JP3220004B2 - 球根包装ケース - Google Patents

球根包装ケース

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JP3220004B2
JP3220004B2 JP10445596A JP10445596A JP3220004B2 JP 3220004 B2 JP3220004 B2 JP 3220004B2 JP 10445596 A JP10445596 A JP 10445596A JP 10445596 A JP10445596 A JP 10445596A JP 3220004 B2 JP3220004 B2 JP 3220004B2
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博史 山口
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球根包装ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、球根は、ネットに入れられた包装
形態で流通されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幾つも
の球根を一つのネットに入れると、流通過程に於て、球
根同士が擦れ合って傷が付いてしまうという不具合があ
った。また、花壇に球根を植える際、球根一個一個の穴
を掘って植えていたので手間を要していた。
【0004】そこで、本発明は、球根を無傷に保護する
と共に、包装状態のまま一度に複数の球根の植え込みが
できる球根包装ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る球根包装ケースは、全体が一体樹脂
製であって、半球状の凹窪部と、該凹窪部の上部に設け
られた芽通過用凹溝と、該凹窪部の下部に設けられた根
通過用凹溝と、を有する球根収納凹部を複数並設して半
体を形成すると共に、折曲自在な一体ヒンジ部にて左右
一対に上記半体を連結し、上記一体ヒンジ部にてケース
本体を二つ折りにして上記球根収納凹部を夫々対面させ
て複数の膨出状球根収納部を形成するものである。
【0006】また、球根収納凹部を球根植込間隔に近似
する所定ピッチにて半体に並設したものである。また、
土壌中で生分解可能な樹脂シート体にてケース本体を成
型したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき本発明を詳説する。
【0008】図1は、本発明に係る球根包装ケースの実
施の一形態を示し、この球根包装ケースは、全体が一体
樹脂製(例えば、樹脂シート体を真空成型してなるも
の)であって、ケース本体1は、折曲自在な一体ヒンジ
部3を介して左右一対の半体2,2を有している。ま
た、ケース本体1の材質は、土壌中で生分解可能な樹脂
シート体を用いている。
【0009】半体2は、側壁8と、該側壁8から外方へ
やや広がって設けられたテーパ状周囲壁7を有してい
る。また、側壁8には、半球状凹窪部4と、凹窪部4の
上部に設けられた芽通過用凹溝5と、凹窪部4の下部に
設けられた根通過用凹溝6と、を有する壺型の球根収納
凹部9が形成されている。なお、芽通過用凹溝5は、そ
の上部5aの溝幅が段付部23を介して拡大すると共に、
(上方の)周囲壁7まで達し、また、根通過用凹溝6も
(下方の)周囲壁7まで達している。
【0010】しかして、この球根収納凹部9は、半体2
に所定ピッチTにて複数(図例では二つ)並設されてい
る。この所定ピッチTは、球根植込間隔に近似する距離
とされている。ここで、球根植込間隔とは、球根の種類
ごとにある、最適な植え込み間隔(株間)のことをい
い、例えば、ヒアシンスやチューリップ等は12cmであ
り、ムスカリやクロッカス等は6cmである。
【0011】従って、この球根収納凹部9は、球根の種
類に応じた大きさ、形状に形成されると共に、所定ピッ
チTを、球根の種類に応じた球根植込間隔に近似する距
離に設定する。例えば、ヒアシンスやチューリップ用な
らば所定ピッチTを6cm〜9cmとし、ムスカリやクロッ
カス用ならば3cm〜4cmに設定する。なお、この所定ピ
ッチTを球根植込間隔に設定するのも良い。
【0012】また、半体2には、複数の球根収納凹部
9,9の間(中間)に、上部から下部にかけて溝幅がや
や広がる細溝10が設けられており、細溝10下部に(粒状
や粉状等の)肥料を入れる肥料収納凹部11が細溝10と交
差状に設けられている。
【0013】このように、複数の球根収納凹部9,9と
細溝10とを並設した半体2は、左右端部に樋状の弯曲部
12,12を有する一体ヒンジ部3にて左右一対に───一
体ヒンジ部3を介して左右対称に───連結されてい
る。さらに、左の半体2の側壁8端部に、小凸部13が突
設されると共に、右の半体2の側壁8端部に、上記小凸
部13に嵌合する小凹部14が設けられている。
【0014】そして、図2の平面図に示す如く、ケース
本体1を一体ヒンジ部3の弯曲部12,12で二つ折りにす
ると、左右の半体2,2が対面すると共に、上記小凸部
13に小凹部14が嵌合し、ケース本体1の二つ折り状態が
維持される。
【0015】しかして、二つ折りにすることによって、
左右の半体2,2の球根収納凹部9,9が対面して膨出
状球根収納部A───球根を収納する壺型の空間───
を一つ形成し、全体として複数の球根を一個ずつ収納す
る複数の球根収納部A…が形成される。球根が一個ずつ
収納されることによって、球根同士の接触がなくなり、
相互に擦れ合って傷付くことがない。
【0016】また、このとき、左右の半体2,2の細溝
10,10が対面して水用の流路15が形成されると共に、肥
料収納凹部11,11が対面して肥料収納部16が形成される
(図4参照)。さらに、一体ヒンジ部3と半体2,2の
