JPS63122718A - 外観良好なゴム補強熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

外観良好なゴム補強熱可塑性樹脂組成物

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JPS63122718A
JPS63122718A JP26772786A JP26772786A JPS63122718A JP S63122718 A JPS63122718 A JP S63122718A JP 26772786 A JP26772786 A JP 26772786A JP 26772786 A JP26772786 A JP 26772786A JP S63122718 A JPS63122718 A JP S63122718A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた着色性と良好な外観及び機械的性質を
有するゴム補強熱可塑性樹脂組成物に関するものである
〔従来の技術及びその問題点〕
ザム補強熱可塑性樹脂、例えばゴム補強スチレン−アク
リロニトリル共重合体(一般に人BS樹脂と呼称されて
いる)を製造するにあたシ、連続塊状重合法または塊状
−懸濁二段重合法は、多量の乳化剤を用いる乳化重合法
に比して、水質汚濁の問題が少なく、また重合後処理に
関する問題も少ないので生産性の点で有利であり、経済
性が高い。
しかしながら、連続塊状重合法または塊状−懸濁二段重
合法によるλB8樹脂は乳化重合法によるものに比べて
、着色性や光沢等の外観及び機械的性質のノ々ランスに
おいて劣っていた。
本発明者らは、前記連続塊状重合法及び塊状−懸濁二段
重合法の利点を生かしつつ、優れた着色性、良好な光沢
、剛性、耐衝撃強度を有する総合的品質・ンランスに優
れたザム補強熱可塑性樹脂組成物を得る目的で鋭意検討
した結果、樹脂相に分散したザム状物質粒子及びその粒
子内部に内蔵される芳香族モノビニル単量体とシアン化
ビニル単量体との共重合体のミクロ構造、及び樹脂相部
分の分子量を特定することにより目的を達成し、本発明
を成すに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、 (1)  ゴム状物質を溶解した芳香族モノビニル単量
体及びシアン化ビニル単量体を、連続塊状重合法または
塊状−懸濁二段重合法により重合して得られるビム補強
熱可重性樹脂組成物において、(、)  共重合体樹脂
相中の成分の割合が、芳香族モノビニル単i体65〜9
5重量%、シアン化ビニル単量体5〜35重量%であり
、 (b)  =’ム状物質が共重合体樹脂相100重量部
に対し2〜20重量部重量包含シス1,4結合を80〜
99X含有するポリブタジェンであって、スチレン中5
重量%の溶液粘度が15〜50センチポイズであり、 (c)該ゴム状物質が樹脂組成物中において重量平均粒
子径0.2〜1.5ミクロンの粒子として分散しており
、重量平均粒子径と数平均粒子径の比が2.0以下であ
り、 (d)  該ザム状物質粒子中に内蔵される芳香族モノ
ビニル単量体とシアン化ビニル単量体との共重合体の数
平均粒子径が0.13 ミクロン以下であることを特徴
とする外観良好な2ム補強熱可厘性樹脂組成物に関する
ものである。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物は、着色性、光沢、剛性、耐衝撃強
度のノ々ランスに優れ、乳化重合法によるABS樹脂に
も匹敵し、射出成形品、押出成形品、押出真空成形品等
を造る上で有用でロシ、経済的価値は大である。
以下に、本発明を具体的忙説明する。
本発明における芳香族モノビニル単量体とは、スチレン
及び0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、2.4−ジメチルスチレン、エチルスチ
レン、p−tart−メチルスチレン等の核アルキル置
換スチレン、α−メチルスチレン、α−メチル−p−メ
チルスチレン等ノα−アルキル置換スチレン、O−クロ
ルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレン
、p :”ロモスチレン、2−メチル−1,4−クロル
スチレン、2.4−ジプロモスチレン等の核ハロゲン化
スチレン、ビニルナフタレンでアシ、単独又は、いずれ
