JPH07118906B2 - スナバ回路 - Google Patents

スナバ回路

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JPH07118906B2
JPH07118906B2 JP61040613A JP4061386A JPH07118906B2 JP H07118906 B2 JPH07118906 B2 JP H07118906B2 JP 61040613 A JP61040613 A JP 61040613A JP 4061386 A JP4061386 A JP 4061386A JP H07118906 B2 JPH07118906 B2 JP H07118906B2
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JP
Japan
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capacitor
snubber circuit
circuit
inverter
diode
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博之 増田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、サージ抑制用のスナバ回路、特に、直流回
路のコンデンサが大容量電解コンデンサである電圧形イ
ンバータに好適なスナバ回路に関する。
〔従来の技術〕
第2図は、例えば、刊行物〔インバータ応用マニユア
ル〕(電気書院、昭和60年9月7日発行)に記載されて
いる従来の自励式電圧形インバータ(トランジスタイン
バータ)の回路図である。図において、1は電解コンデ
ンサであつて、図示しない直流電源の正負極間に挿入さ
れている。2は配線インダクタンス、3はスナバ回路、
4はインバータ主回路である。スナバ回路3はダイオー
ド31、コンデンサ32、放電抵抗33からなり、インバータ
主回路4の正負端子間に挿入されている。インバータ主
回路4は、スイツチング素子であるトランジスタ41〜4
6、フライホイルダイオード51〜56からなり、3相自励
式電圧形インバータを構成している。P、Nはインバー
タ主回路4の直流入力端子、U、V、Wはインバータ主
回路の交流出力端子である。
この構成において、例えば、正側アームのトランジスタ
41と負側アームの対応するトランジスタがそのベースに
オン信号を受けて導通し、両トランジスタを通して図示
しない誘導負荷に、第3図に示すような、電流径路100
で負荷電流が供給されているものとする。この状態か
ら、トランジスタ41がそのベースにオフ信号を受けて非
導通になると、上記誘導負荷に蓄えられていたエネルギ
ーが電流径路102で示すようにフライホイルダイオード5
4を通して放出され、他方、配線インダクタンス2に蓄
えられていたエネルギーは電流径路101で示すようにス
ナバ回路3のダイオード31を通してコンデンサ32に流れ
該コンデンサ32により吸収され、スイツチングサージの
発生が防止される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記インバータでは、電解コンデンサ1とイ
ンバータ主回路の直流端子間に配線インダクタンス2が
あるため、例えば、トランジスタ41がオン信号を受けて
導通した瞬時、電解コンデンサ1から流出する電流は瞬
時には負荷が要求する電流値まで上昇できず、不足分
が、第4図に電流径路200で示す如く、スナバ回路3の
コンデンサ32から放電抵抗33を通してインバータ主回路
4に流出する。このため、放電抵抗33による電力損失が
大きく、放電抵抗33も大形で高価なものになるという問
題があつた。
本発明は上記した従来の問題点を解消するためになされ
たもので、サージ抑制機能は従来通りであるが、従来に
比し、放電抵抗による電力損失が小さく、小形化するこ
とができ、常に安定した帰還動作を行なわせることがで
きるスナバ回路を得ることを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、放電抵抗を、ダイ
オードとコンデンサの接続点と電解コンデンサとの間に
挿入する構成としたものである。
〔作用〕
この発明では、インバータ主回路のスイツチング素子が
オンしても、スナバ回路のコンデンサは放電しないの
で、放電抵抗による電力損失は大幅に低減される。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の実施例を示した回路図であつて、ス
ナバ回路130の放電抵抗133が、ダイオード31と大容量の
コンデンサ32との接続点と電解コンデンサ1の正極側と
の間に挿入されている点において、第2図の従来のもの
と相違する。
この構成においては、トランジスタが非導通となつた時
に、配線インダクタンス2の蓄積エネルギーがダイオー
ド31を通してコンデンサ32に吸収されるサージ抑制作用
は前記従来の場合と同様であるが、放電抵抗133がコン
デンサ32と電解コンデンサ1の正極間に挿入されている
ので、トランジスタがオン信号を受けて導通した瞬時
(このオン信号は、フライホイルダイオードを通して電
流が環流している状態で与えられる)、コンデンサ32は
放電抵抗133を通して放電できず、インバータ主回路4
には電解コンデンサ1から電流が流出する。
このように、本実施例では、スイツチング素子オン瞬時
のスナバ回路からの放電抵抗を通しての放電が無くなる
ので、放電抵抗133による電力損失が大幅に減少し、放
電抵抗133は前記従来の放電抵抗33に比し、容量が小さ
くて済むので、スナバ回路の小型化を図ることができ、
これらの効果は、電解コンデンサ1が大容量である場合
に特に顕著である。
なお、上記実施例では、スイツチング素子がトランジス
タである電圧形インバータの場合について説明したが、
本発明のスナバ回路は、スイツチング素子の種類を問わ
ず、自励式の電圧形インバータであれば適用することが
できる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した通り、インバータスイツチング
素子のオン瞬時におけるスナバ回路のコンデンサの瞬時
放電がなくなるので、放電抵抗による電力損失が大幅に
低減し、小型化、安価にすることができる。その上、コ
ンデンサの充電エネルギーを放電抵抗を通して帰還する
ので、帰還動作が常に安定している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す回路図、第2図は従来
のスナバ回路を有する電圧形インバータの回路図、第3
図及び第4図は上記スナバ回路の作用を説明するための
電流径路を示した回路図である。 図において、1……電解コンデンサ、4……インバータ
主回路、31……ダイオード、32……コンデンサ、133…
…放電抵抗。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流回路に電解コンデンサを有する電圧形
    インバータに設けられるスナバ回路であつてダイオード
    とコンデンサ及び放電抵抗からなり、上記ダイオードと
    コンデンサはインバータ主回路の正負端子間に直列に挿
    入され、該ダイオードとコンデンサの接続点と上記電解
    コンデンサとの間に上記放電抵抗が挿入されていること
    を特徴とするスナバ回路。
JP61040613A 1986-02-24 1986-02-24 スナバ回路 Expired - Lifetime JPH07118906B2 (ja)

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JPS62201058A JPS62201058A (ja) 1987-09-04
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