JP2004505846A - 乗降し易い中央位置メモリ付きシートアジャスター - Google Patents

乗降し易い中央位置メモリ付きシートアジャスター Download PDF

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Abstract

【解決手段】自動車用シートアッセンブリ(10)を、常用着座位置の範囲(C)内で前後に移動させ、且つ車両内の前方に延長された位置(D)に移動させるための、自動車用シートアッセンブリに用いる軌道アッセンブリ(24)が提供されている。この軌道アッセンブリは、下部軌道と、下部軌道に摺動可能に連結された上部軌道を備えている。ロック機構は、上部軌道と下部軌道の間に連結され、ロック位置とロック解除位置の間で動かして上部軌道を下部軌道に選択的にロックできるようになっている。シート前倒機構は、ロック機構をロック位置とロック解除位置の間で自動的に作動させて、軌道アッセンブリを前方に延長された位置(D)と常用範囲(C)内の所定の位置(E)との間で伸張させるために、上部軌道に作動的に連結されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、自動車のシートアッセンブリを前後方向に調節するための軌道アッセンブリに関する。
【0002】
(発明の背景)
自動車には、車室内に着座する乗員を支持するための車両用シートアッセンブリが備え付けられている。シートアッセンブリは、通常、シートクッションと、シートクッションに対してシートバックを複数のリクライニング位置の間で調節するためのリクライニング機構によってシートクッションに軸回転可能に接続されているシートバックを備えている。更に、シートアッセンブリは、通常、車室内で、常用着座位置の範囲内、例えば最前方位置と最後方位置の間で、シートアッセンブリを漸増的に前後方向にスライド調節することのできる軌道アッセンブリを備えている。
【0003】
軌道アッセンブリは、普通、シートアッセンブリの後の区域にアクセスし易くするため、常用範囲、即ち最前方位置を超えて前方に延長された位置までシートアッセンブリを前方に摺動できるようになっている。当該技術分野で知られている軌道アッセンブリの中には、シートアッセンブリを、この前方に延長された位置から最前方位置まで戻すようにしたものもある。また、シートアッセンブリを、常用範囲内の最後方位置まで戻すようにしたものもある。更に、高価で複雑な軌道アッセンブリでは、シートを元の着座位置に戻せるようになっている。
シートバックを前倒位置まで前方向に軸回転させると、シートアッセンブリを前方に延長された位置まで摺動させ、その後、常用範囲の最前方位置と最後方位置の間のデフォルト中間位置まで戻すことのできる軌道アッセンブリを提供することが望まれている。
【0004】
(発明の概要)
本発明の一態様によれば、自動車用シートアッセンブリを、常用着座位置の範囲内で前後に移動させ且つ車両内の前方に延長された位置に移動させる、自動車用シートアッセンブリに用いる軌道アッセンブリが提供される。この軌道アッセンブリは、下部軌道と、下部軌道に摺動可能に連結された上部軌道とを備えている。ロック機構は、上部軌道と下部軌道の間に連結され、上部軌道を下部軌道に選択的にロックできるように、ロック位置とロック解除位置の間を移動可能にである。ロック機構は、ロック機構をロック位置とロック解除位置の間で作動させるためのリリースカムを備えている。シート前倒機構は、ロック機構をロック位置とロック解除位置の間で自動的に作動させて、軌道アッセンブリを前方に延長された位置と常用範囲内の所定の位置との間で伸張させるように、上部軌道に作動的に連結されている。シート前倒機構は、下部軌道に軸回転可能に連結され、常用範囲内の所定の位置を定めるトリガボディを有している。カムプレートは、上部軌道に軸回転可能に連結され、作動位置と非作動位置の間で作動できるように構成されている。カムプレートは、リーディングエッジと、リリースカムと係合しロック機構をロック位置とロック解除位置の間で選択的に作動させるためのトレーリングエッジとを有している。上部軌道には、爪が軸回転可能に連結され、爪は、前方に延長された位置にあるときにはカムプレートと係合してカムプレートを作動位置に保持しロック機構をロック解除位置に保持するするための前方アームと、軌道アッセンブリが前方に延長された位置から常用範囲に移動したときにはトリガボディーと係合して爪をカムプレートから開放して自動的にカムプレートを非作動位置に戻し、ロック機構をロック位置に戻して軌道アッセンブリを常用範囲内の所定の位置に固定するための後方アームとを有している。
