JP4680445B2 - 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 - Google Patents
緩衝包装材の製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4680445B2 JP4680445B2 JP2001255479A JP2001255479A JP4680445B2 JP 4680445 B2 JP4680445 B2 JP 4680445B2 JP 2001255479 A JP2001255479 A JP 2001255479A JP 2001255479 A JP2001255479 A JP 2001255479A JP 4680445 B2 JP4680445 B2 JP 4680445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- air
- longitudinal direction
- introduction path
- packaging material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、緩衝包装材の製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、家電製品や精密機械等の、運搬時等に保護を要する物体に対しては、発泡スチロール等の緩衝材で包むことが広く行われていた。しかし、最近の廃棄物問題等から、体積をとらず、少ない材料で済む緩衝包装材が必要とされるようになってきた。
上記の問題に対応したものとして、軟質プラスチックフィルムを熱圧着することにより、複数の小胞を形成し、このそれぞれの小胞に、空気を充填することにより緩衝包装材を形成する方法がある。これを用いて、家電製品等の被包装物Aを図1のように包装すると、小胞内の空気によりクッション作用をなし、対象物を外部の衝撃から保護することができる。又、使用後は小胞の空気を抜くことで減容でき、廃棄時にも邪魔にならないものである。
【0003】
この緩衝包装材の製造方法及び製造装置の一つとして、国際公開番号WO95/25681に示されるようなものがある。これは、二枚の材料シートを連続的に搬送し、このシートを熱圧着しつつ、同時にシート間に空気を供給し、前記の熱圧着されない部分に空気が充填されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法においては、上記熱圧着を行うための熱ドラムに空気導入用溝を設けたり、空気供給用のノズルの先端部を熱ドラムの熱圧着がなされる部分に合わせて延長して設ける必要がある等、構造が比較的複雑なものとなっていた。
又、この方法は、一連の作業で緩衝包装材を完成させることが前提となっている。つまり、空気を充填した状態で完成させるものであるため、完成後の緩衝包装材を保管する際は、材料シートの状態に比べて、充填されている空気の分だけ嵩が大きくなり、場所をとるという問題があり、製造現場の状況に対して柔軟に対応することができない面があった。
【0005】
本願発明は上記の問題に鑑み、構造が比較的簡単な緩衝包装材の製造方法及び製造装置であり、かつ、場所をとらずに保管することが可能な緩衝包装材の製造方法及び製造装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願第1の発明においては、長手方向に連続して搬送される、二枚の長尺樹脂シート1に対し、シート長手方向の両端部に熱圧着がなされることにより、サイドシール11aが形成される工程3と、シート短手方向に、上記サイドシール11aの少なくとも一方に対して間隔を保って熱圧着がなされることにより、ボトムシール11bが形成され、これにより、少なくとも一端が開口され、シートの短手方向に伸びる空気充填部12aと、空気充填部12aと交わりシート長手方向に伸びる空気導入路12bとが形成される工程4とからなる第1工程と、
上記工程を経たシート13を押圧することにより、空気導入路12bのシート長手方向後側を閉じる工程51と、空気導入路12bにノズル52aを挿入し、空気導入路12bの一部を切り裂きつつ、空気充填部12aに空気を充填する工程52と、シート長手方向に熱圧着がなされることにより、内側サイドシール14aを形成して、空気充填部12aを閉鎖する工程53と、シート長手方向の必要寸法毎に、完成したシート15を切断する工程6とからなる第2工程とからなることを特徴とする緩衝包装材の製造方法を提供する。
【0007】
又、本願第2の発明においては、第1の発明において、上記第1工程と、第2工程とを分離して実施することを特徴とする緩衝包装材の製造方法を提供する。
【0008】
又、本願第3の発明においては、二枚の長尺樹脂シート1に対し、長手方向に連続して搬送する手段2と、シート長手方向の両端部に熱圧着をなし、サイドシール11aを形成する手段3と、シート短手方向に、上記サイドシール11aの少なくとも一方に対して間隔を保って熱圧着をなすことによりボトムシール11bが形成され、これにより、少なくとも一端が開口され、シートの短手方向に伸びる空気充填部12aと、空気充填部12aと交わりシート長手方向に伸びる空気導入路12bとを形成する手段4とからなる第1装置と、
上記手段を経たシート13を押圧することにより、空気導入路12bのシート長手方向後側を閉じる手段51と、空気導入路12bにノズル52aを挿入し、空気導入路12bの一部を切り裂きつつ、空気充填部12aに空気を充填する手段52と、シート長手方向に熱圧着をなすことにより、内側サイドシール14aを形成して、空気充填部を閉鎖する手段53と、シート長手方向の必要寸法毎に完成したシート15を切断する手段6からなる第2装置とからなることを特徴とする緩衝包装材の製造装置を提供する。
【0009】
又、本願第4の発明においては、第3の発明において、上記第1装置と、第2装置とを分離して設置することを特徴とする緩衝包装材の製造装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、図面と共に、本願発明の実施の一形態である、緩衝包装材の製造装置を例示して説明する。図1は緩衝包装材の使用方法を示す斜視図である。図2及び図3は、本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第1装置を示す図であり、図4及び図5は、本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第2装置を示す図である。
尚、本例では、第1装置と第2装置とが分離して設置されている場合を示しているが、両装置を一体のものとして、連続工程で緩衝包装材を製造することも、もとより可能である。
【0011】
この製造装置は、大きく分けると、第1装置と第2装置とからなる。
第1装置は図2及び図3に示すように、材料シート供給工程10a、搬送工程21、サイドシール形成工程3、ボトムシール形成工程4、半製品巻取工程10bにより実施するものであり、第2装置は図4及び図5に示すように、半製品供給工程10c、搬送工程22、空気充填工程5、仕上げ工程6により実施するものである。
【0012】
まず、図2及び図3に示す第1装置について述べる。
材料シート供給工程10aは、緩衝包装材の材料である長尺の材料シート1を、長手方向に連続して送る工程である。
尚、材料シート1の素材としては、ポリエチレン等の柔軟な熱可塑性樹脂からなるものを用いる。本例では透明のものを用いているが、着色されたものを用いることもできる。
【0013】
ここでは、回転可能に支持された軸(図示しない)に、材料シート1が巻き取られた原反ロール1aが、図2に示すように取り付けられている。又、原反ロール1aの外周面にはシート量感知機構1bが設けられている。これは、ロールの巻径を検出するものであり、原反ロール1aの交換時期を知らせる。
尚、本例では、図2に示すように、搬送工程21において材料シート1が流れる水平面に対して、上下に位置するように原反ロール1aが設けられているが、原反ロール1aの位置はこれに限定されるものではなく、水平方向に並置する等、周囲(設置場所)の状況により、適宜変更することができる。
次に、原反ロール1aから引き出される材料シート1は張力調整機構1cを通る。これは、上下方向にそれぞれ付勢されたローラーに、材料シート1を掛けることにより適度な張力を付加し、たるみを防止するためのものである。
【0014】
上記のものからなる材料シート供給工程10aは、搬送工程21の上流側に位置しており、張力が付加された材料シート1を、供給ローラー1dにて上下それぞれ重ね合わせ、搬送工程21に供給する。尚、搬送工程21の下流側にも、張力調整機構13cが設けられているため、搬送工程21のベルト上を搬送中においても、材料シート1及び半製品シート13がたるむことがないようになっている。これにより、後述する各シールが円滑に形成できるようになされている。
【0015】
搬送工程2(21)は、平ベルト等からなる搬送ベルトによって、第1装置における材料シート1及び各シール加工後の半製品シート13が下方向から支持されつつ搬送されるものであり、後述する各シール形成工程3,4はこの搬送工程21上に位置し、各シール形成工程3,4のローラー等は、この搬送ベルトに支えられることによって、材料シート1に対して押圧が行われる。尚、搬送工程2は、第2装置にも同様のもの(22)が設けられている。
【0016】
搬送工程2によって送られる材料シート1は、次にサイドシール形成工程3を通る。これは、図2及び3に示すように、半製品シート13の長手方向の両端部に熱圧着をなし、サイドシール11aを形成する工程である。これにより、上下に重ねられた材料シート1の間で、長手方向に延びる扁平な筒状空間が形成される。本例では、内蔵された電気ヒーターにより加熱された熱板31を、搬送される材料シート1上に位置させることにより、サイドシール11aを形成する。
