JPH02128626A - 田植機植付用苗の育成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、田植機に載置して植付けるだめの苗の育成方
法に関する。

〔従来の技術］ 従来における上記育苗方法としては、例えば特開昭５８
−１５５０２３　’号公報に示されるように、底板に仕
切枠を形成したケースに覆土を投入し、その上から種子
を播き、さらに床土を投入した後、天地返しを行って、
葉身を底板に開口した小透孔から伸張させる方法が知ら
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記したような植付用筒の種子は、一般に播種前に発芽
しない不良種子を除去するために、予め催芽処理を行い
、水分中に浸しておくので、水分を含み軟かくなってい
るのであるが、上記従来技術においては、このような軟
かい種子の上に多量の床土を投入するので種子が土の圧
力によって損傷するおそれがあるという改善すべき欠点
を有していた。

本発明の目的は、合理的改良により、上記不具合点を解
消する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、田植機の植付爪により容易に切断可能
であって経時的に分解する材質から成り、底面に複数の
透孔を形成した容器を、前記各透孔に挿通させる複数の
突起を形成した載置台上に載置して、この容器内に床土
を充填し押し固めた後、育苗箱を被せて天地がえしを行
い、載置台を取外し、前記透孔内における床土表面の前
記突起により形成された凹所内に播種を行い、その上に
覆土を施して成育させる点にあり、その作用・効果は次
の通りである。

〔作　用］ つまり、前記容器に床土を充填した後に、播種を行って
わずかな量の覆土を施す方法であるので、水分を含み軟
らかくなった種子に対して土の圧力が加わることがない
のである。しかも苗は前記透孔を通してのみ伸張するの
で成育苗のピッチは精度よく保たれる。

〔発明の効果〕

従って本発明によれば、前記透孔に形成された凹所に効
率よく播種することができ、作業の高能率化を図れると
ともに、田植機による植付けを精度よく行えるものであ
りながら、種子の損傷を未然に防止して、発芽不能種子
の発生を抑止できるようになった。

〔実施例１〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

先ず、第１図（イ）及び第２図に示すように、底面（１
）に所定のピッチをもって複数の透孔（２）を形成した
上部開放状の容器（３）を、田植機の植付爪により容易
に切断可能であって、かつ、経時的に分解する材質、例
えばボール紙等により構成し、この容器（３）を、前記
各透孔（２）を挿通する複数の突起（４）を形成した載
置台（５）上に載置しておく。次に、第１図（ロ）に示
すように、前記容器（３）内に床土（６）を上縁に沿う
まで充填し、上方から押し固める。そして第１図（ハ）
に示すように、その上方から育苗箱（７）を被せて天地
返しを行い、前記載置台（５）を取り外す。

次に、上方側から播種を行う。このとき、床土（６）は
前記透孔（２）部分のみ外方に臨んでいるので、種子を
無作為に播いても、種子は透孔（２）内における突起（
４）により形成された凹所（８）に入り込むので、播種
作業を容易に行える（第１図（ニ）参照）。

又、前記透孔（２）の周縁は外方側に突出するよう成形
し、種子の振り分けを確実に行えるようにしである。次
に種子の上部にわずかな量の覆土（９）を施して苗を成
育させるのである（第１図（杓参照）。

このような育苗方法によると、床土部分が連続層状とな
っているので祖が伸び易く、成育が順調に行かれる（第
１図（へ）参照）。又、植付後において、前記容器（３
）は分解腐敗して風化する。そして、種子に対して床±
（６）の大きな土圧が加わることがなく種子の損傷を抑
止できるのである。

〔実施例２〕 前記容器（３）は次の如く構成するものであってもよい
。

第４図に示すように、前記各透孔（２）の中間に路上縁
部まで延びる屈曲突部（１０）を形成し、各透孔（２）
に対応する独立した床土収納室（１１）を形成しである
。

このように構成すると、苗の根は夫々床土収納室（１１
）内で各別に伸長して、絡み合うことがないので、田植
機による植付時に植付爪によって前記屈曲突部（１０）
の頂点付近を切断するよう設定すると、根が千切れるこ
とがなく、寒冷地においても植付後の成育がよくなると
いう利点がある。

上記実施例１における透孔（２）の周縁部は、第３図（
イ）ないしくト）に示すように、各種形状に成形して実
施してもよい。

又、上記実施例２における透孔（２）の周縁部は、第５
図に（イ）ないしく杓に示すように、各種形状に成形し
て実施してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付開面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る田植機植付用苗の育成方法の実施例
を示し、第１図（イ）ないしくへ）は手順を示す断面図
、第２図は容器の取付状態を分割斜視図、第３図（イ）
ないしくト）は透孔の別形態を示す図、第４図は別の実
施例の断面図、第５図は別実施例の透孔の別形態を示す
図である。 （１）・・・・・・底面、（２）・・・・・・透孔、（
３）・・・・・・容器、（４）・・・・・・突起、（５
）・・・・・・載置台、（７）・・・・・・育苗箱、（
８）・・・・・・凹所、（９）・・・・・・覆土、（１
１）・・・・・・床土収納室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、田植機の植付爪により容易に切断可能であって経時
   的に分解する材質から成り、底面（１）に複数の透孔（
   ２）を形成した容器（３）を、前記各透孔（２）に挿通
   させる複数の突起（４）を形成した載置台（５）上に載
   置して、この容器（３）内に床土を充填し押し固めた後
   、育苗箱（７）を被せて天地がえしを行い、載置台（５
   ）を取外し、前記透孔（２）内における床土表面の前記
   突起（４）により形成された凹所（８）内に播種を行い
   、その上に覆土（９）を施して成育させる田植機植付用
   苗の育成方法。 ２、前記容器（３）が前記各透孔（２）に対応する独立
   した床土収納室（１１）を形成するものである請求項１
   記載の田植機植付用苗の育成方法。