JP2707712B2 - 補植方法 - Google Patents

補植方法

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JP2707712B2
JP2707712B2 JP1096001A JP9600189A JP2707712B2 JP 2707712 B2 JP2707712 B2 JP 2707712B2 JP 1096001 A JP1096001 A JP 1096001A JP 9600189 A JP9600189 A JP 9600189A JP 2707712 B2 JP2707712 B2 JP 2707712B2
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pot
seedling
grown
seedlings
ungerminated
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川口  弘道
英博 岡田
隆史 関屋
文之 後藤
寛 西山
一美 香川
典弘 矢野
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、多数のポットが互いに連結した育苗器の
各ポットに苗が一株づつ育成されるよう育苗していると
きに、成育不良或は未発芽となっているポットに別に育
苗されている成育良好な苗を補植する方法に関する。
〔従来の方法及びその問題点〕
野菜等を育苗する場合、水稲の場合と異なり、播種粒
数が一株あたり一粒となる場合が多いので、育苗器の各
ポットに苗が一株づつ育成されるよう育苗すると、成育
不良或は未発芽となるポット部分が発生することが多く
なる。そして、成育不良或は未発芽となったポット部分
を有する育苗器を移植機械に搭載してその育苗器から一
株づつ苗を取って圃場に移植されていくと、欠株が生じ
てしまう。
したがって、成育不良或は未発芽となっているポット
に、別に育苗されている成育良好な苗を補植する必要が
生じてくるが、この場合、成育不良或は未発芽となって
いる部分をポットごと育苗器から切り離し、新たに成育
良好な苗を収容しているポットを挿入して補植する方法
をとると、その新たなポットが隣接するポットに連結さ
れていないので、移植機械に適応しにくいものとなる問
題がある。
また、成育不良或は未発芽となっている部分のポット
は切り離さずに、ポット内の培地を全て取り除いて成育
良好な苗をそのポットに挿入して補植する方法をとる
と、成育不良或は未発芽となっている部分を確認しやす
い発芽後まもない幼苗時に補植するときは、培地内に根
が十分にはりめぐっていないので培地が崩れやすく、成
育不良或は未発芽となっているポットの培地を全て取り
出すことは容易に行いにくく、また、新たに成育良好な
苗をポット内に挿入するときには、ポット大の培地を根
に保持させた状態で苗を挿入させることができないの
で、補植作業が簡単に行えない問題がある。
〔問題点を解決する手段〕
この発明は、上記問題点を解消するために、多数のポ
ットが互いに連結した育苗器の各ポットに苗が一株づつ
育成されるよう育苗しているときに、成育不良或は未発
芽となっているポットに別に育苗されている成育良好な
苗を補植する方法であって、成育不良の苗或は未発芽の
種子を取り除くときポット内に培地がある程度残る状態
で取り除き、その取り除かれた部分に別に育苗されてい
る成育良好な苗を補植することを特徴とする補植方法と
した。
〔発明の効果〕
この発明の補植方法によると、成育不良或は未発芽と
なっている部分のポットは切り離さずに、ポット内の成
育不良の苗或は未発芽の種子を一部の培地とともに取り
除いてそこに別に育苗されている成育良好な苗を補植す
るので、育苗器が移植機械に適応しにくくなる問題が生
じることがない。また、成育不良或は未発芽となってい
る部分を確認しやすい発芽後まもない幼苗時にあって、
培地内に根が十分にはりめぐっていない状態の時に補植
する場合、成育不良の苗或は未発芽の種子を取り除くと
きポット内に培地がある程度残る状態で取り除き、その
取り除かれた部分に別に育苗されている成育良好な苗を
補植するので、成育不良の苗或は未発芽の種子を取り除
く作業が容易に行え、新たに成育良好な苗をポット内に
挿入するときには、取り除かれた部分に培地ごと苗を挿
入させることもできて、補植作業が簡単に行えるように
なる。
〔実施例〕
図面に基づいてこの発明の一実施例を説明する。
1は育苗器で、パルプ材や古紙等の土中で腐食する繊
維材から成形されたものであって、周辺立上り側壁部1a
と中央部に発芽孔2を有する頭壁部1bとを有する側面視
が台形状をした育苗ポットAの各側壁部下端面を互いに
連設して構成されている。実施例の大きさは、略々頭部
の内面積が2.5cm2、下部開口内面積が4cm2、高さが3cm
程度の小型の育苗ポットAが平面視矩形状に形成されて
いる。
3は補助育苗枠で、この育苗枠3もパルプ材等で成形
されていて、前記各育苗ポットAの下部開口部に合致す
る孔4が周辺に連設されて全体として前記育苗器1の大
きさと同じとし、その高さは適宜高さにするが、できれ
ば数種類の高さのものを用意する。
上記の育苗器1及び補助育苗枠3を用いた場合の播種
方法は以下の通りである。即ち、土詰め用の底面と側面
とからなる土詰用枠5に育苗器1を押し込んだ後、その
上に補助育苗枠3を接合し、床土6を詰める。その後、
育苗箱7を被せて天地返しをした後に、上側になった土
詰用枠5を抜き去り、発芽孔2内の床土内に種子8を蒔
き、覆土9をする。この場合、各育苗ポットA間にも覆
土9の土が入る。なお、育苗器1に補助育苗枠3を組合
せることによって全体として育苗ポット内の床土量を増
大でき、栽培育苗する植物に対応させることができる。
以上のように播種作業を行った後、潅水して育苗す
る。そして、種子8が発芽して成育するのであるが、部
分的には発芽しなかったり、発芽しても枯れる苗が生じ
たりすることもある。このとき、発芽しなかったり、発
芽しても枯れた部分は、以下のようにして補植される。
即ち、まず、発芽孔2から発芽不良の苗或いは未発芽
の種子、及びポットA内の覆土9と床土7を掴みだして
移植孔を形成する。その作業は、第10図、第11図に示す
ような孔明け具10を第9図のようにして使うとよい。こ
