JPS63113192A

JPS63113192A - ギアポンプ

Info

Publication number: JPS63113192A
Application number: JP25971686A
Authority: JP
Inventors: Naoya Morozumi; 尚哉両角; Shigemi Nagatomo; 長友　繁美; Kanji Sakata; 坂田　寛二
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-10-31
Filing date: 1986-10-31
Publication date: 1988-05-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はギアポンプに係り、磁気カップリング装置を用
いてモータの回転をポンプ機構に伝達するギアポンプに
関する。

（従来の技術）ギアポンプの一種に内歯式と呼ばれる方式のものが知ら
れている。これはアウターギアと、その内側にアウター
ギアに対して所定量だけ偏心させて設けられたインナー
ギアとでポンプ機構を構成し、アウターギアにモータの
回転を伝達するようにしたものである。

このようなギアポンプではポンプ機構とモータとの連結
部のシールを完全に行なうことが難しいため、例えば冷
媒を循環させる系のように完壁なシール性能が要求され
る場合には、モータの回転を磁気カップリング装置を介
してポンプ機構に伝達する構成をとることが望ましい。

このような磁気カップリング装置を用いたギアポンプの
構造としては、まずモータの回転を磁気カップリング装
置における主動マグネットに伝達し、この主動マグネッ
トの回転に伴なう従動マグネットの回転をポンプ機構に
おけるアウターマグネットに伝達する、という構造がま
ず考えられる。

すなわち、磁気カップリング装置をポンプ機構とは独立
に構成し、磁気カップリング装置における従動マグネッ
トを支持したヨークと、ポンプ機構におけるインナーギ
アとをシャフトで連結する。

このようなギアポンプの構造は、本出願人によって既に
出願された特願昭６０−２５０４８５号公報「回転式ポ
ンプ」にも記載されている。

しかしながら、このような構造のギアポンプでは磁気カ
ップリング装置とポンプ機構とを連結するシャフトおよ
びその軸受が必要である。また、従動マグネットの回転
をシャフトに伝達する手段として従動マグネットを支持
するヨークも必要となる。これらのことからポンプの全
体寸法、特に軸方向の寸法が大きくなり、また従量も増
大する。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の内歯式ギアポンプ、特に磁気カップリ
ング装置を用いてモータの回転をポンプ機構に伝達する
構造のギアポンプでは、ポンプが大型化し、重量も大き
いという問題があった。

本発明は磁気カップリング装置とポンプ機構との連結ｖ
４造を改良し、小型・軽量のギアポンプを提供すること
を目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明は内歯式のポンプ機構におけるアウターギアに磁
気カップリング装置の従動マグネットを設け、該従動マ
グネットに非磁性隔壁を介して主動マグネットを対向さ
せて設け、この磁気カップリング装置の主動マグネット
にモータの出力軸を連結させたものである。主動マグネ
ットはアウターギアと別個に形成され、一体化されてい
てもよいし、アウターギアにマグネットを使用すること
により、両者が最初から一体に形成されていてもよい。

（作用）本発明に係るギアポンプでは、磁気カップリング装置に
おいてモータの回転が伝達される主動マグネットの回転
に伴なう従動マグネットの回転は、シャフトやヨークを
介さずに直接ギア機構におけるインナーギアに伝達され
る。従って、ポンプの小型・軽量化の妨げとなっていた
シャフトやその軸受が不要となる。また、磁気カップリ
ング装置における主動マグネットと従動マグネットと。

の間に介在された隔壁によってモータとポンプ機構とが
隔離され、良好なシール作用が得られる。

（実施例）第１図は本発明の一実施例に係るギアポンプの構成を示
す縦断面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う横
断面図である。

モータ１の上部に円筒状のポンプ取付は枠２が固定され
、この取付は枠２に内歯式のポンプ機構および磁気カッ
プリング装置が取付けられている。

ポンプｉ構はこの例ではトロコイドギアからなるアウタ
ーギア３およびインナーギア４を主体として構成され、
インナーギア４は第２図に示すようにアウターギア３に
対して偏心した状態で噛合っている。

インナーギア４は、有底円筒状の非磁性材料からなる密
閉ケース５の底部および上部プレート７の下面に互いに
対向して設けられた円柱状突起部６．８によって、回転
可能に上下両端がそれぞれ支持されている。また、アウ
ターギア３の外周部はＷ！閏ケース５の円ｒｌｊ部の内
周部に摺接している。

なお、密閉ケース５はポンプ取付は枠２の開口部を塞ぐ
ように設けられている。上部プレート７はアウターギア
３およびインナーギア４を適度なりリアランスをもって
軸方向に押えるように、密閉ケース５にねじ止め等の手
段により固定されている。

上部プレート７には吸込みボート９および吸込みｖｌｏ
と、吐出室１１および吐出ボート１２が設けられている
。吸込みボート９と吐出ボート１２は、この例では水平
方向に伸びているが、垂直方向に伸びていてもよい。