【0005】
(好適な実施例の詳細な説明)
本発明の他の利点も、以下の詳細な説明を、添付図面を参照しながら読めば容易に理解できる。
図面を参照して説明すると、図1は、自動車のフロア12に支持されたシートアッセンブリ10を示している。シートアッセンブリ10は、シートクッション14と、シートバック16とを備えている。シートクッション14は、乗員を支持する上側面18と、その反対側の下部取り付け面20を有している。当業者に知られているように、リクライナー(リクライニング)アッセンブリ22は、シートバック16をシートクッション14に軸回転可能に接続し、シートクッション14に対してシートバック16を、Aで示す複数のリクライニング着座位置及びBで示す前倒位置の間で調節できるように構成されている。軌道アッセンブリ24が、シートクッション14とフロア12の間に設けられている。軌道アッセンブリ24は、シートアッセンブリ10を、Cで示す車両のフロア12に沿った常用範囲(快適な範囲)内で、複数の着座位置の間を前後に段階的に調節できるように構成されている。更に、軌道アッセンブリ24は、シートバック16が前倒位置Bまで軸回転移動されると、シートアッセンブリ10を、常用範囲Cの最前方着座位置を超えた前方に延長された位置Dまで動かせるようにもしている。後に詳細に説明するが、軌道アッセンブリ24は、シートアッセンブリ10を、前方に延長された位置Dから、常用範囲C内のデフォルト中間着座位置Eまで戻せるように構成されている。
【0006】
図1ないし図4に示されているように、軌道アッセンブリ24は、間隔をおいて設けられ、車両のフロア12に固定された一対の平行な細長い下部軌道26、28を備えている。軌道アッセンブリ24は、更に、それぞれシートクッション14の下面20に固定され下部軌道26、28に摺動可能に連結され、間隔を空けて設けられた一対の平行な細長い上部軌道30、32を備えている。ロック機構34が、上部軌道30、32の少なくとも一方に作動的に連結され、下部軌道26、28と上部軌道30、32を選択的にインターロックさせるように構成されている。ロック機構34は、図2、図3、図4に示すロック位置と、図5、図6に示すロック解除位置の間を選択的に動くことができる。当業者に知られているように、ロック機構34はロック位置で下部軌道26、28に対する上部軌道30、32の位置を保持する。板ばねのような付勢部材36が、ロック機構34をロック位置に付勢する。リリースバー38が、上部軌道30、32に軸回転可能に取り付けられ、ロック機構34をロック位置とロック解除位置の間で作動させることができるようにロック機構34に固定されている。ロック機構34は、リリースバー38を軸回転作動に応答してロック機構34をロック位置とロック解除位置の間で作動させることができるようにリリースバー38に接続されたリリースカム40を備えている。
【0007】
シートアッセンブリ10の前後位置を選択的に調節する際には、リリースバー38に上向きに力を加え、ロック機構34をロック解除位置に動かす。これでシートアッセンブリ10は、車両のフロア12に対して前後に摺動できるようになる。シートアッセンブリ10を所望の位置まで移動させると、リリースバー38にかけられていた力を取り除き、ロック機構34をロック位置に戻し、シートアッセンブリ10の位置を常用範囲C内に保持する。更に詳細な説明及びロック機構34の作動については、公開PCT出願PCT/CA99/01047号明細書及びPCT/CA99/01001号明細書に記載されており、両出願全体をここに参考文献として援用する。
【0008】
軌道アッセンブリ24は、更に、シートバック16を前倒位置に軸回転移動させると、シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dまで動かせるようにするシート前倒機構42を備えている。前倒機構42は、シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dから常用範囲C内の中間着座位置Eまで戻せるようにもしている。
【0009】
前倒機構42は、実質的に平行なリーディングエッジ50とトレーリングエッジ52で接続された第1端46と第2端48を有するカムプレート44を備えている。リリースカム40と摺動可能に係合する傾斜部54が、トレーリングエッジ52から後上方に延びている。リーディングエッジ50には、第1端46の近くにノッチ56が形成されている。第2端48とノッチ56の間には、リーディングエッジ50に沿って、直立フランジ58が延びている。カムプレート44の第1端46は、ピンやリベット60のような何らかの従来的手段で、上部軌道30に軸回転可能に接続されている。カムプレート44は、図2、図3、図4に示す非作動位置と図5、図6に示す作動位置の間で軸回転可能になっている。第1コイルリターンスプリング62が、カムプレート44と上部軌道30の間に延びており、カムプレート44を、図2ないし図6で見て反時計回り方向、即ち非作動位置方向に付勢している。ケーブル66は、カムプレート44をシートバック16に作動的に接続しており、シートバック16をリクライニング着座位置Aの内の1つから前倒位置Bに軸回転移動させると、カムプレート44が非作動位置から作動位置へと引っ張られるように構成されている。
【0010】
シート前倒機構42は、更に、前方アーム72と後方アーム74を相互接続する中間領域70を有する略V字型の爪68を備え、この中間領域70で、ピボットピン76によって、カムプレート44のリーディングエッジ50に隣接して上部軌道30に軸回転可能に組み付けられている。第2コイルリターンスプリング78が、爪68と上部軌道30の間に延びており、爪68を、図2ないし図6で見て時計回り方向に付勢している。
【0011】
取り付けブラケット80が、下部軌道26に固定され、下部軌道26から外向きに延びている。下部軌道26での取付けブラケット80の位置が、常用範囲C内のデフォルト中間位置Eを概略的に定める。取り付けブラケット80は、下部軌道26から間隔をあけて位置し、これとほぼ平行な遠位垂直部82を有している。トリガストッパ84が、垂直部82から後方に延びている。
【0012】
トリガボディ86が、取り付けブラケット80の垂直部82に軸回転可能に組付けられている。トリガボディ86は、トリガストッパ84に隣接する突き当て端88と、これと反対側にあり、上面92と遠位端94を有するトリガアーム90とを備えている。トリガボディ86は、同心取り付けコイルスプリング96などの従来型の手段で、トリガストッパ84に向けて、図4、図5で見て反時計回り方向に付勢されており、トリガアーム90の上面92を爪68の前方アーム72と摺動係合させている。
【0013】
作動時には、シートアッセンブリ10を通常の着座に使用している間は、軌道アッセンブリ24は、シートアセンブリ10を常用範囲C内で段階的に前後方向に調節できるようにしている。図3、図4に示すように、カムプレート44は、リターンスプリング62で非作動位置に保持されている。爪68が時計回り方向に付勢され、爪68の後方アーム74が、カムプレート44の直立フランジ58の部分に当たっている。第1コイルリターンスプリング62のばね定数は、第2コイルリターンスプリング78のばね定数より高く、爪68がカムプレート44を非作動位置から外れないように構成されている。
【0014】
シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dに動かす際には、シートバック16を、リクライニング着座位置Aの1つから前倒位置Bに軸回転させる。シートバック16は、ケーブル66を引っ張って、カムプレート44を図示のように時計回り方向に回転させる。シートバック16が前方に動くとカムプレート44が時計回り方向に作動位置まで軸回転するので、爪68は、第2コイルリターンスプリング78によって時計回り方向に引っ張られる。爪68の後方アーム74は、直立フランジ58に沿ってノッチ56方向に摺動する。同時に、カムプレート44の傾斜部54は、リリースカム40と摺動可能に係合して、ロック機構34をロック解除位置へと動かす。カムプレート44が作動位置に達すると、後方アーム74はノッチ56に解放可能に捕捉され、前方アーム72は、図5にもっとも良く示されているように、トリガアーム90の上面92と係合する位置にくる。カムプレート44は、ノッチ56と爪68の後方アーム74の間のインターロック係合によって作動位置に保持され、ロック機構34をロック解除位置に保つ。シートアッセンブリ10は、これで、下部軌道26、28に沿って自由に摺動できるようになる。
【0015】
シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dに向けて動かす際に、爪68の前方アーム72は、トリガアーム90の上面92と摺動的に接する。トリガボディ86は、前方アーム72がトリガアーム90の遠位端94を超えて摺動するまで時計回り方向に回転する。前方アーム72が遠位端94を摺動して通り過ぎると、コイルスプリング96は、トリガボディ86を反時計回り方向に、突き当て端88がトリガストッパ84に当接するまで逆回転させる。トリガアーム90の遠位端94は、これで、シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dから常用範囲C内の中間位置Eへと摺動して戻す際に、前方アーム72と係合するようになる。
【0016】
シートアッセンブリ10を前方に延長された位置Dから常用範囲C内の中間位置Eへと戻すには、先ずシートバック16を前倒位置Bからリクライニング着座位置Aの中の1つに戻して、ケーブル66に作用している張力を解除する。シートアッセンブリ10を後方に動かす間に、爪68の前方アーム72はトリガボディ86の遠位端94に衝突し、図6に示すように、爪68を反時計回り方向に回転させる。後方アーム74は、カムプレート44のノッチ56との係合を強制解除される。第1コイルリターンスプリング62の力によって、カムプレート44は、反時計回り方向に非作動位置に向かって回転して戻される。後方アーム74は、爪68が第2コイルリターンスプリング78の付勢力に抗して反時計回り方向に軸回転するにつれて、直立フランジ58に沿ってノッチ56から離れる方向に摺動する。リリースカム40は、カムプレート44の傾斜部54を摺動して上昇し、カムプレート44との係合状態から解放され、ロック機構34がロック位置に戻れるようにし、シートアッセンブリ10を、常用範囲Cのデフォルト中間位置Eにロックする。シートアッセンブリ10は、これで再び、上述したように、常用範囲C内で調節したり、前方に延長された位置Dまで動かしたりできるようになる。
【0017】
なお、取り付けブラケット80とトリガボディ86は、前方に延長された位置Dから戻す際にシート軌道アッセンブリ24を位置決めして再ロックするために、常用範囲C内の何れかの位置に沿って下部軌道26に取り付けることができる。また更に、シート前倒機構42は、下部軌道26、28及び上部軌道30、32のそれぞれ一方だけ又は両方にカムプレート44とリンク結合させて設け、シートバックが軸回転移動すると同時に作動するようにすることができる。
【0018】
以上、本発明を解説様式で説明してきたが、使用した用語は説明に適したものとして選んだのであり、何ら本発明に制限を加える意図はない。
以上の教示に基づき、本発明には様々な修正や変更を加えることができる。従って、本発明は、特許請求の範囲に述べる範囲内で、具体的に説明した形以外でも実施できるものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ自動車用シートアッセンブリの概略図である。
【図2】本発明による軌道アッセンブリを上方より見た図であり、ロック位置で示している。
【図3】ロック機構を有する軌道アッセンブリの上面図であり、ロック位置で示している。
【図4】ロック機構を有する軌道アッセンブリの斜視図であり、ロック位置で示している。
【図5】ロック機構を備えた軌道アッセンブリの斜視図であり、ロック解除位置で示している。
【図6】軌道アッセンブリの斜視図であり、ロック機構がロック解除位置にある中間着座位置で示している。

Claims (10)

  1. 自動車のシートアッセンブリに使用して、前記シートアッセンブリを、常用着座位置範囲内で、更に、車両内の前方に延長された位置まで、前後に移動させるための軌道アッセンブリにおいて、
    下部軌道と、
    前記下部軌道と摺動可能に連結された上部軌道と、
    前記上部軌道と前記下部軌道の間に連結され、前記上部軌道を前記下部軌道に対して選択的にロックするロック位置とロック解除位置との間で動かせるようになっているロック機構であって、該ロック機構を前記ロック位置と前記ロック解除位置の間で作動させるリリースカムを備えているロック機構と、
