JPS63116667A - 酒精入り調味料の速醸方法 - Google Patents

酒精入り調味料の速醸方法

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JPS63116667A
JPS63116667A JP61261184A JP26118486A JPS63116667A JP S63116667 A JPS63116667 A JP S63116667A JP 61261184 A JP61261184 A JP 61261184A JP 26118486 A JP26118486 A JP 26118486A JP S63116667 A JPS63116667 A JP S63116667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sugar
starch
alcohol
saccharification
enzyme
Prior art date
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Pending
Application number
JP61261184A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Togo
東郷 保
Soji Onishi
大西 壮司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KING JOZO KK
Original Assignee
KING JOZO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (従来の技術) 味醗は、米麹酵素の糖化力及び蛋白分解力を利用した伝
統的な酒精入り調味料及び混成酒精飲料である。近来、
この味酬の独特の調味効果が見直され、需要が急増して
きているが、何分原料の焼酎に蒸煮籾米及び米麹を仕込
んでから糖化−熟成が完了するまでに2ケ月近くもかか
るため、生産性を」―げるのが難かしい。
近年に至り、米麹の代りにトランスグルコシダーゼ、グ
ルコアミラーゼ及び酸性プロテアーゼを用いることが提
案されているが(特公昭56−14824、8号公報参
照)、その実施例によれば仕込みから搾りまでに37日
を要しているので、充分生産性が向」−シたとは云えな
い。また別の提案として、積木にα−アミラーゼを作用
させる提案もあるが(特公昭57−39G24号公報参
照)、この場合でも最初の液化から熟成の終了に至るま
での所要期間は約2週間であって、やはり相当の期間を
必要とする。しかも、この場合の原料はアミロペクチン
の少ない積木であるから、その風味が本来の味醗と多少
相違したものとなるのはやむな得ない。
(発明の目的) 本発明は、液化工程と糖化・熟成工程とを別々に実施す
ると共に、糖化−熟成工程を酵素と米麹と併用して行な
うことによって、仕込みから1−槽までの所要時間を4
88時間程に短縮しうる画期的な酒精入り調味料の速醸
手段を提供するのを目的とする。
(目的達成のための手段) 本発明の酒精入り調味料の速醸方法は、以上の目的を達
成せんがため、糯米末に澱粉液化酵素を作用させて液化
させた後、液化物に液糖及びアルコールを加え、更に、
混合物に蛋白分解酵素、トランスグルコシダーゼ及び糖
化型アミラーゼ並びに米麹を経時的に作用させ、糖化・
熟成することを特徴とする。即ち、本発明は、上で触れ
たよう分解酵素、トランスグルコシダーゼ及び糖化型ア
ミラーゼからなる酵素と米麹と併用して経時的に行なう
こと特徴とするものである。
八 本発明に係る新規な工程を説明する第1図を参照して、
原料である澱粉液化酵素が反応槽に仕込まれる。この際
、酵素としては液化型アミラーゼを使用するのが望まし
い。酵素の使用量は、原料糯米末に対し01%程度又は
それ以下でよい。この際、酵素の倍量程度の塩化カルシ
ウムを添加すると、酵素の活性が確実に維持される。ま
た、更に少縫の味醗粕を添加しておくと、製品の風味が
向上する。
以」―の原料は、最初40℃近辺の温度で2時間程度撹
拌■される。この撹拌により、糯米末は次第に膨潤して
糊化するので、粘度が徐々に増大す翫る。しかしこの温
度では未だ酵素は充分に作用せず、従って粘度の低下は
起こらない。
次いで、温度を昇温■させ、70’O付近の温度に維持
■すると、液化が進み、粘度が低下してシャプシャブの
状態となる。
その後、液温を」1昇■させて酵素の失活温度である9
5℃付近まで加熱し、同温度に維持■した後、放冷して
液温を約35℃まで下降させる。昇温開始から35℃ま
で放冷するのに必要な所用時間は普通2時間以上24時
間以内である。
液温が35℃まで低下すれば、アルコール、蛋白分解酵
素、トランスグルコシダーゼ及び糖化型アミラーゼを加
え■、糖化熟成反応を行わせる。
この工程において、原液中のマルトースは、トランスグ
ルコシダーゼにより、イソマルトース、マルトトリオー
ス、パノース、イソマル)・テトラオース、エチル−α
−D−グリコシドなどの味醗の風味に関係する非醗酵性
糖に変化させる。また糖化型アミラーゼは、主として未
分解の澱粉及びそのフラグメントを分解してグルコース
に変化さ乞 せる。更に蛋白分解酵素は、米蛋白ペプチド乃至八 アミノ酸(グルタミン酸、アルギニン、ロイシン、バリ
ン等)に分解させ、このアミノ酸は更に糖類とメイラー
ド反応を起こして生成物に微妙な風味を与える作用をす
る。これら酵素の添加量は、原料糯米末に対し、それぞ
れ018%、0、12%、0,3%程度がよい。なお、
この糖化反応の所要時間は、35℃で166時間程であ
る。
次いで、反応液に粗砕した米麹を添加■する。この米麹
は風味の醸成に必要なものであるが、糖化工程の際添加
すると、酵素により生成した非醗酵性糖が分解されてし
まうので、経時的に添加されるのが望ましい。
以上の熟成は米麹の添加から244時間程で完了するの
で、圧搾濾過■後、煮切り■を行なって、蛋白を沈殿さ
せ、清澄な酒精入り調味料製品[相]とする。原料の仕
込みから熟成の完了までの全期間は最短僅か2日間であ
るが、製品の品質は、約2ケ月をかけて生産された従来
の味醗と変らない。
(作用) 本発明によれば、従来約2ケ月を要した味醗の醸造期間
を488時間程に短縮しうるので、味酬等、酒精入り調
味料の生産性を大幅に向上させることができる。
(実施例) 以下、実施例を掲げ発明実施の例を説明するが、例示は
勿論説明用のものであって、発明思想の限定を意図した
ものではない。
糯米末100kg、水160文、α−アミラーゼ100
g、塩化カルシウムニ水塩200g、蒸煮味醗粕2.5
 kgを容量500文の反応槽に仕込み、液温な40’
Cに保って2時間攪拌した。
次いで、液温を15分かけて70’0まで1−■させ、
20分間同温度に保った後、Ffび液温を10分間かけ
て95°C迄上げ、5分間同温度に保持した後、放冷し
た。
液温度が35℃迄低下しとき58°Cアルコール127
!:L、トランスグルコシダーゼ180g、糖化型アミ
ラーゼ120g、プロテアーゼ300g及び液糖240
に、を加え、同温度で16時間攪拌した。ここまでの全
所要時間は約24時間であった。引き続き米麹20kg
を加え、液温を同温度に保持したまま更に24時間攪拌
を継続し、醸造を終えた。
得られたもろみを圧搾機で搾し、得られた液状物を95
°Cで10分間加熱して煮切りし、放冷後、逢心寸濾過
することにより、酒精入り調味料製品4.50klを得
た。官能検査の結果、木製品の品質は従来の伝統製法に
よる味醗と殆ど同様であった。
以上の醸造工程中におけるもろみ成分の分析結果は下表
−1の通りであった。
表−1 (発明の効果) 以上、説明した通り、本発明は、仕込みから」−槽まで
の所要時間を48時間程度に短縮しうる画う 期的な酒精入り調味料の速醸手段を提供しるがら、味酬
その他、酒精入り調味料の生産性を大幅に改善しうるこ
とを通じて関連産業及び民生に寄グーしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明速醸工程の概略を示す図である。説明
は図面中付記(時間軸は不等長)。 1、事件の表示 昭和61年特許願第261184号 2、発明の名称 酒精入り調味料の速醸方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住  所 兵庫県加古郡稲美町蛸草321名  称 キ
ング醸造株式会社 代表者 大西 猪太部 4、代理人 住  所 大阪市淀用区東三国1−32−12昭和62
年1月27日(発送旧 6、補正により増加する発明の数  07、補正の対象 ■ 代理権を証明する書面 9、添付書類の目録

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)糯米末に澱粉液化酵素を作用させて液化させた後
    、液化物に糖及びアルコールを加え、更に、混合物に蛋
    白分解酵素、トランスグルコシダーゼ及び糖化型アミラ
    ーゼ並びに米麹を経時的に作用させ、糖化・熟成するこ
    とを特徴とする酒精入り調味料の速醸方法。
  2. (2)澱粉液化酵素の安定剤として塩化カルシウムを併
    用する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)澱粉の液化に際し、味醂粕を存在させる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)糖が液糖である特許請求の範囲第1項記載の方法
JP61261184A 1986-11-01 1986-11-01 酒精入り調味料の速醸方法 Pending JPS63116667A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239415A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Showa Sangyo Co Ltd 風味向上剤
JP2017085992A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 キッコーマン株式会社 酵素分解調味料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59232066A (ja) * 1983-06-10 1984-12-26 Takara Shuzo Co Ltd 調味料の製造法

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