JPS63130514A

JPS63130514A - 粉末化粧料

Info

Publication number: JPS63130514A
Application number: JP27634686A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Shimizu; 和彦清水
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1986-11-19
Filing date: 1986-11-19
Publication date: 1988-06-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はプロテアーゼの１種または２種以上とリパーゼ
の１種または２種以上とを配合することを特徴とする粉
末化粧料であり、プロテアーゼ、リパーゼを凍結乾燥し
た粉末状生物学的製剤を粉末状化粧料基剤に配合して用
いることにより、皮膚に対しては、伸び、つるつる、す
べすべした使用感を与え経時で肌の角質化がなくなり、
肌に透明感が生じて、肌を清潔に保つ効果があり、毛髪
に対しては、つや、髪の仕上がり効果を付与する新規な
化粧料に関するものである。

〔従来の技術〕

プロテアーゼは、蛋白質、ペプチド等のペプチド結合を
加水分解する酵素の総称であり、食品工業では、ベビー
フーズ、チューインガム、ビールの製造、チーズの製造
、臨床分野では、血液凝固剤、血圧降下剤、抗炎症剤等
として利用している。また工業界では、皮革の製造や絹
の処理、牛肉の軟化等に利用されている。

一方、リパーゼは、トリグリセリドの結合の加水分解ま
たは合成に関与する酵素であり、主として、脂肪酸のグ
リセリドを加水分解または合成作用をなす酵素の総称で
あり、食品工業では、酒類における米の脱脂、乳製品の
香味増強等、油脂業界では、大豆油からの脂肪酸とグリ
セリン生成等に利用されている。

このように多分野に多種の目的で使用されているプロテ
アーゼ、リパーゼも活性を損なわない状態で化粧料に配
合した例は皆無である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者は、前記事情に鑑み、活性のある化粧料を得る
べく鋭意研究を重ねた結果、プロテア−ゼとリパーゼと
を組み合わせ凍結乾燥した粉末状生物学的製剤に注目し
、これを乾燥したフレーク状または粉末化粧基剤に混合
した化粧料を水または化粧水を添加して溶解すると凍結
乾燥した酵素は、たちどころに活性を取り戻し、皮膚に
対しては、伸び、つるつる、すべすべした使用感を与え
、経時で肌にたまった老化した角質層を取り除き肌に透
明感が生じて、肌を清潔に保つ特有な効果があり、毛髪
に対しては、つや、髪の仕上がり効果を付与することを
見い出し、本発明を完成するに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、プロテアーゼの１種または２ｆ！
以上とリパーゼの１種または２種以上とを配合すること
を特徴とする粉末化粧料である。

本発明に用いられるプロテアーゼは、動物起源のペプシ
ン、キモトリプシン、トリプシン、レンニン、パンクレ
アチン等、植物起源のハハイン、キモパパイン、プロメ
ライン、フィシン、微生物起源のカビ〔アスペルギルス
ＣＡｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　）　ａ、ペニシリウム（Ｐ
ｅｎｉｃｉｌｌｉｕｍ　）屈、リゾプス（Ｒｈｉｚｏｐ
ｕｓ）　ｎ、ムコール（Ｍｕｃｏｒ　）　１ｍ）のプロ
テアーゼ、トラメテス　サングビネ（Ｔｒａｍｅｔｅｓ
Ｓａｎｇｖｉｎｅａ）の生産する粗酵素、ムコール　レ
ンニン（Ｍｕｃｏｒ−ｒｅｎｎｉｎ）　、細菌プロテア
ーゼ等が挙げられる。

、常用名：ブロメライン、製造会社：ミドリ十字、常用
名：酸性プロテアーゼ、製造会社；盛皿製薬〔アスペル
ギルスＳａ　ｉ　ｔｏ　ｉ）　）大野製薬〔リゾプス（Ｒｈｉ
ｚｏｐｕｓ）　１ｍ）、阪急共栄〔リゾプス（Ｒｈｉｚ
ｏｐｕｓ）　ｇ）　、ヤクルト生化学〔アスペルギルス
　ニガー（Ａｓｐｅｒｇｉ　ｌＬｕｓｎｉｇｅｒ）常用
名：中性、アルカリ性プロテアーゼ、製造会社：三共、
大野製薬、長瀬産業、常用名：細菌プロテアーゼ、製造
会社：長瀬産業、大和化成、大野製薬、阪急共栄、点本
産業、洛東化成工業、上田化学、協和醗酵、等が挙げら
れる。

