JPS6312141Y2 - - Google Patents

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JPS6312141Y2
JPS6312141Y2 JP1982185994U JP18599482U JPS6312141Y2 JP S6312141 Y2 JPS6312141 Y2 JP S6312141Y2 JP 1982185994 U JP1982185994 U JP 1982185994U JP 18599482 U JP18599482 U JP 18599482U JP S6312141 Y2 JPS6312141 Y2 JP S6312141Y2
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timing
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はエレベーター報知装置の点検装置に係
り、特に、マイクロコンピユータ(以下マイコン
と略称する)によつて制御される並設エレベータ
ーの報知装置に好適な点検装置に関する。
〔従来技術〕
近年の半導体の集積技術の進歩から、マイコン
が広く普及してきた。このマイコン本体は小形、
低価格、高機能、低電力消費ということで各種産
業製品に取り入れられている。
一方、エレベーター制御装置へのトランジスタ
ーやサイリスターなどの半導体製品の応用も活発
に進められてきた。
これら半導体製品によりエレベーターの信号制
御部を構成すると、従来のリレー回路の場合より
信頼性を向上させることが可能である。
しかし、エレベーター保守における日常業務は
各種サービス案内器類(以下報知器と略称する)
の点検に大きなウエイトがあるため、マイコンを
始めとする半導体化をしても、エレベーター全体
としての保守性は向上したことにならない。
ところで、エレベーターの報知器は、第1図に
示すように多種多様のものがある。
第1図において、1はエレベーターかごの出口
を示す。2はホール呼び登録器であり、UP応答
灯2UとDOWN応答灯2Dが組み込まれている。
3はホールランタンであり、UP予報灯3Uと
DOWM予報灯3Dが組み込まれている。一般に
はこの予報灯は各1個のランプであり、予報付群
管理エレベーターではサービス予約案内は連続点
灯とし、エレベーター到着案内は点滅点灯とす
る。
4はチヤイムまたはゴングで代表される打音案
内器で、電子チヤイムによる場合もある。
予約付群管理エレベーターではUPとDOWN
別々に設けたり、予約案内と到着案内で音色の異
なる2種の打音案内器を設ける場合もある。
5と6は文字表示器であり、例えば、ニキシイ
管や、LEDや螢光、液晶などを発光源とし、こ
れらの発光源を組み合わせて数字や文字や、サー
ビス方向や発光量などが表現可能な文字表示器を
用いる。5は、例えば、かご位置または到着時間
を案内表示したり、予約付群管理では到着順序を
案内表示する。
6はエレベーターのサービス状態を案内表示す
る。例えば、サービス状態により下記のように案
内表示する。
F→満員中 E→管制運転中 I→専用運転中 V→VIP運転中 A→自動運転中 7はかご内にスピーカを備えた音声案内器であ
り、到着階床や出発案内などのサービス案内を音
声により行なう。
8は乗り場にスピーカを備えた音声案内管であ
り、単独エレベーターでは呼び登録案内や到着案
内を行ない、群管理エレベーターでは予約エレベ
ーター案内や到着エレベーター号機案内やサービ
ス方式(出勤、昼食、退勤パターンや複合台サー
ビスなど平常と異つたサービス方式)案内などを
行なう。
9はかご位置表示器で、単独エレベーターでは
サービス方向灯(UP,DOWN各1個)と満員
灯、自動灯が組み込まれる場合が多い。
また、文字表示器5によつたり、ホールランタ
ン3によつたりして設置されない場合もあるが、
単独エレベーターでは広く使われる代表的なサー
ビス状態報知器である。
従来、この種報知器の点検方法として、制御盤
の点検用スイツチを押して全階、全台の報知器を
いつせいに動作させ、保守員が各階を回つてこれ
らを点検する方法が知られている。しかし、この
方法では、報知器の駆動回路に大きな突入電流が
流れることになり、大きな容量の電源を必要とす
るため、実用化されていない。
したがつて、現在は各エレベーターを運転し、
各階、各台毎に報知器を直接動作させて点検して
いるのが一般的である。例えば、ホールの応答灯
ならば釦を押して点灯するのを確認していた。し
かし、この方法では、点検にきわめて長時間を必
要とする。
すなわち、上記の報知器のうち2,3,4,
5,6,8,9は一般に各階の乗り場に各1組設
置されているため、第2図に示すビルでは1台当
り7回、3台で計21回も同一点検作業を行なう必
要があつた。
さらに、問題は点検作業の内容にある。すなわ
ち、呼び釦2Uと2D以外は簡単に機能チエツク
ができない点にある。例えば、かご位置表示器9
の場合、かご内に1組と各階乗り場に1組の計8
組が設置される。1組の点検をするのに方向灯付
の場合は一往復運転をしなければならない。ま
た、満員灯付で通過釦のないエレベーターでは機
械室で満員信号を作る(従来から満員検出リレー
をクリツプで強制打入する)必要があつた。
したがつて、第2図の場合、8回×3台=24往
復運転しなければならないため、総点検しようと
すると、1往復に1分かかるとして24分必要とな
る。同様に20階床6台口の場合を計算すると、1
往復に2分かかるとして21回×6台×2分=252
分(約4時間)も必要となる。
ホールランタン3の到着案内表示の点検は、エ
レベーターに乗り込んで各階運転を1往復すれば
全て点検できるので、上記の半分以下の時間(第
2図の場合12分)で点検できるが、予約エレベー
ター案内表示の点検は、予約アルゴリズムが複雑
で、どのエレベーターが割当てられるか分からぬ
ため、稼動状態のままで点検することは不可能で
あつた。このため、1台ずつ順番にサービス可能
エレベーターにして点検する様な方法を採らなけ
ればならず、ホテルなどの様に常時エレベーター
を使用するビルでは、十分な点検ができない場合
もあつた。
そこで、近時各階のホール毎に各台共通の点検
専用スイツチを設け、この点効専用スイツチを押
し当該階床の報知器を動作させて点検する方法が
提案されている。この方法によれば、点検が容易
になるとともに電源容量もそれ程大きなものを要
しないが、各階毎に点検専用スイツチ等を設けな
ければならないため、設備費が多くかかるという
問題があつた。
また、複数種類の報知装置が設けられているの
で、各階に設けられた報知装置を各号機毎に順次
点検していく場合には、報知が混乱してしまい点
検開始号機がわからなくなつてしまうという問題
もあつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、効率よく点検でき、しかも、
安価なエレベーター報知装置の点検装置を提供す
るにある。
〔考案の概要〕
本考案の特徴は、複数のエレベーターの中から
点検用エレベーターを指定する手段を設け、群管
理制御装置に、指定された点検用エレベーター
のかご位置よりテストフロア階床を指定する信号
を作成する手段と、点検を行う報知装置の種類
及び点検態様を特定するためのテストモードを指
定する信号を作成する手段と、エレベーター毎
に、一回目の点検を行う第1のタイミングを指定
する信号及び点検を再開させるための第2のタイ
ミングを指定する信号を作成する手段とを備え、
各号機制御装置には、群管理制御装置で作成され
た各信号(〜)を入力して、指定されたテス
トフロア階床における特定種類の報知装置を特定
態様にて前記第1のタイミングに応じて点検し、
テストフロア階床における全エレベーター点検
後、前記第2のタイミングにて点検を再開させる
手段を備えた点にある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について詳細に説
明する。
第2図は本考案の点検装置による3台並設エレ
ベーターの報知器の点検方法の概略を示す図であ
る。
第2図では3号機が点検エレベーターに指定さ
れ、保守員がこのエレベーターを使いながらエレ
ベーターを点検するものとしている。
この時、1号機11と2号機21はサービスエ
レベーターであり、一般乗客が利用できる。
点検エレベーターである3号機31の位置する
階床の着床予報灯163U,163D,263
U,263D,363U,363Dと応答灯M6
2U,M62Dが全て間歇点灯(第6図のT・
TIMパルス信号により毎分30回点滅)する。
したがつて、各階に設置されたテストスイツチ
等、特別なテスト装置を用いることなく、3台で
7階床各1回、かご内各1回の計10回の点検を行
なうだけで良く、特別にエレベーターを動かさな
くとも点検中の報知器は自動的に点検し易いモー
ドで動いているので、1回30秒程度で点検でき
る。その結果、各階に設置されている報知器2,
3,4,5,6,9を約5分間で3台口、7階床
分を点検することが可能となり、点検時間を大幅
に短縮できる。
なお、第1図と第2図、および第3図、第4図
において、同一種類の報知器をあらわす記号はそ
の末尾を一致させている。
第3図〜第9図は本考案の一実施例を示すもの
で、第3図は第2図に示した1号機に関する号機
制御回路のみを示す。
第3図において、1号機の制御装置ICP内には
マイコンを内蔵した信号制御回路(以下マイコン
部と略称する)1CMCがあり、このマイコン部
1CMCはインターフエースA2U〜A97−2
を介して各種報知器U11と接続されている。な
お、ここでは報知器の種類を示すための各1組ず
つ図示しているが、実際には階床数分の個数を制
御している。
ほとんどの報知器は電源V11から電力を供給
されるが、音声案内部7,8は電源V12から電
力を供給されている。
また、報知器のテストを指示するテストスイツ
チ92,93、「平常/停止」切替スイツチ94
および「専用/自動」切替スイツチ95はインタ
ーフエースA92−1〜A95−1を介してマイ
コン部1CMCと接続される。
すなわち、このテストスイツチ92などからの
入力信号に応じてマイコン部1CMCから制御信
号が出力され、この制御信号により1号機に属す
る報知器U11を、平常時に報知器をドライブす
るのと全く同一のハード回路で、点検動作させ
る。
したがつて、例えばかご位置表示器9の球切れ
点検だけでなく、インターフエースA91−2〜
A97−2回路などの動作をも同時に点検でき
る。
また、マイコン部1CMCには一般のコンピユ
ーターと同様の機能を持たせることができるの
で、キー入力部911および表示部912を持つ
たコンソール91をインターフエースA91−1
を介してマイコン部1CMCに接続することによ
り、会話的にテスト運転を指示することができ
る。
この様にした場合には、テストスイツチ92,
93を省略できるばかりでなく、さらに細かくテ
ストする報知器の範囲やテストモード等を選択し
て指示することができる。
また開釦96とDN釦97はインターフエース
A96−1〜A97−1を介してマイコン部1
CMCと接続されている。後述する様にこの2種
の操作釦の組合せ操作によりテストスイツチ9
2,93と同様の点々動作を行なわせることも可
能である。
この実施例では、第4図に示す群管理制御用マ
イコン部MMCにこれと同一のコンソール91が
接続されているものとし、このコンソールを並設
エレベーターの同時点検モードの選択指示入力装
置として使用する。
第4図は第2図に示した3台並設エレベーター
の報知器に関連する部分だけを特別にぬきだした
3台並設制御回路図である。
並設された3台共通の信号制御を行なう群管理
制御装置MCPも号機制御回路と同様にマイコン
部MMCを持つている。また1号機制御装置1
CP〜3号機制御装置3CPは同一の構成になつて
おり、図示しないが第3図に図示した回路をそれ
ぞれにもつている。
ただし、本実施例では並設エレベーターの場合
を例にとりあげているので、第3図で点線で図示
したホール呼び応答灯2U,2Dと、ホール音声
案内器8は、号機制御装置で制御せずに群管理マ
イコンMMCで制御する様に、これにインターフ
エースAM2U〜AM7DとAM18〜AM78
を介してそれぞれ接続されている。
1階のホール音声案内器はM18、7階のホー
ル音声案内器はM78であり、これらは電源MV
2に接続されている。
1階のUPホール呼び応答灯M12Uから7階
のDOWNホール呼び応答灯M72Dは電源MV
1に接続されている。
テストスイツチM93は同時点検スイツチであ
り、インターフエースAM93を介してマイコン
部MMCに入力される。
第4図では第1図に示した多種の号機別報知器
のなかで打音案内器4とホールランタン3との関
連回路のみを図示している。
打音案内器4にはチヤイムやゴングが広く一般
に用いられているが、近年は電子チヤイムを使う
ケースがでてきた。そこで、本実施例の説明には
チヤイムを使うものとする。
チヤイムはかご上とかご下に取付けて着床案内
するケースもあるが、一般には各階ホールにエレ
ベーター1台当り1個〜4個設置されている。
2個〜4個設置するのは予約灯付の群管理の場
合に予約案内(上、下)と着床案内(上、下)を
区別するためである。
第4図では各階1個として1号機の1階用チヤ
イムを114とし、3号機の7階のチヤイムを3
74としており、各号機マイコン部1CMC〜3
CMCとインターフエースA114〜A374を
介して接続されている。
同様にホールランタン3も各階に各号機ごとに
1個〜4個設置され、サービス方向と予約か到着
かを区別できる様になつている。
近年は1個のランプで予約(連続点灯)と到着
(約毎分90回の点滅)を点灯モードで区別して表
示する方式が広く採用されているので、第4図で
は各階2個で図示している。
1号機の1階UPのホールランタン113Uか
ら3号機の7階DOWNのホールランタン373
Dがそれぞれの号機マイコン部1CMC〜3CMC
にインターフエースA113U〜A373Dを介
して接続されている。
尚、群管理マイコン部MMCと1〜3号機マイ
コン部1CMC〜3CMCとの間は通信回路DL1
〜DL3により接続され、かご位置やテストモー
ドなどのデータ送受を可能としている。
第5図は各号機マイコンの概略フローチヤート
であり、報知器をサービス状況に応じて適切に案
内動作させたり、テストスイツチ92や93若し
くは開釦96とDN釦97との組合せ、それにM
93等の入力による点検のためのテスト案内動作
をさせたりする制御を行なうステツプC600を
含んでいる。
また、このステツプC600へテストするか否
かの指示を制御するステツプC200を新設して
いる点が特徴であり、他のステツプは実用化され
ているマイコンエレベーター制御装置のプログラ
ムによることができる。
まず、点検員はかご内などに設けられたテスト
スイツチ92,93若しくは開釦96とDN釦9
7との組合せ操作により、1〜3号機の中から点
検エレベーターを指定する。この点検エレベータ
ーの指定信号は群管理マイコン部MMCへステツ
プC800にて送信される。
群管理マイコン部MMCでは、各号機マイコン
部1CMC〜3CMCに対して、先に指定した点検
エレベーターのかご位置信号であるテストフロア
階床を示す信号T・FL・NOと報知装置の種類及
び点検態様を特定するためのテストモードを示す
信号T・MDと点検タイミングを指定する信号
T・PLUSを送信する。
報知器点検指令制御処理ステツプC200で
は、テストフロア階床を示す信号T・FL・NOを
判定すると共に、指定された点検のテストモード
を示す信号T・MDの値をテストコードレジスタ
T・CD・RG(各号機マイコン部1CMC〜3
CMC内)へセツトする。このテストコードレジ
スタT・CD・RGの内容は、ステツプC600に
て報知器制御の際に参照され、点検のためにいか
なる動作制御を行なうかの判断に使用される。
また、報知器の点検制御の際には点検タイミン
グを指定する信号T・PLUSに従い、複数種類の
報知装置の点検タイミングの制御を行なう。
第6図はステツプC600の報知器制御に使用
するパルス信号の種類を示している。
これらのパルスは点検タイミングを指定する信
号T・PLUSに基づき、各号機マイコン部の中で
色々な方法を用いて簡単に作ることができる。
例えば、第5図に示すループ回数カウントによ
り時間を計数する方法とステツプC120によ
り、外部からフリツカタイムパルスFLC・TIM
を取り込み、これをソフトで3分周して間歇信号
T・TIMを作る方法などがある。
パルスAは消灯中のホールランタンなどの球切
れやドライブ不良の点検のために用いるパルス
で、例えば330ms間点灯し、1980ms間消灯させ
る間歇点灯し、他の表示方法と区別することがで
きる。
パルスBは到着表示中のホールランタンなどの
点灯に使用される。一般に毎分90回程度の点滅制
御を行なう。
パルスCはサービスエレベーター表示中などの
ため連続点灯しているホールランタンのドライブ
回路の導通故障などの故障検出に用するもので、
パルスBと同様間歇点滅制御を使用する。
第7図は群管理制御マイコン部の概略フローチ
ヤートであり、報知器点検指令制御処理M300
とホール呼び応答灯制御処理M600とホール音
声案内制御処理M700を含んでいる。他のステ
ツプは実用化されているマイコンエレベーター制
御装置のプログラムによることができる。
まず、ステツプM300では、並設エレベータ
ーを同時に点検するスイツチ93(監視盤、機械
室または乗り場に設置する)からの入力信号を取
り込み同時点検を行なうことを確認した後、各号
機から取り込んだテストスイツチ92,93や開
