JPS63130392A - 印刷機 - Google Patents

印刷機

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JPS63130392A
JPS63130392A JP27770986A JP27770986A JPS63130392A JP S63130392 A JPS63130392 A JP S63130392A JP 27770986 A JP27770986 A JP 27770986A JP 27770986 A JP27770986 A JP 27770986A JP S63130392 A JPS63130392 A JP S63130392A
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稔 植田
Yoshihiko Osawa
大沢 芳彦
Yoshinori Inoue
井上 良規
Masaya Asano
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N6/00Mounting boards; Sleeves Make-ready devices, e.g. underlays, overlays; Attaching by chemical means, e.g. vulcanising
    • B41N6/02Chemical means for fastening printing formes on mounting boards

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷機の改良に関し、ざらに、詳しくは、印
刷機の版胴表面における印刷版の密着性の改良に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、平台方式、輪転方式のいずれの印刷機においても
、印刷版を機械的に版台に固定するのが一般的であるが
、印刷版の強度あるいは作業性などの理由から版材をた
とえばアクリル系ないしはゴム系の両面テープ、スプレ
ー接着剤を用いて接着する印刷機も知られている。
しかしながら、これらの印刷機は、作業性あるいはその
他の面で極めて問題が多い印刷機であり、これらの改良
装置として版胴と印刷版の間に結石性シートを装着した
版胴が実開昭58−36137号公報および実開昭58
−1046号公報などで提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の実開昭58−36137号公報の
版胴は、その版胴表面の粘着シートの粘着力が強過ぎ、
印刷版を取り外す場合、特に自動排版装置に於いて排版
型での剥ぎ収りができず、版胴に巻き込んだり、排版型
に強くこすり、印刷版を傷つけたり、破れたりするなど
の不都合を生じ、また手で剥ぎ取る場合に於いても剥離
角度や剥ぎ取り速さに注意しない限り、印刷版に折り目
やしわが付き易く、くり返し使用に耐えない問題があっ
た。
また、後者の実開昭58−1046号公報の版胴は、そ
の版胴表面に部分的にカバーフィルムを設けるため、カ
バーフィルムを設けた部分では印■す版がすべり易く、
たとえばインキの粘弾性による滑る方向(円周方向)の
力によって部分的に歪みを生じ印刷寸法および印刷の精
度を損ねてしまい、さらに、カバーフィルムを設けない
部分では粘着力が強力で、剥離力か大きくなり、自動排
版の際、排版風に強くこすり印刷版l\傷付(ブたりあ
るいは巻き込むなどの問題があった。
本考案の目的は、前記従来の問題点を解消−Uんとする
もの、Vなりら、 (イ)印刷版と版胴のすべりを完全に解消し、(ロ)従
って印刷版に部分的に歪みを起こさず。
(ハ)排版に際しては剥離容易となり自動排版に好適で
、 (ニ)印刷版をくり返し使用する、いわゆる置き版を可
能ならしめた 印刷機を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、インキ供給装置と、版胴と、圧胴とを具備し
た印刷機にJ′3いて、前記版111ii1周面に、膜
早が0.5〜50μmであって、かつ、数平均分子量が
