JPS6312820B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6312820B2
JPS6312820B2 JP56036411A JP3641181A JPS6312820B2 JP S6312820 B2 JPS6312820 B2 JP S6312820B2 JP 56036411 A JP56036411 A JP 56036411A JP 3641181 A JP3641181 A JP 3641181A JP S6312820 B2 JPS6312820 B2 JP S6312820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
lock
tooth row
force
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56036411A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56154338A (en
Inventor
Kuryuuteingu Berunto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaipaa Automobiirutehiniiku Unto Co KG GmbH
Original Assignee
Kaipaa Automobiirutehiniiku Unto Co KG GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaipaa Automobiirutehiniiku Unto Co KG GmbH filed Critical Kaipaa Automobiirutehiniiku Unto Co KG GmbH
Publication of JPS56154338A publication Critical patent/JPS56154338A/ja
Publication of JPS6312820B2 publication Critical patent/JPS6312820B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、座席、特に車両用座席の背もたれの
傾き又は座部の高さを調節する装置に用いられか
つ支持部材に対して種々異なる位置に調節可能で
かつ両方の調節方向の一方で戻し力に抗して動か
される可動金具部分を調節位置にロツクする装置
であつて、前記可動金具部分にロツク歯列が設け
られており、前記支持部材に沿つてロツク部材が
可動に案内されていて、該ロツク部材の歯がロツ
ク位置で前記可動金具部分のロツク歯列に噛合う
ように構成されており、前記可動金具部分を調節
範囲の一方の終端位置へ動かそうと作用している
戻し力に抗して調節位置に確保するために、前記
ロツク部材が操作部材によつてロツク解除力に抗
してロツク位置へ移動可能である形式のものに関
する。
このようなロツク装置を車両用座席の背もたれ
の傾きを調節する装置に用いた場合には、戻し力
を生ぜしめる戻しばねは、ロツク部材とロツク歯
列との噛合を外したのちに背もたれを可動金具部
分と一緒に後方へ倒せば倒すほど強く緊縮させら
れる。例えばツードアの乗用車において後部座席
への乗車を容易にするためには、前記座席の可動
金具部分を調節された位置にロツク装置でロツク
したままで、この可動金具部分と背もたれとの間
の錠止装置を錠止解除して、背もたれだけを前に
倒すことが公知である。錠止装置を錠止解除して
背もたれを前に倒してあるにも拘わらず、操作部
材を誤つて操作してロツク部材をロツク歯列から
外すと、可動金具部分は戻しばねの力で大きな加
速力を受けて戻し旋回させられる。何故ならばこ
の場合には可動金具部分と背もたれとの間の錠止
が解除されているために戻し力全体が質量の小さ
な可動金具部分に作用するからである。したがつ
て背もたれが後方に大きく倒された位置に調節さ
れてロツクされており、戻しばねがそれに相応し
て強く緊縮させられている状態で、この調節位置
を維持するために背もたれと可動金具部分との間
の錠止を解除して背もたれだけを前方に倒してあ
る場合に、誤つて操作レバーを操作して支持部材
と可動金具部分との間のロツクを外すと、可動金
具部分はこの可動金具部分の前方への運動を制限
するリミツトストツパに強く衝突してこのリミツ
トストツパ又は可動金具部分の破損を招くことが
ある。
又、前述のロツク装置を車両用座席の座部の高
さ調節装置に用いた場合には、座部の高さは着座
者の体重を少なくとも部分的に相殺する戻しばね
に抗して調節され、この調節位置にロツク装置に
よつてロツクされる。座部が低く調節されるほど
戻しばねは強く緊縮される。このような座部の高
さ調節装置においては座部に着座者が着座してい
ない状態で誤つて操作レバーを操作してロツク装
置を外すと、戻しばねの力で座部がはね上がり、
座部の上昇運動を制限するリミツトストツパに強
く当接する。この場合にもリミツトストツパ又は
可動金具部分が破損することになる。
本発明の課題は冒頭に述べた形式のロツク装置
を改良してロツク装置の操作レバーをどのような
状態でロツク解除位置にもたらしても、つまり可
動金具部分にかかつている戻し力が大きくなつて
いる状態でロツク解除位置にもたらしても、装置
部分の破損の惧れがなくなるようにすることであ
る。
この課題は本発明によれば冒頭に述べた形式の
ロツク装置において戻し力の負荷に応じた自縛作
用を有する係止装置が設けられており、この係止
装置が、可動金具部分の運動を阻止する係止位置
で歯によつて互いに噛合う少なくとも2つの係止
要素を備えており、一方の係止要素が前記可動金
具部分に設けられており、他方の係止要素が前記
支持部材に可動に案内されていると共に前記操作
部材によつて係止位置へのみ係止解除力に抗して
強制的に運動可能であり、しかも戻し力の負荷に
よつて互いに接触させられる係止要素の歯の歯面
が、可動に案内された係止要素の運動方向に対し
て静止摩擦角を越えない傾斜角を有していること
によつて解決された。
冒頭に述べた形式のロツク装置において、戻し
ばねの負荷に応じた自縛作用を有する係止装置を
設け、この係止装置の可動な係止要素が操作部材
によつては係止位置へ向かつてしか移動させるこ
とができず、係止解除位置に向かつては、戻しば
ねの負荷に応じて与えられる自縛作用が可動な係
止要素に作用する係止解除ばねの作用よりも小さ
くなつてはじめて移動できるので、戻しばねの負
荷が大きい間は操作部材をロツク解除位置に動か
しても係止要素の係止解除が行なわれないので可
動金具部分が戻しばねの大きな負荷を受けてリミ
ツトストツパに衝突させられることはなくなる。
換言すれば本発明のロツク装置に設けられた係止
装置の互いに噛合う係止要素は戻しばねの負荷が
小さくならないと係止解除を行なわない。戻しば
ねの負荷が小さくなる場合とは、背もたれの傾き
調節装置では可動金具部分に背もたれが錠止さ
れ、戻しばねの力が可動金具と背もたれとの両方
に作用する場合であり、座部の高さ調節装置では
座部に着座者が着座しており、戻しばねが座部と
着座者との両方に作用する場合である。
なお「戻しばねの負荷に応じた自縛作用」とい
うのは互いに噛合つている係止要素の歯の歯面の
間に戻しばねの負荷に応じて与えられて歯の噛合
状態を維持しようとする接触圧の作用のことであ
る。
又、戻し力の負荷によつて互いに接触させられ
る係止要素の歯の歯面が、可動に案内された係止
要素の運動方向に対して静止摩擦角を越えない傾
斜角を有していることによつて、前記歯面の間の
自縛作用が可動な係止要素に作用する係止解除ば
ねのばね力よりも小さくなると係止要素は確実に
係止解除位置へ移動させられるようになる。
本発明の1実施態様によればロツク部材が一方
の係止要素として構成され、可動金具部分のロツ
ク歯列を有する部材が他方の係止要素として構成
されている。ロツク歯列は鋸歯状に構成されてい
ると有利である。
さらに本発明の別の1実施態様によれば、操作
部材によつて操作できる可動な係止要素が、ロツ
ク部材とは別に設けられた係止爪によつて構成さ
れていると有利である。この場合には、係止爪を
噛合わすために、他方の係止要素がロツク歯列と
は別に設けられた、このロツク歯列に対して平行
に延びる係止歯列を有していることができる。
又、ロツク歯列が係止爪と噛合う他方の係止要
素を構成しており、係止爪だけが自縛作用をもた
らす歯形を有する歯を有していることも可能であ
る。
ロツク部材が係止装置の可動な係止要素として
使用される実施態様では、ロツク部材として摺動
可能に案内されたロツクスライダ又は施回可能に
支承された爪が設けられていてもよい。この場合
には係止解除力を生ぜしめるためには少なくとも
1つのばねを可動な係止要素に作用させておくこ
ともできる。又、旋回可能な係止爪が用いられて
いる場合には旋回軸線の位置と係止爪の重心の位
置とを係止爪の重量が係止解除力を生ぜしめるよ
うに選択して係止解除ばねを省略することも可能
である。
次に図面につき本発明の実施例を説明する: 第1図は車両座席の背もたれの傾きを調節する
装置に用いられた本発明によるロツク装置の第1
実施例を示すものである。図示されていない座席
下部分に固定された、支持部材としての固定金具
部分12には可動金具部分11が旋回可能に結合
されている。固定金具部分12と可動金具部分1
1はいずれも扁平な鋼板として構成されている。
固定金具12を座席下部分に固定するためには複
数の固定孔が設けられているが図面においては固
定金具部分12の前端にある固定孔13以外は図
示することを省略してある。
固定金具部分12に可動金具部分11に旋回可
能に支承するためには可動金具部分11に、鋼板
平面に対して垂直な旋回中心ピン14が固定され
ている。この旋回中心ピン14は固定金具部分1
2に設けられた孔15を貫通している。座席の背
もたれフレームのサイド部分16は可動金具部分
11と固定金具部分12との間に配置され、旋回
中心ピン14の上にそれ自体旋回可能に支承され
ている。サイド部分16と可動金具部分11との
間には自体公知の錠止装置が設けられている。こ
の錠止装置は常態ではサイド部分16を可動金具
部分11に対し第1図に示した相対旋回位置で錠
止している。第1図に略示した手動操作可能な錠
止解除レバー17は可動金具部分11の上縁に設
けられた錠止肩18から図示されていない錠止部
材を持上げることによつて錠止装置による錠止を
解除する。従つてサイド部分16、ひいては背も
たれは、例えば車両の後部座席への乗込みを容易
にするために可動金具部分11に対して相対的に
旋回中心ピン14を中心として前方に向かつて旋
回させられ得るようになる。
錠止装置が可動金具部分11に対してサイド部
分16を錠止している場合には、固定金具部分1
2に対して相対的に旋回中心ピン14を中心とし
て旋回可能な可動金具部分11の旋回位置がサイ
ド部分16の旋回位置、ひいては背もたれの傾き
度を決定する。換言すれば背もたれの傾きは可動
金具部分11を施回させることによつて調節する
ことができる。
背もたれの所望の傾きに相当する旋回位置に可
動金具部分11をロツク解除可能にロツクするた
めには、可動金具部分11は扇形に構成され、旋
回中心ピン14に対して同心的なロツク歯列19
を固定金具部分12の固定孔13に近い方の前縁
に備えている。固定金具部分12にはロツク歯列
19と噛合わすことのできるロツク部材が可能に
支承されている。このロツク部材は本実施例では
爪21として構成されており、固定金具部分12
に固定したピン20に上端部で旋回可能に支承さ
れている。この爪21は可動金具部分11のロツ
ク歯列19に面した側縁部に歯列22を有し、爪
21がロツク歯列19に向かつて旋回させられる
と歯列22でロツク歯列19に噛合う。
歯列22とロツク歯列19とを噛合わせて固定
金具部分12に対して可動金具部分11の相対旋
回位置をロツクすることは操作レバー23で行な
われる。操作レバー23は固定金具部分12に結
合されたピン24に旋回可能に支承されている。
操作レバー23の自由端部には着座者による手動
操作のためのハンドグリツプ25が設けられてい
る。操作レバー23の、ピン24に枢着されてい
る他端部には、制御カム26が固定されている。
この制御カム26は爪21の制御面27と協働
し、操作レバー23が第1図に示されたロツク位
置にもたらされると、歯列22とロツク歯列19
とが噛合う位置へ爪21を強制的に旋回させる。
この結果、第1図に示したロツク位置では可動金
具部分11は図示の状態にロツクされる。
座席の着座者によつて操作レバー23が第1図
に示されたロツク位置からロツク解除位置へ時計
回り方向に旋回させられると、制御カム26は制
御面27に対する作用範囲の外へ下方に向かつて
旋回させられ、爪21は歯列22とロツク歯列1
9との噛合を外すためにピン20を中心として時
計回り方向に旋回することができるようになる。
歯列22とロツク歯列19との噛合が外されると
背もたれフレームのサイド部分16、ひいては可
動金具部分11は所望の背もたれ傾き度を得るた
めに旋回させることができるようになる。
操作レバー23がロツク解除位置にもたらされ
た状態で歯列22とロツク歯列19との噛合を解
除することはロツク解除力で行なわれる。このロ
ツク解除力は第1図の実施例では爪21の固定環
29と固定金具部分12の固定環30との間に配
置された、引張ばねとして働くロツク解除ばね2
8によつて与えられる。爪21のピン20が図示
された位置に設けられかつ爪21が図示された形
状を有していることによつて爪21の重力は爪2
1を時計回り方向に旋回させる付加的な力を生ぜ
しめる。爪21の重力が十分に大きい場合にはロ
ツク解除ばね28を省略することもできる。
