JPS63123309A - 播種機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、上縁が互いに連続していて下側が前後方向
及び左右方向に空間を配して独立区画される多数のポッ
ト容器が紙製あるいは合成樹脂製で全体が平面視におい
て四角形状に構成され、各ポットの底面中央に大孔を有
し、且つ、合成樹脂製の場合には仕切上級部に小孔が設
けられる育苗器に床土をいれて播種する播種機に関する
ものである。

従来技術 従来、合成樹脂や紙で形成される壷状の育苗ポットの上
縁を互いに連続させて平面視が方形状をした育苗器であ
って各育苗ポットの底に孔を穿ったものを受け枠上に載
せてコンベアーで移送し、このコンベアー上に、そのコ
ンベアーの始端側から順に覆土供給装置、播種装置、第
１床土供給装置を設け、その後に育苗器の上側に苗箱を
伏せて天地返しをして前記受け枠を除去する天地返し作
業スペースを設け、その後に各ポットの空間に床土を入
れる第２床土供給装置を設けた播種機は公知であった。

発明が解決しようとする問題点 従来技術では、床土の中に肥料を混ぜておかないと施肥
ができず、床土中に肥料を混ぜて使用すると、種子に肥
料が直接接触して発芽障害がおこり、また、播種後に施
肥すると肥料の利きが悪く、また、苗の生育途中で施肥
すると均一な施肥が困難で生育邑等ができる欠点があっ
た。

問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解決するために、次の技術
的手段を講じた。

即ち、この発明は、上縁が互いに連続していて下側が前
後方向及び左右方向に空間２を配して独立区画される多
数のポット容器３が紙製あるいは合成樹脂製で全体が平
面視において四角形状に構成され、各ポット容器３の底
面中央に大孔４を有し、且つ、合成樹脂製の場合には仕
切上縁部に小孔５が設けられる育苗器１を受け枠６上に
載せて移送するコンベアー１０上に、その基端側から順
に覆土供給装置１４、播種装置１７．第１床土供給装置
２０、を設け、その後に育苗器１の上側に苗箱３１を伏
せて天地返しをして前記受け枠６を除去する天地返し作
業スペースＳを設け、その後に各ポット容器３の空間２
に肥料を供給する施肥装置１ｉ２３を設け、この施肥装
置２３の後に第２床土供給装置２６を設けてなる播種機
とした。

発明の作用及び効果 この発明によると、コンベアー上に載せられて移送され
る育苗器１の各ポット容器３に覆土供給装置１４によっ
て少量の覆土が供給され、続いて播種装置１７で各ポッ
ト容器３の覆土上に種子が蒔かれ、その後に第１床土供
給装置２０で床土が供給される。その後、この育苗器１
に苗箱３１を被せて天地返しをし、上側になった受け枠
６を除去する。続いて、各ポット容器３間の空間２部に
施肥装置２３で肥料が施された後、第２床土供給装置２
６で肥料の上から床土が供給される。このようにして育
苗器に播種され潅水して育苗される。

したがって、この発明は、各ポット容器３内に確実に播
種されて床土が詰められ苗箱３１内に納められた状態で
、各ポット容器３の空間２部に肥料が施されてその上か
ら床土が供給されるから、肥料が育苗器１の定位置にお
さまり、しかも、肥料は紙製の育苗器１では紙を浸透し
てポット容器３内に入り発芽後の根に吸収される。また
、合成樹脂製の育苗器１では小孔５を通ってポット容器
３内に侵入する。したがって、何れの場合でも。

発芽前の種子に肥料が直接接触せず、肥料による発芽障
害がおこらないで１発芽後においてゆっくりと肥料が利
き均一に苗を生育できる効果を奏する。

実施例 レン等の合成樹脂で成形されている。この育苗器１の構
成は、上縁が互いに連続していて下側が前後方向及び左
右方向に空間２を配して独立区画される多数のポット容
器３が平面視において全体視四角形状に構成され、各ポ
ット容器３の底面中央に芽出し用の大孔４を有している
。合成樹脂型の育苗器１の場合には仕切上縁部の接続部
分に小孔５が設けられている。

６は受け枠で、前記育苗器１の底面を受けて覆土が大孔
４から漏らないようにする周囲に低い立上り枠を有する
箱状の台である。

播種器７の構成は、次の通りである。

＃８，８・・・・で支持された梯子状の播種台９の左右
中間部にベルトコンベヤー１０を設け、このコンベヤー
１０の上部の始端側から、受け枠６上に育苗器１を嵌合
状態にして載せた受け枠−棒状育苗器を一個づつ供給す
る育苗器供給装置１１を設け、続いて覆土を供給する覆
土タンク１２と繰出袋［１３とを有する覆土供給装置ｉ
！１４を設け１次に、種子タンク１５と繰出装置１６と
からなる播種装置！１７を設け、その次に床土を収容す
る床土タンク１８と検出装置１９とからなる第１床土供
給装置２０を設け、その後、床土の表面を鎮圧する鎮圧
装置２１を設け、引き続いて、移送されてきた育苗器１
に苗箱２２を被せて天地返しする作業スペースＳを所定
の長さに設けた後、天地返しされた後に受け枠６が除去
されて移送されてくる育苗器１の各ポット容器３の空間
２内へ肥料を少量づつ供給する施肥袋ｒ！１２３を設け
、最後に、この肥料が供給されたボッ容器３の空間に土
を一定量づつ供給する床土タンク２４と繰出装置２５と
からなる第２床土供給装置２６を設けている。

尚、前記作業スペースＳの部分は、ベルトコンベアー１
０の構成を止めて、ローラが多数播種台９に架設された
構成にしても良い。

前記施肥装置２３の構成について詳細に説明すると１粒
状の肥料を収容する肥料タンク２７の下部に１回転する
ことによって肥料を汲み込んで下方へ繰り出す汲込ホー
ル２８，２８．２８・・・・を左右方向に前記の育苗器
１のポット空間２，２゜２・・・・のピッチに対応する
よう穿設した繰出ロール２９を設け、この繰出ロール２
９の下部に前記汲込ホール２Ｆ３，２８．２８・・・・
に対応する部分が谷になる波板状の肥料案内板３０を移
送方向側が下位になるように構成し、その下端を前記ベ
ルトコンベアー１０で移送される育苗器１のポット間隔
空間２内に臨むように構成している。

上側の作用を説明すると、育苗器供給装置１１でベルト
コンベアー１０の始端側に載置供給された受け枠６上の
育苗器１が移送される途中において、先ず、各ポット容
器３内に覆土装置１４で少量の±（覆土）が供給され、
次に播種装置１ｆｉ１７で種籾（種子）が各ポット容器
３内に３〜５粒程度づつ蒔かれ、次に第１床土供給装置
２０で各ポット容器３内に床土が充填された後、鎮圧装
置２１でポット容器３内から溢れる床土を押圧してされ
、作業スペースＳへ送られる。

すると、作業者が送られてきた受け枠６の上に載ってい
る育苗器１に苗ｒｉ３１を嵌合するようにして被せ、受
け枠６ごと天地返しをしてベルトコンベアー１０上に載
せて上側になった受け枠６を除去する。

このように、天地返しをされて受け枠６が除かれ、苗箱
３１内に収まった育苗器１が施肥装置１ｉ２３の下部に
移送されてくると、粒状の肥料が肥料タンク２７から繰
出ロール２９によって繰り出され、肥料案内板３０の各
部分上を肥料が滑り落ち、育苗器１のポット容器３とポ
ット容器３との空間２内へ少量づつ供給される。その後
、第２床土供給装置２６で供給された肥料の上に床土が
約８分日程供給される。

このようにして、播種工程の終わった苗箱３１の内部に
嵌合される育苗器１に潅水して、温度管理をして発芽さ
せてた後に育苗すると、ポット間の底部に施された肥料
がポット容器３の底部からポット容器３内に侵入して伸
長する苗根に与えられる。

したがって、播種されるポット容器３内には直接肥料が
混入していないから、発芽障害を受けることがなく、又
、伸長する苗根に対してゆっくりと肥料が与えられるこ
ととなり、しかも、均等に肥料が与えられるから発芽、
生育共に良好になる。

【図面の簡単な説明】

面図、第４図は受け枠の斜面図、第５図は要部の正断面
図、第６図は要部の斜面図、第７図は育苗途中の断面図
を示す。 図中の記号、１は育苗器、２は空間、３はポット容器、
４は大孔、５は小孔、６は受け枠、１０はコンベアー、
１４は覆土供給装置、１７は播種装置、２０は第１床土
供給装置、２３は施肥装置、２６は第２床土供給装置、
３１は苗箱、Ｓは作業スペースを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上縁が互いに連続していて下側が前後方向及び左右方向
   に空間２を配して独立区画される多数のポット容器３が
   紙製あるいは合成樹脂製で全体が平面視において四角形
   状に構成され、各ポット容器３の底面中央に大孔４を有
   し、且つ、合成樹脂製の場合には仕切上縁部に小孔５が
   設けられる育苗器１を受け枠６上に載せて移送するコン
   ベアー１０上に、その基端側から順に覆土供給装置１４
   、播種装置１７、第１床土供給装置２０、を設け、その
   後に育苗器１の上側に苗箱３１を伏せて天地返しをして
   前記受け枠６を除去する天地返し作業スペースＳを設け
   、その後に各ポット容器３の空間２に肥料を供給する施
   肥装置２３を設け、この施肥装置２３の後に第２床土供
   給装置２６を設けてなる播種機。