JPS63130557A - ビフエニルテトラカルボン酸の回収方法 - Google Patents

ビフエニルテトラカルボン酸の回収方法

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JPS63130557A
JPS63130557A JP27624586A JP27624586A JPS63130557A JP S63130557 A JPS63130557 A JP S63130557A JP 27624586 A JP27624586 A JP 27624586A JP 27624586 A JP27624586 A JP 27624586A JP S63130557 A JPS63130557 A JP S63130557A
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salt
temperature
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Yoshio Suguro
勝呂 芳雄
Mitsumasa Kitai
北井 三正
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Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はJ、!1.?’、ダービフェニルテトラカルボ
ン酸(以下、β−BTOと言う)の回収方法に関するも
のであシ、詳しくは、fi−BTOの塩を含むアルカリ
水溶液を酸析してρ−BTOを回収する方法に関するも
のである。
(従来の核術) 従来、β−BTOの製造法として、例えば、特公昭!?
−/440/jに記載されているように、μmハロゲノ
フタル酸塩をアルカリ水溶液中に溶解し、金属パラジウ
ムを担体に担持した触媒及び少量のメタノールの存在下
、jO〜750℃の温度に加熱し脱ノ・ロゲンニ量化反
応させて製造する方法が知られている。この方法は、ア
ルカリ水溶液中で反応を行なっているため、j−BTC
はアルカリ塩として得られるので、この8−BTCのア
ルカリ塩を酸析して目的とするS−B T Cを回収す
る必要がある。
しかしながら、この酸析処理は通常、反応混合物を冷却
し、次いで、パラジウム触媒を分離した後のアルカリ水
溶液に鉱酸を加えることにより行なわれるが、この場合
、酸析系内が強アルカリ性から強酸性に移行するため現
実的には装置材質の面から高温での酸析は困難であり、
低温で実施せざるを得なかった。この方法により回収さ
れる5−BTC!の結晶は微細なものなので、結晶を分
離する際の濾過性が悪く、また、回収結晶の乾燥操作も
面倒であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、上記実情に鑑み、β−BTOの塩を含む
アルカリ水溶液を酸析して5−BTC!を回収する方法
において、上記アルカリ水溶液を特定な温度範囲に保持
して酸析することにより濾過性及び乾燥性の良好な大き
いサイズの5−BTC!結晶を得る方法を提供しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、β−BTOの塩を含むアルカリ水
溶液を鉱酸により酸析してB−BTC結晶を回収する方
法において、酸析温度を♂O〜/弘O℃とすることを特
徴とするβ−BTCの回収方法である。
本発明において、a−BTCの塩としては通常、ナトリ
ウム塩、カリウム塩又はリチウム塩を挙げることができ
る。このアルカリ水溶液中のβ−BTCの塩の濃度は通
常、/〜1ltO重滑チである。また、アルカリ水溶液
のpHは通常、/、2〜ノ弘であり、更に、このアルカ
リ水溶液中にはその他の任意な成分を含有していても差
し支えない。
このようなアルカリ水溶液は、具体的には、例えば、≠
−ハロゲノフタル酸塩をアルカリ水溶液中に溶解し、金
属パラジウムを担体に担持した触媒及び少量のメタノー
ルの存在下、50〜750℃に加熱し、脱ハロゲン二量
化反応させ、得られた反応混合物より固形分をP別した
後のB−BT(!のアルカリ塩を含むアルカリ水溶液が
挙げられる。この場合、通常、副生物であるフタル酸塩
などが相轟量含有されている。
また弘−ハロゲノフタル酸塩をアルカリ水溶液中に溶解
し、金属パラジウム系触媒及び−酸化炭素の存在下で脱
ハロゲン二重化反応させた、!’−BTOのアルカリ塩