【0017】
上記によりサイドシール11aの形成された材料シート1は、次にボトムシール形成工程4を通る。これは、図2及び図3に示すように、円筒の側面に直線状の突起部分41が設けられたものからなるローラーである。このローラーの内部にはヒーター等の加熱手段が設けられており、加熱された突起部分41が材料シート1に押し当てられることにより、上下シートが熱圧着されて、短手方向であり、上記サイドシール11aに直交するように、直線状のボトムシール11bが形成される。尚、搬送工程21の動きと共にボトムシール形成工程4も回転するようになっているため、ボトムシール11bは、長手方向に、ローラーの突起部分41に対応する一定の間隔をもって順次形成されていく。このボトムシール11b同士の間の、短手方向に延びる空間が空気充填部12aとなる。
又、このボトムシール11bは、一端が上記サイドシール11aの一方(図3上では上方側)に対してつながっており、他端がサイドシールの他方(図3上では下方側)に対して、一定の間隔を保つように形成される。この間隔が保たれた部分は、ボトムシール11bが長手方向に順次形成されるにつれ、同方向に延びる空気導入路12bとなる。
つまり、材料シート1に対して、長手方向に伸びる空気導入路12bから直交して、行き止まりである空気充填部12aが分岐するように形成されるものである。これが、図8に示す半製品シート13である。
【0018】
ボトムシール形成手段4のローラーの突起部分41については、着脱式とし、ローラー本体に対して周方向の間隔を変更して取り付けられるようにすることにより、ボトムシール11bの形成される間隔、つまり空気充填部12aの幅を変更できるようにしても良い。
尚、本例ではサイドシール11a形成後にボトムシール11bを形成する順序としているが、各シール11a,11bの形成順序は、これと逆にしても良いし、ボトムシール形成工程4のローラーの形状を変更することにより、サイドシール11bを同時に加工できるものとしても良い。
【0019】
尚、上記の各シール11a,11bを形成する際に、ポイントシール11cの形成工程を付加しても良い(図示しない)。ポイントシール11cは、図1に示すように、空気充填部12aに空気を入れた状態の袋を折り曲げて、箱状のものに形成する際に、折代となるものであり、空気充填部12aに直交しており、完全閉鎖はされずに空気の流通できる隙間を残して形成されたものである。
これにより、被包装物Aに対して、単に巻きつけるだけでなく、包み込むような形状にすることもでき、包装形態の自由度が高まるものである。
【0020】
上記の各工程により、図8に示すように、ボトムシール11a及びサイドシール11bが形成された半製品シート13は、半製品シート巻取工程10bによって、一旦ロール13aに巻き取られる。この際にも、上記材料シート供給工程10aで説明したものと同様に、張力調整機構13cにより張力が調整され、たるまないように巻き取られる。
この半製品シート13は、まだ空気充填部12aに空気が入っていない状態であるため、嵩張ることなく保管することができる。
【0021】
次に、図4及び図5に示す第2装置について述べる。これは、上記第1装置にて加工がなされた半製品シート13を、緩衝包装材として完成させるものである。
半製品シート13は、半製品シート供給工程10cにより搬送工程22に送られる。これは、半製品シート13を長手方向に連続して送るためのものであり、構造は、第1装置における材料シート供給工程10aと同様のものであり、シート量感知機構13dや張力調整機構13eも設けられている。但し、材料シート供給工程10aが上下の二つで一組を構成するのに対し、半製品供給工程10cは、すでに半製品シート13が一枚に形成されているため、設けられるのは一つのみである。
【0022】
搬送工程22に供給された半製品シート13は、まず、空気止ローラー51を通過する。この空気止ローラー51は、図9に示すように、半製品シート13の短手方向について押圧を行うためのものであり、空気導入路12bの長手方向後側(上流側)が閉じられる。これにより、後述するように、空気導入路12bの下流側から導入される空気が、抜けることなく空気充填部12aに導かれる。尚、空気止ローラー51は、空気導入路12bを閉鎖するものであれば他の形態をとっても良い。よって本例のように、半製品シート13の短手方向全幅を閉鎖することは必須の条件ではなく、種々に変更できる。
【0023】
次に、半製品シート13は空気充填工程52に送られる。ここでは図9に示すように、コンプレッサー等の圧縮空気の供給源(図示しない)より送られる空気が、ノズル52aから噴出され、空気導入路12bに送られて、空気充填部12aに充填される。
ノズル52aは、シート搬送方向の下流側から上流側へ向けて設けられるものである。ところが、空気導入路12bは、第1装置において既にサイドシール11aが施されて閉じられており、このままでは、ノズル52aに半製品シート13が引っ掛かり搬送することができない事態となる。よって、ノズル52aには(本例ではノズル上側)切開刃52bが設けられている。
これにより、ノズル52aの先端からは空気が噴出され、空気導入路12bを経由して空気充填部12aに流入するが(図9上の流れB)、それと同時に、空気導入路12b部分のシートが、切開刃52bによって切開されつつ円滑に搬送される。
そして、上記のように空気充填部12aに空気が入っても、この空気充填部12aには、逆止弁等が設けられていないため、そのままでは、すぐに空気が逆流して抜けてしまう。よって、空気の充填と同時に、内側サイドシール形成工程53により、空気充填部12aの入口部分の長手方向に熱圧着をなし、内側サイドシール14aを形成して空気充填部12aの閉鎖を行う。
この内側サイドシール14aは、第1装置で形成したサイドシール11aと同様の方法により形成される。
【0024】
そして、空気充填済シート15は、そのまま仕上げ工程6に搬送され、カッター61により、長手方向の必要寸法毎に切断がなされる。これにより、所望の長さを持つ緩衝包装材が完成される。尚、この際同時に、上記の空気充填時にノズル52aにより一部が切開された状態になっている空気導入路12bを切り取る加工を行うようにしても良い。
【0025】
以上が、第1及び第2装置の工程の流れである。各装置にて、各シール11a,11b,14aが形成され、空気が充填されるために、連続的で効率良く緩衝包装材を製造することが可能となっている。又、従来のものに比べ、複雑な形状が必要とされる構成要素が少ないため、比較的簡単な構造の装置とできる。
尚、空気導入路12bは、本例のようにシート1の長手方向片側にのみ形成されるものに限定されず、両側に形成されるものとしても良い。この場合は、シートの両側から空気を導入することができるため、効率良く空気を充填することができ、又、中間に空気を充填しない部分を形成することもできる。
又、搬送工程21,22や各ローラー等を駆動させる駆動源については、モータ等の各種原動機を用いることができるが、各部分毎に別個に設けるものとしても良いし、一つの原動機を集中して設けて、ベルトやギヤにより各部分に伝達するものとしても良い。
【0026】
本例の説明においては、上記のように第1装置と第2装置とを分離して設ける場合について述べたが、装置の設置場所に余裕があり、半製品シートの状態で一時保管する必要がない場合は、図6及び図7のように両装置を一体に設けることも、当然ながら可能である。
又、第2装置の下流側を包装機に連結し、一連の作業でシートに空気を充填し、続けて被包装物Aを包装して仕上げるような装置を構成しても良い。
【0027】
【発明の効果】
本願第1の発明においては、連続的に緩衝包装材を製造でき、かつ比較的構造が簡単な緩衝包装材の製造方法を提供することができる。
又、本願第2の発明においては、上記第1の発明の効果に加え、半製品シートの状態で保管しておき、包装する直前等、必要に応じてその半製品シートに空気を充填して緩衝包装材を完成させることが可能なため、緩衝包装材の完成品の状態で保管する場合に比べて嵩張らず、保管スペースが小さいもので済む。
又、本願第3の発明においては、連続的に緩衝包装材を製造でき、かつ比較的構造が簡単な緩衝包装材の製造装置を提供することができる。
又、本願第4の発明においては、上記第3の発明の効果に加え、半製品シートの状態で保管しておき、包装する直前等、必要に応じてその半製品シートに空気を充填して緩衝包装材を完成させることが可能なため、緩衝包装材の完成品の状態で保管する場合に比べて嵩張らず、保管スペースが小さいもので済む。又、装置の設置スペースについても、第1及び第2装置を分離して設置できるため、まとまったスペースがとれない場合であっても設置が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝包装材の使用方法を示す斜視図である。
【図2】本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第1装置を示す正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第1装置を示す平面図である。
【図4】本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第2装置を示す正面図である。
【図5】本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置のうち第2装置を示す平面図である。
【図6】本願発明の他の実施の形態である、緩衝包装材の製造装置を示す正面図である。
【図7】本願発明の他の実施の形態である、緩衝包装材の製造装置を示す平面図である。
【図8】本願発明に係る半製品シートの斜視図である。
【図9】本願発明の実施の形態の一例である、緩衝包装材の製造装置において、空気を充填する工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂シート、材料シート
11a サイドシール
11b ボトムシール
12a 空気充填部
12b 空気導入路
13 (第1工程後の)シート、半製品シート
14a 内側サイドシール
15 (完成した)シート、空気充填済シート
2 搬送工程(手段)
3 サイドシール形成工程(手段)
4 ボトムシール形成工程(手段)
51 空気導入路へいさ工程(手段)、空気止ローラー
52 空気充填工程(手段)
52a ノズル
53 空気充填部閉鎖工程(手段)
6 シート切断工程(手段)、仕上げ工程
Claims (4)
- 長手方向に連続して搬送される、二枚の長尺樹脂シート(1)に対し、
シート長手方向の両端部に熱圧着がなされることにより、サイドシール(11a)が形成される工程(3)と、
シート短手方向に、上記サイドシール(11a)の少なくとも一方に対して間隔を保って熱圧着がなされることにより、ボトムシール(11b)が形成され、これにより、少なくとも一端が開口され、シートの短手方向に伸びる空気充填部(12a)と、空気充填部(12a)と交わりシート長手方向に伸びる空気導入路(12b)とが形成される工程(4)とからなる第1工程と、
上記工程を経たシート(13)を押圧することにより、空気導入路(12b)のシート長手方向後側を閉じる工程(51)と、
空気導入路(12b)にノズル(52a)を挿入し、空気導入路(12b)の一部を切り裂きつつ、空気充填部(12a)に空気を充填する工程(52)と、
シート長手方向に熱圧着がなされることにより、内側サイドシール(14a)を形成して、空気充填部(12a)を閉鎖する工程(53)と、
シート長手方向の必要寸法毎に、完成したシート(15)を切断する工程(6)とからなる第2工程と、
からなることを特徴とする緩衝包装材の製造方法。 - 上記第1工程と、第2工程とを分離して実施することを特徴とする、請求項1に記載の緩衝包装材の製造方法。
- 二枚の長尺樹脂シート(1)に対し、長手方向に連続して搬送する手段(2)と、
シート長手方向の両端部に熱圧着をなし、サイドシール(11a)を形成する手段(3)と、
シート短手方向に、上記サイドシール(11a)の少なくとも一方に対して間隔を保って熱圧着をなすことによりボトムシール(11b)が形成され、これにより、少なくとも一端が開口され、シートの短手方向に伸びる空気充填部(12a)と、空気充填部(12a)と交わりシート長手方向に伸びる空気導入路(12b)とを形成する手段(4)とからなる第1装置と、
上記手段を経たシート(13)を押圧することにより、空気導入路(12b)のシート長手方向後側を閉じる手段(51)と、
空気導入路(12b)にノズル(52a)を挿入し、空気導入路(12b)の一部を切り裂きつつ、空気充填部(12a)に空気を充填する手段(52)と、
シート長手方向に熱圧着をなすことにより、内側サイドシール(14a)を形成して、空気充填部を閉鎖する手段(53)と、
シート長手方向の必要寸法毎に完成したシート(15)を切断する手段(6)からなる第2装置と、
からなることを特徴とする緩衝包装材の製造装置。 - 上記第1装置と、第2装置とを分離して設置することを特徴とする、請求項3に記載の緩衝包装材の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001255479A JP4680445B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001255479A JP4680445B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003072847A JP2003072847A (ja) | 2003-03-12 |
JP4680445B2 true JP4680445B2 (ja) | 2011-05-11 |
Family
ID=19083440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001255479A Expired - Lifetime JP4680445B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4680445B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009207632A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Namco Bandai Games Inc | ゲームコントローラケース |
JP6022748B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2016-11-09 | 川上産業株式会社 | 緩衝材製造装置、及び緩衝材の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5230598A (en) * | 1975-09-04 | 1977-03-08 | Seikosha Co Ltd | Buffering method of packaged materials |