着座者が操作レバー23をロツク解除位置へ旋
回させて背もたれの傾き度を調節した後で操作レ
バー23を再び離すと、操作レバー23の固定孔
32と固定環33との間に張設された引張ばねか
ら成るロツクばね31の作用を受けて操作レバー
23は第1図のロツク位置へ戻される。この戻り
運動中に制御カム26が爪21の制御面27に沿
つて摺動することによつて爪21は第1図のロツ
ク位置へ逆時計回り方向に強制的に旋回させられ
て、歯列22とロツク歯列19とが噛合わされ、
可動金具部分11はロツクされる。
旋回中心ピン14には溝34が設けられてお
り、この溝34には戻しばねとして付勢された渦
巻ばね35の内方端部36が係合している。この
渦巻ばね35は図面では両端部を除いて省略して
ある。渦巻ばね35の外方端部37は固定金具部
分12に一体成形された折曲げラグ38の凹設部
に支持されている。付勢された渦巻ばね35のば
ね力は旋回中心ピン14を介して可動金具部分1
1に戻し力として働くトルクを及ぼす。このトル
クは可動金具部分11を固定金具部分12に対し
て相対的に、第1図に示した下方終端位置へ旋回
させる方向に作用する。固定金具部分12の内側
面にはリミツトストツパ39が固定されており、
このリミツトストツパ39は可動金具部分11の
切除部40内に係合している。可動金具部分11
が下方終端位置へ旋回させられた状態でリミツト
ストツパ39は切除部40の前縁41に当接し、
可動金具部分11の旋回範囲を下方に向かつて制
限し、ひいては背もたれの傾き調節範囲を前方に
向かつて制限する。
渦巻ばね35の戻し力は、可動金具部分11が
第1図に示した終端位置から時計回り方向に旋回
させられると、つまり背もたれが後方に向かつて
傾斜させられるほどに増大する。背もたれが後方
に向かつて完全に傾斜させられ、リミツトストツ
パ39が切除部40の後縁42に当接した状態で
は渦巻ばね35は戻し力を一杯に蓄えた状態にあ
る。可動金具部分11が第1図に示された下方終
端位置から上方に旋回させられた位置にある状態
で、歯列22とロツク歯列19との間の噛合が外
されると、渦巻ばねは可動金具部分11が逆時計
回り方向に旋回させつつ、第1図に示されている
ようにリミツトストツパ39に切除部40の前縁
41が当接するようになるまで、蓄えた戻し力を
放出する。これによつて背もたれの調節は軽く行
なうことができるようになる。しかしながら錠止
解除レバー17で可動金具部分11とサイド部分
16との錠止を解除して背もたれ、ひいてはサイ
ド部分16を前方へ倒してある状態で操作レバー
23が誤つて操作されて歯列22とロツク歯列1
9との間のロツクが解除されると、渦巻ばね35
の戻し力は可動金具部分11だけに作用し、可動
金具部分11は突発的に逆時計回り方向に旋回さ
せられることになる。この結果、可動金具部分1
1の切除部40の前縁41は大きな衝撃エネルギ
でリミツトストツパ39に当接し、このロツク装
置を破損させることがある。後方へ傾けられた調
節位置から背もたれを確実に前方へ復帰させるた
めには渦巻ばね35はきわめて強いばねとして構
成されているので、渦巻ばね35によつてリミツ
トストツパ39に対して与えられる可動金具部分
の衝撃はきわめて大きい。かかる事態の防護策と
して本発明によれば渦巻ばねの負荷に応じた自縛
作用を有する係止装置が設けられている。この係
止装置は可動金具部分11の運動を阻止する係止
位置で互いに歯で噛合う少なくとも2つの係止要
素を備えている。一方の係止要素は可動金具部分
11に設けられ、他方の係止要素は固定金具部分
12に可動に案内されており、ロツク装置の操作
レバー23によつて係止位置へのみ係止解除力に
抗して強制的に運動可能である。渦巻ばね35の
力によつて互いに接触させられる両方の係止要素
の歯面は可動に案内される係止要素の運動方向に
対して静止摩擦角を越えない傾斜角を有してい
る。このような係止装置が設けられていることに
よつて、背もたれが渦巻ばね35を強く緊縮して
後方に倒されて、この倒された調節位置にロツク
装置の爪21の歯列22と可動金具部分11のロ
ツク歯列19とを噛合わすことでロツクされてい
る状態で、背もたれのサイド部分16と可動金具
部分11との間の錠止装置を錠止解除レバー17
で錠止解除して、背もたれを前方に倒してあつ
て、渦巻ばね35の戻し力が可動金具部分11だ
けに作用している場合に、誤つて操作レバー23
を操作して爪21による可動金具部分11のロツ
クを解除しても、可動金具部分11が渦巻ばね3
5の戻し力によつて突発的に逆時計回り方向に旋
回させられてリミツトストツパ39に衝突させら
れ、ロツク装置が破損させられることはなくな
る。何故ならば可動金具部分11に作用する渦巻
ばね35の力が大きい間は渦巻ばね35の力で互
いに接触させられている係止要素の歯面の間の接
触圧、つまり係止要素の歯が噛合状態を維持しよ
うとする自縛作用も大きく、可動に案内された係
止要素に作用する係止解除力よりも大きいからで
ある。これに対して前方に倒した背もたれを起こ
して錠止装置で可動金具部分11と背もたれのサ
イド部分16とを錠止した状態で可動金具部分1
1と固定金具部分12との間のロツクが解除され
た場合には、可動金具部分11に作用する渦巻ば
ね35の戻し力は小さくなる。何故ならば渦巻ば
ね35の戻し力は可動金具部分11だけではなく
可動金具部分11に錠止された背もたれをも前方
に戻さなければならないからである。この場合に
は係止装置の係止要素の歯の間の接触圧、つまり
自縛作用も小さくなり、しかも渦巻ばね35の戻
し力で互いに接触させられた係止要素の歯面が可
動に案内された係止要素の運動方向に対して静止
摩擦角を越えない傾斜角を有しているために、可
動に案内された係止要素の歯は係止解除力の作用
を受けて他方の係止要素の歯から外され、この係
止装置が固定金具部分12に対する可動金具部分
11の旋回を阻止しなくなる。したがつて背もた
れの傾き調節は容易に僅かな力で行なうことがで
きる。
第1図の実施例では自縛作用を有する係止装置
の可動金具部分11に設けられた係止要素は可動
金具部分11のロツク歯列19によつて構成さ
れ、固定金具部分12に可動に案内された係止要
素はロツク装置の爪21の歯列22によつて構成
されており、係止要素間の係止を解除するために
は可動に案内された係止要素を成す爪21に作用
するロツク解除ばね28が用いられている。渦巻
ばね35の戻し力の負荷に応じた自縛作用を得る
ために、一方の係止要素を成すロツク歯列22と
他方の係止要素を成す爪21の歯列22は、第2
図の拡大図に示すように鋸歯状に構成されてい
る。このような歯形が与えられていると、爪21
の歯列22に対して相対的にロツク歯列19を矢
印43の方向に運動させようとする渦巻ばね35
の戻し力により、歯列22とロツク歯列19とに
作用する負荷は、歯列22とロツク歯列19との
間に自縛作用を与える接触力を生ぜしめる。この
