JPH01117720A - 育苗方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、移植機用と野菜や花等の苗を育苗する育苗
方法に関するものである。

従来技術 従来、底面に発芽孔が形成された紙製のポット状の育苗
器で、苗を育苗する方法として、特開昭６１−２０９５
３２号の公報に開示された通り。

突起付きの板の上に育苗器を載置してその各ポット内に
播種した後に、床土を詰め、上から育苗箱を被せた後に
、天地返しを行ない、上になった板を除いて各育苗ポッ
ト間に床土を詰めてると共に種子上に覆土し、潅水して
育苗する手段が採用されていた。

発明が解決しようとする問題点 従来の技術では１種子がポットの中央に播種できない欠
点があり、野菜苗を育苗する場合のようにポット内に一
粒の種子しか蒔かない場合には種子から出る芽がポット
の発芽孔から真っ直ぐに出ないで歪むで出芽され、この
ような苗を機械移植する場合には、苗の茎がポットの中
心から出ないために移植時の損傷が多くなる欠点があっ
た。

また１種子が蒔かれる深さが一定になりがたく、キャベ
ツ苗を育苗するような場合には、浅蒔きになると茎が真
っ直ぐに上に延びないで隣接するポット上で葉が繁り１
機械移植時に葉部が切断されて移植される欠点があった
。

問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解消するために、次の育苗
手段を講じた。

即ち、この発明は１紙のような繊維質でできた育苗ポッ
ト２が転倒台形状の断面になっていて、この育苗ポット
２の底面には発芽孔３が形成され、しかも、この各育苗
ポットの上縁四周を互いに一体的に繋いで全体として方
形状の育苗器１を構成し、この育苗器１の裏面に、前記
各育苗ポットの発芽孔内に突入する種蒔き穴形成用の突
起５ａを有する突起付板５を敷き、各育苗ポット内に床
±６を詰めてその上から育苗箱４を被せた後に、天地返
しをして、上になった突起付板５を取り除き。

該突起５ａで育苗ポット２内に造成される種蒔き穴７内
に種子８を蒔き、この育苗器１の上方から種蒔き穴７内
を埋める覆土９と各育苗ポット間に詰める目±１０とを
同時に入れ、その上から潅水して育苗する育苗方法とし
た。

発明の作用及び効果 この発明は、突起付きの板を、下に置いてポット型の育
苗器を載せ、各ポットの発芽孔に板の表面に突出する突
起を突入させ、ポット内に床土を詰め、上から育苗箱を
被せて天地返しをし、上になった板を除去して発芽孔か
ら一定深さの種蒔き孔を造成して、この孔に一粒づつ種
を蒔き、発芽孔から覆土すると同時に各ポット間に土を
いれて潅水して育苗するから、種子が必ずポットの中央
部分に蒔かれ、しかも、ポットの発芽孔から、突起の高
さによって正確に播種深さが決まり、発芽される苗の茎
がポットの中央から真っ直に伸びだして成育し、各ポッ
トを機械的に切断して移植する機械移植の場合には、苗
の葉茎が損傷されないで移植できる作用効果を奏する。

実施例 この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明すると、
１は育苗器で、紙等の繊維質でできた育苗ポット２が転
倒台形状の断面になっていて、この育苗ポット２の底面
には発芽孔３が゛形成され、しかも、この各育苗ポット
２，２・・・の上縁四周を互いに一体的に繋いで全体と
して方形状に構成されている。回倒の育苗ポットの大き
さは、底面の広さが大兄１．８ａ１１×１．８ａａ、高
さが３．０ｍ、上口側の広さが２．５０ＩＸ２．５１の
転倒する截頭角錐形状で発芽孔３は直径が１．５１の丸
孔をしている。

４は育苗箱で、合成樹脂で成形されており、その大きさ
は、箱の内法を基準にして略々横が３００、縦６０】、
高さ３ａｓ程度の長方形の箱であり。

この育苗箱４の底抜には苗根が通過できる大兄直径が５
〜７ｍ程度の孔４ａを多数開けである。

これらの育苗器１と育苗箱４を使った育苗方法を説明す
ると、先ず、前記育苗器１の各ポット２の底面に穿たれ
た発芽孔３に嵌合する突起５ａ。

５ａ・・・を設けた板５の上に第３図の通り育苗器１を
載せる。前記板５の突起５ａは、基部側の直径が１．０
ａ＋＋、先端が半径１．５０の球形で高さが１゜２ａｓ
に形成されている。尚、この突起５ａの高さはキャベツ
苗の場合に設定しているが、レタスや白菜苗の場合には
若干低くする０次に、第４図の通り各育苗ポット２内に
床土６を詰める。次に第５図の通りに上から育苗箱４を
被せ、天地返しをして第６図の状態にし、上になった板
５を取り除いて第７図の通り育苗ポット２内に発芽孔３
側から種蒔き孔７を造成する。次に、この孔７に種子８
を蒔き第８図の通りにする。普通野菜の種子は、小さい
ので、−粒づつ炭酸カルシューム粒等でコーティングし
て２〜３ミリ径程度の粒にしである。

その後、第９図の通り、育苗器１の上から所定量の床土
を均一状に入で、発芽孔３から種蒔き孔７を床土で埋め
て覆土９とすると共に同時に各育苗ポット２，２・・・
間に床土を入て目土１０を詰める。そして、上から潅水
すると育苗ポット２の上に積もる床土は育苗ポット２，
２の谷間に流れて目±１０に合流し第１０図の状態にな
る。これを、圃場や畑等の地面１１の上に置き、時々上
から潅水して育苗管理をする。すると、発芽して育苗ポ
ット２の発芽孔３から伸びだし、根は育苗ポット２内で
伸長してやがて第１１図の通り、根が育苗箱４の孔４ａ
から出て地面１１に伸び地面中の養分を吸収して生育す
る。

このようにして、育苗された苗は、種子からの芽が真っ
直ぐに発芽孔３から伸びだして茎が横方向にゆがんで育
つようなことがなくなり、移植時に葉や茎が移植爪で損
傷されることが少なくなる。

特に１発芽して子葉までの茎が長くなるブロッコリーや
キャベツの苗を育苗する場合には、第１２図゛の従来の
育苗に比べて第１１図のように、発芽した茎が床土内で
真っ直ぐに伸び、ポットから出たところで子葉が展開し
て成育され、非常に効果的である。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示したもので、第１図は育
苗器の斜面図、第２図は育苗箱の斜面図、第３図は突起
付板の上に育苗器を載置した状態の要部の断面図、第４
図は床土を詰めた状態の要部の断面図、第５図は育苗箱
を被せた状態の要部の断面図、第６図は天地返しをした
状態の要部の断面図、第７図は突起付板を取り除いた状
態の要部の断面図、第８図は種子を蒔いた状態の要部の
断面図、第９図は覆土と目土を施した状態の要部の断面
図、第１０図は潅水（散水）した状態の要部の断面図、
第１１図は生育状態の要部の断面図、第１２図は従来の
成育状態の要部の断面図を示す。 図中の記号 １は育苗器、２は育苗ポット、３は発芽孔、４は育苗箱
、４ａは孔、５は突起付板、５ａは突起。 ６は床土、７は種蒔き穴、８は種子、９は覆土、１０は
目土、１１は地面である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　紙のような繊維質でできた育苗ポット２が転倒台形状
   の断面になっていて、この育苗ポット２の底面には発芽
   孔３が形成され、しかも、この各育苗ポットの上縁四周
   を互いに一体的に繋いで全体として方形状の育苗器１を
   構成し、この育苗器１の裏面に、前記各育苗ポットの発
   芽孔内に突入する種蒔き穴形成用の突起５ａを有する突
   起付板５を敷き、各育苗ポット内に床土６を詰めてその
   上から育苗箱４を被せた後に、天地返しをして、上にな
   った突起付板５を取り除き、該突起５ａで育苗ポット２
   内に造成される種蒔き穴７内に種子８を蒔き、この育苗
   器１の上方から種蒔き穴７内を埋める覆土９と各育苗ポ
   ット間に詰める目土１０とを同時に入れ、その上から潅
   水して育苗する育苗方法。