これらの酵素を凍結乾燥し粉末状生物学的製剤としたも
のの１種または２種以上が任意に選択される。

配合量は、　０．００１〜２０％重量％が好ましい。

０、００１重量％未満では、本発明の効果を発揮するこ
とができない場合があり、２０重量％を超えるとべたつ
きの原因になる場合がある。

本発明に用いられるリパーゼは、すい臓リパーゼ、ミル
クリパーゼ、植物リパーゼ、微生物リパーゼ（糸状菌リ
パーゼ、細菌リパーゼ、酵母リパーゼ）等が挙げられる
。

市販品としては、糸状菌リパーゼとして、商品名：リパ
ーゼＭ−ＡＰ　Ｃカビ　ムコール（　Ｍｕｃｏｒ）　ｓ
ｐ）　、製造会社二天野製薬、商品名：リバーゼＡＰＣ
カビ　アスペルギルス（Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ　）　
ｓｐ〕、製造会社：天野製薬、商品名：タリバーゼ〔カ
ビ　リゾプス　デレマー（Ｒｈｉｚｏｐｕｓ　ｄｅｌｅ
ｍａｒ））、製造会社：田辺製薬、商品名：リパーゼ〔
カビ　リゾプス　デレマー　（Ｒｈｉｚｏｐｕｓ　ｄｅ
ｌｅｍａｒ）　）、製造会社：生化学工業、商品名ニオ
リパーゼ〔カビ　リゾプス　ジャボニカス（　Ｒｈｉｚ
ｏｐｕｓｊａｐａｎｉｃｕｓ　）　）　、製造会社：大
阪細菌研究所、細菌リパーゼとして、商品名：リパーゼ
く東洋〉〔細菌クロモバクテリウム　ビスコサム　パル
　バラリボリテイカム（Ｃ’ｆＦｉ６ｍｏｂａｃｔｅｒ
ｉｕｍ　ｖｉｓｃｏｓｕｍｖａｒ　ｐａｒａｌｉｐｏｌ
ｙｔｉｃｕｍ　）　）　、製造会社：東洋醸造、商品名
：合同−ＢＳＬ　（細菌アルスロバタターウレアファシ
エンス　ノブ、パル（Ａｒｔｈｒｏｂａｃｔｅｒ　Ｕｒｅａｆａｃｉｅｎｓ
　ｎｏｖ，ｖａｒ）　）　、製造会社：合同酒精、酵母
リパーゼとして、商品名；リパーゼＭＹ（酵母　キャン
ディダ　シリンドラセ（Ｃａｎｄｉｄａ　ｃｙｌｉｎｄ
ｒａｃｅａ　）　〕製造会社：名糖産業等が挙げられる
。

配合量は、０．００１〜２０％重量％が好ましい。

０、００１重量％未満では、本発明の効果を発揮するこ
とができない場合があり、２０ｉｉ％を超えるとべたつ
きの原因になる場合がある。

本発明の化粧料には前記した必須成分に加えて、必要に
より、水分を含まない乾燥した化粧料基剤を混合するこ
とができる。化粧料基剤としては、使用時に加える水ま
たは化粧料に熔解または分解する以下のものが好ましい
。

例えば、保湿剤としては、ポリエチレングリコール４，
０００〜ポリエチレングリコール２０．０００、粉末マ
ビット、ブドウ糖、ショ糖、乳糖、キシリトール、ソル
ビトール、マンニトール、マルチトール、シクロデキス
トリン、クラウングルカン等、水溶性高分子化合物とし
ては、グアーガム、ローカストビーンガム、クイカズシ
ード、カラギーナン、ガセクタン、アラビアゴム、トラ
ガント、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガ
ム、デキストリン、サクシノグルカン、カードランゼラ
チン、アルブミン、コラーゲン、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アル
ギン酸プロピレングリコール、アルギン酸塩、ポリビニ
ルアピレンブロック共重合体、ベントナイト、ラポナイ
ト微粉酸化ケイ素、コロイダルアルミナ等が挙げられる
。

界面活性剤としては、アニオン界面活性剤として脂肪酸
石けん、エーテルカルボン酸およびその塩、アルカンス
ルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸
エステルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸基
、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルアリルス
ルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、二級高級
アルコール硫酸エステル基、アルキル及びアルキルアリ
ルエーテル硫酸エステル基、グリセリン脂肪酸エステル
の硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫
酸エステル塩、リン酸エステル塩、アミノ酸又はコラー
ゲン加水分解物と高級脂肪酸縮合物等、カチオン界面活
性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアル
カノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウ
ム塩、環式四級アンモニウム塩等、両性界面活性剤とし
ては、カルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、
リン酸エステル型等が挙げられる。非イオン活性剤とし
ては、多価アルコールエステル型界面活性剤、脂肪酸グ
リセリンエステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ
る。

酸化防止剤としては、ノルジヒドログアヤレチン酸、没
食子酸プロピル、エリソルビン酸、エリソルビン酸、エ
リソルビン酸ナトリウム等があげられる。

殺菌、防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、サリチル
酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安
息香酸メチル等が挙げられる。

さらに、親水性無機粉末、アミノ酸、色素、ビタミン、
香料、ホルモン、薬剤等通常化粧料に用いられる成分を
配合することができる。

本発明の化粧料の剤型は、粉末状またはフレーク状であ
って、水分を含まない乾燥した原料であれば、どのよう
な混合の仕方で、混ぜ合わせても構わない。

使用方法は、粉末状またはフレーク状の化粧料に適量の
水または化粧水等を混ぜ合わせ、顔やボディー、髪等目
的の部位に塗布する。

〔発明の効果〕

本発明の化粧料は、皮膚に対しては、伸び、つるつる、
すべすべした使用感を与え、肌にたまった老化した角質
層を取り除き、肌に透明感が生じて、肌を清潔に保つ特
有な効果があり、毛髪に対しては、つや、髪の仕上がり
効果を付与する。

〔実施例〕

以下に実施例および比較例を挙げて、本発明を具体的に
明らかにする。本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は重量％である。

（以下全白）エツセンスパウダー（製造法） ■〜■をポリエチレン袋に封入し、手で均一になるまで
混合し、エツセンスパウダーを得た。

（使用法）本発明の粉末化粧料は、０．５〜２ｇを分包させ、使用
の際には、約５〜ＩＯ倍量の水または化粧水に分散させ
、顔全体に塗布する。

（効果）第１表に実施例１．２．３．４．５．６．７、比較例１
．２を美容技術者２０名の顔に塗布した時の使用感触の
試験結果を示す。方法は、顔の左半分に実施別品を右半
分に比較別品を塗布し、比軸した結果を、それぞれの自
己申告の使用性評価としてまとめた。判定の基準は次の
通りである。

１、皮膚に対する伸び ◎；比較例に比べ美容技術者の８０％以上が肌に対する
伸びが良かったと満足した。

○；比較例に比べ美容技術者の６０％以上が肌に対する
伸びが良かったと満足した。

△；比較例に比べ美容技術者の４０％以上が肌に対する
伸びが良かったと満足した。

×；比較例に比べ美容技術者の４０％未満しか肌に対す
る伸びが良かったと満足しなかった２、　皮膚に対する
つるつるした使用感◎；比較例に比べ美容技術者の８０
％以上が肌がつるつるになったと満足した。

○；比較例に比べ美容技術者の６０％以上が肌がつるつ
るになったと満足した。

△；比較例に比べ美容技術者の４０％以上が肌がつるつ
るになったと満足した。

×；比較例に比べ美容技術者の４０％未満しか肌がつる
つるになったと満足しなかった。

３、皮膚に対するすべすべした使用感 ◎；比較例に比べ美容技術者の８０％以上が塗布後の肌
がすべすべしたと満足した。

○；比較例に比べ美容技術者の６０％以上が塗布後の肌
がすべすべしたと満足した。

△；比較例に比べ美容技術者の４０％以上が塗布後の肌
がすべすべしたと満足した。

×；比較例に比べ美容技術者の４０％未満しか塗布後の
肌がすべすべしたと満足しなかった４、１力月間使用後
の肌の状態（肌の角質化がななくなり、肌に透明感が出
て来た。） ◎；比較例に比べ美容技術者の８０％以上が肌の角質化
がなくなっていて、肌に透明感が出て来ていると満足し
た。

○；比較例に比べ美容技術者の６０％以上が肌の角質化
がなくなっていて、肌に透明感が出て来ていると満足し
た。

△；比較例に比べ美容技術者の４０％以上が肌の角質化
がなくなっていて、肌に透明感が出て来ていると満足し
た。

×；比較例に比べ美容技術者の４０％未満しか肌の角質
化がなくなっていて、肌に透明感が出て来ていると満足
しなかった。

（以下余白）第　　１　　表（以下余白）（以下７１ｚ　白）（製造法） ■〜■をポリエチレン袋に封入し、手で均一になるまで
混合し、粉末状モイスチャーシャンプー、粉末状モイス
チャーリンスを得た。

（使用法）！量を取り出し、使用の際は、約５倍量の水に再分散さ
せ、髪全体に塗布し、洗い流す。

比較例３実施例８から■■■を除いた以外は、実施例８と同様に
して、モイスチャーシャンプーを得た。

比較例４実施例９から■■を除いた以外は、実施例９と同様にし
て、モイスチャーリンスを得た。

実施例８．９および比較例３．４について、２０〜３０
歳の女性パネル２０名にて、洗髪実使用テストを行い、
毛髪のつや、くし通りについて評価したその結果、実施
例８．９の組み合わせでシャンプー、リンスした方が良
好であると答えた人が１９名、比較例３．４の組み合わ
せでシャンプー、リンスした方が良好であると答えた人
が１名で、本発明に係るモイスチャーシャンプー、モイ
スチャーリンスの効果が確認された。

Claims

【特許請求の範囲】

プロテアーゼの１種または２種以上とリパーゼの１種ま
たは２種以上とを配合することを特徴とする粉末化粧料
。