JPS6312645Y2 - - Google Patents

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JPS6312645Y2
JPS6312645Y2 JP20152882U JP20152882U JPS6312645Y2 JP S6312645 Y2 JPS6312645 Y2 JP S6312645Y2 JP 20152882 U JP20152882 U JP 20152882U JP 20152882 U JP20152882 U JP 20152882U JP S6312645 Y2 JPS6312645 Y2 JP S6312645Y2
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JP
Japan
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tilling
shank
subsoiler
vibration
vibrating
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JP20152882U
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JPS59105805U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、振動式のサブソイラーに係り、特に
サブソイラーの直前にロータリ耕耘機構を設けた
振動式サブソイラーに関するもので、このような
配置構造はすでに九州農業試験場(昭和55年度農
業機械総括検討会議成績概要集第21頁参照)をは
じめとして行われていることであるが、本考案は
その改良に関するものである。
上述のようなサブソイラーとして、トラクタの
ような走行車体に装着され、シヤンク(支持板)
を所定の振幅で前後方向に振動させて耕盤の破砕
を行うものが周知であるか、このサブソイラー
は、振動によつて牽引抵抗を低減できる利点があ
る反面、シヤンクの振動が走行車体をはじめこれ
を操縦する作業者に伝達されて走行車体の耐久
性、作業者の健康等に悪影響を及ぼす問題があ
る。また、シヤンクの直前にロータリ耕耘機構を
設けることにより前記シヤンクの牽引抵抗をさら
に軽減することができるが、ロータリ耕耘刃の土
壌への打込みとシヤンクの前方運動との両時期の
間に適切な関係が設けられていないため、両者の
反力が調和を欠くことになり、このため振動の軽
減効果を低下させている。
本考案は上記の事情にかんがみなされたもの
で、前記ロータリ耕耘機構の耕耘刃の土壌への打
込み周期と、シヤンクが前後に振動する際の前方
への運動周期とを同期させることにより、シヤン
クの振動をロータリ耕耘機構で打消して振動を軽
減するようにした振動式サブソイラーを提供しよ
うとするものである。
この目的のため本考案は、前後に所定の振幅で
振動するシヤンクの直前に設けたロータリ耕耘機
構を、耕耘軸の軸周の同一面上に所定の間隔で複
数の耕耘刃を取付け、これら耕耘刃が耕耘軸の回
転によつて順に土壌に打込む周期と、前記シヤン
クが振動する前方への運動周期とが同期するよう
に構成してなることを特徴とするものである。
以下、図示の実施例を参照して本考案を説明す
る。
第1図において、符号1はトラクタで、このト
ラクタ1の後部にアツパリンク2およびロワーリ
ンク3を介して振動式サブソイラー4が装着され
ている。また、トラクタ1の図示しないPTO軸
からプロペラシヤフト5を介しサブソイラー4に
動力が伝達されるようになつている。
振動式サブソイラー4は、フレーム6の前端部
をアツパリンク2およびロワーリンク3に連結
し、前部に支持部材7を介してロータリ耕耘機構
8を支持し、その直後にサブソイラー9を設けて
いる。ロータリ耕耘機構8は、回転軸の軸周に固
着したフランジ10に2本の耕耘刃11が180゜位
相をずらせて対向するように取付けられ、フラン
ジ10には伝動ケース12を介して回転動力が伝
達される。伝動ケース12の基端部は、ギヤボツ
クス13の出力軸に連結され、ギヤボツクス13
には伝動軸14を介して、プロペラシヤフト5に
より伝達された回転動力が入力するようになつて
いる。そして、2本の耕耘刃11は、毎分270回
転の回転速度で回転することによつて、毎秒9回
(270×2÷60)土壌に打込むように設定されてい
る。
サブソイラー9は、振動基部15にシヤンク
(支持板)16を取付け、シヤンク16の下部に
チゼル17を取付けると共に、チゼル17の後部
に弾丸18を取付けている。振動基部15は、そ
の下部の前方突出部を、軸19を介して、フレー
ム6に上下方向に取付けた支持部材20の下部
に、前後方向に回動可能に枢支し、また上部後部
とフレーム6の後端に立設した支持部材21との
間に圧縮ばね22を介装して、振動基部15を常
時前方に押圧している。振動基部15の上部前面
には、前記支持部材20の上部の軸23を介して
前後に回動可能に枢支された加振部材24に軸支
されたローラ25が転接している。加振部材24
の前部はギヤボツクス13の上方を通つて伝動軸
14側に延びており、その先端部に偏心カム26
が左右方向に回動可能に軸支されている。前記偏
心カム26に転接するカムローラ27が伝動軸1
4に設けられていて、カムローラ27の1回転に
より偏心カム26が1回転して加振部材24を前
後に1回振動し、ローラ25を介して振動基部1
5、シヤンク16、チゼル17等を1回振動させ
る。そして、伝動軸14の毎分回転数は540回に
設定され、サブソイラー9は毎秒9回(540÷60)
振動し、この振動の前進aと前記耕耘刃11の土
壌への打込みa、および振動の後進bと耕耘刃1
1の土壌中から抜上げbが、共に同期するように
設定している。この同期調節は、前記偏心カム2
6の回転位置調整によつて行われる。
このような構成の振動式サブソイラー4におい
ては、トラクタ1にセツトされて圃場に導入さ
れ、ロータリ耕耘機構8で、第2図に示す耕起部
分Dのように所定深さに土壌を耕起すると共に、
その後を通るシヤンク16およびチゼル17、弾
丸18によつて耕盤(心土)を破砕して暗渠溝E
を耕盤下に形成する。
このような心土破砕作業の際、ロータリ耕耘機
構8の耕耘刃11の土壌への打込みaと、サブソ
イラー9のシヤンク16(チゼル17、弾丸18
を含む)の前進aとが同期しているので、シヤン
ク16部分の牽引力の一部がロータリ耕耘機構8
による推進力と切削力とに置換されて、サブソイ
ラーで発生する振動と牽引抵抗が同時に低減され
る。また、シヤンク16の通過部分の大部分をロ
ータリ耕耘機構8によつて切開し、さらにシヤン
ク16の前後振動によつて土壌の切削、破砕抵抗
が小さくなつて牽引抵抗を少くする。
この心土破砕作業を、従来のものと対比して示
した第3図によつてさらに詳しく説明する。第3
図のAは、前記実施例におけるロータリ耕耘機構
8を有しないもので、ほぼ700Kgの牽引抵抗(加
振力)を必要としているのに対し、ロータリ耕耘
機構8の掘削による牽引抵抗の軽減Bはほぼ400
Kgで、Aに対しほぼ半分となり、耕耘刃11の土
壌への打込み(推力)による牽引抵抗の軽減Cは
ほぼ300Kgで、Bよりさらにほぼ100Kg減少してい
ることがわかる。しかも耕耘刃11の打込み推進
力で、シヤンク16などの振動力の一部が打消さ
れ、振動式サブソイラー4自体はもとより、トラ
クタ1およびこれを操縦する作業者への振動伝達
が大幅に緩和される。
なお、本考案において、サブソイラーの振動力
をできるだけ消去するためには、耕耘刃による推
力を大きく、即ち耕耘刃の本数を多くすればよい
ことになるが、耕耘刃の本数を余り増加すると上
向きの反力(上下振動)も増加することになり、
また所要動力との関係も勘案してこれを設定する
必要がある。
以上説明したように本考案の振動式サブソイラ
ーによれば、ロータリ耕耘機構の耕耘刃の土壌へ
の打込み周期と、サブソイラーのシヤンクの前後
振動の前進周期とを同期させたので、心土破砕作
業の際の牽引抵抗および所要動力の低減と共に振
動の発生を大幅に低下させて、サブソイラーおよ
びトラクタの耐久性を増大させ、トラクタを操縦
する作業者にも好影響をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す振動式サブソイ
ラーの側面図、第2図は第1図の作業跡の断面
図、第3図は従来のものと本考案のものとを比較
した牽引抵抗のグラフである。 1……トラクタ、2……アツパリンク、3……
ロワーリンク、4……振動式サブソイラー、5…
…プロペラシヤフト、6……フレーム、7……支
持部材、8……ロータリ耕耘機構、9……サブソ
イラー、10……フランジ、11……耕耘刃、1
……伝動ケース、13……ギヤボツクス、14…
…伝動軸、15……振動基部、16……シヤン
ク、17……チゼル、18……弾丸、19,23
……軸、20,21……支持部材、22……圧縮
ばね、24……加振部材、25……ローラ、26
……偏心カム、27……カムローラ、a……耕耘
刃の土壌への打込みおよびシヤンクの前進振動、
b……耕耘刃の土壌中から抜上げおよびシヤンク
の後進振動、A……ロータリ耕耘機構を有しない
振動式サブソイラー、B……ロータリ耕耘機構を
有する振動式サブソイラー、C……耕耘刃の打込
みとシヤンクの前進振動を同期させた場合、D…
…耕起部分、E……暗渠溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行車体に装着され、シヤンクを所定の振幅で
    前後方向に振動させる振動式サブソイラーにおい
    て、前記シヤンクの直前にロータリ耕耘機構を設
    け、このロータリ耕耘機構は、耕耘軸の軸周の同
    一周面上に所定の間隔で複数の耕耘刃を取付け、
    これらの耕耘刃が耕耘軸の回転によつて順に土壌
    に打込む周期と、前記シヤンクが振動する前方へ
    の運動周期とが周期するように構成してなる振動
    式サブソイラー。
JP20152882U 1982-12-28 1982-12-28 振動式サブソイラ− Granted JPS59105805U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20152882U JPS59105805U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 振動式サブソイラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20152882U JPS59105805U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 振動式サブソイラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59105805U JPS59105805U (ja) 1984-07-17
JPS6312645Y2 true JPS6312645Y2 (ja) 1988-04-12

Family

ID=30427022

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JP20152882U Granted JPS59105805U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 振動式サブソイラ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6269901A (ja) * 1985-09-24 1987-03-31 富士ロビン株式会社 自走式深耕・中耕装置

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JPS59105805U (ja) 1984-07-17

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