JPS6313152Y2 - - Google Patents

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JPS6313152Y2
JPS6313152Y2 JP1982175700U JP17570082U JPS6313152Y2 JP S6313152 Y2 JPS6313152 Y2 JP S6313152Y2 JP 1982175700 U JP1982175700 U JP 1982175700U JP 17570082 U JP17570082 U JP 17570082U JP S6313152 Y2 JPS6313152 Y2 JP S6313152Y2
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JP
Japan
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lid
container body
tongue piece
food
double wall
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JP1982175700U
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JPS5980225U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばランチボツクスなどの可
撓性材料からなる食料品収納容器の構造の改良に
関する。
従来より、第1図に概略斜視図で示すようなラ
ンチボツクス1が使用されている。ランチボツク
ス1は、蓋2と、食品をその内部に載置する容器
本体3とからなる。蓋2および容器本体3は、例
えば表面に模様が印刷された表紙、基材となる厚
紙および内面のアルミニウム箔の3層からなる積
層構造の可撓性材料で作られている。
ところで、食品の販売に際しては、容器本体3
の内部に食品を収納し、蓋2を被せ、蓋3の上に
はしを置いて、さらに包装紙で包み込み、最後に
ゴムバンド等で止めることにより、収納される食
品を保護し、かつこぼれ出しを防止している。
したがつて、ランチボツクス1では、繁雑な梱
包作業を必要とすること、ならびに包装紙および
ゴムバンドなどの包装材料をさらに必要とするこ
となどの問題が存在した。また、行楽の際には収
納された食品を数度に分けて食することがある。
たとえば一部だけ取出して食した後、蓋2のみを
重ねたまま野外に一時放置することがある。しか
し、ランチボツクス1では、蓋2を被せただけで
はほんの弱い風でも蓋2が飛んでしまうという欠
点が存在した。そのため、一時的にランチボツク
ス1を放置する際においても、ゴムバンドを掛け
るという煩しい作業が必要であつた。
それゆえに、この考案の目的は、上述の欠点を
解消し、包装材料を節約することができかつ蓋の
仮止めを極めて容易に行ない得る食料品収納容器
を提供することにある。
この考案に係る食料品収納容器は、容器本体
が、食品を載置する底面と、この底面から上方に
折曲げられた複数の側面とを有している。そし
て、少なくとも1以上の前記側面が、複数の層が
接着された積層材に部分的に接着しない部分を形
成することにより設けられた二重壁構造を備えて
いる。他方、蓋は、食品を覆う天板と、天板の端
縁から延びる少なくとも1以上の第1の舌片およ
び少なくとも1以上の第2の舌片とを備えてい
る。そして、蓋が容器本体に重ねられたとき、第
1の舌片が容器本体側面の二重壁構造のすき間に
嵌合し、第2の舌片が天板の端縁から少なくとも
容器本体側面に沿つて折曲げられるようになつて
いる。
この考案のその他の目的および特徴は、図面を
参照して行なう以下の詳細な説明により一層明ら
かとなろう。
第2図はこの考案の一実施例に用いる蓋の展開
図を示し、第3図は容器本体の展開図を示す。
第2図を参照して、蓋5は、食品を覆う天板5
aと、第1の舌片5b,5bと、第2の舌片5
c,5cとを備える。第2の舌片5cには、粘着
テープ5dが貼り付けられている。粘着テープ5
dは、第2の舌片5c,5cを、後述する容器本
体の底面に貼り付けるためのものである。
他方、第3図を参照して、容器本体6は食品を
載置する底面6aと、この底面6aから上方に折
曲げられる複数の側面6b,6b,6c,6cと
を有する。このうち2枚の側面6b,6bは、二
重壁構造を備える。蓋5および容器本体6は、第
4図に断面構造図で示すような積層可撓性材料で
構成されている。この積層可撓性材料は、たとえ
ば厚紙などからなる基材7と、基材7の内面に形
成されたアルミニウム箔層または、蒸着アルミニ
ウム層8と、表紙9とからなる。表紙9には、所