接触力は渦巻ばね35の戻し力が大きい場合には
ロツク解除ばね28のロツク解除もしくは係止解
除力よりも大きい。歯列22とロツク歯列19と
の間に前述の如き自縛作用が与えられており、し
かも操作レバー23が爪21をロツク位置もしく
は係止位置へしか強制的に旋回させることができ
ず、ロツク解除もしくは係止解除位置へは強制的
に旋回させることができないことに基づいて、背
もたれを前に倒した状態で操作レバー23を誤ま
つてロツク位置からロツク解除位置へ動かした場
合でも爪21はロツク位置もしくは係止位置に留
どまるので、可動金具部分11が渦巻ばね35の
強い戻し力でリミツトストツパ39に衝突させら
れることはなくなる。
第3図に示された実施例と第1図に示された実
施例との相違点は、第1図の実施例では渦巻ばね
35の戻し力の負荷に応じた自縛作用を有する係
止装置の可動な係止要素を構成するロツク部材が
旋回可能な爪21として構成されているのに対
し、第3図の実施例では直線運動するロツクスラ
イダ145として構成されていることである。ロ
ツクスライダ145は可動金具部分111のロツ
ク歯列119と噛合つている。このロツク歯列1
19も第1図の実施例の場合と同様に可動金具部
分111に設けられた係止要素を成している。ロ
ツクスライダ145を直線運動させるガイド機構
は固定金具部分112に穿設された複数のスロツ
ト146と、ロツクスライダ145から側方に凸
設されて前記スロツト146に係合するガイド滑
子147とから構成されている。ロツク解除もし
くは係止解除力を与えるためには双脚ばね148
が設けられている。双脚ばね148は固定金具部
分112のピン149に支承され、一方の端部1
50で固定金具部分112の孔151内に係合
し、他方の端部152でロツクスライダ145の
肩153に係合し、ロツクスライダ145をロツ
ク解除もしくは係止解除位置へ移動させようとす
る力を生ぜしめる。ロツク解除もしくは係止解除
位置へ移動せしめられたロツクスライダ145を
ロツクもしくは係止位置へ強制的に戻すために
は、操作レバー123に制御ローラ154が回転
自在に支承されている。この制御ローラ154は
操作レバー123が第3図に示されたロツク位置
へ旋回させられるときは、ロツクスライダ145
をロツクもしくは係止位置へ移動させるために、
ロツクスライダ145の制御縁155に沿つて転
動する。操作レバー123を第3図に示したロツ
ク位置からピン124を中心としてロツク解除位
置へ旋回させると、制御ローラ154は制御縁1
55に対する作用範囲の外へ移動させられるので
ロツクスライダ145は解放される。この実施例
ではピン124はリミツトストツパ139と一体
に構成されている。ロツク解除ばね148のロツ
ク解除もしくは係止解除力は、渦巻ばね135の
戻し力全体が可動金具部分111に作用する場合
には一方の係止要素たる歯列122と他方の係止
要素たるロツク歯列119との間に与えられる自
縛作用を下回るが、渦巻ばね135の戻し力の一
部分しか可動金具部分111に作用しなくなると
ロツクスライダ145をロツク解除もしくは係止
解除位置へ移動させるように選択されている。第
3図においては固定金具部分112を座席下部分
(図示せず)と結合するための固定孔としては固
定孔113以外に固定孔156が形成されてお
り、この固定孔156には固定ボルト157が係
合している。
第4図に示した実施例においては第1図の実施
例と同様に、可動金具部分211を調節された旋
回位置にロツクするためには、上端部でピン22
0に旋回可能に支承された爪221がロツク部材
として設けられている。しかしながらこの場合に
は操作レバー223がロツク解除位置へ動かされ
て制御カム226が制御面227に対する作用範
囲の外へ移動させられた場合にロツク解除のため
に爪221を時計回り方向に旋回させるロツク解
除力を生ぜしめるためには第1図の実施例の場合
のようにはロツク解除ばねが設けられておらず、
爪221の歯列262は、歯面が傾斜しているが
ゆえにロツク歯列261によつて加えられる力が
ロツク解除力として使用されている。
つまり第1図の実施例とは異なつて可動金具部
分211の前縁に形成されたロツク歯列261は
渦巻ばね235の戻し力に応じた係止装置の一方
の係止要素を構成する鋸歯状の歯列ではなく、普
通のロツクの歯列として構成され、このロツク歯
列261と協働する爪221の歯列262も普通
のロツク歯列として構成されているので、互いに
噛合つたロツク歯列261と歯列262は自縛作
用を有していない。この実施例においては渦巻ば
ね235の戻し力の負荷に応じた自縛作用を有す
る係止装置は、可動金具部分211の切除部24
0の縁、つまりロツク歯列261に対して平行に
延びる、ロツク歯列261に近い方の縁に形成さ
れた係止歯列263によつて形成された係止要素
と、固定金具部分212に対して可動に案内さ
れ、係止歯列263と噛合う歯列266を有する
係止スライダ264によつて構成された可動な係
止要素とから構成されている。係止要素の係止歯
列263と歯列265は噛合状態で自縛作用を生
ぜしめるために鋸歯状の歯形を有している。係止
スライダ264は固定金具部分212に固定され
たガイド部材266と267との間で直線運動さ
せられる。第4図に示したように歯列265と係
止歯列263とが噛合つた係止位置から係止スラ
イダ264を係止解除位置へ移動させるためには
係止スライダ264に作用する係止解除ばね26
8が設けられている。操作レバー223をロツク
解除位置からロツク位置へ旋回させることと関連
して係止スライダ264を歯列265と係止歯列
263とが噛合う係止位置へ移動させるために
は、操作レバー223には係止レバー269が枢
着され、この係止レバー223はピン・スロツト
継手を介して係止スライダ264と連結されてい
る。このためには係止スライダ264の側面に凸
設されたピン270が係止レバー269の自由端
部272に形成されたスロツト271に係合して
いる。このスロツト271の位置と長さは、係止
スライダ264が係止位置にあるときに、操作レ
バー263がロツク解除位置へ動かされても、係
止スライダ264の運動を強制しないように選ば
れている。しかしながら係止解除ばね268の係
止解除力によつて係止スライダ264が係止解除
位置へ引張られている状態で操作レバー223を
ロツク解除位置から再びロツク位置へ旋回させる
と、スロツト271の端縁にピン270が当接す
ることによつて係止スライダ264は強制的に係
止位置へもたらされる。
したがつてこの実施例においても第1図と第3
図に示された実施例と同様に渦巻ばね235の戻
し力によつて可動金具部分211が強く負荷され
ている場合には操作レバー223をロツク解除位
置へ旋回させても可動金具部分211が固定金具
部分212に対して相対的に旋回することが阻止
され、可動金具部分211が固定金具部分212
に対して相対的に旋回することは、渦巻ばね23