モータ１の出力軸１３には、キー１４によって出力＠１
３に対して回転しないように、密閉ケース５の外周面お
よび下面を取囲む形でヨーク１５が固定されている。こ
のヨーク１５の密閉ケース５外周面に対向する内周面に
、磁気カップリング８Ｈの一部である円筒状の主動マグ
ネット（アウターマグネット）１６が固定されている。

そして、磁気カップリング装置の他の一部である従動マ
グネット（インナーマグネット）１７は同様に円筒状に
形成され、ポンプ機構におけるアウターギア３の外周部
のアウターマグネット１６と対向する位置に固定されて
いる。主動マグネット１６および従動マグネット１７は
第２図に示すように、円周方向と直交する方向にＳＮ両
磁極を有し、円周方向にスペーサ１８．１９をそれぞれ
介して複数個配列されている。

このように構成されたギアポンプにおいて、モータ１の
出力軸１３が回転すると、ヨーク１５と共に主動マグネ
ット１６が回転する。主動マグネット１６が回転すると
、これと密閉ケース（非磁性隔壁）５を介して対向する
ことにより磁気的に結合している従動マグネット１７に
回転が伝達される。これによりポンプ機構におけるアウ
ターギア３が従動マグネット１７と一体に回転する。ア
ウターギア３が回転すると、これと噛合っているインナ
ーギア４が回転する。

こうしてアウターギア３およびインナーギア４が互いに
噛合いつつ回転すると、両ギア３．４間の空間部が回転
方向に順次移動することにより、吸込みボート９から吸
込み室１０内に冷媒等の液体が吸込まれた後、該空間部
の回転によって吐出室１１へ移送され、吐出室１１から
吐出ボート１２を通して外部へ吐出される。すなわち、
ポンプ作用が得られる。

上記構成によれば、磁気カップリング装置における従動
マグネット１７がポンプ機構におけるアウターギア３に
固定されているため、従動マグネットをヨークを介して
シャフトの一端側に固定し、シャフトの他端側をインナ
ーギアに固定して従動マグネットの回転をインナーギア
に伝達する構造に比べてシャフトが不要となり、またそ
のシャフトを支持する軸受も不要となる。従って、特に
軸方向の寸法が短縮されることによりポンプが小型化し
、同時に軽量化も図られる。

また、液体が通過するポンプ機構とモータ１とは密閉ケ
ース５を隔壁として分離されているため、液体がモータ
１側に浸入することはない。

第３図は本発明の他の実施例に係るギアポンプの縦断面
図である。同実施例は主動マグネット１６および従動マ
グネット１７を同一径のリング状として、軸方向で互い
に対向させて配置した点が先の実施例と異なる。また、
これに伴ない密閉ケース５およびヨーク１５の形状も単
なる円板状としている。主動マグネット１６および従動
マグネット１７は先と同様に、いずれも円周方向におい
て複数個に分割され、その相互間にスペーサを介在させ
ている。なお、ポンプ取付は枠２とアウターギア３の外
周面との間には、シリンダ２０が挿入されている。

この実施例の場合、先の実施例と比較して主動マグネッ
ト１６と従動マグネット１７との引合う方向が異なるだ
けで、磁気カップリング装置としての基本的な作用は同
じである。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えばポンプ機構におけるアウターギアそのものを主動
マグネットと引合う関係に着磁させたマグネットにより
形成することにより、アウターギアと従動マグネットと
を一体化してもよい。

その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することが可能である。

［発明の効果］本発明に係るギアポンプは、軸方向の寸法が縮小するこ
とにより小型化され、また部品点数の減少により軽量化
も達成されるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るギアポンプの縦断面図
、第２図は同ギアポンプのＡ−Ａ線に沿う横断面図、第
３図は本発明の他の実施例に係るギアポンプの縦断面図
である。１・・・モータ、２・・・ポンプ取付は枠、３・・・ア
ウターギア、４・・・インナーギア、５・・・密閉ケー
ス（非磁性隔壁）、６・・・円筒状突起部、７・・・上
部プレート、８・・・円筒状突起部、９・・・吸込みボ
ート、１０・・・吸込み室、１１・・・吐出室、１２・
・・吐出ボート、１ム・・・モータ出力軸、１４・・・
キー、１５・・・ヨ−八１６−・・主動マグネット（ア
ウターマグネット）、１７・・・従動マグネット（イン
ナーマグネット）、１８．１９・・・スペーサ、２０・
・・シ１ノンダ。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）アウターギアおよびインナーギアを有し、これら
のギアの回転によりポンプ作用を行なうポンプ機構と、
このポンプ機構のアウターギアに設けられた従動マグネ
ットおよび該従動マグネットと非磁性隔壁を介して対向
する主動マグネットを有する磁気カップリング装置と、
この磁気カップリング装置の主動マグネットに出力軸が
連結されたモータとを備えたことを特徴とするギアポン
プ。
（２）従動マグネットがアウターギアと一体に形成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のギ
アポンプ。