JPH0351127A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-05 | Showa Denko Kk | 積層板の成形方法 |
JPH07165266A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-27 | Hitachi Electron Service Co Ltd | 気体圧入膨張形包装用紙製緩衝材とその製造方法 |
JPH0834478A (ja) * | 1994-05-18 | 1996-02-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | エアバブル袋およびその製造方法 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001255479A patent/JP4680445B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003072847A (ja) | 2003-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4327725B2 (ja) | 被包装物品入り緩衝包装体の製造方法及びその製造装置 | |
US6635145B2 (en) | Packaging filler product | |
EP1827984B1 (en) | System and process for packaging products | |
US6460313B1 (en) | Packaging filler product and machine for producing same | |
JP2000512957A (ja) | フレキシブル発泡体ミキシングチャンバを用いて発泡体クッション材を作る為の装置とその方法 | |
WO2003055760A1 (fr) | Sac d'emballage auto-portant, element d'emballage, rouleau de bande et procede de fabrication correspondant | |
JP6923649B2 (ja) | 膨張式パウチ | |
US6751926B1 (en) | Packaging filler product and machine for producing same | |
JP2003175944A (ja) | 気体密封袋 | |
JP4680445B2 (ja) | 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 | |
US20070084741A1 (en) | Outer package for packaged groups of rolls of products | |
KR100544956B1 (ko) | 파우치 포장장치 | |
JP4373701B2 (ja) | ガゼット包装機 | |
US6189692B1 (en) | Protective bag for shipment and storage of articles of equipment and method of fabricating same | |
WO2014091381A1 (en) | Method for packaging absorbent sanitary articles. | |
KR101576122B1 (ko) | 완충용 포장재 공기주입장치 | |
JPH05201427A (ja) | 二重連続包装方法及びその装置 | |
JP2002096805A (ja) | 個別包装方法および個別包装装置 | |
KR200299193Y1 (ko) | 비닐 포장백 제조장치 | |
JP4700861B2 (ja) | 緩衝包装材の製造方法及び製造装置 | |
JPH0532226A (ja) | 包装装置 | |
US5993368A (en) | Apparatus for manufacturing shipping pouches | |
JP2021041963A (ja) | 縦型充填包装機および被包装物の充填包装方法 | |
JP2002255105A (ja) | 充填包装機 | |
JP6916561B1 (ja) | 包装装置、包装方法及び包装物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4680445 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |