JPS63124740A - 回転電機の固定子コイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は３．ＯＫＶ級以上の高圧回転電機の固定子巻線
絶縁構成として、合成樹脂の含浸性と絶縁特性の向上に
対応した主絶縁部分の絶縁構成に関する。

（従来の技術） 従来一般に使用される３、０ＫＶ以上の高圧回転電機の
固定子巻線絶縁構成は、その−例としてスロット内での
断面図を第３図、絶縁作業法を第４図に示す。

第３図、第４図において、コイル１はポリエステル系合
成樹脂等を塗布焼付した平角エナメル線或いは平角エナ
メル線の上にガラス繊維等の保護被覆を施した平角線２
を巻回している。設計内容によっては、左右の平角エナ
メル線の間の絶縁耐力を高めるため層間絶縁物３を挿入
する。この外周に、ポリエステルフィルム等の高分子フ
ィルム又はガラスクロス等のｌａ維資質材料裏打ちとし
た集成マイカテープのいずれか一方の材料で任意の重ね
合せの巻回した大地間主絶縁層４を形成し、固定子鉄心
スロット５に収納後４！！！６で固定する。

その後、エポキシ系合成樹脂の真空加圧含浸処理により
、平角エナメル線の間及び大地間主絶縁層内部に完全に
含浸、加熱硬化させ一体に固着成形しており、大地間主
絶縁層のマイカテープ巻回は１条のテープを任意の重ね
合せで巻回する作業法をとっている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の絶縁構成に於けるマイカテープ材料の峠類の使い
分けは、電圧階級によって低電圧側にはポリエステルフ
ィルム等の高分子フィルム裏打ち材を、又、高電圧側に
はガラスクロス笠の繊維質材料裏打ら材を適用する方法
をとっている。

この２種類のマイカテープでは、ポリエステルフィルム
等の高分子フィルムを裏打ち材とした場合、電気的な絶
縁体力にすぐれているが、合成樹脂の含浸性、及び、耐
課電省化性の点で弱く、このため重ね合わせ巻回数が増
加する様な高電圧機器には不向きである。又、ガラスク
ロス等のｍ維質月料を裏打ち材とした場合、前述のポリ
エステルフィルム等高分子フィルムを裏打ち材としたち
のに比べ逆の特徴を有しており、現実の使い方は、これ
らの特徴を生かした内容となっている。

これらのマイカテープ材料種別でのそれぞれの欠点を補
い最も合理的な絶縁構成が必要となっており、特にマイ
カテープの重ね合わせ巻回数の多い高゛電圧側の絶縁構
成として、ガラスクロス等の繊維質材料を裏打ら材とし
たマイカテープを使用した場合の含浸前の耐電圧性を上
げ、含浸性を維持し、耐課電省化特性にすぐれた絶縁構
成を提供することを目的としたものである。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） 本発明は、耐電圧性にすぐれたポリエステルフィルム等
高分子フィルムを裏打ち材としたマイカテープと、含浸
性、耐課電省化性にすぐれたガラスクロス等繊維質材料
を裏打ち材としたマイカテープの止合わせにより、両者
の有利な性質を最大限に生かした、マイカテープの市ね
合わせ巻回法と絶縁構成を得ることである。

このため、前記した２種類のマイカテープを交互に同時
巻回づる巻回作業法を応用することで解決を図る。

（作　用） この様に構成されているので、Ｕ＆維質を通って樹脂が
含浸され且つ高分子フィルムで層が形成されるので、絶
縁特性の優れた型巻コイルを有する回転電機が形成され
る。

（実施例） 本発明は、一実施例を示し説明すると、マイカテープ巻
回法を第１図に、又、マイカテープ巻回後の軸方向断面
図を第２図に示すとおりで、ポリエステルフィルム等高
分子フィルム裏打ちマイカテープ７とガラスクロス等繊
維質材料裏打ちマイカテープ８を２条として同時に適切
なピッチで重ね合わせて巻回することにより、ポリエス
テルフィルム等の高分子フィルム裏打ちマイカテープ７
とガラスクロス等繊維質材料裏打ちマイカテープ８の重
なり状態が第２図断面図のとおり、含浸性の良いガラス
クロス等Ａ！ＩｌｔＭ材料裏打らマイカテープの重なり
目が連続してつながり、又、耐電圧性の良いポリエステ
ルフィルム等高分子フィルム裏打ちマイカテープの層も
切れ目なく重なる構造となり含浸前の状態での耐電圧性
にすぐれ、又、合成樹脂含浸性にすぐれた絶縁構成が得
られる。

ポリエステルフィルム等の高分子フィルムを裏打ら材と
してマイカテープとガラスクロス等の繊維質材料とした
マイカテープを２条として交互に同時巻回することによ
り、往復券同法及び一方巻回法のいずれの方法にしても
含浸性にすぐれたガラスクロス等繊維質材料裏打ちマイ
カテープの重なり目が、平角エナメル線を巻回した線束
の周辺まで連続してつながり、含浸時合成樹脂がこの経
路を通って浸透するため含浸性の低下はなく、又、耐電
圧性にすぐれたポリエステルフィルム等の高分子フィル
ム裏打ちマイカテープの単なりも、ガラスクロス等の１
１１Ｍ質材料を介在した形態であるが角巻回法について
各１層ずつが層をなし、合成樹脂含浸前での耐電圧性が
ガラスクロス等繊維質材料裏打ちマイカテープのみで主
絶縁層を形成させた構成に比し、同一巻回数であれば２
．０〜２゜５倍に向上し、又、合成樹脂金没後の各絶縁
特性例えば電圧−ｔａｎδ特性、コロナ特性、電圧−電
流特性等についても従来絶縁構成と同等レベルにあるこ
とが確認されており、２種類のマイカテープの有利な性
質を生かした絶縁構成を得ることが出来た。

［発明の効果］ 以上のように本発明のマイカテープ巻回法及びマイカテ
ープ材料組合上絶縁構成の導入により、耐電圧性にすぐ
れたポリエステルフィルム等高分子裏打ちマイカテープ
と含浸性にずぐれたガラスクロス等繊維質材料裏打ちマ
イカテープを２条として交互に同時巻回法することによ
り、ガラスクロス等繊維質材料裏打ちマイカテープの重
なり目が連続して心線迄形成され、この経路を通って合
成樹脂が含浸するため１ぐれた含浸性を有すると共に、
耐電圧性にすぐれたポリエステルフィルム等高分子フィ
ルム裏打ちマイカテープの重なりが切り目なく層をなし
て形成するため、絶縁特性、特に耐電圧性のすぐれた、
高圧回転電機の固定子コイルを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すマイカテープ巻回図、
第２図は本発明のマイカテープ巻Ｄ４！！の軸方向断面
図、第３図は従来のスロット内断面構造図、第４図は従
来のマイカテープ巻回図である。 １、型巻コイル ２、平角エナメル線 ３、層間絶縁物 ４、大地主絶縁層 ５、鉄心スロット ６、模

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　高圧回転電機の固定子巻線絶縁として主絶縁層に使用
   する基材に、繊維材料及び高分子フィルムを裏打した２
   種類のマイカテープを交互に同時巻回して主絶縁膜を形
   成した型巻コイルを鉄心スロット内に収納し、楔にて固
   定した後合成樹脂を含浸硬化し一体化させたことを特徴
   とする回転電機の固定子コイル。