一体ヒンジ部3寄りの周囲壁7,7との間に隙間が形成
され、カード状の商品ラベル17挿入用の空隙部Mとされ
る。なお、商品ラベル17を折畳み状の小冊子にするも良
い。
【0017】また、ケース本体1内の球根が流通過程で
外部にこぼれ出ないようにするため、図3に示すよう
に、ケース本体1を、角筒型の外ケース18で外嵌(収
納)すれば良く、また、外ケース18の外面25に商品名や
球根名や球根の植え込み方法等を記載したラベル19を貼
っておく。なお、ケース本体1及び外ケース18は透明で
あって、上記商品ラベル17や包装状態の球根を消費者が
外部から目視でき、球根を選択することができる。
【0018】しかして、球根を花壇や(土を入れた)プ
ランター等に植え込むには、外ケース18からケース本体
1を抜き出し、ケース本体1の商品ラベル17を空隙部M
から取り出して、図4と図5に示す如く、ケース本体1
に包装されたまま土壌21の中へ埋めれば良い。このと
き、各種球根に適した深さで、かつ、ケース本体1が入
る大きさの穴20を掘る。これによって、複数個の球根30
…を一度に植え込むことができる。なお、肥料収納部16
には予め粒状又は粉状等の肥料22が入れられている。
【0019】そして、図5に示すように、ケース本体1
とともに覆土された球根30は、日がたつと発根31と発芽
32をするが、このとき、根31はケース本体1の球根収納
部Aの下方開口部26(根通過用凹溝6,6)を通って下
方へ伸び、芽32は球根収納部Aの上方開口部27(芽通過
用凹溝5,5)を通って上方へ伸びる。
【0020】また、水を与えられることによって、土壌
21中に含浸した水24がケース本体1の水用流路15(細溝
10,10)に流入して肥料収納部16の肥料22に浸透し、水
24を含んだ養分Nが流路15の下方開口部から土壌21中に
浸透していく。つまり、養分Nを球根30の発根31の近く
で、かつ、最適の位置に補給することができる。
【0021】そして、図6に示すように、球根30から成
長した植物30aの発育が進むにつれ、ケース本体1は土
壌21中で生分解していき、(図示省略するが)植物30a
が開花し、その後の球根30の掘り上げ期には、ケース本
体1は完全に生分解して跡形も無くなってしまう。
【0022】図7は、ケース本体1の半体2に、三つの
凹窪部4…と二つの細溝10,10を設けた場合を示してい
る。この細溝10の下部は、肥料収納凹部11から二股状に
分岐し、両側の根通過用凹溝6,6近傍に配設されてい
る。これは、球根収納凹部9,9間の所定ピッチTが比
較的長い場合、その中間に設けた細溝10から球根の根ま
での距離が遠くなるため、両方の根が養分を吸収し易い
ように配慮したためである。また、これ以外に、球根一
つ一つに専用の肥料収納凹部11付の細溝10を、球根収納
凹部9に近接して設けるのも良い(図5参照)。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0024】(請求項1記載の球根包装ケースによれ
ば)複数の球根を一個ずつ球根収納部Aにて収納するの
で、流通過程に於て、球根同士が擦れ合って傷付かない
よう確実に保護することができる。
【0025】(請求項1,2又は3記載の球根包装ケー
スによれば)ケース本体1は土壌中で生分解する───
つまり、土壌を汚染せずゴミとはならない───ので、
ケース本体1に包装された複数の球根を、そのままの包
装状態で土壌中に植え込むことができる。従って、球根
一個ずつの穴を掘らずとも一度に多数の球根を植え込む
ことができて便利であり、手も汚れない。
【0026】しかも、球根収納部Aの上下開口部26,27
を通って根と芽が伸びることができると共に、球根植込
間隔に近似する所定ピッチTにて複数の球根の相互間隔
を適度に保っているので、発根や発芽の成長が妨げられ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球根包装ケースの実施の一形態を示す
斜視図である。
【図2】二つ折り状態を示す一部破断平面図である。
【図3】包装状態を示す斜視図である。
【図4】球根の植え込み状態を示す断面正面図である。
【図5】発根と発芽の状態を示す断面正面図である。
【図6】ケース本体の生分解状態を示す断面正面図であ
る。
【図7】他の実施の形態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 半体 3 一体ヒンジ部 4 凹窪部 5 芽通過用凹溝 6 根通過用凹溝 9 球根収納凹部 A 球根収納部 T 所定ピッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が一体樹脂製であって、半球状の凹
    窪部4と、該凹窪部4の上部に設けられた芽通過用凹溝
    5と、該凹窪部4の下部に設けられた根通過用凹溝6
    と、を有する球根収納凹部9を複数並設して半体2を形
    成すると共に、折曲自在な一体ヒンジ部3にて左右一対
    に上記半体2,2を連結し、上記一体ヒンジ部3にてケ
    ース本体1を二つ折りにして上記球根収納凹部9を夫々
    対面させて複数の膨出状球根収納部A…を形成すること
    を特徴とする球根包装ケース。
  2. 【請求項2】 球根収納凹部9…を球根植込間隔に近似
    する所定ピッチTにて半体2に並設した請求項1記載の
    球根包装ケース。
  3. 【請求項3】 土壌中で生分解可能な樹脂シート体にて
    ケース本体1を成型した請求項1又は2記載の球根包装
    ケース。
JP10445596A 1996-03-28 1996-03-28 球根包装ケース Expired - Lifetime JP3220004B2 (ja)

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