JPS63126073A - 画像推定方法 - Google Patents

画像推定方法

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JPS63126073A
JPS63126073A JP61272562A JP27256286A JPS63126073A JP S63126073 A JPS63126073 A JP S63126073A JP 61272562 A JP61272562 A JP 61272562A JP 27256286 A JP27256286 A JP 27256286A JP S63126073 A JPS63126073 A JP S63126073A
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scanning aperture
binary
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孝 長谷部
Seiichiro Hiratsuka
平塚 誠一郎
Yoshinori Abe
阿部 喜則
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40075Descreening, i.e. converting a halftone signal into a corresponding continuous-tone signal; Rescreening, i.e. combined descreening and halftoning

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  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] この発明は、例えば中間調表示された2値画像から元の
2値画像を良好に推定することのできる2値画像の中間
調画像推定方法などに適用できる画像推定方法に関する
[発明の背景] 現在、実用に供きれている出力装置、例えば表示装置や
印刷装置は白と黒の2値でしか表わきれないものが多い
このような出力装置を用いて擬似的に中間調を表現する
方法として、濃度パターン法(輝度パターン法)やディ
ザ法などか知られている。
濃度パターン法やディザ法はともに面積階調法の一種で
、一定の面積(マトリックス)内に記録するドツトの数
を変化きせることにより中間調画像を表現する。
濃度パターン法は第33図(ロ)に示すように、閾値マ
トリックスを用いて原稿の1画素に対応した部分を複数
ドツトで記録する方法で、ディザ法は第33図(イ)に
示すように、原稿の1画素に対応した部分を1ドツトで
記録する方法である。
それぞれ図に示すように2値化された出力データが得ら
れる。この出力データは擬似的に白、黒2値で中間調画
像を表現するものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような2値化された擬似中間調画像から
、元の中間調画像(第33図の入力データに相当する)
を推定することができれば、種々のデータ処理を行なう
ことができ、画像変換にも自由度を持たせることができ
るようになって都合がよい。
濃度パターン画像の場合、パターンレベルの配置が分か
れば直ちに中間調画像に戻すことができる。しかしなが
ら、情報量のわりに解像力が低い。
これに対して、ディザ画像は濃度パターン画像と比較し
、て情報量のわりには解像力が高いが、元の中間調画像
に戻すことが困難である。そのため、ディザ画像のみで
は種々の画像変換を行なうことができなかった。
オリジナル画像として、多値画像(3値以上のレベルを
有する画像)を使用する場合も同様である。
そこで、この発明はこのような従来の欠点を解決したも
のでありて、回路規模を増大することなく、オリジナル
画像(例えば、2値のディザ画像)から例えば中間調画
像を良好に推定することのできる2値画像の画像推定方
法を提案するものである。
この発明では、ざらに擬似中間調画像のみを推定するの
ではなく、2値化された文字、線画に対しても中間調レ
ベルを推定できる画像推定方法を提案するものである。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するために、この発明においては、
中間調レベルを推定する注目画素を含む複数の走査開口
を設定し、 特定走査開口内での白若しくは黒画素数を計数し、この
特定の走査開口の計数結果に基づいて作成した2値画像
と上記走査開口のオリジナル画像を比較判定し、 上記判定が不成立の場合は、各走査開口について上記計
数及び比較判定を行なって唯一の走査開口を決定し、 上記判定が成立の場合は、各走査開口内の白若しくは黒
画素数が所定の条件を満足するかどうかを判別すること
によって、唯一の走査開口を決定し、 上記決定された走査開口内の白若しくは黒画素数に基づ
いて注目画素の中間調レベルを出力するようにしたこと
を特徴とするものである。
[作用] 人間の視覚は低空間周波数領域(画素レベル変化が少な
い領域)においては高い画素レベル階調判別能力を持ち
、高空間周波数領域(画素レベル変化が多い領域)にお
いては、低い画素レベル階調判別能力しかないという特
性を有している。
そこで、低空間周波数領域においては大きな走査開口を
用いて多階調を有する画像の高い階調表現を行ない、高
空間周波数領域においては小ざな走査開口を用いて文字
、線画等の高い解像力の画像を再現すれば、いままでよ
りも更によい中間調画像の推定を行なうことができる。
そのため、複数種の走査開口が用意される。
そして、低空間周波数領域のとき、従って階調画のよう
な画像のときには、基準となる走査開口より大きな走査
開口が選択される。このときどの走査開口を選択するか
は判定すべき領域内での濃度変化が無いという条件式を
満たすか否かによって決められる。
これに対して、高空間周波数領域のとき、つまり線画や
文字画のような画像のときには、基準となる走査開口よ
り小ざな走査開口が選択される。
このときどの走査開口を選択するかは判定すべき領域内
での濃度パターンの変化が無いという条件を満たすか否
かによって決められる。
このような人間の画素レベル階調判別能力を考慮して中
間調画像を作成すれば、元の中間調画像が階調画、線画
、文字画を含むようなものであっても、より原画に近い
中間調画像を得ることができる。
[実施例] 以下、この発明に係る2値画像の中間調画像推定方法に
ついて、第1図以下を参照して詳細に説明する。第1図
はオリジナル画像として、2値画像を使用した場合にお
ける画像推定方法の一例を示すフローチャートを示すが
、説明の便宜上第2図以下を参照しながら、フローチャ
ートを順次説明することにする。
また、以下に示す実施例では、2値画像として2値のデ
ィザ画像について説明する。そのため、まず組織的2値
デイザ法の1つとして、8×8のベイヤ(Bayer)
型ディザマトリックスを閾値マトリックスとして用いた
場合を例にとって説明する。
第2図はこの発明を説明するための2値ディザ画像例を
、示す図である。
同図(イ)はデジタルデータに変換されたオリジナル中
間調画像、同図(ロ)は8X8ベイヤ型の閾値マトリッ
クス、同図(ハ)は閾値マトリックス(ロ)によって白
及び黒の2値に変換されたオリジナル画像(イ)に対応
した2値ディザ画像である。
なお、同図(ハ)に示す2値ディザ画像は、白レベルの
画素を白抜きで、黒レベルの画素を黒色で図示しである
。以後の説明も同様である。
ベイヤ型閾値マトリックスとは、同図(ロ)に示すよう
にドツトが分散するディザパターンをとるものである。
きて、ディザ画像(ハ)の上を行方向及び列方向に走査
きせるために、開口面積の異なる複数種の走査開口が用
意される。この例では、ディザマトリックスの大きさと
して、8×8のマトリックスを例示したので、取り扱う
走査開口としては最大8×8となる。この走査開口を第
3図に示すように、走査開口Gとする。
この走査開口Gに対して、ざらにその面積が1/2.1
/4.1/8.1/16及び1/64となる走査開口F
〜A、Zが用意される。
Zは1行×1列の大きざの、Aは2行×2列の大きさの
、Bは2行×4列の大きさの、Cは4行×2列の大きさ
の、Dは4行×4列の大きさの、Eは4行×8列の大き
ざの、Fは8行×4列の大きざの走査開口をそれぞれ示
している。
A−Zの各開口中に示した黒丸は、第1図(ハ)のディ
ザ画像上を移動させるときの移動中心である。
このような面積の異なる走査開口のうち最適な走査開口
を選択しながら、中間調画像の値が推定される。
ここで、走査すべき走査開口の大きざを固定したままで
中間調画像を求めると、各走査開口に対応した中間調画
像は第4図に示すような値となる。
同図(イ)は最小の走査開口Zを使用して推定した中間
調画像である。以下同様に、同図(ロ)〜(チ)に走査
開口A−Gを使用して推定した中間調画像を−示す。
中間調画像は第5図に示すような順序をもって推定きれ
る。
走査開口として、Dを使用したときの推定操作を説明す
ると、まず第6図に示すように、走査開口りを2値ディ
ザ画像(ハ)の初期位置(第1行の第1列)に重ねる(
第5図ステップ7a。
7b)。
この場合、第6図のように走査開口り内に含まれる画素
は、各々完全に含まれていることが望ましい。すなわち
、ある画素の一部が欠けて含まれることがないようにす
ることが好ましい。
次に、この走査開口りで囲まれた部分の画素レベルを計
算してその値を中間調の推定値とする(スッテブ7c)
。この場合3となる。走査開口りの面積は走査開口Gの
1/4であることから、最大開口面積と同じくするため
、画素レベルにこの面積比(以下ゲインという。この場
合、ゲインは4である)が掛けられた値、つまり12が
この画素の中間調画像レベルとして推定される。従って
、1行1列目(1,1)の中間調画像の推定値は12で
ある。
次に、ステップ7dにおいて、最終列か否かが判別きれ
、最終列でないときには、ステップ7eに移行して、走
査開口りを1列従って、1画素分だけ右に移動させて、
(1,2)における中間調画像が推定きれる。この場合
も、走査開口り内の2値画像レベルを前述と同様に合計
して推定するものであって、例示の場合3となる。従っ
て、この場合においても中間調画像の値は12と推定さ
れる。
このような推定処理を同行の全ての列について順次実行
する。
そして、最終列、つまり第1行目が終了したら、ステッ
プ7fにおいて、最終行の有無がチェックされ、最終行
でないときにはステップ7gにおいて、走査開口りの最
初の行が1行だけ下側にシフトされる。そして、第1列
目(2,1)の画素から上述と同様に中間調濃度推定操
作を順次実行する。
このよ、うな演算処理を最後の行の最後の列まで、走査
開口りを2値ディザ画像の画素ごとに順次移動させて実
行することにより、中間調画像推定値を求め、中間調画
像推定操作を終了する。
第4図の(ホ)は、このようにして求めた推定中間調画
像を示す図である。
勿論、このような方法では、第2図(イ)に示すオリジ
ナル中間調画像よりも情報量の少ない2値ディザ画像(
同図(ハ))から中間調画像(第4図参照)を推定する
ものであるから、第4図に示すようにオリジナル中間調
画像から作成した中間調画像に完全には一致しない。
これは、空間周波数特性に関係なく中間調画像を推定し
たためである。
そこで、この発明では画像のもつ空間周波数特性に応じ
て、画素ごとに最適な走査開口を選択し、選択した走査
開口より中間調画像を推定しようとするものである。こ
うすれば、オリジナルに対してより忠実な中間調画像を
推定できることになるからである。
走査開口の選択は次のようにして行なわれる。
すなわち、低空間周波数領域においては大きな走査開口
を用いて高い階調表現を行ない、高空間周波数領域にお
いては小きな走査開口を用いて高い解像力の画像でも再
現できるようにする。ここで、線画や文字画は高空間周
波数領域の画像に対応し、階調面は低空間周波数領域の
画像に対応する。
また、低空間周波数領域においては、複数の走査開口の
うちの最適な開口を選択する基準として、濃度の変化が
ないということを所定の条件式に従って求める。これに
対して、高空間周波数領域においては、その最適開口を
選択する基準としてパターンの一致、不一致によって決
定する。
そのため、この発明に係る中間調画像の推定操作は、第
1図に示すような操作手順となる。
第1図に示すフローチャートに示される推定値の操作概
要を説明する。
まず、基準となる走査開口を設定する。この例では、中
間の走査開口であるDが使用される(ステップに、)。
次に、走査開口りの濃度パターンの一致、不一致がチェ
ックされる(ステップl)。
どのようにして濃度パターンの一致、不一致を見るかに
ついては後述する。
濃度パターンが一致しているときには、所定の条件式に
基づいて走査開口D−Gのうちのいづれかが選択される
(ステップm)。これに対して、濃度パターンが不一致
のときはステップnに移って濃度パターン判別により走
査開口C−A、Zの何れかが選択される。
走査開口の選択が終了すると、続いて求められた走査開
口に基づいて中間調画像のレベルが推定される(ステッ
プ0)。その後、この推定された中間調画像のレベルに
基づいて、拡大・縮小などの画像処理が実行されると共
に、これが2値化きれて、中間調画像の推定処理が終了
する(ステップp、 q)。
ステップlの処理操作から第7図を参照して説明しよう
ここでは、まず、取り扱う複数種の走査開口のうちで、
中間の開口面積を有する走査開口りが選択される。
そして、選択開口りを第2図(ハ)の初期位置(第6図
参照)に重ねると、第7図(イ)に示すディザ画像が得
られる。この走査開口り内の白画素数をカウントすると
3である。走査開口りのゲインは4であることから、こ
の白画素数3をゲイン倍した値12が平均的画素レベル
であるものとして、(ロ)に示すように各画素を12で
埋め合わせる。
(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す閾値マト
リックスで2値化すると、(=)に示すようなものとな
る。閾値マトリックス(ハ)は走査開口のディザ画像上
における位置情報を示すものである。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画像(ニ)を比較する
と、両者の濃度パターンが一致する。
従って、この場合には第1図ステップl、mから明らか
なように、条件式に基づいて適切な走査開口が選択され
ることになる。
なお1.濃度パターンが一致せず、ステップnが選択さ
れた場合においても、走査開口内に濃度変化が認められ
ない限り、できるだけ大きな走査開口を選択するもので
ある。従って、走査開口の選択順序を第8図に示すよう
に、C−)B−>A−)Zの順にとる。
第9図はこの発明に係る方法の説明図である。
第9図は走査開口りの移動中心が(4,6)であるとき
の説明図であって、上述したと同様に、走査開口りを第
2図(ハ)の移動位置(4,6)にその開口中心が一致
するような状態で重ねると、第9図工程(1)に示す通
りとなる。
この走査開口り内の白画素数をカウントすると4である
。走査開口りのゲインは4であるから、ゲイン倍した値
の16が平均的画素レベルであるものとして、(ロ)に
示すように各画素を16で埋め合わせる。
そして、(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す
閾値マトリックスで2値化すると、(=)に示すような
ものとなる。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画像(=)を比較する
と、同一の濃度パターンではない。
そこで、工程(2)に進む。このとき使用きれる走査開
口はCである。
この走査開口C内の白画素数をカウントすると2である
。走査開口Cのゲインは8であるから、ゲイン倍した値
の16が平均的画素レベルであるものとして、(ロ)に
示すように各画素を16で埋め合わせる。
そして、(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す
閾値マトリックスで2値化すると、(ニ)に示すような
ものとなる。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画像(=)を比較する
と、同一の濃度パターンとなっている。
従って、この場合には走査開口Cが最適開口として選択
され、そのときの中間調画像の推定値は16となる。
なお、−回の工程で走査開口が選択されないときには、
次の走査開口を使用して上述の処理操作が順次実行され
る。走査開口Aでもその濃度パターンが一致山ないとき
には、最小の走査開口Zをそのときの走査開口として選
択し、ゲイン倍(=64)L、た値、すなわち64ある
いはOが中間調画像の推定値として使用される。
次に、第1図ステップmについてその処理操作を説明す
る。
ステップmはステップlで一致、成立した場合に判定す
るものである。
ステップmにおいても、人間の画素レベル階調判別能力
を考慮して走査開口D−Gを選択するものである。つま
り、上述と同じく、低空間周波数領域においては大きな
走査開口を用いて高い階調表現を行ない、高空間周波数
領域においては小ざな走査開口を用いて高い解像力の画
像を再現しようとするものである。
その際に使用する条件とは、画素レベルの変化がないと
いう条件である。
まず、ここでは、各走査量ロD−G内の2値画素レベル
の合計値をそれぞれ、6〜gとする。そして、画素レベ
ル変化がないという条件を以下のように定める。
12d−el≦1    −−−   (1)+2d−
fl≦1    ・・・  (2)12e−gl≦1 
   ・・・  (3)12f−gl ≦1     
・ ・ ・  (4)d=o又はd=16  ・・・ 
 (5)これら各条件を満足している場合を01満足し
ていない場合を×として、各条件に応じて用いるべき走
査開口を第10図のように定める。図中の*印は、Oあ
るいはXを示している。
例えば、(1)、(2)、(5)式を満足していない場
合には、(3)、(4)式を満足しているかどうかをチ
ェックするまでもなく、開口りが選択される。
(5)式が満足されていない場合において、(1)式は
満足するが(2)式を満足しない場合には、開口Eが選
択される。
(1)式は満足しないが、(2)式を満足する場合には
、開口Fが選択きれる。
(1)〜(4)成金てを満足する場合には、開口Gが選
、択きれる。
また、開口りの白画素数がOあるいは16のときには、
(1)〜(4)式に関係なく、開口りが選択きれる。
以上の条件で、第2図(ハ)に示す2値ディザ画像の各
開口の中心位置が(4,4)の右下であるときの最適走
査開口を求めてみる。この場合の白画素数は、 d=3.e=9.f=8.g=21となる。
まず、条件式(1)、(2)式をもとめる。
l 2d−e I = 16−9 I =3で、(1)
式を満足しない。また、 +2d−f 1=16−81=2 で、(2)式も満足しない。
従って、第10図により最適走査開口はDとなる。
なお、上述の条件式は一例に過ぎず、画素レベルの変化
がないという条件を表わすものであれば、上述の条件式
以外の条件式を使用してもよい。
次に、走査開口としてDが選択された場合の、中間調画
像の第1行第1例目の画素についての値を推定する。走
査開口りを選択したときの初期位置の2値画素レベルの
合計値はd=3、走査開口りのゲインは4であるので、
中間調画性推定値は3X4=12となる。
このような推定操作を注目する画素ごとに実行して、そ
の都度走査開口A−Zのうちいづれがが選択されるもの
である。従って、走査量ロA−Z全体についての開口選
択のフローを整理すると、第11図に示すようになって
、唯一で、しかも最適な走査開口が選択きれる。
第12図(イ)はこのようにして求めた推定中間調画像
を示す図である。ちなみに、各中間調画像推定にどの開
口を用いたかを、第12図(ロ)に示す。
第1行の場合を例にとって説明すれば、中間調推定画像
の(1,1)がり、(1,2)がDl(1,3)がC,
(1,4)がB、(1,5)がC,(1,6)がB、(
1,7)がBである。
ところで、この第11図に示すフローをそのままハード
、化すると、高速な画像処理を実現するのが困難である
。そこで、これを比較的簡単な論理回路で構成する例を
次に説明する。そのためには、第11図に基づいて各判
定の真理値表を作成する。
その結果を第13図に示す。
この真理値表を用いて走査開口を決定する開口選択のた
めの論理式は次のようにすればよい。
開口Z=AP−BP−CP−DP 開口A=AP −BT・σ〒・■千 開ロB=BP−CP−DP 開口C=CP−DP 開口D=DP−DW+DP −DW−Sl・S2開口E
=DP−面・Sl・Ω +DP−DW−3l・S2・S3・訂 開口F=DP−DW−St・S2 +DP −DW−Sl・S2・S3 開口G=DP −DW−Sl−S2−33−34判定手
段において、上記の論理処理を実行すれば、唯一の開口
を選択できるのは、容易に理解できよう。
ここに、APとはAのパターン判定を満たすということ
であり、DWとはDの画素数が判定式(5)を満たすと
いうことであり、Slとは条件式(1)を満たすという
ことであり、そして、−の表示は満たざないということ
を夫々表わしている。
なお、選択された走査開口は、次のような3ビツトの符
号をあてがうことによって、どの走査開口が選択された
のかを容易に識別することができる。
Z (000)、A (001)、B (010)。
C(011)、D (100)、E (101)。
F(110)、G(111) この符号化された信号でゲイン倍きれた中間調画像推定
値が得られる。
ざて、上述ではこの発明に係る画像推定方法の処理手順
について第1図〜第13図を参照して説明したが、第1
4図以下には、これをハード化したときの画像推定装置
の具体例が示されている。
第14図はこの中間調画像推定装置の概略構成を、信号
の流れを基準にして示したもので、画像読み取り、装置
1は原稿画像を読み取って2値データに変換するもので
ある。
原稿画像はCCDなどの光電変換素子を用いて読み取ら
れて電気信号に変換される。変換された電気信号はA/
D変換されて、デジタルデータに変換され、このデジタ
ルデータにシエーデング補正(COD出力の均一化補正
)を施したのち、2値化データに変換されるような一連
のデータ処理がなされる。
画像読み取り装置1からのデジタル化された2値データ
は中間調画像復元手段2に供給される。
この中間調画像復元手段2には、2値データの他にタイ
ミング信号が供給されて、2値データから所定の中間調
画像信号が復元される。
中間調画像信号はタイミング信号と共に、画像処理手段
3に供給されて拡大・縮小、フィルタリング処理などの
指定処理モードに対応した画像処理が実行きれる。
画像処理された中間調画像信号は2値化手段4に供給さ
れて、閾値選択信号によって選択された閾値を用いて再
2値化処理が行なわれる。閾値選択信号はコントロール
ターミナルあるいはキーボードなどから指定される。
なお、5は記録装置で、2値化手段4あるいは画像メモ
リユニット6より出力きれた2値データに基づいて画像
が再現される。
記録装置5としては、レーザプリンタやLEDプリンタ
などを使用することができる。画像メモリユニット6は
画像読み取り装置1より得られる2値データそのものも
記憶できるような構成となされている。
第15図は第14図を画像処理システムとして構成した
場合の一例を示すものである。
画像読み取り手段1、中間調画像復元手段2、画像処理
手段3.2値化手段4及び記録装置5は夫々、第1及び
第2のインターフェース11゜12を介してコントロー
ルターミナル13に接続される。また、画像メモリユニ
ット6はシステムパス14を介して第1のインターフェ
ース11と接続きれる構成となされている。15は外部
装置を示す。。
続いて、各部の構成を詳細に説明する。
画像読み取り装@1にて読み取られた画像信号、つまり
2値信号は中間調画像復元手段2に供給ざれて、この2
値信号から所定の中間調レベルを有した中間調画像が復
元される。第16図はこの中間調画像復元手段2の一例
を示す。
画像読み取り装置1からの2値データは第1のセレクト
回路21を介してラインメモリ部22に供給される。
ラインメモリ部22は第1のセレクト回路21から送ら
れてくる2値データを受けて、1ラインごとの2値デー
タを記憶するためのもので、図に示すようにL1〜L9
までの9個のラインメモリで構成される。そして、第1
のセレクト回路21ではこれら9個のラインメモリL1
〜L9の夫々に、夫々のラインに対応した2値データが
順次セレクトされて記憶される。
ここで、ラインメモリを9ライン分用意したのは、使用
する最大の走査開口Gの行数が8行であることと、リア
ルタイム処理を行なうために、もう1行のラインメモリ
が必要なためである。
そのため、第2のセレクト回路23において、9個のラ
インメモリのうち現在の画像処理に必要な8個のライン
メモリが選択される。
選択された8個のラインメモリの各2値データは中間調
画像推定部30に供給されて、この2値データに基づい
て複数種の走査開口のうちから唯一の走査開口が選択さ
れる。
選択された走査開口を示すデータは選択回路24に供給
されて、その走査開口内の画素レベルとゲインとによっ
て定まる中間調画像の値が推定される。
タイミング発生回路25から得られた各種のタイミング
信号は、上述した第1及び第2のセレクト回路21.2
3を始めとして、ラインメモリ部22、中間調画像推定
部30及び選択回路24に供給されて、必要なタイミン
グでデータの選択やアドレス送出の制御が行なわれる。
そのため、このタイミング発生回路25には画像読み取
、り部1@から同期クロック、水平有効域信号H−VA
LID及び垂直有効域信号V−VALIDが供給され、
そのタイミングに基づいて上述した各種のタイミング信
号が生成される。
第17図は水平同期信号H−SYNC,水平有効域信号
It−VALID、同期クロック及び画像情報との関係
を示す。すなわち、水平有効域信号H−VALIDの画
像データ有効期間内において、画像情報が同期クロック
に同期して読み出される。
原稿の画像読み取りのスタートと、水平有効域信号H−
VALID及び垂直有効域信号V−VALIDの関係を
第18図に示す。このように画像読み取りがスタートし
てから所定の時間が経過したのちに、画像の読み取りが
開始される。画像読み取り幅は適用される最大原稿サイ
ズによって決まる。
中間調画像推定部30は次のような処理を行なうために
設けられたものである。つまり、この推定部30は、中
間調レベルを推定する注目画素を含む複数の走査開口を
設定し、特定走査開口内での白若しくは黒画素数を計数
し、この特定走査開口の計数結果に基づいて作成した2
値画像と、この特定走査開口のオリジナル走査開口の2
値画像とを比較判定する。
そして、判定結果が不成立の場合には、各走査開口につ
いて上述した計数及び捕獲判定を行なうことにより、唯
一の走査開口を決定する。
判定が成立しているときには、各走査開口内の白若しく
は黒画素数が所定の条件を満足するかどうかを判別し、
唯一の走査開口を決定する。
すなわち、中間調画像推定部30は特定の条件にあった
走査開口を決定するための一手段である。
そのため、第19図に示すように、この中間調画像推定
部30は、次のような複数の手段で構成される。
1、複数の走査開口を設定する手段402、中間調画像
レベルを推定する注目画素に各走査開口を設定し、走査
開口内の白若しくは黒画素数を計数する手段50 3、各走査開口ごとに計数された白若しくは黒画素数を
もとに2値画像を作成する手段を有し、走査開口内のオ
リジナルの2値画像と、作成された2値画偉とを各走査
開口ごとに濃度パターン比較する手段60及び80 4、各走査開口ごとに計数された白または黒画素数が所
定の条件を満足するかどうかを判別する手段70及び8
0 なお、第19図において、手段40はシフトレジスタで
構成され、手段60は濃度パターン判別回路として構成
きれ、手段70は条件式から濃度変化の有無を判別する
条件式判定回路として構成される。そして、濃度パター
ン判別回路60と条件式判定回路70の出力から開口判
定回路80で、唯一の走査開口が選択される。
31はパターンの位置情報を出力する回路である。手段
5oとしてこの例では、白画素数を計数するようになさ
れているが、黒画素数を計数するようにしてもよい。
32は計数された白画素数を保持するためのレジスタを
示し、その出力が乗算器33に供給されて計数された白
画素数に各走査開口のゲインが乗算される。乗算結果の
白画素数が求めようとする中間調画像の推定値として使
用される。
そのため、この中間調画像の推定値を示すデータが選択
回路24に供給され、開口判定回路80から出力された
走査開口選択信号に基づいて、中間調画像の推定値が選
択される。例えば、走査開口りが選択されたならば、こ
の走査開口内の白画素数dにゲイン(=4)を掛けた中
間調画像推定値(=4d)が選択されるものである。
続いて、これら手段の具体例を説明する。
シフトレジスタ40は第20図に示すように、8人カラ
ッチ回路で構成きれ、これが図示するように9段にわた
り継続接続されものである。ラッチ回路を9段使用した
のは、このシフトレジスタ40を全ての白画素数計数回
路のシフトレジスタとして共通に使用するようにしたた
めである。
そして、必要な段数にあるラッチ回路の出力を利用して
白画素数が計数される。図は、走査開口Gに対応した計
数回路50gの一例を示す。ここで、走査開口Gは8行
×8列の面積を有するから、この走査、開口内の全自画
素数を計数するには、図示するように初段と終段のラッ
チ回路41.49の各ラッチ出力が利用される。
そのため、初段のラッチ回路41のラッチ出力が第1の
計数ROM51に供給され、終段のラッチ回路49のラ
ッチ出力が第2の計数ROM52に供給されて、夫々の
ラッチ回路でラッチされた2値データのうちの白画素数
が計数きれる。
各計数出力r+には減算器53に供給されて、k−rの
演算が行なわれる。そして、 k>rのときには、“°0°゛ k<rのときには、” 1 ” となるような減算出力が得られる。
各計数出力r+にはざらに、比較器54に供給きれてそ
の大小関係が比較される。この例では、k>rのときに
は、” o ” k<rのときには、°°1°。
のような比較出力が得られる。
減算出力及び比較出力は夫々第1及び第2のラッチ回路
55.56に供給されてラッチされると共に、ラッチ回
路55の出力が加減算器58に、第3のラッチ回路57
のラッチ出力と共に供給される。そして、上述の第2の
ラッチ出力が加減算器58にその制御I(8号として供
給される。この例では、 k>rのときには、減算動作 k<rのときには、加算動作 となるように制御される。
終段に設けられた第3のラッチ回路57のラッチ出力が
走査開口Gにおける白画素数を示すデータとして出力さ
れるものである。
続いて、この計数動作を第21図及び第22図を参照し
て説明する。
まず、第21図に示すようなディザ画性(これは第2図
に示すディザ画偉(ハ)と同一)を例示する。シフトレ
ジスタ用のラッチ回路41〜49がOにセットきれる。
そのセット信号をクリヤ信号とする(第22図A、B)
。このクリヤ信号はローレベルあるいはその立下りによ
って全てのラッチ回路41〜49.55〜57が0にな
る(同図C,D)  。
セットきれたのち、クリヤ信号はハイレベルとなり、ク
ロック信号(同図A)に同期した2値データが初段のラ
ッチ回路41に供給きれてラッチきれる。第1のラッチ
回路41のラッチデータが第1の計数ROM51に、第
9のラッチ回路49が第2の計数ROM52に夫々入力
される。
計数ROM51.52は共に、2個画像データの情報を
白画素数の数値情報に置き換えるROMである。第21
図から明らかなように、第1の計数ROM51からはに
=4という数値データが出力される。第2の計数ROM
52からの数値データrはOである。
従って、ラッチ回路55では、k−rの数値データがラ
ッチきれる。また、k−r>Oであるから、ラッチ回路
56では、1°° (ハイレベル)がラッチきれる。
ラッチ回路56の出力が°°1°°であることから、加
′g算器58は加算器として動作し、従って、第2のク
ロック信号が入力すると、ラッチ回路55と57の各ラ
ッチ出力が加算される。上例では、k=4.r=oであ
るから、加算出力Xは4となる。
第21図から明らかなように、第1列目の2値データの
白画素数のトータル値は4であるから、算出きれた数値
データと一致する。
第2のクロック信号が得られたタイミングでは、第21
図に示す第2列の2値データが入力されるので、今度は
に=2、r=oとなる。その結果、第3のクロック信号
によって加減算器58では、(k−r)+x なる演算が実行される。x=4であるから、新たなXは
、x=6となる。
このような演算の繰り返しによって、走査開口Gの白画
素数が算出きれる。第23図に各クロックタイミングの
ときのラッチ出力に、r、x及び加減算器58の動作モ
ードを示す。
これからも明らかなように、9クロツク目で第1から第
8列目の2値データが全てラッチされたことになり、1
0クロツク目で走査開口G内の白画素数の5合計値が求
まることになる。第21図の場合では、x=21となる
。11クロツク目では、走査開口Gが1行2列目に移動
したときの走査開口内に含まれる白画素数が算出され、
上例では、x=20となる。
走査開口E、F用の計数回路50e、50fは、計数回
路50gと同一構成のものが使用される。
これは、行若しくは列の数が8だけあるからである。
これに対して、走査開口り用の計数回路5odは、第2
4図に示すような回路構成のものが使用される。つまり
、この場合には、一対の計数ROM51.52と、それ
らの出力を直接演算する加算器59及びその加算出力デ
ータをラッチするラッチ回路57とで構成される。これ
は、2列分の2値データの総数を一個の計数ROMで演
算することができるため、減算器53やラッチ回路55
.56が不必要になるからである。
なお、この場合には、第3行目から第6行目までの2値
データが入力された第3から第6のラッチ回路43〜4
6までが使用される。
第25図は走査開口C用として使用される計数回路50
cの一例を、第26図は走査開口B用として使用される
計数回路50bの一例を、第27図は走査開口A及びZ
用として使用される計数回路50a、50zの一例を夫
々示す。
使用するシフトレジスタは、走査開口の行数と列数に応
じて適宜遷定きれる。そして、夫々1個の計数ROMと
ラッチ回路とで構成される。
夫々における白画素数算出動作は省略する。
以上のようにして算出された各走査開口における白画素
数のうち、走査開口A−D及び2の各自画素数は濃度パ
ターン判別回路60に供給される。
走査開口D−Gの白画素数は条件式判定回路70に供給
される。
濃度パターン判別回路60は濃度パターンROM61 
a〜61 dとパターン判別部65a〜65dとで構成
される(第28図参照)。
そして、計数回路50a〜50dの各計数データが、対
応する濃度パターンROM61 a〜61dの、上位の
アドレスとして供給され、また白画素数計数時の走査開
口の位置情報が下位アドレスとして共通に供給される。
位置情報とは、第7図(ハ)に示す閾値マトリックスを
決定する情報である。従って、上位のアドレスによって
第7図(ロ)に示す中間調画像が形成され、これとその
ときの位置情報とによって、第7図(ニ)に示す濃度パ
ターンに相当する再2値画像データが出力される。
この再2値画像データと、この再2値画像データが得ら
れたときの濃度パターン情報(第7図(イ)に示す2値
画像データ)がパターン判別部65a〜65dに供給さ
れて両者のパターンの一致、不一致が判別きれる。
同一パターンであるときは、°′1°“ (ハイレベル
)、そうでないときには、°°0°°(ローレベル)が
出力される。
条件式判定回路70は、上述した条件式(1)〜(5)
を判定する判定回路71〜75を有しく第28図参照)
、夫々には対応する白画素数を示すデータが供給される
ここで、条件式(5)を設けたのは、このような条件を
無視した場合、文字画像の推定処理を実行すると、推定
画像中にチリ(白点または黒点となって現れるノイズ)
が発生し、画質を損ねることが、諸種の実験によって判
明したからである。
判定回路71〜74は同様な構成であるので、条件式(
3)の判定を行なう判定回路73についてのみ、その具
体例を説明する。
条件式(3)を展開すると、次式のようになる。
−1≦2e−g≦1 ・・・・ (6)−°、(g−1
)/2≦e≦(g+1)/2・・・・ (7) (7)式を用いて、gの値に対するe値を計算すると、
第30図に示すように、gが奇数のときeは2つの値を
とることが判る。そこで、第29図に示すように、条件
式ROM91を設け、gが奇数であるときには、その入
力値に対応して一方のeの値(条件式の答えのうちの一
方)をこの条件式ROM91から出力きせる。条件式R
OM91の内容の、一部を第31図に示す。
第31図からも明らかなように、走査開口Gの白画素数
が奇数値か、偶数値かによってアドレスを変えることに
よって出力データの内容を確認し易くしている。
条件式ROM91の出力は、gが奇数値であるときの判
定回路93に供給され、ここに供給されたeの値とのデ
ータが比較される。同様に、gが偶数値のときの判定回
路92が設けられ、ここにgとeが供給される。
そして、奇数値判定回路93には、gの全てのビットを
入力してその判定が実行され、偶数値判定回路92には
最下位ビットを除いたビットで判定が実行される。各判
定で成立時は、II I II、不成立時は、°゛0°
゛が出力きれる。
第32図は条件式(5)を実現するための構成例を示す
。すなわち、図示のように、d=oを判定する判定回路
96と、d=16を判定する判定回路97とオア(OR
)回路98とで構成きれ、d=o若しくはd=16のと
きには、オア出力が°°1°゛となる。
濃度パターン判別回路60及び条件式判定回路70の各
出力は開口判定回路80に供給きれて、唯一の走査開口
が選択される。選択条件は、上述した通りである。
開口選択データは3ビツトのデータであり、これが第1
9図に示す選択回路24に供給される。
この選択回路24には次のようなデータが供給される。
すなわち、計数手段50の各計数データがレジスタ32
を介して乗算器33に供給きれて、各走査開口の白画素
数a ””” g + Zに夫々のゲインを掛けた値が
演算される。従って、この乗算器33がらは、1g〜6
4zのデータ、すなわち中間調画像データが出力きれ、
これらが選択回路24に供給される。選択回路24では
、上述の開口選択データによって唯一の中間調画像デー
タが選択される。
このような処理動作は推定する注目画素ごとに実行され
るものであって、第2図(ハ)に示すディザ画性の場合
、どのような開口を選択し、そのときの推定中間調画像
がどのようになるかは、第12図に示した通りである。
なお、上述したディザ画像はランダムディザや条件付デ
ィザよりも最大面積の走査開口に閾値が1つずつ入るよ
うに、組織的ディザ法によるディザ画像が好ましく、ま
た最小面積の走査開口にも閾値が均等に入るような分散
形ディザ画像が好ましい。、分散形ディザ画像でも完全
に閾値が分散したベイヤ型ディザ画像が特に好ましい。
また、上述した実施例では、計数回路50においてディ
ザ画像中の白画素数を計数するようにしているが、黒画
素数を計数してもよい。複数種の走査開口の形状及び開
口面積は一例に過ぎない。
なお、上述したディザ画像はランダムディザや条件付デ
ィザよりも最大面積の走査開口に閾値が1つずつはいる
ように、組織的ディザ法によるディザ画像が好ましく、
完全に閾値が分散したベイヤー型ディザ画像が特に好ま
しい。
上述した説明においては、中間調画像を推定するのに、
走査開口内の白画像数をカウントした場合を例示した。
しかし、この発明はこれに限るものではなく、黒画素数
をカウントして求めてもよい。
すなわち、走査開口内の白領域と黒領域の比率に基づい
て中間調画像を推定するものであれば、どのような方法
を用いてもよい。
ざらに、走査開口の種類及び大きざは上側に限定される
ものではない。
また、この発明では、特定開口の判定状況により、2つ
の判定方法を使い別けているが、これは2値化されてい
る中間調画像の推定のみならず、文字、線画などの画像
の推定も行なうことができる。
オリジナル画像として、上述では2値のディザ画像を例
示したが、2値ディザ画像の代りに、多値画像(3値の
ディザ画像など)を使用し、その中間調画像レベルを推
定する場合にも、この発明を適用することができること
は、容易に理解できよう。
[発明の効果] 以上説、明したように、この発明によれば、開口面積の
異なる複数種の走査開口を用意し、低空間周波数領域に
おいては大きな走査開口を用いて高い階調表現を行ない
、高空間周波数領域においては小さな走査開口を用いて
高い解像力の画像を再現するようにしたものである。こ
れによれば、いままでよりも更によい中間調画像の推定
を行なうことができる。
すなわち、人間の画素レベル階調判別能力を考慮して中
間調画像を作成するようにしたので、元の中間調画像に
近い中間調画像を得ることができる。
この中間調画像を利用することによって、階調変換、拡
大・縮小などの種々の画像処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像推定方法の一例を示スフロ
ーチャート、第2図はオリジナル中間調画像からディザ
画像を作成する場合の説明図、第3図は使用する走査開
口の一例を示す図、第4図は開口を固定したときに得ら
れる中間調画像の推定値を示す図、第5図は従来の中間
調画像推定操作の一例を示すフローチャート、第6図は
ディザ画像に対する走査開口の位置関係を示す図、第7
図は中間調画像推定方法の説明に供する図、第8図はそ
のときの開口選択順序の説明図、第9図は第7図と同様
な説明図、第10図はこの発明において使用する開口選
択のための条件式を示す図、第11図はこの発明に係る
開口選択の一例を示すフローチャート、第12図はこの
発明の方法によって得られた中間調画像の一例を示す図
及びそのときに使用した開口の選択例を示す図、第13
図はそのときに使用した真理値表を示す図、第14図は
中間調画像推定装置の概要を示すブロック図、第15図
は中間調画像推定装置のブロック図、第16図は中間調
画像復元手段のブロック図、第17図及び第18図は夫
々画像読み取り動作の説明に供するタイムチャート、第
19図は中間調画像推定部の具体例を示すブロック図、
第20図は白画素数計数回路の具体例を示すブロック図
、第21図はその動作説明に使用するディザ画像の図、
第22図はそのときのタイムチャート、第23図はクロ
ック信号とラッチデータ及び加減算処理動作との関係を
示す図、第24図〜第27図は夫々他の白画素数の計数
回路の一例を示すブロック図、第28図は濃度パターン
判別回路及び条件式判定回路のブロック図、第29図は
条件式判定回路のブロック図、第30図は白画素数gと
eとの関係を示す図、第31図は条件式ROMの内容を
示す図、第32図は他の条件式判定回路の一例を示すブ
ロック図、第33図は2値化法の説明図である。 1・・・画像読み取り装置 2・・・中間調画像復元手段 3・・・画像処理手段 4・・・2値化手段 5・・・記録装置 22・・・ラインメモリ部 24・・・選択回路 30・・・中間調画体推定部 40・・・シフトレジスタ 50・・・白画素数計数回路 60・・・濃度パターン判別回路 70・・・条件式判定回路 80・・・開口判定回路 特許出願人  小西六写真工業株式会社第1図 第3図 走査開口例 第2 (イ)オリジナル中間調画像 (ロ)         6028522062閾値マ
トリツクス     3351143  1図 (ハ)ディザ画像 第8図 C 開口選択順の例 第10図 第12図 (イ) (ロ) DDCBCBBCC DDCACCZAA BBAACBAZZ CAZCCFCCC CBBCCCBEE EEDDCBBEE EEEECZCFE EFCBBBCGC EEBCGGEGB 第17図 DlIJ傍傾穣       m 第18図 [3HりNC一旦一皿一几一几一−−−−−−−Jl−
几第21図 ディサl爾象 〜クロック数 第23図 第29図 7j=列先回洛 第32図 75:杓Loyh−・ 第30図 第31図 19  1001001     to    004
9  0A20  0001010    10   
 000A   0A21   1001010   
 11    004A   0B22  00010
11    11    000B   0B23  
1001011    12   004B   QC
24000110012000CQC 25100110013004C0D 26  0001101    13   000D 
  0D27  1001101    14   0
04D   0E28  0001110    14
    000E   0E29   1001110
    15    004E   0F30  00
01111    15    000F   0F3
1  1001111    16    004F 
   1032  0010000    16   
 0010    t。 第33図 面素

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中間調レベルを推定する注目画素を含む複数の走
    査開口を設定し、 特定走査開口内での白若しくは黒画素数を計数し、この
    特定の走査開口の計数結果に基づいて作成した2値画像
    と上記走査開口内のオリジナル画像を比較判定し、 上記判定が不成立の場合は、各走査開口について上記計
    数及び比較判定を行なって唯一の走査開口を決定し、 上記判定が成立の場合は、各走査開口内の白若しくは黒
    画素数が所定の条件を満足するかどうかを判別すること
    によって、唯一の走査開口を決定し、 上記決定された走査開口内の白若しくは黒画素数に基づ
    いて注目画素の中間調レベルを出力することを特徴とす
    る画像推定方法。
  2. (2)上記オリジナル画像が2値画像であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の画像推定方法。
  3. (3)上記2値画像がディザ画像であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の画像推定方法。
  4. (4)上記ディザ画像が組織的ディザ画像であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の画像推定方法。
  5. (5)上記組織的ディザ画像がドット分散型ディザ画像
    であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の画
    像推定方法。
  6. (6)上記ドット分散型ディザ画像がベイヤ型ディザ画
    像であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
    画像推定方法。
  7. (7)上記オリジナル画像が多値画像であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の画像推定方法。
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