3000〜40000の線状ジオルガノポリシロキサン
を架橋セしめたシリコーンゴム皮膜を設けたことを特徴
とする印刷機を要旨とするものである。
本発明にお(プる印刷機とは、少なくともインキ着【プ
ローラ表面に一定の厚さのインキ膜を形成するインキ供
給装置と、インキを受容づる画像部とインキを付着しな
い非画像部からなる印刷版の板頭部を把持固定し、必要
に応じて版尻部を引張り付勢して印刷版を装着した版胴
と、前記版胴へ被印刷材を押圧して印刷する圧胴を頁面
した印刷機でおればいずれであっても良く、例えば、前
記印刷機の版胴と圧胴との間に、前記版胴に圧接して画
像を転写し、その画像を被印刷材へ押圧して印刷するゴ
ム胴が付加されたオフセット印刷機などがあげられる。
前記印刷版と版胴の間に介在せしめるシリコーンゴム皮
膜(以下、皮膜と略称する)とは、下記組成物A、また
は、Bを硬化して形成した皮膜である。
組成物A (a)線状ジオルガノポリシロキサン (数平均分子量が3000〜40000)100重四部 (b)縮合型架橋剤     3〜70手量部(C)触
媒      0.01〜40千伍部前記成分(a)の
線状ジオルガノポリシロキサンは、下記の一般式で示さ
れるような繰り返し単位を有するポリマーで、Rおよび
R′は炭素数1から10のアルキル基、ビニル基、アリ
ール基であり、またその伯の適当な置換基を有していて
もよい。RおよびR′は同一でも異なっていてもよい。
またポリマー主鎖にそって、繰り返し単位が異なってい
てもよい。一般的にはRおよびR−の60%以上がメチ
ル基、あるいはハロゲン化ビニル基、ハロゲン化フェニ
ル基などであるものが好ましい。
このような線状ジオルガノポリシロキサンは、両末端に
水酸基を有するものを用いるのが好ましい。
また、前記成分(a)は、数平均分子量が3000〜4
0000でなければならない。この範囲を外れると剥離
強度が弱かったり、強すぎるので好ましくない。なお、
数平均分子量が5000〜36000であるのが好まし
い。
成分(b)は、縮合型のものであればいずれであっても
よいが、次の一般式で示されるようなものが好ましい。
Rm−3i−Xn (m+n=4、nは2以上の整数) ここでRは先に説明したRと同じ意味であり、Xは次に
示すような置換基である。
■ Cα、Br、Iなとのハロゲン ■ ト1またはOH,0COR,OR。
などの有機置換基。
ここでR1,R2,R3,R4は炭素数1〜10のアル
キル基または置換アルキル基を示す。
成分(C)は、錫、亜鉛、鉛、カルシウム、マンガンな
どの金属の有機カルボン酸塩、たとえばウラリン酸ジブ
チルスズ、オクチル酸鉛、ナフテン酸鉛なと、あるいは
塩化白金酸等のような公知の触媒があげられる。
組成物B (d)付加反応性官能基を有するジ オルガノポリシロキサン(故事 均分子量が3000〜40000) 100重量部 (e)オルガノハイドロジエンポリ シロキサン     0.1〜10重量部(f>付加触
媒  o、ooooi〜1瑣母部上記成分(d>の付加
反応性官能基を有するジオルガノポリシロキサンとは、
1分子中にケイ素原子に直接結合したアルケニル基(よ
り好ましくはビニル基)を少なくとも2個有するオルガ
ノポリシロキサン(数平均分子量が3000〜4000
0のもの)で、アルケニル基は分子量末端、中間いずれ
にあってもよく、アルケニル基以外の有機基としては、
置換もしくは非置換の炭素数1〜10のアルキル基、ア
リール基である。また、成分(d>には水酸基を微旦有
することも任意である。
成分(d)の具体的な例としては、α、ω−ジビニルポ
リジメチルシロキサン、両末端メチル基もしくは水1f
iWの(メチルビニルシロキサン)(ジメチルシロキサ
ン)共重合体などが例示される。
また、前記成分(d)は、数平均分子量が3000〜4
0000でなければならない。この範囲を外れると剥離
強度が弱かったり、強すぎるので好ましくない。なお、
数平均分子量が5000〜36000であるのが好まし
い。
成分(e)としては、両末端水M基のポリジメチルシロ
キサン、α、ω−ジメチルポリメチルシロキサン、両末
端メチル基の(メチルシロキサン)(ジメチルシロキサ
ン)共重合体、環状ポリメチルシロキサン、両末端トリ
メチルシリル基のポリメチルシロキサン、両末端トリメ
デルシリル基のくジメチルシロキサン) (メチルシロ
キサン)共重合体などが例示される。
成分(f)としては、公知のものの中から任意に選ばれ
るが、特に白金系の化合物が好ましい。
以上、組成物A、Bの各成分について述べたが、形成さ
れるシリコーンゴム皮膜の強度を向上させるために、前
記組成物AまたはBに各種の充填材を混合させることが
できる。
次に、本発明における線状ジオルガノポリシロキサンを
架橋せしめたシリコーンゴム皮膜の形成法の一例につい
て説明する。
前記組成物AまたはBを適当な溶媒で希釈し塗布液とす
る。なお、溶媒としては、パラフィン系炭化水素、イソ
パラフィン系炭化水素、シクロパラフィン系炭化水素お
よび芳香族炭化水素、さらには、これらの混合物などが
挙げられる。このような炭化水素類の代表的な例として
は、石油の分画量およびその改質品などがある。具体例
としては、n−ヘキサン、n−へブタンなどが挙げられ
る。
塗布液の濃度は、用いる線状ジオルガノポリシロキサン
の分子量、塗布方法にもよるが、好ましくは80重量%
、より好ましくは5から60重但%である。濃度が博す
ぎても濃いすぎても塗布しにくく、適当な膜厚のシリコ
ーンゴム皮膜は得られにくい。
この塗布液を用いて前記版胴表面への前記皮膜を形成す
るには、前記塗布液を同化後の厚さで0゜5〜50μの
厚さに版胴表面に直接塗イfL、加熱・硬化(°加熱温
度:約20〜180℃)する方法、または、市販の一面
に接着材が塗布されてなる無収縮性基板の他の一面に、
前記塗布液を同化後の厚さで0.5〜50μの厚さに塗
布し加熱硬化した粘着性シートを版胴に貼付する方法の
いずれでもよい。
ここでいう前記の無収縮性基板とは、常温ないし150
’C位の範囲の温度で実質的収縮せず、かつ、可撓1生
で柔軟性のあるおよそ0.05mm”0゜2mmの合成
樹脂フィルム、金属板などで市って、例えば、ポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、アルミ板など
が好ましい。また、基板に塗イaされた接着剤のの粘着
力は50〜1000g/ CrTlのものが好ましい。
また皮膜の厚さは0.5μm未満では、製造上塗布むら
などが起こりがちで安定した粘着面を得ることができな
い。また、50μを越える塗布は、厚くなる程滑り方向
の耐強度が下がり、印刷精度は50μ以下が好ましく、
50μを越える厚さでは粘着材からなる層で横方向への
ずれが生じたり、版銅表面か軟かくなり過ぎて印刷物の
ベタつぶれや網点再現性に支障を来すようになる。
粘着性シートの全体の厚みは、前記各層の厚みの範囲内
で、版胴の仕立てを考慮した厚さを選ぶことができるが
、全体の厚さは出来るだけ均一であることが好ましく、
±10μ10μあることが好ましい。ここで、20μを
越える厚みムラを生じると前記と同様に印刷物のベタツ
ブレや網点に差が現れ、印刷欠点を引き起こす、ことに
なる。
以上のようにしてシリコーンゴム皮膜の形成された版胴
が得られる。
なお、本発明では、架橋せしめるジオルガノポリシロキ
サンの数平均分子量を3000〜40000としたとき
、それで形成されたシリコーンゴム皮膜の表面は、18
0°剥離強度が0.1〜3g/cmでおるのが好ましく
、数平均分子量が5000〜36000の場合は、18
0°剥離強度が0.5〜2.5g、/cmであるのがよ
り好ましい。
本発明の印刷機に適用される印刷版としては、公知のも
ので特に限定されないが、可撓性を有する裏面(印刷版
の版胴側の面)がプラスチックス、特にポリエステルか
らなる二軸延伸フィルムを基材としたものが好ましい。
(作用) 本発明は、版胴の表面に、膜厚が0.5〜50μmであ
って、かつ、数平均分子量が3000〜40000の線
状ジオルガノポリシロキサンを架橋せしめたシリコーン
ゴム皮膜を設けたので、その皮膜の表面は、180°剥
離強度が0.1〜3g/Cmの範囲に抑えられ、これに
よって版胴と印刷板の密着性と、排版時の印刷版の剥離
性という相反する特性が煎備できたのである。