を含むアルカリ水溶液も適用することができる。
本発明では、このアルカリ水溶液を酸析するのに酸析温
度をI O、/弘O℃とすることを必須の要件とする。
この酸析温度が前記範囲よシも低い場合には、大きいサ
イズのに−BT(!結晶を得ることができず、高い場合
には効果に変わシがないがエネルギー的に損である。ま
た酸析圧力は常圧下又は加圧下で差し支えないが、酸析
混合物の沸点以上で酸析を実施する場合には、当然のこ
とながら加圧下となる。
酸析操作は一般的に実施されているような、前記アルカ
リ水溶液中に鉱酸を添加する方法でも差し支えないが、
この場合には、酸析系が強アルカリから強酸性に移行す
るため、装置材質として特殊な高級材質のものを用いる
必要がある。したがって、本発明の場合には、鉱酸水溶
液中に前記アルカリ水溶液を添加する方法が望ましい。
この場合、回分法又は連続法で実施することができる。
回分法の場合には、鉱酸水溶液を敷液として、これにア
ルカリ水溶液を供給することによう実施され、また、連
続法の場合には、鉱酸水溶液の一部を敷液とし、残りを
アルカリ水溶液とともに供給することにより実施される
アルカリ水溶液の供給は連続又は間欠で行う事ができる
が、供給速度は反応のスケールによって異なるものの、
酸析温度がほぼ一定になるように調節される。
酸析に用いる鉱酸としては、通常、硫酸、塩酸、リン酸
等を挙げる事ができるが、硫酸を、用いた場合には、酸
析温度を高くすることが可能であるので特に好ましい。
硫酸を用いる場合、敷液中(反応系中)の硫酸濃度は通
常、10〜1重tチ好ましくは30〜3重量係に維持し
つつ酸析を行う事が好ましい。系内の硫酸濃度があまシ
高い場合には、大きいサイズの結晶を得る事が難しくな
る。また、酸析時のpHはカルボ/酸塩を完全に中和す
る為に通常、3以下に好ましくは2以下に保持するのが
好ましい。メ半如44−褥酸析によって析出し九m−B
TOは濾過により容易に回収することができる。−過は
酸析温度から常温の間で実施できるが、グーハロゲノフ
タル酸をアルカリ水溶液中で、パラジウム触媒及びメタ
ノールの存在下、脱ノSbゲンニ量化反厄によF) s
 −B T O塩を生成させる方法の場合は副成するフ
タル酸塩との分離を良好に行う為には、r過を10℃以
上の温度で実施することにより、フタル酸含有量の少な
いt、 −B T C結晶を得ることができ、しかも得
られる結晶も大きいので好ましい。次いで回収したケー
キは必要に応じて、脱塩水で洗浄することにより、更に
高純度のものとすることができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。
実施例1 攪拌機、速流冷却器及び加熱装置を備えた/、Otガラ
ス製μつロフラスコに、2θ係硫酸3灯tを入れ、攪拌
しつつ還流温度(約/ o 4t”c )迄昇温し、こ
れにA−BTCのナトリウム塩u /、r J f (
0,/ mole )と水酸化ナトリウム27、Ou 
f (0,676mole )  を含むアルカリ水溶
液3109を還流下、2時間かけて滴下することによf
il;−BTOの酸析を行なった。
酸析終了後、混合物をt0℃迄冷却しヌツチェにて吸引
濾過して析出し九β−BTO結晶をf別し、次いで、こ
の結晶を脱塩水り0−で振りかけ洗浄した後、lμO℃
で一昼夜真空乾燥を行いβ−BTOの結晶J J、J 
fを回収した。
このρ−BTO結晶の回収率はりrtsであシ、また得
られた結晶のサイズは平均/ !OxJ’0μmで、濾
過性の良好なものであった。尚、参考の為に、この結晶
の顕微鏡写真(100倍)を参考写真lとして示す。
実施例コ 酸析温度を?!℃にした以外は実施例1と同様に反応を
実施した。回収したAI−BTOは3コ、、20 tで
回収率は27%であった。得られた結晶のサイズは/参
〇x≠θμmであった。
比較例/ 酸析温度を60℃、−過温度を60℃にした以外は実施
例1と同様に実施した。回収した5−BTCは32.1
IJftで、回収率はyrtsであつた。得られた結晶
のサイズは平均!×1μmであった。尚、参考の為にこ
の結晶の顕微鏡写真(100倍)を参考写真Jとして示
す。
第1表 実施例3 ri、itを入れ攪拌しつつ還流温度(約/lj℃)迄
昇温し、これに、グークロルフタル酸塩を水酸化す) 
IJウム水溶液中で活性炭担持のパラジウム触媒及びメ
タノールの存在下、脱ハロゲン二量化反応して得られた
反応液よシバラジウム触媒を分離する方法で得たf3−
