JPS63296176A - 画像推定装置 - Google Patents

画像推定装置

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JPS63296176A
JPS63296176A JP62131017A JP13101787A JPS63296176A JP S63296176 A JPS63296176 A JP S63296176A JP 62131017 A JP62131017 A JP 62131017A JP 13101787 A JP13101787 A JP 13101787A JP S63296176 A JPS63296176 A JP S63296176A
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JP
Japan
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image
scanning aperture
aperture
scanning
conditional expression
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Application number
JP62131017A
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English (en)
Inventor
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Yoshinori Abe
阿部 喜則
Seiichiro Hiratsuka
平塚 誠一郎
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば中間調表示された2値画像から元の
中間調画像を良好に推定することができるようにした画
像推定装置、特に画像推定工程で使用される条件式の判
定回路を有する画像推定装置に関する。
[発明の背景] 現在、実用に供きれている出力装置、例えば表示装置や
印刷装置は白と黒の2値でしか表わきれないものが多い
このような出力装置を用いて擬似的に中間調を表現する
方法として、濃度パターン法(輝度パターン法)やディ
ザ法などが知られている。
濃度パターン法やディザ法はともに面積階調法の一種で
、一定の面積(マトリックス)内に記録するドツトの数
を変化させることにより中間調画像を表現する。
濃度パターン法は第39図(ロ)に示すように、閾値マ
トリックスを用いて原稿の1画素に対応した部分を複数
ドツトで記録する方法で、ディザ法は第39図(イ)に
示すように、原稿の1画素に対応した部分を1ドツトで
記録する方法である。
それぞれ図に示すように2値化された出力データが得ら
れる。この出力データは擬似的に白、黒2値で中間調画
像を表現するものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような2値化された擬似中間調画像から
、元の中間調画像(第39図の入力データに相当する)
を推定することができれば、種々のデータ処理を行なう
ことができ、画像変換にも自由度を持たせることができ
るようになって都合がよい。
濃度パターン画像の場合、パターンレベルの配置が分か
れば直ちに中間調画像に戻すことができる。しかしなが
ら、情報量のわりに解像力が低い。
これに対して、ディザ画像は濃度パターン画像と比較し
て情報量のわりには解像力が高いが、元の中間調画像に
戻すことが困難である。そのため、ディザ画像のみでは
種々の画像変換を行なうことができなかった。
そこで、この発明はこのような従来の欠点を解決したも
のであって、回路規模を増大することなく、オリジナル
2値画像(例えば、2値のディザ画像)から元の中間調
画像を良好に推定できるようにした画体推定¥C=、特
に画像推定過程において特定の条件式を使用して判定す
る判定回路を有した画像推定装置を提案するものである
対象となるオリジナルの2値画像としては2値化された
文字、線画であってもよい。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するために、この発明においては、
白画素と黒画素からなる2値画像から中間調画像(中間
調レベル)を推定する画像推定装置において、 中間調レベルを推定する注目画素を含む複数の走査開口
を設定するための複数のラインメモリと、各走査開口内
での白若しくは黒画素数を計数する計数回路と、 この各走査開口の計数結果に基づいて作成したz値画像
と上記走査開口内のオリジナル2値画像を比較する濃度
パターン判別回路と、 各走査開口内の白若しくは黒画素数が所定の条件を満足
するかどうかを判別する条件式判定回路と、 上記濃度パターン判別回路及び条件式判定回路からの出
力から唯一の走査開口を決定する開口判定回路とを有し
、 上記条件式判定回路には・、条件式のデータを格納した
ROMが使用され、 上記決定された走査開口内の白若しくは黒画素数に基づ
いて注目画素の中間調レベルが算出されるようになされ
たことをことを特徴とするものである。
[作 用] 人間の視覚は低空間周波数領域(画素レベル変化が少な
い領域)においては高い画素レベル階調判別能力を持ち
、高空間周波数領域(画素レベル変化が多い領域)にお
いては、低い画素レベル階調判別能力しかないという特
性を有している。
そこで、低空間周波数領域においては大きな走査開口を
用いて多階調を有する画像の高い階調表現を行ない、高
空間周波数領域においては小さな走査開口を用いて文字
、線画等の高い解像力の画像を再現すれば、いままでよ
りも更によい中間調画像の推定を行なうことができる。
そのため、複数種の走査開口が用意される。走査開口と
は、中間調レベルを算出する際に設定される領域のこと
で、走査可能なものである。
低空間周波数領域のとき、従って階調画のような画像の
ときには、基準となる走査開口より大きな走査開口が選
択される。このときどの走査開口を選択するかは条件式
判定回路を用い、判定すべき領域内での濃度変化が無い
という条件式を満なすか否かによって決められる。
これに対して、高空間周波数領域のとき、つまり線画や
文字画のような画像のときには、基準となる走査開口よ
り小ざな走査開口が選択される。
このときどの走査開口を選択するかは濃度パターン判別
回路を用い、判定すべき領域内での濃度パターンの変化
が無いという条件を満たすか否かによって決められる。
このような人間の画素レベル階調判別能力を考慮して中
間調画像を作成すれば、元の中間調画像が階調画、線画
、文字画を含むようなものであっても、より原画に近い
中間調画像を推定することができる。
条件式判定回路には、特定の条件式のデータを格納した