の孔明け具10は、孔2に挿通できる樹脂あるいは金属の
筒体11の下端側を絞って小径にし、その端面を斜めに削
りとった形態に構成している。また、この孔掘り具10
は、下端側に上方へ向うスリット12を第11図のように形
成してもよい。
上記のようにして発芽不良の苗或は未発芽の種子が取
り除かれたところに、別に育苗されている成育良好な苗
を補植する。その補植用の苗は、第12図に示されるよう
にして育苗するとよい。即ち、前記育苗ポットAの発芽
孔2に上部から押し込める腐蝕性のあるポットBが各ポ
ットごとに分離できるように形成した補植苗用育苗器13
に床土を入れて播種し覆土して育てる。そのようにして
育成された補植用苗を一つづつ切り離して、第13図に示
されるようにポットBごと補植する。このようにポット
Bごと補植することにより、根を痛めないで確実に補植
できる。尚、ポットBは、連続する育苗器13に成形する
必要は特になく一ポットごとバラバラに分離された状態
で育苗してもよい。
従って、上記の補植方法は、多数のポットが互いに連
結した育苗器の各ポットに苗が一株づつ育成されるよう
育苗しているときに、成育不良或は未発芽となっている
ポットに別に育苗されている成育良好な苗を補植する方
法であって、成育不良の苗或は未発芽の種子を取り除く
ときポット内に培地がある程度残る状態で取り除き、そ
の取り除かれた部分に別に育苗されている成育良好な苗
を補植する補植方法である。
この補植方法によると、成育不良或は未発芽となって
いる部分のポットは切り離さずに、ポット内の成育不良
の苗或は未発芽の種子を一部の培地とともに取り除いて
そこの別に育苗されている成育良好な苗を補植するの
で、育苗器が移植機械に適応しにくくなる問題が生じる
ことがない。また、成育不良或は未発芽となっている部
分を確認しやすい発芽後まもない幼苗時にあって、培地
内に根が十分にはりめぐっていない状態の時に補植する
場合、成育不良の苗或は未発芽の種子を取り除くときポ
ット内に培地がある程度残る状態で取り除き、その取り
除かれた部分に別に育苗されている成育良好な苗を補植
するので、成育不良の苗或は未発芽の種子を取り除く作
業が容易に行え、新たに成育良好な苗をポット内に挿入
するときには、取り除かれた部分に培地ごと苗を挿入さ
せることもできて、補植作業が簡単に行えるようにな
る。
ところで、第14図、第15図に示される育苗器1は、各
育苗ポットAの下端開口部の周辺の隣接ポットとの連接
部に、押圧することによって周辺端部が内方へ変形する
変形部14を設けたもので、このようにすると、床土の代
わりにロックウールや発砲ウレタン等の人工育苗床15を
詰める場合に、その人工育苗床15の抜け出しを防止で
き、人工育苗床15を使用する場合に便利である。
また、第16図に示される育苗器16の育苗ポットAは、
長い溝型のポットにして、これに所定の間隔で発芽孔2
を形成し、更に、各発芽孔2間に潅水用のスリット17に
形成したもので、その潅水用のスリット17によって、一
株づつの分離が、長い溝型のポットでありながら容易に
行えるものとなる。
また、育苗方法にあって、圃場に形成した苗床層の上
下中間に水がゆっくりと浸透できて根が殆ど通過しない
不織布18を敷いて苗を育苗して、潅水の頻度を少なくし
苗取り作業も楽になるようにした育苗方法があるが、こ
の育苗方法を、第17図に示すように、育苗ポットAを用
いた育苗に応用すれば、育苗箱7を使用せずに育苗でき
て至便である。
【図面の簡単な説明】
各図面について以下に簡単に説明する。 第1図:育苗器を示す斜視図。 第2図:育苗器のポット部の側方断面図。 第3図:補助育苗枠を示す斜視図。 第4図:補助育苗枠の一部の側方断面図。 第5図:土詰用枠を示す斜視図。 第6図〜第8図:育苗器及び補助育苗枠を用いた場合の
播種方法を示す要部の側方断面図。 第9図:孔明け具の使用状態を示す側方断面図。 第10図〜第11図:孔明け具を示す斜視図。 第12図:補植用の苗の育苗状態を示す斜視図。 第13図:補植状態を示す側方断面図。 第14図〜第15図:育苗器の別の構成を示す要部の側方断
面図。 第16図:別構成の育苗器を示す斜視図。 第17図:別の育苗状態を示す側方断面図。 図中の主な符号を以下に説明する。 1:育苗器 A:育苗ポット 13:補植苗用育苗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 寛 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 香川 一美 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 矢野 典弘 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 坂田 誠 (56)参考文献 特開 平1−112920(JP,A) 実開 平2−3210(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のポットが互いに連結した育苗器の各
    ポットに苗が一株づつ育成されるよう育苗しているとき
    に、成育不良或は未発芽となっているポットに別に育苗
    されている成育良好な苗を補植する方法であって、成育
    不良の苗或は未発芽の種子を取り除くときポット内に培
    地がある程度残る状態で取り除き、その取り除かれた部
    分に別に育苗されている成育良好な苗を補植することを
    特徴とする補植方法。
JP1096001A 1989-04-14 1989-04-14 補植方法 Expired - Lifetime JP2707712B2 (ja)

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JP1096001A JP2707712B2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 補植方法

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JPH02273127A JPH02273127A (ja) 1990-11-07
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