釦96とDN釦97との組合せ操作による入力信
号を通信により群管理部MMCへ取り込み、点検
指令の作成を行なう。
そして、かご位置信号であるテストフロア階床
T・FL・NOとテストモードT・MDと、点検タ
イミング指令T・PLUSを作成する。
尚、テストモードT・MDは群管理制御装置
MCPに接続されたコンソール91などにより、
ダイナミツクに設定できる。
これにより少なくとも点検エレベーターが停止
し、ドアを開放し、点検員が乗り場で点検してい
る階床の全台の報知装置を点検動作可能となる。
第8図は、ステツプM300において点検タイ
ミング指令信号を発生させるステツプM342の
の詳細フローチヤートである。ステツプM343
のタイムクロツクの処理のところで点検のための
時間間隔FLC・TIMをつくり、ステツプM34
4でエレベーターの号機を指定する。ここで、K
は号機番号であり、KMAXは最大号機番号であ
る。そして、ステツプM345では、ステツプM
344で指定した号機のUPのランタンを点検の
ためタイミング信号作成を行ない、次に、
DOWN側のランタンの点検のタイミング信号作
成をステツプM346で行なう。そして、ステツ
プM347でチヤイム点検のタイミング信号作成
を行ング信号作成を行なう。最後に全台終了する
までステツプM348でループ処理する。
第9図は、第8図における点検タイミング指令
信号作成のタイムチヤート例である。
チヤイム点検の場合、1号機から順次全号機の
チヤイムを鳴動させていく。このとき、各号機の
チヤイム鳴間隔はT1とする。そして、全台点検
終了し再度1号機から鳴動させるときは、T1
隔とは鳴動間隔を変えてT2のように長くして点
検開始号機がわかりやすくさせる。
ランタン点検の場合も、1号機から順次全号機
のランタンをt1〜t6の順に点灯させていく。この
ときUPとDOWNを同時に点灯させないで、UP、
DOWN、UP、DOWNと点灯させていく。
また、最終号機のランタン点灯と再度開始号機
の区別をするため点灯間隔を変えてやる。そして
同様にt7〜t12のように行なう。
すなわち、ステツプM343のタイムクロツク
の処理にて、各号機の点検タイミング信号作成用
のフラグを準備しておく。具体的に言えば、第1
号機には1回目の点検を行う第1のタイミング
t1,t2と再開して二回目の点検を行う第2のタイ
ミングt7,t8を設定し、第2号機には第1のタイ
ミングt3,t4と第2のタイミングt9,t10、第3号
機には第1のタイミングt5,t6と第2のタイミン
グt11,t12を設定する。そして、ステツプM34
4にて号機を指定して、号機に合つた点検タイミ
ング信号をステツプM347で実際に作成するの
である。
この様に、タイミング制御することにより、エ
レベーター制御装置と各種報知機器の接続ミス
(例えば、ランタンのUPとDOWNの誤接続、そ
の他チヤイム等の号機間の誤接続など)を容易に
発見することができる。特に、入れ替えを明瞭に
判定できる。また、音色不良の号機を容易に判定
できる。
同時点検用スイツチM93などは操作のしやす
い乗り場やかご内や監視盤に取り付けても良い。
また、予め全号機(若しくは所定号機)同時に
点検を行なうように設定しておけば、同時点検ス
イツチM93を省くこともできる。
以上の説明では3台としたが何台でも良く、ホ
ール釦は1組しか図示しなかつたが一般には2組
以上が普通であり、時にはVIP呼びや特設呼び
釦、エレベーター複数台呼び寄せ釦などがあり、
これらの応答灯も点検エレベーターと同一階床の
ものは全て点検表示を行なう。
これにより釦を押さなくとも応答灯の点検がで
きるため、群管理をみだすことなく点検できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、各階毎に点検専用スイツチを
設ける等、特別な点検装置を設けることなく、安
価な装置により、報知装置の機能を効率よく点検
することができる。また、タイミング信号の間隔
が異なるので点検開始エレベーターがわかりやす
くなるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はエレベーターの各種報知器を示す説明
図、第2図は本考案の点検装置による点検方法の
概略を示す説明図、第3図ないし第9図は本考案
の一実施例を示し、第3図は1号機の制御回路
図、第4図は群管理制御回路図、第5図は号機マ
イコンの概略フローチヤート、第6図は信号動作
説明図、第7図は群管理マイコンの概略フローチ
ヤート、第8図は点検タイミング指令信号作成の
フローチヤート、第9図は点検タイミング指令信
号のタイムチヤートである。 2U,2D……応答灯、3U,3D……予報
灯、4……打音案内器、5,6……文字表示器、
7,8……音声案内器、9……かご位置表示器、
1CP……1号機制御装置、1CMC……マイコン
部、91……コンソール、92,93……テスト
スイツチ、MCP……群管理制御装置、MMC…
…マイコン部、M93……同時テストスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の階床に就役する複数のエレベーターと、
    群管理制御装置及び各エレベーター毎に設けられ
    た号機制御装置と、各階床のホールに設けられエ
    レベーターに関する複数の情報を報知する複数種
    類の報知装置とを備えたものにおいて、 複数のエレベーターの中から点検用エレベータ
    ーを指定する手段を設け、 前記群管理制御装置は、 指定された点検用エレベーターのかご位置より
    テストフロア階床を指定する信号を作成する手段
    と、 点検を行う報知装置の種類及び点検態様を特定
    するためのテストモードを指定する信号を作成す
    る手段と、 エレベーター毎に、一回目の点検を行う第1の
    タイミングを指定する信号及び点検を再開させる
    ための第2のタイミングを指定する信号を作成す
    る手段とを備え、 前記各号機制御装置は、 前記群管理制御装置で作成された各信号を入力
    して、指定されたテストフロア階床における特定
    種類の報知装置を特定態様にて前記第1のタイミ
    ングに応じて点検し、テストフロア階床における
    全エレベーター点検終了後、前記第2のタイミン
    グにて点検を再開させる手段を備えた ことを特徴とするエレベーター報知装置の制御装
    置。
JP18599482U 1982-12-10 1982-12-10 エレベ−タ−報知装置の点検装置 Granted JPS5991263U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18599482U JPS5991263U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 エレベ−タ−報知装置の点検装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP18599482U JPS5991263U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 エレベ−タ−報知装置の点検装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5991263U JPS5991263U (ja) 1984-06-20
JPS6312141Y2 true JPS6312141Y2 (ja) 1988-04-07

Family

ID=30401863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18599482U Granted JPS5991263U (ja) 1982-12-10 1982-12-10 エレベ−タ−報知装置の点検装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5991263U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101578A (en) * 1979-01-26 1980-08-02 Mitsubishi Electric Corp Elevator checking apparatus
JPS5750791A (en) * 1980-09-10 1982-03-25 Fujitec Kk Display lamp inspecting device

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JPS5991263U (ja) 1984-06-20

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