のエミッタは第４のＮＰＮトランジスタ６
のコレクタに、さらに第２．第４のＮＰＮトランジスタ
４，６のエミッタはともに低電位側電源端子２にそれぞ
れ接続されている。そして、各ＮＰＮトランジスタ３〜
６のベースはこの誘導負荷駆動回路の入力端子７〜１０
とされるとともに、第１．第２のＮＰＮトランジスタ３
．４間の第１の接続点Ａと第３゜第４のＮＰＮトランジ
スタ５，６間の第２の接続点Ｂとの間には、誘導負荷１
１が接続されている。

一方、第１のＮＰＮトランジスタ３のコレクタ・エミッ
タ間および第３のＮＰＮトランジスタ５のコレクタ・エ
ミッタ間には、それぞれ誘導負荷１１により誘起される
逆起電力を放電するための第１、第２のダイオード１２
．１３が接続されている。

上記した従来の誘導負荷駆動回路では、例えば入力端子
７，１０への人力信号が“ＨＩＩレベル、入力端子８．
９への入力信号がｉ　Ｌ　ｎレベルにそれぞれ設定され
ると、第１．第４のＮＰＮトランジスタ３，６がともに
導通し、高電位側型ｒｉＡ端子１より第１のＮＰＮトラ
ンジスタ３、誘導負荷１１、第４のＮＰＮトランジスタ
６を経て低電位側電源端子２に電流が流れ、誘導負荷１
１への給電が行なわれる。

上記の給電状態から、入力端子１０への入力信号がＬ”
レベルに切り換えられると、第４のＮＰＮトランジスタ
６が遮断して誘導負荷１１への給電が停止する。この遮
断動作時には誘導負荷１１に逆起電力が生じるため、第
２の接続点Ｂの出力電位が上昇する。ところが、第２の
ダイオード１３があるため、その電位は高電位側電源端
子１の電位より第２のダイオード１３の順方向電圧だけ
高い電位にクランプされる。すなわち誘導負荷１１に蓄
えられたエネルギは、この第２のダイオード１３および
第１のＮＰＮトランジスタ３を通して放電される。

以上の動作は、入力端子８，９への入力信号を′“Ｈ１
１レベル、入力端子７．１０への入力信号を″Ｌ”レベ
ルに設定して行なわれる逆極性による給電の場合にも同
様であり、その遮断動作時に誘導負荷１１に生じる逆起
電力は第１のダイオード１２および第３のＮＰＮトラン
ジスタ５を通して放電される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記構成の従来の誘導負荷駆動回路では、放
電のさい第１．第２のダイオード１２゜１３に流される
電流が第１．第３のＮＰＮトランジスタ３，５の通電量
とほぼ同じになるため、この誘導負荷駆動回路を集積回
路上に構成する場合、放電用のダイオード１２．１３を
形成するためにＮＰＮトランジスタ３，５とほぼ同じ大
きさの面積が必要になり、回路の高集積化を阻害すると
いう問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、集積回路上に構成する場合に放電用ダイオー
ドの所要面積が小さくて済み、回路の高集積化を可能と
するフルブリッジ回路構成の誘導負荷駆動回路を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る誘導負荷駆動回路は、第１．第２のトラ
ンジスタからなる直列回路と、第３．第４のトランジス
タからなる直列回路とを高電位点と低電位点との間に並
列に接続し、前記第１〜第４の各トランジスタの制御電
極を入力端子とするとともに、前記第１．第２のトラン
ジスタ間の第１の接続点と第３．第４のトランジスタ間
の第２の接続点との間に誘導負荷の接続される誘導負荷
駆動回路において、前記第１．第２のトランジスタのう
ち高電位点に接続されるトランジスタの制御電極と前記
第１の接続点との間に第１の放電用ダイオードを接続し
、前記第３．第４のトランジスタのうち高電位点に接続
されるトランジスタの制御！Ｉ電極と前記第２の接続点
との間に第２の放電用ダイオードを接続したものである
。

