JPS63122036A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPS63122036A
JPS63122036A JP26751786A JP26751786A JPS63122036A JP S63122036 A JPS63122036 A JP S63122036A JP 26751786 A JP26751786 A JP 26751786A JP 26751786 A JP26751786 A JP 26751786A JP S63122036 A JPS63122036 A JP S63122036A
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Fumiyoshi Kirino
文良 桐野
Shinji Takayama
高山 新司
Yoshio Suzuki
良夫 鈴木
Norio Ota
憲雄 太田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザー用を用いて情報の記録・再生・消去
を行なう光磁気ディスクにおいて、特に高耐食性及び高
再生出力を得るのに好適な光磁気記録媒体に関する。
【従来の技術〕
近年、情報化社会の進展により、高密度、大容量でラン
ダムアクセス及び書き換えが可能な光磁気ディスクが注
目されている。このうち、光磁気ディスクの記録材料と
して、希土類−鉄族元素が注目されており、中でも比較
的大きなうカー回転角及び保磁力を有するTbFsCo
系が研究開発の中心にある。しかしながら、これらの材
料は環境中の酸素や水分と反応して、容易に酸化物や水
酸化物を形成する。その結果、光磁気ディスクの光磁気
特性が低下していた。現在、この問題を解決するのに大
きく分けて3つの手法が考えられている。1つ目は、光
磁気記録膜を保護膜で覆うこと、2つ目は、光磁気記録
膜自身の耐食性を向上させること、そして3つ目は、希
土類−鉄族を主体とした合金系以外の材料系を見出すこ
と、の3つである。
この3つの手法のうち、3番目の新材料系の検討より酸
化物系が、希土類−鉄族元素系合金の置換わる材料とし
て注目されている。その代表的な例として、特開昭60
−231303 、特開昭60−231304をあげる
ことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術により得られている酸化物光磁気記録媒体
の多くは、カー回転角は大きいが、保磁力が1 、5 
K Oe 以下で、その大半が特に1.0KOe以下の
材料が多く実用上問題があった。
そこで本発明の目的は、カー回転角が大きく、かつ保磁
力の大きい酸化物光磁気記録材料を提供することにある
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、スピネル型遷移金属酸化物を基体とし、こ
の化合物の結晶構造中に存在する空格子のサイトに金属
元素及び希土類元素或いはどちらか一元素を配置するこ
とで達成される。
〔作用〕
スピネル構造は、立方最密にならんだ酸素イオンの格子
の格子間位置に金属イオンが入ったものである。この構
造においては、結晶構造中に原子やイオンが配位できる
空格子が数多く存在する。
結晶構造中の空格子サイトに希土類元素やFe。
Co g Cr g N iHCu + M n HM
 g等の金属元素を配置し、製造方法を制御することで
、垂直磁気異方性を強く誘起することができ、良好な特
性を有する光磁気記録膜を得ることができる。また。
光磁気特性の制御は、配置する元素の種類やそう入量を
変化させることで可能となる。酸化物の磁性は、金属単
体の場合と異なり強磁性金属イオンのもつスピン磁気能
率がそのまま表われるのではなく、内部的にさらに複雑
なスピンの構造が存在本 した結晶が表われてくる。これは、スピネル構造の単位
胞周囲の空格子サイトに配置する元素の種類や配vl量
を変えると、このスピン状態が変わることに基づく。
このように、スピネル構造を有する酸化物の空格子サイ
トに各種元素を添加し、スピン状態を変えることで、光
磁気特性を制御することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を実施例1〜3を用いて説明する。
実施例1 作成したディスクの断面を表わす模式図を第1図に示す
、基板1として、ガラスまたは耐熱性樹脂製の5インチ
円板を用いた。光磁気ディスクの作成は次の手順により
行なった。まず最初に、光磁気記録膜2をマグネトロン
スパッタ法により作成した。ターゲットにはF”egO
a焼結体ターゲットを用い、その表面にCo及びTb、
Mn及びGdl5oDyso合金、或いはCr及びG 
d soHo 6゜合金の各チップを均一になるように
配置した。放電ガスには、Ar−Hz標準混合ガス(A
r/Hz=90%710%)を使用した。スパッタ条件
は、投入RF出力I W / cm” 、放電ガス圧;
 5 Xl0−”(Torr) 、スパッタ時間ニア分
である8このようにして作成した薄膜の膜厚は600人
であったにの薄膜は顕微鏡観察の結果微結晶から成って
いた。つづいて、記録膜上に反射膜3として2AΩを真
空蒸着法で0.5μm膜厚に形成し、最後に保護膜とし
て、5iaNaをスパッタ法で形成した。
その時の条件は、ターゲットは5isNa焼結体ターゲ
ットを用い、放電ガスとしてA r / Nx  (=
60%740%)を使用した。また、スパッタ条件は、
投入RF[力I W/crtr!L、放電ガス圧;5X
 10−21(Torr) 、スパッタ時間:15分で
ある。
このようにして作成したI膜のFr!A厚は1500人
であった。 X、@回折の結果、得られた膜はFeaO
4を基体とした膜であることがわかった。
上述のようにして作成した光磁気ディスクの磁気・磁気
光学特性を測定した。その結果を第1表にまとめる。ま
ず、出発組成のFetrO4膜は、Kerr回転角θに
=0.53  、保磁カニHc=0.4KOe 、キュ
リー温度Tc=320℃であった。
FeaO4にCOt T aを空格子サイトに配置する
と、カー回転角はやや上昇し、保磁力は1桁大きくなり
、キュリー温度は逆に110(deg)低下した。そし
て、この材料を用いたディスクのC/N比(キャリア対
ノイズ比)は47dBであった。
また、結晶構造に歪みを加えるとノイズレベルの低下が
みられた。このTaとGoの他に、Gd−DyとMn、
Gd−HoとCrを配置した場合も、はぼ同様の効果が
得られた。このように、面内磁化膜(磁化容易軸が基板
と平行方向)のFe2O2にTaとGo、Gd−Dyと
Mn、Gd−HoとCrをスピネルの空格子サイトに配
置することで、垂直磁化膜を得ることができ、かつ保磁
力も大幅に増大させることができた。また、X線回折法
により格子定数を測定したところ、添加金属元素はスピ
ネルの空格子位置に存在していた。
この試料を高温高湿度Q境(80℃−95℃RH)中に
500時間保存したが、磁気特性の変化はみられず、耐
食性に関する問題は存在しなかった。
実施例2 作成した光磁気ディスクの断面の構造は、実施例1と同
様で、その模式図を第1図に示す。光磁気ディスクの作
成は、まず基板1としてガラスまたは耐熱性樹脂の5イ
ンチ円板を用い、この上に光磁気記録膜2をスパッタ法
により形成した。ターゲットにはFe80番焼結体ター
ゲットを用い。
その表面にN i soCo so金合金Nd、或いは
MnとPrの各チップを均一になるように配置した。
放電ガスには、A r / Ha標準混合ガス(Ar/
He = 50%150%)を使用した。そして、スパ
ッタの条件は、投入RF比出力 W / c+a” 、
放電ガス圧5 X 10−8Torr、スパッタ時間は
17分である。このようにして作成した薄膜は、膜厚が
600人、X線回折の結果よりγ−Fezesを基体と
していた。つづいて、この記録膜上に反射膜3としてA
Ωを真空蒸着法で膜厚0.5μmに形成し、最後に保護
膜4として、テフロン膜(4)をスパッタ法で形成し光
磁気ディスクを得た。スパッタは、ターゲットに0.2
mmtのテフロンフィルムを、そして放電ガスにArを
それぞれ用い、投入RFffi力0.lW/Cm”、放
電ガス圧5X10−”(Torr) tスパン5時間1
0分で、得られた膜は。
膜厚ば2000人であった。テフロン膜の作成に際しタ
ーゲットの冷却には十分注意しなければならない。
上述のようにして作成した光磁気ディスクの磁気・磁気
光学特性を測定した。その結果を第2表にまとめる。ま
ず、出発組成のγ−Fezesは。
Karr回転角θc =0.50’  、保磁カニHc
=:0.6KOe、キュリー温度:Tc=330℃であ
った。γ−FezOaにN1−GoとNd、MnとPr
を空格子サイトに配置すると、カー回転角は0.51”
〜0.52” と大きな変化はみられないが、保磁力は
6.0〜6.2KOsと1桁以上大きくなり、またキュ
リー温度は220℃とγ−FszOaより130℃低か
った。そして、この材料を用いたディスクのC/Nは4
3〜44dBとTdFeCo系を記録材料として用いた
場合よりやや小さかった8このように、面内磁化膜のγ
−FezOaにNdとN i Co或いはMnとPrを
添加すると垂直磁気異方性を誘起することができ、かつ
保磁力を大幅に向上させることができた。
そして最後に、この光磁気記録膜の耐食性について検討
した。評価法は、実施例1と同様、80”C95%RH
中に500時間保存したときのKerr回転角及び飽和
磁化の経時変化を測定した。その結果、 Kerr回転
角及び飽和磁化とも変化はみられず、耐食性には、問題
はなかった。
作成した光磁気記録膜の格子定数をX線回折法により測
定したところ、結晶形に多少歪みがあるものの、はぼス
ピネルの空格子サイトにインタカレートした元素が存在
していることがわかる。
実施例3 作成した光磁気ディスクの断面構造は、実施例1と同様
で、その模式図を第1図に示す、光磁気ディスクの作成
は、まず基板1としてガラスまたは耐熱性樹脂の5イン
チ円板上に光磁気記録膜2をスパッタ法により形成した
。ターゲットにはCo5oa焼結体ターゲットを用い、
その表面にFeとGdroSmso合金、Mg5oFθ
yoとG d aoE rxo、或いはTbとFeをそ
れぞれ均一になるよう配置した。放電ガスには、A r
 / Hz(=80%/20%)を使用した。そして、
スパッタの条件は、投入RF出力I W/am” 、放
電ガス圧5X10″″aTorr 、スパッタ時間は7
分である。
このようにして作成した薄鵬は、膜厚が600人、X線
回折結果よりCo5O4を基体としているが、ピーク形
状及び強度より非晶質に近かった0次に、この記録膜作
成後、反射膜3としてAμを真空蒸着法で膜厚0.5μ
mに形成し、最後に保ff膜4として、5iaN4をス
パッタ法で作成し、光磁気ディスクを得た。その時のス
パッタ条件は、実施例1と同様である。
このようにして作成した光磁気ディスクの磁気及び磁気
光学特性を測定した。その結果を第3表に示す。まず、
出発組成のCo aO番は、Kerr回転角:θc=0
.55’ 、保磁カニHc=0.3KOe。
キュリー温度: Tc=370℃であった。GO110
4にFeと(Gd−8m)、(Mg−Fe)と(Gd・
Er)、或いはTbとFeをスピネル中に!i!置(イ
ンタカレート)すると、垂直磁気異方性を誘起すること
ができ、かつ保磁力を3.5〜3.8KOaと大幅に向
させることができた。また、キュリー温度は200〜2
10℃と実用上問題なかった。また、C/N比も42〜
44dBとTbFaCo系を記録材料に用いた場合とほ
ぼ同様であった。
また、この各種金属元素をインタカレートした酸化物光
磁気材料の耐食性について検討した。評価法は、実施例
1と同様、80℃−95%RH中に500時間保存した
ときのKprr回転角及び飽和磁化の経時変化を測定し
た。その結果、 Kprr回転角及び飽和磁化とも変化
はみられず、耐食性には問題はない。
Co3O4を基体として、これに各種金属をインタカレ
ートするとそれらの金属はスピネルの空格子サイトに存
在していることをXItQ的に確認した。
以上の各実施例の如く記録膜が微結晶、あるいはスピネ
ル構造が歪んだ構造となっている場合には、媒体ノイズ
が低減できるという効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スピネル構造を有する金属酸化物を基
体として、この化合物の結晶構造中に存在する空格子サ
イトに各種原子を配置することで垂直磁気異方性を誘起
する効果を有する。また。
キュリー温度は、実用上問題のない値の200℃であり
、かつ保磁力も3KOe以上と大きくなる。
このことにより、高耐食性を有する光磁気記録膜を得る
ことができるという効果がある。さらに、この光磁気材
料を用いると1表面保護膜を形成する必要がなく、プロ
セスの簡略化につながるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は光磁気ディスクの断面構造を示す模式%式%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、垂直磁気異方性を有する材料を記録媒体として用い
    た光磁気記録媒体において、スピネル型構造を有するF
    e_3O_4、Fe_2O_3、Co_3O_4のうち
    から選ばれる少なくとも1種類の遷移金属酸化物を基体
    とし、結晶構造中に存在する空格子位置或いはその近傍
    に、Fe、Co、Cr、Ni、Cu、Mn、Mgのうち
    から選ばれる少なくとも1種類の元素とNd、Pr、G
    d、Tb、Dy、Ho、Er、Smのうちから選ばれる
    少なくとも1種類の元素の両方あるいはいずれか一方を
    配置し、層間化合物を形成したことを特徴とする光磁気
    記録媒体。 2、特許請求の範囲第1項記載の光磁気記録媒体におい
    て、記録膜が微結晶さらに優位には基体のスピネル構造
    が歪んだ構造であることを特徴とする光磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5095350A (en) * 1989-04-07 1992-03-10 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optic memory medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263357A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Ricoh Co Ltd 光磁気記録媒体
JPS62204505A (ja) * 1986-03-05 1987-09-09 Sony Corp 酸化物磁性薄膜

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