か2種以上の混合物として用いられる。特に好ましくは
スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等
であり、最も好ましくはスチレンである。
本発明におけるシアン化ビニル単量体とは、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニト
リル等であり、単独又はいずれか2種以上の混合物とし
て用いられ、アクリロニトリルが特に好ましい。
共重合体樹脂相中における芳香族モノビニル単量体成分
とシアン化ビニル単量体成分との割合は、両者の合計量
に対して芳香族モノビニル単量体が65〜95重量%、
シアン化ビニル単量体が5〜35重量%であり、好まし
くは芳香族モノビニル単量体が70〜90重量%、シア
ン化ビニル単量体が10〜30重量%である。シアン化
ビニル単量体が5重量%よシ少ないと強度が低下し、3
5重量%よシ多いと熱安定性や流動性が低下する。
本発明においては、ゴム状物質として、シス1゜4結合
を80〜99%含有するポリブタジェンを用い石が、こ
れはポリブタジェンの中でも耐衝撃性、特に低温時の耐
衝撃強度に優れる為である。スチレン−ブタジェン共重
合体(8BR)、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体(NBR)は低温時の耐衝撃強度に劣シ好ましくない
。しかし、着色性及び光沢はポリブタジェンを用いると
SBRを用いた場合よシ従来は劣シ好ましくなかった。
本発明は、ポリプタジエンを用いるが、特定のミクロ構
造に制御することにより、剛性、耐衝撃強度に優れるの
みならず着色性、光沢にも優れた総合的品質ノ々ランス
を達成し得たものである。勿論、本発明の目的を妨げな
い範囲内でSDR等の他のツム状物質を併用することは
差支えない。
上記ポリブタジェンは、コノ々ルト、ニッケル、ウラン
、チタン、ネオジウム等の金属を含む触媒を用いて公知
の方法により製造される。本発明の特定されたミクロ構
造を得るためには、ポリブタジェンの5重量%スチレン
溶液の粘度が、25℃において15〜50センチポイズ
(Cps)、好ましくは25〜45cpsであり、ムー
ニー粘度(ML□+4)が10〜40、好ましくは15
〜35の範囲のものが使用される。ポリブタジェンの5
重量%スチレン溶液粘度が15cpsよシ低いと耐衝撃
強度が低下し好ましくなく、また、50cpsを超えふ
と光沢が劣シ好ましくない。
芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体の共重
合体樹脂相中に分散しているツム状物質の重量平均粒子
径が0.2〜1.5ミクロン(ロ)、好ましくは0.3
〜1.0μであり、かつ重量平均粒子径/数平均粒子径
で表わされる粒子径分布が2.0以下であることが必要
である。粒子径が0.2μよシ小さくなると耐衝撃強度
が低く、1.5μよシ大きくなると、光沢、剛性が低下
し好ましくない。又、粒子径分布が2.0よシ大きくな
ると特に射出成形品のゲート部とゲート部からの距離の
離れた個所との光沢の差が大きくなシ、色むら(色目が
変化して見える)が出易く外観が悪くなシ好ましくない
更に本発明では、該分散ゴム状物質の粒子中に内蔵され
る芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体との
共重合体の数平均粒子径が0.13μ以下、好ましくは
0.11μ以下であり、微細で均一なことが必要である
。内蔵される芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル
単量体との共重合体の数平均粒子径が0.13μを越え
る場合には、着色性が低下し本発明の目的を達成できな
い。
又、本発明の目的を達成する上で、分散ツム状物質粒子
の架橋化された状態も重要であり、トルエン50%、メ
チルエチルケトン50%の混合溶媒中の膨潤指数が6〜
8であることが好ましい。
さらに、芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量
体との共重合体の樹脂相部分の分子量も重要であり、該
樹脂相部分のメチルエチルケトン中で測定した還元比粘
度が0.6〜0.8であるとと椿毒→が好ましい。
本発明の樹脂組成物は、前記ツム状物質を芳香族モノビ
ニル単量体及びシアン化ビニル単量体に溶解した後、ツ
ム状物質が粒子化する重合転化率を越えない範囲まで重
合し、一方とれと独立に芳香族モノビニル単量体及びシ
アン化ビニル単量体からの重合生成物を作シ、この両者
を芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル単量体の
重合生成物/ツム状物質との重量比を3.0〜5.5、
好ましくは3.5〜4.5となるように混合攪拌し、強
制的に粒子化した後、更に塊状重合、溶剤塊状重合、懸
濁重合のいずれかの方法で重合を続ける。重合終了後に
未重合の単量体を除去及び加熱処理する。この加熱処理
の温度、時間等の条件を選定することにより、該分散ツ
ム状物質のトルエン、メチルエチルケトン混合溶媒中で
の膨潤指数を制御することが出来る。
本発明の特定のミクロ構造とする上で、前記条件下で行
う混合攪拌は、混合攪拌機壁と攪拌翼の間隙が1〜20
 rra 、好ましくは1〜15mmである装置内で高
速回転下に行うことが必要である。かかる特定の条件下
で初めて本発明のミクロ構造を得ることが可能でアシ、
従来の如き芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル
単量体をツム状物質存在下に重合し、2ム状物質を粒子
化させる方法、粒子化時期を早めるために芳香族モノビ
ニル単量体とシアン化ビニル単量体の共重合物を添加す
る方法等では得られない。
本発明では重合時に溶剤を存在させることも出来る。そ
の溶剤としては、芳香族炭化水素類、例、tば、)ルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンの単独又は2種以上の混
合物がある。更に2ム状物質及び芳香族モノビニル単量
体及びシアン化ビニル単量体からの重合生成物の溶解を
損ねない範囲で、他の溶剤、例えば脂肪族炭化水素類、
ジアルキルケトン類を芳香族炭化水素類と併用すること
が出来る。
溶剤は0〜25重量%の範囲で使用される。25重量%
を越えると重合速度が著しく低下し、かつ得られる樹脂
の耐衝撃強度の低下が大きくなる。
又、溶剤の回収エネルギーが大となり経済性も劣ってく
る。溶剤は比較的高粘度となる重合転化率となってから
添加しても良く、重合前から添加しておいても良い。ツ
ム状物質を粒子化する重合転化率を越えない範囲まで重
合するに当たシ、重合開始剤不存在下に100〜180
℃の温度範囲で重合し得るが、着色性を高め耐衝撃強度
を向上させるために重合開始剤が使用される。重合開始
剤としてはラジカルを発生する有機過酸化物が本発明で
は使用出来る。温度50〜150℃、好ましくは70〜
135℃の温度範囲で、一定温度或いは漸次昇温して前
記のザム状物質未粒子化範囲で重合する。有機過酸化物
は、着色性、耐衝撃強度の点で優れた樹脂とする上でゴ
ム状物質と共に存在させて重合する方が好ましい。
重合転化率をツム状物質が粒子化するまで高めてしまう
と、最終の樹脂の着色性が著しく低下してしまい、本発
明の目的を達成することが出来ない。
独立に芳香族モノビニル単量体及びシアン化ビニル単量
体からの重合生成物を造るにあたシ、芳香族モノビニル
単量体及びシアン化ビニル単量体75〜100重量%、
溶剤0〜25重量%を110〜180℃の温度範囲で重
合開始剤不存在下で重合するか前記有機過酸化物を用い
て50〜180℃、好ましくは70〜160℃、更に好
ましくは80〜140℃の温度範囲で重合する。
本発明に使用される有機過酸化物は、1,1−ビス(t
−iチルノぞ−オキシ)シクロヘキサン、1゜1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)3,3.5−トリメチルシク
ロヘキサン等のノぞ−オキシケタール類、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイy、2.5−ジメチル−2,5−ジ(1
−ブチルパーオキシ)ヘキサン等のジアルキルバーオキ
サイP類、ぺ゛ンゾイルパーオキサイ)’、m−)ルオ
イルノーオキサイP等のジアシルパーオキサイP類、ジ
ミリスチルパーオキシジカーゼネート等のノで−オキシ
ジカーゼネート類、t−プチルパーオキシイソプロビル
カージネート等のパーオキシエステル類、シクロヘキサ
ノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、p−
メンタハイドロノぞ−オキサイド等のハイドロパーオキ
サイド類がある。
芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体との共
重合体樹脂相部分の分子量は、重合温度、使用する有機
過酸化物の種類と量、溶剤の種類と量によって調整され
るが、一般には連鎖移動剤によって調整される。連鎖移
動剤としては、例えばn−Pデシルメルカプタン、t−
Pデシルメルカプタンのようなメルカプタン類、α−メ
チルスチレンソニアダイマー、テルピノーレン等がある
又、酸化防止剤として、ヒンダーPフェノール類、ヒン
ダードビスフェノール類、ヒンz−yトリスフェノール
類等例えば2.6−ジーt−ブチル−4−メfルフェノ
ール、ステアリル−β−(3゜5−ジ−t−ブチル−4
−ヒrロキシフェニル)ゾロビオネートを添加すること
が出来る。
更に本発明の樹脂に染顔料、滑剤、充填剤、離型剤、可
重剤、帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて添加するこ
とができる。
又、本発明の樹脂と、ビーズ、ペレット状の他のAB8
樹脂、ポリカーゼネート樹脂、塩化ビニル樹脂等とを混
合あるいは溶融混練した樹脂組成物として用いることも
できる。
本発明で特定されたゴム粒子径と、ツム状物質中に内蔵
された芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体
との共重合体の微細さのミクロ構造を共に有するゴム補
強熱可塑性樹脂組成物は、着色性に優れ、良好な光沢、
剛性と耐衝撃強度とのノ々ランス等の総合的品質に優れ
ている。
本発明の樹脂組成物は、弱電機器、雑貨等の分野におい
て成形品として有用である。着色性が良好であることは
、着色時に使用する染顔料コストが大巾に安くなシ特に
鮮やかな色調が要求される成形品において好ましい結果
を得ることができる。
このように、連続塊状重合法または塊状−懸濁二段重合
法により得られるものでオシながら、優れた特性を有す
るtム補強熱可塑性樹脂組成物は工業的に非常に大きな
意味を持つのである。
次に、本発明において用いた分析法と試験法について説
明する。
♂ム状物質のミクロ構造:モレロ法(D、 Morer
oetml: Ohim−e Ind、 、 4175
8 (1959) )により赤外分光光度計を使用して
、シス−1,4、トランス1,4.1.2−ビニルの含
有率を求めた。
ビム状物質の溶液粘度:ポリブタジェン2fをスチレン
38?に溶解して5重量%の溶液を用意し、キャノン−
フェンスケ粘度計100番を用いて25℃にて測定する
樹脂中のザム状物質の粒子径及び粒子径分布:ビーズ又
はペレットを四酸化オスミウム染色し、超彦゛切片を作
成し電子顕微鏡写真をとる。写真中に拡大されたザム状
物質粒子の200〜500個の粒子径を測定し、重量平
均粒子径を求める。楕円形をしている場合は、長径aと
短径すとの平均即ち(a−)−b)/2をもって粒子径
とする。
粒子径分布は、重量平均粒子径を求めたのと同様にして
数平均粒子径を求め、重量平均粒子径/数平均粒子径で
粒子径分布を計算する。
内蔵された芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単
量体との共重合体(オフルージョン)の粒子径:ピーズ
又はペレットを四酸化オスミウム染色し、超薄切片を作
成し電子顕微鏡写真をとる。
写真中に拡大された分散ビム状物質の粒子内に内蔵され
た芳香族モノビニル単量体とシアン化ビニル単量体との
共重合体の粒子径を0.01μまで測定し、数平均粒子
径として表す。楕円形をしている場合は、長径aと短径
すとの平均即ち(1+b)/2をもって粒子径とする。
ゲル含有量及び膨潤指数=1fの樹脂ICI Odのト
ルエン及び10mのメチルエチルケトンを加えて1時間
激しく辰盪し、溶解或いは膨潤させる。
次に遠心分離機にてゲルを沈降させた後、デカンテーシ
ョンで上澄液を捨て、沈降したゲルを秤量する。このよ
うにして得られたトルエン/メチルエチルケトン膨潤ゲ
ルを160℃、常圧で45分分間−て3〜5 m Hf
の減圧下で15分間乾燥させ、デシケータ中で冷却後坪
量する。ゲル含有量は、乾燥ゲルの重量を樹脂重量で除
して重量%で示す。
膨潤指数はトルエン/メチルエチルケトン膨潤ゲルの重
量を乾燥ゲル重量で除した商の数値で示す。
共重合体樹脂相部分の環元比粘度:樹脂12にアセトン
を20−加え1時間激しくしんとうし、溶解あるいは膨
潤させる。次に遠心分離機にてゲルを沈降させた後、デ
カンテーションで上澄液をメタノール200d中に入れ
、共重合体樹脂相部分を析出させる。析出した樹脂相部
分をとシ出し、160℃にて常圧で15分、減圧で15
分乾燥させる。乾燥した樹脂相部分は0.1f精秤しメ
チルエチルケトン20プに溶解し、キャノン−フェンス
ケ型粘度計100番で30℃で還元比粘度(単位:di
、/f )を測定する。
メルトフローレート: JIS K 7210(220
℃、10に4)によった。
以下の各試験では、ペレットを射出成形し試験片を作成
して測定に供した。
ビカット軟化点: A8TM D1525アイゾツト衝
撃強度: A8TM D256によった。
引張強度: ASTM D638によった。
曲げ強度及び曲げ弾性率: A8TM D790によっ
た。
光沢: A8TM D638のダンベル試験片をシリン
ダー温度220℃、金型温度45℃、射出圧力はショー
トショットの圧力+5Kg/cm”にて射出成形し、試
験片のゲート端から40態の位置の中央部及び反ゲート
端から40?+mの位置の中央部の光沢度(入射角60
°)をグロスメーターで測定する。3本の試験片につい
て測定してそれぞれの平均値を求め、さらにゲート部の
平均値と反ゲート部の平均値を加えて2で割シ、光沢の
測定値とする。
着色性:樹脂100重量部に黒糸の染顔料計0.02重
量部の一定量を添加して、黒着色品として、成形片(縦
89m、横50mm、厚み2.5m)をつくシ色調を比
較してランク付けず石。一定食の染顔料添加で評価し、
ランク1よ、951で相対比較する。数値が大きい#1
ど着色性に優れていることを示す。
〔実施例〕
以下に実施例を示す。
実施例1 第1の流として21.7時間の供給速度にて次の混合物
(、)を2.41の第1重合機に連続的に送入する。
混合物(、) ポリブタジェンゴム       11.6重量%スチ
レン           53.43重量%アクリロ
ニトリル        17.8  重量%エチルベ
ンゼン        15.0  重量%0.03重
量% 0.34重量% α−メチルスチレンリニアダイマー 0.15重量%ミ
ネラルオイル         1.65重i%第1重
合機は温度107℃であり、出口の固体物質濃度は22
重量%であった。位相差顕微鏡観察では白いザムの連続
相に黒いスチレン−アクリロニトリル共重合体の粒子が
見られ、未だゴム相は粒子化していなかった。
第2の流として1ft/時間の供給速度にて次の混合物
(b)を6.22の第2重合機に連続的に送入する。
混合物(b) スチレン            59.85重量%ア
クリロニトリル        20.0  重量%エ
チルベンゼン         20.0  重量%α
−メチルスチレンリニアダイマー  0.15重量%第
2重合機は温度119〜129℃であり、出口の固体物
質濃度は54重量%であった。
これらの第1の流と第2の流は0.51の容量を持ち、
攪拌翼先端と混合機壁との間隙が5111111であり
、軸方向に15段の撹拌棒が装着し機壁にはピンが攪拌
棒間に出ている混合攪拌機内に導入され、220rpm
の回転で混合される。
更に6.22の第3重合機に送入され、温度108〜1
18℃で重合され、ペレット中のザム状物質の平均粒子
径が0.93μとなるように攪拌された。出口の固体物
質は56重量%であった。このものは更に6.22の第
4重合機に送入され、温度135〜160℃で重合され
た。出口の固体物質濃度は69重量%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して250℃
、−735maHfの減圧下に揮発性成分を除去し、ダ
イスから溶融ストランPを引出し水冷し、カッターにて
切断し、シリンダー状のペレットを連続的に得た。得ら
れたペレットの諸物性を測定し、その結果を表117c
示す。
実施例2 第1の流としてL81/時間の供給速度にて次の混合物
(、)を2.41の第1重合機に連続的に送入する。
混合物(1) ポリブタジェンゴム         7,9  重量
%(実施例1と同じ) スチレン            58.25重量%ア
クリロニトリル        19.4  重量%エ
チルベンゼン        14.0  重量%0.
32重量% α−メチルスチレンリニアダイマー    0.10 
ii%第1重合機は温度103℃であり、出口の固体物
質濃度はxai量%であった。位相差顕微鏡観察では白
いザムの連続相に黒いスチレン−アクリロニトリル共重
合体の粒子が見られ、未だtム相は粒子化していなかっ
た。
第2の流として0.9 n 7時間の供給速度にて次の
混合物(b)を6.21の第2重合機に連続的に送入す
る。
混合物(b) スチレン            57.8  重量%
アクリロニトリル          19.2  f
i重量%エチルベンゼン         18.0 
 重量%α−メチルスチレンリニア!イダイマ   0
.2  i量%ミネラルオイル          4
.8  重量%第2重合機は温度115〜125℃で、
Sシ、出口の固体物質濃度は49重量%であった。
これらの第1の流と第2の流は0.5 fLの容量を持
ち、攪拌翼先端と混合機壁との間隙が2.5gでめシ、
軸方向に6段の撹拌棒が装着し横壁には伝熱管が攪拌棒
間に出ている混合攪拌機内に導入され、170rpmの
回転で混合される。
更に6.21の第3重合機に送入され、温度105〜1
20℃で重合され、ペレット中のビム状物質の平均粒子
径が0.55μとまるよう忙攪拌された。出口の固体物
質は53重量%であった。このものは更に6.2Lの第
4重合機に送入され、温度140〜155℃で重合され
た。出口の固体物質濃度は69重量%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して250℃
、−735mrrHtの減圧下に揮発性成分を除去し、
ダイスから溶融ストランrを引出し水冷し、カッターに
て切断し、シリンダー状のペレットを連続的に得た。得
られたペレットの諸物性を測定し、結果を表1に示す。
実施例3 第1の流として21.7時間の供給速度にて次の混合物
(、)を2.41の第1重合機に連続的に送入する。
混合物(、) 一すブタジエンビム       11,6  重量%
(実施例1と同じ) スf し7           60.515重量2
アクリロニトリル        10.7  重量%
エチルベンゼン        15.0  重量%1
.1−ビス(t−プチルパーオキク)3,3.5−)リ
メチルシクロヘキサン           0.04
5重量%ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒPロキシフェニル)プロピオネート      
 0.34重量%α−メチルスチレンリニアダイマー 
   0.15重量%ミネラルオイル        
 1.65重量%第1重合機は温度98℃でアシ、出口
の固体物質濃度は221i量%であった。位相差顕微@
!観察では白い2ムの連続相に黒いスチレン−アクリ四
ニトリル共重合体の粒子が見られ、未だゴム相は粒子化
してい々かった。
第2の流として11/時間の供給速度にて次の混合物(
b)を6.2℃の第2重合機に連続的に送入する。
混合物(b) スチレン           67.8  重量%ア
クリロニトリル        12.0  重量%エ
チルベンゼン        20.0  重量%α−
メチルスチレンリニアダイマー    0.2  重量
%第2重合機は温度125〜135℃であり、出口の固
体物質濃度は52重量%であった。
これらの第1の流と第2の流は0.51.の容量を持ち
、攪拌翼先端と混合機壁との間隙が5fHL−cあり、
軸方向に15段の撹拌棒が装着し、横壁にはピンが攪拌
棒間に出ている混合攪拌機内に導入され、250rpm
の回転で混合される。
更に6.2tlの第3重合機に送入され、温度120〜
130℃で重合され、ペレット中のtム状物質の平均粒
子が0.61μとなるように攪拌された。出口の固体物
質は55重量2でおった。このものは更に6.21の第
4重合機に送入され、温度145〜165℃で重合され
た。出口の固体物質濃度は71重量%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して250℃
、−735mHfの減圧下に揮発性成分を除去し、ダイ
スから溶融ストランドを引出し水冷し、カッターにて切
断し、シリンダー状のペレットを連続的に得た。得られ
たペレットの諸物性を測定し、結果を表1に示す。
比較例1 混合物(、)に含まれる?リプタジエン♂ムを、にした
以外は実施例1と同様に行った。得られたペレットの諸
物性を測定し、その結果を表1に示比較例2 次の混合物を2.4 A 7時間の供給速度にて6.2
1の第1重合機(実施例1の第3重合機と同一の装置)
に連続的に送入する。
ポリブタジェンゴム       7.35重量%(実
施例1と同じ) スチレン            56.78重量%ア
クリロニトリル        18.9  重量%エ
チルベンゼン        15.0  重量%α−
メチルスチレンリニアダイマー  0.15重量%ミネ
ラルオイル         1.58重量%第1重合
機は温度102〜109℃であり、ペレット中のtム状
物質の平均粒子径が1.20μとなるように攪拌された
。出口の固体物質濃度は34重量%であった。位相差顕
微鏡観察では黒いスチレン−アクリロニトリル共重合体
の連続相に白いゴムの粒子が分散相として存在している
のが確認された。
続いて6.2℃の第2重合機(実施例1の第2重合機と
同一の装置)で温度115〜125℃で重合し、更に6
.22の第3重合機(実施例1の第4重合機と同一の装
置)で温度140〜165℃で重合した。出口の固体物
質の濃度は77重量%であった。次いで重合物を2ベン
ト付押出機に供給して250℃、−735tmHfの減
圧下に揮発性成分を除去し、ダイスから溶融ストランP
を引出し水冷し、カッターにて切断し、シリンダー状の
ペレットを連続的に得た。このペレットの測定結果を表
1に示す。
比較例3 得られた重合物を2ベント付押出機に供給して220℃
、−735+mH?の減圧下に揮発生成分を除去した他
は、実施例1と同様に行った。得られたペレットの諸物
性を測定し、その結果を表1に示す。
比較例4 第1の流として21,7時間の供給速度にて次の混合物
(、)を2.42の第1重合機に連続的に送入する。
混合物(、) ぼりブタジェンゴム       11.6  重量%
(実施例1と同じ) スチレン            54.93重量%ア
クリロニトリル        17.8  重量%エ
チルベンゼン        15.0  重量%α−
メチルスチレンリニアダイマー  0.3  重量%第
1重合機は温度105℃であり、出口の固体物質濃度は
18重量%であった。位相差顕微鏡観察では白いゴムの
連続相に黒いスチレン−アクリロニトリル共重合体の粒
子が見られ、未だ♂ム相は粒子化していなかった。
第2の流として117時間の供給速度にて次の混合物(
b)を6.21の第2重合機に連続的に送入する。
混合物(b) スチレン           58.1  、i量%
アクリロニトリル        18.5  重量2
エチルベンゼン        20.0!量%ミネラ
ルオイル         3.1  重量%α−メチ
ルスチレンリニアダイマー  0,3  重量%第2重
合機は温度120〜130℃であり、出口の固体物質濃
度は53重量%であった。
これらの第1の流と第2の流は0.52の容量を持ち、
攪拌翼先端と混合機壁との間隙が22−5rrであり、
軸方向に6段の撹拌棒が装着し機種には伝熱管が攪拌棒
間に出ている混合攪拌機内に導入され、130rpmの
回転で混合される。
更に6.21の第3重合機に送入され、温度108〜1
18℃で重合され、ペレット中のゴム状物質の平均粒子
径が0.99μとなるように攪拌された。出口の固体物
質は55重量%であった。このものは更に6.22の第
4重合機に送入され、温度140〜160℃で重合され
た。出口の固体物質濃度は73重量%であった。
得られた重合物を2ベント付押出機に供給して250℃
、−735mHfの減圧下に揮発性成分を除去し、ダイ
スから溶融ストランPを引出し水冷し、カッターにテ切
断し、シリンダー状のペレットを連続的に得た。得られ
たペレットの諸物性を測定し、その結果を表1に示す。
以下余白

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム状物質を溶解した芳香族モノビニル単量体及
    びシアン化ビニル単量体を、連続塊状重合法または塊状
    −懸濁二段重合法により重合して得られるゴム補強熱可
    塑性樹脂組成物において、(a)共重合体樹脂相中の成
    分の割合が、芳香族モノビニル単量体65〜95重量%
    、シアン化ビニル単量体5〜35重量%であり、 (b)ゴム状物質が共重合体樹脂相100重量部に対し
    2〜20重量部含まれ、シス1,4結合を80〜99%
    含有するポリブタジエンであって、スチレン中5重量%
    の溶液粘度が15〜50センチポイズであり、 (c)該ゴム状物質が樹脂組成物中において重量平均粒
    子径0.2〜1.5ミクロンの粒子として分散しており
    、重量平均粒子径と数平均粒子径の比が2.0以下であ
    り、 (d)該ゴム状物質粒子中に内蔵される芳香族モノビニ
    ル単量体とシアン化ビニル単量体との共重合体の数平均
    粒子径が0.13ミクロン以下でであることを特徴とす
    る外観良好なゴム補強熱可塑性樹脂組成物
JP26772786A 1986-11-12 1986-11-12 外観良好なゴム補強熱可塑性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0794512B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003306517A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Nippon A & L Kk ゴム変性スチレン・アクリロニトリル系共重合体

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