望の印刷が施されている。容器本体6の側面6
b,6bでは、この基材7と表紙9との間の接着
がなされていない。したがつて、基材7と表紙9
とで二重壁構造が形成されている。積層材の構成
は上述の例の他、種々選択し得る。例えば、プラ
スチツクフイルムにアルミニウムを蒸着したもの
でもよい。
第2図および第3図に示した蓋5および容器本
体6は、それぞれ第2図および第3図の破線に沿
つて折曲げることにより、第5図に概略斜視図で
示すようなこの考案の一実施例となる。ここで
は、容器本体6の側面6b,6bが長辺となり、
二重構造を有している。今、蓋5を容器本体6に
重ねるとき、蓋5の第1の舌片5bが容器本体側
面6bの二重壁構造のすき間に嵌合する。この嵌
合の状態を、第6図に縦断面図で示す。なお、容
器本体6の側面を、やや上方外側へ広がるように
折曲形成すれば、積重ね運搬可能となり便利であ
る。
他方、第7図を参照して、第2の舌片5c,5
cは、蓋5の天板5aの端縁から、容器本体6の
側面6cおよび底面6aに沿つて折曲げられる
が、必要により側面6cのみを覆うようにしても
よい。ところで、第2図に関して説明したよう
に、第2の舌片5c,5cには、粘着テープ5
d,5dが貼り付けられている。したがつて、粘
着テープ5d,5dを、容器本体6の底面6aに
貼り付けることにより、蓋5を容器本体6に固定
することが可能である。このように、蓋5および
容器本体6を構成する可撓性材料の表紙9(第4
図を参照されたい。)の表面に所望の印刷を施し
又蓋5の第2の舌片を表紙で形成しておくことに
より、何らの余分な包装材料をも必要とすること
なく、蓋5と容器本体6との重ね合わせ固定のみ
で包装を完了することが可能である。もつとも、
粘着テープ5d,5dは、この考案に必須のもの
ではない。粘着テープ5dを用いない場合には、
第2の舌片5c,5c間を輪ゴムなどで止めるこ
とにより包装を終了し得る。この場合でも余分の
包装紙を必要としないため、従来のランチボツク
ス1に比べて、余分な包装作業を簡略化し得るこ
と、ならびに包装材料を大きく節約し得ることな
どの効果を奏することは言うまでもない。
また、数度に分けて食事をする場合であつて
も、容器本体6に蓋5を被せるだけで、蓋5の一
時的な仮止めを行なうことが可能である。なぜな
らば、蓋5を容器本体6に重ねたとき、蓋5の第
1の舌片5b,5bが、容器本体側面6b,6b
に形成された二重壁構造のすき間に嵌合するから
である。したがつて、屋外で風にさらされている
ような場合であつても、輪ゴムなどを用いること
なく極めて簡単に蓋5の一時固定を行なうことが
できる。
第8図は蓋5の変形例を示す展開図である。こ
こでは、蓋5の天板5aの一部にはし等の収納部
5eが形成されている。はし収納部5eは、蓋5
を構成する積層材料の一部で、部分的に接着しな
い部分を構成することにより形成される。たとえ
ば厚紙よりなる基材7(第4図を参照されたい。)
と、表紙9(同じく第4図を参照されたい。)と
の間を部分的に接着しないことにより形成され
る。したがつて、ゴムバンドなどを用いることな
く、はしを蓋5自身に固定しておくことが可能と
なる。
なお、上述の実施例では、第1の舌片5bおよ
び二重壁構造を有する本体側面6bは、それぞ
れ、蓋5および容器本体6の長辺側に形成されて
いたが、これに限られるものではないことを指摘
しておく。同様に、第1の舌片5bおよび二重壁
構造を有する容器本体側面6bの数についても、
図示した実施例のように限定されるものではな
い。さらに、食料品収納容器の形状についても、
図示したような直方体に限られるものではなく、
様々な立体形状に応用することが可能である。
なお、使用する材料としては積層材が望ましい
が、単層材料に他の部材を貼付けることによつて
も構成され得る。
以上のように、この考案によれば、蓋に天板の
端縁から延びる少なくとも1以上の第1の舌片お
よび少なくとも1以上の第2の舌片が設けられて
おり、容器本体側面に少なくとも1以上の二重壁
構造が設けられており、蓋が容器本体に重ねられ
たとき、第1の舌片が容器本体側面の二重構造の
すき間に嵌合し、第2の舌片が天板の端縁から少
なくとも容器本体側面に沿つて折曲げられるた
め、余分な包装材料を用いることなく極めて簡単
に包装し得る食料品収納容器を得ることができ
る。特に、包装材料を省略し得ることは、行楽地
などでのごみの発生をも減少させるものであるた
め、環境保全の点からも大きな効果を奏するもの
である。さらに、食事を途中で中止した場合な
ど、第1の舌片を容器本体側面に二重壁構造のす
き間に嵌合しておくことにより、簡単に蓋を固定
することができる。したがつて、わずかな風でも
蓋が飛び去つてしまうという従来のランチボツク
スの欠点を極めて効果的に解消し得る。