(実施例) 次に、本発明の印刷機の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
実施例1 第1図は、本発明における版胴の一実施態様を示す断面
図である。
図において、版11ii11aの表面は、金属表面であ
り、高精度、かつ十分滑らかに仕上げである。該版胴1
a表面に、少なくとも印刷過程中インキ着はローラ14
,15(第3図〉が接触する表面全体に、前記皮膜、あ
るいは、粘着性シート8の層を固定する。この場合、特
に気泡が入らないことが重要である。
第2図は、粘着性シート8の厚さ方向の断面図で、基板
3a、皮膜Bb、粘着剤8Gの3層構造からなる粘着性
シートである。
粘着性シート8の実施例として厚さ50μのポリエステ
ルフィルムを基板8aとし、裏面は接着用の粘着剤8C
からなり、表面8bには、(a)α、ω−ジヒドロキシ
ポリジメチルシロキサン (数平均分子量4万)    100部(b)エチルト
リアセトキシシラン   10部(C)ジブチルスズジ
アセテート   0.5部からなる組成物をn−ヘキサ
ン溶液として回転塗布機により塗工し、硬化させ厚さ3
μのシリコーンゴム層とした粘着性シートを用いた。
次に、印刷版9の先端部に設けた位置決め穴(図示せず
)を版胴の凹部に設けた位置決めピン10に挿入し、金
具11で版頭を把持固定する。
版9には適度の引張力を加えて巻き付け、版胴凹部へ引
き込んだ後、版尻フック12に引掛けて、引張付勢する
。また、排版については、金具11を開いて版把持を解
除した後、爪13を押し上げて版頭を位置決めピン10
から扱き取り、第1図の実線て示″g9aの状態から破
線で示す9Cの状態となり、排版風7の案内で版9を剥
ぎ取ることができる。
なお、第3図は、本発明の版胴を具備した印刷機の概略
断面図である。
実施例2 粘着性シート8の伯の実施例として下記のものが挙げら
れる。すなわら基板8aに厚さ50μのアルミ泗を使用
し、裏面の版胴側には、厚さ約50μの粘着層8Cから
なるいわゆる一般に市販されている例えばアルミ箔粘着
テープ(日本製箔(株)製)を用い、そのテープの表面
(印刷版側)をアセトンにて洗浄し、プライマーより塗
工、乾燥した後、 (a)α、ω−ジビニルポリジメチルシロキサン・・・
・・・100重量部 (数平均分子量約8.000> (b)両末端トリメデルシリル化ポリメチルシロキサン
          ・・・・・・5重量部(数平均重
合度15) (C)塩化白金酸      ・・・・・・0.1重囲
部から成るシリコーンゴム組成物のn−ペプタン溶液を
回転塗布機で塗V5シ、100’Cで5分間加熱乾燥、
硬化して厚さ3μのシリコーンゴム層とした粘着性シー
トである。
前記2実施例に示す粘着性シートについて、第3図に示
すオフセット印刷機を用いて次に示す手順でそれぞれ印
刷評価した。
第1図に示す印刷版を装着した版胴1において、版くわ
え金具11を図の反時計方向へ約30’回転させて開き
、第3図に示す自動給排成製@5により、印刷版9を送
り込み、その印刷版9の先端部近傍に設けた複数個の位
置決め用穴が、版胴即口部に設けた位置決めピン10に
正確に嵌合し、該版頭部9aを版くわえ金具11で強力
に把持する。次に印刷版9に約3kcJ/(42cm幅
)の引張力を加えつつ転がり接触するゴムローラ(図示
せず)で印刷版9を版胴1に押し付けながら順に密着ざ
ゼで装着する。版尻9bは、版胴の開口部内へ押し込ん
だ状態で、版後端部近傍に設けた版尻穴にフック12を
引っかける該フック12は、ばね(図示せず)の力で常
時回転付勢され、印刷版9を後端側へ常に引き込んでい
る。
第3図に示す版胴1aに、前記版胴を使用し、インキ供
給装置4に水なし平版用インキ(大阪インキ(株)製)
の紅色を用いた、インキ着はローラ13.14を印刷版
9に押圧しながら、ころがり接触させて画線部にインキ
を転移し、続いてゴムr@2に絵柄を転写する。
次に圧胴3との間に印刷紙6を通し、圧力を加えて該印
刷紙に転写(印刷)した。縦27.94cm (11イ
ンチ)×横38.1cm(15インチ)の印刷面積の中
に5+nmX5mm方眼の模様で3o、ooo枚を越え
る印刷を行なった。印刷直後の印刷物の上に印刷に用い
た印刷版と同じ版を重ね合わせて各部分の誤差を測定し
たところ、はとんどの部分で一致しており、最も誤差の
大ぎい中央部の縦方向(天地)でも27.94cm (
11インチ)当り0.05n++n以下であった。
次に排版について説明する。
まず、版胴1から印刷版9を自動給排板装置5を使って
排版するに当り、版くわえ金具11を第1図の反時計方
向へ回転させて、版頭9aの把持を解除させる。押出し
爪13を版胴の外周方向へ押出すことにより、版頭9a
を版胴外周面より十分外側へ押出して図の9Cの状態と
し、排版風7に沿って順に引き剥し、自動給排板装置5
により外部へ取り出した。この時の剥離速度はおよそ7
゜6m/分であり、実施例1の粘着性シート8の180
°剥離強度は2.3g/cm、また実施例2の粘着性シ
ート8に於いては、前記剥離強度は0゜70/Cmであ
った。
前記2つの実施例による粘着性シート8から剥離したそ
れぞれの印刷版を調べてみたが、印刷版9には折り目9
巻きくせ、しわなどは全く無く、また、版頭側の位置決
め用穴にも何の変形も児女けられなかった。このように
して一度使用した版を繰返し再使用して印刷したが、最
初の印刷物と印刷位置2寸法精度共に正確に再現し、置
き版に何ら支障の無いことを確認した。このことから、
版胴への巻き付は位置精度が非常に高く、一旦巻き付け
た版は、浮き上がりや、ずれもなく、従って部分的な歪
みも完全に防止していることが確認できた。
次に、第3図に示す印刷機において、自動給排板装置5
を取り外し、印刷版9を手巻きにより、版胴1dに装着
した後、前記と同様の印刷を実施した結果、印刷位置1
寸法精度共に全く同じ高精度な印刷物が得られた。
以上の結果から、自動給版2手巻き給版のいずれの場合
においても、本発明の粘着性表面をもった版胴を具備し
た印刷機は、裏面がプラスチックよりなる印刷版に対し
、版胴への正確な巻き付けやすべり止め、排版容易など
の点で極めて優れていた。
また、印刷版9の表面を石油系溶剤(アイソパーE)で
洗浄したが、粘着性シート8表面の皮膜8bは何ら変質
もなく、繰返し使用が可能であることを確認した。
[発明の効果] 本発明は、版胴の表面に、膜厚が0.5〜50μmであ
って、かつ、数平均分子但が3000〜40000の線
状ジオルガノポリシロキサンを架橋せしめたシリコーン
ゴム皮膜を設Cブだので、以下の効果を奏する。
(イ)皮膜の表面は、180°剥離強度が0゜1〜3 
g/Cmの範囲に抑えられ、これによって版胴と印刷板
の密着けと、排版時の印刷版の剥離性という相反する特
性が並備できたのである。
すなわち、 ■m刷版の版胴への装着性向上と、部分的な伸びやずれ
が防止できた。
■また、装着性向上により、印刷位置、および、寸法精
度が向上したく±0.05rrTm以内)。
■ざらに、排版時には、印刷版に無理な力をかけること
なく排版が可能となり、印刷版に巻きぐぜや折り目が残
らず、いわゆる置き版が可能となった。また、自動排版
も容易になった。
(ロ)版胴表面の皮膜がインキを反発するために汚れが
減少した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施態様を示す版胴の断面図、第
2図は、粘着性シートの断面図、第3図は、本発明の版
胴を具備した印刷機の概略断面図である。 1:装着した版胴、1a:版胴 2:ゴム胴 3:圧胴 4:インキ供給装置 5:自動給排板装置 6:印刷紙 7:排版風 8:粘着性シート 8a:基板 8b:皮膜 8CC二指月 9:印刷版 10:位置決めピン 11:版くわえ金具 12:版尻フック 13:版押出し爪 14:インキ着はローラ 15:インキ着はローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インキ供給装置と、版胴と、圧胴とを具備した印
    刷機において、前記版胴の周面に、膜厚が0.5〜50
    μmであつて、かつ、数平均分子量が3000〜400
    00の線状ジオルガノポリシロキサンを架橋せしめたシ
    リコーンゴム皮膜を設けたことを特徴とする印刷機。
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