ROMが使用きれる。ROMを使用することによって、
処理時間の短縮が図れる。
(実 施 例] 以下、この発明に係る画像推定装置の一例を第1図以下
を参照して詳細に説明する。
説明の便宜上、まず画像推定装置の前提となる画像推定
動作を、第26図以下を参照しながら説明することにす
る。
また、以下に示す実施例では、2値画像として2値のデ
ィザ画像について説明するが、その他の2値画像を対象
としてもよい。ディザ画像は組織的ディザ法によった場
合を例示する。組繊的2値デイザ法としては、8×8の
ベイヤ(Bayer)型ディザマトリックスを閾値マト
リックスとして用いた場合を例にとって説明する。
第26図はこの発明を説明するための2値ディザ画像例
を示す図である。
同図(イ)はデジタルデータに変換されたオリジナル中
間調画像、同図(ロ)は8×8ベイヤ型の閾値マトリッ
クス、同図(ハ)は閾値マトリックス(ロ)によって白
及び黒の2値に変換されたオリジナル画像(イ)に対応
した2値ディザ画像である。
なお、同図(ハ)に示す2値ディザ画像は、白レベルの
画素を白抜きで、黒レベルの画素を黒色で図示しである
。以後の説明も同様である。
ベイヤ型閾値マトリックスとは、同図(ロ)に示すよう
にドツトが分散するディザパターンをとるものである。
さて、ディザ画像(ハ)の上を行方向及び列方向に走査
きせるために、関口面積の異なる複数種の走査開口が用
意される。この例では、ディザマトリックスの大t、r
として、8×8のマトリックスを例示したので、取り扱
う走査開口としては最大8×8となる。この走査開口を
第27図に示すように、走査開口Gとする。
この走査開口Gに対して、ざらにその面積が1/2.1
/4.1/8.L/16及び1/64となる走査開口F
−A、Zが用意される。
Zは1行×1列の大きざの、Aは2行×2列の大きさの
、Bは2行×4列の大きざの、Cは4行×2列の大きさ
の、Dは4行×4列の大きざの、Eは4行×8列の大き
ざの、Fは゛8行×4列の大きざの走査開口をそれぞれ
示している。
A−Zの各開口中に示した黒丸は、第26図(ハ)のデ
ィザ画体上を移動させるときの移動中心である。
このような面積の異なる走査開口のうち最適な走査開口
を選択しながら、中間調画像の値が推定される。
ここで、走査すべき走査開口の大きざを固定したままで
中間調画像を求めると、各走査開口に対応した中間調画
像は第28図に示すような値となる。
同図(イ)は最小の走査開口Zを使用して推定した中間
調画像である。以下同様に、同図(ロ)〜(チ)に走査
開口A−Gを使用して推定した中間調画像を示す。この
中間調画像は第29図に示すような順序をもって推定さ
れたものである。
走査開口として、Dを使用したときの推定操作を説明す
ると、まず第30図に示すように、走査開口りを2値デ
ィザ画像(ハ)の初期位置(第1行の第1列)に重ねる
(第29図ステップ7a。
7b)。
この場合、第30図のように走査開口り内に含まれる画
素は、各々完全に含まれていることが望ましい。すなわ
ち、ある画素の一部が欠けて含まれることがないように
することが好ましい。
次に、この走査開口りで囲まれた部分の画素レベルを計
算してその値を中間調の推定値とする(スッテブ7c)
。この場合3となる。走査開口りの面積は走査開口Gの
1/4であることがら、最大開口面積と同じ(するため
、画素レベルにこの面積比(以下ゲインという。この場
合、ゲインは4である)が掛けられた値、っまり12が
この画素の中間調画像レベルとして推定きれる。従って
、1行1列目(1,1)の中間調画像の推定値は12で
ある。
次に、ステップ7dにおいて、最終列か否かが判別きれ
、最終列でないときには、ステップ7eに移行して、走
査開口りを1列従って、1画素分だけ右に移動きせて、
(1,2)における中間調画像が推定される。この場合
も1.走査開口り内の2値画像レベルを前述と同様に合
計して推定するものであって、例示の場合3となる。従
って、この場合においても中間調画像の値は12と推定
される。
このような推定処理を同行の全ての列について順次実行
する。
最終列、つまり第1行目が終了したら、ステップ7fに
おいて、最終行の有無がチェックきれ、最終行でないと
きにはステップ7gにおいて、i査閲口りの最初の行が
1行だけ下側にシフトされる。そして、第1列目(2,
1)の画素から上述と同様に中間調濃度推定操作を順次
実行する。
このような演算処理を最後の行の最後の列まで、走査開
口りを2値ディザ画像の画素ごとに順次移動させて実行
することにより、中間調画像推定値を求め、中間調画像
推定操作を終了する。
第28図の(ホ)は、このようにして求めた推定中間調
画像を示す図である。このような推定動作は空間周波数
特性に関係なく中間調画像を推定していることから、階
調表現や文字、線画の再現に必要な解像力の表現に欠け
る欠点がある。そのため、オリジナルの中間調画像とは
異なった画像として再現されてしまう。
そこで、この発明では画像の空間周波数特性をも考慮し
、画像のもつ空間周波特性に応じて注目画素ごとに最適
な走査開口を選択し、選択した走査開口よりオリジナル
画像(中間調画像)を推定しようとするものである。こ
うすれば、オリジナルに近い中間調画像を推定できるこ
とになるからである。
この推定動作のため、後述するように濃度パターン判別
回路と条件式判定回路が設けられている。
走査開口の選択は次のようにして行なわれる。
すなわち、低空間周波数領域においては大きな走査開口
を用いて高い階調表現を行ない、高空間周波数領域にお
いては小きな走査開口を用いて高い解像力の画像でも再
現できるようにする。ここで、線画や文字画は高空間周
波数領域の画像に対応し、階調側は低空間周波数領域の
画像に対応する。
また、低空間周波数領域においては、複数の走査開口の
うちの最適な開口を選択する基準として、濃度の変化が
ないということを所定の条件式に従って求める。これに
対して、高空間周波数領域においては、その最適開口を
選択する基準としてパターンの一致、不一致によって決
定する。
そのため、この発明に係る中間調画像の推定操作は、第
31図に示すような操作手順となる。
第31図に示すフローチャートに示きれる推定値の操作
概要を説明する。
まず、基準となる走査開口を設定する。この例では、中
間の走査開口であるDが使用される(ステップk)。次
に、走査開口りの濃度パターンの一致、不一致がチェッ
クされる(ステップl)。
どのようにして濃度パターンの一致、不一致を見るかに
ついては後述する。
濃度パターンが一致しているときには、所定の条件式に
基づいて走査開口D−Gのうちのいづれかが選択される
(ステップm)。これに対して、濃度パターンが不一致
のときはステップnに移って濃度パターン判別により走
査開口C−A、Zの何れかが選択きれる。