さらに、前記二重壁構造は、複数層が接着され
た積層材に部分的に接着しない部分を形成するこ
とにより設けられているので、二重壁構造にする
ための余分な部材や工程を必要とすることなく、
極めて能率良く製造可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のランチボツクスの一例を示す
概略斜視図である。第2図は、この考案の一実施
例に用いる蓋の展開図を示し、第3図は容器本体
の展開図を示す。第4図は、この考案の一実施例
に用いる可撓性材料の断面構造図である。第5図
は、この考案の一実施例を示す概略斜視図であ
る。第6図は、第1の舌片と容器本体側面の二重
壁構造との嵌合状態を説明するための断面図であ
る。第7図は、第2の舌片の作用を説明するため
の略側面図である。第8図は、蓋の変形例を示す
展開図である。 図において、5は蓋、5aは天板、5bは第1
の舌片、5cは第2の舌片、5eははし収納部、
6は容器本体、6aは底板、6b,6cは側面、
7は基材を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性の蓋および容器本体からなる食料品収納
    容器であつて、 前記容器本体は、食品を載置する底面とこの底
    面から上方に折曲げられた複数の側面とを有し、
    少なくとも1以上の前記側面が、複数の層が接着
    された積層材に部分的に接着しない部分を形成す
    ることにより設けられた二重壁構造を備えてお
    り、 前記蓋は、食品を覆う天板と、前記天板の端縁
    から延びる少なくとも1以上の第1の舌片および
    少なくとも1以上の第2の舌片とを備えており、 蓋が容器本体に重ねられたとき、前記第1の舌
    片は前記容器本体側面の二重壁構造のすき間に嵌
    合し、前記第2の舌片は前記天板の端縁から少な
    くとも容器本体側面に沿つて折曲げられる、食料
    品収納容器。
JP17570082U 1982-11-19 1982-11-19 食料品収納容器 Granted JPS5980225U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17570082U JPS5980225U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 食料品収納容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP17570082U JPS5980225U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 食料品収納容器

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Publication Number Publication Date
JPS5980225U JPS5980225U (ja) 1984-05-30
JPS6313152Y2 true JPS6313152Y2 (ja) 1988-04-14

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ID=30382175

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JP17570082U Granted JPS5980225U (ja) 1982-11-19 1982-11-19 食料品収納容器

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577610U (ja) * 1980-06-11 1982-01-14
JPS5728751U (ja) * 1980-07-23 1982-02-15
JPH061671U (ja) * 1992-06-10 1994-01-14 株式会社ユニオン 折 戸

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577610U (ja) * 1980-06-11 1982-01-14
JPS5728751U (ja) * 1980-07-23 1982-02-15
JPH061671U (ja) * 1992-06-10 1994-01-14 株式会社ユニオン 折 戸

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Publication number Publication date
JPS5980225U (ja) 1984-05-30

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