〔作用〕

第１．第４のトランジスタまたは第２．第３のトランジ
スタの導通により誘導負荷に給電が行なわれている状態
から給電停止に切り換えられるさい、誘導負荷に逆起電
力が生じて第２または第１の出力端子の電位が上昇する
と、第２または第１の放電用ダイオードを通してこの放
電用ダイオードの接続されているトランジスタの制御電
極に電流が流れる。このため、そのトランジスタが逆動
作して出力端子から高電位点に向けて電流が流れ、誘導
負荷に蓄えられたエネルギは放電される。

〔実施例〕

第１図はこの発明によるフルブリッジ回路構成の誘導負
荷駆動回路を示し、１〜１１は上記従来例と同一のもの
である。ここでは、高電位側電源端子１にコレクタの接
続される第１．第３のＮＰＮトランジスタ３．５のベー
スと第１．第２の接続点Ａ、Ｂとの間に、それぞれ第１
．第２の放電用ダイオード１４．１５が、出力端子側か
らベース側に向けて順方向となるように接続されている
。

この誘導負荷駆動回路では、例えば第１．第３のＮＰＮ
Ｉ−ランジスタ３，６が導通し、第２．第４のＮＰＮト
ランジスタ４，５が遮断されて、高電位側電源端子１よ
り第１のＮＰＮトランジスタ３、誘導負荷１１、第４の
ＮＰＮトランジスタ６を経て低電位側電源端子２に向は
電流が流れる給電状態から、第４のＮＰＮトランジスタ
６が遮断となり給電停止に切り換わるさい、誘導負荷１
１に生じる逆起電力により、第２の接続点Ｂの出力電位
が上昇する。このとき、上記逆起電力の発生により、第
２の放電用ダイオード１５を通して第３のＮＰＮトラン
ジスタ５のベースへ電流が供給される一方、第２の接続
点Ｂの電位は高電位側電源端子１の電位より高くなるた
め、第３のＮＰＮトランジスタ５が逆動作して、そのエ
ミッタからコレクタ側へ電流が流れ、これにより誘導負
荷１１に蓄えられたエネルギは放電される。この場合の
第２の放電用ダイオード１５に流れる電流は、第３のＮ
ＰＮトランジスタ５を逆動作させるためのベース電流で
あり、その通電量は微少であるから、この放電用ダイオ
ード１５の電流容量は伯のＮＰＮトランジスタ３〜６に
比べて十分小さくてよいことになる。

以上の動作は、第２．第３のＮＰＮトランジスタ４．５
が導通している給電状態から、第２のＮＰＮｉ−ランジ
スタ４が遮断に切り換わって給電停止となる場合にも同
様であり、この場合には誘導負荷１１に生じる逆起電力
により、第１の放電用ダイオード１４を通して第１のＮ
ＰＮトランジスタ３のベースに逆動作させるためのベー
ス電流が供給され、その逆動作により第１のＮＰＮトラ
ンジスタ３のエミッタからコレクタ側へ誘導負荷１１に
蓄えられたエネルギの放電が行われる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、給電停止時に誘導負荷
に生じる逆起電力を放電させるために設けられるダイー
ドの電流容量が大幅に軽減されるため、この誘導負荷駆
動回路を集積回路上に構成する場合に上記放電用ダイオ
ードの所要面積が小さくて済み、回路の高集積化が促進
されコストを低減できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による誘導負荷駆動回路の回路図、第
２図は従来例の回路図である。 １は高電位側電源端子、２は低電位側電源端子、３〜６
はＮＰＮトランジスタ、７〜１０は入力端子、１１は誘
導負荷、１４．１５は放電用ダイオードである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１、第２のトランジスタからなる直列回路と、
   第３、第４のトランジスタからなる直列回路とを高電位
   点と低電位点との間に並列に接続し、前記第１〜第４の
   各トランジスタの制御電極を入力端子とするとともに、
   前記第１、第２のトランジスタ間の第１の接続点と第３
   、第４のトランジスタ間の第２の接続点との間に誘導負
   荷の接続される誘導負荷駆動回路において、前記第１、
   第２のトランジスタのうち高電位点に接続されるトラン
   ジスタの制御電極と前記第１の接続点との間に第１の放
   電用ダイオードを接続し、前記第３、第４のトランジス
   タのうち高電位点に接続されるトランジスタの制御電極
   と前記第２の接続点との間に第２の放電用ダイオードを
   接続したことを特徴とする誘導負荷駆動回路。