    該ロック機構を前記ロック位置と前記ロック解除位置の間で自動的に作動させることができるように前記上部軌道に作動的に連結され、前記軌道アッセンブリを前記前方に延長された位置と前記常用範囲内の所定の位置との間で延ばすシート前倒機構であって、前記下部軌道に軸回転可能に連結され前記常用範囲内の前記所定位置を決めるトリガボディを備えているシート前倒機構と、
    前記上部軌道に軸回転可能に連結され、作動位置と非作動位置との間を作動するカムプレートであって、リーディングエッジと、前記リリースカムと係合して前記ロック機構を前記ロック位置と前記ロック解除位置の間で選択的に作動させるトレーリングエッジとを有しているカムプレートと、
    前記上部軌道と軸回転可能に連結され、前記前方に延長された位置で、前記カムプレートと係合して前記カムプレートを前記作動位置に保持し、前記ロック機構を前記ロック解除位置に保持する前方アームを備えた爪であって、前記軌道アッセンブリが前記前方に延長された位置から前記常用範囲に移動する際には前記トリガボディと係合し、該爪を前記カムプレートから解放して前記カムプレートを自動的に前記非作動位置に戻し、前記ロック機構を前記ロック位置に戻して、前記軌道アッセンブリを前記常用範囲内の前記所定位置に固定するための後方アームとを有している爪と、を備えている、
    ことを特徴とする軌道アッセンブリ。
  2. 前記カムプレートと前記上部軌道の間に連結され、前記カムプレートを前記非作動位置に付勢する第1リターンスプリングを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の軌道アッセンブリ。
  3. 前記爪と前記上部軌道の間に連結され、前記後方アームを前記カムプレートに向けて付勢する第2リターンスプリングを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の軌道アッセンブリ。
  4. 前記下部軌道に固定され、前記トリガボディを回転可能に支持する取り付けブラケットを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の軌道アッセンブリ。
  5. 前記トリガボディは、前記取り付けブラケットと付勢係合する突き当て端と、その反対側にある、前記爪の前記前方アームと係合するトリガアームとを備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の軌道アッセンブリ。
  6. 前記トリガボディと前記取付けブラケットの間に連結され、前記突き当て端を前記取り付けブラケットに向けて付勢するスプリング付勢部材を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の軌道アッセンブリ。
  7. 前記トリガアームは、前記軌道アッセンブリが前記前方に延長された位置から前記常用範囲に戻る際に前記爪の前記前方アームと係合し、前記爪を前記カムプレートから解放し、前記ロック機構と前記軌道アッセンブリを前記所定の位置に自動的にロックする遠位端を有している、
    ことを特徴とする請求項6に記載の軌道アッセンブリ。
  8. 前記カムプレートは、前記トレーリングエッジから上方に延び、前記リリースカムと係合して前記ロック機構に前記ロック位置と前記ロック解除位置の間で力をかける傾斜部を備えている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の軌道アッセンブリ。
  9. 前記カムプレートは、前記カムプレートが前記非作動位置と前記作動位置の間を軸回転する際に、前記爪を沿わせて案内する直立フランジを備えている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の軌道アッセンブリ。
  10. 前記カムプレートには、前記リーディングエッジに、前記フランジに隣接してノッチが形成され、前記爪の前記後方アームと係合して、前記ロック機構を前記ロック解除位置に維持したままで、前記カムプレートを前記リリースカムに抗して前記作動位置に保持できるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の軌道アッセンブリ。
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