走査開口の選択が終了すると、続いて求められた走査開
口に基づいて中間調画像のレベルが推定される(ステッ
プ0)。その後、この推定された中間調画像のレベルに
基づいて、拡大・縮小などの画像処理が実行されると共
に、これが2値化されて、中間調画体の推定処理が終了
する(ステップp、q)。
ステップlの処理操作を詳細に説明する。
ここでは、まず、取り扱う複数種の走査開口のうちで、
中間の開口面積を有する走査開口りが選択される。
そして、選択開口りを第26図(ハ)の初期位置(第3
0図参照)に重ねると、第32図(イ)に示すディザ画
像が得られる。この走査開口り内の白画素数をカウント
すると3である。走査開口りのゲインは4であることか
ら、この白画素数3をゲイン倍した値12が平均的画素
レベルであるものとして、(ロ)に示すように各画素を
12で埋め合わせる。
(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す閾値マト
リックスで2値化すると、(=)に示すようなものとな
る。閾値マトリックス(ハ)は走査開口のディザ画像上
における位置情報を示すものである。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画像(ニ)を比較する
と、両者の濃度パターンが一致する。
従って、この場合には第31図ステップl+mから明ら
かなように、条件式に基づいて適切な走査開口が選択さ
れることになる。
なお、濃度パターンが一致せず、ステップnが選択され
た場合においても、走査開口内に濃度変化が認められな
い限り、できるだけ大きな走査開口を選択するものであ
る。従って、走査開口の選択順序を第33図に示すよう
に、CAB→A−+Zの順にとる。
第34図は空間周波数特性を考慮した中間調画像推定方
法の説明図である。
第34図は走査開口りの移動中心が(4,6)であると
きの説明図であって、上述したと同様に、走査開口りを
第26図(ハ)の移動位置(4,6)にその開口中心が
一致するような状態で重ねると、第34図工程(1)に
示す通りとなる。
この走査開口り内の白画素数をカウントすると4である
。走査開口りのゲインは4であるから、ゲイン倍した値
の16が平均的画素レベルであるものとして、(ロ)に
示すように各画素を16で埋め合わせる。
そして、(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す
閾値マトリックスで2値化すると、(=)に示すような
ものとなる。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画fs(ニ)を比較す
ると、同一の濃度パターンではない。
そこで、第34図の工程(2)に進む。このとき使用さ
れる走査開口はCである。
この走査開口C内の白画素数をカウントすると2である
。走査開口Cのゲインは8であるから、ゲイン倍した値
の16が平均的画素レベルであるものとして、(ロ)に
示すように各画素を16で埋め合わせる。
そして、(ロ)に示す平均画素レベル像を(ハ)に示す
閾値マトリックスで2値化すると、(ニ)に示すような
ものとなる。
ここで、ディザ画像(イ)と2値画t!I(=)を比較
すると、同一の濃度パターンとなっている。
従って、この場合には走査開口Cが最適開口として選択
きれ、そのときの中間調画像の推定値は16となる。
なお、−回の工程で走査開口が選択されないときには、
次の走査開口を使用して上述の処理操作が順次実行きれ
る。走査開口Aでもその濃度パターンが一致しないとき
には、最小の走査開口Zをそのときの走査開口として選
択し、ゲイン倍(=64)l、た値、すなわち64ある
いは0が中間調画像の推定値として使用される。
次に、第31図ステップmについてその処理操作を説明
する。
ステップmはステップlで一致、成立した場合に判定す
るものである。
ステップmにおいても、人間の画素レベル階調判別能力
を考慮して走査開口D−Gを選択するものである。つま
り、上述と同じく、低空間周波数領域においては大きな
走査開口を用いて高い階調表現を行ない、高空間周波数
領域においては小ざな走査開口を用いて高い解像力の画
像を再現しようとするものである。
その際に使用する条件とは、画素レベルの変化がないと
いう条件である。
まず、ここでは、各走査量ロD−G内の2値画素レベル
の合計値をそれぞれ、d−gとする。そして、画素レベ
ル変化がないという条件を以下のように定める。
12d−el≦1   −−−(1) +2d−fl≦1    ・・・  (2)12e−g
l≦1   ・・・  (3)12f−gl≦1   
・・・  (4)d=o又はd=16  ・・・  (
5)これら各条件を満足している場合をO,満足してい
ない場合を×として、各条件に応じて用いるべき走査開
口を第35図のように定める。図中のネ印は、○あるい
は×を示している。
例えば、(1)、(2)、(5)式を満足していない場
合には、(3)、(4)式を満足しているかどうかをチ
ェックするまでもなく、開口りが選択される。
(5)式が満足されていない場合において、(1)式は
満足するが(2)式を満足しない場合には、開口Eが選
択される。
(1)式は満足しないが、(2)式を満足する場合には
、開口Fが選択される。
(1)〜(4)成金てを満足する場合には、開口Gが選
択される。
また、開口りの白画素数がOあるいは16のときには、
(1)〜(4)式に関係なく、開口りが選択される。
以上の条件で、第26図(ハ)に示す2値ディザ画像の
各開口の中心位置が(4,4)の右下であるときの最適
走査開口を求めてみる。この場合の白画素数は、 d=3.e=9.f=8.g=21となる。
まず、条件式(1)、(2)式をもとめる。
12d−el=16−91=3 で、(1)式を満足しない。また、 +2d−f l=+6−81=2 で、(2)式も満足しない。
従って、第35図により最適走査開口はDとなる。
なお、上述の条件式は一例に過ぎず、画素レベルの変化
がないという条件を表わすものであれば、上述の条件式
以外の条件式を使用してもよい。
次に、走査開口としてDが選択きれた場合の、中間調画
像の第1行第1例目の画素についての値を推定する。走
査開口りを選択したときの初期位置の2値画素レベルの
合計値はd=3、走査開口りのゲインは4であるので、
中間調画像推定値は3X4= 12となる。
このような推定操作を注目する画素ごとに実行して、そ
の都度走査開口A−Zのうちいづれかが選択されるもの
である。従って、走査量ロA−Z全体についての開口選
択のフローを整理すると、第36図に示すようになって
、唯一で、しかも最適な走査開口が=沢される。
第37図(イ)はこのようにして求めた推定中間調画像
を示す図である。ちなみに、各中間調画像推定にどの開
