JPS63117587A - 色信号自動位相制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＰＡＬ方弐におけるたとえばＶＴＲ（ビデ
オ・テープ・レコーダ）などの磁気記録再生装置に用い
られ、より安定な色信号位相制御ができるようにした色
信号自動位相制御回路に関する。

〔従来の技術〕

ＰＡＬ方式搬送色信号から抜き出したカラーバースト信
号と基準周波数信号との位相差を誤差電圧として検出し
、この誤差電圧に基づき搬送色信号の位相および周波数
の乱れを補正する色信号自動位相制御（以下ＡＰＣとい
う）回路について、以下に従来技術を説明する。

第５図に示すのは、ＶＴＲにおける再生系の色信号ＡＰ
Ｃｌ路構成の一例である。この第４図において、再生時
の色信号位相制御とは、水晶発振器３からの周波数ｆ０
の基準周波数信号ｆ（搬送色信号と同一の周波数で発振
）を側周波数変換器２と位相比較回路５に送り、周波ｆ
ｆｆａ±Δｆの低域変換色信号ａは主周波数変換器１で
周波数変換して、周波数ｆ、ｃの再生搬送色信号すを主
周波数変換器１から出力する。

この再生搬送色信号すはバースト抜き取り回路４でカラ
ーバースト信号Ｃを抜き取り、このカラーバーストａ号
Ｃを位相比較回路５に送る。

この位相比較回路５では、基準周波数信号ｆとカラーバ
ースト信号Ｃとの位相比較を行い、その位相差に相当す
る誤差電圧ｄを電圧制御発振器６（電圧ｅも加えられて
いる）に印加して、この電圧制御発揚器６の発掘周波数
を制御し、この電圧制御発振器６の発振周波数を分局器
７で分周してｆ、±Δｆの周波数の出力りを側周波数変
換器２に加え、側周波数変換器２の出力ｇの周波数をｆ
、＋ｆ、ｃ±Δｆに変換して主周波数変換器１に加え、
再生搬送色信号すのカラーバースト信号Ｃとを位相比較
し、その位相差に相当する誤差電圧ｄにより、電圧制御
発振器６の発振周波数を制御し、結局、再生搬送色信号
のカラーバースト信号をその周波数および位相ともに、
前記基準周波数信号ｆに一致させるように制御がかかる
ものである。

なお、位相比較回路５には、誤差′電圧用のフィルタ１
１が接続されており、コンデンサＣ１，Ｃ２、抵抗Ｒ１
とにより構成されている。

ここで、第５図の要部についてさらに詳しく動作を説明
する。Ｖ　Ｔ　’Ｈにおける映像信号の記録・再生には
機械的手段が介在するため、再生された低域変換色信号
ａは一般に、その周波数および位相は大きく乱れており
、い１、この周波数をｆ、±Δｆとする（Δｆは変動分
）と、ＡＰＣの制御なしで、周波数変換されたのでは、
再生搬送色信号すは、変動分を含みｆ０乎Δｆとなって
しまう（復号同順）。

この変動分をキャンセルし、常に水晶発振器３の出力の
基準周波数信号ｆの周波数ｆｌｌｅおよび位相に合わせ
るように、位相比較器５、電圧制御発振器６、および主
周波数変換器１、側周波数変換器２などによってループ
が形成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、ＰＡＬ方式の場合、カラーバースト信号Ｃは第
６図（ａ）、第６図（ｂ）のベクトル図に示すように、
ＮＴＳＣ方式と異なり、一定の位相ではなく、ｌ水平走
査毎に１３５°と一１３５°（すなわち２２５°）とが
交互に現れており、−万、基準周波数信号ｆＨ一定の位
相であるから、前述の位相制御されると、基準周波数信
号ｆ（位相は一１８０°）に対してカラーバースト信号
Ｃは相対的に±４５゜の角度にあり、両者の角度が一致
するＮＴＳＣ方上 式に比べて、ＡＰＣの検波感度が１に低下するだけでな
く、その時定数（フィルタ１１の時定数）を１ライン毎
に交番するカラーバースト信号Ｃの位相に追随しないよ
う十分大きな値に設定せねばならないという問題点があ
った。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、常に基準周波数信号とカラーバースト信号の両者
が一致し得る角度関係で位相比較ができ、位相比較回路
の時定数をより安定な色信号位相制御が得られるように
、最適値に設定できる色信号自動位相制御回路を得るこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る色信号自動位相制御回路は、２種類のカ
ラーバースト信号と同様に１互いに９０゜の位相差を持
つ２種類の基準周波数信号を発生する手段と、この２種
の基準周波数を１ライン毎に切りかえて、これを位相比
較器用の基準周波数信号として出力する第２の手段とを
設けたものでちる。

〔作用〕

この発明においては、第１の手段で得られた互いに９０
″の位相差をもつ２ａｌ類の基準周波数信号を第２の手
段で１ライン毎に交互に切り換え、ＰＡＬ方式のカラー
バースト信号の位相との合わせ込みが各ラインとも一致
させ得る関係で位相比較し、記録・再生の過程で発生し
た色信号の位相変動成分を抑制する。

〔実施例〕

以下、この発明の色信号自動位相制御回路の実施例につ
いて説明する。第１図はその一実施例の構成を示すグロ
ック図である。この第１図は〔従米の技術〕の欄で述べ
たものと同様にＶＴＲＫおける再生系の色信号位相制御
の回路構成の一例である。この第１図において、第５図
の従来技術と異なる点は位相比較回路５に供給される基
準周波数信号ｊと位相比較回路５に付加される誤差電圧
検波用のフィルタ【２の抵抗とコンデンサの値である。

まず、基準周波数信号ｊｆ′ｉ、水晶発振器１の出力ｆ
とそれを９０°移相器８により２　＋　ｎπ（ｎ：任意
の整数）だけ移相させた出力信号ｉとをフリラグフロッ
グ回路１０（以下、ＦＦという）の出力ｌのタイミング
で制御されるスイッチ回路９により、ｌライン毎に交互
に出力させたものである。

すなわち、水晶発振器３の出力信号ｆは側周波数変換器
２に出力するとともに９０°移相器８およびスイッチ回
路９にも出力するようＫなっており、また、スイッチ回
路９には９０″移相器８の出力信号ｉも入力するように
なっている。

一方、ＦＦｌ０には水平同期信号ｋが入力され、ＦＦＬ
Ｏは１ライン毎に出力ｌによシスイッチ回路９を切り換
えて、水晶発振器３の出力信号ｆと９０°移相器８の出
力信号ｉ全燐り換えて基準周波数信号ｊを位相比較回路
８に入力するようにしている。

また、この位相比較回路５に接続されるフィルタ１２は
コンデンサＣ３，Ｃ４、抵抗Ｒ２により構成され、フィ
ルタ１２の回路構成自体は第５図のフィルタ１１と同様
であるが、その時定数が異なって第５図のフィルタ［１
のコンデンサＣＩ。

Ｃ２、抵抗Ｒ１よりも小さい値が選定されている。

その他の部分は第５図と同様でおる。

一方、第２図（ａ）、第２図（ｂ）はスイッチ回路９か
ら出力される基準周波数信号ｊとカラーバースト信号Ｃ
との位相制御がかかった状態での、位相関係を示したベ
クトル図でめる。

この第２図（ａ）、第２図（ｂ）に示すように基準周波
数信号ｊとして、互いに９０°だけ位相の異なる信号を
１ライン毎にＦＦＬＯの出力ｌでスイッチ回路９を切り
換えて位相比較回路５に供給することにより、ｎライン
でもｎ＋１ラインでも、カラーバースト信号Ｃと、同位
相に合わせ込むことが可能であることは明らかである。

このスイッチ回路９を切り換えるＦＦｌ０はたとえば、
Ｔ−ＦＦなどが使用され、それに入力される水平同期信
号には第３図（ａ）に示されており、この水平同期信号
ｋに対応してＦＦＬＯから出力される出力ｌ！は第３図
（ｂ）のようになっている。

また、位相比較回路５に付加される誤差電圧検波用のフ
ィルタ１２のコンデンサＣ３，Ｃ４、抵抗２の値は、前
述の通り、第５図のフィルタ１１のコンデンサＣ１，Ｃ
２、抵抗Ｒ２よりも小さい値を選定することが可能にな
り、その最適の値の抵抗Ｒ２、コンデンサＣ３，Ｃ４に
より、より安定に色信号の位相制御が可能になシ、結局
、再生色信号の位相性のＳ／Ｎを向上させることができ
る。

なお、上記実施例では、カラーバースト信号６と基準周
波数信号ｊとの位相差を誤差電圧として検出し、誤差電
圧ｄに基づき搬送色信号の位相および周波数の乱れを補
正する場合について述べてきたが、逆に、誤差電圧ｄに
基づき電圧制御水晶発掘器の位相・周波数を補正する（
このとき基準信号はカラーバースト信号となる）場合に
ついても、第４図に示すように、同様の方式を構成する
ことが可能である。

すなわち、第４図において、位相比較回路５から出力さ
れる誤差電圧ｄｔｌ−電圧制御水晶発振器［３に加え、
この誤差電圧ｄに基づき電圧制御発振器１３の発振周波
数を制御し、電圧制御水晶発振器１３の出力全９０°移
相器８およびスイッチ回路９に加える。スイッチ回路９
には９０°移相器ｇの出力も入力されている。

この電圧制御水晶発掘器１３の発振周波数、位相を誤差
電圧ｄで変え、この電圧制御水晶発振器【３の出力の位
相を９０°移相器８で９０°移相し、９０°移相器８の
出力と電圧制御水晶発振器１３の出力を１ライン毎にＦ
Ｆｌ０の出力ｌでスイッチ回路９金切り換えて位相比較
回路５に電圧制御水晶発振器１３まｆｃは９０°移相器
８の出力を加える。

その他の部分は第１図と同様である。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、２種類の基準周波数信
号を１ライン毎に切り換え、ＰＡＬ方式の力２−バース
ト信号の位相との合わせ込みが各ラインと一致させて位
相比較を行うようＫしたので、記録・再生の過程で発生
した色信号の位相変動成分を抑えることができ、したが
って、よシ安定した再生色信号を生成できるとともに、
誤差電圧検出用のフィルタの構成素子の値も小さく選定
できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の色信号自動位相制御回路の一笑流側
のブロック図、第２図（ａ）、第２図（ｂ）はそれぞれ
同上色信号自動位相制御回路の動作を説明するためのカ
ラーバースト信号と基準周波数信号との位相関係を示す
図、第３図は同上色信号自動制御回路におけるフリラグ
・フロッグ回路における入出力信号を示す図、第４図は
この発明の色信号自動位相制御回路の他の実施例のブロ
ック図、第５図は従来の色信号自動位相制御回路のブロ
ック図、第６図（ａ）、第６図（ｂ）はそれぞれ第５図
の色信号自動位相制御回路のカラーバースト信号と基準
周波数信号との位相関係を示す図である。 １・・・主周波数変換器、２・・・側周波数変換器、３
・・・水晶発振器、４・・・バースト抜き取シ回路、５
・・・位相比較回路、６・・・電圧制御発振器、８・・
・９０＠移相器、９・・・スイッチ回路、１０・・・フ
リラグ・フロッグ回路、１２・・・フィルタ、１３・・
・電圧制御水晶発振器。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示すＯ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＰＡＬ方式搬送色信号からカラーバースト信号を
   抽出するバースト抜き取り回路、基準周波数信号または
   カラーバースト信号に対する信号を発生する水晶発振手
   段からの信号とその９０°シフトした９０°移相信号と
   を一定時間間隔毎に切り換える切換手段、この切換手段
   で切り換えた上記水晶発振手段の信号または９０°移相
   信号と上記カラーバースト信号との位相差より誤差電圧
   を発生してこの誤差電圧に基づき上記搬送色信号を補正
   するかまたは上記水晶発振手段の信号の周波数を補正さ
   せる位相比較回路を備えてなる色信号自動位相制御回路
   。
2. （２）基準周波数信号の移相のタイミングおよび角度は
   、カラー・バースト信号の位相に対応したものであるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の色信号自動
   位相制御回路。