JP2600891B2 - 育苗床 - Google Patents
育苗床Info
- Publication number
- JP2600891B2 JP2600891B2 JP1066702A JP6670289A JP2600891B2 JP 2600891 B2 JP2600891 B2 JP 2600891B2 JP 1066702 A JP1066702 A JP 1066702A JP 6670289 A JP6670289 A JP 6670289A JP 2600891 B2 JP2600891 B2 JP 2600891B2
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- Japan
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- pot
- seedlings
- nursery
- seedling
- nursery bed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、野菜や花などの育苗床に関する。
特開昭59−135815号に、複数のポットの開口部側が互
いに連結し孔の開いた底部側が互いに独立した形態にパ
ルプモールドした育苗ポットを、開口部側を下で底部部
側を上にした状態で、且つ各ポット内に床材を詰めた状
態で育苗床を構成し、該育苗床は、育苗時は各ポットに
播種されて各ポットごとに苗が育成され、移植時は一ポ
ットづつ分離されて苗が移植される構成とした育苗床が
開示されている。
いに連結し孔の開いた底部側が互いに独立した形態にパ
ルプモールドした育苗ポットを、開口部側を下で底部部
側を上にした状態で、且つ各ポット内に床材を詰めた状
態で育苗床を構成し、該育苗床は、育苗時は各ポットに
播種されて各ポットごとに苗が育成され、移植時は一ポ
ットづつ分離されて苗が移植される構成とした育苗床が
開示されている。
上記従来の育苗床は、ポットの開口部側を下にした状
態で育苗されるので、移植時において、一ポットづつ分
離して苗を圃場に植付けるときに、ポットの下方に向い
た開口部からポット内の床材が抜け落ちてしまうことが
ある。そして、そのまま圃場に植付けられて苗の床部下
方に空洞が生じた状態となっていると、苗が圃場に活着
しにくくなる問題があった。
態で育苗されるので、移植時において、一ポットづつ分
離して苗を圃場に植付けるときに、ポットの下方に向い
た開口部からポット内の床材が抜け落ちてしまうことが
ある。そして、そのまま圃場に植付けられて苗の床部下
方に空洞が生じた状態となっていると、苗が圃場に活着
しにくくなる問題があった。
上記の問題点を解決するためにこの発明は、複数のポ
ットの開口部側が互いに連結し孔の開いた底部側が互い
に独立した形態にパルプモールドした育苗ポットを、開
口部側を下で底部部側を上にした状態で、且つ各ポット
内に床材を詰めた状態で上側育苗床を構成し、該上側育
苗床の下にマット状の下側育苗床を敷いて育苗床を構成
し、該育苗床は、育苗時は各ポットに播種されて各ポッ
トごとに苗が育成され、移植時はポットとともに下側育
苗床が分離されて一ポットづつ苗が移植される構成とし
た育苗床とした。
ットの開口部側が互いに連結し孔の開いた底部側が互い
に独立した形態にパルプモールドした育苗ポットを、開
口部側を下で底部部側を上にした状態で、且つ各ポット
内に床材を詰めた状態で上側育苗床を構成し、該上側育
苗床の下にマット状の下側育苗床を敷いて育苗床を構成
し、該育苗床は、育苗時は各ポットに播種されて各ポッ
トごとに苗が育成され、移植時はポットとともに下側育
苗床が分離されて一ポットづつ苗が移植される構成とし
た育苗床とした。
上記のように構成した育苗床を用いて育苗するとき
は、各ポットに播種されて各ポットごとに苗が育成され
る。また、各ポットで成育する苗は、その根が順調にポ
ットの床材内を伸長し、更に、下側育苗床まで伸長して
いく。そして、このように育苗された苗を圃場に移植す
るときは、ポットとともに下側育苗床が分離されて一ポ
ットづつ苗が移植される。このとき、ポットの下方に向
いた開口部は、ポットとともに分離されたマット状の下
側育苗床に蓋をされたような状態となっているから、床
材の抜け落ちが防止される。よって、良好な状態で圃場
に植付けられ、順調に苗が活着する。
は、各ポットに播種されて各ポットごとに苗が育成され
る。また、各ポットで成育する苗は、その根が順調にポ
ットの床材内を伸長し、更に、下側育苗床まで伸長して
いく。そして、このように育苗された苗を圃場に移植す
るときは、ポットとともに下側育苗床が分離されて一ポ
ットづつ苗が移植される。このとき、ポットの下方に向
いた開口部は、ポットとともに分離されたマット状の下
側育苗床に蓋をされたような状態となっているから、床
材の抜け落ちが防止される。よって、良好な状態で圃場
に植付けられ、順調に苗が活着する。