口を用いたかを、第37図(ロ)に示す。
第1行の場合を例にとって説明すれば、中間調推定画像
の(1,1)がり、(1,2)がDl(1,3)がC1
(1,4)がB、(1,5)がC,(1,6)が81 
(1,7)がBである。
ところで、この第36図に示すフローをそのままハード
化すると、寓速な画像処理を実現するのが困難である。
そこで、これを比較的簡単な論理回路で構成する例を次
に説明する。そのためには、第36図に基づいて各判定
の真理値表を作成する。
その結果を第38図に示す。
この真理値表を用いて走査開口を決定する開口選択のた
めの論理式は次のようにすればよい。
開ロZ=77−丁子・じ下・丁子 開口A=APψ丁TφじT・■下 開口B=BP−じ下・■下 開ロc=cp−丁子 開口D=DP−DW+DP−U”W・フ・“1開口E=
DP−Tl・Sl・] +DP−■’W−3t・S2・S3・Kゴ開ロF=DP
−TT’W・7・S2 +DP−75”’W・ Sl・S2・πゴ開ロG=DP
−U”W−Sl−S2− S3− S4判定手段におい
て、上記の論理処理を実行すれば、唯一の開口を選択で
きるのは、容易に理解できよう。
ここに、AP−DPとはA−Dの各パターン判定を満た
すということであり、DWとはDの画素数が判定式(5
)を満たすということであり、81〜S4とは条件式(
1)〜(4)を満たすということであり、そして、 −の表示は満たざないということを夫々表わしている。
なお、選択された走査開口は、次のような3ピツトの符
号をあてがうことによって、どの走査開口が選択された
のかを容易に識別することができる。
Z (000)、A (001)、B (010)。
C(011)、D  (100)、E  (101)。
F  (110)、G  (111) この符号化された信号でゲイン倍きれた中間調画像推定
値が得られる。
上述した画像推定方法の処理手順は第1図に示すような
構成によって実現することができる。
続いて、この発明に係る画像推定装置の一例を詳細に説
明する。
第3図は中間調画性を推定する中間調画像推定装置の概
略構成を、信号の流れを基準にして示したもので、画像
読み取り装置1は原稿画像を読み取って2値データに変
換するものである。
原稿画像はCCDなどの光電変換素子を用いて読み取ら
れて電気信号に変換される。変換された電気信号はA/
D変換されて、デジタルデータに変換きれ、このデジタ
ルデータにシエーデング補正(CCD出力の均一化補正
)を施したのち、2値化データに変換きれるような一連
のデータ処理がなされる。
画像読み取り装置1からのデジタル化された2値データ
は中間調画像復元手段2に供給きれる。
この中間調画像復元手段2には、2値データの他にタイ
ミング信号が供給きれて、2値データから所定の中間調
画像信号が復元される。
中間調画像信号はタイミング18号と共に、画像処理手
段3に供給されて拡大・縮小、フィルタリング処理など
の指定処理モードに対応した画像処理が実行される。
画像処理きれた中間調画像信号は2値化手段4に供給さ
れて、閾値選択信号によって選択された閾値を用いて再
2値化処理が行なわれる。閾値選択信号はコントロール
ターミナルあるいはキーボードなどから指定きれる。
なお、5は記録装置で、2値化手段4あるいは画像メモ
リユニット6より出力された2値データに基づいて画像
が再現される。
記録装置5としては、レーザプリンタやLEDプリンタ
などを使用することができる。画像メモリユニット6は
画像読み取り装置1よりmられる2値データそのものも
記憶できるような構成となきれている。
第4図は画像処理システムとして構成した場合の一例を
示すブロック図である。
画像読み取り装置1、中間調画像復元手段2、画像処理
手段3.2値化手段4及び記録装置5は夫々、第1及び
第2のインターフェース11゜12を介してコントロー
ルターミナル13に接続される。また、画像メモリユニ
ット6はシステムバス14を介して第1のインターフェ
ース11と接続される構成となされている。15は外部
装置を示す。
続いて、各部の構成を詳細に説明する。
画像読み取り装置1にて読み取られた画像信号、つまり
2値信号はこの発明の要部である中間調画像復元手段2
に供給きれて、この2値信号から所定の中間調レベルを
有した中間調画像が復元される。
第1図はこの発明に係る画像推定装置の要部である中間
調画像復元手段2の一例を示す。
画像読み取り装!W1からの2値データは第1のセレク
ト回路21を介してラインメモリ部22に供給される。
ラインメモリ部22は第1のセレクト回路21から送ら
れてくる2値データを受けて、1ラインごとの2値デー
タを記憶するためのもので、図に示すようにL1〜L9
までの9個のラインメモリで構成される。そして、第1
のセレクト回路21ではこれら9個のラインメモリL1
〜L9の夫々に、夫々のラインに対応した2値データが
順次セレクトされて記憶される。
ここで、ラインメモリを9ライン分用意したのは、使用
する最大の走査開口Gの行数が8行であることと、リア
ルタイム処理を行なうために、もう1行のラインメモリ
が必要なためである。
そのため、第2のセレクト回路23において、9個のラ
インメモリのうち現在の画像処理に必要な8個のライン
メモリが選択きれる。
選択された8個のラインメモリの各2値データは中間調
画像推定部30に供給されて、この2値データに基づい
て複数種の走査開口のうちから唯一の走査開口が選択さ
れる−0 選択された走査開口を示すデータは選択回路24に供給
きれて、その走査開口内の画素レベルとゲインとによっ
て定まる中間調画像の値が推定される。
タイミング発生回路25から得られた各種のタイミング
信号は、上述した第1及び第2のセレクト回路21.2
3を始めとして、ラインメモリ部22、中間調画像推定
部30及び選択回路24に供給されて、必要なタイミン
グでデータの選択やアドレス送出の制御が行なわれる。
そのため、このタイミング発生回路25には画像読み取
り部1側から同期クロック、水平有効域信号1(−VA
LID及び垂直有効域信号V−VALII)が供給きれ
、そのタイミングに基づいて上述した各種のタイミング
信号が生成される。
第5図は水平同期信号)1−SYNC,水平有効域イδ
号H−VALID、同期クロック及び画像情報との関係
を示す。すなわち、水平有効域信号H−VALIDの画
像データ有効期間内において、画像情報が同期クロック
に同期して読み出される。
原稿の画像読み取りのスタートと、水平有効域信号H−
VALID及び垂直有効域信号V−VALIDの関係を
第6図に示す。このように画像読み取りがスタートして
から所定の時間が経過したのちに、画像の読み取りが開
始される。画像読み取り幅は適用される最大原稿サイズ
によって決まる。
中間調画像推定部3oは次のような処理を行なうために