5の戻し力による可動金具部分211の負荷が小
さくならないと可能ではなくなる。
第5図に部分的に拡大して示した実施例では、
可動金具部分311の前縁部には鋸歯状ではない
普通の歯形のロツク歯列361が設けられてい
る。このロツク歯列361は背もたれの傾きを変
えるために可動金具部分311が旋回することに
よつてロツク解除される普通の爪(図示せず)と
協働する。この爪は第4図の実施例の爪221と
同様に構成することができる。
この実施例では自縛作用を有する係止装置の、
可動金具部分311に設けられた係止要素は可動
金具部分311のロツク歯列361によつて構成
され、固定金具部分(図示せず)に設けられた可
動な係止要素は付加的に設けられた係止爪381
によつて構成されている。係止爪381はピン3
82を中心として固定金具部分(図示せず)に旋
回可能に支承されており、自由端部に一方の係止
要素を成すロツク歯列361と噛合う歯385を
有している。この歯385はロツク歯列361の
歯形と協働して自縛作用を生ぜしめる歯形を有し
ている。可動金具部分311が大きく戻し力で矢
印383の方向に負荷されている場合には、前記
自縛作用によつて係止爪381がピン382を中
心として逆時計回り方向に旋回することは阻止さ
れる。なぜならば可動金具部分311に作用する
戻し力が大きいと前記自縛作用は係止解除ばね3
68の係止解除力の作用を上回るからである。し
かしながら係止爪381の歯385とロツク歯列
361が戻し力による大きな負荷を受けずに噛合
つている場合には、操作レバー(図示せず)がロ
ツク解除位置へ旋回させられると、係止解除ばね
368は係止爪381を第5図に示した係止位置
から逆時計回り方向に旋回させる。この場合には
操作レバー(図示せず)に枢着された係止レバー
369は第5図に示した位置に対して右方向にず
らされた位置にある。したがつて係止爪381と
係止レバー369とを連結しているピン・スロツ
ト継手を形成するピン370はスロツト371の
外縁373から距離をおいて位置しているので、
係止爪381は戻し力による負荷が小さい場合に
は係止解除ばね368の係止解除力の作用を受け
て係止解除位置へ移動することができる。これに
対して操作レバー(図示せず)がロツク解除位置
からロツク位置へ動かされるときに係止爪381
が係止解除位置にある場合には、ピン370がス
ロツト371の外縁373に当接して係止爪38
1はロツク歯列261と強制的に噛合わされる。
第6図に示された実施例では本発明によるロツ
ク装置は車両座席の座面の高さを調節する装置に
用いられている。この場合には座席の座部フレー
ム401は支持部材として役立つ座席下部分40
2に対して相対的に高さ調節可能に配置されてい
る。座部フレーム401の後端部403における
高さ調節は前端部404における高さ調節とは無
関係に行なうことができる。座部フレーム401
の前端部404と後端部403にはそれぞれ高さ
調節装置405と406とが設けられている。後
端部403の高さ調節装置405は固定金具部分
としての座席下部分402の旋回中心ピン407
に旋回可能に支承されたリンク408を可動金具
部分として有している。このリンク408は扁平
鋼板から構成され、旋回中心ピン407とは反対
側の端部でピン409を介して座部フレーム40
1に枢着されている。リンク408のピン409
に隣接した範囲には円弧状のロツクセクタ410
が溶接されており、ロツクセクタ410の、旋回
中心ピン407に面し方の縁部に沿つてはロツク
歯列411が形成されている。リンク408の旋
回位置、つまり座部フレーム401の後端部40
3の高さ位置をロツクするためにはロツクスライ
ダ412が設けられている。このロツクスライダ
412は固定金具部分を成す座部下部分402と
固定的に結合されたガイド部材413と414と
の間で軸方向に移動可能に案内されている。ロツ
クスライダ412はロツク歯列411に面した外
端面に歯列415を有し、この歯列415でロツ
ク歯列411に噛合うようになつている。このよ
うな座部の高さ調節装置においても、着座してい
る状態で高さ調節を容易にするために座部フレー
ムは着座者の体重の一部を相殺する戻しばね(図
示せず)で負荷されている。したがつてこの場合
にもこの戻しばねを緊縮して高さ調節を行ないこ
の高さ調節位置をロツクスライダ412とロツク
歯列でロツクしてあるときに着座者が座部から降
りて、つまり戻しばねの戻し力全体が座部フレー
ム401にかかつている状態でロツク装置の操作
レバー417を誤つてロツク解除位置にもたらす
と、戻しばねの戻し力が解除され、座部が大きな
衝撃力ではね上がり、高さ調節装置の破損をもた
らすことがある。これを回避するためにこのロツ
ク装置も戻しばねの負荷に応じた自縛装置を有す
る係止装置を備えており、この係止装置の係止要
素はリンク408に溶接されたロツクセクタ41
0のロツク歯列411自体とロツクスライダ41
2の歯列415自体によつて構成されており、歯
列415とロツク歯列411との噛合を解除する
ためにはロツク解除ばね416が設けられてい
る。
座部下部分402に旋回可能に支承された操作
レバー417は作動アーム418と相対回動不能
に結合されており、作動アーム418はロツクレ
バー421のスロツト420に係合する作動ピン
419を有している。第6図に示した状態では、
操作レバー417及び該操作レバー417にピ
ン・スロツト継手(作動ピン419とスロツト4
20)を介して連結されたロツクレバー421は
ロツク位置にある。このロツク位置では制御レバ
ー423と相対回動不能に結合されかつ旋回中心
ピン407に回動可能に支承された制御カム42
2は、ロツクスライダ412の内方端面に当接し
てロツクスライダ412をロツク歯列411に対
してロツクしている。操作レバー417を図示の
ロツク位置から時計回り方向でロツク解除位置へ
旋回させると、スロツト420の右端に当接する
作動ピン419によつてロツクレバー421は、
このロツクレバー421に一端が係合しているロ
ツクばね424のばね力に抗して右の方へ移動さ
せられる。これによつてロツクレバー421にピ
ン425を介して枢着された制御レバー423は
時計回り方向に旋回させられ、制御カム422は
ロツクスライダ412の内方端面に対する作用範
囲の外にもたらされる。この状態で車両の座部に
負荷がかけられていない場合、つまり戻し力の一
部が着座者の体重で相殺されている場合には、ロ
ツクスライダ412はロツク解除ばね416のロ
ツク解除もしくは係止解除力によつて図示のロツ
クもしくは係止装置からロツク解除もしくは係止
解除位置へ移動させられ、歯列415とロツク歯
列411との噛合が解除される。しかし歯列41
5とロツク歯列411との間には戻し力に応じた
自縛作用が与えられているので、ロツクスライダ
412が図示のロツクもしくは係止位置からロツ
ク解除位置もしくは係止解除位置へ動かされるの
は、座部に負荷がかけられていない場合だけ、つ
まり戻しばねによつて与えられる歯列415とロ
ツク歯列411との間の接触圧が係止解除ばね4
16の作用を越えていない場合だけである。
ロツク解除もしくは係止解除位置から図示のロ
ツクもしくは係止位置へロツクスライダ412を
動かすことは、操作レバー417をロツク位置へ
戻すことによつて行なわれる。この場合にはロツ
ク解除ばね416よりもばね力の強いロツクばね
424によつてロツクレバー421は第6図に示
した位置へ動かされるので、これに相応して制御
レバー423と制御カム422の運動によつてロ
ツクスライダ412はロツクもしくは係止位置へ
動かされる。
第6図の座部フレーム401の前端部404に
設けられた高さ調節装置は、可動金具部分として
リンク426を有し、このリンク426はリンク
408と同様に旋回中心ピン427に旋回可能に
支承されている。この旋回中心ピン427は固定
金具部分としての座部下部分402に設けられて
いる。しかしながらこの実施例ではリンク426
は座部フレーム401に直接的に枢着されておら
ず、ジヨイントレバー428を介して座部フレー
ム401に連結されている。このジヨイントレバ
ー428の一端はピン429を介してリンク42
6にかつ他端はピン430を介して座部フレーム
401に旋回可能に連結されている。
リンク426の前側にはロツクセクタ431が
溶接されている。このロツクセクタ431は旋回
中心ピン427に面した縁部にロツク歯列432
を有し、このロツク歯列432は旋回中心ピン4
27に対して同心的に延びている。ロツク歯列4
32と噛合せるためには爪433として構成され
たロツク部材が設けられている。この爪433の
歯列434とロツク歯列432は共に鋸歯状の歯
形を有しており、戻し力の負荷に応じた自縛作用
を有する係止装置の一方の係止要素と他方の係止
要素を構成している。爪433を旋回中心ピン4
36を中心として時計回り方向に旋回させようと
するロツク解除ばね435のばね力は、戻し力全
体で歯列434とロツク歯列432とが接触させ
られている場合にはこの接触圧よりも小さい。
爪433はこの実施例でも接触カム437によ
つて第6図に示したロツク位置へ強制的に旋回可
能である。制御カム437は制御レバー438に
設けられており、この制御レバー438は旋回中
心ピン427に回転可能に支承されており、ロツ
クレバー439を介して制御可能である。このロ
ツクレバー439には一端が他方のロツクレバー
421に固定されたロツクばね424の他端が係
合させられている。作動ピン419がロツクレバ
ー439のスロツト441の左縁に当接している
ことによつて、操作レバー417を逆時計回り方
向に旋回させるとロツクレバー439は左の方へ
移動させられる。これに基づいて制御レバー43
8と制御カム437は逆時計回り方向に旋回し、
制御カム437は爪433の凹設部442の範囲
へもたらされるので、爪433はロツク歯列43
2と爪の歯列434との間の自縛作用がロツク解
除ばね435のロツク解除もしくは係止解除力の
作用よりも小さいとロツクもしくは係止位置から
ロツク解除もしくは係止解除位置へ旋回可能であ
る。
図示のロツク位置へ操作レバー417を戻す
と、ロツク解除ばね435のばね力よりもロツク
ばね424のばね力が大きいので、ロツクレバー
439と制御レバー438は第6図に示されたロ
ツク位置へ引戻され、制御カム437が爪433
の制御縁に沿つて滑動することによつて爪433
はロツクもしくは係止位置へ強制的に移動させら
れる。
第7図に示された実施例においても1つの座部
フレーム505の各端部503,504にそれぞ
れ配置された高さ調節装置501,502のロツ
ク装置は共通の操作レバー506によつて制御さ
れる。このためにはロツクレバー507,508
は、第6図に示した実施例の場合と同じ形式で1
つのロツクばね509の力に抗して運動可能であ
る。高さ調節装置501のロツク装置においては
可動金具部分はリンク511から構成されてお
り、このリンク511は一端で旋回中心ピン51
2を介して旋回可能に支承されている。リンク5
11の他端はジヨイントレバー513を介して座
部フレーム505と枢着されている。リンク51
1は該リンク511に固定されたロツクセクタ5
14を有している。ロツクセクタ514には旋回
中心ピン512に対して同心的に配置されかつ鋸
歯状に形成された歯を有するロツク歯列515を
有している。このロツク歯列515には、座部下
部分に設けられたピン517に旋回可能に支承さ
れた爪516の、同様に鋸歯状に構成された歯列
が噛合う。ロツク解除ばね518は図示のロツク
もしくは係止位置から爪516を時計回り方向へ
旋回させるように付勢されている。ロツク解除ば
ね518による爪516の旋回が可能であるの
は、爪516がロツクレバー507の作用を受け
てロツク位置に強制的に保持されていない場合
と、操作レバー506がロツク解除位置にあつ
て、ロツク歯列515と爪516の歯列との間に
ロツク解除ばね518のロツク解除もしくは係止
解除力の作用を上回る自縛作用が存在していない
場合である。この実施例の場合にも自縛作用を有
する係止装置の一方の係止要素はロツク歯列51
5により構成され、他方の係止要素は爪516の
歯列により構成されている。
爪516を第7図に示したロツクもしくは係止
位置へ強制的に移動させるためには、爪516に
は作動ラグ519がリベツト結合されており、こ
の作動ラグ519に連行ピン520が固定されて
いる。この連行ピン520は制御プレート522
の切除部521に係合している。制御プレート5
22は旋回中心ピン512に回動可能に支承され
ており、かつ制御プレート522に枢着されたロ
ツクレバー507によつて制御可能である。ロツ
クレバー507が操作レバー506によつて図示
のロツク位置から右の方に向かつてロツク解除位
置へ動かされると、連行ピン520は切除部52
1の縁部には接触しなくなるので、ロツク歯列5
15と爪516の歯列との間にロツク解除ばね5
18の作用を上回る自縛作用が存在していない場
合には、爪516はロツク解除ばね518のばね
力を受けてロツクもしくは係止位置からロツク解
除もしくは係止解除位置へ旋回することができ
る。しかし操作レバー506によつてロツクレバ
ー507が第7図に示したロツク位置へ戻される
と、連行ピン520が切除部521の縁部に当接
することによつて爪516は図示のロツクもしく
は係止位置へ強制的に旋回させられる。
座部フレーム505の他端部504の高さ調節
装置のロツク装置は可動金具部分としてリンク5
24を有し、このリンク524の一端は旋回中心
ピン525にかつ他端は座部フレーム505の付
加部526に枢着されている。この場合にもリン
ク524には鋸歯状のロツク歯列528を有する
ロツクセクタ527が固定されている。
ロツク歯列528と協働してリンク524をロ