以下に、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
１は上側育苗床で、育苗ポット２に床材９を詰めたポ
ット育苗床である。育苗ポット２はパルプモールド製の
ポット集合体である。ポット２の一つ一つは、四方側面
４と発芽孔６が穿かれた四角形の底面５からなり、側方
断面の形状が台形状となっていて、上面が連結部３で隣
のポットと連結し、下面が独立している。
ット育苗床である。育苗ポット２はパルプモールド製の
ポット集合体である。ポット２の一つ一つは、四方側面
４と発芽孔６が穿かれた四角形の底面５からなり、側方
断面の形状が台形状となっていて、上面が連結部３で隣
のポットと連結し、下面が独立している。
７は下側育苗床で、肥料等を適当に含有させたロック
ウール等の保水性の繊維状体からなる育苗マットであ
る。この下側育苗床７は所定厚さのマット状をなし、切
目８が上側育苗床１のポット２の連結部３に合わせて設
けられている。この切目８は、育生したポット苗15をポ
ット２の連結部３で個別に切り離すときに、下側育苗床
７がポット２と共に容易に切り離されるように設けたも
のである。
ウール等の保水性の繊維状体からなる育苗マットであ
る。この下側育苗床７は所定厚さのマット状をなし、切
目８が上側育苗床１のポット２の連結部３に合わせて設
けられている。この切目８は、育生したポット苗15をポ
ット２の連結部３で個別に切り離すときに、下側育苗床
７がポット２と共に容易に切り離されるように設けたも
のである。
なお、第５図に示すように、苗の根14は下側育苗床７
まで伸長するので、この下側育苗床７の厚さ分だけ育苗
ポット２の容量が拡大されたことになる。栽培する植物
の品種によってその苗がとりうる根域の大きさに合わせ
て、下側育苗床７の厚さを変えればよい。この実施例で
は、下側育苗床７をロックウール等の繊維状のマットと
しているので、この下側育苗床７の敷く枚数を増やすだ
けで根域拡大量を増やすことができる。
まで伸長するので、この下側育苗床７の厚さ分だけ育苗
ポット２の容量が拡大されたことになる。栽培する植物
の品種によってその苗がとりうる根域の大きさに合わせ
て、下側育苗床７の厚さを変えればよい。この実施例で
は、下側育苗床７をロックウール等の繊維状のマットと
しているので、この下側育苗床７の敷く枚数を増やすだ
けで根域拡大量を増やすことができる。
９は床材で、肥料を適当に配合した育苗用の培土であ
る。また、肥料等を適当に含有させたロックウールなど
の人工の床材であってもよい。
る。また、肥料等を適当に含有させたロックウールなど
の人工の床材であってもよい。
10は目土である。適当な板の上の育苗ポット２を載せ
て床材９を個々のポットに詰めて下側育苗床７を載せ、
それに育苗箱12を被せて天地返しをした後、ポット２の
個々のポットの間に目土10を詰める。この目土10は、灌
水時の排水性を考慮すると比較的粗めの土が良い。育苗
箱12の底面には多数の排水孔13が設けられている。11は
育生すべき植物の種子である。
て床材９を個々のポットに詰めて下側育苗床７を載せ、
それに育苗箱12を被せて天地返しをした後、ポット２の
個々のポットの間に目土10を詰める。この目土10は、灌
水時の排水性を考慮すると比較的粗めの土が良い。育苗
箱12の底面には多数の排水孔13が設けられている。11は
育生すべき植物の種子である。
以上のようにこの育苗床は、複数のポットの開口部側
が互いに連結し孔の開いた底部側が互いに独立した形態
にパルプモールドした育苗ポットを、開口部側を下で底
部部側を上にした状態で、且つ各ポット内に床材を詰め
た状態で上側育苗床を構成し、該上側育苗床の下にマッ
ト状の下側育苗床を敷いて育苗床を構成し、該育苗床
は、育苗時は各ポットに播種されて各ポットごとに苗が
育成され、移植時はポットとともに下側育苗床が分離さ
れて一ポットづつ苗が移植される構成とした。
が互いに連結し孔の開いた底部側が互いに独立した形態
にパルプモールドした育苗ポットを、開口部側を下で底
部部側を上にした状態で、且つ各ポット内に床材を詰め
た状態で上側育苗床を構成し、該上側育苗床の下にマッ
ト状の下側育苗床を敷いて育苗床を構成し、該育苗床
は、育苗時は各ポットに播種されて各ポットごとに苗が
育成され、移植時はポットとともに下側育苗床が分離さ
れて一ポットづつ苗が移植される構成とした。
このように構成した育苗床を用いて育苗するときは、
各ポットに播種されて各ポットごとに苗が育成される。
また、各ポットで成育する苗は、その根が順調にポット
の床材内を伸長し、更に、下側育苗床まで伸長してい
く。そして、このように育苗された苗を圃場に移植する
ときは、ポットとともに下側育苗床が分離されて一ポッ
トづつ苗が移植される。このとき、ポットの下方に向い
た開口部は、ポットとともに分離されたマット状の下側
育苗床に蓋をされたような状態となっているから、床材
の抜け落ちが防止される。よって、良好な状態で圃場に
植付けられ、順調に苗が活着する。
各ポットに播種されて各ポットごとに苗が育成される。
また、各ポットで成育する苗は、その根が順調にポット
の床材内を伸長し、更に、下側育苗床まで伸長してい
く。そして、このように育苗された苗を圃場に移植する
ときは、ポットとともに下側育苗床が分離されて一ポッ
トづつ苗が移植される。このとき、ポットの下方に向い
た開口部は、ポットとともに分離されたマット状の下側
育苗床に蓋をされたような状態となっているから、床材
の抜け落ちが防止される。よって、良好な状態で圃場に
植付けられ、順調に苗が活着する。
尚、前述のように、下側育苗床７の敷く枚数を変える
などして厚さを調節すれば、一株当たりの床部容量を容
易に拡大でき、苗の根域拡大が図れるから、容量の大き
い別の育苗ポットを用いることなく、容易に大きな苗を
育成できる。
などして厚さを調節すれば、一株当たりの床部容量を容
易に拡大でき、苗の根域拡大が図れるから、容量の大き
い別の育苗ポットを用いることなく、容易に大きな苗を
育成できる。
また、マット状の下側育苗床７には、上側育苗床１の
ポット２の連結部３に合わせて切目８を設けているの
で、移植時に、ポット苗15を下側育苗床７とともに一つ
ずつ切り離すのが容易となる。
ポット２の連結部３に合わせて切目８を設けているの
で、移植時に、ポット苗15を下側育苗床７とともに一つ
ずつ切り離すのが容易となる。
図はこの発明の一実施例を示す。 第１図：育苗ポットの斜視図 第２図：下側育苗床の斜視図 第３図：ポット育苗床の斜視図 第４図：ポット育苗床の断面図 第５図：ポット苗の断面図 図中の符号を以下に説明する。 1:上側育苗床、2:育苗ポット 3:ポット連結部、4:ポット側面 5:ポット底面、6:発芽孔 7:下側育苗床、8:切目 9:床材、10:目土 11:種子、12:育苗箱 13:排水孔、14:根 15:ポット苗
Claims (1)
- 【請求項１】複数のポットの開口部側が互いに連結し孔
の開いた底部側が互いに独立した形態にパルプモールド
した育苗ポットを、開口部側を下で底部部側を上にした
状態で、且つ各ポット内に床材を詰めた状態で上側育苗
床を構成し、該上側育苗床の下にマット状の下側育苗床
を敷いて育苗床を構成し、該育苗床は、育苗時は各ポッ
トに播種されて各ポットごとに苗が育成され、移植時は
ポットとともに下側育苗床が分離されて一ポットづつ苗
が移植される構成とした育苗床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1066702A JP2600891B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 育苗床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1066702A JP2600891B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 育苗床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02245122A JPH02245122A (ja) | 1990-09-28 |
| JP2600891B2 true JP2600891B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=13323533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1066702A Expired - Fee Related JP2600891B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | 育苗床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600891B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1085127A3 (en) | 1999-09-17 | 2001-08-29 | Nisshinbo Industries, Inc. | Tray for growing plants |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59135815A (ja) * | 1983-01-25 | 1984-08-04 | 井関農機株式会社 | パルプ原料のポット式の育苗器 |
-
1989
- 1989-03-17 JP JP1066702A patent/JP2600891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02245122A (ja) | 1990-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |