JPS63119689A - 抗生物質sk−2049およびその製造方法 - Google Patents

抗生物質sk−2049およびその製造方法

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JPS63119689A
JPS63119689A JP61265128A JP26512886A JPS63119689A JP S63119689 A JPS63119689 A JP S63119689A JP 61265128 A JP61265128 A JP 61265128A JP 26512886 A JP26512886 A JP 26512886A JP S63119689 A JPS63119689 A JP S63119689A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、V「親杭生物質SK−2049およびその製
造方法に関する。
従来の技術 生体内の葉酸代藺経路は、化学療法剤の効力の判断にと
って重要である。例えば、ジヒドロ葉酸還元#素を阻害
する能力を有するトリメンプリム、メントレキセートお
よびビリミサミンは、それぞれ抗菌剤、抗がん剤、抗1
ラリア剤として臨床上使用されている。また主要な抗が
ん剤の一つである5−フルオロウラシルは、生体内で5
−フルオロデオキシウリジル酸く変換され、チミジル酸
合成酵素を阻害することによって、抗がん活性を発現す
ることが知られている。チミジル酸合成#%素は、デオ
キシリボ核酸合成の律速酵素の一つであう、基質は、デ
オキシウリジル酸と5,10−メチレンテトラ上2口葉
酸である。この酵素は抗がん剤の主要な標的となってい
る。しかし葉酸代謝拮抗作用を有する抗生物質は従来知
られていない。本発明は、本発明者が見出した放線菌S
K−2049株の培養ろ液から単離した抗生物質が葉酸
代謝拮抗性を有し、各種チミジル酸合成酵素を阻害する
活性を有するという知見に基づくものである。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、新規葉酸代燵拮抗物質およびその製造
方法を提供することである。
本発明によって提供される抗生物質(本発明者によって
SK−2049と命名された)は次の理化学的性質を有
する。
(1)  元素分析値:炭素、水素、窒素、酸素からな
シ、リン、イオウ、ハロゲンは含1 ない。実施例で得られた本物質の元素 分析の例をあげると次に示すとおりで ある。
実測値(喝 C44,46,H5,52,N 16.2
8理論値(%)  CzsHsoNsOg・5H20と
してC44,38,H5,96,N 16,56(2)
  融点:196℃以上で分解する。
(3)  分子量:586゜FDマススペクトル分析に
おいて、609 (rrV/z 、 M” + Na)
、587(rrvZ 、 M++ 1  )のイオンビ
ークが観測される。
(4)  比旋光度:〔α〕2も一+24.o°(c 
= 0.25、Hlo) (5)紫外部吸収スペクトル:第1図のとおシである。
(6)  赤外線吸収スペクトル:第2図ノドおリテあ
る。
(7)  プロトン核磁気共鳴スペクトル(重水中で測
定):第3図のとおりである。
(8)溶剤に対する溶解性:アルカリ水溶液によく溶け
、水にはかなり溶けるが、メタ ノール、エタノール、アセトン、酢酸 エチル、クロロホルム、ベンゼン、ヘ キサン等の有機溶媒には溶は難い。
(9)塩基性、中性、酸性の区分二両性物質である。
(10)  物質の色:淡黄色。
(11)  Rf 値ニジリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(メルク社製、TLCアルミシート厚さ0.2龍、
キーゼルデル60F2δ4)を常法により行なったとき
のRf 値は 0.29である。検出にはUV検出器を用いた。
展開溶媒:n−プロ、eノール/水/アンモニア水(2
:1:0.06) (12)  ff1色反応:ライrンースミス反応に陽
性である。
以との理化学的性質より抗生物質SK−2049の分子
式は、CtsH3(IN@O@  であると推定される
本物質は\第1図に示す紫外部吸収スペクトルより還元
型プテリジン環の存在が示唆され、第2図に示す赤外線
吸収スペクトルよF)啄−j’frであることが示唯さ
れた。本物質を酸加水分解後、トリメチルシリシ化を行
ない、ガスクロマトグラフィー−質量分析計で分析した
結果、本物質はグルタミン酸2モルとパラアミ7安息香
酸1モルを含むことが明らかとなった。さらに400 
MHzプロトン核磁気共鳴スペクトル、カーホay −
t3i磁気共鳴スペクトル、マススJトル等による構造
解析の結果、本物質は次式で表わされる構造を有するこ
とがわかった。
(式中、G1とO8とは、そのいずれかにペプチド結合
されたグルタミン酸を表わす。) 抗生物質SK−2049の生物学的性質は次のとおυで
ある。
(1)  抗菌活性 8に−2049の100μ97111を浸漬させたペー
/q−ディスクによる阻止用の直径は第1表に示すとお
シである。抗生物質SK−2049は、制限量のブチロ
イン酸、葉酸、5−7オルミル葉酸の入った培地とでは
、エンテロコツカス・フェシウム(Enteroaco
eus faeeium)に対して抗菌活性を示したが
、多量に、ブチロイン酸、葉酸、5−フォルミル葉酸を
加えた培地や、チミジンの入った培地上では抗菌活性を
示さなかった。
第1表において用いた検定培地は次のとおりである。
a:デービス最少培地 す二葉酸定量用培地(日永) C:デ中ストロース・ツアペック培地 第1表 スタフィロコッカス・アウレウス    −     
  a(Sta h 1ocoeeu4 ;ureu;
)ATCo  6538P ミクロフッカス・ルテウス       −     
  1(Mierocoaeus  1uteus)A
TCo  9341 バチルス・ズブチリス(Bacillus    −a
aubtllis) PC:I  219エンテロコツ
カス・フェシウム    23.8     1)(E
nteroeoccus  fa@cium)11’0
 3181 マイコバクテリウム・スメグマチス   −     
  a(Mycobacterium smsgmat
lg)ATCC607 エシェリヒア・コリ(Esch@rich1m   −
1゜堅す1)NIHJ カンジダ・アルビカンス(Candida   −ca
lbloans)KF  1 アスペルギルス・ニガー        −C(幻上暫
工111us 恒エリ)KP−105ピリキユラリア・
オリザエ       −      。
(Piricularia vlμす)KF−180(
2)  チミジル酸合成酵素阻害活性エンテロコツカス
・フェシウム(nO fjepi■)、ノチルス・ズブチリス(mlsub%
111g、)およびマウス・エールリッヒ腹水がん細胞
より調製したチミジル酸合成酵素阻害活性を調べた」詰
果、 SK−2049はいずれの酵素をも阻害し、Kl
値は、それぞれ15,7 nM slo、9 nM 、
 75.2 nMであった。
(3)  急性毒性 マウスに対する急性毒性は、腹腔内投与200m9/に
?で認められなかった。
上記のSK−2049の理化学的性質、構造式および生
物学的性質を既知抗生物質のそれらと比較した結果、既
知抗生物質に該当するものがないので、SK−2049
は新規抗生物質であることがわかった。
本発明によシ提供される抗生物質SK−2049の製造
方法は、抗生物質SK−2049生産能力を有する放線
菌を培地に好気的に培養して、培養物中に抗生物質SK
−2049を蓄積させ、培養物からこれを採取すること
を特徴としている。
抗生物質SK−2049を生産するために用いる微生物
は、SK−2049を生産する能力を有する限りいずれ
の菌株も本発明の目的に用いることができる。実施例く
記載された菌株は、本発明の目的に用いることができる
。この菌株から自然的または人工的に誘導された変異株
も、 SK−2049の生産能力を有する限り、本発明
の目的に用いることができる。
実施例に記載された微生物5traln 8に−204
9は、本発明者によって高知県宿毛市の土壌から新たに
分離された放線菌で、1986年10月25に工業技術
院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第8987号とし
て寄託されている。その菌学的性状は次のとおシである
(1)  形態的性質 栄養菌糸は各種寒天培地上でよく発達し、分断が観察さ
れる。気菌糸の着生は非常に僅かである。胞子の着生は
認められない。
(ff)  各種培地上での性状 イー・ビー・シャーリング(E、B、 Shlrlin
g)とデー・ゴツトリーブ(D、 Gottll@b)
の方法(インターナシフナル・ジャーナル・オフ・クス
テイマテイツク・バクテリオロリー、16巻、313頁
、  1966年)によって調べた本生産菌の培養性状
を次表に示す。色調は標章色トシテ、カラー・ハーモニ
ー−マニュアル第4版(コンテナー・コーポレーション
・オフ・アメリカ・シカゴ、  1958年)を用いて
決定し、色票基とともに括弧内にセリフ−rを併記した
。以下は特記しない限り・27℃、2週間口の各培地に
おける観察の結果である。
培養性状 (I[D  生理学的諸性質 (1)  メラニン色素の生成 (イ)チロシン寒天        陰性(ロ) ペプ
トン・イースト鉄寒天  陰性←→ グルコース・ペプ
トン・ ゼラチン培地(21−23℃)  陰性に) トリプト
ン・イースト液   陰性(2)  チロシナーゼ反応
       陰性(3)硫化水素の生産      
  陰性(4)  硝酸塩の還元         陰
性(5)  ゼラチンの液化(2] −23℃)  陽
性(グルコース・ペプトン・ ゼラチン培地) (6)  スターチの加水分解      陽性(7)
脱脂乳の凝固(37℃)      陰性(8)脱脂乳
のペプトン化(37℃)   陽性(9)生育温度範囲
      15−3.7℃(]0)  炭素源の利用
性(プリーダム・ゴトリーブ寒天培地) 利用fる: D−fルコース、スクロース、メリピオー
ス、D−マンニト ール、D−7ラクトース、D− 中シロース やや利用する:ラフィノース 利用しない:L−アラビノース、1−イノシトール、ラ
ムノース、サ リシン、マンノース、セル口 −ス ンを含む。
以上の本菌の菌学的性状を要約すると次のとおりである
細胞壁のアミノ酸組成としてリジンを含み、気菌糸は僅
かしか着生せず、胞子の連鎖は観察されず、栄養菌糸は
分断を起こす。栄養菌糸はグレイ系あるいはイエロー系
の色調を呈する。
以とのように本菌は、細胞壁中にリジンを含み、栄養菌
糸の分断を起こすことから、レシエパリx (H,A、
 L*chevalisr)の分類(インターナショナ
ル・ジャーナル・オフ・システィマチイック・バクテリ
オロジー、20巻、435−443頁、1970年)に
よる細胞壁v1■あるいは■型に分類される放線菌であ
ると認められる。
本発明の方法において、抗生物質SK−2049を生産
する培地としては、微生物の培養に常用される炭素源、
窒素源、無機物等を含む各種の培地を使用することがで
きる。例えば培地の炭素源としては、ブrつ糖、麦芽糖
、乳糖、ショ糖、デンプン、デキストリン、オートミー
ル、グリセリン、水あめ、糖蜜などである。、着た窒素
源としては、大豆粉、コーンスチープリカー、綿実粉、
ペプトン、肉エキス、乾燥酵母、カゼイン加水分解物、
トマトペースト、アンモニウム塩、硝酸塩などである。
その他、必要に応じて炭酸カルシウム、塩化ナトリウム
、塩化カリウム、リン酸塩等の無機塩類を添加するほか
、菌の発育を助け、SK−2049の生産を促進するよ
うな有機および無機物を適当に添加することができる。
培養法としては、一般抗生物質生産の方法と同じく、液
体培養法、特に深部培養法が最も適している。培養は通
常、好気的条件下で行なわれ、通気攪拌培養が好適であ
る。培養温度およびptiは、微生物が発育し、SK−
2049を生産する範囲で適宜変更できるが、好ましい
温度は2〇−35℃であり、好せしいp t、Iは6−
8である。
培養時間は種々の条件によって異なるが、通常2−8日
程度で培養液中に蓄積されるSK−2049が最高力価
に達する。培養終了後、培養液からのSK−2049の
採取は、微生物の培養液より、前述の理化学的性質を有
する抗生物質を分離精製する公知の手段を単独または組
み合わせて行なうことができる。
抗生物質SK−2049は、主として培養物の液体部分
に存在し、前記の理化学的性質で示すように水溶性の両
性物質であるから、その抽出、精製にあたっては、アン
バーライトIR−120(米国、ローム・アンP・ハー
ス社製)、タフエックス50W(米国、ダウ・ケミカル
社製)等の陽イオン交換樹脂もしくはアンバーライトI
RA410 、 lR45、ダイヤイオンWA−30(
三菱化成!J4)等の陰イオン交換樹脂に吸着させ、こ
れを適当な酸、アルカリもしくは塩溶液を用いて溶出す
ることができる。あるいは、培養液を活性炭もしくはダ
イヤイオンHP 20等の吸着剤に吸着させ、含水アセ
トン、含水メタノール等の適当な含水有機溶剤を用いて
溶出することができる。
実用的な精製法の一例を示すと次のとおりである。例え
ば、培養ろ液をダイヤイオンWA−30〔OH′″〕を
充填したカラムを通過させて有効成分をイオン交換樹脂
に吸着させ、これを希塩酸で溶出する方法はSK−20
49の精製法として有効な手段である。このような方法
で得られたSK−2049の粗物質は、他のイオン交換
樹脂、セルロース、シリカゲル、アルミナ、セファデッ
クス(スエーデン国、ファルマシア・ファイン−ケミカ
ルス社製)およびトヨパール(東洋曹達工業製)等を使
用する公知の方法によシ、さらに純度を高めることがで
きる。こうして得られたSK−2049は、淡黄色の粉
末であり、その理化学的性質および構造式ならびに生物
学的性質は前述のとおシである。
抗生物質SK−2049の薬理学的に許容し得る塩は、
常法に従い作製することができる。例えばSK−204
9の水溶液に当量の水酸化ナトリウム溶液を加え、凍結
乾燥することにより、SK−2049のナトリウム塩を
取得できる。適当な塩の例としてナトリウム塩、カリウ
ム塩、リチウム塩、銅塩、マグネシウム塩、カルシウム
塩、亜鉛塩、ニッケル塩、マンガン塩、アンモニウム塩
、1−4級の低級アルキル塩、低級ハイげロキシルもし
くは低級アルケニルアンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩、
臭化水素酸塩、リン酸塩、過塩素酸塩、硝酸塩、酢酸塩
、プロピオン酸塩、クエン酸塩\酒石酸塩、モノクロル
酢酸塩等をあげることができる。
なお、生産される抗生物質SK−2049の検定の。
ために、例えば次の方法が用いられる。検定用培養基と
しては、葉酸定量用培地(日永製)にプロティン酸をl
ng/mj!添加した培地を用い、検定菌トしてi’i
 、エンテロフッカス・フェシウム(Enteroco
ccus fa@cium)を用い、公知のべ、l−デ
ィスク法により検定を行なう。
次に示す本発明の抗生物’X SK−2049の実施例
は本発明を限定するものではない。
の斜面培養(スラント)から1白金耳を種培地100 
rnlに接種し、27℃で3日間振どう培養後、1、O
OJ容ジナジャ−ファーメンタの培地701に2俤の割
合で接種し、27℃、3日間、通気ftl。
l7分、攪拌200 r、p、nl、  の条件で通気
攪拌培養を行なった。
1培地の組成は、グルコース0.1%、デンプン2.4
チ、ペプトン0.3チ、肉エキス0.3優、酵母エキス
0.5 % 、炭酸カルシウム0.4 %であり、本培
地の組成は、デキストリン2.0%、グルコース0.2
%、大豆粉1.5%、酵母エキス0.3%、炭酸カルシ
ウム0.3 % 、アデカノールLG−109(旭電化
製、消泡剤) 0.014 q6である。
いずれも使用的にpH7,、Oに調整後、121 ℃で
15分間滅菌した。
培養物701をシャープレス型遠心機で遠心分離しく 
10000 r、p、m、) 、培養J:澄と面体とに
分別した。ここで得られた上澄をセライト(米国、ジョ
ンズ・マンヴイル・プロダクツ社製)をろ過助剤として
用いろ過した。この培養ろ液を、弱塩基性の陰イオン交
換樹脂ダイヤイオン〜VA−30(OH−:]を充填し
たカラム(7,57)を通過させ、有効成分を吸着させ
た。ついで水601で洗浄した後、0.5規定塩酸で溶
出させ、llずつ分画した。活性画分(Nn26−42
)を集めて、合成吸着剤ダイヤイオンHP−20のカラ
ム(1,21)に有効成分を吸着させた。水251で洗
浄後、50チメタノールで溶出したところ、活性はメタ
ノール溶液の1.2−1.7ノに認められた。活性画分
を集め、減圧濃縮後、弱酸性陰イオン交換樹脂アンバー
ライトrRc−so (NH4+〕のカラム(400m
)を通過させた。カラムを水洗し、通過液230Mと水
洗液600コとをあわせて、強酸性陽イオン交換樹脂ア
ンバーライトIR−120〔H+〕のカラム(Il)に
吸着させた。カラムを水4ノで洗浄した後、0.5規定
アンモニア水で溶出し、活性画分(溶出液の3.7−4
.61 )を集め、減圧下400 mまで濃縮した。濃
縮液をn−ブタノール5001で洗浄後、さらに減圧下
濃縮後、凍結乾燥して粗粉末3.5 Ilを得た。この
粗粉末を少量の水に溶解後、バイオデルP−4(米国、
パイオラツr社製)カラム(28,1φm窟X 560
 fil )を用いてゲルろ過を行なった。展開溶媒は
精製水を用い、流出液を各5−ずつ分取した。活性画分
m4O−55を集め、減圧下濃縮乾固した。このものを
0.02 −1lニルの2−メルカプトエタノールを含
む0.01  モルのリン酸カリウム緩衝液(pH6,
0)に溶解し、あらかじめ同じ緩衝液で平衡された弱塩
基塩陰イオン交換体DEAE−セファデックス人−25
のカラム(16φMs X 60011 )にかけた。
展開溶媒として0.02モルの2−メルカプトエタノー
ルを含むリン酸カリウム緩衝g(pH6,0)を用い、
リン酸カリウム濃度を0.01モルから0.8モルまで
直線的に上昇させた。溶出液を各15mずつ分画した。
活性画分醜120から127を集め、次にダイヤイオン
I−IP −20カラム(29φffllX90m鳳)
を用いて脱塩した。このものを濃縮後、凍結乾燥した。
ここで得られた粗粉末を、分取用高速液体クロマトグラ
フィー(日本分光1!!りを用いて精製した。
溶媒として0.01規定のギ酸を含むOから20%メタ
ノールを用い、40分間、直線的に濃度勾配−一をかけ
た。流速は6m1Z分で行なった。溶出時間34分に現
われる単一のピークを集め、減圧下濃縮し、凍結乾燥す
ることにより、抗生物質SK−2049の淡黄色粉末7
■を得た。本物質の物性は前記のとおりであった。
発明の効果 本発明は新規葉酸代謝拮抗性抗生物質SK−2049お
よびその製造法を提供する。本物質は抗菌剤、抗がん剤
、抗マラリア剤として有用であることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質SK−2049の0.01規定の塩酸
水、水および0.01規定のアンモニア水中で測定した
紫外部吸収スペクトルである。 第2図は抗生物質SK−2049の臭化カリウム銑中で
測定した赤外線吸収スペクトルである。 第3図は抗生物質SK−2049の重水中で測定したプ
ロトン核磁気共鳴スペクトルである。 1]

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式で表わされる抗生物質SK−2049および
    その薬理学的に許容し得る塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、G_1とG_5とは、そのいずれかにペプチド
    結合されたグルタミン酸を表わす。)
  2. (2)次式で表わされる抗生物質SK−2049を生産
    する能力を有する放線菌を培地に好気的に培養し、培養
    物中に抗生物質SK−2049を蓄積させ、培養物から
    これを採取することを特徴とする、抗生物質SK−20
    49の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、G_1とG_5とは、そのいずれかにペプチド
    結合されたグルタミン酸を表わす。)
  3. (3)微生物が放線菌StrainSK−2049(微
    工研菌寄第8987号)またはその変異株である、特許
    請求の範囲第2項記載の方法。
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