設けられたものである。つまり、この推定部30は、中
間調レベルを推定する注目画素を含む複数の走査開口を
設定し、特定走査開口内での白若しくは黒画素数を計数
し、この特定走査開口の計数結果に基づいて作成した2
値画偉と、この特定走査開口のオリジナル走査開口の2
値画像とを比較判定する。
そして、判定結果が不成立の場合には、各走査開口につ
いて上述した計数及び比較判定を行なうことにより、唯
一の走査開口を決定する。
判定が成立しているときには、各走査開口内の白若しく
は黒画素数が所定の条件を満足するかどうかを判別し、
唯一の走査開口を決定する。
すなわち、中間調画像推定部30は特定の条件にあった
走査開口を決定するための一手段である。
そのため、第2図に示すように、この中間調画像推定部
30は、次のような複数の手段で構成きれる。
1、複数の走査開口を設定する手段402、中間調画像
レベルを推定する注目画素に各走査開口を設定し、走査
開口内の白若しくは黒画素数を計数する手段50 3、各走査開口ごとに計数された白若しくは黒画素数を
もとに2値画像を作成する手段を有し、走査開口内のオ
リジナルの2値画作と、作成きれた2値画像とを各走査
開口ごとに濃度パターン比較する手段60及び80 4、各走査開口ごとに計数された白または黒画票数が所
定の条件を満足するかどうかを判別する手段70及び8
0 なお、第2図において、手段40はシフトレジスタで構
成され、手段6oは濃度パターン判別回路として構成さ
れ、手段70は条件式から濃度変化の有無を判別する条
件式判定回路として構成される。条件式判定回路70は
その一部にROMが使用され、条件式の内容が格納され
ている。
開口判定回路80において、濃度パターン判別回路60
と条件式判定回路70の出力から唯一の走査開口が選択
される。
31はパターンの位置情報を出力する回路である。手段
50としてこの例では、白画素数を計数するようになさ
れているが、黒画素数を計数するようにしてもよい。
32は計数された白画素数を保持するためのレジスタを
示し、その出力が乗算器33に供給されて計数された白
画素数に各走査開口のゲインが乗算される。乗算結果の
白画素数が求めようとする中間調画像の推定値として使
用される。
そのため、この中間調画像の推定値を示すデータが選択
回路24に供給され、開口判定回路80から出力きれた
走査開口選択信号に基づいて、中間調画像の推定値が選
択される。例えば、走査開口りが選択きれたならば、こ
の走査開口内の白画素数dにゲイン(=4)を掛けた中
間調画像レベル(=4d)が選択きれるものである。
続いて、これら手段の具体例を説明する。
シフトレジスタ40は第7図に示すように、8人カラッ
チ回路で構成され、これが図示するように9段にわたり
縦続接続きれものである。ラッチ回路を9段使用したの
は、このシフトレジスタ40を全ての白画素数計数回路
のシフトレジスタとして共通に使用するようにしたため
である。
そして、必要な段数にあるラッチ回路の出力を利用して
白画素数が計数される。図は、走査開口Gに対応した計
数回路50gの一例を示す。ここで、走査開口Gは8行
×8列の面積を有するから、この走査開口内の全白画素
数を計数するには、図示するように初段と終段のラッチ
回路41.49の各ラッチ出力が利用きれる。
そのため、初段のラッチ回路41のラッチ出力が第1の
計数ROM51に供給きれ、終段のラッチ回路49のラ
ッチ出力が第2の計数ROM52に供給されて、夫々の
ラッチ回路でラッチきれた2値データのうちの白画素数
が計数される。
各計数出力r、kLt減算器53に供給されて、k−r
の演算が行なわれる。そして、 k>rのときには、0°。
k<rのときには、IT I 11 となるような減算出力が得られる。
各計数出力r、にはざらに、比較器54に供給きれてそ
の大小関係が比較される。この例では、k>rのときに
は、0°゛ k<rのときには、°°1°。
のような比較出力が得られる。
減算出力及び比較出力は夫々第1及び第2のラッチ回路
55.56に供給されてラッチされると共に、ラッチ回
路55の出力が加減算器58に、第3のラッチ回路57
のラッチ出力と共に供給きれる。そして、上述の第2の
ラッチ出力が加減算器58にその制御信号として供給さ
れる。この例では、 k>rのときには、減算動作 k<rのときには、加算動作 となるように制a1される。
終段に設けられた第3のラッチ回路57のラッチ出力が
走査開口Gにおける白画素数を示すデータとして出力さ
れるものである。
続いて、この計数動作を第8図及び第9図を参照して説
明する。
まず、第8図に示すよ)なディザ画像(これは第26図
に示すディザ画像(ハ)と同一)を例示する。シフトレ
ジスタ用のラッチ回路41〜49がOにセットされる。
そのセット信号をクリヤ信号とする(第9図A、B)。
このクリヤ信号はローレベルあるいはその立下りによっ
て全てのラッチ回路41〜49.55〜57がOになる
(同図C〜E)。
セットきれたのち、クリヤ信号はハイレベルとなり、ク
ロック信号(同図A)に同期した2値データが初段のラ
ッチ回路41に供給されてラッチされる。第1のラッチ
回v841のラッチデータが第1の計数ROM51に、
第9のラッチ回路49が第2の計数ROM52に夫々入
力される。
計数ROM51.52は共に、2値画像データの情報を
白画素数の数値情報に置き換えるROMである。第8図
から明らかなように、第1の計数ROM51からはに=
4という数値データが出力される。第2の計数ROM5
2からの数値データrはOである。
従って、ラッチ回路55では、k−rの数値データがラ
ッチされる。また、k−r>Oであるから、ラッチ回路
56では、”1”(ハイレベル)がラッチされる。
ラッチ回路56の出力が“1゛°であることから、加減
算器58は加算器として動作し、従って、第2のクロッ
ク(3号が入力すると、ラッチ回路55と57の各ラッ
チ出力が加算される。上例では、k=4.r=oである
から、加算出力Xは4となる。
第8図から明らかなように、第1列目の2値データの白
画素数のトータル値は4であるから、算出された数値デ
ータと一致する。
第2のクロック信号が得られたタイミングでは、第8図
に示す第2列目の2値データが入力されるので、今度は
に=2、r=Oとなる。その結果、第3のクロック信号
によって加減算器58では、(k−r)+x なる演算が実行される。x=4であるから、新たなXは
、x=6となる。
このような演算の繰り返しによって、走査開口Gの白画
素数が算出される。第10図に各クロックタイミングの
ときのラッチ出力に、r、x及び加′g算器58の動作
モードを示す。
これからも明らかなように、9クロツク目で第1から第
8列目の2値データが全てラッチされたことになり、1
0クロツク目で走査開口G内の白画素数の合計値が求ま
ることになる。第8図の場合では、x=21となる。1
1クロツク目では、走査開口Gが1行2列目に移動した
ときの走査開口内に含まれる白画素数が算出され、上例
では、x=20となる。
走査間ロE、F用の計数回路50e、50fは、計数回
路50gと同一構成のものが使用される。
これに対して、走査開口り用の計数回路50dは、第1
1図に示すような回路構成のものが使用される。つまり
、この場合には、一対の計数ROM51.E)2と、そ
れらの出力を直接演算する加算器59及びその加算出力
データをラッチするラッチ回路57とで構成きれる。こ
れは、2列分の2値データの総数を一個の計数ROMで
演算することができるため、減算M53やラッチ回路5
5.56が不必要になるからである。
なお、この場合には、第3行目から第6行目までの2値
データが入力された第3から第6のラッチ回路43〜4
6までが使用される。
第12図は走査開口C用として使用される計数回路50
cの一例を、第13図は走査開口B用として使用される
計数回路50bの一例を、第14図は走査開口A及びZ
用として使用される計数回路50a、50zの一例を夫
々示す。
使用するシフトレジスタは、走査開口の行数と列数に応
じて適宜選定される。そして、夫々1個の計数ROMと
ラッチ回路とで構成される。夫々における白画素数算出
動作は省略する。
以上のようにして算出された各走査開口における白画素
数のうち、走査開口A−D及びZの各自画素数は濃度パ
ターン判別回路60に供給きれる。
走査開口D−Gの白画素数は条件式判定回路70に供給
される。
濃度パターン判別回路60は濃度パターンROM61a
〜61dとパターン判別部65a〜65dとで構成され
る(第15図参照)。
そして、計数回路50a〜50dの各計数データが、対
応する濃度パターンROM61 a〜61dの上位のア
ドレスとして供給きれ、また白画素数計数時の走査開口
の位置情報が下位アドレスとして共通に供給される。
走査開口りのパターンは16ドツトで構成されるため、
2行分(2列分でもよい)の濃度パターンデータを格納
した一対のROM62d、63d(第16図参照)が濃
度パターン用ROMとして使用きれる。
位l情報とは、第32図(ハ)に示した閾値マトリック
スを決定する情報であり、走査開口の移動に対応してそ
の位置情報が変わる。従って、上位のアドレスによって
第32図(ロ)に示す中間調画像が形成され、これとそ
のときの位置情報とによって、第32図(ニ)に示す濃
度パターンに相当する再2値画像データが出力される。
この再2値画像データと、この再2値画像データが得ら
れたときの濃度パターン情報(第32図(イ)に示す2
値画像データ)がパターン判別部65a〜65dに供給
されて両者のパターンの一致、不一致が判別きれる。
同一パターンであるときは、°°1“° (ハイレベル
)、そうでないときには、”O”(ローレベル)が出力
される。
判定に使用する再2値データのROMについて説明する
。濃度パターンの判定方法でも述べたように、白画素数
と位置情報により再2値データが作成される。
開口りを使用したときで、その白画素数dが、d=1で
あるときの出カバターン例を第17図に示す。図示する
ように、白画素数が同一であっても、位置情報によって
出カバターンが相違する。
パターンは16通りである。これは走査開口G(8×8
マトリツクス)が基本のマトリックスとなっているから
である。そのため、アドレスは主走査方向における位置
情報を示す2ビツトのデータ(下位ピット)と、同じく
副走査方向の位置情報を示す2ビツトのデータ(上位ビ
ット)とで表わすことができる。
条件式判定回路70は、上述した条件式(1)〜(5)
を判定する判定回路71〜75を有しく第15図参照)
、夫々には対応する白画素数を示すデータが供給される
ここで、条件式(5)を設けたのは、このような条件を
無視した場合、文字画像の推定処理を実行すると、推定
画像中にチリ(白点または黒点となって現れるノイズ)
が発生し、変換画質を損ねることが、諸種の実験によっ
て判明したからである。
判定回路71〜74は同様な構成であるので、条件式(
3)の判定を行なう判定回路73についてのみ、その具
体例を説明する。
条件式(3)を展開すると、次式のようになる。
−1≦2e−g≦1 ・・・・ (6)、”−(g−1
)/2≦e≦(g+1)/2・・・・ (7) (7)式を用いて、gの値に対するe値を計算すると、
第19図に示すように、gが奇数のときeは2つの値を
とることが判る。そこで、gが奇数のときは対応する2
つの値の判定を行ない、偶数のときは対応する1つの値
を同時に2つを行なうようにする。
そして、第18図に示すように、条件式ROM91と、
一対の判定回路(データ一致検出回路)92.93とで
条件式判定回路71〜74が構成される。
条件式ROM91の内容の一部を第20図に示す。この
ように、gが奇数であるときには、その入力値に対応し
て大ぎいデータが出力されるようになされている。走査
開口Gの白画素数が奇数値か、偶数値かによってアドレ
スが変わっているが、これはアドレスを変えることによ
って出力データの内容を確認し易くするためである。
条件式ROM91の出力は、gが奇数値であるときの判
定回路93に供給され、ここに供給されたeの値とのデ
ータが比較される。同様に、gが偶数値のときの判定回
路92が設けられ、ここにgとeが供給される。
開口Gの白画素数gは7ピツト構成であり、その最下位
ビットgoが条件式ROM91の最上位アドレス端子A
6に入力きれ、最下位ビットを除く残りの6ビツトg1
〜g6は夫々対応するアドレス端子AO〜A5に入力さ
れる。
これに対して、開口Eの白画素数eは6ピツト1π成で
あり、その最下位ビットから順に判定回路92.93の
対応するアドレス端子に供給きれることになる。従って
、条件式ROM91の出力は6ピツト構成である。
このことから、偶数値判定回路92では、開口Gの白画
素数gのうちで最下位ビットを除いたビット同士で判定
が実行されることになる。
各判定で成立時は、′°1°′、不成立時は、no”が
出力される。
具体例を次に示そう。
(1)g=o、e=1のとと ROM91からは0が出力され、これとeとの判定が実
行される。結果は不成立(°0°”)である。
判定回路92では、gの最下位ビットは無視されるので
、g=Oである。その結果、不成立(” O” ’)で
ある。従って、最終的には、不成立となり、計算結果に
一致する。
(2)g=1.e=1のとき ROM91からは1が出力され、これとeとの判定が実
行される。結果は成立 (°°1°°)である。
判定回路92では、gの最下位ビットは無視されるので
、g=0である。その結果、不成立(°°0°°)であ
る。従って、最終的には、成立することになり、計算結
果に一致する。
その他の条件式についても同様である。夫々のROMに
は、e+ f+Hの各自画素数が供給される。
なお、夫々に使用されるROMを共通に使用するには、
条件式(4)は上述と同一の構成でよく、条件式(1)
と(2)の場合には、詳細な説明は割貢するものの、第
21図及び第22図に夫々示すように、アドレス端子A
5をローレベルとすればよい。
このように条件式判定回路70の一部として、ROM9
1を使用し、ここに第20図に示すような条件式の結果
を格納したのは、判定処理時間の短縮化を図るためであ
る。
すなわち、入力データに対して上式で示すような演算処
理を行ない、第20図に示すような出力を得ることは容
易である。しかし、画像を高速処理しようとする場合に
は、このような演算処理時間は無視することができない
ROMを用意し、これに予め演算結果を格納し、入力デ
ータによって演算結果を参照する構成とした場合には、
それだけ処理時間を短縮することができ、装置全体とし
ての高速処理化に大きく寄与することになるからである
また、上述したように入力データの入力方法を第21図
及び第22図に示すように工夫すれば、条件式(1)〜
(4)のROMとして共通に使用することが可能になる
ROMの共通化を一歩進めれば、判定回路71〜74の
共通化につながる。
第23図はその具体例である。この条件式判定回路70
は、図示するように1つの条件式ROM91、一対の判
定回路92.93及びオア回路94の基本構成に対して
、入力段にデータセレクタ95が、出力段にデータの直
列・並列変換回路99が夫々設けられると共に、入力デ
ータを時分割的に処理するためのタイミング発生回路1
00が設けられている。
タイミング発生回路100では、条件式(1)から(4
)までを、例えばこの順序で時分割処理できるように入
力データg+e+f+dを選択する第1のタイミング信
号Ta(第24図F)が生成される。
これによって、データセレクタ95からは、動作クロッ
ク(同図A)ごとに同図B、Cに示すような第1及び第
2の選択データ(直列データ)が同時に出力される。
第1の選択データe+f+gはROM91と偶数値判定
回路92に夫々供給され、第2の選択データd、e、f
は偶数値判定回路92と奇数値判定回路93とに夫々供
給される。
従って、第1の判定期間T1では、条件式(1)の結果
が判定され、第2の判定期間T2では条件式(2)の結
果が判定されるように、各条件式の判定処理動作が順次
実行される。そして、サイクルTが終了し、次のサイク
ルの最初の判定期間T1になると、第2のタイミング信
号Tb(同図E)によって、条件式(1)〜(4)まで
の判定結果(−散出力H若しくは不一致出力し)が同タ
イミングに直列・並列変換されて出力される(同図D)
この並列変換出力が判定結果として利用される。
第25図は条件式(5)を実現するための構成例を示す
。すなわち、図示のように、d=oを判定する判定回路
96と、d=16を判定する判定回路97とオア(OR
)回路98とで構成され、d=o若しくはd=16のと
きには、オア出力が°°1°°となる。
濃度パターン判別回路60及び条件式判定回路70の各
出力は開口判定回路80に供給されて、唯一の走査開口
が選択きれる。選択条件は、上述した通りである。
開口選択データは3ビツトのデータであり、これが第2
図に示す選択回路24に供給きれる。この選択回路24
には次のようなデータが供給される。
すなわち、計数手段50の各計数データがレジスタ32
を介して乗算器33に供給されて、各走査即日の白画素
数a”−g、zに夫々のゲインを掛けた値が演算される
。ゲインが特徴的な数値112.4.8.16.64で
あることから、2進数の特徴を生かして、シフト配線を
行なって(従って、乗算器を使用しないで)選択回路2
4にデータを送るようにしてもよい。
乗算器33からは、1g〜64zのデータ、すなわち中
間調画像データ(推定された中間調レベル)が出力され
、これらが選択回路24に供給される。選択回路24で
は、上述の開口選択データによって唯一の中間調画像デ
ータが選択される。
このような処理動作は推定する注目画素ごとに実行され
るものであって、第26図(ハ)に示すディザ画像の場
合、どのような開口を選択し、そのときの推定中間調画
像がどのようになるかは、第37図に示した通りである
なお、上述したディザ画像はランダムディザや条件付デ
ィザよりも最大面積の走査開口に閾値が1つずつ入るよ
うに、組織的ディザ法によるディザ画像が好ましく、ま
た最小面積の走査開口にも閾値が均等に入るような分散
形ディザ画像が好ましい。分散形ディザ画像でも完全に
閾値が分散したベイヤ型ディザ画像が特に好ましい。
また、単純閾値によって2値化きれた文字、線画におい
ても、上述した中間調画像復元手段を採用すれば、元の
中間調画像に近い中間調画像を推定することができる。
また、上述した実施例では、計数回路50においてディ
ザ画像中の白画素数を計数するようにしているが、黒画
素数を計数してもよい。複数種の走査開口の形状及び開
口面積は一例に過ぎない。
なお、上述したディザ画像はランダムディザや条件付デ
ィザよりも最大面積の走査開口に閾値が1つずつはいる
ように、組織的ディザ法によるディザ画像が好ましく、
完全に閾値が分散したベイヤー型ディザ画像が特に好ま
しい。
上述した説明においては、中間調画像を推定するのに、
走査開口内の白画素数をカウントした場合を例示した。
しかし、この発明はこれに限るものではなく、黒画素数
をカウントして求めてもよい。
ざらに、走査開口の種類及び大きざは上側に限定きれる
ものではない。
[発明の効果] 以上説明したように、条件式判定回路の一部に条件式の
データを格納したROMを使用したこの発明に係る画像
推定装置よれば、判定処理時間の短縮化を達成すること
ができ、これによって装置のリアルタイム処理を実現す
ることができる。
また、条件式がy、数であっても、データ内容は1つで
済むから、ROMの形成も容易である。
この発明の前提となる画像処理装置においては、低空間
周波数領域においては大きな走査開口を用いて高い階調
表現を行ない、高空間周波数領域においては小ざな走査
開口を用いて高い解像力の画像を再現するようにしであ
る。
このように、人間の画素レベル階調判別能力を考慮して
中間調画像を作成するようにしたので、元の中間調画像
に近い中間調画像を得ることができる。
この中間調画像を利用することによって、階調変換、拡
大・縮小などの種々の画像処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像推定装置として機能する中
間調画像復元手段のブロック図、第2図は中間調画像推
定部の具体例を示すブロック図、第3図は画像処理装置
の概要を示すブーロック図、第4図は画像処理システム