ツクするためにはロツクスライダ529が設けら
れており、このロツクスライダ529もロツク歯
列528と同様に鋸歯状に構成されている歯列を
有している。ロツクスライダ529は水平方向の
運動をするために旋回中心ピン525で案内され
たスライダプレート530の前面側に固定されて
いる。ロツクスライダ529には双脚ばねとして
構成されたロツク解除ばね531が係合してお
り、このロツク解除ばね531はロツクスライダ
529を図示のロツクもしくは係止位置から左の
方へ移動させるように付勢されている。この場合
にも戻しばねの負荷に応じた自縛作用を有する係
止位置の係止要素はロツク歯列528とロツクス
ライダ529の歯列とによつて構成されている。
スライドプレート530、ひいては、ロツクス
ライダ529は、ロツクレバー508とスライド
プレート530とに枢着された、一端に制御カム
533を形成している制御レバー532によつて
図示のロツクもしくは係止位置へ強制的に移動さ
せられる。制御カム533は、操作レバー506
がロツク位置にある場合には旋回中心ピン525
に当接した状態にある。逆時計回り方向に操作レ
バー506を旋回させることによつて、制御レバ
ー532もロツクレバー508を介して旋回させ
られ、制御カム533が旋回中心ピン525に接
触しない位置にもたらされる。スライドプレート
530及びロツクスライダ529は、ロツク歯列
528とロツクスライダ529の歯列との間の自
縛作用がロツク解除ばね531のロツク解除もし
くは係止解除力よりも小さい場合には、ロツク解
除ばね531によつて左の方へ移動させられる。
これに対してロツク歯列528とロツクスライダ
529の歯列との間の自縛作用がロツク解除ばね
531のロツク解除もしくは係止解除力よりも大
きい場合には、制御カム533が旋回中心ピン5
25に接触しない位置にもたらされても、ロツク
スライダ529が左の方へ動かされて、ロツク歯
列528とロツクスライダ529の歯との噛合が
解消されることはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の複数の実施例を示すものであつ
て、第1図は本発明の第1実施例であるロツク装
置を備えた座席の背もたれの傾き調節装置の部分
的側面図、第2図は第1図に示したロツク歯列と
ロツク部材としての爪の拡大図、第3図は本発明
の第2実施例であるロツク装置を備えた座席の背
もたれの傾き調節装置の部分的側面図、第4図は
本発明の第3実施例であるロツク装置を備えた座
席の背もたれの傾き調節装置の部分的側面図、第
5図はロツク歯列と係止要素としての爪の変化実
施例を示す拡大図、第6図は本発明の第4実施例
であるロツク装置と第5実施例であるロツク装置
とを備えた座席の座部の高さ調節装置を示した側
面図、第7図は本発明の第6実施例であるロツク
装置と第7実施例であるロツク装置とを備えた座
席の座部の高さ調節装置を示した側面図である。 11……可動金具部分、12……固定金具部
分、13……固定孔、14……旋回中心ピン、1
5……孔、16……サイド部分、17……錠止解
除レバー、18……錠止肩、19……ロツク歯
列、20……ピン、21……爪、22……歯列、
23……操作レバー、24……ピン、25……ハ
ンドグリツプ、26……制御カム、27……制御
面、28……ロツク解除ばね、29……固定環、
30……固定環、31……ロツクばね、32……
固定孔、33……固定環、34……溝、35……
渦巻ばね、36……内方端部、37……外方端
部、38……折曲げラグ、39……リミツトスト
ツパ、40……切除部、41……前縁、42……
後縁、43……矢印、111……可動金具部分、
112……固定金具部分、113……固定孔、1
14……旋回中心ピン、115……孔、116…
…サイド部分、119……ロツク歯列、122…
…歯列、123……操作レバー、124……ピ
ン、125……ハンドグリツプ、131……ロツ
クばね、132……固定孔、133……固定環、
134……溝、135……渦巻ばね、136……
内方端部、137……外方端部、138……折曲
げラグ、139……リミツトストツパ、140…
…切除部、141……前縁、142……後縁、1
45……ロツクスライダ、146……スロツト、
147……ガイド滑子、148……双脚ばね、1
49……ピン、150……端部、151……孔、
152……端部、153……肩、154……制御
ローラ、155……制御縁、156……固定孔、
157……固定ボルト、211……可動金具部
分、212……固定金具部分、213……固定
孔、214……旋回中心ピン、221……爪、2
23……操作レバー、224……ピン、225…
…ハンドグリツプ、226……制御カム、227
……制御面、231……ロツクばね、232……
固定孔、233……固定環、234……溝、23
5……渦巻ばね、236……内方端部、237…
…外方端部、238……折曲げラグ、240……
切除部、241……前縁、242……後縁、26
1……ロツク歯列、262……歯列、263……
係止歯列、264……係止スライダ、265……
歯列、266……ガイド部材、267……ガイド
部材、268……係止解除ばね、269……係止
レバー、270……ピン、271……スロツト、
272……自由端部、273……外縁、311…
…可動金具部分、361……ロツク歯列、368
……係止解除ばね、369……係止レバー、37
0……ピン、371……スロツト、373……外
縁、381……係止爪、382……ピン、383
……矢印、385……歯、401……座部フレー
ム、402……座席下部分、403……後端部、
404……前端部、405……高さ調節装置、4
06……高さ調節装置、407……旋回中心ピ
ン、408……リンク、409……ピン、410
……ロツクセクタ、411……ロツク歯列、41
2……ロツクスライダ、413……ガイド部材、
414……ガイド部材、415……歯列、416
……ロツク解除ばね、417……操作レバー、4
18……作動アーム、419……作動ピン、42
0……スロツト、421……ロツクレバー、42
2……制御カム、423……制御レバー、424
……ロツクばね、425……ピン、426……リ
ンク、427……旋回中心ピン、428……ジヨ
イントレバー、429……ピン、430……ピ
ン、431……ロツクセクタ、432……ロツク
歯列、433……爪、434……歯列、435…
…ロツク解除ばね、436……旋回中心ピン、4
37……制御カム、438……制御レバー、43
9……ロツクレバー、441……スロツト、44
2……凹設部、501……高さ調節装置、502
……高さ調節装置、503……端部、504……
端部、505……座部フレーム、506……操作
レバー、507……ロツクレバー、508……ロ
ツクレバー、509……ロツクばね、511……
リンク、512……旋回中心ピン、513……ジ
ヨイントレバー、514……ロツクセクタ、51