BTOのナトリウム塩/ r、06 mmoleと7タ
ル酸のナトリラム塩!6.を弘mmo 1θを含むアル
カリ水溶液1toyを還流下、2時間かけて滴下するこ
とによF)S−BTC!の酸析を行なった。酸析終了後
、りO′C迄冷却しヌソチェにて吸引濾過し、析出した
結晶をf別し、次いで、この結晶を脱塩水jOxlで振
シかけ洗浄した後、1170℃で一昼夜真空乾燥を行な
い乾燥結晶z、r3pを回収した。
この結晶のサイズは平均/ / O×30μmであった
。また、液体クロマトグラフィーによる分析の結果この
結晶中にはβ−B T Oj、! / ?(/ 6.0
1 mmole )、7タル酸0.4Z / f (2
,1mmole )を含んでいた。
実施例≠ r過温度をよ0℃にした以外は実施例3と同様に反応を
実施した。回収した乾燥結晶は/ /、J o tであ
り、そのサイズは平均70x20μmであった。また、
液体クロマトグラフィーによる分析の結果、ケーキ中に
は5−BTC!!、夕oy(it、tよmmole )
フタル酸r3ty(J LOr mmole )を含ん
でてた。
第−表 実施例! 実施例/の方法において、μツロフラスコに3−BTC
!のナトリウム塩と水酸化ナトリウムを含むアルカリ水
溶液を仕込み、攪拌しつつ還流温度約IO≠℃迄昇温し
、これにコOチ硫酸を2時間かけて滴下した以外は全く
同様な酸析を行なったところ、E−BTC結晶の回収率
はtpr%であり、また、得られた結晶サイズは平均/
30×弘!μmであった。
(発明の効果) 本発明によれば、5−BTCの塩を含むアルカリ水溶液
を特定の温度範囲に保持して酸析することにより結晶サ
イズの大きい5−BTCが得られる。
ま九弘−710ゲノフタル酸塩の脱ノ・ロゲンニ量化反
応で得九j−BTCの塩を含有するアルカリ水溶液を酸
析する場合には、濾過温度を選定することによう副生物
であるフタル酸含有量の少ない高純度の一−BTO結晶
を良好に得ることができ、しかも、結晶サイズも大きい
ので好ましい。
そのため本発明で得られるβ−BTC結晶は濾過性が良
好である上、乾燥時間も短力1くてすみ、また不純物の
混入も少ない優れたものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3,4,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン
    酸の塩を含むアルカリ水溶液を鉱酸により酸析し、さら
    に濾過して3,4,3′,4′−ビフェニルテトラカル
    ボン酸の結晶を回収する方法において、酸析温度を80
    〜140℃とすることを特徴とするビフェニルテトラカ
    ルボン酸の回収方法。
  2. (2)酸析処理を鉱酸水溶液中に前記アルカリ水溶液を
    供給することにより行なうことを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)鉱酸として硫酸を用いることを特徴とする特許請
    求の範囲第(2)項記載の方法。
  4. (4)硫酸の濃度を50〜1重量%に維持しつつ酸析を
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載
    の方法。
  5. (5)酸析時のpHを3以下に保持することを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  6. (6)副成物としてフタル酸の塩を含む3,4,3′,
    4′−ビフェニルテトラカルボン酸のアルカリ水溶液を
    、酸析処理後、3,4,3′,4′,−ビフェニルテト
    ラカルボン酸の結晶を濾過する温度が80℃以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109970547A (zh) * 2019-05-08 2019-07-05 万华化学集团股份有限公司 一种制备规则晶体形状的四甲酸的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914015A (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 Kubota Ltd 自動走行車輌

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