JPS6312414A - 梱包機におけるバンド案内ア−チのガイドプレ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、梱包機の本体上に設けられるバンド案内アー
チのガイドプレートに関する。

【従来技術及び問題点】

バンド案内アーチを備えた自動梱包機は梱包機本体内の
バンド供給機構によりバントを前記バンド案内アーチ内
へ送給し、上面テーブル上に載せた被梱包物を囲繞する
ようにループ状に配置して、該バンドの先行端部な梱包
機内のバンド先端把持機構により把持固定した後、バン
ド供給側を、引き戻し・引き締め機構によりバントを引
き締めて被梱包物を緊縛した後、バントの重合部をバン
ド溶着機構により溶着し、溶着部近傍を切断して、バン
トを機体から開放することを１サイクルとして梱包を行
なうよう構成されている。 従来、バンド案内アーチはバンド案内通過路を形成する
べく、案内溝あるいは案内枠で成るバントウエイを、複
数の弾性体あるいは蝶番方式による開閉板すなわちフラ
ップで、バンド引き戻し時解放するべく平時は閉じてい
るようにバンドウェイの上面をバント通過許容間隙を介
して被蓋し、ハントをループ状に案内するように構成さ
れている。そして、前記バント案内アーチにループ状に
送給されたバンドの引き戻し時に、平時は閉しているよ
うに付勢されたフラップを、引き戻されるハンド自体で
押し開くことによってバントをフラップより脱出させる
が、この手段では不連続的に引・っ張り出されることに
なり、さらには前記バント案内アーチ内に送給されたル
ープ状のバンドと、被梱包物と（ごは距離があることに
より、フラップから脱出するバンドはいわば蛇行および
波行しながら被梱包物へ落下し、被梱包物の外周面に当
たり、跳ね返り、その外周面を滑り込みながら引き締め
られることになる。 そのために、ハントが反転したり、被梱包物に対して所
定位置に掛からず斜めにバント掛けされるという“１バ
ント振れ”の現象が生じており、被梱包物に対して最短
距離の梱包でないため、運搬時に余分のバンドがゆるむ
という欠陥が生じるものであった。 そこで、この欠点を解消する装置として、特公昭５２−
７４００号が開示されているが、これは断面コ字状の可
撓性樹脂より成る一連のアーチガイドをループ状に曲率
変形しその端部をそれぞれシール機構下に臨ませ、この
コ字状開ロ面をアーチフレームの内壁面に複数のスプリ
ングで押し当てバンドの通路を形成し、通路を通過しル
ープ状に案内されたバンドを引き出す時は、アーチガイ
ドの人口水平部を強制的に押拡しこの部分のバンドを遊
離させ、引き続いてバンド自身に加わる引き締め力でア
ーチガイドを順次局部的に且つ水平に押拡し、通路内の
ハンドを前記アーチフレームの内壁面に沿って連続的に
引き出すというものであった。いわば、バンドが引き出
される際に可撓性樹脂のアーチカイトにより局部的なた
わみを生しさせ、適度の抵抗を付与しバンドが一度に引
き出されるのを防止するというものであった。 しかしながら、汎用バンドのポリプロピレン、ポリエス
テル等のハンド端縁はノコ刃状になっているので、この
手段としている可撓性樹脂のアーチカイトの開口面が、
ハンド脱出時に、バンド端縁て切削され耐久性がないと
いう欠点が見いだされるものであった。さらに、可撓性
樹脂であるために、柔軟性はあるとはいっても厳密な意
味において局部的にバンドに抵抗を与えることは難しく
、前記バント脱出時のバンド端縁での切削キズに引っ掛
かることも手伝って、結果的には、アーチガイドを局部
的に押拡し、順次連続してバンドを引き出せない事態が
生した。

【発明の目的］ 本発明は以」−のような従来技術の欠点を解消させるために開発されたもので、カイトブレートを、アーチカバーに局部的に凹むような弾性材料あるいは流体の入った弾力性のある容器を介して、アーチガイドの開口面が当接する面を摩擦係数の小さい耐摩粍性材料でなるシートを取り付けることによって、バンドに極めて局部的に、且つ極めて適度の抵抗を付与することができ、バンドを順次連続的に引き出すことを可能にするバンド案内アーチを提供することを目的とする。 【発明の構成】

上記目的を達成するための本発明の構成を、実施例に対
応する第１図、第２図、第３図および第４図に基づき説
明すると、一辺を開口したバンド通過路２４を形成する
アーチガイド２０を一連に成型し、両端部をそれぞれバ
ンド溶着機構Ｓに臨ませ、前記アーチガイド２０の開口
面を被蓋状にガイドプレート１６に対峙して形成するバ
ンド案内アーチにおいて、アーチガイド２０の開口面を
ガイドプレート１６に対してバンド巾より以上に開かな
いように規制すると共に、前記ガイドプレート１６をア
ーチカバー１１に弾性のある材料から成るガイドプレー
ト弾性体１７を介してアーチガイド２０の開口面が当接
する面に摩擦係数の小さい耐摩粍性材料でなるシート１
８を取り付けたことを特徴とする。 なお、前記ガイドプレート弾性体１７をエアークッショ
ンあるいはゴム風船のように流体の入った弾力性のある
容器でもよい。 アーチガイド２０内に供給されたバンドは引き締めの際
にアーチガイド２０の第１〜４コーナ部Ｗ＋Ｘ→Ｙ→Ｚ
へと順次押し広げてアーチガイド２０から脱出していく
。このとき、アーチガイド２０はバンドの引き出しによ
って押し広げられるが、同時にバンドはガイドプレート
１６を極めて局部的に押し、即ちガイドプレート弾性体
】７゜シート１８を極めて局部的に押し広げて、バンド
に極めて適度な抵抗を付与しながら順次バンドを引き出
すことができる。

【実施例】

以下、本発明の詳細を実施例を示す図面に基づき説明す
る。 第１図〜第４図において、梱包用バンドを巻装したバン
トを供給、引き締め機構、溶着機構Ｓ等の梱包に必要な
諸機構が収納されている梱包機本体上にはハンド案内ア
ーチ１０を構成するアーチカバー１１が袴設されている
。このアーチカバー１１は、前後一対を成す断面り字状
の枠体と断面コ字状の枠体を突き合わせたもので、梱包
機本体上に垂直に固定されている。 そして、アーチカバー１１内にはアーチガイド２０が設
けられているが、断面り字状の枠体の内側にはガイドプ
レート１６がアーチガイド２０の開口面と当接するよう
に取り付けられており、アーチガイド２０の開口面をガ
イドプレー）１６に対してバンド巾より以上に開かない
ように規制されてん）る。そして、前記ガイドプレート
１６はアーチカバー１１に、例えば発泡ウレタン、単泡
スポンジ、連泡スポンジあるいは綿等の弾性のある材料
から成るガイドプレート弾性体１７を介して、アーチガ
イド２０の開口面と当接する面に例えばテフロン、超高
分子ポリエチレン等の摩擦係数の小さい耐摩粍性材料で
成るシート１８を取り付けて構成されている。 なお、前記ガイドプレート弾性体１７をエアークッショ
ンあるいζよゴム風船のように流体の入った弾力性のあ
る容器でもよい。 ７一 本発明のガイドプレート１６をアーチガイド２０が当接
する面全体に及ぶようにする方がよいが、構造上あるい
はガイドプレート弾性体１７の耐食性上の問題により溶
着機構Ｓに連なる直線部のガイドプレート１６を単なる
金属板にする場合は、第５図に示すようなスプリング性
のある金属棒でなるバンド振れ防止バー１９をバンド巾
よりやや狭く調整可能に、アングルの板材でなるガイド
ブ、レート１６に対峙するように配設してもよい。こ＼
、 ６によって、本発明のガイドプレート弾性体１７１とシ
ート１８とでなるガイドプレート１６°代わりを不十分
ながら補い、バンド振れを防止することができる。 また、アーチガイド２０はコーナ部Ｗ−Ｚの内壁の断面
が略横向きし字状に形成され、コーナ部Ｗ−Ｚ以外の直
線部が断面コ字状を成して一連の開口２３を有し、内面
がそれぞれ直線状の平滑な面から成るアーチ中心方向の
一片を形成する内周片２２と、アーチ中心に反対方向の
一片を形成する外周片２１とて一連、一体に成型される
もので、各コーナ部Ｗ−Ｚの外周片２１は内面がガイド
プレート１６と略直角、また内周片２２は開口２３に向
かって内面がアーチ中心方向に傾斜してガイドプレート
１６に対して鋭角となるよう形成されている。なお、溶
着機構Ｓ近傍の第４コーナＺ側直線部ＥＸのアーチガイ
ドの内幅はハント幅に応じてその肉厚又は図示せさるカ
イト体により他の部分に比へてやや細い幅となっている
。 そして、アーチガイド２０はロッド１２，１２によって
アーチカバー１１内に懸吊されているが、ロッド１２，
１２は下端の屈曲部がアーチガイド２０の左右直線部の
背面に取り付けたブラケット１４．１４の孔部に回動自
在に嵌挿されており、上端の屈曲部が下端取り付は部か
らの延長上に位置したアーチカバー１１の内壁に突設し
たブラケッ）１５．１５の孔部に回動自在に嵌挿され“
Ｃいる。このロッド１２，１２のブラケット１５，１５
への取り付は箇所はアーチガイド２０の重心位置よりも
ガイドプレート１６側よりにあり、このためアーチガイ
ド２０は自重によってガイドプレ−ト１６方向へ常時付
勢され、アーチガイド２０の一連の開口面がガイドプレ
ート１６に当接するよう対峙しハント通過路２４を形成
している。 尚、ロツＦ’１２，１２の取り付は箇所は前述のように
アーチガイＦ’　２０の左右の略垂直な直線部に取り付
けずに、アーチガイド２０の上辺部に取り付けてもよく
、アーチガイド２０がガイドプレート１６方向へ適度の
付勢を受けるようになっていれはよい。また、必要に応
じて、スプリング等によってアーチカイト２０をガイド
プレート１６方向にバンド引き戻し時、解除される一定
の力で常時付勢するように構成してもよい。 常時は自重により、あるいはスプリングによりアーチガ
イド２０がガイドプレート１６方向へ付勢しているが、
バント引き戻し時ソレノイドあるいはカム機構によりア
ーチガイド２０を強制的に解放してもよい。ただし、こ
の場合はアーチカイト２０を解放する間隔すなわちアー
チガイド２０の開口面とガイドプレート１６との距離は
バント１１より小さく規制しておくことが必要である。 尚、第１図において３３．３４はフィードローラでバン
ドをアーチガイド２０へ送給し、その後引き戻し、アー
チガイド２０より脱出させる。 次に、上記実施例の作用について述べる。 先ず、バントはフィートローラ３３，３４の正転により
アーチガイド２０とガイドプレート１６で形成されるバ
ンド通過路２４内に送り込まれる。 バンドは溶着機構Ｓ内のハントガイド３５を通過し、ア
ーチガイド２００Åり口側直線部を経て、第１〜４コー
ナ部Ｗ→Ｘ−）Ｙ−＋Ｚおよび各コーナ間の直線部を経
てアーチガイド２０の出口側近傍の直線部を経て、いわ
ばアーチガイド２０とガイドプレート１６で形成される
バンド通過路２４内を通過しループ状に掛は渡されスラ
イドテーブル３１の下面に到達する。そして、そのバン
ドの先端は、把持機構３２によって把持固定される。ア
ーチガイド２０の出口側の直線部のバンド通過路２４の
幅はその肉厚あるいは内装した図示せざるガイド体によ
り、バンド幅に応した幅となっているので供給端側およ
び先端側のバンドは正確に重合する。 なお、フィートローラ３３，３４の正転時すなわちバン
ドがアーチガイド２０のバンド通過路２４内を走行する
とき、ガイドプレート１６を構成するシート１８は摩擦
係数が小さくガイドプレート弾性体１７は局部的な弾性
を生じるので次のような作用が起こる。バンド自体の持
っている蛇行は、特に厚さも薄く腰のない細幅のバンド
や比較的廉価な外国製バンドに顕著にあられれる（例え
ば６ｍｍ１！バンドで２ｍで１５０〜２７０ｍｍ）が、
この蛇行は梱包機用プラスチック製バンド例えばポリプ
ロピレンバンドの場合、延伸を含む製造工程又は紙芯管
に（平面で左右に）巻き取る工程で生じるものである。 このようなバンドはバンド通過路２４内を波形にたわみ
ながら（波打ちながら）しかも蛇行しながら走行するの
で、バンド通過路２４内の上下左右の壁にぶつかり抵抗
を受けることになる。しかし、ガイドプレート１６を構
成するシート１８は摩擦係数の小さいシートであり、ガ
イドプレート弾性体１７は局部的な弾性を生じるので、
バンドの蛇行を吸収し走行性を良くする。 バンド先端は起動ボタンＯＮにより図示せざるカム軸が
回転することにより把持機構３２が作動し把持されるが
、この把持と同時に、フィードローラが逆転しバンドが
引き戻される。この時、アーチガイド２０とガイドプレ
ート１６により形成されたバンド通過路２４内にあるバ
ンドは、アーチガイド２０の第１コーナＷから脱出を開
始するが、この断面はし字状となっているので、バンド
が引かれると、第３図（Ｂ）に示すように、アーチガイ
ド２０の内周片２２の内面に沿って移動し、自重（およ
びスプリング）によりガイドプレート１６方向へ付勢さ
れているアーチガイド２０を順次押し広げて、第２コー
ナＸへ向かって直線部を次いで第３コーナＹ、第４コー
ナＺへと、順次内周片２２の開口縁とガイドプレート１
６の面とに規制されながらアーチガイド２０から脱出し
ていく。この時、バンドＢが引き出される力により、第
２図および第３図（Ａ）に示すように、アーチガイド２
０を押し広げるが、同時にガイドプレート１６を構成し
ているガイドプレート弾性体１７に弾力性があるので、
バンドＢが当たっている部分のみ局部的に凹むことにな
る。しかもアーチガイド２０の開口面と当接する面を構
成しているシート１８は耐摩粍性で且つ滑り５い材料で
あり、薄いシートのためガイドプレート弾性体１７の凹
みを反映するので、バンドは極めて滑らかにしかも極め
て局部的に抗力を受けながら引き出されることになる。 そして、バンドの脱出が終了した部位では、アーチガイ
ド２０が自重（およびスプリング）によりガイドプレー
ト１６に当接する方向へ順次復帰する。 以上の引き戻しにより被梱包物に巻き掛けられたバンド
は引き締められ、供給端の把持、切断、溶着の工程を経
て、次の梱包のためにアーチガイド２０内へバンドが供
給され、−梱包工程が終了する。

【効果】

以上のように、本発明は、一辺を開口したバンド通過路
を形成するアーチガイドの前記開口面を被蓋状にガイド
プレートに対峙して形成するバンド案内アーチにおいて
、前記アーチガイドの開口面をガイドプレートに対して
バンド巾より以上に開かないように規制すると共に、前
記ガイドプレートを、アーチカバーに弾性材料でなるガ
イドプレート弾性体を介して、アーチガイドの開口面が
当接する面に摩擦係数の小さい耐摩粍性材料でなるシー
トを取り付けて構成したことによって、バンドを引き戻
す際に、バンドに対して、アーチガイドとガイドプレー
トとの間で極めて適度な、且つ極めて局部的な抵抗を付
与しながら、順次バンドを引き出すことが可能になった
。これによってアーチカイトに全く可撓性のない材料を
用いても、バンドが反転したり、被梱包物に対して斜め
にバンド掛けされるということなく非常に良好なバンド
掛けを行なうことが可能になった。 さらに、バンドがアーチガイドのバンド通過路内を走行
するとき、ガイドプレートを構成するシートは摩擦係数
の小さいシートであり、ガイドプレート弾性体は局部的
な弾性を生じるので、パント自体の持っている蛇行を吸
収し走行性を良くすることができた。 さらに、付随効果として、バンドが引き戻される時アー
チガイドが開き、順次ガイドプレート側に復帰するが、
このときガイドプレートにクッション性があるので音が
静かになり、振動も少なくなった。 さらに、溶着機構に連なる直線部のガイドプレートを形
成するために金属板のアングルを一連に配設することに
よって、その上に載置する作業テーブル面全体の強度を
向上することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の実施例を示すもので、第１図
は要部概略図、第２図はバンドの脱出状態を示すアーチ
ガイド直線部の一部切欠斜視図、第３図（Ａ）、（Ｂ）
、（Ｃ）及び（Ｄ）はそれぞれ第１図Ａ−Ａ線要部断面
図とバンドの脱出状態を示す図、Ｂ−Ｂ線要部断面図、
Ｃ−ｃ線要部断面図、及びＤ−Ｄ線要部断面図、第４図
はアーチガイドの懸吊状態を示す部分断面図、第５図は
溶着機構を臨むバンド案内アーチ部の斜視図である。 １０・・・バンド案内アーチ　１１・・・アーチカバー
１２・・・ロッド　　　　　　１５・・・ブラケット１
６・・・ガイドプレート １７・・・ガイドプレート弾性体 １８・・・シート　　　　　　２４・・・バンド通過路
３３．３４・・・フィードローラ 特許出願人　ストラバツク株式会社 第３図（Ａ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一辺を開口したバンド通過路を形成するアーチガ
   イドの前記開口面を被蓋状にガイドプレートに対峙して
   形成するバンド案内アーチにおいて、前記アーチガイド
   の開口面をガイドプレートに対してバンド巾より以上に
   開かないように規制すると共に、前記ガイドプレートを
   、アーチカバーに弾性材料でなるガイドプレート弾性体
   を介して、アーチガイドの開口面が当接する面に摩擦係
   数の小さい耐摩粍性材料でなるシートを取り付けたこと
   を特徴とする梱包機におけるバンド案内アーチのガイド
   プレート。
2. （２）前記ガイドプレートを、アーチカバーに流体の入
   った弾力性のある容器を介して、アーチガイドの開口面
   が当接する面に摩擦係数の小さい耐摩粍性材料でなるシ
   ートを取り付けたことを特徴とする特許請求範囲の第１
   項記載の梱包機におけるバンド案内アーチのガイドプレ
   ート。