のブロック図、第5図及び第6図は夫々画像読み取り動
作の説明に供するタイムチャート、第7図は白画素数計
数回路の具体例を示すブロック図、第8図はその動作説
明に使用するディザ画像の図、第9図はそのときのタイ
ムチャート、第10図はクロック信号とラッチデータ及
び加減算処理動作との関係を示す図、第11図〜第14
図は夫々他の白画素数の計数回路の一例を示すブロック
図、第15図は濃度パターン判別回路及び条件式判定回
路のブロック図、第16図は濃度パターンROMのブロ
ック図、第17図は出力濃度パターンの一例を示す図、
第18図は条件式判定回路のブロック図、第19図は白
画素数gとeとの関係を示す図、第20図はこの発明の
要部である条件式ROMの内容を示す図、第21図及び
第22図は条件式ROMの使用例を示す図、第23図は
条件式判定回路の他の例を示すブロック図、第24図は
その動作説明に供する波形図、第25図は他の条件式判
定回路の一例を示すブロック図、第26図はオリジナル
中間調画像からディザ画像を作成する場合の説明図、第
27図は使用する走査開口の一例を示す図、第28図は
開口を固定したときに得られる中間調画像の推定値を示
す図、第29図は従来の中間調画像推定操作の一例を示
すフローチャート、第30図はディザ画像に対する走査
開口の位置関係を示す図、第31図はこの発明の画像推
定操作の一例を示すフローチャート、第32図は中間調
画像推定方法の説明に供する、図、第33図はそのとき
の開口選択順序の説明図、第34図は第31図と同様な
説明図、第35図はこの発明において使用する開口選択
のための条件式を示す図、第36図は二の発明に係る開
口選択の一例を示すフローチャート、第37図はこの発
明の方法によって得られた中間調画像の一例を示す図及
びそのときに使用した開口の選択例を示す図、第38図
はそのときに使用した真理値表を示す図、第39図は2
値化法の説明図である。 2・・・中間調画像復元手段 3・・・画像処理手段 4・・・2値化手段 22・・・ラインメモリ部 24・・・選択回路 30・・・中間調画像推定部 40◆・φシフトレジスタ 50・・・白画素数計数回路 60・・・濃度パターン判別回路 70・・・条件式判定回路 80・・・開口判定回路 91・・・条件式ROM 92・・・偶数値判定回路 93・・・奇数値判定回路 特許出願人  小西六写真工業株式会社第58 D ib像情&        XXX第6図 [3H槌C+++++++−几爪 第8図 ディザ1謝蒙 第10図 第 16 図      囮’ z#i I 1°タ一
ンROM第17図 (d=1のとき] 第78閣 7U=列先回豚 第25図 否:?GILo篠 第19  図 第20図 0 000oOOOO00000゜ 19  1001001    10   0049 
 0A20  0001010    10   00
0A   0A21   1001010    11
    004A   0B22  0001011 
   11    000B   0B23  100
1011    12   004B   QC240
00110012000CQC 25100110013004C0D 26  0001101    13    000D
   0D27   1001101    14  
  004D   0E28  0001110   
 14    000E   0E29   1001
110    15    004E    0F30
  0001111    15   000F   
0F31   1001111    16    0
04F    10第21図 第22図 第27図 走査開口例 第26 (イ)オリジナル中間調画像 (ロ)        6028522062閾値マト
リツクス     3351143  1図 (ハ)ディザ画像 第28 図 !1 1918 己72523 +63532 .03936 .34239 .14038 第31図 第33図 開口選択順の例 第35図 第37図 (イ) (ロ) DDCBCBBCC DDCACCZAA BBAACBAZZ CAZCCFCCC CBBCCCBEE EEDDCBBEE EEEECZCFE EFCBBBCGC EEBCGGEGB

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)白画素と黒画素からなる2値画像から中間調レベ
    ルを推定する画像推定装置において、中間調レベルを推
    定する注目画素を含む複数の走査開口を設定するための
    複数のラインメモリと、各走査開口内での白若しくは黒
    画素数を計数する計数回路と、 この各走査開口の計数結果に基づいて作成した2値画像
    と上記走査開口内のオリジナル2値画像を比較する濃度
    パターン判別回路と、 各走査開口内の白若しくは黒画素数が所定の条件を満足
    するかどうかを判別する条件式判定回路と、 上記濃度パターン判別回路及び条件式判定回路からの出
    力から唯一の走査開口を決定する開口判定回路とを有し
    、 上記条件式判定回路の一部には条件式の内容が格納され
    たROMが使用され、 上記決定された走査開口内の白若しくは黒画素数に基づ
    いて注目画素の中間調レベルが算出されるようになされ
    たことを特徴とする画像推定装置。
  2. (2)上記条件式判定回路では、複数の異なった条件式
    が判定されるようになされたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の画像推定装置。
  3. (3)上記条件式判定回路に設けられたROMが各条件
    式において共通に使用されてなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項及び第2項記載の画像推定装置。
  4. (4)上記2値画像がディザ画像であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項〜第3項記載の画像推定装置。
  5. (5)上記ディザ画像が組織的ディザ画像であることを
    特徴とする特許請求の範囲第4項記載の画像推定装置。
  6. (6)上記組織的ディザ画像がドット分散型ディザ画像
    であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の画
    像推定装置。
  7. (7)上記ドット分散型ディザ画像がベイヤ型ディザ画
    像であることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    画像推定装置。
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