5……ロツク歯列、516……爪、517……ピ
ン、518……ロツク解除ばね、519……作動
ラグ、520……連行ピン、521……切除部、
522……制御プレート、524……リンク、5
25……旋回中心ピン、526……付加部、52
7……ロツクセクタ、528……ロツク歯列、5
29……ロツクスライダ、530……スライドプ
レート、531……ロツク解除ばね、532……
制御レバー、533……制御カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 座席の背もたれの傾き又は座部の高さを調節
    する装置に用いられかつ支持部材12;112;
    212;402に対して種々異なる位置に調節可
    能でかつ両方の調節方向の一方で戻し力35,1
    35,235に抗して動かされる可動金具部分1
    1;111;211;408;426;511;
    524を調節位置にロツクする装置であつて、前
    記可動金具部分11;111;211;408;
    426;511;524にロツク歯列19;11
    9;261;361;411;432;515;
    528が設けられており、前記支持部材12;1
    12;212;402に沿つてロツク部材21;
    145;221;412;433;516;52
    9が可動に案内されていて、該ロツク部材21;
    145;221;412;433;516;52
    9の歯22;122;262;415;434が
    ロツク位置で前記可動金具部分11;111;2
    11;408;426;511;524のロツク
    歯列19;119;261;361;411;4
    32;515;528に噛合うように構成されて
    おり、前記可動金具部分11;111;211;
    408;426;511;524を調節範囲の一
    方の終端位置へ動かそうと作用している戻し力3
    5,135,235に抗して調節位置に確保する
    ために、前記ロツク部材21;145;221;
    412;433;516;529が操作部材2
    3;123;223;417;506によつてロ
    ツク解除力28;148;416;435;51
    8;531に抗してロツク位置へ移動可能である
    形式のものにおいて、戻し力(35,135,2
    35の負荷に応じた自縛作用を有する係止装置が
    設けられており、この係止装置が、可動金具部分
    11;111;211;408;426;51
    1;524の運動を阻止する係止位置で歯19;
    119;261;361;411;432;51
    5;528によつて互いに噛合う少なくとも2つ
    の支持要素19,21;119,145;26
    3,264;361,381;410,412;
    431,433;514,516;527,52
    9を備えており、一方の係止要素19;119;
    263;361;410;431;514;52
    7が前記可動金具部分11;111;211;4
    08;426;511;524に設けられてお
    り、他方の係止要素21;145;264;38
    1;412;433;516;529が前記支持
    部材12;112;212;402に可動に案内
    されていると共に前記操作部材23;123;2
    23;417;506によつて係止位置へのみ係
    止解除力28;148;268;368;41
    6;435;518;531に抗して強制的に運
    動可能であり、しかも戻し力35,135,23
    5の負荷によつて互いに接触させられる係止要素
    19,21;119,145;263,264;
    361,381;410,412;431,43
    3;514,516;527,529の歯19,
    22;119,122;263,265;36
    1,385;411,415;432,434;
    515,528の歯面が、可動に案内された係止
    要素21;145;264;381;412;4
    33;516;529の運動方向に対して静止摩
    擦角を越えない傾斜角を有していることを特徴と
    する、座席の背もたれの傾き又は座部の高さを調
    節する装置のロツク装置。 2 ロツク部材21;145;412;433;
    516;529が一方の係止要素として構成さ
    れ、可動金具部分11;111;408;42
    6;511;524のロツク歯列19;119;
    411;432;515;528を有する部材4
    10;431;514;527が他方の係止要素
    として構成されている、特許請求の範囲第1項記
    載のロツク装置。 3 ロツク歯列19;119;411;432;
    515;528が鋸歯状に構成されている、特許
    請求の範囲第2項記載のロツク装置。 4 ロツク部材から構成された係止要素がロツク
    スライダ145;412;529である、特許請
    求の範囲第2項記載のロツク装置。 5 操作部材223によつて操作できる可動な係
    止要素が、ロツク部材221とは別に設けられた
    係止爪264;381によつて構成されている、
    特許請求の範囲第1項記載のロツク装置。 6 係止爪264を噛合わすために、他方の係止
    要素がロツク歯列261とは別に設けられた、こ
    のロツク歯列261に対して平行に延びる係止歯
    列263を有している、特許請求の範囲第5項記
    載のロツク装置。 7 ロツク歯列361が、係止爪381と噛合う
    他方の係止要素を構成しており、係止爪381だ
    けが自縛作用をもたらす歯形を有する歯385を
    有している、特許請求の範囲第5項記載のロツク
    装置。 8 操作部材23;123;223;417;5
    07によつて操作可能な可動な係止要素21;1
    45;264;371;412;433;51
    6;526に、係止解除力を生ぜしめる少なくと
    も1つのばね28;148;268;368;4
    16;435;518;531が作用している、
    特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか
    1つの項に記載のロツク装置。
JP3641181A 1980-03-13 1981-03-13 Device for locking adjustable movable metal fitting section at variously different location Granted JPS56154338A (en)

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